JP2932938B2 - 交差コイル型アナログ指示計器 - Google Patents

交差コイル型アナログ指示計器

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JP2932938B2
JP2932938B2 JP6108187A JP10818794A JP2932938B2 JP 2932938 B2 JP2932938 B2 JP 2932938B2 JP 6108187 A JP6108187 A JP 6108187A JP 10818794 A JP10818794 A JP 10818794A JP 2932938 B2 JP2932938 B2 JP 2932938B2
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    • G01R7/00Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement
    • G01R7/04Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient
    • G01R7/06Instruments capable of converting two or more currents or voltages into a single mechanical displacement for forming a quotient moving-iron type

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに交差して配置さ
れた一対の交差コイルを有し、各交差コイルが発生する
電磁力の合成値に応じた振れ角にて指針を回動させる交
差コイル型アナログ指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、本願出願人は、先
に特開平2ー222840号公報、特開平4ー3505
70号公報に示す、交差コイル型アナログ指針計器のた
めの駆動装置を出願した。このものは、車速センサから
の車速信号を電圧信号に変換し、この電圧信号を基に図
3(A)(B)に示す鋸歯状波電流を作成し、この鋸歯
状波電流からI−V変換器にて図4(A)(B)に示す
三角波電圧を発生させるようにし、この三角波電圧の傾
きを第1、第2の関数発生器により変化させて関数電圧
を作成し、この関数電圧を基に疑似SIN波形、疑似C
OS波形の電流を交差コイルに供給して指針表示させる
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記装置にお
いては、三角波電圧からその傾きを変化させた関数電圧
を作成する場合、これから連続性を持たせた疑似SIN
波形、疑似COS波形の電流を得るようにするために
は、図4(A)でのVD=1V、図4(B)のVD=
0.5,1.5Vのところでの電圧波形がゼロ点でクロ
スするようにする必要がある。
【0004】しかしながら、上記従来の駆動装置におい
ては、その部分での電圧波形がゼロ点でクロスしないこ
とがあり、このことにより、直線的に連続する疑似SI
N波形、疑似COS波形の電流が得られず、その部分で
指針飛びあるいは指針停滞といった現象が生じるといっ
た問題がある。本発明は上記問題に鑑みたもので、上記
指針飛びあるいは指針停滞といった現象をなくすように
することを目的とする。
【0005】
【課題を達成するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、互いに交
差して配置され流入電流に応じてそれぞれ電磁力を生じ
る一対の交差コイルと、前記各電磁力の合成値に応じた
振れ角にて回動される指針とを備えた交差コイル型アナ
ログ指示計器であって、前記指針表示するための物理量
を検出する検出手段と、この検出手段にて検出した物理
に応じ第1、第2のパターンに従って変化する第1、
第2の電流を発生する電流発生手段と、 この電流発生手
段からの第1、第2の電流に対応し電圧変換用の第1、
第2の変換用電流を作成し第1、第2の三角波電圧を発
生する電流電圧変換手段と、 前記第1、第2の変換用電
流を変化させて前記第1、第2の三角波電圧を疑似SI
N波、疑似COS波に近づけるように変更する第1、第
2の関数発生手段と、 この第1、第2の関数発生手段に
て変更された電圧を基に、疑似SIN波、疑似COS波
の電流を作成して前記一対の交差コイルにそれぞれ供給
する電流供給手段と、 前記第1、第2の変換用電流に対
してバイアス電流を供給し前記第1、第2の関数発生手
段にて変更される電圧をゼロ点でクロスする電圧とする
ゼロクロスポイント補償手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0006】
【0007】
【発明の作用効果】本願発明によれば、検出手段にて検
出した物理量を第1、第2の三角波状信号に変換し、こ
の第1、第2の三角波状信号を基に、疑似SIN波、疑
似COS波の電流を作成する。この疑似SIN波、疑似
COS波の電流は、互いに交差して配置された一対の交
差コイルに供給され、この各交差コイルが発生する電磁
力の合成値に応じた振れ角にて指針を回動させる。
【0008】ここで、ゼロクロスポイント補償手段によ
り上記第1、第2の三角波状信号をゼロ点でクロスさせ
ようにしている。従って、そのゼロ点でクロスする信号
波形となる第1、第2の三角波状信号を基に作成される
疑似SIN波形、疑似COS波形の電流は、直線的に連
続するものとなり、指針表示において指針飛びあるいは
指針停滞といった現象が生じないという効果を奏する。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は図2に示す車両用交差コイル型アナログ指
示計器10のための駆動装置である。アナログ指示計器
10は、互いに略同心的に交差して配置された一対の交
差コイル11、12および両交差コイル内に支持された
永久磁石からなる円板13を有している。交差コイル1
1、12は電流の供給を受けて電磁力を発生する。そし
て、円板13が発生する所定磁力のもとに交差コイル1
1、12が発生する電磁力のベクトル和に応じて円板1
3が回動し、円板13に軸支された指針14を回動させ
る。また、帰零(電源オフ時、指針14が0を示すこ
と)のためにヘアスプリング14aが設けられている。
【0010】図1に示す駆動装置は、本願出願人が先に
出願し出願公開された特開平4─350570号公報
(以下先願技術という)の図1に記載のものと対応する
ものである。その詳細についてはその公開公報に詳述さ
れているので、ここではその概要について説明する。図
1に示す駆動装置は、図示しないイグニッションスイッ
チを介し車載バッテリからの電源供給を受けて定電圧V
C1、VC2、VC3を発生し、各部回路が作動状態と
なる。
【0011】そして、車速センサ30からの車速パルス
を波形整形器40a、40bにて波形整形し、F−V変
換器50にて車速パルスの周波数に応じた電圧VDを出
力する。このF−V変換器50からの出力電圧VDを基
に、基準電圧発生器60、比較回路70、鋸歯状波発生
器80、90にて図3(A)(B)に示す鋸歯状波電流
I1、I2を発生する。この鋸歯状波電流I1、I2は
I−V変換器100、110にて三角波状電圧に変換さ
れる。このI−V変換器100、110にて変換される
三角波電圧は、関数発生回路Aにて波形が変形され、関
数電圧として駆動回路170、180に出力される。そ
して、その関数電圧に基づく交差コイル11、12への
供給電流を、疑似SIN波形、疑似COS波形のものと
するために、出力方向切換器160にて交差コイル1
1、12への電流供給方向を切換設定するようにしてい
る。
【0012】ここで、先願技術と本願発明にかかる実施
例とが異なるところは、先願技術においては関数発生器
120〜150により三角波状電圧を2ポイントにて折
り曲げた関数電圧を発生するようにしていたのに対し、
本願実施例においては関数発生器190、200を新た
に追加し、折り曲げポイントを3点にするようにした点
である。
【0013】すなわち、関数発生回路Aを設けない場合
には、I−V変換器100、110にて変換される三角
波状電圧は図4(A)(B)のようになるのに対し、関
数発生器190、200でまず図4(C)(D)に示す
ように波形の傾きをV90ーXd、VXdでそれぞれ変
化させるようにする。さらに、関数発生器120、13
0で図4(E)(F)に示すように波形の傾きをV90
ーXb、VXbでそれぞれ変化させるようにし、さらに
関数発生器140、150で図4(G)(H)に示すよ
うに波形の傾きをV90ーXc、VXcでそれぞれ変化
させるようにする。従って、図4(G)(H)に示すよ
うにF−V変換器50からの出力電圧VDに応じ、3点
で折れ曲がった関数電圧となる。
【0014】なお、この図1、4において、I−V変換
器100、110からの出力電圧、関数発生器120〜
150、190、200の各出力電圧に対し、V1、V
2、Vx1、Vx2…のようにそれぞれ異なる記号を付
しているが、これは各関数発生器の作動に応じて電圧が
変わるために示したものであり、実際には図5に示すよ
うにI−V変換器100、110内に流れる電圧変換用
の電流を各関数発生器の作動により変化させ、その結果
として出力電圧を変化させる構成を採っているため、図
5に示すようにI−V変換器100、110からの出力
ラインLI、L2はそれぞれ1本であり各関数発生器の
出力電圧は同一のものである。
【0015】図5に、I−V変換器100、110、関
数発生器120〜150、190、200の詳細回路図
を示す。この図において、I−V変換器100、11
0、関数発生器120〜150の回路構成は先願技術の
ものと同一であるが、折り曲げポイントを先願技術のも
のから変更すべく関数発生器120〜150の抵抗値を
変えている。
【0016】今回新たに追加した関数発生器190は、
抵抗191、191a、192、192a、192b、
トランジスタ193〜197、定電流源198、199
から構成されている。トランジタ193、194、19
6、197のベースーエミッタ間電圧をVBE193 ,V
BE194 ,VBE196 ,VBE197 とすると、VBE193 =V
BE197 、VBE194 =VBE196 であるため、抵抗191、
191aで分割された電圧とI−V変換器100からの
出力ラインL1上の電圧V1とが比較され、その差電圧
を抵抗192aで割った値の電流がトランジタ195に
流れる。トランジスタ195と195aとはカレントミ
ラー構成となっているため、トランジタ195に流れる
電流と同一の電流がトランジスタ195aに流れる。従
って、出力ラインL1から電流が引き抜れ、I−V変
換器100における抵抗101に流れる電流が減少す
る。関数発生器190は、F−V変換器50からの出力
電圧VDがV90ーXd以上になったときに上記作動を
行うように設定されており、図4(C)に示すように出
力ラインL1上の電圧の傾きを変化させる。
【0017】なお、本実施例のように折り曲げポイント
を3点にした場合には、最初の折り曲げポイントに対し
比較的低いVD電圧で折り曲げる必要があるが、その際
先願技術の関数発生器120のようにNPNトランジス
タ構成にすると0.7V以上の範囲でしか折り曲げポイ
ントを設定することができないため、このものを用いて
の3ポイントの折り曲げが困難であったが、上記関数発
生器190のようにPNPトランジスタ構成とすること
により接地レベル付近から折り曲げポイントを設定する
ことが可能になり、3ポイントの折り曲げが可能になっ
た。
【0018】この関数発生器190に続いて、第2の折
り曲げポイントを作成する関数発生器120は、先願技
術にて詳述されているように、抵抗125に流れる電流
が数1のようになり、出力ラインL1上の電圧の傾き
を、VD≧V90ーXdで、図4(E)に示すように変
化させる。
【0019】
【数1】i1=(1/R125)・(V1−VBE1 −V
A+VBE2 ) ここで、R125は抵抗125の抵抗値、VBE1 、V
BE2 はそれぞれトランジスタ123、124のベースー
エミッタ間電圧、VAは抵抗121、122の分圧電圧
である。
【0020】さらに、関数発生器140においても先願
技術において詳述されているように、抵抗143を通り
抵抗145に流れる電流が数2ようになり、出力ライ
ンL1上の電圧の傾きを、VD≧V90ーXcで、図4
(G)に示すように変化させる。
【0021】
【数2】i2={(VB−VBE4 )/R145}−IS
・exp(q・VBE4 /KT) ここで、VBは抵抗141、142の分圧電圧、VBE4
はトランジスタ144のベースーエミッタ間電圧であ
る。従って、上記のように関数発生器190、120、
140でそれぞれ出力ラインL1上の電流を異なる動作
点で作引き抜くようにすることにより、出力ラインL1
上の電圧は、F−V変換器50からの出力電圧VDに対
し、図4(G)のような形の電圧波形となる。
【0022】同様に、関数発生器200、130、15
0の作動により出力ラインL2上の電圧を、それぞれ図
4(D)(F)(H)のような波形に変換する。そし
て、上記のような出力ラインL1、L2上の電圧により
駆動回路170、180は交差コイル11、12の両端
に疑似SIN波形、疑似COS波形の電流を発生させ
る。
【0023】図6に本実施例により交差コイル11、1
2の両端に発生する疑似SIN波形、疑似COS波形、
およびその両者による合成ベクトルを示す。また、図7
に先願技術の折り曲げ2ポイントによる同様の波形を示
す。図6、図7から分かるように折り曲げポイントを2
点から3点に増やすことで、合成ベクトルの変動を小さ
くし、指針14のリニアリティを向上させることができ
る。
【0024】すなわち、図2に示すように帰零のために
ヘアスプリング14aを追加すると、このヘアスプリン
グ14aでのトルクが発生する。指針14は、交差コイ
ル11、12より発生する合成磁界および永久磁石13
の磁界により発生する回路ベクトルとヘアスプリング1
4aでのトルク(回路ベクトルと直行するベクトルで一
定の大きさ)とにより位置決めされる。従って、合成ベ
クトルの変動が大きいと指針14もそれにより変動する
が、上記のように合成ベクトルの変動を小さくすること
により、指針14の変動を小さくし、指針14のリニア
リティを向上させることができる。
【0025】また、図4(G)(H)に示す電圧波形か
ら図6に示す疑似SIN波形、疑似COS波形を形成す
るようにしているが、このような疑似SIN波形、疑似
COS波形を得るためには、図4(G)におけるVD=
1V(出力角度=180°)および図4(H)における
0.5V(出力角度=90°)および1.5V(出力角
度=180°)において、0点でクロスした電圧波形と
する必要がある。
【0026】しかしながら、そのような波形とするため
には、図5のI−V変換回路100における抵抗10
1、I−V変換回路110における抵抗111に流れる
電流が入力電流I1と等しくならなければならない。し
かし、I−V変換回路100、110の回路構成上その
入力電流I1、I2と抵抗101、111に流れる電流
が同じにならず、その結果、出力ラインL1、L2上の
電圧波形が、図8に示す理想波形のように0点でクロス
した波形とならず、このものを基に作成される疑似SI
N波形、疑似COS波形が理想直線からずれたものとな
るという問題が発生する。
【0027】そこで、本実施例においては、関数発生器
190において、定電流源199とトランジスタ197
とでゼロクロスポイント補償回路(あるいはバイアス電
流キャンセル回路)を構成し、出力ラインL1上の電圧
波形が0点でクロスする波形とするようにしている。な
お、上記したように入力電流I1と抵抗101、111
に流れる電流とが等しくならない原因としては、I−V
変換回路100においてカレントミラーを構成するトラ
ンジタ102、103のうちトランジタ102のコレク
タにはトランジスタ102、103のベース電流が流
れ、これによりトランジスタ102、103のコレクタ
電流がアンバランスになっていることが一例として上げ
られる。その他このI−V変換回路100における各種
のトランジスタ構成によっても何らかの理由で上記電流
の相違が生じる。
【0028】そこで、定電流源199とトランジスタ1
97により出力ラインL1上にバイアス電流IBを流す
ようにし、このバイアス電流IBを最適化して上記電流
のアンバランスを補償するようにしている。すなわち、
定電流源199からの定電流をトランジタ197の1/
FE倍した電流を上記バイアス電流IBとし、このバイ
アス電流IBを出力ラインL1に流すことにより、図8
に示す電圧波形を持ち上げその波形が0点でクロスする
ようにしている。
【0029】同様に、関数発生器200においても、定
電流源209とトランジスタ207とでゼロクロスポイ
ント補償回路を構成し、出力ラインL1の電圧波形を0
点でクロスさせるようにしている。このことをCOSコ
イル出力波形の270°のポイントを例にとり、バイア
ス電流IBの大きさを変化させた場合のシュミレーショ
ン結果について、図9に従い説明する。この図9におい
て、X方向は出力角度、Y方向は交差コイル12の両端
の電位差を示している。図9の(B)〜(D)は(A)
の270°付近の拡大図である。
【0030】図9(B)はバイアス電流IBを最適な値
にした場合の波形である。270°の前後ΔAngle
の間で誤差が生じているが他の領域は誤差が小さく、C
OSコイル出力波形は0点でクロスする波形となり理想
直線と一致する。図9(C)はバイアス電流IBを最適
な値より大きくした場合の波形である。270°ポイン
トで急激に波形が変化するのでアナログ指示計器10に
おいて指針飛びの要因となる。しかもΔAngleの
間、他の領域で理想直線との誤差が大きい。
【0031】図9(D)はバイアス電流IBを0とした
場合、すなわち本実施例におけるゼロクロスポイント補
償回路を用いなかった場合の波形である。270°の前
後のΔAngleの間で誤差がマイナスからプラスに変
化している。この場合、ゆるやかな誤差なので指針飛び
にはならないが指針が停滞した状態になる。従って、図
9(B)のようにバイアス電流IBを最適な値に設定す
ることにより、指針飛びあるいは指針停滞のない、指針
駆動を行うことができる。
【0032】なお、出力ラインL1に供給するバイアス
電流IBとしては、定電流源199およびトランジタ1
97を用いなくても、定電圧VC2から抵抗192、ト
ランジスタ196を介したバイアス電流にて行うことも
可能であるが、その場合には抵抗192を流れる電流の
1/hFE倍した電流がバイアス電流IBとなるため、最
適なバイアス電流に設定することが難しい。そこで、上
記実施例に示したように、定電流源199とトランジタ
197を用い、定電流源199の電流値を設定すること
により所望のバイアス電流を得るようにしている。この
場合、抵抗192に流れる電流によるバイアス電流成分
も含まれるが、トランジスタ196と197の2段構成
によりその電流成分は抵抗192を流れる電流の(1/
FE2となり、その電流の影響を小さくすることがで
きるため、定電流源199による最適なバイアス電流の
設定が可能になる。
【0033】なお、I−V変換回路100においてカレ
ントミラーを構成するトランジタ102、103のコレ
クタ電流がアンバランスになっていることが、入力電流
I1と抵抗101に流れる電流が同じになっていない大
きな原因となっているため、図10に示すようにトラン
ジタ102、103にさらにベース電流補償用のトラン
ジスタ102a、103bを追加し、左右対称の回路構
成とするようにしてもよい。
【0034】なお、上記実施例と特許請求の範囲に記載
の構成との関係について説明すると、出手段は車速
センサ30からF−V変換器50に至るまでの回路部分
が相当し、電流発生手段は、鋸歯状波電流発生回路8
0、90等の回路部分が相当し、電流電圧変換手段は、
I−V変換器100、110が相当し、第1、第2の関
数発生手段は、関数発生器120〜150、190、2
00が相当し、電流供給手段は、出力方向切換器16
0、駆動回路170、180の回路部分が相当し、ゼロ
クロスポイント補償手段は、関数発生器190、200
における定電流源199、199、209、トランジス
タ197、207の部分が相当する。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】交差コイル型アナログ指示計器の概略構成図で
ある。
【図3】図1の鋸歯状波電流発生器80、90の出力波
形図である。
【図4】図1のI−V変換器100、110および関数
発生器120〜150、190、200により作成され
る電圧波形図である。
【図5】図1のI−V変換器100、110および関数
発生器120〜150、190、200の詳細回路図で
ある。
【図6】本実施例おいて作成される疑似SIN波形、疑
似COS波形、およびその両者による合成ベクトルを示
す特性図である。
【図7】先願技術において作成される疑似SIN波形、
疑似COS波形、およびその両者による合成ベクトルを
示す特性図である。
【図8】I−V変換器100および各関数発生器にて作
成される電圧波形がゼロ点でクロスしないことを示す説
明図である。
【図9】バイアス電流の大きさを変化させた場合のCO
Sコイル出力波形を示す波形図である。
【図10】I−V変換器100の他の実施例を示す部分
回路図である。
【符号の説明】
10 アナログ指示計器 11、12 交差コイル 14 指針 30 車速センサ 100、110 I−V変換器 120〜150、190、200 関数発生器 160 出力回路切換器 179、180 駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−144075(JP,A) 特開 平4−350570(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交差して配置され流入電流に応じ
    てそれぞれ電磁力を生じる一対の交差コイルと、前記各
    電磁力の合成値に応じた振れ角にて回動される指針とを
    備えた交差コイル型アナログ指示計器であって、 前記指針表示するための物理量を検出する検出手段と、 この検出手段にて検出した物理量に応じ第1、第2のパ
    ターンに従って変化する第1、第2の電流を発生する電
    流発生手段と、 この電流発生手段からの第1、第2の電流に対応し電圧
    変換用の第1、第2の変換用電流を作成し第1、第2の
    三角波電圧を発生する電流電圧変換手段と、 前記第1、第2の変換用電流を変化させて前記第1、第
    2の三角波電圧を疑似SIN波、疑似COS波に近づけ
    るように変更する第1、第2の関数発生手段と、 この第1、第2の関数発生手段にて変更された電圧を基
    に、疑似SIN波、疑似COS波の電流を作成して前記
    一対の交差コイルにそれぞれ供給する電流供給手段と、 前記第1、第2の変換用電流に対してバイアス電流を供
    給し前記第1、第2の関数発生手段にて変更される電圧
    をゼロ点でクロスする電圧とするゼロクロスポイント補
    償手段とを備えたことを特徴とする交差コイル型アナロ
    グ指示計器。
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