JP2934395B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2934395B2
JP2934395B2 JP7112349A JP11234995A JP2934395B2 JP 2934395 B2 JP2934395 B2 JP 2934395B2 JP 7112349 A JP7112349 A JP 7112349A JP 11234995 A JP11234995 A JP 11234995A JP 2934395 B2 JP2934395 B2 JP 2934395B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、当たり図柄の内容によ
り付与される利益が異なるパチンコ機、更に詳しくは、
当たり確率が当たり図柄により低確率から高確率へ確率
変動するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】予め定められた種々の図柄を変動表示す
る図柄表示装置の停止図柄が当たり図柄の場合に、遊技
者へ利益ある作動を生じるパチンコ機が種々提案されて
いる。この利益ある作動として、当たり図柄により大入
賞口を開放するパチンコ機があり、この種のパチンコ機
において、特定の図柄で当たりが発生すると、当たりの
発生する確率を高確率に移行させて、予め設定された回
数だけ当たりを発生し易くし遊技の興趣を高める確率変
動方式を採用しているものがある。
【0003】ここで、確率変動方式のパチンコ機では、
図柄表示装置に例えば当たり図柄として予め定められた
“2、2、2”が並んだときに、通常当たり図柄として
大入賞口を開放し、そして、当たり図柄として予め定め
られた“7、7、7”が並んだときに、大入賞口を開放
する共に、特定当たり図柄として高確率状態へ移行し
て、所定回数次の当たりを発生し易くしている。この確
率変動方式において、高確率状態において高確率状態へ
移行する図柄(特定当たり図柄)で当たりが発生する
と、新たに所定回の高確率状態が継続するようなパチン
コ機がある。
【0004】ここで、遊技者の遊技に対する関心はま
ず、当たりとなるか否かであるため、当たりの発生する
過程に期待を持たせ、遊技の興趣を高めるためにいわゆ
るリーチ表示が多くのパチンコ機に用いられている。即
ち、図柄表示装置に“7、7、7”の当たり図柄を表示
する際にも、また、“7、7、6”のハズレ図柄を表示
する際にも、“7、7”の図柄で変動を停止した後、最
後の図柄をゆっくり変動させた後、“6”または“7”
の図柄で変動を停止させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た高確率状態を当たり図柄によって続け得るパチンコ機
では、一旦高確率状態に移行してからは、次の当たりは
高い可能性で発生し得るために、遊技者の関心は、当た
りとなるか否かよりも、当たりが高確率状態を継続し得
る図柄で発生するか否かに変わる。このため、上述した
リーチ表示にて図柄表示装置に例えば“2、2”の図柄
で変動を停止させた後に、最後の図柄をゆっくりと変動
させても、“2、2”が並んだ時点で、遊技者には特定
当たり図柄による当たりが発生し得ないことが分かって
しまい、遊技に対する興味が損なわれてしまうという課
題があった。
【0006】また、図柄表示装置の1つのライン上に図
柄を並べて当たりを発生させる方式は、変化に乏しく遊
技が単調になり易いという傾向があった。
【0007】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、特定当
たり図柄による当たりの発生への期待感を高め遊技意欲
を向上させ得るパチンコ機を提供することにある。更
に、本発明の目的は、図柄表示装置の図柄の変動に変化
を持たせ易いパチンコ機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のパチンコ機においては、請求項1に記載の
態様においては、予め定められた図柄を変動表示する図
柄表示装置を有し、該図柄表示装置に表示された1つの
図柄ラインに予め定められた図柄が並ぶことにより当た
りとして遊技者に利益ある遊技状態を提供するパチンコ
機であって、前記当たりとして、第1の利益ある状態が
提供される第1の当たりと、第2の利益ある状態が提供
される第2の当たりとを設け、前記図柄表示装置に、複
数の図柄ラインを設けることにより第1の当たりに対応
する図柄と第2の当たりに対応する図柄とを同時に表示
できるようにし、前記第1の当たりを発生させる際に、
第1の当たり図柄と第2の当たり図柄とを前記図柄表示
装置に同時に表示した後に、第1の当たり図柄の表示さ
れている図柄ラインを特定するようにしたことを要旨と
する。
【0009】上記の目的を達成するため、本発明のパチ
ンコ機においては、請求項2に記載の態様においては、
予め定められた図柄を変動表示する図柄表示部を持つ図
柄表示装置と、前記図柄表示部の図柄を変動表示させる
とともに、複数の異なる当たり図柄を複数の図柄ライン
に同時表示させ得る図柄制御手段と、図柄表示部に表示
された当たり図柄の内容に基づいて所定の遊戯状態を発
生させる遊技制御手段と、を備えたパチンコ機におい
て、複数の図柄ラインに同時表示された複数の異なる当
たり図柄の内の1つを特定させる有効ライン特定手段を
有し、前記遊技制御手段が、前記有効ライン特定手段に
より特定された当たり図柄内容に基づいて遊技制御を行
うようにしたことを要旨とする。
【0010】また、請求項3に記載の態様においては、
高確率状態と低確率状態とを切り換えて当たりを決定す
るパチンコ機であって、図柄ラインに並べられた図柄を
変動表示する図柄表示装置であって、複数の図柄ライン
が設けられ、複数の図柄ラインに高確率状態へ移行する
当たり(以下第1の当たりという)に対応する図柄と、
高確率状態へ移行しない当たり(以下第2の当たりとい
う)に対応する図柄とを同時に表示し得る図柄表示装置
と、前記図柄表示装置の複数の図柄ラインのいずれが有
効かを表示する有効ライン特定手段と、前記図柄表示装
置の図柄を変動表示させる図柄制御手段と、を有し、第
1の当たりが発生した際に、前記有効ライン特定手段
が、前記図柄表示装置に同時に表示されている前記第1
の当たりに対応する図柄と第2の当たりに対応する図柄
の内の、第1の当たり図柄の表示されている図柄ライン
が有効であることを表示し、第2の当たりが発生し、前
記図柄表示装置に前記第1の当たりに対応する図柄と第
2の当たりに対応する図柄とが同時に表示された際に、
前記有効ライン特定手段が、該第2の当たり図柄の表示
されている図柄ラインが有効であることを表示すること
要旨とする。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明では、請求項1
の態様において、図柄表示装置に、複数の図柄ラインを
設けることにより第1の当たり図柄と第2の当たり図柄
とを同時に表示させ得るようにし、これにより、第1の
当たりのみではなく、第2の当たりを発生させる際に
も、遊技者に第1の当たりが発生しているのではないか
という期待を持たせることによって遊技の興趣を高め
る。そして、第1の当たりを発生させる際には、第1の
当たり図柄と第2の当たり図柄とを前記図柄表示装置に
同時に表示した後に、第1の当たり図柄の表示されてい
る図柄ラインを特定し、遊技者に第1の当たりが発生し
たことを知らしめる。
【0012】また、請求項2のパチンコ機では、当たり
の発生した際に、図柄制御手段が、複数の異なる当たり
図柄を複数の図柄ラインに同時表示させる。このように
複数の異なる当たり図柄が同時に表示されるため、遊技
者は表示されている異なる当たり図柄の内の最も有利な
当たり図柄による当たりが発生しているのではないかと
の期待を持ち、遊技の興趣が高まる。そして、有効ライ
ン特定手段が、複数の図柄ラインに同時表示された複数
の異なる当たり図柄の内の1つを特定し、遊技制御手段
が、有効ライン特定手段により特定された当たり図柄内
容に基づいて遊技の制御を行う。
【0013】また、請求項3のパチンコ機では、第1の
当たりのみではなく、第2の当たりの発生した際にも、
図柄制御手段が、図柄表示装置の複数の図柄ラインに第
1の当たり図柄と第2の当たり図柄とを同時に表示させ
ることにより、遊技者に高確率状態へ移行する第1の当
たりが発生しているのではないかという期待を持たせ、
遊技の興趣を高める。そして、第1の当たりが発生した
際に、有効ライン特定手段が、図柄表示装置に同時に表
示されている第1の当たりに対応する図柄と第2の当た
りに対応する図柄の内の、第1の当たり図柄の表示され
ている図柄ラインが有効であることを表示する。他方、
第2の当たりが発生し、図柄表示装置に第1の当たりに
対応する図柄と第2の当たりに対応する図柄とが同時に
表示された際には、有効ライン特定手段が、該第2の当
たり図柄の表示されている図柄ラインが有効であること
を表示する。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。図1は、本発明の第1実施例に係るパチ
ンコ機の遊技領域を示している。該遊技盤20の前面に
は、発射ハンドル(図略)により操作された遊技球発射
装置(図略)から発射された遊技球を遊技盤20の上方
部まで案内するガイドレール48が配設されており、該
ガイドレール48と遊技盤20の前面ガラス(図略)と
によって作り出される空間内に遊技領域20aが形成さ
れる。
【0015】この遊技領域20aのほぼ中央位置には、
可変表示を行うための可変表示装置30が配置されてい
る。また、該可変表示装置30の中央には、図柄を表示
するための図柄表示装置34が配置されている。該図柄
表示装置34は、横方向に3つに区分された表示部を有
し、左の領域に左図柄表示部34Aが、中央に中央図柄
表示部34Bが、右の領域に右図柄表示部34Cがそれ
ぞれ設けられている。該図柄表示装置34の上部には、
後述する第1種始動口21へ入賞した遊技球の数を表示
するための4個の発光ダイオードから成る始動口入賞記
憶数表示装置37が配置されている。他方、この可変表
示装置30の下方には、図柄表示装置34の図柄変動を
開始させる第1種始動口21が配置されている。第1種
始動口21の下側には、大入賞口24が配置されてい
る。この大入賞口24は、開放中に図中点線で示す特定
領域25を遊技球が入賞すると所定数の入賞後に再び開
放される。
【0016】ここで、本実施例のパチンコ機の制御装置
について図2のブロック図を参照して説明する。この制
御装置は、遊技を制御する遊技制御装置50と、遊技球
の供給、球抜、発射等の制御を行う中継盤90とから構
成される。遊技制御装置50には、図柄制御装置71へ
の表示信号等を出力する入出力ポート52と、後述する
種々の制御動作を行うCPU回路57と、該CPU回路
57の制御情報を保持するROM55と、CPU回路5
7の作業領域として用いられるRAM54と、クロック
信号を発生するクロック56と、後述する各スイッチか
らの入力を司る入力ポート51とが設けられ、これらは
データバス53によって相互に接続されている。更に、
CPU回路57は、遊技中における種々の音声を発生さ
せるサウンドジェネレータ58に接続され、該サウンド
ジェネレータ58にて発生された音声信号は、パワーア
ンプ59で増幅されてスピーカ91から音声として出力
される。
【0017】この遊技制御装置50には、入力ポート5
1側に、図柄表示装置34の図柄を変動させるための第
1種始動口へ入賞した遊技球を検出する図柄始動スイッ
チ61と、大入賞口24に入賞した遊技球の数を検出す
るための10カウントスイッチ62と、大入賞口24の
特定領域25を通過した遊技球を検出するための連続作
動スイッチ兼10カウントスイッチ63とが接続されて
いる。また、入出力ポート52側に、上述した図柄表示
装置34等の表示を制御する図柄制御装置71と、前述
した大入賞口24を開閉するための大入賞口開放ソレノ
イド72と、図2に示した始動口入賞記憶数表示装置3
7とが接続されている。他方、中継盤90には、前述し
たスピーカ91と、入賞球に対して遊技球を払い出すた
めの遊技球排出装置92(なお、このパチンコ機におい
ては、大入賞口24への入賞に対しては13個の遊技球
の払出しが行われ、他の入賞口への入賞に対しては7個
の払出しが行われる)とが接続されると共に、更に、遊
技球発射装置のスイッチ、賞球用遊技球の補給状況を検
知する球切れスイッチ、賞球の払出し状況を検知する満
タンスイッチ・空スイッチ等の各種検知スイッチ、及
び、各種ランプの如き種々の機器が更に接続されている
が、ここでは便宜上図示及び説明を省略する。
【0018】次に、図1、図10、図11及び図12を
参照し第1実施例のパチンコ機による遊技のあらましに
ついて説明する。遊技球が第1種始動口21へ入賞する
と、図柄表示装置34の図柄の変動を開始する。即ち、
図柄表示装置34は、左図柄表示部34A(以下表示部
34Aと称する)と、中央図柄表示部34B(以下表示
部34Bと称する)と、右図柄表示部34C(以下表示
部34Cと称する)とに、図10に示すよう0〜14の
15種類の数字の図柄を縦に3個づつ変動表示し、予め
設定された時間が経過すると表示部34A、表示部34
B、表示部34Cの順で図柄の変動を停止する。そし
て、図10(A)に示すように表示部34A、表示部3
4B、表示部34Cの図柄が異なる場合にはハズレとな
る。他方、図10(B)〜図10(F)に示すように表
示部34A、表示部34B、表示部34Cの図柄が等し
いときには、当たりとなり、大入賞口24を約29.5
秒放して、遊技球の非常に入賞し易い状態を提供する。
該29.5秒の経過又は開放時間内であっても遊技球が
おおむね10個入賞することにより大入賞口24が閉じ
る。この大入賞口24の開放中に、入賞球が特定領域2
5を通過することにより大入賞口24は再び開放され
る。なお、この大入賞口24の開放の回数は16回まで
である。
【0019】なお、上述した遊技球が第1種始動口21
に入賞してもそれが記憶される(併せて前述した始動口
入賞記憶数表示装置37に表示される)のは最初の4個
まで、それ以上の値は保持されない。この入賞が記憶さ
れている状態においては、図柄表示装置34の表示の変
動停止後、再び表示の変動が開始される。
【0020】本実施例のパチンコ機では、当たりが低確
率状態と高確率状態とにおいて発生する。即ち、低確率
状態では当たりが、1/377の確率で、高確率状態で
は5倍の5/377の確率で発生する。ここで、低確率
状態と高確率状態との切り換えは、当たり図柄の種類に
よって行われる。即ち、当たりが、図11(A)に示す
図柄(以降通常当たり図柄と称する)で発生した場合に
は、上述した大入賞口24の開放のみを行い、当たり
が、図11(B)に示す図柄(以降特定当たり図柄と称
する)で発生した場合には、上述した大入賞口24の開
放と共に、当たりの発生確率を高確率状態へ移行させ、
この高確率状態を2回当たりが発生するまで継続する。
【0021】この確率変動について図12を参照して更
に詳細に説明する。図12(A)に示すように当たりが
特定当たり図柄(S1)で発生すると高確率状態へ移行
し、以降2回当たりが発生するまで、即ち、通常当たり
図柄による当たり(N1、N2)が2回発生するまで高
確率状態を継続する。ここで、図12(B)に示すよう
に、当たりが特定当たり図柄(S1)で発生して高確率
状態へ移行し、通常当たり図柄による当たり(N1)が
発生した後、特定当たり図柄による当たり(S2)が再
び発生すると、この特定当たり図柄の当たり(S2)の
後に、更に2回当たりが発生するまで、即ち、通常当た
り図柄による当たり(N1、N2)が2回続かない限り
高確率状態を継続していく。
【0022】そして、本実施例のパチンコ機では、図柄
表示装置34の表示部34A、34B、34Cに0〜1
4の15種類の数字を縦に3個づつ、即ち、図柄表示装
置34として当たりを3段に渡って表示するため、当た
りの発生の態様によって、図10(B)に示すように通
常当たり図柄(“10、10、10”、“11、11、
11”、“12、12、12”)のみによる当たり図柄
が表示される場合と、図10(C)に示すように通常当
たり図柄(“6、6、6”、“8、8、8”)と特定当
たり図柄(“7、7、7”)とが同時に表示される場合
が生じる。図10(C)に示す通常当たり図柄と特定当
たり図柄とが同時に表示されてから図柄変動が停止した
場合には、図10(D)、図10(E)、図10(F)
に示すように有効ライン表示枠36が、上ライン34
a、中央ライン34b、下ライン34cの間を所定時間
上下に移動した後に停止する。ここで、図10(D)
は、有効ライン表示枠36が上ライン34aで停止し、
通常当たり図柄の“6、6、6”が有効な当たり図柄で
あることを示しており、他方、図10(E)は、有効ラ
イン表示枠36が中央ライン34bで停止し、特定当た
り図柄の“7、7、7”が有効な当たり図柄であること
を示している。図10(E)に示すように、特定当たり
図柄が有効な当たり図柄であるとされたときには、上述
したように高確率状態へと移行する。
【0023】ここで、上述したパチンコ機による遊技を
遂行するための遊技制御装置50の動作について図3〜
図9のフローチャートを参照して説明する。ここで、遊
技制御装置50の主たる処理手順についてメインルーチ
ンを示す図3のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、CPU回路57は電源が投入されたかを判断し(S
102)、電源投入直後の1回目のループだけはステッ
プ104へ移行し、初期設定を行いメインルーチンを終
了する。ここで、電源投入時でないと判断されると(S
102がNo)、10カウントスイッチ62(図2参
照)からの入賞球等についての信号を入力し、他のフェ
ーズで使用できる形に整える入力処理を行い(S10
6)、出力編集された出力データを入出力ポート52
(図2参照)へ出力する出力処理を行う(S108)。
【0024】その後、第1種始動口21(図1参照)へ
入賞した遊技球に対する処理である始動口入賞処理を行
い(S110)、この始動口入賞処理に伴い、図柄表示
装置34の図柄を変化させると共に当たりか否かを決定
する図柄変動処理を行う(S112)。そして、当たり
に応じて大入賞口24を開放する大入賞口処理を行う
(S114)。その後、サウンドジェネレータ58を介
して音声を出力させる音声出力処理を進め(S11
6)、1サイクルのメインルーチン処理を完了する。そ
のメインルーチンは、クロック56からのリセット信号
がCPU回路57へ加わる度に繰り返される。
【0025】ここで上述したステップ110からステッ
プ114までの処理につい図4から図9のサブルーチン
に基づき詳細に説明する。先ず、ステップ110におけ
る始動口入賞処理について図4に示すサブルーチンを参
照して説明する。先ず、CPU回路57は、図柄始動ス
イッチ61からの信号を基に第1種始動口21へ遊技球
が入賞したか否かを判断し(S122)、遊技球が入賞
していない場合には(S122がNo)、該始動口入賞
サブルーチンを終了する。他方、遊技球が入賞したとき
は(S122がYes)、変数Uが4未満かを判断する
(S124)。ここで、変数Uは、図柄変動中に第1種
始動口21へ入賞した遊技球の数を示しており、本実施
例では前述したように4を超える数は保持されないよう
に構成されている。このため、変数Uが4の場合には
(S124がNo)、該サブルーチンを終了する。他
方、変数Uが4未満の場合は(S124がYes)、変
数Uに1加算し(S126)処理を終了する。
【0026】次に、図3のステップ112における図柄
変動処理について図5、図6、図7及び図8に示すサブ
ルーチンを参照して説明する。ここでは、第1種始動口
21へ遊技球が入賞していないとき、即ち、上記変数U
が0の時の処理について述べる。図5のフローチャート
において、先ずCPU回路57は、図柄表示装置34の
有効ライン表示枠36が変動中かを判断するが(S20
1)、ここでは、有効ライン表示枠36の変動中ではな
いため(S201がNo)、引き続き図柄表示装置34
の図柄が変動中かを判断するが(S202)、ここで
は、図柄の変動中ではないため(S202がNo)、変
数Uが1以上かを判断するが(S204)、ここでも変
数Uが0であるため(S204がNo)、このサブルー
チン処理を終了する。
【0027】次に、第1種始動口21に遊技球が入賞
し、上記変数Uが1となった以降の処理について説明す
る。図5のフローチャートにおいて、先ず、CPU回路
57は、ステップ201、202の判断を経て、変数U
が1以上かを判断するが(S204)、ここでは変数U
が1になっているため(S204がYes)、この変数
Uから1を減算する(S206)。そして、図柄表示装
置34の図柄の変動を開始する(S208)。引き続
き、CPU回路57は、高確率状態か、即ち、高確率状
態に関する高確率変数mが1以上かを判断する(S21
0)。
【0028】ここで、ステップ210にてmが1未満
(低確率状態)である場合には(S210がNo)、ス
テップ212へ進み、低当たり乱数値を設定する。ここ
では、図13(A)に示す0から376までの376コ
マ数の乱数内の、乱数“0”を当たりとして設定し、1
/377の低確率で当たりが決定されるように設定す
る。他方、上述したステップ210にてmが1以上(高
確率状態)である場合には(S210がYes)、ステ
ップ214へ移行し、図13(A)に示す0から276
までの276コマ数の乱数内の、乱数“0”、“1”、
“2”、“3”、“4”を当たりとして設定し、5/3
77の高確率で当たりが決定されるように設定する。
【0029】この後、ステップ212又はステップ21
4で設定された乱数値に基づき当たりを決定する(S2
16)。ここで、当たりが発生した場合には(S216
がYes)、当たり図柄を選択する(S218)。即
ち、図13(B)に示す0から14までの14コマ数の
乱数内の一つを選ぶことにより当たり図柄を決定する。
そして、この当たり図柄が、高確率状態へ移行させる図
11(B)に示す特定当たり図柄か、或いは、図11
(A)に示する通常当たり図柄かを判断する(S22
0)。ここで、ステップ218で乱数“7”が選択され
たときには、これに相当する図柄“7、7、7”は、図
11(B)を参照した特定当たり図柄に相当するため、
このステップ220がYesとなり、高確率変数mを
“2”に設定する(S221)。他方、上記ステップ2
18で乱数“6”が選択されたときには、これに相当す
る図柄“6、6、6”は、図11(A)を参照した通常
当たり図柄に相当するため、このステップ220がNo
となりステップ222へ移行する。
【0030】次に、有効ライン乱数値Lを選出する(S
222)。ここでは、図10(D)、図10(E)を参
照して上述した有効ライン表示枠36を上ライン34a
で停止させるか(L=1)、中央ライン34bで停止さ
せるか(L=2)、下ライン34cで停止させるか(L
=3)を、1、2、3の乱数値のいずれかを選択するこ
とにより決定する。次に、上記ステップ218で選択し
た当たり図柄と、ステップ222で選択した有効ライン
乱数値Lとに基づき、当たり図柄のパターンを設定す
る。ここで、ステップ218で、当たり図柄として
“6、6、6”が選択され、ステップ222で、有効ラ
イン乱数値Lとして上ライン34aで停止させる“1”
が選択された場合には、該“6、6、6”の図柄を上ラ
イン34aに表示させるため図10(C)に示す図柄が
停止図柄として設定される。また、当たり図柄として
“6、6、6”が選択され、ステップ222で、有効ラ
イン乱数値Lとして下ライン34cで停止させる“3”
が選択された際には、該“6、6、6”の図柄を下ライ
ン34cに表示させるため図10(H)に示す図柄が停
止図柄として設定される。なおここで、当たり図柄とし
て“10、10、10”が選択され、有効ライン乱数値
Lとして上ライン34aで停止させる“1”が選択され
た場合には、図10(B)に示す図柄が停止図柄として
設定されるが、後述するように有効ライン表示枠36の
表示は行われない。
【0031】そして、ステップ223で設定した停止図
柄にて有効ラインの表示を行うか否かを判断する(S2
24)。即ち、“10、10、10”を当たり図柄と
し、該“10、10、10”を中央ライン34bに表示
する際には、図10(G)で示すように“10、10、
10”の他に“9、9、9”の特定当たり図柄を同時に
停止図柄において表示することになる。この“10、1
0、10”の通常当たり図柄と、“9、9、9”の特定
当たり図柄とのいずれが有効であるかを有効ライン表示
枠36によって表示することが必要となるため、該ステ
ップ224の判断がYesとなり、有効ライン表示枠3
6による表示を行うラインフラグが“1”にされる(S
225)。他方、“10、10、10”を当たり図柄と
しても、“10、10、10”を上ライン34aに表示
する際には、図10(B)で示すように停止図柄におい
てこの他に“11、11、11”、“12、12、1
2”の通常当たり図柄のみが同時に表示される。この場
合には、有効ライン表示枠36によって当該“10、1
0、10”を指定する必要がないため、該ステップ22
4の判断がNoとなり、ステップ226へ移行する。こ
のステップ226では、当たりフラグを“1”に設定す
るとともに、大入賞口24の開放回数を表す変数pを
“1”に設定する。
【0032】次にCPU回路57は、図柄表示装置34
の図柄の変動停止時の停止作動を異ならしめるためのリ
ーチ乱数を選出する(S227)。ここでは、乱数値と
して0又は1のいずれかが選択される(なお、実際の動
作においては、更に多くの停止作動が設定されている
が、ここでは説明の便宜上2種類のみ存在するものとし
て説明を続ける)。そして、CPU回路57は、この選
択値をリーチ変数rに設定する(S228)。ここで
は、ステップ227にて乱数値1が選択され、ステップ
228でこの“1”がリーチ変数rとして設定されたと
して説明を続ける。そして、このリーチ変数1に対応す
る変動停止時間を図柄タイマにセットしてこれを始動さ
せ(S230)、図柄変動処理のサブルーチンを終了す
る。
【0033】ここで、上述したステップ216の当たり
か否かの判断において、はずれであった場合(S216
がNo)はB部に移行する。このB部に於ける処理につ
いて図6を参照して説明する。まず、CPU回路57
は、図柄表示装置34の表示部34Aのはずれ図柄の選
出を行う(S250)。即ち、図13(C)に示すよう
に0から14の15コマ数の乱数内の一つを選択する。
ここでは、乱数“7”(縦に数字の7、8、9の図柄)
を選択したものとして説明を続ける。次に、表示部34
Bの図柄の選出を行う(S252)。即ち、表示部34
Aと同様に上述した図13(C)に示すように0から1
4までの15コマ数の乱数内の一つを選択する。ここで
は、乱数“7”を選択したものとして説明を続ける。そ
して、CPU回路57は、表示部34Aの図柄と表示部
34Bの図柄とが等しいかを判断する(S254)。こ
こでは、上述したように表示部34Aの図柄と表示部3
4Bの図柄とが等しくなっているため(254がYe
s)、引き続き、はずれリーチ図柄表示を行う処理へと
進む。
【0034】ここでは先ず、表示部34Cの図柄の選出
を行う(S256)。即ち、図13(C)を参照して前
述した表示部34A用と同様に図柄を選出する。その
後、選出した表示部34Cの図柄が表示部34Bの図柄
と等しいため、表示部34A、34B、34Cの図柄が
等しくなり当たり図柄となっていないかを判断する(S
258)。ここで当たり図柄に該当する場合には(S2
58がYes)、ステップ256に戻り再度表示部34
Cの図柄の選出を行う。他方、当たり図柄ではない場合
は(S258がNo)、表示部34Bの図柄と表示部3
4Cの図柄とが一つだけ異なるか否かを判断する(S2
60)。ここでは上述したように、表示部34Aの図柄
に乱数値“7”(縦に数字の7−8−9)が、また、表
示部34Bの図柄に乱数値“7”(数字の7−8−9)
が選出されているため、表示部34Cの図柄に乱数値
“6”(数字の6−7−8)が選択された場合には、該
ステップ260がYesとなり、図柄の停止作動を異な
らしめるためのはずれリーチ乱数を選出する(S26
2)。ここでは、乱数値として2又は3のいずれかが選
択されることになる(なお、実際の動作においては、更
に多くの停止作動が設定されているが、ここでは説明の
便宜上2種類のみ存在するものとして説明を続ける)。
そして、CPU回路57は、この選出値2又は3の値を
リーチ変数rとして設定する(S264)。その後、こ
のリーチ変数2又は3に対応する図柄の変動停止時間を
図柄タイマにセットして(S266)、図柄変動処理の
サブルーチンを終了する。
【0035】なお、上記ステップ260の判断におい
て、例えば、表示部34Cの図柄に乱数“2”(数字の
2)が選択された場合には、該ステップ260がNoと
なり、ステップ268へ移行して、はずれリーチ乱数を
選出する(S268)。ここでは、乱数値として4又は
5のいずれかが選択されることになる。その値をリーチ
変数rとして設定し(S270)、このリーチ変数4又
は5に対応する図柄の変動停止時間を図柄タイマにセッ
トして(S272)、図柄変動処理のサブルーチンを終
了する。
【0036】更に、上記ステップ254の判断におい
て、表示部34Aの図柄と表示部34Bの図柄とが異な
っている場合には(254がNo)、通常のハズレ表示
を行うための処理へ移行する。ここでは先ず、表示部3
4Cの図柄の選出を行う(S274)。即ち、図13
(C)を参照して前述した表示部34A用と同様に図柄
を選出する。そして、リーチ変数rを6に設定し(S2
76)、通常停止の設定時間に図柄タイマにセットして
(S278)、このサブルーチンを終了する。
【0037】ここで、図5に示すステップ208で、図
柄表示装置34の図柄変動が開始された以降の処理につ
いて説明する。図5に示す図柄変動処理のサブルーチン
が開始されると、ステップ201の判断を経て、図柄変
動中かのステップ202の判断がYesとなりC部への
処理に進む。このC部の処理について図7を参照して説
明する。ここでは先ず、通常のはずれ図柄の停止動作で
あるとしてリーチ変数rに6が設定された場合について
説明する。通常のはずれ図柄の停止時間が経過するまで
は、図柄タイマタイムアップかのステップ302の判断
がNoとなり、このC部の処理を終了して図柄の変動を
継続する。他方、この図柄の停止時間になると図柄タイ
マがタイムアップし(ステップ302がYes)、CP
U回路57は、ステップ304、308、312、31
6、320、324の判断を経て(S304、308、
312、316、320、324がNo)、リーチ変数
rが6かの判断を行うが(S328)、ここではこのス
テップ328の判断がYesとなり、ステップ330へ
進み、通常の外れの図柄停止作動により図柄表示装置3
4の各表示部34A、34B、34Cを順次停止し、図
10(A)に示すような停止図柄を表示して処理を終了
する。
【0038】次に、当たりは発生しなかったが、はずれ
図柄の選択においてはずれリーチとなった場合の図柄停
止処理について図7を参照して説明する。ここでは、図
6に示すステップ264でリーチ変数rに3が設定され
たものとして説明を続ける。このリーチ変数rに3の値
に応じて設定された図柄タイマがタイムアップすると
(S302がYes)、次に、ステップ304、30
8、312を経て、リーチ変数rが3かの判断(S31
6)がYesとなり、ステップ318に移行しはずれリ
ーチによる図柄停止作動を行う。即ち、各表示部34
A、34Bに、上述した図6に示すステップ250、2
52で選択した乱数“7”に相当する図柄(縦に数字の
7−8−9の図柄)を表示して順次停止した後、表示部
34Cの図柄変動の速度を低速にし、一旦停止した後、
再度始動してから縦に数字の6−7−8の図柄を表示し
て変動を停止させる。なお、ステップ262でリーチ変
数rに2が設定された場合、或いはステップ270でリ
ーチ変数rに4又は5が設定された場合には、これとは
異なる態様により表示部34A、34B、34Cの図柄
変動を停止する作動を行うことになる(S314、S3
22、S326)。
【0039】次に、上述したように当たりが発生し、図
5に示すステップ228でリーチ変数rに1が設定され
た場合の図柄停止処理について再び図7を参照して説明
する。リーチ変数rの1の値に応じて設定された図柄タ
イマがタイムアップすると(S302がYes)、リー
チ変数rが0かの判断(S304)を経て、リーチ変数
rが1かの判断(S308)がYesとなり、ステップ
310に進み通常リーチにより図柄の停止作動を行う。
ここでは、ステップ218で、当たり図柄として“6、
6、6”が選択され、ステップ222で、有効ライン乱
数値Lとして上ライン34aで停止させる“1”が選択
され、該“6、6、6”の図柄を上ライン34aに表示
させるため図10(C)に示す図柄が停止図柄として設
定されているものとする。先ず、各表示部34A、34
Bに、上述したステップ223(図5)で設定した図
柄、ここでは、縦に数字の6−7−8の図柄を表示して
順次停止した後、表示部34Cの図柄変動の速度を低速
にしてから、縦に数字の6−7−8の図柄を表示し変動
を停止させる。なお、ステップ228(図5)でリーチ
変数rに0が設定された場合には、これとは異なる態様
により表示部34Cの図柄変動が停止することになる
(S306)。
【0040】引き続き、ステップ332で、有効ライン
表示枠36(図10参照)を変動させるためのラインフ
ラグが設定されているか否かを判断する。ここで、図1
0(C)に示すように通常当たり図柄(“6、6、
6”、“8、8、8”)と特定当たり図柄(“7、7、
7”)とから成る停止図柄が設定され、有効ライン表示
枠36によって当たり図柄を特定する必要があり、ステ
ップ225にてラインフラグが設定されていると、当該
ステップ332のラインフラグが設定されているか判断
がYesとなる。これにより、先ずラインフラグを倒し
(S334)、有効ラインの変動時間を設定するライン
タイマを設定してから(S336)、図10(C)に示
す停止図柄において、有効ライン表示枠36の変動を開
始し、上ライン34a、中央ライン34b、下ライン3
4cに渡って上下動させる(S338)。
【0041】他方、上述した図5に示すステップ223
にて、図10(B)に示すように通常当たり図柄のみか
らなる停止図柄が設定され、有効ライン表示枠36によ
って図柄を特定する必要がないため、ラインフラグが設
定されなかった場合には(ステップ332がNo)、当
該C部での処理を終了する。
【0042】ここで、ステップ338にて有効ライン表
示枠36の上下動を開始すると、図5に示すサブルーチ
ンのライン変動中かのステップ201がYesとなり、
処理はD部へ移行する。このD部での処理を図8のフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、有効ライン表示
枠36の変動時間を設定してあるラインタイマがタイム
アップしたかを判断する(S352)。ここで、設定さ
れた変動時間が経過するまでは(S352がNo)、処
理を終了して有効ライン表示枠36の上下動を継続す
る。そして、設定された変動時間の経過により(S35
2がYes)、先ず、有効ライン乱数値Lが“1”か否
かを判断し(S354)、ここで、有効ライン乱数値L
が“1”の場合には(S354がYes)、ステップ3
58へ移行して図10(D)に示すように有効ライン表
示枠36を上ライン34aで停止させ、通常当たり図柄
“6、6、6”が有効であることを指示する。他方、有
効ライン乱数値Lが“1”でない場合には(S354が
No)、更に、有効ライン乱数値Lが“2”か否かを判
断する(S356)。ここで、有効ライン乱数値Lが
“2”の場合には(S356がYes)、ステップ36
0へ移行して図10(E)に示すように有効ライン表示
枠36を中央ライン34bで停止させ、特定当たり図柄
“7、7、7”が有効であることを指示する。また、ス
テップ356で有効ライン乱数値Lが“2”ではない場
合には(S356がNo)、有効ライン乱数値は“3”
であるとして、ステップ362へ進み図10(F)に示
すように有効ライン表示枠36を下ライン34cで停止
させ、通常当たり図柄“8、8、8”が有効であること
を指示し、当該D部での処理を終了する。
【0043】次に、図3のステップ114における大入
賞口処理について図9に示すサブルーチンを参照して説
明する。先ずここでは、図5に示す図柄変動処理におい
て当たりが発生して、当たりフラグに“1”が設定され
ている場合について説明する。CPU回路57は、当た
りフラグが“1”かを判断するが(S400)、ここで
は、該ステップ400がYesとなり、大入賞口24を
開放中かを判断するが(S402)、ここでは該ステッ
プ402がNoとなりステップ406へ進み、図1に示
す大入賞口24の特定領域25の通過を図柄始動スイッ
チ61で検出したことを示す検出フラグを“0”、即
ち、倒す。そして、大入賞口24の大入賞口24の開口
時間である約29.5秒を設定するタイマ2を始動し
(S408)、図2に示す大入賞口開放ソレノイド72
を操作して大入賞口24を開口させ(S410)、サブ
ルーチン処理を終了する。
【0044】引き続き、上記ステップ410で、大入賞
口24を開放した以降の図9に示す大入賞口処理につい
て説明する。先ず、CPU回路57は、当たりフラグが
“1”かを判断し(S400)、ここでは、該ステップ
400での判断がYesとなり、大入賞口24が開放中
かを判断するが(S402)、このステップ402がY
esとなり、タイマ2に設定された上記約29.5秒が
経過したかを判断する(S412)。ここで、タイマ2
がタイムアップしていない場合には(S412がN
o)、図2に示す10カウントスイッチ62の出力に基
づき大入賞口24への入賞数が10未満であるかを判断
する(S413)。ここで、タイマ2がタイムアップし
ておらず且つ入賞数が10未満の場合には(S412が
NoでS413がYes)、引き続き遊技球が大入賞口
24の特定領域25(図1参照)を通過したか否かを、
連続作動スイッチ兼10カウントスイッチ63(図2参
照)からの出力に基づき判断する(S414)。ここ
で、特定領域25の通過を検出できた場合には(S41
4がYes)、閉成後に再び大入賞口24を開放するた
め検出フラグを“1”にする(S415)。他方、特定
領域25の通過を検出できない場合には(S414がN
o)、処理を終了して大入賞口24の開放を続ける。
【0045】他方、タイマ2がタイムアップし(S41
2がYes)、或いは、入賞数が10以上の場合には
(S413がNo)、ステップ416へ移行して大入賞
口開放ソレノイド72を操作して大入賞口24を一旦閉
じる。そして、検出フラグが“1”か、即ち、大入賞口
24の開放中に特定領域25の通過を検出できたかを判
断する(S418)。ここで、遊技球の特定領域25の
通過を検出できた場合には(S418がYes)、引き
続き、大入賞口24の開放回数を表す変数pが16未満
か、即ち、大入賞口24を16回開放したかを判断する
(S420)。ここでは、大入賞口24を1回開放した
ところなので、該ステップ420がYesとなり、ステ
ップ422へ移行して該変数pに1を加えて処理を終了
する。これにより、次に大入賞口処理が実行された際
に、再び大入賞口24が開放される。他方、大入賞口2
4の開放中に特定領域25の通過が検出できなかった場
合(S418がNo)、或いは、上述した処理を繰り返
し大入賞口24を16回開放した場合(S420がN
o)には、ステップ424へ移行し、当たりフラグを
“0”とし、以降の大入賞口24の開放を禁止した後、
高確率状態に関する高確率変数mから1を引く。そし
て、当該大入賞口処理を終了する。
【0046】上述したように、特定当たり図柄による当
たりが発生して図5に示すステップ221で高確率変数
mが2にされ高確率状態へ移行すると、当たりが発生し
て上記ステップ426で高確率変数mから1が減算され
ることが2回繰り返されるまで高確率状態が維持される
(図12(A)参照)。そして、2回継続する高確率状
態中に再び特定当たり図柄による当たりが発生すると、
当該特定当たり図柄による当たりの発生から更に2回高
確率状態が継続する(図12(B)参照)。
【0047】即ち、一旦特定当たり図柄により当たりが
発生し高確率状態に移行すると、当たりの発生確率が1
/377から5/377まで高まり、次回の当たり高い
可能性で発生し得るために、遊技者の関心は、当たりと
なるか否かよりも、当たりが高確率状態を継続し得る図
柄で発生するか否かに変わる。ここで、上述した実施例
のパチンコ機では、例え、“6、6、6”の通常当たり
図柄による当たりを発生させる場合でも、図10(C)
に示すように特定当たり図柄と通常当たり図柄との図柄
を同時に表示して図柄の変動を停止した後に、有効ライ
ン表示枠36を上下に変動させてから、図10(D)に
示す通常当たり図柄“6、6、6”の上ライン34aで
有効ライン表示枠36を停止させる。このため、10
(E)に示す特定当たり図柄“7、7、7”が発生する
際と全く同様な態様の停止図柄(図10(C))の上に
有効ライン表示枠36を変動させることになる。このた
め、遊技者は、図柄変動の停止後にも10(E)に示す
7、7、7”の特定当たり図柄“による当たりが発生す
るか、或いは、“6、6、6”又は“8、8、8”の通
常当たり図柄による当たりが発生するかを予見できない
ため、高い関心を持って遊技に集中することができる。
【0048】また、従来の1つのライン上に図柄を並べ
て当たりを発生させる図柄表示装置と比べて、本実施例
の図柄表示装置34では、上ライン34a、中央ライン
34b、下ライン34cの3段に渡って当たりを発生さ
せ得るので、遊技が変化に富むという利点がある。
【0049】次に、本発明の第2実施例に係るパチンコ
機について図14乃至図17を参照して説明する。ここ
で、第2実施例のパチンコ機の構成は、図1及び図2を
参照して前述した第1実施例と同様であるため説明を省
略する。また、この第2実施例のパチンコ機の遊技制御
装置による、処理のメインルーチン、始動口入賞サブル
ーチン、大入賞口処理については、第1実施例のパチン
コ機のメインルーチン(図3)、始動口入賞サブルーチ
ン(図4)、大入賞口処理(図9)と同様であるため説
明を省略する。
【0050】図14は、第2実施例に係るパチンコ機の
CPU回路57による図柄変動処理を示している。ステ
ップ201〜ステップ223、及び、ステップ226〜
ステップ230の処理は図5を参照して上述した第1実
施例のパチンコ機と同様であるため同一のステップ番号
を用いると共に説明を省略する。上述した第1実施例で
は、ステップ224にて、当たり図柄において特定当た
り図柄と通常当たり図柄とが同時に表示されるかを判断
して、同時に表示される場合のみ(S224がYe
s)、ラインフラグを設定して(S225)、図7に示
す処理において有効ライン表示枠36の表示を行った。
これに対して、この第2実施例では、当たりが発生して
いる限り、特定当たり図柄と通常当たり図柄とが同時に
表示されいるか否かにかかわらず有効ライン表示枠36
の表示を行うよう、上記ステップ224及び225が割
愛されている。
【0051】図15は、図14に示す図柄変動処理のC
部における処理を示している。図15のステップ302
〜ステップ330までの処理は図7を参照して上述した
第1実施例のパチンコ機と同様であるため同一のステッ
プ番号を用いると共に説明を省略する。上述した第1実
施例では、ステップ306、又は、ステップ310にて
当たり図柄を停止させてから、有効ライン表示枠36の
変動を開始させた(S338)。これに対して、この第
2実施例では、ステップ306、又は、ステップ310
にて図柄回転を停止させてから(図17(A)参照)、
ステップ333にて、図柄表示装置34の上ライン34
a、中央ライン34b、下ライン34cの各図柄の点滅
を開始する(S333)。図17(B)は、中央ライン
34bに表示されている“7、7、7”の図柄が消灯さ
れている状態を示している。その後、ラインタイマをセ
ットし(S336)、有効ライン表示枠36の変動を開
始する(S338)。
【0052】図16は、図14に示す図柄変動処理のD
部における処理を示している。図16のステップ352
〜ステップ362までの処理は図8を参照して上述した
第1実施例のパチンコ機と同様であるため同一のステッ
プ番号を用いると共に説明を省略する。この第2実施例
のパチンコ機では、設定された有効ライン乱数Lに基づ
き有効ライン表示枠36を図17(C)に示すように停
止させた後に(S358、S360、S362)、図柄
の点滅を終了させ、図17(D)に示すように有効ライ
ン表示枠36によって特定された当たり図柄以外の当た
り図柄の表示を消し、確定させた図柄のみを表示する
(S364)。
【0053】また、この第2実施例では、図17(E)
に示すように、通常当たり図柄のみからなる停止図柄に
対しても、有効ライン表示枠36の表示を行う(S33
6、S338)。
【0054】この第2実施例では、図柄の回転を終了し
てから、図柄の点滅を開始するように構成してある。こ
のため、図柄決定までが変化に富むという利点がある。
【0055】なお、上述した実施例においては、図柄変
動を遊技球の第1種始動口21への入賞により発生せし
める例について説明したが、この代わりに始動ゲートへ
の通過により図柄変動を開始させるように構成すること
も可能である。また、上述した実施例では、高確率状態
において特定当たり図柄による当たりが発生すると、更
に高確率状態を維持し得るパチンコ機を例に挙げたが、
本発明は、高確率状態を維持し得ないパチンコ機にも適
用できる。また、上述した例では、特定当たり図柄によ
って高確率状態へ移行するパチンコ機を例に挙げたが、
例えば、当たり図柄によって電動役物或いは大入賞口等
の開放時間を異ならしめる等、当たり図柄の内容によっ
て付与される利益が異なるパチンコ機にも好適に適用す
ることができる。
【0056】
【効果】以上説明したように本発明によれば、図柄表示
装置に複数の図柄ラインを設けることにより第1の当た
り図柄と第2の当たり図柄とを同時に表示し得るように
し、これによって第1の当たりのみではなく、第2の当
たりを発生させる際にも、遊技者に第1の当たりが発生
しているのではないかという期待を持たせ得るので、遊
技の興趣を高めることが可能となる。
【0057】特に、確率変動方式であって且つ当たり図
柄によって高確率状態を維持し得るパチンコ機では、一
旦高確率状態に移行した以降に、高確率状態を継続し得
ない図柄で当たりが発生するときでも、停止図柄には、
高確率状態を継続し得る図柄(第1の当たり図柄)と、
高確率状態を継続し得ない図柄(第2の当たり図柄)と
が同時に表示された後に、第1の当たり図柄の表示され
ている図柄ラインが有効なのか、或いは、第2の当たり
図柄の表示されている図柄ラインが有効なのかが指示さ
れるため、遊技者は、当たりの種別が確定するまで興味
を失わず遊技を堪能することができる。
【0058】また、従来の1つのライン上に図柄を並べ
て当たりを発生させる方式と比べて、複数のラインに渡
って当たりを発生させ得るので、遊技が変化に富み、単
調になり難いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るパチンコ機の正面図
である。
【図2】図1のパチンコ機の制御装置のブロック図であ
る。
【図3】第1実施例に係るパチンコ機を制御するための
メインルーチンのフローチャートである。
【図4】図3に示す始動口入賞処理のサブルーチンのフ
ローチャートである。
【図5】図3に示す図柄変動処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図6】図5に示すB部のフローチャートである。
【図7】図5に示すC部のフローチャートである。
【図8】図5に示すD部のフローチャートである。
【図9】図3に示す大入賞口処理のサブルーチンのフロ
ーチャートである。
【図10】図柄の可変表示を示す説明図である。
【図11】通常当たり図柄と特定当たり図柄とを示す説
明図である。
【図12】本実施例の確率の変動を示すタイムチャート
である。
【図13】乱数値の設定を示す説明図である。
【図14】第2実施例に係るパチンコ機の図柄変動処理
のサブルーチンのフローチャートである。
【図15】図14に示すC部のフローチャートである。
【図16】図14に示すD部のフローチャートである。
【図17】第2実施例の図柄の可変表示を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
21 第1種始動口 24 大入賞口 30 可変表示装置 34 図柄表示装置 50 遊技制御装置 55 ROM 57 CPU回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた図柄を変動表示する図柄
    表示装置を有し、該図柄表示装置に表示された1つの図
    柄ラインに予め定められた図柄が並ぶことにより当たり
    として遊技者に利益ある遊技状態を提供するパチンコ機
    であって、 前記当たりとして、第1の利益ある状態が提供される第
    1の当たりと、第2の利益ある状態が提供される第2の
    当たりとを設け、 前記図柄表示装置に、複数の図柄ラインを設けることに
    より第1の当たりに対応する図柄と第2の当たりに対応
    する図柄とを同時に表示できるようにし、 前記第1の当たりを発生させる際に、第1の当たり図柄
    と第2の当たり図柄とを前記図柄表示装置に同時に表示
    した後に、第1の当たり図柄の表示されている図柄ライ
    ンを特定するようにしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 予め定められた図柄を変動表示する図柄
    表示部を持つ図柄表示装置と、 前記図柄表示部の図柄を変動表示させるとともに、複数
    の異なる当たり図柄を複数の図柄ラインに同時表示させ
    得る図柄制御手段と、 図柄表示部に表示された当たり図柄の内容に基づいて所
    定の遊戯状態を発生させる遊技制御手段と、を備えたパ
    チンコ機において、 複数の図柄ラインに同時表示された複数の異なる当たり
    図柄の内の1つを特定させる有効ライン特定手段を有
    し、 前記遊技制御手段が、前記有効ライン特定手段により特
    定された当たり図柄内容に基づいて遊技制御を行うよう
    にしたことを特徴とするパチンコ機。
  3. 【請求項3】 高確率状態と低確率状態とを切り換えて
    当たりを決定するパチンコ機であって、 図柄ラインに並べられた図柄を変動表示する図柄表示装
    置であって、複数の図柄ラインが設けられ、複数の図柄
    ラインに高確率状態へ移行する当たり(以下第1の当た
    りという)に対応する図柄と、高確率状態へ移行しない
    当たり(以下第2の当たりという)に対応する図柄とを
    同時に表示し得る図柄表示装置と、 前記図柄表示装置の複数の図柄ラインのいずれが有効か
    を表示する有効ライン特定手段と、 前記図柄表示装置の図柄を変動表示させる図柄制御手段
    と、を有し、 第1の当たりが発生した際に、前記有効ライン特定手段
    が、前記図柄表示装置に同時に表示されている前記第1
    の当たりに対応する図柄と第2の当たりに対応する図柄
    の内の、第1の当たり図柄の表示されている図柄ライン
    が有効であることを表示し、 第2の当たりが発生し、前記図柄表示装置に前記第1の
    当たりに対応する図柄と第2の当たりに対応する図柄と
    が同時に表示された際に、前記有効ライン特定手段が、
    該第2の当たり図柄の表示されている図柄ラインが有効
    であることを表示すること特徴とするパチンコ機。
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