JP2930885B2 - 電子部品の接合部検査用照明装置 - Google Patents

電子部品の接合部検査用照明装置

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JP2930885B2 JP7002868A JP286895A JP2930885B2 JP 2930885 B2 JP2930885 B2 JP 2930885B2 JP 7002868 A JP7002868 A JP 7002868A JP 286895 A JP286895 A JP 286895A JP 2930885 B2 JP2930885 B2 JP 2930885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品の接合部検査用
照明装置に係り、とくに基板に接合された状態の電子部
品につき接合部の接合状態の良否を画像処理技術を用い
て検査するために照明する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品を基板に実装するについては、
半田付けの良否が問題となる。そして、この良否判定は
画像処理技術を用いて行うことが近年一般的である。
【0003】すなわち、電子部品の被検査部を撮像して
得た画素毎の輝度からなる画像データを基準データと比
較して良否判定を行う。この場合、撮像はCCDカメラ
のような小型カメラを用いて検査台上に設置した実装基
板を上方から撮影することにより行う。そして撮像を良
好に行うには、実装基板上を均一に照明する必要があ
り、そのためにカメラのレンズ窓を取り囲むようなリン
グ状の照明を用いるのが通例である。
【0004】その一例である特開平6−273346号
公報には、複数のそれぞれ径の異なるリング状照明装置
を積み上げ状に配置して多段照明装置を構成し、各段毎
の切り替えを行って種々の角度からの照明を当てなが
ら、軸線位置に配した撮像カメラにより各段の照明を行
う毎に実装基板を撮像するようにしている。
【0005】この構成により、実装基板は各段のリング
状照明装置により径方向の外方からの光が当てられ、各
段照明毎の撮像が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置では、各段
毎の照明光による撮像を行うものであるから、リング状
照明を行うが、リング状照明装置は線状である点で問題
がある。すなわち、もっとも均一な照明を行うには面状
照明を用いる必要がある。
【0007】この点で、上記公報に記載の構成では不十
分な点がある。
【0008】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、実装基板を撮像するために均一照明する電子部品の
接合部検査用照明装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、請求項1記載の、基板に接合された電子部品
の接合部を検査すべく撮像するための照明装置におい
て、光源と、各一端が前記光源に対向しており、各他端
が撮像用の開口を中心に持つ一平面内において少なくと
も2以上の同心リング状に配列された光ファイバ群と、
光拡散材により平板状に構成された第1の光拡散板およ
び光拡散材により円錐状に構成された第2の光拡散板を
有し、これら両光拡散板は前記光ファイバの前記他端と
前記電子部品との間に配されて前記光ファイバ群の各他
端から放射された光を拡散させて前記電子部品に照射す
る光拡散装置と、をそなえたことを特徴とする電子部品
の接合部検査用照明装置、を提供するものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成により、光源から送出され
た光は、光ファイバ群の一端に入射する。光ファイバ群
の他端から出た光は、撮像用の開口周りに2重同心リン
グ状に配された他端から光拡散板に向かって放射され
る。光拡散板は、平板状のものと円錐状のものとが2重
に設けられているから、光ファイバ端を出た光は、まず
平板状の拡散板により拡散され、次いで円錐状の拡散板
により更に拡散されて均一光となって電子部品の接合部
を照明する。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の構成によれば、光ファイ
バ群の各端部が2重リング状に配されてなる光源からの
光が、平板状および円錐状の2重光拡散板により十分に
拡散されて電子部品の接合部に照射されるから、接合部
検査に適した照明が可能となる。
【0014】
【0015】
【0016】
【実施例】図1は、本発明の基本構成を側面図として示
したものである。この実施例は、ハロゲンランプなどの
高照度の光源11からの光をリング状光ファイバ群12
に与え、光ファイバ群12の端部から放射される光を光
拡散板13によって拡散して図示しない実装基板上の電
子部品に照射する。
【0017】リング状光ファイバ群12と光拡散板13
とは、ともに平面形状がリング状もしくは円形に構成さ
れており、互いに同心的に配置されている。そしてその
中心位置に、CCDカメラ20が下向きに取り付けられ
ている。
【0018】リング状光ファイバ群12は、同心的に配
された2つのリングを有し、各リングは図示のように、
側面から見てリングの下方に向かって角度θの拡りを持
つ光を光拡散板13の上面に照射する。
【0019】光拡散板13は、この光を内部で透過させ
る際に散乱させて均一化した上で、図示下方にあるべき
実装基板に向けて照射する。
【0020】図2は、光拡散板13の平面形状を示した
ものである。この図に示すように、光拡散板13は全体
形状が円形であり、その中心位置にCCDカメラの撮像
用の開口が設けられている。そして、図1に示すよう
に、リング状光ファイバ群12の放射光を光拡散板13
で散乱させて均一化した光を実装基板上の電子部品接合
部に照射する。
【0021】図3(a)、(b)は、本発明の照明装置
による照明と従来装置の照明とを対比して示したもので
あり、同図(a)は従来装置によるもの、同図(b)は
本発明によるものである。これらの図では基板を図示省
略しているが、いづれもICのリードが基板上の配線パ
ターンに半田付けされた状態を同様に示している。そし
て半田付け部に実線で示した入射光が当てられて破線で
示す反射光が生じ、この反射光をCCDカメラ20が撮
像する。
【0022】従来装置を示す同図(a)では、半田付け
部に斜め右上からの光L1が入射し反射光L1’はさら
に右上に反れる方向に向かう。したがって、CCDカメ
ラ20に向かう反射光は少なくCCDカメラ20から見
た半田付け部は低輝度になる。
【0023】半田付け部は鏡面状態になり易いものであ
るから、一方向から強力な光が当てられるとある方向に
強い光が反射される。そして他の方向に反射する光は弱
いものとなる。したがって、CCDカメラ20から見た
半田付け部は低輝度となって良好な画像とはならない。
【0024】これに対して本発明を示す同図(b)で
は、入射光がL1だけではなくより右方向からのL2,
L3があり、その反射光はよりCCDカメラ20に近い
方向に向かうL2’、L3’があり、とくにL3’はC
CDカメラ20に直接向かうものであるからCCDカメ
ラ20から見た半田付け部は高輝度になる。この結果、
良好な半田付け部の画像が得られる。
【0025】実験結果によれば、半田付け部つまり電子
部品の接合部が高輝度になることに対応して従来の照明
ではノイズとなっていたフラックスが目だたなくなっ
た。
【0026】図4は、本発明の一実施例を示したもので
ある。この実施例では、リング状光ファイバ群12と円
錐状光拡散板13との間にもう一つの平板状光拡散板1
4を設けたものである。円錐状光拡散板13と平板状光
拡散板14とは互いに協働し合ってリング状光ファイバ
群12からの光を十分に散乱させるから、基板に向かう
光は十分に均一化されたものとなる。
【0027】この場合、リング状光ファイバ群12を二
重以上の多重リングにすれば、さらに光拡散効果が高ま
る。また、平板状光拡散板14を設けることによりリン
グ状光ファイバ群12を単一リングにしてもかなりの光
拡散が行われる。ただし、光拡散板による散乱は光強度
を弱めることを考慮して設計する必要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す側面図。
【図2】図1の構成における光拡散板13の平面形状を
示す図。
【図3】同図(a)は従来の装置による基板上の電子部
品を照明する状態を示した図、また同図(b)は本発明
による基板上の電子部品を照明する状態を示した図。
【図4】本発明の一実施例の構成を示す側面図。
【符号の説明】
11 光源 12 リング状光ファイバ群 13、14 光拡散板 20 CCDカメラ L1、L2,L3 入射光 L1’、L2’、L3’反射光

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に接合された電子部品の接合部を検査
    すべく撮像するための照明装置において、 光源と、 各一端が前記光源に対向しており、各他端が撮像用の開
    口を中心に持つ一平面内において少なくとも2以上の同
    心リング状に配列された光ファイバ群と、 光拡散材により平板状に構成された第1の光拡散板およ
    び光拡散材により円錐状に構成された第2の光拡散板を
    有し、これら両光拡散板は前記光ファイバの前記他端と
    前記電子部品との間に配されて前記光ファイバ群の各他
    端から放射された光を拡散させて前記電子部品に照射す
    る光拡散装置と、 をそなえたことを特徴とする電子部品の接合部検査用照
    明装置。
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JP2960977B2 (ja) * 1991-03-29 1999-10-12 マツダ株式会社 表面状態検査用照明装置
JP3179850B2 (ja) * 1992-03-12 2001-06-25 スカラ株式会社 観察装置の撮像具に用いる照明ユニット

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