JP2527446B2 - ヒ―トポンプ - Google Patents

ヒ―トポンプ

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JP2527446B2 JP62259917A JP25991787A JP2527446B2 JP 2527446 B2 JP2527446 B2 JP 2527446B2 JP 62259917 A JP62259917 A JP 62259917A JP 25991787 A JP25991787 A JP 25991787A JP 2527446 B2 JP2527446 B2 JP 2527446B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/21Refrigerant outlet evaporator temperature

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、冷媒熱交換器を有し、かつ非共沸混合冷媒
(以下、単に混合冷媒という。)を用いたヒートポンプ
(本明細書では、冷凍装置も含む。)に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来、冷媒熱交換器を有し、混合冷媒を用いたヒート
ポンプとして第6図に示すものが公知である(特開昭62
−19654号,特開昭62−19650号,特開昭62−19651号公
報)。
このヒートポンプは圧縮機1と凝縮器2と膨張弁3と
蒸発器4と、凝縮器2を出て膨張弁3の手前の冷媒と蒸
発器4を出て圧縮器1の手前の冷媒とを熱交換させる冷
媒熱交換器5とを含むクローズドループからなってい
る。そして、このヒートポンプは冷媒熱交換器5によ
り、蒸発器4の出口における冷媒を適切な湿りガス状態
にして、冷媒の蒸発により凝縮器2の出口の高圧液冷媒
を過冷却するようにしてあり、蒸発器4内での冷媒の過
熱から生ずる熱交換ロスによる成績係数COP(=蒸発能
力/動力)の低下を防止するとともに、圧縮機1には適
当に過熱ガス状態の冷媒を供給して圧縮機1での液圧縮
を防止するようにしたものである。
(発明が解決しようとする問題点) 混合冷媒を用いたヒートポンプサイクルでは、圧縮機
1の吸込状態、即ち冷媒熱交換器5の出口状態の過熱度
を小さく、飽和温度に近づけることがシステム効率を高
めるうえで非常に重要である。
そこで、第2図に示すT−S線図により上記ヒートポ
ンプにおける各種状態の変化について説明する。
なお、周知のように第2図中曲線部分Aは飽和液線
で、これに対して連続的に続く曲線部分Bは飽和蒸気線
である。
第6図に示すように、装置各部をa,b,…,hの記号を付
して区別し、このうち、b部を凝縮器2内の凝縮開始
点、g部を蒸発冷媒が飽和蒸気となる点とすると、例え
ば圧縮機1側の冷媒熱交換器5の出口で飽和蒸気の状態
になる場合の状態変化は、実線Iで示すようになる。但
し、第2図のa,b,…,hは第6図中の同符号の部分が対応
し、この場合にはg点とh点とは重なる。したがって、
点eから点gまでの間における熱交換により冷媒は全て
潜熱として熱量を被冷却体から吸収する。
これに対して、冷媒熱交換器5内で冷媒ガスが過熱状
態になると(g部が冷媒熱交換器5内にある場合)、第
6図中のd,e,f,g,hの各部の状態は、この場合の状態変
化を示す破線II上のd′,e′,f′,g′,h′の各点に移行
する。即ち、冷媒熱交換器5内で冷媒ガスが過熱状態と
なり、g部から冷媒熱交換器5を出るまでの間の熱交換
により冷媒ガスは顕熱(冷媒ガスを1℃上げるのに要す
る熱量は潜熱に比して非常に小さい。)として熱量を蒸
発器4に向う液側の冷媒液から吸収して、冷媒ガスが冷
媒熱交換器5の出口に向かって急速に温度上昇するた
め、即ち、膨張弁3に向かう冷媒との間の温度差が小さ
くなり、冷媒熱交換器5での熱交換量が減少し、蒸発圧
力の低下からCOPの若干の低下が生じる。
さらに、冷媒ガスの過熱が大きくなって、蒸発器4内
で冷媒が飽和蒸気の状態になると、蒸気各部は、この場
合の状態変化を示す破線III上のd″,e″,f″,g″,h″
の各点に移行し、蒸発器4の出口部分での冷媒ガスの温
度の上昇により被冷却体流体の温度と接近し、蒸発圧力
の大巾な低下が生ずるため、混合冷媒を使った場合にお
ける蒸発器4内での小温度対向流熱交換が出来なくな
り、COPは急激に低下するという問題が生じる。
そこで、特開昭62−19651号公報に開示された発明で
は、蒸発器の出口における冷媒を適切な湿りガス状態と
するために、冷媒熱交換器の出口温度を検出し、その検
出温度に基づいて膨張弁の開度をコントロールするよう
にしてある。
ところが、この公報に開示の発明によれば冷媒熱交換
器の出口温度のみを検出しているため、蒸発器出口での
冷媒状態を確定することがでぎず、確実に適切な湿りガ
ス状態にすることができない。なぜならば、第2図を参
照して説明すると、冷媒熱交換器の出口温度thが同じ温
度であっても、冷媒状態によって蒸発器の出口温度tf
(第2図におけるf点)は異なっているためである。
したがって、上述した第2図のIIIで示されるような
好ましくない状態になり得るという問題が生じる。
(問題点を解決するための手段) 上述した問題が生じるのを防ぐために、本発明は、圧
縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器と、凝縮器を出て膨張弁
の手前の冷媒と蒸発器を出て圧縮機の手前の冷媒とを熱
交換させる冷媒熱交換器とを含むクローズドループから
なり、上記冷媒として非共沸混合冷媒を用いたヒートポ
ンプにおいて、膨張弁と冷媒熱交換器との間の冷媒の温
度を検出する第1温度検出器と、冷媒熱交換器と圧縮機
との間の冷媒の温度を検出する第2温度検出器と、上記
両温度検出器による検出温度の差が許容範囲より大きい
場合には膨張弁を絞り、逆の場合には膨張弁を開く制御
手段とを設けて形成した。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明す
る。
第1図は、本発明に係るヒートポンプを示し、冷媒、
正確には混合冷媒、が循環するクローズドループの構成
自体は第6図に示すヒートポンプと実質的に同一であ
り、互いに共通する部分には同一番号を付して説明を省
略する。
本ヒートポンプでは、さらに膨張弁3と冷媒熱交換器
5との間の冷媒の温度teを検出する第1温度検出器6
と、冷媒熱交換器5と圧縮器1との間の冷媒の温度thを
検出する第2温度検出器7と、上記両温度検出器からの
温度信号に基づいて膨張弁3の開度を制御する制御手段
8とを設けて形成してある。
そして、両温度検出器による検出温度の差(th−te)
が許容範囲より大きい場合には膨張弁3を絞り、逆の場
合には膨張弁3を開くようにしてある。即ち、蒸発器4
内で過熱が生じない範囲で冷媒熱交換器5の出口温度th
を制御するように形成してある。
混合冷媒の場合、その成分と構成比が決まれば露点
(飽和ガス温度)tg(第2図中g点の温度)、沸点(飽
和液温度)td0(第2図参照)の温度差(tg−td0)は決
まる。また、冷媒熱交換器5を使用したヒートポンプサ
イクルでは、第2図中d点の温度は蒸発温度より決まる
ため、同様に温度差(tg−te)も決まる。
したがって、蒸発器4内で過熱が生じない範囲で冷媒
熱交換器5の出口温度thを設定すれば、温度差(th−t
e)の制御範囲が決定され、その温度差の大きさより膨
張弁3の制御は可能となる。
即ち、第1温度検出器6で冷媒温度teを検出し、第2
温度検出器7で冷媒温度thを検出している意味が正にこ
の点にある。
蒸発器4および冷媒熱交換器5における熱交換を効率
よく行なわせるうえで理想的な場合を示しているのが、
第2図中実線Iでこの場合(g=hの場合)における上
記熱交換の状態をT−Q線図で示すと第3図のようにな
る。これに対して、冷媒熱交換器5内で過熱が生じた場
合の第2図中破線IIの場合における上記熱交換状態を示
すT−Q線図は第4図のようになる。
なお、第3図,第4図中c,d,…,hの各点は上記同様第
1図および第2図の同符号あるいは同符号に“′”を付
した各点に対応する。
また、同図中点cから点dへの変化は、冷媒液の顕熱
変化、点fから点gへの変化は冷媒液の蒸発による潜熱
変化ゆえ、温度差(tc−td)は冷媒の種類によって多少
の変動はあるが、温度差(tg−tf)の約10倍となる。
このため、第3図の状態になるように冷媒の温度を制
御することが装置の運転効率上最適であるが、第4図の
場合のように冷媒熱交換器5内で多少過熱が生じても、
冷媒の液側と蒸発側の対数平均温度差に関する差異は小
さく、蒸発圧力の低下、したがって、運転効率の低下の
割合は小さい。また、蒸発器4においては被冷却流体と
の間で対向流による熱交換は正常に行われているので、
混合冷媒による良好な運転効率は略保たれる。
具体的には、冷媒熱交換器5における過熱度(th−t
g)が、運転効率の低下が少ない0〜5℃程度になるよ
うに、即ち、温度差(th−te)が“(tg−te)+(0〜
5℃)”となるように膨張弁3の開度を制御するのが好
ましい。
なお、上記実施例では蒸発器4の入側の温度teを検出
するようにしたものを示したが、本発明はこれに限るも
のではなく、第5図に示すヒートポンプのように蒸発器
4の出側の温度tfを検出するようにしてもよく、また、
同図中一点鎖線枠内のエコノマイザ9を設けてもよい。
ただし、この温度tfを検出するようにした場合には、
温度差(th−tf)を“(tg−tf)+(0〜5℃)”とな
るように膨張弁3の開度を制御する。
また、上述したいずれの場合も凝縮温度tcが変動した
場合、冷媒熱交換器5における熱交換量の変化により、
温度差(tg−tf)は変化するが、fの状態からgの状態
への変化は潜熱による熱交換によって起こるゆえ、温度
差(tc−td)の変化巾に対して、温度差(tg−tf)の変
化巾は小さい。したがって、温度差(th−te),(th−
tf)による上記膨張弁3の開度制御に与える影響は無視
出来る。
(発明の効果) 以上の説明より明らかなように、本発明によれば、膨
張弁と冷媒熱交換器との間の冷媒の温度を検出する第1
温度検出器と、冷媒熱交換器と圧縮機との間の冷媒の温
度を検出する第2温度検出機と、上記両温度検出機によ
る検出温度の差が許容範囲より大きい場合には膨張弁を
絞り、逆の場合には膨張弁を開く制御手段とを設けて形
成してある。
このため、第3図〜第4図に示すように運転効率の良
い状態とすることができるので、混合冷媒を用いたヒー
トポンプにおいて、蒸発器内で過熱を生ずることなく、
小温度差対向流熱交換を行わせて、良好なCOPを維持す
ることが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係るヒートポンプの冷媒
および制御系統図、第2図は混合冷媒を用いた場合のヒ
ートポンプサイクルを示すT−S線図、第3図,第4図
は蒸発器および冷媒熱交換器における熱交換状態を示す
T−Q線図、第5図は本発明の第2実施例に係るヒート
ポンプの冷媒および制御系統図、第6図は従来のヒート
ポンプの冷媒系統図である。 1……圧縮機、2……凝縮器、3……膨張弁、4……蒸
発器、5……冷媒熱交換器、6,7……第1,第2温度検出
器、8……制御手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮器と凝縮器と膨張弁と蒸発器と、凝縮
    器を出て膨張弁の手前の冷媒と蒸発器を出て圧縮機の手
    前の冷媒とを熱交換させる冷媒熱交換器とを含むクロー
    ズドループからなり、上記冷媒として非共沸混合冷媒を
    用いたヒートポンプにおいて、膨張弁と冷媒熱交換器と
    の間の冷媒の温度を検出する第1温度検出器と、冷媒熱
    交換器と圧縮機との間の冷媒の温度を検出する第2温度
    検出器と、上記両温度検出器による検出温度の差が許容
    範囲より大きい場合には膨張弁を絞り、逆の場合には膨
    張弁を開く制御手段とを設けたことを特徴とするヒート
    ポンプ。
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