JP2929208B2 - カード式パチンコ機 - Google Patents

カード式パチンコ機

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JP2929208B2
JP2929208B2 JP1293239A JP29323989A JP2929208B2 JP 2929208 B2 JP2929208 B2 JP 2929208B2 JP 1293239 A JP1293239 A JP 1293239A JP 29323989 A JP29323989 A JP 29323989A JP 2929208 B2 JP2929208 B2 JP 2929208B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は客と店との取引媒体にカードを使用したカー
ド式パチンコ機の改良に関する。
(従来の技術) パチンコ遊技は客と店との取引媒体として、一般には
遊技球を使用しているが、遊技球の代りにカードを用い
るカード式パチンコ機が提案されている。つぎに、従来
のカード式パチンコ機を、第2図と、第18図ないし第21
図とに基いて以下に説明する。従来のカード式パチンコ
機は、たとえば第2図に示すような遊技用カード1、お
よびカード1によって遊技が行われるパチンコ機(第18
図および第19図参照)2を主構成とし、第18図に示すよ
うにパチンコ機2は管理装置3に交信可能接続されてい
る。
カード1には、たとえば磁気ストライプからなる書込
部4を設け、この書込部4には金額に応じて貸し出され
た遊技用のパチンコ球(以下、「遊技球」という)数が
遊技情報として書き込まれ、その他に、カード1の使用
限度回数、およびカード1の真正を確認することにより
不正防止をするためのID符号(ID−Indentification)
の各データが書き込まれている。書込部4に書き込まれ
た上述の各データは、第18図に示したカード発行機5に
よって予め書き込まれ、このカード発行機5は遊技球の
貸出器に相当するものである。また、カード発行機5は
管理装置3に交信可能に接続されている。なお、カード
1の使用限度回数は、摩耗による不都合が発生すること
を防止するためのものである。また、賞品球を賞品に交
換するためのカード精算機は、図示を省略している。
カード発行機5によって発行されたカード1は、第20
図に示した装着部6にパチンコ機2の前面側から挿入さ
れる。装着部6にはリードライトヘッドからなるリード
ライト部7が設けてあり、リードライト部7は装着部6
に装着されているカード1の書込部4の各種データを読
出し、かつパチンコ遊技の進行状況に応じて、書込部4
に各種データを書き込む機能が備えられている。そし
て、リードライト部7は装着部6に装着されているカー
ド1の各種データを、第21図に示した遊技回路8に入力
する。遊技回路8は、リードライト部7から入力された
各種データに基いて、パチンコ機2の各部を制御するこ
とにより、遊技動作を可能にするものである。また、9
は周知の打球装置、10はパチンコ機2のMPUである。
遊技球はパチンコ機2の打球装置9内部に封入され、
打球装置9の方向に導かれる。そして、遊技者が後述す
る所定の操作をしたときに、遊技回路8は打球装置9を
動作させて封入された遊技球を1球づつ遊技盤11に打出
すことにより、遊技動作状態になる。打球装置9によっ
て打出された遊技球は、アウト孔12またはセーフ孔13に
入賞したのち、ふたたび打球装置9が設置されている方
向に誘導され、セットされる。
発射バンドの近傍には、打球装置9によって発射され
る全ての発射球を検知する発射球センサと、セーフ孔13
に入賞した発射球を検知するためのセーフ球センサと、
また誘導バンドを逆行してファウル球逃がし部に回収さ
れた発射球を検知するためのファウル球センサとが設け
てある。各球センサはMPU10に接続してあり、パチンコ
遊技中には各球センサから検知信号がMPU10に入力され
るので、MPU10はこの検知信号に基いて発射球数とファ
ウル球数と賞品球払出数とを加減算することによって、
球数データを演算することができる。なお、上述した各
球センサ、およびファウル球逃がし部は図示を省略して
いる。
遊技回路8にはタッチスイッチ検出回路14の出力側が
接続してあり(第21図参照)、タッチスイッチ検出回路
14は入力側をハンドル15に内蔵されたタッチスイッチ
(図示省略)に接続してある。タッチスイッチ検出回路
14は、遊技者がハンドル15を操作または把持したとき
に、その旨が表わされたタッチ信号をMPU10に入力する
もので、これによりMPU10は、遊技者がハンドル15を把
持しているか否かを識別することができる。
そして、MPU10は、ハンドル15が把持されていると識
別したときには、遊技者がパチンコ遊技中であると判定
して、打球措置9を動作させる動作信号を遊技回路8に
入力する。他方、MPU10は、ハンドル15が把持されてい
ないと識別したとき、遊技者がパチンコ遊技中でないと
判定して、打球装置9の動作を停止させる停止信号を遊
技回路8に入力する。これにより、遊技回路8は、MPU1
0から動作信号が入力されている場合には、打球装置9
を動作させる一方、MPU10から停止信号が入力されてい
る場合には、打球装置9の動作を停止させる。
MPU10は管理装置3との交信、予めメモリ(図示省
略)に格納された制御プログラム、書込部4のデータ、
およびタッチスイッチ検出回路14からのタッチ信号に基
いて、リードライト部7、および遊技回路8を制御する
ためのものである。また、MPU10には中断スイッチ検出
回路16、終了スイッチ検出回路17、中断スイッチ18およ
び終了スイッチ19が接続されている。そして、中断スイ
ッチ18および終了スイッチ19はパチンコ機2の前面に設
けてあり、操作性を考慮して、一般にはハンドル15の近
傍、または装着部6の近傍に配置されている。また、中
断スイッチ18は中断スイッチ検出回路16を起動させる中
断信号を発生するためのもので、終了スイッチ19は終了
スイッチ検出回路17を起動させる終了信号を発生するた
めのものである。
中断スイッチ検出回路16は、中断スイッチ18が中断信
号を発生させたことをMPU10を介して検知し、この旨を
表わした検知信号をMPU10に入力する。これによりMPU10
は管理装置3に内蔵されている中断タイマ(図示省略)
をスタートさせる。MPU10は、この中断タイマがタイム
アップするまでの所定時間、動作信号を遊技回路8に入
力する代りに、停止信号を一時的に入力する。そして、
上記中断タイマが動作している間、再度、当該カード1
が装着部6に装着されるか、または中断タイマがタイム
アップするまで、MPU10は中断タイマが停止信号を遊技
回路8に入力する。当該カード1が装着部6に再度装着
された場合、MPU10は当該カード1に基いて、再度、動
作信号を遊技回路8に入力する一方、上記中断タイマが
タイムアップした場合、MPU10は初期状態に復帰する。
他方、終了スイッチ検出回路17は、終了スイッチ18が
終了信号を発生させたことをMPU10を介して検知し、こ
の旨を表わした検知信号をMPU10に入力する。これによ
りMPU10は動作信号を遊技回路8に入力する代りに停止
信号を入力することによって、当該パチンコ遊技が終了
する。また、中断スイッチ検出回路16および終了スイッ
チ検出回路17の動作と、リードライト部7の書き込み動
作とは連動しており、リードライト部7は両回路16,17
の動作時点における上述した各種データのうち、少なく
とも球数データをカード1の書込部4に書き込む。
20はタイマ回路で、タイマ回路20は、パチンコ遊技中
に球数データが零になった場合に、パチンコ機2の装着
部6に装着されているカード1を取込部21によって、取
り込み回収するタイミングを図るためのものである。な
お、パチンコ遊技中に球数データが零になった場合、パ
チンコ機2の装着部6に装着されているカード1を以
下、「零カード」といい、実際に零の球数データが書込
部4に書き込まれていなくてもよいものとする。
取込部21は、カード1が装着部6に装着された場合
に、リードライト部7が書込部4の各種データを読み込
み可能、かつ各種データを書込部4に書き込み可能な位
置まで搬送する機能と、タイマ回路20がタイマ信号を発
生させた場合、および新たなカード1が装着部6に装着
された場合、装着部6に装着されたカード1を取り込ん
で、廃棄用カードケース22まで搬送する機能と、装着部
6に装着されたカード1を挿入口26から返却する機能と
を具備している。これにより、現カード1によるパチン
コ遊技が終了され、取り込んだ零カード1は廃棄用カー
ドケース22に収容される。取込部21はカード1を挟み込
む複数のローラ24,および各ローラ24に掛け渡されたベ
ルト25から構成されている。23は、MPU10に接続された
正逆転可能な駆動用モータである。
また、モータ23のドライバ、およびドライバとMPU10
との電気的整合を図るインターフェイスの図示は省略し
てある。さらに、装着部6のカード1の挿入口26には、
カード1の有無を検出する出入検出センサ27出入検出セ
ンサ27が設けてあり、挿入口26の上方には少なくとも球
数データを印刷するプリンタ28と、プリンタ28によって
印刷されたプリントを送り出す送出口29とが設けてあ
る。
このように構成された従来のカード式パチンコ機によ
ってパチンコ遊技を行うときには、カード1をパチンコ
機2の装着部6に装着することにより、リードライト部
7が書込部4に書き込まれている各データを読出し、MP
U10は、管理装置3を介したカード発行機5との交信に
基いて、カード1の真正などをチェックしたのち、カー
ド1に不都合がない場合、遊技回路8は打球装置9を駆
動させ遊技動作が可能な状態にする。
そして、MPU10は、遊技球が打球装置9により発射さ
れ、上記発射球センサによって検知されると、球数デー
タから「1」を減算する一方、セーフ孔に入賞すると、
球数データに賞品球数を加算して、新たな球数データを
算出する。また、一度発射された遊技球が上記誘導バン
ドを逆行してファウル球になった場合、球数データに
「1」を加算して新たな球数データを算出する。算出さ
れた球数データはパチンコ機2側のメモリに書き込ま
れ、この球数データが零、または打止予定数に達するま
で、遊技者は装着部6に装着されているカード1によっ
て、パチンコ遊技を継続することができる。
パチンコ遊技中に中断スイッチ18を操作した場合に
は、中断スイッチ18は停止信号を発生させ、これにより
中断スイッチ検出回路16が起動される。このため、MPU1
0は上記中断タイマがタイムアップするまで、他のカー
ド1による遊技回路8の遊技動作を禁止することにな
る。このとき、リードライト部7は現時点におけるパチ
ンコ遊技のデータをカード1の書込部4に書き込む。こ
ののち、MPU10は取込部21を起動させることにより、カ
ード1を挿入口26から返却する。
さらに、動作中の上記中断タイマがタイムアップする
以前に、いいかえれば中断タイマが所定時間を計測して
いる間に再度、当該カード1を装着部6に装着した場
合、上記中断タイマはリセットされ、当該カード1によ
ってパチンコ遊技が再開される。
また、パチンコ遊技中に終了スイッチ19が操作された
場合、終了スイッチ検出回路17が起動されるため、MPU1
0は停止信号を遊技回路8に入力し、かつ現パチンコ遊
技を終了させる処理を施すと同時に、リードライト部7
は現時点におけるパチンコ遊技のデータをカード1の書
込部4に書き込む。こののち、MPU10は取込部21を起動
させることにより、カード1を挿入口26から返却する。
このように、従来のカード式パチンコ機に設けられた
中断スイッチ18および終了スイッチ19は、パチンコ機2
の前面で操作性が良好な位置に配置されており、しかも
単独操作のみによって、パチンコ遊技を中断または終了
させることができる。これにより、パチンコ遊技を容易
かつ迅速に中断または終了させることができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記構成に係る従来のカード式パチンコ機
は、上述したような利点はあるものの、操作性が良好な
位置に配置されていることから、パチンコ遊技中、遊技
者自身または他の遊技者によって操作される可能性が極
めて大きい。すなわち、中断スイッチ8および終了スイ
ッチ19が、パチンコ遊技中に誤って操作された場合に
は、遊技者の意志に反してパチンコ遊技が即座に中断ま
たは終了され、遊技意欲が減退するという問題が生じて
いた。
とくに、遊技者にとって有利な権利が発生した直後
に、パチンコ遊技が中断または終了された場合、パチン
コ遊技が継続されていれば、確実に得られるべき相当数
の賞品球が失われるため、上記遊技意欲の減退は著し
い。そこで、本発明は、パチンコ遊技が遊技者の意志に
反して、中断または終了されることを防止したカード式
パチンコ機の提供を目的としている。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記目的を達成するために、中断スイッチ18
および終了スイッチ19のいずれかの操作に基いて予め設
定された確認時間の計測を開始し該計測を終了したとき
に確認信号を発生させる確認タイマ90と、確認タイマ90
の前記確認時間の計測中に操作された場合に前記中断信
号を中断スイッチ検出回路16に入力しまたは終了信号を
終了スイッチ検出回路17に入力するセットスイッチ70
と、確認タイマ90の前記確認時間の計測中に操作された
場合に確認タイマ90を初期状態に復帰させるとともに中
断スイッチ18または終了スイッチ19の操作に応じて中断
スイッチ検出回路16または終了スイッチ検出回路17を初
期状態に復帰させるリセットスイッチ71とを設け、前記
確認信号が発生した場合に中断スイッチ18または終了ス
イッチ19の操作に応じて中断スイッチ検出回路16または
終了スイッチ検出回路17を初期状態に復帰させる構成と
したものである。
(作用) 本発明はこのように構成したものであるから、セット
スイッチ70は、確認タイマ90および中断スイッチ18とと
もにパチンコ遊技を複数段の操作によって中断させ、か
つ確認タイマ90および終了スイッチ19とともにパチンコ
遊技を複数段の操作によってパチンコ遊技を終了する。
このため、セットスイッチ70は、パチンコ遊技が中断ス
イッチ18または終了スイッチ19の単独操作によって、中
断または終了されることを防止する。また、リセットス
イッチ71および確認タイマ90は、中断スイッチ18または
終了スイッチ19が誤って操作されたときに、中断スイッ
チ検出回路16または終了スイッチ検出回路17を初期状態
に復帰させるので、遊技者の意志に反してパチンコ遊技
が中断または終了されることを防止する。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面に基いて、詳細に説
明する。なお、第18図ないし第21図に示したものと同じ
部材には同符号を付し、その説明は省略する。第1図は
本発明のカード式パチンコ機の構成を示しており、パチ
ンコ機2の各部はインターフェイスを介し、MPU10のバ
スラインに接続されている。そして、このバスラインは
インターフェイスを介して管理装置3に接続されてい
る。本発明にあっては、後述する駆動部30を装着部6に
設けており、パチンコ機2に装着させるカード1は、従
来同様のものを使用している(第2図参照)。なお、カ
ード1に書き込まれる遊技情報は、本実施例に示すよう
に金額データと球数データとを遊技情報として書き込
み、この遊技情報に基いて遊技可能としてもよいし、金
額データまたは球数データのうち、どちらか一方のみを
遊技情報として書き込むなど、各種の有価データを遊技
情報として書き込んで、それに基いて遊技可能としても
よい。装着部6は第3図ないし第8図に示したパチンコ
機2の遊技盤11の下方に位置している。つぎにパチンコ
機2の概略構造を以下に説明する。
パチンコ機2には遊技盤11内に誘導バンド31を設けて
おり、遊技球は打球装置としての発射ソレノイド(第4
図および第5図参照)9によって発射され、発射された
遊技球は誘導バンド31に沿って遊技盤11に誘導される。
この発射ソレノイド9にはパルス信号が遊技回路8から
入力され、遊技回路8にはMPU10からパルス信号を制御
する動作信号が入力される。動作信号はハンドル15の操
作に応じて、MPU10から遊技回路8に入力される(第1
図参照)。このため、遊技者はハンドル15を操作するこ
とによって、遊技動作状態にせしめるとともに、所望の
打球力を調節することができる。
なお、遊技動作とは遊技球を遊技盤11に打出すことで
あり、遊技盤11のセーフ孔12や、障害釘(図示省略)に
引っ掛かっている場合を含む。ただし、セーフ孔12や、
障害釘に引っ掛かっている状態は、図示を省略した係員
呼出し用スイッチを操作することによって、MPU10に検
知させることができるものとする。32,54,59はパチンコ
機2の枠体である。
また、第6図ないし第8図に示すように遊技盤11の裏
側には、セーフ球ケース33とアウト球ケース34とが形成
されており、全てのセーフ孔(第6図および第7図中、
図示省略)12の出口はセーフ球ケース33内に臨んでお
り、アウト孔13の出口はアウト球ケース34に臨んでい
る。35はセーフ球ケース33から導出されたセーフ球通
路、36はアウト球ケース34導出されたアウト球通路であ
り、全てのセーフ球は必ずセーフ球通路35を通過し、全
てのアウト球は必ずアウト球通路36を通過しうるように
なっている。37は発射バンドであり、この発射バンド37
の上端部と誘導バンド31の下端部とは、ファウル球逃が
し部38を形成しており、ファウル球逃がし部38にはファ
ウル球通路39が連結されている。
40は待機樋、41は打球循環通路で、セーフ球通路35、
アウト球通路36およびファウル球通路39の出口は、全て
打球循環通路41に連結されている。そして、打球循環通
路41の下端部はこれらの遊技球の出口になり、この下端
部は待機樋40の上端部に連結されている。これにより、
セーフ球、アウト球およびファウル球の全ての遊技球は
待機樋40に集合し、これらは待機樋40の下端部に流下す
る。待機樋40の下端部は、発射バンド37の下端近傍部
と、球送り杆43の一端部に臨ませてある。
球送り杆43はパチンコ機2側に回動支軸42を中心に回
動自在に支持され、待機樋40に併設してある。球送り杆
43の一端部は、第9図に示すように断面コの字形状に形
成した球送り部44を設け、コの字形状の凹所には遊技球
を1球だけ保持できるようになっている。球送り部44は
発射バンド37の上部手前(ガラス枠)側に位置し、球送
り部44の底部は一側端が他側端より下位になる斜面(図
示省略)を形成しているので、球送り部44に導かれた遊
技球は、他側端側から一側端側に流下して発射バンド37
上に落下する。
球送り杆43の他端部はレバー45の一端にピンを介して
連結し、レバー45の他端はピンを介して連動杆46に連結
してある。連動杆46は中央部を回動支軸42によって、球
送り杆43と同様、パチンコ機2に対して回動自在に支持
され、連動杆46は一端部を発射ソレノイド9の頭部に臨
ませ、他端部をレバー45にピンによって回動自在に連結
させている。47は引張ばねで、引張ばね47は、連動杆46
の他端部および回動支軸42間とパチンコ機2側とを連結
することにより、連動杆46の一端部を発射ソレノイド9
の頭部に当接自在に設けている。また、発射ソレノイド
9のプランジャ48には、復帰ばね49が介装してあるが、
復帰ばね49の弾性力は、引張ばね47の弾性力より大きく
定めている。50はプランジャ48に取付けた打球槌、51は
待機樋40と発射バンド37とを連通する連通孔である。
プランジャ48は復帰ばね49により、発射ソレノイド9
が解磁されているとき、引張ばね47の弾性力に反して連
動杆46を第9図中、反時計方向に回動させる。このと
き、球送り部44は待機樋40の下端部から離れる位置にあ
り、待機樋40に待機している遊技球は、第9図に示すよ
うに球送り部44の上側に当接保持され、球送り部44の凹
所に送り込まれることがない。
他方、発射ソレノイド9が励磁されているとき、プラ
ンジャ48は復帰ばね49の弾性力に反して吸引され、レバ
ー45および連動杆46を第9図中、時計方向に回動させ
る。このとき、球送り部44は底部(第9図破線部参照)
を待機樋40の下端部に近接させるため、待機樋40に待機
している遊技球は球送り部44に導かれる。また、上述し
た励磁と同時に、打球槌50は励磁時におけるプランジャ
48の吸引力によって、発射バンド37上の遊技球を誘導バ
ンド31を経て遊技盤11に打出す。
このような励磁状態が解除されると、上述した解磁状
態と同様に、レバー45および連動杆46が反時計方向に回
動され、球送り部44に導かれた遊技球は、連通孔51を経
て発射バンド37上に落下する。これにより、球送り杆43
は発射ソレノイド9の励磁および解磁によって、待機樋
40内の遊技球を1球づつ、発射バンド37に順次送り込
み、かつ遊技盤11に発射することができる。
ファウル球通路39には第1図および第4図に示すよう
に、一対のファウル球センサ(スイッチ)52,52が、セ
ーフ球通路35には一対のセーフ球センサ53,53が、発射
球通路には一対の発射球センサ55,55が、さらに待機樋4
0には一対の不正球センサ56,56が設けてある。各対の球
センサ52,53,55,56はそれぞれ発光素子および受光素子
からなり、遊技球が通過する道筋の両側に対向させて配
置している。これにより、各対の球センサ52,53,55,56
は両者間に授受されている光が遮られたときに、遊技球
が通過したことを検知することができ、このように遊技
球を検知時したときには、各検知信号がMPU10に入力さ
れる。
また各対の球センサ52,53,55,56とMPU10との間には、
ファウル球検出回路57,セーフ球検出回路58,発射球検出
回路60、および不正球検出回路61が夫々設けてある。そ
して、各回路57,58,60,61は各対の各対の球センサ52,5
3,55,56から発生された各検知信号を増幅し、インター
フェイスを介してMPU10に入力する。なお、本実施例に
おいて、セーフ孔12には遊技球を検知する手段は設けて
いない。
不正球センサ56,56は第10図に示すように、待機樋40
の底部から遊技球径程度(たとえば、10mm<d<11mm)
上方に配置してある。なお、待機樋40の底部および不正
球センサ56,56間の距離dは遊技球径を越えることはな
い。これにより、遊技球が発射ソレノイド9の励磁およ
び解磁に伴なって、上述したように1球づつ、発射バン
ド37に送り込まれる度に、遊技球の外周部は一対の不正
球センサ56,56間を遮ることになる。そして、遊技球径
より小さい径の不正球が待機樋40の不正球センサ56,56
が設けられた部位を通過した場合には、不正球センサ5
6,56間が遮光されることはない。
ところで、遊技球が発射バンド37に送り込まれるサイ
クルは発射ソレノイド9の励磁および解磁に依存し、こ
の励磁および解磁を1サイクルとすれば、一般に1サイ
クルに要する時間は一定である。本実施例においては、
発射ソレノイド9の1サイクルに要する時間T1を0.6秒
程度に定めている(T1=100cycle/min=0.6s)。すなわ
ち、遊技球は両不正球センサ56,56間で授受されている
光を0.6秒毎に遮光する一方、上記不正球は上述したよ
うに不正球センサ56,56間を遮光しない。
このため、上記不正球が遊技球に混入している場合に
は、両不正球センサ56,56間の上記遮光に係る1サイク
ル当りの時間T1が0.6秒より大きい時間T2になる(T1
0.6s<T2)。になる。これにより、MPU10は不正球を検
知し、報知信号を発生するなど、所定の処理を施すこと
ができる。
なお、上述した不正球検出に係る時間T1,T2の計測は
図示を省略した不正球検出タイマによって計測される
(第12図s21〜s31参照)。この不正球検出タイマは、遊
技球の上記遮光に係る1サイクル当りの時間T1、すなわ
ち0.6秒がセットされ、不正球検出タイマのスタートお
よびタイムアップ間に、両不正球センサ56,56間が遮光
されない場合に、小径球が混入していたと判定する。ま
た、不正球センサ56,56と不正球検出タイマとは、小径
球を検出するのみでなく遊技球の循環経路における球詰
まり、たとえば遊技球が釘間において、葡萄の房のよう
な形態で係止された状態などを検出することができる。
第11図は装着部6の構造を示し、装着部6には駆動部
30、ローラ24、出入検出センサ27、プリンタ28、リード
ライト部7、および廃棄用カードケース22のほか、一対
のリードライト位置検出センサ62と一対の停止位置検出
センサ63とを設けている。駆動部30はモータ23と、第1
図に示した回転方向切換回路64と、タイミング信号発生
器65とからなるもので、駆動部30の動作はMPU10によっ
て制御され、モータ23のプーリ(図示省略)に巻回され
たベルト25を介して、各ローラ24を第11図中、時計方向
または反時計方向に回転させる。
リードライト位置検出センサ62は装着部6に装着され
たカード1(とくに書込部4)とリードライト部7との
相対位置が適正であるか否かを判定するもので、この検
出信号はリードライト位置検出回路66に入力される。停
止位置検出センサ63はカード1のリードライト部7に対
する適正な停止位置を検出するもので、この検出信号は
停止位置検出回路67に入力される。また、68は出入検出
センサ27とMPU10との間に介装された出入検出回路であ
る。これらの各回路66,67,68は各対の検出センサ27,62,
63から発生された各検知信号を増幅し、増幅した各検知
信号をインターフエイスを介してMPU10に入力する。
回転方向切換回路64はモータ23の回転方向を切り替え
るためのもので、MPU10によって制御される。タイミン
グ信号発生器65はモータ23の回転と、リードライト部7
との動作タイミングを図り、リードライト部7が書込部
4から各種データを良好に読み込み、または書込部4に
各種データを良好に書き込むためのものである。タイミ
ング信号発生器65の出力信号はDA変換器69に入力されて
おり、タイミング信号発生器65はモータ23の回転速度に
比例したパルスを出力する。これにより、リードライト
部7はカード1の搬送速度に応じて各種データを書き込
み、かつ読み取る。
また、回転方向切換回路64には図示を省略した計測回
路が内蔵され、この計測回路は遊技回路8の動作中にカ
ード1の球数データが零になり、かつ遊技者が遊技動作
を停止させた場合に予め設定された時間の計測を開始
し、この計測終了時には取込部21を駆動させ、装着部6
に装着されている零カード1を取り込むための回収信号
を発生させる。回収信号が発生すると、モータ23は回転
軸を第11図中、反時計方向に回転させることにより、取
込部21を駆動させて零カード1を回収する。
装着部6は挿入口26の右側に後述するセットスイッチ
70とリセットスイッチ71とを上下に配置し、挿入口26の
左側に変換スイッチ72を設けている(第3図参照)。セ
ットスイッチ70は、中断スイッチ18および終了スイッチ
19の操作を確認するためのもので、中断スイッチ18およ
び終了スイッチ19のいずれかが操作されてから、後述す
る所定時間(確認時間)経過以前にセットスイッチ70を
操作した場合には、操作されたいずれかのスイッチ18,1
9に応じて、中断信号が中断スイッチ18から中断スイッ
チ検出回路16に入力され、または終了信号が終了スイッ
チ19から終了スイッチ検出回路17に入力される。
また、リセットスイッチ71は中断スイッチ18および終
了スイッチ19のいずれかの操作(機能)を初期化する。
変換スイッチ72はカード1の書込部4、またはパチンコ
機2のRAM(第1図参照)73に書き込まれている金額デ
ータを、所定の換算率で球数データ(貸出球数)に換算
する。
この変換スイッチ72の操作によって換算された球数デ
ータまたは金額データは、第1図に示した表示部74に表
示される。表示部74は管理装置3およびパチンコ機2の
各種処理内容、パチンコ遊技場からの告知などを表示す
るためのもので、遊技者が表示内容を見易いように傾斜
を設けている。表示部74の表示素子は、LED、LCDなどか
らなり、LCDを使用する場合にはバックライトを内蔵し
うるようになっている。
86はセットスイッチ70とMPU10との間に介装されたセ
ットスイッチ検出回路、87はリセットスイッチ71とMPU1
0との間に介装されたリセットスイッチ検出回路、88は
変換スイッチ72とMPU10との間に介装された変換スイッ
チ検出回路で、各検出回路86,87,88は各スイッチ70,71,
72の動作を検出し、各動作の検出信号をMPU10に入力す
る。
90は確認タイマで、確認タイマ90は中断スイッチ18お
よび終了スイッチ19のいずれかの操作に基いて、予め設
定された確認時間の計測を開始し、確認時間の計測が終
了した時点で確認信号を発生させる。そして、確認タイ
マ90が中断スイッチ18の操作に起因して起動された場
合、確認信号は中断スイッチ検出回路16を初期状態にす
る一方、確認タイマ90が終了スイッチ19の操作に起因し
て起動された場合、確認信号は終了スイッチ検出回路17
を初期状態にする。確認時間はMPU10が両スイッチ18,19
の操作を有効か否かの確認するために要するものである
(第13図s64〜s102参照)。
さらに、確認タイマ90が確認時間を計測している間に
セットスイッチ70を操作すると、MPU10はセットスイッ
チ検出回路86を介してその旨を検知し、確認タイマ90が
中断スイッチ18の操作に起因して起動された場合、中断
信号を中断スイッチ検出回路16に入力する一方、確認タ
イマ90が終了スイッチ19の操作に起因して起動された場
合、終了信号を終了スイッチ検出回路17に入力する。さ
らにまた、確認タイマ90が確認時間を計測している間に
リセットスイッチ71を操作すると、MPU10はリセットス
イッチ検出回路87を介してその旨を検知する。そして、
MPU10は確認タイマ90を初期状態に復帰させるととも
に、確認タイマ90が中断スイッチ18の操作に起因して起
動された場合、中断スイッチ検出回路16を初期状態に復
帰させ、確認タイマ90が終了スイッチ19の操作に起因し
て起動された場合、終了スイッチ検出回路17を初期状態
に復帰させる。
さらにまた、MPU10には図示を省略した残存球タイマ
とが内蔵されている。この残存球タイマは、打止の処理
が施されるとき、および中断信号、終了信号が出力され
たときに動作するもので(第12図s43〜s45,第13図s75〜
s77,s108〜s110参照)、発射された全ての遊技球がセー
フ球、ファウル球またはアウト球であることを、MPU10
によって判定するのに充分な時間を設定している。
また、第1図に示した75はROMで、ROM75にはパチンコ
機2の制御に係るプログラム、および各種データ類が格
納され、MPU10はROM75に格納されているプログラムおよ
び各種データを読み出して、一旦RAM73に格納したの
ち、管理装置3との交信および上記プログラムに基いて
適宜処理を施す。さらに、76はID符号を設定するための
ID符号設定器、77は1入賞当りに払出される賞品球数を
設定するための賞品球数設定器、78は単位金額当りの遊
技球貸出数(レート)を設定するための金額球数設定
器、そして79は、中断スイッチ18の操作に基いて、他の
カード1による遊技を所定時間禁止させる中断信号を発
生するための中断信号発生器である。各設定器76〜79は
管理装置3に接続され、これらに設定された各種データ
は、一旦、管理装置3のメモリに格納され、メモリに格
納されたものと同様なデータが管理装置3からカード発
行機5、パチンコ機2、およびカード精算器に入力され
る。
上述した中断信号発生器79には中断タイマ(図示省
略)が内蔵されている。この中断タイマは、確認タイマ
90が中断スイッチ18の操作によって起動され、かつ確認
時間を計測している間にセットスイッチ70を操作した場
合に、スタートされる。MPU10は、この中断タイマがタ
イムアップするまでの所定時間、動作信号の代りに、停
止信号を一時的に遊技回路8に入力する。そして、上記
中断タイマが動作している間、再度、当該カード1が装
着部6に装着されるか、または中断タイマがタイムアッ
プするまで、MPU10は中断タイマが停止信号を遊技回路
8に入力する。当該カード1が装着部6に再度装着され
た場合、MPU10は当該カード1に基いて、ふたたび動作
信号を遊技回路8に入力する一方、上記中断タイマがタ
イムアップした場合、MPU10はパチンコ機2を初期状態
に復帰させる。
管理装置3は時計およびカレンダ機能を備えており、
各パチンコ機2の賞品球払出数、貸出金額などのデータ
を、時刻および日付とともに処理することができる。こ
の時計およびカレンダの設定、および上述の各設定器76
〜79への設定作業は、キーボードからなる図示を省略し
た入力装置によって行われ、上記入力装置の操作内容を
確認するために表示装置(図示省略)を設けている。そ
して、上述した賞品球数設定器77に設定される1入賞当
りの賞品球払出数、金額球数設定器78に設定される単位
金額当りの貸出球数、および中断信号発生器79に設定さ
れる中断信号発生時間は、上記入力装置によって入力さ
れる。
なお、これらの各設定データを入力する際には、カー
ド1の使用限度回数を同時に設定する。また、管理装置
3にはデータを一時的に格納し、かつ上記被管理装置を
管理するためのプログラムが格納されたメモリ(図示省
略)を設けている。
ID符号設定器76は上記店番号日付などのデータの他
に、これらのデータに基いて乱数を発生させ、この乱数
をID符号として各パチンコ機2のRAM73と、賞品球数設
定器77は遊技中に発生する所定の入賞条件に応じた入賞
球数を複数種設定することができ、この設定入賞球数を
各RAM73に入力する。このようなID符号の作成手順は、I
D符号設定器76に予め格納され、ID符号設定器76は、カ
ード発行機5が操作されたことを、管理装置3とカード
発行機5との交信によって検知し、発行時にはカード1
毎に個別のID符号を自動的に作成する。
また、ID符号は管理装置3の上記入力装置から入力さ
れたキーワード、数字などに基いて作成してもよい。作
成されたID符号は管理装置3からカード発行機5、パチ
ンコ機2、およびカード精算器に入力される。これによ
り、カード発行機5はカード1の書込部4にID符号を書
き込むことができ、パチンコ機2、およびカード精算器
は、書込部4から読出したID符号と、管理装置3から入
力されたID符号とを照合することにより、カード1の真
正判定、いいかえればカード1が公正なものであるか否
かを確認することができる。
さらに第3図において、パチンコ機2の前面側で、装
着部6の左側には灰皿80が、パチンコ機2の左側端部の
上方および下方にはヒンジ81,81が設けてある。さらに
また、パチンコ機2の上方左側には打止めを表示するた
めの打止ランプ82,同右側にはパチンコ機2のパチンコ
遊技の中断を表示するための中断ランプ83、そして、上
方右側には打球された遊技球が入賞したこと、または賞
品球の払出を表示するための賞球ランプ84が各々設けて
あり、各ランプ82,83,84とMPU10との間にはランプドラ
イバとしてのランプ回路85が介装してある。また、ハン
ドル15にはタッチスイッチ(第1図参照)89が内蔵さ
れ、タッチスイッチ89はタッチスイッチ検出回路14に接
続されている。また、ハンドル15にはタッチスイッチ
(第1図参照)89が内蔵され、タッチスイッチ89はタッ
チスイッチ検出回路14に接続されている。
つぎに、このように構成したカード式パチンコ機の動
作を、第12図ないし第15図に基いて以下に説明する。ま
ず、カード発行機5によって発行されたカード1が挿入
口26に装着されると(s1)、出入検出センサ27がカード
1の装着を検知してこの検知信号をMPU10に入力する。
つぎに、MPU10は駆動部30を動作させることにより取込
部21を駆動させ、モータ23の回転軸を第11図中、反時計
方向に回転させる。そして、カード1はリードライト可
能位置まで搬送される(s2)。ついで、リードライト部
7はカード1の書込部4に書き込まれた固有データを読
み取り(s3)、読み取られたデータはMPU10に入力され
る。このとき、MPU10はID符号をRAM73に入力し、s4で、
MPU10はカード1の真正をチェックする。
そして、当該カード1が公正なものであると判定され
た場合、MPU10は当該カード1の使用回数データをRAM87
に一旦格納したのち、管理装置3から入力された使用限
度回数データと、書込部4に書き込まれた当該カード1
の使用回数データとを比較する(s5)。そして、MPU10
は、当該カード1の使用回数データが使用限度回数に達
しているときには使用不能であると判定し、表示部74に
その旨を表示する。これと同時に、駆動部30はMPU10に
よって取込部21を駆動させるため、モータ23の回転軸が
第11図中、時計方向に回転させて当該カード1を挿入口
26から遊技者に返却する(s6)。
他方、当該カード1の使用回数データが使用限度回数
に達していないときには使用可能であることが判定さ
れ、MPU10は当該使用回数データに「1」を加算する(s
7)。そして、この加算された数値を管理装置3に入力
する(s8)。ついで、MPU10は当該カード1に書き込ま
れている固有データと、管理装置3に格納されている当
該カード1の固有データとを比較し(s9)、両者が一致
しないときにはs10以降を実行する一方、両者が一致し
たとき、MPU10は当該カード1を所定の位置に保持する
(s12)。
s10において、MPU10は、上述したs4またはs9で当該カ
ード1が不正なものである旨をアラーム、ランプなどで
報知表示する。このような報知はその旨を表示部74や、
言葉、発信音などの音声、および光によって表示しても
よい。こののち、MPU10は、当該カード1が不正なもの
である旨を表わす信号を管理装置3に入力し、アラーム
状態が遊技場側の操作等により解除されると、駆動部30
はMPU10によって取込部21を駆動させるため、モータ23
の回転軸が第11図中、時計方向に回転して当該カード1
を挿入口26から遊技者に返却する(s11)。
つぎに、s13では当該カード1の球数データが零か否
かを判定し、球数データが零である場合には、第15図に
示したs144を実行し(後述)、球数データが零でない場
合、s14においてMPU10は、「0モード」、「中断モー
ド」、「終了モード」および「打止モード」のいずれか
がセットされているか否かを判定する。「0モード」と
は球数データが零であることを表わし、他のモードは後
述することにする。s14で各モードのうちいずれかがセ
ットされている場合にはs18にジャンプする一方、各モ
ードのうちいずれもセットされていない場合、s15にお
いてMPU10はタッチスイッチ89がON(またはハンドル8
が操作)されているか否かを判定する。
そして、タッチスイッチ89がONされていない場合に
は、MPU10はs16において、停止信号を遊技回路8に入力
することにより、打数装置9の動作を停止させる。他
方、タッチスイッチ89がONされている場合、MPU10は動
作信号を遊技回路8に入力することにより、打球装置9
を動作させるとともに、管理装置3に遊技動作が開始さ
れた旨を表わす信号を入力し、発射ソレノイド9を打球
可能状態にする(s17)。これにより、パチンコ機2の
遊技動作が可能になる。
しかるのち、MPU10はs18において、発射球センサ55が
発射ソレノイド9により打ち出された遊技球を検出した
か否かを判定する。そして、遊技球を検出した場合、s1
9でMPU10は現球数データを「−1」とすることによっ
て、この演算結果を新たな球数データとしてRAM73に書
き込み、同時にこの新たな球数データを管理装置3に入
力する(s20)。そして、s21では上記不正球検出タイマ
をスタートさせ、s22においてMPU10は、球数データが零
であるか否かを判定したのち、球数データが零である場
合、s23で「0モード」がセットされているか否かを判
定する。
ついで、s23では「0モード」がセットされていない
場合、MPU10は停止信号を遊技回路8に入力することに
より、打球装置9の動作を停止させ(s24)、これと同
時に当該カード1の球数データが零である旨を表示部74
に表示する。しかるのち、MPU10はs25において、「0モ
ード」をセットしたのち、第15図に示したs120を実行す
る(後述)。他方、s23で「0モード」がセットされて
いる場合、s120にジャンプする。
また、s22においてMPU10は、球数データが零でないと
判定した場合、s26で球数データが「10」以下であるか
否かを判定する。そして球数データが「10」以下である
場合、s120にジャンプする一方、「10」より大きい場合
にはs27が実行される。s27で、MPU10は、不正球センサ5
6がONされているか否かを判定し、不正球センサ56がON
されていない場合には、s28においてMPU10は、上記不正
球検出タイマがタイムアップしたか否かを判定する。
そして、上記不正球検出タイマがタイムアップしてい
る場合には、不正球が遊技球に混入したと判定され、s2
9においてMPU10は停止信号を遊技回路8に入力すること
により、打球装置9の動作を停止させる。しかるのち、
MPU10は不正球が遊技球に混入した旨をアラーム、ラン
プなどで報知表示する(s30)。他方、s27において不正
球センサ56がONされている場合、s31において上記不正
球検出タイマをクリアしたのち、s32を実行する。ま
た、s28において上記不正球検出タイマがタイムアップ
していない場合には、s32を実行する。
s32では、セーフ球センサ53がONされているか否かが
判定され、セーフ球センサ53がONされていると判定され
た場合には、s33において、現球数データに賞品球数と
して「+N」(たとえば、13球)を加算する。そして、
この演算結果を新たな球数データとしてRAM73に書き込
み、同時にこの新たな球数データを管理装置3に入力す
る(s34)。他方、s32でセーフ球センサ53がONされてな
いと判定された場合には、s51にジャンプする。
ついでs35において、MPU10は「0モード」がセットさ
れているか否かを判定し、「0モード」がセットされて
いる場合、s36でMPU10は「0モード」をクリアしたの
ち、s37で「Eモード」(第15図s124参照)をクリア
し、さらに発射ソレノイド9を打球可能状態にする(s3
8)。「Eモード」とは、球数データと金額データとが
ともに零であることを表わすものである。
またs35において、「0モード」がセットされていな
いと判定された場合、MPU10は、s39において現パチンコ
機2が打止であるか否かを判定する。そして、打止であ
ることが判定されると、s40でMPU10は「打止モード」が
セットされているか否かを判定し、「打止モード」がセ
ットされていないと判定した場合、s41でMPU10は発射ソ
レノイド9を打球不能状態にする。他方、s39におい
て、現パチンコ機2が打止でないことが判定された場合
には、s51にジャンプする。
こののち、s42において「打止モード」をセットした
のち、上記残存球タイマをスタートさせ(s43)、つづ
いてs44を実行する。また、MPU10は、s40で「打止モー
ド」がセットされていると判定した場合、s44を実行す
る。s44にあっては、s43でスタートさせた上記残存球タ
イマがタイムアップしたか否かが判定され、タイムアッ
プしていないと判定された場合にはs14にジャンプす
る。他方、s44で上記残存球タイマがタイムアップした
と判定された場合には、s45でMPU10は上記残存球タイマ
をクリアする。
しかるのち、s46では、MPU10は現時点でRAM73に格納
されているパチンコ遊技に係る各種データ(主に球数デ
ータ)およびID符号を書込部4に書き込む。そしてMPU1
0は、書込部4にs46で書き込まれた全てのデータと、RA
M73内のデータとが一致しているか否かを判定する(s4
7)。ここで両データが一致している場合には不都合が
ないものとして、s46で書込部4に書き込まれた各種デ
ータおよびID符号を管理装置3に入力する(s48)。
これに対して、s47で、両データが一致していない場
合には、s46が再度実行される。しかるのちs49で、MPU1
0は打止処理を施したのち、駆動部30はMPU10によって取
込部21を駆動させるため、モータ23の回転軸が第11図
中、時計方向に回転して、カード1を挿入口26から遊技
者に返却する(s50)。このとき当該カード1のデータ
をプリンタ28でプリントアウトしても良い。
また、上述したs32およびs39からs51にジャンプした
場合、MPU10はファウル球センサ52がONしたか否かを判
定する。そして、ファウル球センサ52がONしたと判定さ
れた場合、MPU10は、s53で現球数データにファウル球分
を「+1」し、この演算結果を新たな球数データとして
RAM73に書き込んだのち、この新たな球数データを管理
装置3に入力する。
ついでs54において、MPU10は「0モード」がセットさ
れているか否かを判定し、「0モード」がセットされて
いる場合、s55でMPU10は「0モード」をクリアしたの
ち、s56で「Eモード」をクリアし、さらに発射ソレノ
イド9を打球可能状態にする(s57)。またs54におい
て、「0モード」がセットされていないと判定された場
合、s58にジャンプする。つぎに、s58では「打止モー
ド」がセットされているか否かが判定され、「打止モー
ド」がセットされていないと判定された場合、第13図に
示したs59にジャンプする一方、s58で「打止モード」が
セットされていると判定された場合、s44にジャンプす
る。
第13図に示したs59で、MPU10は「中断モード」がセッ
トされているか否かを判定する。中断モードとは、中断
タイマが動作して所定時間を計測していることを表わす
ものである。s59において「中断モード」がセットされ
ていない場合、MPU10はs60で「確認モードA」(中断信
号の発生有無に係る確認)がセットされているか否かを
判定する一方、「中断モード」がセットされていると判
定した場合、s76にジャンプする。そして、s60で「確認
モードA」がセットされていない場合、MPU10は「確認
モードB」(終了信号の発生有無に係る確認)がセット
されているか否かを判定する(s61)。他方、s60で「確
認モードA」がセットされている場合、s66にジャンプ
する。また、s61において「確認モードB」がセットさ
れていない場合、MPU10はs62で中断スイッチ18の操作有
無を判定し、「確認モードB」がセットされている場
合、s99にジャンプする。
s62では、中断スイッチ18が操作され中断信号が中断
スイッチ検出回路16に入力されていると判定された場
合、MPU10はs63で「確認モードA」をセットしたのち、
確認タイマ90をスタートさせ(s64)、s65でアラーム
(音、光および表示部74による表示)をセットする。さ
らにまた、s62で中断スイッチ18が操作されておらず、
中断信号が中断スイッチ検出回路16に入力されていない
と判定された場合、s94にジャンプする。なお、s62にお
いて中断スイッチ18が操作されていると判定された場合
においても、MPU10が中断タイマを即座に起動させ、こ
れにより遊技回路8が直ちに停止信号を発生させること
はない。このため、遊技者自身または他の遊技者が、誤
って中断スイッチ18のみを単独に操作した場合において
も、遊技者の意志に反してパチンコ遊技が中断されるこ
とが防止される。
つぎに、MPU10はs66でセットスイッチ70の操作有無を
判定し、セットスイッチ70が操作されていないと判定さ
れた場合には、リセットスイッチ71の操作有無を判定す
る一方(s67)、セットスイッチ70が操作されていると
判定された場合には、MPU10はs72において「0モード」
がセットされているか否かを判定する。そして、s67で
リセットスイッチ71が操作されていないと判定された場
合には、MPU10は、s64においてスタートさせた確認タイ
マ90がタイムアップしたか否かを、上記確認信号の発生
有無に基いて判定する(s68)。他方、s67でリセットス
イッチ71が操作されていると判定された場合には、s69
にジャンプする。
そして、s68で、確認タイマ90がタイムアップしてい
ないと判定された場合、s14にジャンプする一方、確認
タイマ90がタイムアップしていると判定された場合に
は、s69が実行される。s69で、MPU10は確認タイマ90を
クリアすると同時に中断スイッチ検出回路16をクリアす
る。いいかえれば、s67でリセットスイッチ71が操作さ
れたこと、および確認タイマ90のタイムアップによっ
て、確認タイマ90および中断スイッチ検出回路16が初期
状態に復帰されることになる。こののち、MPU10はs63で
セットした「確認モードA」をクリアし(s70)、s71で
はs65においてセットしたアラームをクリアする。
そしてs72において、「0モード」がセットされてい
ないと判定された場合、s73でMPU10は発射ソレノイド9
を打球不能状態にしたのち、s74を実行する。他方、s72
において、「0モード」がセットされていると判定され
た場合、s74にジャンプする。s74では「中断モード」を
セットし、しかるのち上記残存球タイマをスタートさせ
る(s75)。そして、MPU10は、上記残存球タイマがタイ
ムアップしたか否かを判定し(s76)、上記残存球タイ
マがタイムアップしていないと判定された場合、s14に
ジャンプする一方、上記残存球タイマがタイムアップし
ていると判定された場合には、s77において上記残存球
タイマをクリアする。
ついで、MPU10はs78で、「Eモード」がセットされて
いるか否かを判定し、「Eモード」がセットされている
と判定された場合、第14図に示したs117にジャンプす
る。他方、s78で「Eモード」がセットされていないと
判定された場合、MPU10はリードライト部7を動作させ
ることにより、現時点でRAM73に格納されているパチン
コ遊技に係る各種データおよびID符号を書込部4に書き
込む(s79)。そしてMPU10は、s79で書込部4に書き込
まれた全てのデータと、RAM73内のデータとが一致して
いるか否かを判定する(s80)。
ここで両データが一致している場合には不都合がない
ものとして、s79で書込部4に書き込まれた各種データ
およびID符号を管理装置3に入力する(s81)。これに
対して、s80で、両データが一致していない場合には、s
79が再度実行される。しかるのち、駆動部30はMPU10に
よって取込部21を駆動させるため、モータ23の回転軸が
第11図中、時計方向に回転することにより、カード1を
挿入口26から遊技者に返却する(s82)。このとき、当
該カード1のデータをプリンタ28でプリントアウトして
も良い(s82)。
つぎに、MPU10はs83において、中断信号発生器79の上
述した上記中断タイマをスタートさせたのち、この中断
タイマがタイムアップしたか否かを判定する(s84)。
そして、上記中断タイマがタイムアップしていないと判
定された場合、MPU10は、カード1が装着部6に装着さ
れているか否かを判定する(s85)。また、s84で上記中
断タイマがタイムアップしていると判定された場合、s8
8にジャンプする。s85において、カード1が装着部6に
装着されていない場合には、当該カード(以下、中断カ
ードという)1が他のパチンコ機2の装着部6に装着さ
れているか否かを判定する(s86)。他方、s85におい
て、カード1が装着部6に装着されている場合には、s9
0にジャンプする。
そして、s86では中断カード1が他のパチンコ機2の
装着部6に装着されていると判定された場合にはs88に
ジャンプし、そうでない場合にはs87を実行する。s87で
は、中断カード1が精算済、すなわち球数データと金額
データとが全て精算されたか否かが判定され、精算済で
ないと判定された場合にはs84にジャンプし、精算済で
あると判定された場合にはs88が実行される。s88では、
s83においてスタートさせた上記中断タイマがクリアさ
れたのち、当該パチンコ機2は初期状態に復帰される。
s90において、MPU10は、装着部6に中断カード1が装
着されているか否かを判定し、上記中断カード1である
と判定した場合には、s91で上記中断タイマをクリアし
たのち、「中断モード」をクリアする(s92)。これに
対してs90において、MPU10が装着部6に装着されたカー
ド1を中断カード1と異る他のカード1であると判定し
た場合、駆動部30はMPU10によって取込部21を駆動させ
るため、モータ23の回転軸が第11図中、時計方向に回転
することにより、カード1を挿入口26から遊技者に返却
して(s93)、s84にジャンプする。
さらにまた、s94にあっては、MPU10は、現パチンコ遊
技の終了を表わす「終了モード」がセットされているか
否かを判定し、「終了モード」がセットされている場合
にはs109にジャンプする一方、そうでない場合にはs95
において終了スイッチ19の操作有無を判定する。s95で
は、終了スイッチ19が操作され終了信号が終了スイッチ
検出回路17に入力されていると判定された場合、MPU10
はs96において「確認モードB」をセットする一方、そ
うでない場合には、s14にジャンプする。
なお、s95において終了スイッチ19が操作されている
と判定された場合においても、即座にMPU10が停止信号
を発生させ、ただちに遊技回路8が遊技動作を停止され
ることはない。このため、遊技者自身または他の遊技者
が、誤って終了スイッチ19のみを単独に操作した場合に
おいても、遊技者の意志に反してパチンコ遊技が終了さ
れることが防止される。また、上述した「確認モード
B」とは、終了スイッチ19が操作されているか否かを判
定するためのものである。
つぎに、s64〜s84における「中断モード」に係る処理
を、「終了モード」に置き換えてs97〜s115について施
す。すなわち、MPU10はs97で、確認タイマ90をスタート
させたのち、s98でアラームをセットし、s99においてセ
ットスイッチ70の操作有無を判定し、セットスイッチ70
が操作されていない場合、リセットスイッチ71の操作有
無を判定する一方(s100)、セットスイッチ70が操作さ
れている場合、MPU10はs105において「0モード」がセ
ットされているか否かを判定する。
そして、s100でリセットスイッチ71が操作されていな
い場合、MPU10は、確認タイマ90がタイムアップしたか
否かを、上記確認信号の発生有無に基いて判定する(s1
01)。他方、s99でリセットスイッチ71が操作されてい
ると判定された場合には、s102にジャンプする。s101
で、確認タイマ90がタイムアップしていないと判定され
た場合、s14にジャンプする一方、確認タイマ90がタイ
ムアップしていると判定された場合には、s102が実行さ
れる。s102で、MPU10は確認タイマ90をクリアすると同
時に終了スイッチ検出回路17をクリアする。いいかえれ
ば、s100でリセットスイッチ71が操作されたこと、およ
び確認タイマ90がタイムアップしたことによって、確認
タイマ90および終了スイッチ検出回路17が初期状態に復
帰されることになる。こののち、MPU10はs96でセットし
た「確認モードB」をクリアし(s103)、s98でセット
したアラームをクリアする(s104)。
s105において、「0モード」がセットされていない場
合、s106でMPU10は発射ソレノイド9を打球不能状態に
し、こののちs107を実行する。他方、s105において、
「0モード」がセットされていると判定された場合、s1
07にジャンプする。s107では「終了モード」をセットし
たのち、上記残存球タイマをスタートさせる(s108)。
そして、MPU10は、上記残存球タイマがタイムアップし
たか否かを判定し(s109)、上記残存球タイマがタイム
アップしていない場合、s14にジャンプする一方、上記
残存球タイマがタイムアップしている場合、s110におい
て上記残存球タイマをクリアする。
ついで、MPU10はs111で、「Eモード」がセットされ
ているか否かを判定し、「Eモード」がセットされてい
ると判定された場合、第14図に示したs117にジャンプ
し、そうでない場合、MPU10はリードライト部7を動作
させ、現時点のRAM73内の各種データおよびID符号を書
込部4に書き込む(s112)。そしてMPU10は、s112で書
込部4に書き込まれた全てのデータと、RAM73内のデー
タとが一致しているか否かを判定する(s113)。
ここで両データが一致している場合には、s112で書込
部4に書き込まれた各種データおよびID符号を管理装置
3に入力し(s114)、そうでない場合には、s112が再度
実行される。しかるのち、MPU10はカード1を挿入口26
から遊技者に返却する(s115)。しかるのち、s116で当
該パチンコ機2は初期状態に復帰される。
上述したように、パチンコ遊技は中断スイッチ18およ
びセットスイッチ70の複数段の操作に基いて中断され、
また終了スイッチ19およびセットスイッチ70の複数段の
操作に基いて終了されるが、各スイッチ18,19,70はハン
ドル15の近傍に設けてあるため、ハンドル15を一方の手
で操作しているときに他方の手で各スイッチ18,19,70を
誤操作する可能性を減少させているが、中断スイッチ18
または終了スイッチ19を誤って操作した場合において
も、いずれかのスイッチ18,19の操作をリセットスイッ
チ71の操作により、容易に初期状態に復帰させることが
できる。
さらにまた、中断スイッチ18、終了スイッチ19、セッ
トスイッチ70、および中断スイッチ18の取付位置は、本
実施例に示した部位に限定されるものではなく、操作に
不都合がなければ、パチンコ機2前面左側部、フットス
イッチなど他の部位に設けてもよい。
つぎに、第14図に示したs117では、s78またはs111時
点の「Eモード」データを管理装置3に入力したのち、
駆動部30はMPU10によって取込部21を駆動させるため、
モータ23の回転軸が第11図中、反時計方向に回転するこ
とにより、当該カード1、すなわち零カード1をリード
ライト可能位置から廃棄用カードケース22の方向に搬送
する。これにより、該零カード1は廃棄用カードケース
22内に落下回収されるため、零カード1の回収が行なわ
れ(s118)、こののち当該パチンコ機2はs119において
初期状態に復帰される。
ところで、s78が実行されたのちにs117にジャンプし
た場合には、s62において中断スイッチ18の操作が確認
されており、他方s111が実行されたのちにs117にジャン
プした場合には、s95において終了スイッチ19の操作が
確認されている。このような中断スイッチ18または終了
スイッチ19の操作は、遊技者によってなされるため、s1
18における零カード1の取り込みは遊技者の意志によっ
てなされることになる。換言すれば、MPU10は、当該カ
ード1によるパチンコ遊技が継続されないことを、中断
スイッチ18または終了スイッチ19の操作によって知覚で
きるので、零カード1は取り込まれる。
つぎに、第12図に示したs23またはs25から第15図に示
すs120にジャンプした場合、s120では、当該カード1の
貸出金額データが零であるか否かが判定され、零である
場合にはs121が実行される一方、零でない場合にはs144
にジャンプする。s121において、MPU10は新たなカード
1の追加挿入を有効にしたのち、s122において「Eモー
ド」がセットされているか否かが判定される。そして、
「Eモード」がセットされていると判定された場合には
s125が実行され、そうでない場合にはs123にジャンプす
る。
s123では「0モード」がセットされているか否かが判
定され、「0モード」がセットされていると判定された
場合にはs124で「Eモード」をセットし、そうでない場
合にはs125にジャンプする。s125においては、新たなカ
ード1が追加挿入されたか否かが判定され、追加挿入さ
れたと判定された場合、MPU10はs126で駆動部30はMPU10
によって取込部21を駆動させるため、モータ23の回転軸
が第11図中、反時計方向に回転することにより、追加挿
入された新たなカード1をリードライト可能な位置に搬
送したのち、s127を実行する。このとき、零カード1は
ローラ24に保持されている。これに対して、s125で新た
なカード1が追加挿入されないと判定された場合、第12
図のs27にジャンプする。この場合も、零カード1はロ
ーラ24に保持されている。
s127で、MPU10は新たなカード1の各種データを読み
込んだのち、s128で当該カード1が公正なものであるか
否かを判定し、公正なものであると判定した場合にはs1
29を実行し、そうでない場合にはs136にはジャンプす
る。s129で、MPU10は当該カード1の書込部4に書き込
まれた使用回数データと使用限度回数とを比較し、使用
限度回数に達している場合、s130において表示部74にそ
の旨を表示すると同時に、駆動部30はMPU10によって取
込部21を駆動させるため、モータ23の回転軸が第11図
中、時計方向に回転して当該カード1を挿入口26から遊
技者に返却する。他方、当該カード1の使用回数データ
が使用限度回数に達していないときには使用可能である
ことが判定され、MPU10は当該使用回数データに「1」
を加算する(s131)。
そして、この加算された数値を管理装置3に入力する
(s132)。ついで、MPU10は当該カード1に書き込まれ
ている固有データと、管理装置3に格納されている当該
カード1の固有データとを比較し(s133)、両者が一致
しないときにはs136にジャンプする一方、両者が一致し
たときにはs134を実行する。s136において、MPU10は当
該カード1に不都合がある旨をアラーム、ランプなどで
報知表示したのち、アラーム状態が遊技場側の操作等に
よって解除されると、追加挿入された新たなカード1を
返却し(s137)、s27にジャンプする。またs134では、M
PU10は前カード1のデータを新たなカード1のデータに
加算して、新たなカード1のデータを更新し、該更新デ
ータを管理装置3に入力する(s135)。
しかるのち、MPU10はモータ23を動作させることによ
り、新たなカード1をさらに奥方向に搬送し、前カード
1を廃棄用カードケース22に取り込む(s138)。これに
より、新たなカード1が挿入されると、駆動部30はMPU1
0によって取込部21を駆動させるため、前カード1は回
収されることになる。
ついでs139において、MPU10は「0モード」がセット
されているか否かを判定し、「0モード」がセットされ
ている場合、s140で球数データが零であるか否かを判定
する一方、「0モード」がセットされていない場合、s2
7にジャンプする。s140では、球数データが零である場
合、s144にジャンプする一方、そうでない場合にはs141
で、MPU10は「0モード」をクリアしたのち、s142で
「Eモード」をクリアし、さらに発射ソレノイド9を打
球可能状態にして、パチンコ遊技を継続させ(s143)、
こののちs27にジャンプする。
本実施例においては、零カード1の取り込みに係るタ
イミングを図るタイマを使用していない場合を説明した
が、これに限定されるものではない。つぎに、同タイミ
ングを図るタイマを使用した場合を、第16図および第17
図に基いて以下に説明する。なお、本実施例と上述した
実施例とが異る点は、第16図に示したs122以降の処理、
およびs124以降の処理のみであるため、同様な処理に関
しての説明は省略する。
第16図に示したs122において「Eモード」がセットさ
れているか否かが判定される。そして、「Eモード」が
セットされていると判定された場合には第17図に示した
s150にジャンプし、そうでない場合にはs123が実行され
る。
s123では「0モード」がセットされているか否かが判
定され、「0モード」がセットされていると判定された
場合にはs124で「Eモード」をセットしたのちs150にジ
ャンプし、そうでない場合にはs125が実行される。s125
においては、新たなカード1が追加挿入されたか否かが
判定され、追加挿入されたと判定された場合、s126で駆
動部30はMPU10によって取込部21を駆動させるため、モ
ータ23の回転軸が第11図中、反時計方向に回転すること
により、追加挿入された新たなカード1をリードライト
可能な位置に搬送したのち、s127を実行する。このと
き、零カード1は廃棄用カードケース22側のローラ24に
保持されている。これに対して、s125で新たなカード1
が追加挿入されないと判定された場合、第12図のs27に
ジャンプする。この場合も、前カード1はローラ24に保
持されている。
s127で、MPU10は新たなカード1の各種データを読み
込んだのち、s128で当該カード1が公正なものであるか
否かを判定し、公正なものであると判定した場合にはs1
29を実行し、そうでない場合にはs136にはジャンプす
る。s129で、MPU10は当該カード1の書込部4に書き込
まれた使用回数データと使用限度回数とを比較し、使用
限度回数に達している場合、s130において表示部74にそ
の旨を表示すると同時に、駆動部30はMPU10によって取
込部21を駆動させるため、モータ23の回転軸が第11図
中、時計方向に回転して当該カード1を挿入口26から遊
技者に返却する。他方、当該カード1の使用回数データ
が使用限度回数に達していないときには使用可能である
ことが判定され、MPU10は当該使用回数データに「1」
を加算する(s131)。
そして、この加算された数値を管理装置3に入力する
(s132)。ついで、MPU10は当該カード1に書き込まれ
たの固有データと管理装置3に格納された当該カード1
の固有データとを比較し(s133)、両者が一致しないと
きにはs136にジャンプする一方、両者が一致したときに
はs134を実行する。s136において、MPU10は当該カード
1に不都合がある旨をアラーム、ランプなどで報知表示
したのち、アラーム状態が遊技場側の操作等により解除
されると、追加挿入された新たなカード1を返却し(s1
37)、s27にジャンプする。またs134では、MPU10は前カ
ード1のデータを新たなカード1のデータに加算して、
新たなカード1のデータを更新し、該更新データを管理
装置3に入力する(s135)。
しかるのち、駆動部30はMPU10によって取込部21を駆
動させるため、モータ23の回転軸が第11図中、反時計方
向に回転することにより、新たなカード1をさらに奥方
向に搬送し、前カード1を廃棄用カードケース22に取り
込む(s138)。これにより、新たなカード1が挿入され
ると、駆動部30はMPU10によって取込部21を駆動させる
ため、前カード1は回収されることになる。
ついでs139において、MPU10は「0モード」がセット
されているか否かを判定し、「0モード」がセットされ
ている場合、s140で球数データが零であるか否かを判定
する一方、「0モード」がセットされていない場合、s2
7にジャンプする。s140では、球数データが零である場
合、s144にジャンプする一方、そうでない場合にはs141
で、MPU10は「0モード」をクリアしたのち、s142で
「Eモード」をクリアし、さらに発射ソレノイド9を打
球可能状態にして、パチンコ遊技を継続させ(s143)、
こののちs27にジャンプする。
第17図に示したs150においては、「カード取り込みモ
ード」がセットされているか否かが判定され、零カード
1を取り込むための「カード取り込みモード」がセット
されている場合にはs151を実行する一方、そうでない場
合にはs159にジャンプする。つぎに、s151でMPU10は、
タッチスイッチ89がONされているか否か、いいかえれば
遊技者が遊技動作を停止しているか否かを判定し、遊技
者が遊技動作を停止していなければ(タッチスイッチ89
がONされていれば)第16図に示したs125にジャンプす
る。
他方、s151で遊技者が遊技動作を停止していれば(タ
ッチスイッチ89がONされていなければ)s152において
「カード取り込みモード」がセットされる。しかるの
ち、MPU10は回転方向切換回路64の内蔵タイマーをスタ
ートさせ、予め設定された時間の計測を開始したのち
(s153)、s154を実行する。
また、s150において「カード取り込みモード」がセッ
トされている場合には、s159において遊技者が遊技動作
を停止しているか否かを判定し、遊技者が遊技動作を停
止していなければ、s160にジャンプして、MPU10は回転
方向切換回路64の内蔵タイマをクリアしたのち、「カー
ド取り込みモード」をクリアし(s161)、s125にジャン
プする。他方、s159において遊技者が遊技動作を停止し
ていれば、MPU10は、s154において回転方向切換回路64
の内蔵タイマがタイムアップしたか否かを判定し、タイ
ムアップした場合にはs155を実行する一方、そうでない
場合にはs125にジャンプする。
s156において、MPU10は現零カード1のデータを管理
装置3に入力したのち、駆動部30はMPU10によって取込
部21を駆動させるため、モータ23の回転軸が第11図中、
反時計方向に回転することにより、零カード1をさらに
奥方向に搬送して廃棄用カードケース22に取り込む(s1
57)。こののち当該パチンコ2は、s158において初期状
態に復帰される。
なお、s157における零カード1の取り込みは、駆動部
30が所定時間の計測を完了した時点、すなわち回転方向
切換回路64の内蔵タイマがタイムアップした時点で行わ
れ、同内蔵タイマは、カード1の球数データおよび金額
データが零になり、かつ遊技者が遊技動作を停止させた
場合にのみスタートされる。このため、遊技者が遊技動
作を継続させている場合、および上記内蔵タイマの動作
中は零カード1は回収されることがない。
また、上述した係員呼出し用スイッチが操作された場
合、MPU10は、遊技盤11に打出された遊技球が障害釘な
どに引っ掛かるなど、遊技中、パチンコ機2に不都合が
生じて遊技者がタッチスイッチ89を操作していない場合
においても、遊技動作中である換言すれば遊技動作を停
止させていないと見なすことができる。これにより、遊
技盤11に打出された遊技球によって球数データが零にな
り、かつタッチスイッチ89を操作していない場合におい
ても、零カード1は装着部6に待機され、当該遊技球の
セーフ球またはアウト球の判定以前に、当該零カード1
が駆動部30および取込部21によって取り込まれることは
ない。
(発明の効果) 本発明は以上説明したように、セットスイッチが、確
認タイマおよび中断スイッチとともにパチンコ遊技を複
数段の操作によって中断させ、かつ確認タイマおよび終
了スイッチとともにパチンコ遊技を複数段の操作によっ
てパチンコ遊技を終了する。このため、中断スイッチお
よび終了スイッチを操作性が良好な位置に配置した場合
においても、パチンコ遊技が中断スイッチまたは終了ス
イッチの単独操作によって、中断または終了されること
を防止する。さらに、リセットスイッチおよび確認タイ
マは、中断スイッチまたは終了スイッチが誤って操作さ
れたときに、中断スイッチ検出回路または終了スイッチ
検出回路を初期状態に復帰させる。したがって、遊技者
の意志に反してパチンコ遊技が中断または終了されるこ
とは皆無になり、このような理由によって遊技意欲が減
退することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を表わしたブロック
図、第2図は第1図のカードの平面図、第3図は第1図
のパチンコ機の正面図、第4図は第3図の一部を示す正
面図、第5図は第4図の平面図、第6図は第3図の側面
図、第7図は第3図の背面図、第8図は第3図の枠体の
構成を示す斜視図、第9図は第3図の打球装置の構成を
示す正面図、第10図は第1図の不正球センサを示す正面
図、第11図は第1図の装着部の構成を示す側面図、第12
図は第1図のパチンコ機を制御するための手順の一部を
示す流れ図、第13図は第12図と異る部分を示す流れ図、
第14図は第13図と異る部分を示す流れ図、第15図は第14
図と異る部分を示す流れ図、第16図は第15図と異る実施
例の一部を示した流れ図、第17図は第16図と異る部分を
示す流れ図、第18図は従来例の構成を示すブロック図、
第19図は第18図のパチンコ機を示す正面図、第20図は第
19図の装着部を示した側面図、第21図は第18図の詳細図
である。 1…カード 2…パチンコ機 4…書込部 6…装着部 7…リードライト部 8…遊技回路 16…中断スイッチ検出回路 17…終了スイッチ検出回路 18…中断スイッチ 19…終了スイッチ 70…セットスイッチセット 71…リセットスイッチ 90…確認タイマ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技情報が書込部に書き込まれた遊技用カ
    ードと、 該カードを装着する装着部、該装着部に設けられ前記カ
    ードの遊技情報を前記書込部から読み出しかつ遊技情報
    を前記書込部に書き込む機能を有するリードライト部、
    該リードライト部に読み出された遊技情報に基づいて遊
    技動作を可能にする遊技回路、他カードの装着による前
    記遊技回路の遊技動作を所定時間禁止する中断スイッチ
    検出回路、該中断スイッチ検出回路を起動させる中断信
    号を発生するための中断スイッチ、前記遊技回路の遊技
    動作を終了させる終了スイッチ検出回路、および該終了
    スイッチ検出回路を起動させる終了信号を発生するため
    の終了スイッチを備えたパチンコ機とからなるカード式
    パチンコ機において、 前記中断スイッチおよび終了スイッチのいずれかの操作
    に基づいて予め設定された確認時間の計測を開始し該計
    測を終了したときに確認信号を発生させる確認タイマ
    と、 該確認タイマの前記確認時間の計測中に操作された場合
    に、前記中断信号を中断スイッチ検出回路に入力しまた
    は終了信号を終了スイッチ検出回路に入力するセットス
    イッチと、 前記該確認タイマの前記確認時間の計測中に操作された
    場合に、前記確認タイマを初期状態に復帰させるととも
    に、前記中断スイッチまたは終了スイッチの操作に応じ
    て中断スイッチ検出回路または終了スイッチ検出回路を
    初期状態に復帰させるリセットスイッチとを設け、 前記確認信号が発生した場合に、前記中断スイッチ検出
    回路または終了スイッチ検出回路を初期状態に復帰させ
    ることを特徴とするカード式パチンコ機。
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