JP2932506B2 - 鉛蓄電池用極板 - Google Patents

鉛蓄電池用極板

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、鉛蓄電池用極板の改良に関するものであ
り、特にメンテナンスフリー性および長寿命性という両
者の特長を兼ね備えた鉛蓄電池用極板に関する。
(従来の技術) 鉛蓄電池に使用される極板材料として、鉛−アンチモ
ン系合金を用いたものが利用されていた。この鉛−アン
チモン合金を極板材料とした場合には、充放電サイクル
を格段に向上することができるが、自己放電を促進し、
かつ液減りも増加するというメンテナンスフリー性に問
題があつた。この問題を解決する極板材料として鉛−カ
ルシウム系合金を使用してメンテナンスフリー性を向上
させようとする試みがなされてきた。しかし、この鉛−
カルシウム系合金では、鉛−アンチモン系合金と比較し
て充放電サイクルの反復性能に劣るという問題があつ
た。
これら両者が抱えた問題点を解決するために、特開昭
63−252361号公報に記載されたものがある。
以下、この従来技術について図面を用いて説明する。
第5図を参照して、鉛蓄電池用の極板の母材となる鉛
−カルシウム−錫から成る三元合金を用いて連続鋳造体
50を構成する。さらに、連続鋳造体50を製造した後、連
続鋳造体50の片面、あるいは両面(第1図では片面のみ
の場合を示した。)に鉛−銀−錫合金製の箔材51を重ね
合わせて、所定の厚さとなるまで冷間圧延により鉛合金
シート52を作成した。得られた鉛合金シート52をレシプ
ロ式カツターでエキスパンド加工して、第6図に示した
極板となる格子体53を形成する。第7図は、第6図のA
部の詳細図を示すものである。例えば、連続鋳造体50の
片面に箔材51を重ね合わせた後にエキスパンド加工した
場合、形成される各々の格子54の片面に箔材51が表出す
る。格子体53を製造したのち、格子体53には活物質(図
示略)が充填され極板として構成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記公報に記載された従来技術では箔
材と連続鋳造体の両者を採用してメンテナンスフリーで
あり、かつ長寿命電池を提供することができるが、格子
体に充填される活物質の密着性を充分確保することが困
難であつた。即ち、箔材は電池の充放電サイクルが反復
されると接合面が腐食して連続鋳造体から剥離してしま
う虞れがあり、さらに箔材が連続鋳造体から剥離しなく
とも、活物質との化学反応によつて箔材が溶解した場合
には、格子体から活物質が脱落してしまう虞れもあつ
た。
本発明は、メンテナンスフリー性および長寿命である
鉛蓄電池であり、活物質と極板との密着性を格段に向上
させた鉛蓄電池用極板とすることを技術的課題とする。
(課題を解決するための手段) このような技術的課題を解決するために講じた技術的
手段は、鉛−カルシウム−錫系合金を基材とし、該基材
の表面上に鉛−アンチモン系合金の箔体を敷設するとと
もに、前記基材を前記箔体に積層させた、ことである。
さらに本発明で講じた技術的手段は、鉛−カルシウム
−錫系合金を基材とし、該基材の表面上に鉛−錫合金の
箔材を積層させるとともに、該箔材に前記基材を積層さ
せた、ことである。
(作用) 本発明においては、鉛−カルシウム−錫合金によつて
メンテナンスフリー性を確保し、鉛−アンチモン合金、
あるいは鉛−錫合金によつて長寿命性を確保する鉛蓄電
池を提供することができると共に、極板の格子体に充填
される活物質と各々の格子との密着性を向上させて充放
電の効率を格段に向上することのできる鉛蓄電池用極板
とすることができるようになつた。
(実施例) 以下、本発明の技術的手段を講じた一実施例について
図面を参照して説明する。
第1図は鉛蓄電池の極板となる極板材1の斜視図であ
る。この極板材1は基材2および箔材3を交互に積層さ
せることによつて構成している。基材2は鉛−0.07〜0.
12重量%カルシウム−0〜1.0重量%錫の合金から成
り、例えば厚さ2.5mmの鋳造体とする。この基材2の表
面に鉛−1.5〜7.0重量%アンチモン合金の鋳造体から成
る例えば厚さ1mmの箔材3を積層する。さらに、この箔
材3の表面に基材2と同一である基材2を敷設する。基
材2−箔材3−基材2を順次積層させた後、圧延ローラ
を通過させて冷間圧延によつて全体の厚さが1.1〜1.5mm
となるまで圧延加工する。この圧延加工によつて3層構
造の極板材1を加工形成する。鉛−カルシウム−錫合金
から成る基材に含まれるカルシウムの含有量は、0.07重
量%近傍とし、錫の含有量を0.3重量%近傍としてさら
に、箔材に含まれるアンチモンの含有量を2.5%重量近
傍とすると極板材料として有効な結果を得ることができ
る。
さらに基材1は前述の組成によるものとして、箔材2
を以下の合金に置換しても、本願の目的を達成すること
ができる。以下、この箔材2について説明する。箔材2
は鉛−錫合金の鋳造体から成り、錫の含有量を1〜15.0
重量%として、残部を鉛とする。このとき錫の含有量を
10.0重量%近傍とすることが好ましい。箔材を上記構成
とする他の加工については、鉛−アンチモン合金と同様
であるため説明を省略する。
この極板材1をレシプロ式カツターによりカツトして
エキスパンド加工して、第2図に示したような格子体4
を形成させた。第3図は第2図のB部の詳細図である。
エキスパンド加工後の各々の格子5は両面に基材2の層
が表出する。
この格子体4に酸化鉛を主体とする活物質(図示略)
を充填して、乾燥雰囲気中で硬化させる。
以上に説明した格子体4を用いて、鉛蓄電池の正およ
び負極板を作成した。これらの極板を組み合わせて電池
を作つた。
第4図は、従来から一般的に使用されている鉛−カル
シウム系合金から成る極板によつて作られた電池α(点
線)、第6図(従来技術)の極板による電池β(一点鎖
線)と、本発明の極板によつて作られた電池γ(実線)
およびδ(二点鎖線)の放電時間と充放電サイクルの関
係を示したものである。電池γは箔材2を鉛−アンチモ
ン合金としたものであり、一方電池δは箔材2を鉛−錫
合金としたものである。充放電サイクル試験は25℃の雰
囲気中で5時間率充電を10.5V完全放電を行うまでのも
のとした。このとき、放電持続時間が3時間未満のもの
を鉛蓄電池の寿命と規定した。
充放電サイクル試験実施後の電池γおよびδを分解し
てみると、各々の格子と活物質の剥離が存在せず良好な
密着性が確保されていることが確認できた。この実験結
果から、本発明によつて作られた極板を鉛蓄電池に用い
たことによりメンテナンスフリー性を確保しつつ長寿命
である両者の特長を兼ね備えた鉛蓄電池を提供すること
ができるようになつた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では鉛−カルシウム−錫
合金から成る極板の有するメンテナンスフリー性を生か
しつつ、鉛−アンチモン合金、および鉛−錫合金から成
る極板材の有する長寿命性の両者を兼ね備えた鉛蓄電池
を提供することができるようになつた。
これは、活物質と格子体との密着性が良好であること
に起因している。即ち、鉛−アンチモン合金、鉛−錫合
金からなる箔材は、鉛−カルシウム−錫合金からなる基
材に挟まれているので、箔材が格子体表面に表出する面
積が小さい。このように箔材の表出面積が小さいと、箔
材が腐食して剥離する速度や、箔材が化学反応により溶
解される速度も小さくなる。また、格子と活物質とは、
箔材の成分であるアンチモンや錫の酸化物を密着点とし
て密着するので、良好な密着力を確保するためにはこれ
らの成分を含有する箔材を長時間保持しておく必要があ
る。この点において、本発明における箔材は、腐食や溶
解の速度が小さく、箔材をより長く保持することができ
るので、良好な密着性を長時間確保することができ、安
定した充放電サイクルを実現することができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉛蓄電池の極板となる極板材の斜視図、第2図
は極板材をエキスパンド加工して得られる格子体の正面
図、第3図は第2図B部の詳細図、第4図は本考案の極
板を使用した電池と従来技術の極板による電池の充放電
サイクル寿命試験結果を示す特性図、第5図は従来例に
よる極板材の斜視図、第6図は同じく従来例による極板
材をエキスパンド加工して得られる格子体の正面図、第
7図は第6図A部の詳細図を示す。 基材……2、 箔体……3。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛−カルシウム−錫系合金を基材とし、該
    基材の表面上に鉛−アンチモン合金の箔材を積層させる
    とともに、該箔材に前記基材を積層させた鉛蓄電池用極
    板。
  2. 【請求項2】鉛−カルシウム−錫系合金から成る基材
    が、カルシウムの含有量0.07〜0.12重量%、錫の含有量
    1.0重量%以下で残部が鉛である請求項1記載の鉛蓄電
    池用極板。
  3. 【請求項3】鉛−アンチモン合金から成る箔材が、アン
    チモンの含有量1.5〜7.0重量%で残部が鉛である請求項
    1記載の鉛蓄電池用極板。
  4. 【請求項4】鉛−カルシウム−錫系合金を基材とし、該
    基材の表面上に鉛−錫合金の箔材を積層させるととも
    に、該箔材に前記基材を積層させた鉛蓄電池用極板。
  5. 【請求項5】鉛−カルシウム−錫系合金から成る基材
    が、カルシウムの含有量0.07〜0.12重量%、錫の含有量
    1.0重量%以下で残部が鉛である請求項4記載の鉛蓄電
    池用極板。
  6. 【請求項6】鉛−錫合金から成る箔材が、錫の含有量1
    5.0重量%以下で残部が鉛である請求項4記載の鉛蓄電
    池用極板。
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