JP2932331B2 - 吸収冷温水装置 - Google Patents

吸収冷温水装置

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JP2932331B2
JP2932331B2 JP1202292A JP1202292A JP2932331B2 JP 2932331 B2 JP2932331 B2 JP 2932331B2 JP 1202292 A JP1202292 A JP 1202292A JP 1202292 A JP1202292 A JP 1202292A JP 2932331 B2 JP2932331 B2 JP 2932331B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸収冷温水装置に係り、
特にその高温再生器における温度制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】稀溶液をバーナによって加熱および沸騰
させ高温の冷媒蒸気と高温濃溶液を再生させる高温再生
器には、高温再生器保護スイッチが備えられており、こ
の高温再生器保護スイッチの出力に基づいて前記バーナ
の停止をさせる高温再生器の温度保護制御を行なってい
る。
【0003】図4ないし図6はそれぞれ従来の高温再生
器の温度保護制御の構成を示した説明図である。
【0004】まず、図4は既設の高温再生器の保護スイ
ッチに追加して、新たな高温再生器保護スイッチのセン
サであるサーミスタ40の出力を電子温度スイッチ回路
41を介してバーナのオン・オフを行なう構成を示し、
付加する構成となっている。図5はサーミスタ50の出
力を新たなブリッジ回路51、新たなコンパレータ52
を付加してセンサの開放故障及び短絡故障を判断でき
る。
【0005】なお、上述したサーミスタ40、50の温
度一抵抗値特性は図6に示すようになっている。
【0006】しかし、上述した各構成は、特別の回路を
付加しなければならないといった問題点を有し、近年で
はマイクロコンピータを用いて制御したものが知られる
ようになった。
【0007】図7はマイクロコンピータを用いたもので
あり、サーミスタ70の出力をR/V回路71によって
抵抗値変化を電圧信号に変換し、この電圧信号をA/D
回路72を介してディジタル化してCPU73に入力さ
せるようにしている。このCPU73ではその入力によ
って温度を正確に検知し、この温度に基づいてバーナの
オン・オフの制御をするようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイクロコン
ピータを用いた温度制御にあっては、そのCPU73の
入力データとしてディジタル信号を用いなければならな
い必要性から、A/D回路72を備えているものとなっ
ているが、このA/D回路72の特性上の問題から該A
/D回路72が取扱うことのできる温度範囲は一定の制
限が付されていることが知られている。
【0009】すなわち、図8のグラフに示すように、そ
の横軸の温度範囲において一定の温度範囲のみが入力で
ある電圧値に対応する温度が設定されるもので、たとえ
ば入力電圧値が0Vあるいは5Vの場合には温度が判ら
ないという問題が残されていた。
【0010】したがって、入力電圧値が0Vあるいは5
Vの場合には、実際にそれらに対応する温度(それぞれ
t1 ℃以下,t2 ℃以上)なのか、あるいはセンサであ
るサーミスタ70を包含する高温再生器保護スイッチが
正常に駆動していないかのいずれであるかの判断ができ
ないものであった。
【0011】本発明は、このような事情に基づいてなさ
れたものであり、その目的とするところのものは、簡単
な構成にも拘わらず、高温再生器保護スイッチが正常に
駆動していない場合、それを即検知できて装置本体を正
常に稼働させることのできる吸収冷温水装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、高温再生器を加熱す
るバーナと、該高温再生器の温度を検知して前記バーナ
のオン・オフを行なう高温再生器保護スイッチとを備え
る吸収冷温水装置において、前記バーナが所定時間オン
していることを検知しているにも拘わらず高温再生器の
温度が所定値に達していない場合、および前記バーナが
所定時間オフしていることを検知しているにも拘わらず
高温再生器の温度が所定値以上になっている場合のそれ
ぞれを検知する検知手段と、この検知手段の上記各場合
の検知によって装置本体を停止させる停止手段とを備え
たことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】このように構成した吸収冷温水装置によれば、
まず、高温再生器のバーナが所定時間オンしていること
を検知しているにも拘わらず高温再生器の温度が所定値
に達していないことを検知することができるようにな
る。
【0014】このことは、高温再生器保護スイッチが故
障しており、高温再生器の温度を正確に検知していない
場合を判定できることになる。けだし、バーナが所定時
間オンしておれば高温再生器の温度は所定以上に上昇し
ているはずであるからである。
【0015】また、同様に高温再生器のバーナが所定時
間オフしていることを検知しているにも拘わらず高温再
生器の温度が所定値以上になっていることを検知できる
ことによって、高温再生器保護スイッチが故障している
ことを判定できることになる。けだし、バーナが所定時
間オフしておれば高温再生器の温度は所定以下に下降し
ているはずであるからである。
【0016】このようなことから、上記各場合はそのい
ずれにあっても高温再生器保護スイッチが正常に駆動し
ていないことを判定でき、この判定によって装置本体を
停止させていることから装置を正常に稼働させることが
できるようになる。
【0017】
【実施例】図2は、本発明による吸収冷温水装置の一実
施例を示す概略構成図である。
【0018】同図において、1は高温再生器であり、器
内の稀溶液をバーナ2で加熱および沸騰させ高温の冷媒
上記と高温濃溶液を発生するものである。
【0019】3は高温再生器保護スイッチであり、高温
再生器1を保護するサーミスタ温度センサで構成された
ものとなっている。なお、この高温再生器保護スイッチ
3の出力を処理する回路は図3を用いて後述する。
【0020】4は揚液管であり、高温再生器1内で発生
した高温の冷媒蒸気と高温濃溶液を熱気泡ポンプの原理
で上昇させ内筒5へ導く管となっている。
【0021】6は第一気液分離器であり、内筒バッフル
板7によって方向を変えられた、高温の冷媒蒸気と高温
濃溶液を分離するようになっている。
【0022】8は、低温再生器であり、冷媒蒸気導入管
9を通って流入した高温の冷媒蒸気の凝縮熱を熱源とし
て、高温熱交換器10より流出した中間濃溶液を加熱お
よび沸騰させて冷媒蒸気と濃溶液を発生させ、一方凝縮
熱を奪われた冷媒蒸気は冷媒液となって冷媒貯蔵室11
に流れ込むようになっている。
【0023】12は第二気液分離器であり、低温再生器
8で発生した冷媒蒸気と濃溶液を分離するようになって
いる。
【0024】13は凝縮器であり、低温再生器8で発生
した冷媒蒸気をコイル内を循環している冷却水で冷却し
て凝縮させて冷媒液とするようになっている。
【0025】14は蒸発器であり、コイル上に滴下した
冷媒を真空中で蒸発させ、コイル内を通っている循環水
から蒸発潜熱を奪い冷水をつくりだすようになってい
る。
【0026】15は吸収器であり、吸収器コイルに滴下
された低温濃溶液が、コイル表面に沿って降下する間
に、蒸発器14で蒸発した冷媒蒸気を吸収するようにな
っている。
【0027】16は低温熱交換器であり、低温再生器8
より降りてきた温度の高い濃溶液と溶液循環ポンプ17
によって送られた温度の低い稀溶液が熱交換を行なうよ
うになっている。
【0028】次に、図3は前記高温再生器保護スイッチ
3の出力を処理する回路の一実施例を示す構成図であ
る。
【0029】同図において、高温再生器保護スイッチ3
の出力はR/V回路30によって電圧値に変換され、こ
の電圧値はA/D回路31によってディジタル化される
ようになっている。そしてA/D回路31からのディジ
タル信号はCPU32に入力されるようになっている。
【0030】一方、CPU32はバーナオン・オフ判別
回路33から、前記バーナ2をオンしているかあるいは
オフしているかの判別を示す信号が入力されるようにな
っている。
【0031】そして、CPU32からは、装置本体停止
機構34に停止信号を出力できるようになっている。
【0032】ここで、前記CPUの動作の一実施例を図
1のフロー図を用いて各ステップ毎に説明する。
【0033】SP1.バーナ2がオン状態であることを
検出して、この状態がT1 分(たとえば15分)間継続
しているか否かを判定する。
【0034】SP2.継続している場合、高温再生器1
の温度がΘ1 ℃(たとえば120℃)以上か否かを判定
する。
【0035】SP3.温度がΘ1 ℃以下の場合、センサ
の断線故障を表示する。この表示としてはたとえば赤ラ
ンプ等の点滅が効果的となる。
【0036】SP4.バーナ2の停止を行なうことによ
り装置本体の停止を行なう。これにより、バーナ2のオ
ン状態の継続、すなわち燃焼しっぱなしの状態を回避で
きることになる。
【0037】SP5.上述のSP1.でバーナ2のオン
状態がT1 分間継続していない場合、あるいはSP2.
で、高温再生器1の温度がΘ1 ℃以上になっている場合
に、バーナ2のオフ状態がT2 分(たとえば30分)間
継続しているかを判定する。
【0038】SP6.継続している場合、高温再生器1
の温度がΘ2 ℃(たとえば130℃)以下か否かを判定
する。
【0039】SP7.温度がΘ2 ℃以上の場合、センサ
の短絡故障を表示する。
【0040】SP8.バーナ2の停止を行なうことによ
り装置本体の停止を行なう。
【0041】これにより、バーナ2が停止しているはず
であるのに、実際には燃焼している可能性がある状態を
回避することができるようになる。
【0042】上述した実施例による吸収冷温水装置によ
れば、まず、高温再生器1のバーナ2が所定時間オンし
ていることを検知しているにも拘わらず高温再生器の温
度が所定値に達していないことを検知することができる
ようになる。
【0043】このことは、高温再生器保障スイッチ3が
故障しており、高温再生器1の温度を正確に検知してい
ない場合を判定できることになる。けだし、バーナ2が
所定時間オンしておれば高温再生器1の温度は所定以上
に上昇しているはずであるからである。
【0044】また、同様に、高温再生器1のバーナ2が
所定時間オフしていることを検知しているにも拘わらず
高温再生器1の温度が所定値以上になっていることを検
知できることによって、高温再生器保護スイッチ3が故
障していることを判定できることになる。けだし、バー
ナ2が所定時間オフしておれば高温再生器1の温度は所
定以下に下降しているはずであるからである。
【0045】このようなことから、上記各場合はそのい
ずれにあっても高温再生器保護スイッチ3が正常に駆動
していないことを判定でき、この判定によって装置本体
を停止させていることから、装置を正常に稼働させるこ
とができるようになる。
【0046】また、上述した構成は、バーナ2がオン・
オフのいずれかの状態にあるか検知し、その判別信号を
CPU32に入力させるだけで、該CPU32における
ソフトウェ−アを変更することによって実行できる。し
たがって極めて簡単な構成で実現できるようになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による吸収冷温水装置によれば、簡単な構成にも
拘わらず、高温再生器保護スイッチが正常に駆動してい
ない場合、それを即検知できて装置本体を正常に稼働さ
せることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による吸収冷温水装置の一実施例を示す
構成図で、特にCPUの動作フローを示す説明図であ
る。
【図2】本発明による吸収冷温水装置の一実施例を示す
概略構成図である。
【図3】本発明による吸収冷温水装置において高温再生
器保護スイッチの出力を処理する回路の一実施例を示す
回路図である。
【図4】従来の吸収冷温水装置の一例を示す要部構成図
である。
【図5】従来の吸収冷温水装置の一例を示す要部構成図
である。
【図6】高温再生器保護スイッチであるサーミスタの特
性を示した特性図である。
【図7】従来の吸収冷温水装置の一例を示す要部構成図
である。
【図8】図7に示す吸収冷温水装置の問題点を示した説
明図である。
【符号の説明】
1 高温再生器 2 バーナ 3 高温再生器保護スイッチ 32 CPU 33 バーナオンオフ判別回路 34 装置本体停止機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 15/00 306 F22B 37/47 F25B 49/02 570 F25B 49/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温再生器を加熱するバーナと、該高温
    再生器の温度を検知して前記バーナのオン・オフを行な
    う高温再生器保護スイッチとを備える吸収冷温水装置に
    おいて、前記バーナが所定時間オンしていることを検知
    しているにも拘わらず高温再生器の温度が所定値に達し
    ていない場合、および前記バーナが所定時間オフしてい
    ることを検知しているにも拘わらず高温再生器の温度が
    所定値以上になっている場合のそれぞれを検知する検知
    手段と、この検知手段の上記各場合の検知によって装置
    本体を停止させる停止手段とを備えたことを特徴とする
    吸収冷温水装置。
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