JP2933526B2 - 別室暖房機能付き浴室暖房機 - Google Patents

別室暖房機能付き浴室暖房機

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JP2933526B2
JP2933526B2 JP7173596A JP7173596A JP2933526B2 JP 2933526 B2 JP2933526 B2 JP 2933526B2 JP 7173596 A JP7173596 A JP 7173596A JP 7173596 A JP7173596 A JP 7173596A JP 2933526 B2 JP2933526 B2 JP 2933526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室や浴室以外の
その他の別室を暖房するための別室暖房機能付き浴室暖
房機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、浴室を暖房する浴室暖房
機としては、浴室内の空気を循環通風する循環路が形成
されると共に、この循環路内を強制通風循環させる循環
用ファンと、循環路中を通流する浴室内の空気を、外部
熱源機より供給される熱媒によって加熱する熱交換器と
が設けられて、循環用ファンを作動させることで、循環
路に沿わせて浴室内の空気を吸気し、熱交換器にて加熱
した後に再度浴室に給気することで、浴室を暖房するよ
うに構成されたものがあった。そして、浴室とは異なる
別室、例えば浴室に隣接する脱衣室等を共に暖房させる
場合には、上記浴室暖房機と同様な暖房設備を備えるこ
とが考えられる。つまり、別室の空気を循環通風する為
の循環路、空気を通流させる為の循環ファン、空気加熱
用の熱交換器の夫々が別途設けられることになる。
【0003】そこで、別途設けられる別室用熱交換器の
設置構成として、例えば、図17に示すような構成が考
えられた。即ち、別室用熱交換器10が、一側面が開放
された状態の略箱形の収納部50の内部に収納され、仕
切り部51により開放部分の中間部に別室用循環ファン
5により通風される空気の入口52が形成されると共
に、その入口52の左右両側に、一対の空気の出口5
3,54が形成される構成である。このような構成は、
前記収納部50に対して接続されて別室用循環路を構成
する風路形成部として、前記入口52に対応する接続口
55と前記出口53,54に対応する接続口56,57
とが左右逆向きとなる複数の種類のものに対応できるよ
うにしたり、取付け姿勢が上下反転して取付けられたり
するような場合であっても風路形成部を共用することが
できるようにしたものである。尚、左右一対の出口のう
ち使用されない出口は、風路形成部の外周面等によって
閉塞されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成において
は、別室用熱交換器を収納する収納部と、風路形成部と
を、夫々の一側面同志を接続するだけで、別室暖房用通
路を構成することができると共に、風路形成部を上下反
転させても接続できるようにする等、使い勝手を向上さ
せるものであり、しかも、左右の出口のうちいずれの出
口を使用する場合であっても、別室用熱交換器に対する
空気の流動方向が同一で、熱交換器における空気の加熱
特性、即ち、別室に対する暖房性能が変化しない利点は
あるものの、次のような点で未だ不利な面があった。
【0005】つまり、前記収納部の内部において、別室
用熱交換器が、その長手方向が風路形成部との接続面に
沿う横向き姿勢で配置される構成であり、しかも、その
熱交換器の長手方向両側部に空気の流出用経路が形成さ
れるので、別室用熱交換器の収納スペースが横方向に大
型化してしまう不利がある。そこで、別室用熱交換器を
極力小さなスペース内に納めるようにすると、前記収納
部の内部空間において、空気の流動に利用されない無駄
な空間(閉塞された出口側空間)が生じることから、内
部空間の有効利用が図れず、有効な空気流動スペースが
狭くなって流動抵抗が大きくなってしまう。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的は、別室用暖房用通路を、風路
形成部を接続するだけの簡単な構成で形成できると共
に、風路形成部を上下反転させて取付ける等の使い勝手
を向上させることが可能なものでありながら、別室用熱
交換器の配置構成を合理的に構成することで、空気の流
動抵抗を大きくさせることなく、収納スペースのコンパ
クト化を図ることができる別室暖房機能付き浴室暖房機
を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成によ
れば、浴室に対する浴室用熱交換器及び浴室とは異なる
別室に対する別室用熱交換器が、外部熱源機から熱媒が
供給される状態で設けられ、浴室内の空気を浴室用熱交
換器を通して循環通風する浴室用循環ファンが設けられ
る。そして、別室内の空気を別室用熱交換器を通して循
環通風する別室用循環ファンを収納する風路形成部が、
前記別室用熱交換器を収納するための別室用収納部に接
続されることにより、別室熱交換器と別室用循環ファン
とを連通する別室暖房用通路が形成されることになる。
前記別室用熱交換器は、別室用収納部における風路形成
部との接続面と交差する姿勢で別室用収納部に収納さ
れ、且つ、別室用収納部に、別室暖房用通路を形成する
本体側通路として、風路形成部の給気口から別室用熱交
換器に空気を案内する往用通路部分と、別室用熱交換器
から風路形成部の受入れ口に空気を案内する復用通路部
分とが、別室用熱交換器の両横側部の夫々に分散させた
状態で形成されている。
【0008】つまり、別室用熱交換器が収納される別室
用収納部に対して、風路形成部を接続するだけで別室暖
房用通路が形成されて、別室熱交換器と別室用循環ファ
ンとが連通するので、それらの間を接続する専用のダク
ト等を設ける必要がなく、簡単な構成で済ませられる。
又、別室暖房用通路を形成する本体側通路としての往用
通路部分と復用通路部分とが、別室用熱交換器の両横側
部の夫々に分散させた状態で形成されるので、例えば、
風路形成部を上下反転させた夫々の姿勢において、給気
口と受入れ口とが夫々前記各通路部分に対して接続可能
な状態に構成した場合において、そのいずれの姿勢であ
っても前記各通路部分を利用することができて、別室用
収納部の内部に無駄な空スペースがなく、有効な空気流
動スペースを確保しながらも、構成のコンパクト化を図
ることが可能となる。
【0009】第2発明の特徴構成によれば、前記別室用
収納部が、前記浴室用熱交換器が収納される浴室用収納
部と一体的に設けられているので、各熱交換器に対する
外部熱媒源機からの熱媒配管を共用化することによっ
て、構造が簡素化できると共に、配管施工の手間を少な
くすることが可能となる。
【0010】第3発明の特徴構成によれば、前記浴室内
の空気を外部に排気する換気用ファンが、前記風路形成
部に収納され、その風路形成部を前記浴室用収納部に接
続した状態において、前記浴室と前記換気用ファンとを
連通する換気用通路が形成されるように構成されてい
る。
【0011】従って、浴室及び別室の暖房を行えると共
に、浴室の換気を行える構造でありながら、別室用循環
ファンが収納される風路形成部を利用して、換気用ファ
ンを収納する構成とすることで、換気用ファンを別途付
設する場合に較べて、換気用ファンと、別室用循環ファ
ンとに対する電気接続配線を共用化することができ、電
気配線系の構成が簡素にできると共に、配線施工の手間
を少ないものにできる。
【0012】第4発明の特徴構成によれば、前記風路形
成部における別室用収納部及び浴室用収納部夫々に対す
る接続面と交差する横側面に、別室と風路形成部とを連
通する吸気ダクト及び給気ダクト、並びに、換気用ファ
ンからの排気を外部に導く換気ダクトの夫々に対する、
吸気ダクト用接続口、給気ダクト用接続口、換気ダクト
用接続口が夫々形成されると共に、この風路形成部が、
前記往用通路部分を復用通路部分として使用し、前記復
用通路部分を往用通路部分として使用する状態で、上下
反転させた姿勢で別室用収納部及び浴室用収納部夫々に
接続自在に構成されている。
【0013】つまり、一体的に設けられる別室用収納部
及び浴室用収納部夫々に対して、風路形成部を、上下反
転させて接続することで、前記往用通路部分と前記復用
通路部分との機能が反転して、これらの各通路開口部分
に対して、吸気ダクト用接続口及び給気ダクト用接続口
が互いに反対側に接続されることになる。その結果、従
来構成における如く、空気出口部分を上下反転姿勢の夫
々に対して各別に設ける必要がなく、開口形成部分が少
なく、それだけ構成が簡単になる。
【0014】第5発明の特徴構成によれば、前記浴室用
収納部に、前記換気用通路を形成する本体側通路が形成
されているので、換気用通路の本体側通路を形成するた
めの別体のダクト部材等が不要で、構成の簡素化を図れ
る。
【0015】第6発明の特徴構成によれば、前記浴室用
収納部の上方側に前記別室用収納部を位置させる状態で
設けられ、それら各収納部における風路形成部に対する
接続面の中央部に位置させる状態で、換気用通路を形成
する本体側通路の出口が形成され、接続面の上方側部
に、前記往用通路部分の入口及び前記復用通路部分の出
口が形成されている。
【0016】従って、接続面の中央部に換気用通路を形
成する本体側通路の出口が形成されているので、風路形
成部を上下反転させた姿勢の夫々において接続自在に設
ける構成を採用する場合であっても、上記各姿勢のいず
れにおいても、この出口に対して、風路形成部材の換気
ダクト用接続口が接続されることになり、反転姿勢専用
の出口を設ける必要がなく、それだけ構成を簡素化でき
る。又、前記往用通路部分の入口及び前記復用通路部分
の出口が、接続面の上方側部に設けられ、且つ、前記浴
室用収納部の上方側に前記別室用収納部が設けられるの
で、これらの位置関係が対応するものとなり、接続面を
不必要に大型化させることなく、極力コンパクトなもの
にすることができる。
【0017】第7発明の特徴構成によれば、前記風路形
成部に、前記吸気ダクト用接続口と前記換気用ファンと
を連通する別室換気用の通路部分が形成されている。従
って、風路形成部を有効利用して、別室専用の換気用吸
気ダクトを別途設けることなく、簡素な構成で、換気用
ファンの作動に伴って浴室だけでなく別室の換気を同時
行えるものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る別室暖房機能
付き浴室暖房機について図面に基いて説明する。この暖
房機は、浴室A内を暖房する機能、浴室A内を乾燥させ
る機能、浴室A内の空気を循環通風させる機能、別室と
しての、浴室Aに隣接する脱衣室Bを暖房する機能、浴
室A及び脱衣室Bを同時に換気する機能の夫々の機能を
備えるように構成されている。
【0019】図2〜図5、図16に示すように、この暖
房機は、浴室Aの天井部において、建物のスラブ面Sb
とユニットバスUbの天井面との間に設置される構成と
なっており、ユニットバスUbに形成された開口部を通
して、浴室内に臨む状態で設置され、スラブ面Sbに予
め埋め込み固定された4本の吊り下げボルトBoにて吊
り下げ支持する構成となっている。そして、図1に示す
ように、浴室用循環通風手段としての浴室用循環ファン
1が備えられ、この浴室用循環ファン1の作動によっ
て、吸気部2を通して吸気された浴室A内の空気が吹き
出し部3から浴室A内に吹き出されるように、浴室用循
環路L1が形成され、この浴室用循環路L1に、該循環
路L1内を通流する空気を加熱する浴室用熱交換器4が
備えられている。又、別室用循環通風手段としての脱衣
室用循環ファン5が備えられ、この脱衣室用循環ファン
5の作動によって、脱衣室Bに設けられた吸気部6及び
吸気ダクト7を通して吸気された脱衣室B内の空気が、
給気ダクト8及び吹出し部9を通して脱衣室B内に吹き
出されるように、別室暖房用通路としての脱衣室用循環
路L2が形成され、この脱衣室用循環路L2に、該循環
路L2内を通流する空気を加熱する脱衣室用熱交換器1
0が備えられている。尚、前記脱衣室用循環路L2にお
いて、脱衣室用熱交換器10が、脱衣室用循環ファン5
よりも空気流動方向上手側に位置するように設けられて
いる。
【0020】浴室A内の空気と脱衣室B内の空気を換気
ダクト11を通して同時に外部に排出させる換気ファン
12が備えられ、浴室Aと脱衣室Bとを同時に換気でき
るようになっている。つまり、換気ファン12の作動に
伴って、浴室側の吸気部2や吹き出し部3等から浴室A
内の空気が吸引されると共に、前記脱衣室B側の吸気部
6と吸気ダクト7を通して脱衣室A内の空気が吸引さ
れ、換気ダクト11を通して外部に排出される構成とな
っている。
【0021】前記換気ファン12が作動していないとき
に、浴室A内の湿気が脱衣室B側へ流出することを阻止
する流出阻止手段としてのシャッター部材13が設けら
れている。このシャッター部材13は、換気ファン12
の通風作動に伴う通風力により開放されると共に、通風
作動が停止されると、脱衣室B側の換気通路を閉じるよ
うに構成されている。又、シャッター部材13は換気フ
ァン12に近い箇所に配置され、浴室A内の湿気が、脱
衣室Bのみならず、極力、通路内部へも流入しないよう
になっている。
【0022】浴室用循環ファン1、浴室用熱交換器4
は、下方側が開放された箱状の筐体14の内部において
循環路形成部材15によって区画された状態の浴室用循
環路L1の内部に配置され、浴室用循環ファン1により
通風する空気は浴室用熱交換器4を有効に通風するよう
に構成されている。尚、前記循環路形成部材15におけ
る浴室用熱交換器4よりも流動方向上手側箇所には、循
環する空気の一部を、換気ファン12の吸気作動によっ
て吸気するための開口16が形成されている。
【0023】又、脱衣室用熱交換器10は、筐体14の
上部側に位置固定状態で取付けられた略箱状のケーシン
グ17内に収納されている。このケーシング17はその
横一側面が筐体14の横一側面に面一になる状態で配置
され、この筐体14とケーシング17等によって装置本
体部SHが構成されている。そして、装置本体部SHに
おける前記面一部分において、筐体14とケーシング1
7の夫々に対向する状態で風路形成部としてのファンボ
ックス18が接続される構成となっており、脱衣室用循
環ファン5及び換気ファン12が、このファンボックス
18の内部に収納される構成となっている。
【0024】装置本体部SHにおけるファンボックス1
8に対する接続面40には、その接続面40の中心に位
置するように、換気ファン12の作動に伴って、浴室A
側の吸気部2や吹き出し部3等から浴室A内の空気を吸
引する為の換気用出口21が形成されている。
【0025】前記ファンボックス18は、装置本体部S
Hの本体側接続面40に対して面合わせ状態でフランジ
接続させる構成としてあり、図4に示すように、前記脱
衣室Bに対する吸気ダクト7及び給気ダクト8の夫々
が、ファンボックス17における接続面41に対して交
差する横一側部に接続され、且つ、換気ダクト11が、
吸気ダクト7及び給気ダクト8の接続箇所と反対側部に
接続されるように構成されている。
【0026】脱衣室用熱交換器10は、その長手方向が
ケーシング17におけるファンボックス18との接続面
と交差する姿勢で、ケーシング17に収納され、ケーシ
ング17に、別室用循環路を形成する本体側通路とし
て、ファンボックス18側から脱衣室用熱交換器10に
空気を案内する通路部分L21と、脱衣室用熱交換器10
からファンボックス18側に空気を案内する通路部分L
22とが、脱衣室用熱交換器10の両横側部の夫々に分散
させた状態で形成されている。つまり、略矩形箱状のケ
ーシング17の内部空間が脱衣室用熱交換器10によっ
て左右に仕切られると共に、その仕切られた左右の空間
により前記各通路部分L21,L22が形成される構成とな
っている。従って、循環通風する空気が圧力損失の少な
い状態で熱交換器10を通過するように構成されてい
る。
【0027】又、このファンボックス18は、上記各ダ
クト7,8,11の延出方向が左右逆向きとなるよう
に、上下反転させた状態で接続することができるように
構成されている。つまり、図7に示すように、接続面4
1には、上下反転させた姿勢の夫々において、前記各通
路部分L21,L22の開口19,20の夫々に対して連通
接続可能な状態で、上下に夫々一対合計4個の循環路用
接続口22,23,24,25が形成されている。又、
互いに連通接続される換気用開口21と、この開口21
に接続される換気用接続口26とは、接続面の中心に位
置するように構成され、反転させた場合であっても、常
に同じ位置関係になるようになっている。
【0028】そして、ファンボックス18の内部には、
4個の循環路用接続口22〜25のうち横一側方に位置
する一対の接続口22,24の夫々が連通すると共に、
脱衣室用循環ファン5の吸入部に連通する通風路が形成
されるように排出用連通室R 1 が形成されている。ファ
ンボックス18の横一側に形成された脱衣室用循環ファ
ン5の吹き出し口は、前記脱衣室用給気ダクト8に接続
される。又、換気用接続口26と換気ファン12の吸入
部とを連通する状態で換気用連通室R2 が形成され、換
気ファン12の吹き出し口は、換気ダクト11に接続さ
れている。ファンボックス18内における排出用連通室
1 と換気用連通室R2 以外の空間により、4個の循環
路用接続口22〜25のうち横他側方に位置する上下の
接続口23,25の夫々と循環路用吸気ダクト7とに連
通する給気用連通室R3 が形成されている。従って、前
記接続口22,24が給気ダクト用接続口として機能
し、前記接続口23,25が吸気ダクト用接続口として
機能するようになっている。
【0029】図8に示すように、前記換気用連通室R2
を形成する壁体には、給気用連通室R3 に連なる開口部
27が形成されて、吸気ダクト用の接続口22,24と
前記換気用ファン12とを連通する別室換気用の通路部
分が形成されると共に、この開口部27を閉塞する状態
と、開口部27を開放させる状態とに切り換え回動自在
な前記シャッター部材13が設けられている。このシャ
ッター部材13は、換気用連通室R2 側に上部横軸芯X
1周りで回動自在に枢支されており、換気ファン12が
作動していない状態では、その自重にて開口部27を閉
塞しており、換気ファン12が作動すると、その通風力
によって換気用連通室R2 内が負圧になり、このシャッ
ター部材13が開放されて給気用連通室R3 側から給気
するように構成されている。
【0030】従って、ファンボックス18が所定取付け
状態で接続された場合には、前記各接続口22,23,
24,25のうち、上方側部に位置する接続口22,2
3が前記ケーシング17の各開口19,20に接続さ
れ、図10(イ)に示すように、脱衣室暖房運転が実行
され、脱衣室用循環ファン5が作動すると、吸気ダクト
7から脱衣室B内の空気が吸引され、吸気ダクト7、フ
ァンボックス18内の給気用連通室R3 、給気口として
機能する接続口22、ケーシング17の一方の開口19
(入口として機能する)及び通路部分L21(往用通路部
分として機能する)を通して脱衣室用熱交換器10に供
給され、この熱交換器10を通過して、加熱される。そ
して、加熱された後の空気は、ケーシング17おける通
路部分L22(復用通路部分として機能する)、他方の開
口20(出口として機能する)、受入れ口として機能す
る接続口23、ファンボックス18内の排出用連通室R
1 、給気ダクト8を通して脱衣室Bに供給されることに
なる。
【0031】そして、所定取付け状態に対して上下反転
状態で接続されるた場合には、図10(ロ)に示すよう
に、前記各接続口22,23,24,25のうち、上方
側部に位置する接続口24,25が前記ケーシング17
の各開口19,20に接続される。そして、脱衣室用循
環ファン5が作動すると、吸気ダクト7から脱衣室B内
の空気が吸引され、吸気ダクト7、ファンボックス18
内の給気用連通室R3、接続口24(給気口とて機能す
る)、ケーシング17の一方の開口20(入口として機
能する)、及び通路部分L22(往用通路部分として機能
する)を通して脱衣室用熱交換器10に供給され、この
熱交換器10を通過して、加熱される。そして、加熱さ
れた後の空気は、ケーシング17おける通路部分L
21(復用通路部分として機能する)、他方の開口19
(出口として機能する)、接続口25(受入れ口として
機能する)、ファンボックス18内の排出用連通室
1 、給気ダクト8を通して脱衣室Bに供給されること
になる。
【0032】このように、ファンボックスが上下反転し
た状態で接続自在に設けられることから、例えば、マン
ション等の集合住宅等において、図11に示すように、
浴室Aの浴槽Ayの位置、脱衣室B、廊下RO等との位
置関係が上下反転した配置形態が存在する場合に対して
も、常に合理的な配管接続構成を採用することができ、
配管施工の手間を少ないものにできる。
【0033】又、前記ファンボックス18は、その接続
部分の下端部が筐体14の下端位置よりも少し上方側に
位置するように取付けられ、且つ、遊端側ほど先細にな
るようにテーパ形状になるように構成されている。この
ようにして、ユニットバスUbにおける中間分離箇所を
連結するためのL字形連結用金具KEに干渉することが
無いように構成されている。
【0034】前記各熱交換器4,10に対して、外部熱
源機Gから、熱媒の一例としての温水(約80°C)が
供給されるようになっている。外部熱源機Gより供給さ
れる温水は、脱衣室用熱交換器10、熱媒断続手段とし
ての熱動弁28、及び、浴室用熱交換器4の夫々が直列
接続された熱媒供給路としての温水供給路29を通して
供給されるように構成され、且つ、脱衣室用熱交換器1
0が、浴室用熱交換器4よりも温水流動方向上手側に配
置されている。前記熱動弁28は、温水の通流を断続さ
せる際に、水量が緩やかに変化するように制御自在に構
成されており、急激な通流に起因して衝撃音や振動が生
じることが抑制できるようになっている。
【0035】この暖房機には、前記各部の動作を制御す
る制御手段としての制御部30と、この制御部30に運
転モード等の動作情報を指令するリモコン操作部31と
が備えられている。リモコン操作部31は、浴室Aの入
口部分や、例えば脱衣室Bの壁部等に備えられる。
【0036】リモコン操作部31は、図6に示すよう
に、浴室内の乾燥を行う乾燥モードを指令する乾燥スイ
ッチ32、浴室用循環ファン1の通風作動だけを実行す
る涼風モードを指令する涼風スイッチ33、浴室暖房モ
ードを指令する浴室暖房指令手段としての浴室暖房スイ
ッチ34、換気モードを指令する換気スイッチ35、脱
衣室Bの暖房モードを指令する別室暖房指令手段として
の脱衣室暖房スイッチ36、脱衣室の暖房のタイマー運
転を指令する入タイマースイッチ37、タイマー時間を
設定するタイマー設定スイッチ38が備えられている。
上記各運転モードを指令する各スイッチの近くには、各
モードに設定されていることを表示するモード表示ラン
プ32a〜34a,35a,35b,36a,36bが
夫々設けられている。又、後述する設定時間を表示する
表示手段としてのタイマー表示部39が設けられてい
る。換気モードを表示するモード表示ランプ35a,3
5bは、ファン強度の強弱2種の夫々の状態を表示する
ように2個設けられ、脱衣室暖房モードを表示するモー
ド表示ランプ36a,36bは、後述するような動作状
態の差異に応じて赤色表示と緑色表示の2種が設けられ
ている。
【0037】前記制御部30は、マイクロコンピュータ
を備えて構成され、前記リモコン操作部31の動作情報
に基づいて、前記各ファン1,5,12の運転状態、熱
動弁28の断続状態の切り換え操作、及び、外部熱源機
Gの運転開始・停止の切り換え等の夫々の制御を実行す
るように構成されている。即ち、前記各モード指令用ス
イッチ32〜36のうちいずれかがON操作されると、
その選択された運転モードで運転を開始し、その後、別
の運転モードが指令されると、新たな運転モードで運転
を開始する。但し、脱衣室暖房モードで運転が行われて
いるときに、乾燥スイッチ32、換気スイッチ35、涼
風スイッチ33の各スイッチを操作しても、これらの状
態は受け付けない。又、「乾燥」、「換気」、「涼風」
の各モードにて運転しているときには、脱衣室暖房スイ
ッチ36を操作しても受け付けない。尚、浴室暖房運転
と、脱衣室暖房運転は同時運転が行えるようになってい
る。
【0038】「乾燥」、「換気」、「涼風」、「浴室暖
房」のいずれかの運転モードにて運転を行う場合に、タ
イマー設定スイッチ38にて運転時間を設定することが
でき、その設定時間が経過すると、自動的に運転が停止
するようになっている。尚、設定時間が経過する前であ
っても、運転中のモード指令用スイッチが再度、操作さ
れると運転を停止させる。
【0039】前記入タイマースイッチ37によるタイマ
ー運転においては、タイマー設定スイッチ38にて設定
された時間が経過した後に、脱衣室暖房運転を自動で開
始するようになっている。
【0040】次に、各運転モードにおける制御動作につ
いて説明する。
【0041】(浴室暖房運転モード)浴室暖房スイッチ
34が操作されると、モード表示ランプ34aを点灯さ
せると共に、タイマー表示部39を点灯させる。このと
き、使用者によってタイマー設定スイッチ38で任意の
設定時間が設定される。そして、外部熱源機Gの運転を
開始させ、且つ、熱動弁28を開弁させて浴室用熱交換
器4に温水を供給させる。又、浴室用循環ファン1を運
転開始させて、浴室Aの暖房運転を開始する。この運転
モードにおいては、図12に示すように、浴室用循環フ
ァン1の通風作動によって、浴室A内の空気が吸気部2
を通して吸気され、浴室用循環路L1に沿って案内さ
れ、吹き出し部3から浴室A内に吹き出されるように循
環通風されるが、浴室用循環路L1に備えられた浴室用
熱交換器4によって通流する空気が加熱されることで、
浴室A内が暖房されることになる。その後、浴室暖房ス
イッチ34が再度操作されるか又は前記設定時間が経過
すると、外部熱源機G、浴室用循環ファン1の運転を停
止させ、熱動弁28を閉弁させて暖房運転を停止させ、
モード表示ランプ34a及びタイマー表示部39を消灯
させる。
【0042】(乾燥運転モード)この運転モードは、浴
室内に吊るされた例えば洗濯物等の水分を多く含む被乾
燥物を乾燥させる場合等に用いられる。乾燥スイッチ3
2が操作されると、モード表示ランプ32aを点灯させ
ると共に、タイマー表示部39を点灯させる。このと
き、タイマー設定スイッチ38で任意の設定時間が設定
される。そして、外部熱源機Gの運転を開始させ、且
つ、熱動弁28を開弁させて浴室用熱交換器4に温水を
供給させる。又、浴室用循環ファン1と、換気ファン1
2とを運転開始させる。この運転モードにおいては、図
13に示すように、浴室暖房運転と同様に、浴室用循環
ファン1の作動により、浴室A内の空気を浴室用循環路
L1に沿って案内させながら、浴室用熱交換器4にて加
熱させることで浴室A内を暖房させる。又、換気ファン
12の作動により、浴室用循環路L1を通風する空気の
一部を前記開口16から吸気すると共に、浴室A内の空
気を循環路形成部材15の周囲から吸気して、排気ダク
ト11を通して外部に排気させる。このとき、脱衣室B
内の空気も合わせて換気ファン12によって吸気ダクト
7を通して吸気されて排気されることになり、脱衣室B
の換気も合わせて実行される。このようにして、洗濯物
等の水分を蒸発させ、蒸発した水分を含む空気は換気フ
ァン12にて外部に排出され、浴室Aに設置された被乾
燥物が乾燥すると共に、浴室A内の湿気が脱衣室B側に
流入しないようになっている。その後、乾燥スイッチ3
2が再度操作されるか又は前記設定時間が経過すると、
外部熱源機G、浴室用循環ファン1、換気ファン12の
運転を停止させ、熱動弁28を閉弁させて乾燥運転を停
止させ、モード表示ランプ32a及びタイマー表示部3
9を消灯させる。
【0043】(換気運転モード)換気スイッチ35が操
作されると、モード表示ランプ35aを点灯させると共
に、タイマー表示部39を点灯させる。このとき、使用
者によってタイマー設定スイッチ38で任意の設定時間
が設定される。そして、換気ファン12の作動を開始さ
せる。この運転モードにおいては、図14に示すよう
に、換気ファン12の通風作動によって、浴室A内の空
気が吸気部2や吹出し口3等を通して吸気されると共
に、脱衣室B内の空気が吸気部6及び吸気ダクト7を通
して吸気され、排気ダクト11を通して外部に排気さ
れ、各部屋が換気される。換気ファン12は、通風能力
(回転数)が強弱2段階に切り換え自在に設けられ、初
回の操作においては「強」に設定され、換気スイッチ3
5を再度操作すると、「弱」に設定される。その後、換
気スイッチ35が再度操作されるか又は前記設定時間が
経過すると、換気ファン12の運転を停止させ、モード
表示ランプ及びタイマー表示部39を消灯させる。
【0044】(涼風運転モード)この運転モードは、例
えば夏場の入浴時等に通風循環させて涼風感覚を得るた
めに用いられる。涼風スイッチ33が操作されると、モ
ード表示ランプ33aを点灯させると共に、タイマー表
示部39を点灯させる。このとき、使用者によってタイ
マー設定スイッチ38で任意の設定時間が設定される。
そして、浴室用循環ファン1の作動を開始させる。この
運転モードにおいては、浴室用循環ファン1の通風作動
によって、浴室A内の空気が浴室用循環路L1を通して
循環通風され、加熱されることなく吹き出し口3から吹
き出される。その後、涼風スイッチ33が再度操作され
るか又は前記設定時間が経過すると、浴室用循環ファン
1の運転を停止させ、モード表示ランプ33a及びタイ
マー表示部39を消灯させる。
【0045】(脱衣室暖房運転モード)脱衣室暖房スイ
ッチ36が操作されると、モード表示ランプ(赤色)3
6aを点灯させる。そして、外部熱源機Gの運転を開始
させ、且つ、熱動弁28を開弁させて脱衣室用熱交換器
10に温水を供給させる。又、脱衣室用循環ファン5を
運転開始させて、脱衣室Bの暖房運転を開始する。この
運転モードにおいては、図15に示すように、脱衣室用
循環ファン5の通風作動によって、脱衣室B内の空気が
吸気部6を通して吸気され、脱衣室用循環路L2に沿っ
て案内され、吹き出し部9から脱衣室B内に吹き出され
るように循環通風されるが、脱衣室用循環路L2に備え
られた浴室用熱交換器4によって通流する空気が加熱さ
れることで、脱衣室B内が暖房されることになる。尚、
このとき、前記シャッター部材13が設けられる箇所は
負圧になるので、シャッター部材13は閉じ状態が維持
され、浴室A側の湿気が流入することはない。その後、
浴室暖房スイッチ34が再度操作されるか、又は、予め
設定された所定時間(12時間)が経過すると、外部熱
源機G、脱衣室用循環ファン5の運転を停止させ、熱動
弁28を閉弁させて暖房運転を停止させ、モード表示ラ
ンプ36aを消灯させる。
【0046】この運転モードにおいては、入タイマース
イッチ37によりタイマー運転を設定することができ
る。このタイマー運転は、設定時間が経過した後に運転
を自動で開始させるためのものであり、次に、このタイ
マー運転について説明する。
【0047】入タイマースイッチ37が操作されると、
タイマー表示部39が点滅表示する。ここで、使用者が
タイマー設定スイッチ38を操作することでタイマー作
動時間(現在から運転開始するまでの経過時間)が設定
される。入タイマースイッチ37が操作されてから30
秒間経過するまでに、脱衣室暖房スイッチ36が操作さ
れると、モード表示ランプ(緑色)36bを点灯させて
タイマー運転が設定されていることを表示すると共に、
計時を開始させる。尚、タイマー表示部39はその後、
約2秒間経過すると消灯する。入タイマースイッチ37
が操作されてから30秒間経過するまでに、脱衣室暖房
スイッチ36が操作されなければ、初期待機状態に戻
る。設定時間の計時が終了すると、モード表示ランプ
(緑色)36bが消灯し、モード表示ランプ(赤色)3
6aが点灯して、上述したような脱衣室暖房運転を開始
させる。その後、運転を開始してから3時間が経過する
と自動的に脱衣室暖房運転を停止させ、モード表示ラン
プ(赤色)36aを消灯させる。又、脱衣室暖房運転中
に、脱衣室暖房スイッチ36が操作されると、計時時間
にかかわらず運転を停止させる。
【0048】上記タイマー運転が設定されているとき
(緑色モード表示ランプ36bが点灯している状態)に
おいては、上記各運転モードでの運転を実行することが
可能であるが、上記各運転モードのうち〔乾燥〕、〔換
気〕、〔涼風〕の各モードのいずれかの運転が実行され
ているときに、計時が終了して、脱衣室暖房運転が自動
開始されると、〔乾燥〕、〔換気〕、〔涼風〕の各モー
ドにおける運転は強制的に停止されるようになってい
る。但し、〔浴室暖房運転〕はそのまま継続できる。そ
して、〔乾燥〕、〔換気〕、〔涼風〕、〔浴室暖房運
転〕のいずれかの運転が実行されているときに、入タイ
マースイッチ37による脱衣室暖房のタイマー運転の設
定動作を行えるように構成されている。
【0049】(浴室脱衣室同時暖房)浴室暖房スイッチ
34と脱衣室暖房スイッチ36とが夫々操作されると、
図1に示すように、上述したような、浴室暖房運転と脱
衣室暖房運転とが並行して実行されることになる。
【0050】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、前記吸気ダクト用接続口2
2,24と前記換気用ファン12とを連通する脱衣室換
気用の通路部分が形成される構成としたが、このような
構成に代えて、脱衣室の同時換気を行わない構成として
もよい。
【0051】(2)上記実施形態では、前記ファンボッ
クス18内に、脱衣室用循環ファン5と共に換気用ファ
ン12が収納される構成としたが、このような構成に代
えて、この換気用ファン12が、ファンボックス18に
対して別途付設される構成としてもよい。
【0052】(3)上記実施形態では、換気用出口21
が前記接続面の中央に位置するように設けられたが、こ
のような構成に代えて、いずれかの方向に偏芯した箇所
に設けて、ファンボックス18が上下反転された夫々の
姿勢で、この出口に接続されるような一対の換気用接続
口を形成する構成としてもよい。あるいは、ファンボッ
クス側の換気用接続口を中心から偏芯した箇所に1個形
成し、装置本体部に前記各姿勢に対応する2個の換気用
出口を形成する構成としてもよい。
【0053】(4)上記実施形態では、前記ファンボッ
クス18に換気ダクト11も接続される構成としたが、
この換気ダクト11は別途、装置本体部SHに接続され
る構成としてもよい。
【0054】(5)上記実施形態では、別室用収納部と
してのケーシング17と、浴室用収納部としての筐体1
4が一体的に設けられる構成としたが、このような構成
に代えて、別室用収納部が浴室用収納部に対して別箇所
に各別に設けられ、この別室用収納部に風路形成部が接
続される構成としてもよい。
【0055】(6)上記実施形態では、浴室用熱交換器
4、脱衣室用熱交換器10及び熱動弁28の夫々が直列
状態で温水供給路29に設けられる構成としたが、この
ような構成に代えて、浴室用熱交換器4と脱衣室用熱交
換器10が、温水供給路29に並列状態で備えられ、熱
動弁にて温水の供給を断続させる構成としてもよい。こ
の場合、熱動弁は、温水供給路に設けて、各熱交換器へ
の温水供給を同時に断続させる構成であってもよく、各
熱交換器に対して各別に熱動弁を設けて、各別に温水の
断続を行う構成としてもよい。
【0056】(7)上記実施形態では、浴室暖房運転と
脱衣室暖房運転とを各別に指令することができる構成と
したが、指令手段の指令に基づいて、浴室と脱衣室とを
常に同時に暖房させるような制御形態としてもよい。
又、上記実施形態では、脱衣室の暖房運転を実行してい
るときに、換気運転を実行できない構成としたが、脱衣
室の暖房運転と換気ファンによる換気運転とを同時に実
行して、脱衣室の乾燥運転を実行するように制御する構
成としてもよい。
【0057】(8)上記実施形態では、暖房機を、浴室
の天井部に設置する構成として、脱衣室用熱交換器の配
置構成を合理的に構成することで、狭い天井空間を有効
に利用して収納できる構成としたが、このような構成に
代えて、浴室の横壁の外側等に設置する構成としてもよ
い。このように脱衣室側に設けられるときは、浴室用循
環路が、ダクトを通して循環通風される形態となる。
【0058】(9)上記実施形態では、浴室と異なる別
室として脱衣室を例示したが、脱衣室に限らず、例え
ば、居間や、その他の部屋であってもよい。
【0059】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略構成図
【図2】正面図
【図3】底面図
【図4】側面図
【図5】設置状態を示す側面図
【図6】リモコン操作部の正面図
【図7】ファンボックスの斜視図
【図8】シャッター部材の斜視図
【図9】接続部を示す斜視図
【図10】上下反転状態を示す平面図
【図11】反転状態での設置状態を示す図
【図12】浴室暖房運転時の通風状態を示す図
【図13】乾燥運転時の通風状態を示す図
【図14】換気運転時の通風状態を示す図
【図15】脱衣室暖房運転時の通風状態を示す図
【図16】設置状態を示す斜視図
【図17】従来の脱衣室用熱交換器の配置状態を示す平
面図
【符号の説明】
1 浴室用循環ファン 4 浴室用熱交換器 5 別室用循環ファン 7 吸気ダクト 8 給気ダクト 10 別室用熱交換器 11 排気ダクト 12 換気用ファン 17 別室用収納部 18 風路形成部 21 出口 22,23,24,25 接続口 40,41 接続面 A 浴室 B 別室 G 外部熱源機 L21 往用通路部分 L22 復用通路部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 和幸 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (72)発明者 木村 格 大阪府大阪市港区南市岡1丁目1番52号 株式会社ハーマン内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24D 15/00 F26B 9/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室(A)に対する浴室用熱交換器
    (4)と前記浴室(A)とは異なる別室(B)に対する
    別室用熱交換器(10)とが、外部熱源機(G)から熱
    媒が供給される状態で設けられ、 前記浴室内の空気を前記浴室用熱交換器(4)を通して
    循環通風する浴室用循環ファン(1)が設けられ、 別室内の空気を前記別室用熱交換器(10)を通して循
    環通風する別室用循環ファン(5)を収納する風路形成
    部(18)が、前記別室用熱交換器(10)を収納する
    ための別室用収納部(17)に接続された状態におい
    て、前記別室用熱交換器(10)と別室用循環ファン
    (5)とを連通する別室暖房用通路を形成するように設
    けられ、 前記別室用熱交換器(10)が、前記別室用収納部(1
    7)における前記風路形成部(18)との接続面(4
    0)と交差する姿勢で、前記別室用収納部(17)に収
    納され、 前記別室用収納部(17)に、前記別室暖房用通路を形
    成する本体側通路として、前記風路形成部(18)の給
    気口から前記別室用熱交換器(10)に空気を案内する
    往用通路部分(L21)と、前記別室用熱交換器(10)
    から前記風路形成部(18)の受入れ口に空気を案内す
    る復用通路部分(L22)とが、前記別室用熱交換器(1
    0)の両横側部の夫々に分散させた状態で形成されてい
    る別室暖房機能付き浴室暖房機。
  2. 【請求項2】 前記別室用収納部(17)が、前記浴室
    用熱交換器(4)が収納される浴室用収納部(14)と
    一体的に設けられている請求項1記載の別室暖房機能付
    き浴室暖房機。
  3. 【請求項3】 前記浴室内の空気を外部に排気する換気
    用ファン(12)が、前記風路形成部(18)に収納さ
    れ、その風路形成部(18)を前記浴室用収納部(1
    4)に接続した状態において、前記浴室(A)と前記換
    気用ファン(12)とを連通する換気用通路が形成され
    るように構成されている請求項1又は2記載の別室暖房
    機能付き浴室暖房機。
  4. 【請求項4】 前記風路形成部(18)における前記別
    室用収納部(17)及び前記浴室用収納部(14)夫々
    に対する接続面(41)と交差する横側面に、 前記別室(B)と前記風路形成部(18)とを連通する
    吸気ダクト(7)及び給気ダクト(8)、並びに、前記
    換気用ファン(12)からの排気を外部に導く換気ダク
    ト(11)の夫々に対する、吸気ダクト用接続口(2
    2),(24)、給気ダクト用接続口(23),(2
    5)、換気ダクト用接続口(26)が夫々形成され、 前記風路形成部(18)が、前記往用通路部分(L21
    を復用通路部分として使用し、前記復用通路部分
    (L22)を往用通路部分として使用する状態で、上下反
    転させた姿勢で前記別室用収納部(17)及び前記浴室
    用収納部(14)夫々に接続自在に構成されている請求
    項3記載の別室暖房機能付き浴室暖房機。
  5. 【請求項5】 前記浴室用収納部(14)に、前記換気
    用通路を形成する本体側通路が形成されている請求項3
    又は4記載の別室暖房機能付き浴室暖房機。
  6. 【請求項6】 前記浴室用収納部(14)の上方側に前
    記別室用収納部(17)を位置させる状態で設けられ、 それら各収納部(14),(17)における前記風路形
    成部(18)に対する接続面(40)の中央部に位置さ
    せる状態で、前記換気用通路を形成する本体側通路の出
    口(21)が形成され、 前記風路形成部(18)の接続面(41)の上方側部
    に、前記往用通路部分(の入口及び前記復用通路部分の
    出口が形成されている請求項3、4又は5記載の別室暖
    房機能付き浴室暖房機。
  7. 【請求項7】 前記風路形成部(18)に、前記吸気ダ
    クト用接続口(22),(24)と前記換気用ファン
    (12)とを連通する別室換気用の通路部分が形成され
    ている請求項3、4、5又は6記載の別室暖房機能付き
    浴室暖房機。
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