JP2928458B2 - 液体容器の栓 - Google Patents

液体容器の栓

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JP2928458B2
JP2928458B2 JP13330094A JP13330094A JP2928458B2 JP 2928458 B2 JP2928458 B2 JP 2928458B2 JP 13330094 A JP13330094 A JP 13330094A JP 13330094 A JP13330094 A JP 13330094A JP 2928458 B2 JP2928458 B2 JP 2928458B2
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忠行 青野
博司 ▲吉▼澤
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は液体容器の開口を開閉
する栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている液体容器の栓とし
て、例えば実公昭60−31622号公報に示されたも
のがある。
【0003】この栓は、いわゆるプッシュ−プッシュ機
構を内蔵したものであり、図11及び図12に示すよう
に、栓体51に設けた案内筒52に操作ボタン53を上
下動自在かつ回転不能に挿入し、その操作ボタン53の
内部に作動筒54を収納し、その作動筒54に弁体55
を取付けている。また、作動筒54と栓体51の間にス
プリング56を介在し、作動筒54を弁体55にビス6
5により取付けている。上記構成により弁体55を上向
きに付勢し、通常は液通路57を閉塞するようにしてい
る。
【0004】上記の操作ボタン53の下端には、全周に
わたり三角歯状の凹凸58(図12参照)が一定ピッチ
で形成され、作動筒54にはその凹凸58に噛合する上
面が傾斜した突子59が2倍のピッチで形成される。
【0005】栓本体51の案内筒52の内周面には、下
部に大径部60、上部に小径部61が形成され、両者の
間の段部に一定ピッチで深い溝62と浅い溝63が形成
される。各溝62、63相互間の段部は上記作動筒54
の突子59の傾斜方向と同方向に傾斜している。
【0006】操作ボタン53の下端外周面には、前記の
三角歯形の凹凸58のピッチでその凸部の外側面に係合
突起64が形成される。この係合突起64は前記の深い
溝62及び浅い溝63のいずれにも嵌入できるが、それ
より突出量の大きい作動筒54の突子59は深い溝62
にしか嵌入できない。
【0007】上記構成の栓は、操作ボタン53を押すと
作動筒54の突子59が深い溝62から出ると共に弁体
55が押下げられて開弁される。同時に作動筒54が三
角歯形の凹凸58の1ピッチ分だけ回転するので、上記
の突子59は浅い溝63の入口に係合され、その溝63
内に入らず、開弁状態を保持する。
【0008】もう一度操作ボタン53を押すと、作動筒
54は1ピッチ分回転し、その突子59が次の深い溝6
2に嵌入するので、作動筒54が上昇し閉弁状態とな
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
プッシュ−プッシュ機構内蔵の栓開閉装置においては、
操作ボタン53を押下げるごとに1ピッチずつ回転する
作動筒54が必要であったので、構造が複雑になると共
に、部品点数が多くなる問題があった。
【0010】そこで、この出願の請求項1に記載の発明
は、上記の作動筒54を省略した簡易な構造のプッシュ
−プッシュ機構内蔵の栓開閉装置を提供することを目的
とする。
【0011】しかし、作動筒54を省略した構成にする
と、弁体55を付勢するスプリング56の受け部材を弁
棒に取付ける必要があり、作動筒54を省略する一方で
スプリング56の受け部材が増えるという問題がある。
【0012】一般に、操作ボタンと連動する弁体を備え
た栓においては、栓体の液通路を閉塞するために弁体を
上向きに付勢するためのスプリングが用いられるが、こ
のスプリングのバネ力を弁体に伝えるため、弁体の一部
(弁棒等)に受け部材を取付け、その受け部材と栓体と
の間に該スプリングを介在している。この構成は、上記
のプッシュ−プッシュ機構を内蔵した栓の場合も同様で
ある。
【0013】しかし、そのような受け部材は、部品の増
加をもたらすだけでなく、組付時の作業性にも影響を与
えることになる。
【0014】そこで、請求項2に記載の発明は、操作ボ
タンと連動する弁体を備えた一般的な栓において、上記
のごとき受け部材を用いることなく、弁体に付勢力を与
えることができるようにすることを目的とする。
【0015】更に、請求項3に記載の発明は、請求項1
の発明における弁体の付勢手段について、請求項2の発
明のものを採用した一層構造の簡単な液体容器の栓を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1に記載
の発明の構成は、栓体1に設けた案内筒2に操作ボタン
3を上下動自在に挿入し、上記操作ボタン3と連動し、
かつ閉弁方向に付勢された弁体4により上記栓体1の液
通路5を開閉するようにした液体容器の栓において、上
記栓体1と操作ボタン3に該操作ボタン3のストローク
の下端で相互に噛み合う一定ピッチの波形凹凸6、6’
を環状に形成し、上記操作ボタン3の外周面の下部に大
径部7、上部に小径部8を形成し、両者の境界部分に大
径部7側に凹入する閉弁位置決め溝9を上記波形凹凸
6、6’の2倍又はそれ以上の整数ピッチで形成し、該
閉弁位置決め溝9相互間に操作ボタン3の回転方向に上
昇する傾斜面13とその傾斜面13の終端から下向きに
下降する係合面12と、その係合面12の下端から上記
傾斜面13と同方向に傾斜した位置決め傾斜面11、1
1’、11”を形成し、上記係合面12と位置決め傾斜
面11、11’、11”とにより開弁位置決め溝14、
14’、14”を構成し、上記栓体1の案内筒2の内面
に閉弁位置決め溝9及び開弁位置決め溝14、14’、
14”に嵌脱自在に嵌る位置決め突起15を形成し、上
記位置決め突起15が閉弁位置決め溝9に嵌合した状態
で栓体1の波形凹凸6と操作ボタン3の波形凹凸6’が
回転方向に若干のずれを有する構成としたものである。
【0017】上記構成の栓は、操作ボタン3の閉弁位置
決め溝9に案内筒2の位置決め突起15が嵌合した閉弁
状態において、操作ボタン3を指先で押し下げると、こ
れと連動して弁体4が下降して開弁状態になると共に、
上記の閉弁位置決め溝9と位置決め突起15の嵌合が外
れる。
【0018】また、押下げストロークの下端で操作ボタ
ン3の波形凹凸6’と栓体1の波形凹凸6が噛み合うこ
とにより、操作ボタン3は若干回転する。操作ボタン3
から指を離すと、弁体4の付勢力により操作ボタン3は
上昇するが、前記の位置決め突起15が操作ボタン3の
位置決め傾斜面11に係合するので、操作ボタン3は水
平方向の分力で回転し、該位置決め突起15は開弁位置
決め溝14に嵌合し、弁体4を開弁状態に保持する。
【0019】なお、上記位置決め溝14及び位置決め傾
斜面11については、更に位置を変えて設けた位置決め
溝14’、14”及び位置決め傾斜面11’、11”を
併設し、複数の開弁位置をとるようにしてもよい。
【0020】操作ボタン3を最後の開弁状態から押し下
げると、波形凹凸6、6’の噛み合いにより操作ボタン
3が若干回転するので、該位置決め突起15が閉弁位置
決め溝9に嵌合し、元の閉弁状態に戻る。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、栓体1に
設けた液通路5を開閉する弁体4を操作ボタン3と連動
せしめ、上記弁体4を閉弁方向に付勢する弾性部材16
を設けてなる液体容器の栓において、上記弾性部材16
上部に弁体取付部18を一体成形し、該弁体取付部18
を弁体に取付けると共に、該弾性部材16の下部を栓
体1に接触させた構成としたものである。
【0022】上記の構成によると、弾性部材16と該弾
性部材の取付け部材は一体成形品であるので、従来より
部品数を減らすことができる。
【0023】更に請求項3に記載の発明は、前記請求項
1に記載の発明における弁体4を請求項2の発明の場合
と同様に、取付け部材を一体成形した弾性部材16によ
り付勢した構成としたものである。
【0024】
【実施例】第1実施例は請求項1に記載の発明に関する
ものである。即ち、図1に示すように、この場合の栓は
ポットなどの液体容器21の肩カバー22に設けた開口
23に着脱自在に取付けられる。この栓の構成部材であ
る栓体1は、栓本体24とその上端に嵌合され栓カバー
25により構成される。
【0025】栓本体24は液通路5を有し、その液通路
5の下端外周のシール部26に押圧される弁体4を有す
る。弁体4の弁棒17は栓本体24に設けた弁支持筒2
9内に挿通され、その弁棒17の上端近くに取付けたバ
ネ受け部材28と上記弁支持筒29との間に付勢用のス
プリングなどの弾性部材16を介在し、弁体4を前記シ
ール部26に押圧するようにしている。また、前記弁支
持筒29のまわりに筒部31が設けられる。
【0026】栓カバー25の中央部分には下向きの案内
筒2が形成され、その案内筒2に操作ボタン3が上下動
自在に挿入される。該操作ボタン3の天板下面には突起
32が設けられ、その突起32に弁棒17の上端が当た
る。
【0027】操作ボタン3を構成する周壁は、下半分が
大径部7、上半分がその肉厚より若干小さい程度の小径
部8となっている。この大径部7と小径部8の径の差に
よって生じた内周段部33は、前記栓本体24の筒部3
1の上端面と該操作ボタン3のストローク分の間隔をお
いて対面している。両方の対向面には、三角波形の同一
ピッチ・同一大きさの連続した凹凸6、6’が形成され
る。
【0028】また、操作ボタン3の外周面の小径部8と
大径部7の境界には、図2に示すように、周方向に一定
のピッチで閉弁位置決め溝9が形成される。この閉弁位
置決め溝9のピッチP(図3(a)参照)は、前記の三
角波形の凹凸6、6’のピッチの2倍に設定される。
【0029】上記閉弁位置決め溝9相互間には、一方の
閉弁位置決め溝9から操作ボタン3の回転方向(図3
(b)の矢印A参照)に次第に高くなる傾斜面13、そ
の傾斜面13の終端から下向きに下降する係合面12を
経て、該傾斜面13と平行の位置決め傾斜面11が形成
される。上記の係合面12と位置決め傾斜面11とが開
弁位置決め溝14を構成する。上記の傾斜面13と位置
決め傾斜面11とは、必ずしも平行でなくてもよいが、
後述する作動上、平行であることが好ましい。
【0030】なお、前記の閉弁位置決め溝19の底34
も、各傾斜面13、11と平行の傾斜面となっている。
【0031】図2に示すように、前記の栓カバー25の
案内筒2の上端に全周にわたるリブ35が形成され、そ
のリブ35と同じ高さの位置決め突起15が、案内筒2
の内面に前記の閉弁位置決め溝9と同じピッチでこれに
嵌脱自在に形成され、この位置決め突起15の下端は、
閉弁位置決め溝9の底34と平行に傾斜している。
【0032】上記の閉弁位置決め溝9に位置決め突起1
5が嵌合した状態(このとき操作ボタン3は最も高い位
置にあり、従って弁体4はシール部材26に押圧され閉
弁状態となる)では、図3(a)に示すように、栓本体
24の筒部31側の三角波形凹凸6と、操作ボタン3側
の三角波形凹凸6’は若干のずれ分P’がある。
【0033】その他、図1において36は吐出口であ
り、37は肩カバー32の折り曲げ周縁である。この折
り曲げ周縁37を肩体38の上縁に載せることで、肩カ
バー22周縁の美感を向上させている。
【0034】第1実施例の栓開閉装置は以上のごときも
のであり、次にその作用について説明する。
【0035】いま、図1及び図3(a)のごとき閉弁状
態において、操作ボタン3の頂部を指先で押し下げる
と、閉弁位置決め溝9が位置決め突起15から外れる。
操作ボタン3の三角波形凹凸6’が栓本体24側の三角
波形凹凸6に噛み合うと、操作ボタン3は1/2ピッチ
からピッチのずれ分P’を除いた角度だけ回転する(図
3(b)の矢印A参照)。
【0036】操作ボタン3から指先を離すと、弁体4の
弾性部材16の力で操作ボタン3は若干上昇し、凹凸
6、6’の噛み合いが外れ、位置決め傾斜面11が位置
決め突起15の下面に当たる。このため、操作ボタン3
に水平方向の分力が生じ、若干回転して、位置決め突起
15が係合面12に当たり、開弁位置決め溝14に嵌ま
る。これにより、弁体4の上昇が阻止され、開弁状態に
保持される(図3(c))。
【0037】次に、操作ボタン3を再度押し下げると、
開弁位置決め溝14が位置決め突起15から外れると共
に、三角波形の凹凸6、6’相互が噛み合い、操作ボタ
ン3が1/2ピッチから凹凸6、6’の位置のずれ分
P’を除いた角度だけ回転する(図3(d))。
【0038】操作ボタン3から指を離すと、該操作ボタ
ン3は弁体4と共に弾性部材16により上向きに押さ
れ、該凹凸6、6’の噛み合いが外れると共に、位置決
め突起15の下端に傾斜面13が当たり、水平分力によ
って操作ボタン3が若干回転することにより、位置決め
突起15が次の閉弁位置決め溝9に嵌る(図3
(e))。これにより、1操作サイクルを完了し、元の
閉弁状態に戻る(図3(a))。
【0039】次に、上記第1実施例の変形例を説明す
る。上記第1実施例は、1操作サイクルの間に1回の開
弁状態があり、その開弁の度合は毎サイクル同一である
が、開弁の度合を複数種類に設定し、操作サイクルごと
に順次交替して異なった開弁度合になるようにしてもよ
い。
【0040】即ち、図4(a)〜(e)に示すように、
操作ボタン3の周方向に一つおきの位置決め傾斜面1
1’によって形成される開弁位置決め溝14’を他の開
弁位置決め溝14より、dだけ浅く形成する。このよう
にすると、浅い開弁位置決め溝14’に位置決め突起1
5が嵌合すると(図4(c))、深い開弁位置決め溝1
4に嵌合した場合に比べ弁体3の開弁度合が大きくなる
ので、吐出口36からの吐出流量が多くなる。
【0041】なお、位置決め突起15が浅い方、深い方
のいずれの位置決め溝14、14’に嵌合するのかがわ
かるように、操作ボタン3の表面と栓カバー25に回転
角度と開弁度合の大小を符合させる目印を付けておくと
便利である。
【0042】更に、1操作サイクルの間に開弁度合の異
なる複数回の開弁状態があるようにすることもできる。
即ち、図5に示すように、開弁位置決め溝9を三角波形
の凹凸6、6’のピッチの3倍とし、その間に位置決め
傾斜面11とこれに連続して若干低い位置決め傾斜面1
1”を設けることにより、深さの異なった2箇所の開弁
位置決め溝14、14”を形成する。このようにする
と、1操作サイクルの間で開弁度合の異なった開弁状態
に連続的に変更できるので、操作がしやすくなる。
【0043】他の変形例として、操作ボタン3側の三角
波形凹凸6’及び栓本体24の筒部31側の三角波形凹
凸6については、いずれか一方については全周にわたり
その凹凸を形成し、他方については数箇所に分散的に三
角形の凸部を形成するだけでもよい。また、三角波形凹
凸6、6’は左右対称の三角形でなくてもよく、摺動す
る面のみを正規に傾斜させた鋸歯状の凹凸であってもよ
い。
【0044】また、栓本体24側の三角波形凹凸6を図
6に示すように、栓本体24の周壁の内周段部39に形
成し、操作ボタン3側の三角波形凹凸6を大径部7の下
端に設けたツバ41の下面に形成するようにしてもよ
い。この場合、上記ツバ41の下面に案内筒部42が形
成され、これを栓本体24の内周面に嵌合することによ
り、操作ボタン3の上下動の案内とする。
【0045】操作ボタン3の三角波形凹凸6’に対面し
た下方の三角波形凹凸6は、図7に示すように、栓カバ
ー25の案内筒2の下端に設けたツバ41’上に形成す
るようにしてもよい。
【0046】次に、第2実施例を説明する。第2実施例
は請求項2及び3に記載の発明の実施例である。但し、
請求項2に記載の発明は、プッシュ−プッシュ機構内蔵
のものに限定されないが、同3に記載の発明は同機構内
蔵のものに限定される。
【0047】即ち、図8及び図9に示した第2実施例の
基本的な構成は第1実施例と同様であるが、相違する点
は弁体4の弾性部材16である。即ち、第2実施例の弾
性部材16は、図8に示すように合成樹脂の一体成形品
であり、環状の弁体取付部18に多数の弾性脚片19を
一体に設けたものである。この付勢用弾性部材16は図
8に示すように、弁棒17のまわりに該弁体取付部18
を強制嵌合すると共に、その弾性脚片19の下端を栓本
体14の弁支持筒29の上端に係止させる。
【0048】上記の弾性部材16は、弁体4及びこれと
一体の弁棒17の上下動に応じて伸縮し、弁体4を付勢
する。
【0049】なお、弾性部材16の形状は図9及び図1
0のものに限定されず、任意の弾性形状とすることがで
きる。
【0050】上記の場合は、弾性部材の受け部材を独立
の部品として用いる必要がないので、部品点数が一層少
なくなる。
【0051】図10に示した第3実施例は、請求項2に
記載の発明に含まれるものである。即ち、この場合の栓
は前述の従来例のもの(図11参照)と基本的な構成が
一致している。従って同一部分には同一符号を付して示
す。
【0052】相違する点は、従来のスプリング56(図
11参照)に代え、前述の作動筒54の下部に複数の弾
性脚片19’を一体成形によって設けた作動筒付きの弾
性部材16を設け、その上部に形成した弁体取付部18
を弁体55の弁棒66に強制嵌合して取付けると共に、
その弾性脚片19’の下端を栓体51に当てたものであ
る。これによって、従来のスプリング56及びビス65
を省略できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び3に記載の
各発明は、プッシュ−プッシュ機構の構成部品が従来に
比べて大幅に少なくなり、また請求項2に記載の発明は
弁体を付勢するための弾性部材が独立の部品とならない
ため、構成部品が少なくなる。従って、いずれの発明に
ついても、製品のコスト低減を図ることができると共
に、故障が起り難くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の断面図
【図2】同上の一部切欠分解斜視図
【図3】(a)〜(e):同上の使用説明図
【図4】(a)〜(e):同上の変形例の作用説明図
【図5】同上の変形例の作用説明図
【図6】同上の他の変形例の一部省略断面図
【図7】同上の他の変形例の一部省略断面図
【図8】第2実施例の一部省略断面図
【図9】同上の弾性部材の斜視図
【図10】第3実施例の断面図
【図11】従来例の断面図
【図12】従来例の分解斜視図
【符号の説明】
1 栓体 2 案内筒 3 操作ボタン 4 弁体 5 液通路 6、6’ 波形凹凸 7 大径部 8 小径部 9 閉弁位置決め溝 11、11’、11” 位置決め傾斜面 12 係合面 13 傾斜面 14、14’、14” 開弁位置決め溝 15 位置決め突起 16 弾性部材 17 弁棒 18 弁体取付部 19、19’ 弾性脚片 21 液体容器 22 肩カバー 23 開口 24 栓本体 25 栓カバー 26 シール部 28 バネ受け部材 29 弁支持筒 31 筒部 32 突起 33 内周段部 34 底 35 リブ 36 吐出口 37 折り曲げ周縁 38 肩体 39 内周段部 41、41’ ツバ 42 案内筒部 51 栓体 52 案内筒 53 操作ボタン 54 作動筒 55 弁体 56 スプリング 57 液通路 58 凹凸 59 突子 60 大径部 61 小径部 62 深い溝 63 浅い溝 64 係合突起 65 ビス 66 弁棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−127537(JP,U) 実開 平2−25953(JP,U) 特公 昭57−6926(JP,B2) 実公 平2−20977(JP,Y2) 実公 平3−37557(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 41/02 104

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栓体1に設けた案内筒2に操作ボタン3
    を上下動自在に挿入し、上記操作ボタン3と連動し、か
    つ閉弁方向に付勢された弁体4により上記栓体1の液通
    路5を開閉するようにした液体容器の栓において、上記
    栓体1と操作ボタン3に該操作ボタン3のストロークの
    下端で相互に噛み合う一定ピッチの波形凹凸6、6’を
    環状に形成し、上記操作ボタン3の外周面の下部に大径
    部7、上部に小径部8を形成し、両者の境界部分に大径
    部7側に凹入する閉弁位置決め溝9を上記波形凹凸6、
    6’の2倍又はそれ以上の整数ピッチで形成し、該閉弁
    位置決め溝9相互間に操作ボタン3の回転方向に上昇す
    る傾斜面13とその傾斜面13の終端から下向きに下降
    する係合面12と、その係合面12の下端から上記傾斜
    面13と同方向に傾斜した位置決め傾斜面11、1
    1’、11”を形成し、上記係合面12と位置決め傾斜
    面11、11’、11”とにより開弁位置決め溝14、
    14’、14”を構成し、上記栓体1の案内筒2の内面
    に閉弁位置決め溝9及び開弁位置決め溝14、14’、
    14”に嵌脱自在に嵌る位置決め突起15を形成し、上
    記位置決め突起15が閉弁位置決め溝9に嵌合した状態
    で栓体1の波形凹凸6と操作ボタン3の波形凹凸6’が
    回転方向に若干のずれを有することを特徴とする液体容
    器の栓。
  2. 【請求項2】 栓体1に設けた液通路5を開閉する弁体
    4を操作ボタン3と連動せしめ、上記弁体4を閉弁方向
    に付勢する弾性部材16を設けてなる液体容器の栓にお
    いて、上記弾性部材16上部に弁体取付部18を一体成
    形し、該弁体取付部18を弁体に取付けると共に、該
    弾性部材16の下部を栓体1に接触させたことを特徴と
    する液体容器の栓。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の弾性部材16を取付け
    たことを特徴とする請求項1に記載の液体容器の栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3447346A1 (de) * 2017-07-06 2019-02-27 A. u. K. Müller GmbH & Co. KG Ventil, insbesondere servoventil

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