JP2928004B2 - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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JP2928004B2
JP2928004B2 JP30368791A JP30368791A JP2928004B2 JP 2928004 B2 JP2928004 B2 JP 2928004B2 JP 30368791 A JP30368791 A JP 30368791A JP 30368791 A JP30368791 A JP 30368791A JP 2928004 B2 JP2928004 B2 JP 2928004B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラテンに押圧されて
使用されるサーマルヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】プラテンに押圧された状態で使用される
サーマルヘッドは、印字用として多用されている。図3
に示す如く、一般にサーマルヘッド20は、放熱を兼ね
た支持板70上に固着され、この支持板70の両端部に
プラテンガイド71がそれぞれ取付けられている。
【0003】サーマルヘッド20自体は、サーマルプリ
ントヘッド基板21を備え、このヘッド基板21には、
印字走査方向に配した発熱抵抗体22と、発熱抵抗体2
2を駆動するICチップ23と、両者を連絡する導体
(図示せず)とが設けられている。この従来例では、更
にヘッド基板21は印刷回路基板30上に設けたフレキ
シブル基板(特に図示せず)と導通され、フレキシブル
基板は回路基板30にビス31で取付けたカバー32の
圧接ゴム33でヘッド基板21に押圧されると共に、支
持板70にヘッド基板21、回路基板30(フレキシブ
ル基板を含む)、カバー32が一体に固定される。な
お、回路基板30には外部接続用のコネクタ34が接続
されている。
【0004】このようなサーマルヘッド20において、
ICチップ23のヘッド基板21への取付にフェイスダ
ウン方式が用いられる場合がある。フェイスダウン方式
は、チップ表面にハンダ等からなる数個のバンプ(突起
状の電極)を設け、そのチップ表面を下にして基板の導
体上にボンディングするものである。フェイスダウン方
式によるボンディングは、ICチップのバンプをハンダ
製とし、このハンダバンプを基板の導体パッドに半田付
けするのが一般的である。しかし、熱や機械的ストレス
がICチップ又は基板に作用すると、ハンダが簡単に剥
離してしまい、ICチップと導体との導通不良が発生す
る可能性がある。又、半田付けするために、導体パッド
をこれ以上小さくすることは困難であり、これが高密度
実装の妨げになる。
【0005】上記問題点を解決するために、図4に示す
ように、ICチップ23のバンプ23a、23bを金で
作製し、この金バンプ23a、23bをヘッド基板21
の導体24に加圧により圧接・接続し、更にICチップ
23の周りに絶縁樹脂(一般的には紫外線硬化型絶縁樹
脂)25を塗布して硬化させ、硬化時における絶縁樹脂
25の収縮力によってICチップ23をヘッド基板21
に固定・保持する場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーマルヘ
ッドは発熱抵抗体を高温に発熱させて印字するものであ
るため、特に連続的に印字する場合、発熱抵抗体より発
生した熱がヘッド基板21に伝わり、ICチップ23も
80℃程度の高温になることがある。このような場合、
ICチップ23の高熱により、ICチップ23をヘッド
基板21に保持している絶縁樹脂25が膨張し、やがて
その膨張力が収縮力よりも大きくなる。この結果、絶縁
樹脂25の保持作用が弱くなり、外力がICチップ23
に加わった時に、ICチップ23の位置がずれたり、図
5に示すように、例えばバンプ23aが導体24から離
れ、一時的にICチップ23と導体24とが導通しなく
なる接続不良が起こったりする。このため、図4のよう
なフェイスダウン方式によるICチップ23の取付け方
は、サーマルヘッドには向いていない。
【0007】従って、本発明の目的は、上記問題点に鑑
み、ICチップを始めとするサーマルヘッド自体が発熱
抵抗体の熱により高温になっても、ICチップの位置ず
れやICチップと導体との一時的な接続不良が起こらな
い信頼性の高いサーマルヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のサーマルヘッドは、発熱抵抗体と、この発
熱抵抗体を駆動するICチップと、発熱抵抗体とICチ
ップを連絡する導体とを有する基板を備え、フェイスダ
ウン方式によりICチップのバンプを導体に圧接し、絶
縁樹脂によりICチップを基板に固定してなるサーマル
ヘッドにおいて、ICチップのバンプを導体に押付ける
ための押圧部材を有することを特徴とするものである。
【0009】本発明のサーマルヘッドでは、図4に示す
ようなフェイスダウン方式によりICチップと導体とを
電気的に接続した上で、更に押圧部材によりICチップ
を基板に押付ける構成であるため、ICチップのバンプ
が導体に常に圧接される。このため、発熱抵抗体の熱に
より絶縁樹脂が膨張しても、ICチップと導体との導電
は維持され、接続不良は起こらない。しかも、押圧部材
によりICチップの位置が保持されているため、位置ず
れも生じない。
【0010】なお、押圧部材はICチップを基板に押付
けることができれば、どのような材質や形態でも構わな
いが、単純な構造で効果的な押付けを期待するなら、以
下の実施例で述べるように、フレキシブル基板をヘッド
基板に押圧・接続するためのカバーに、シリコンゴム等
の弾性体(例えば圧接ゴム)を取付け、この弾性体によ
ってICチップの裏面を押圧するのが好ましい。
【0011】
【実施例】以下、本発明のサーマルヘッドを実施例に基
づいて説明する。その一実施例に係るサーマルヘッドを
図1に示す。このサーマルヘッドは、図3に示したサー
マルヘッドの一部(カバー32)を改良したものであ
る。前述したように、サーマルプリントヘッド基板21
は、印字走査方向に配した発熱抵抗体22と、発熱抵抗
体22を駆動するICチップ23と、両者を連絡する導
体(図1には示さず)とを有する。
【0012】ヘッド基板21の後端部には、印刷回路基
板30上に設けたフレキシブル基板35が、回路基板3
0にビス(図示せず)で取付けたカバー40の圧接ゴム
41で押圧・接続される。更に、カバー40の先端部に
は、圧接ゴム41よりも小サイズの別の圧接ゴム42が
固定されている。なお、圧接ゴム41、42は共に同じ
材質でよい。圧接ゴム42は、カバー40により下方向
に押されて、ICチップ23の裏面に強く当接し、IC
チップ23をヘッド基板21に押付ける。
【0013】これに係る部分の拡大断面図を図2に示
す。ICチップ23は、その表面にバンプ23a、23
bを持つフリップチップであり、リード線を用いずに表
面を下にしてフェイスダウン方式によりヘッド基板21
の導体24に圧接・接続されている。更に、ICチップ
23の周囲には、紫外線硬化型絶縁樹脂25が塗布・硬
化され、この絶縁樹脂25の硬化時による収縮力により
ICチップ23がヘッド基板21に固定・保持される。
但し、図2から分かるように、ICチップ23は保護コ
ートで覆われていない。
【0014】一方、カバー40の先端部には、圧接ゴム
42の形状に対応した円弧状の凹部40aが形成され、
この凹部40aに圧接ゴム42が嵌め込まれる。カバー
40は下方向への適度な弾性力を持つため、圧接ゴム4
2はICチップ23の裏面に強く押し当てられる。この
結果、ICチップ23もヘッド基板21に押付けられ、
ICチップ23のバンプ23a、23bが導体24に強
く圧接し、この圧接が保持される。なお、圧接ゴム42
を嵌め込むためのカバー40の先端部形状は、上記円弧
状の凹部40aの他に、カバー40の内部に向かうに従
い幅広になる所謂ありみぞでもよく、特定されるもので
はない。
【0015】このようなサーマルヘッドで連続的に印字
した場合、発熱抵抗体22の熱がヘッド基板21に伝わ
り、ICチップ23を始めとしてサーマルヘッド自体が
高温になり、その熱によって絶縁樹脂25が膨張し、や
がて膨張力が収縮力を上回るようになる。この時に、I
Cチップ23に外力が加わると、ICチップ23の位置
がずれたり、バンプ23a、23bが導体24から離れ
たりする不都合が生ずることは前述した。ところが本発
明では、ICチップ23は圧接ゴム42によりヘッド基
板21に常時押圧されているため、たとえ外力が加わっ
てもICチップ23の固定位置は保持され、バンプ23
a、23bと導体24との導通も維持される。
【0016】
【発明の効果】本発明のサーマルヘッドは、以上説明し
たように、ICチップのバンプを導体に押付けるための
押圧部材を有するため、下記の如き効果を奏する。 (1)押圧部材により絶えずICチップが基板に押付け
られるため、発熱抵抗体の熱により絶縁樹脂が膨張して
も、ICチップのバンプが導体から離れることはない。
従って、ICチップと導体との導通不良は発生しなくな
り、ICチップの位置ずれも起こらず、信頼性が高い。 (2)ハンダを用いずにICチップを基板に固定してあ
るため、基板の導体パッド及びICチップのバンプは共
に小サイズで済み、高密度実装が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るサーマルヘッドの一部
省略側面図である。
【図2】図1に示すサーマルヘッドにおける押圧部材
(圧接ゴム)とICチップとの関連部分の拡大断面図で
ある。
【図3】一般的なサーマルヘッドの使用形態を示す側面
図である。
【図4】従来のサーマルヘッドにおけるフェイスダウン
方式を用いたICチップの基板への取付状態を示す拡大
断面図である。
【図5】図4に示す取付状態で、絶縁樹脂が膨張した時
の状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
21 サーマルプリントヘッド基板 22 発熱抵抗体 23 ICチップ 23a、23b バンプ 24 導体 25 紫外線硬化型絶縁樹脂 40 カバー 42 圧接ゴム(押圧部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−197057(JP,A) 特開 平3−162972(JP,A) 特開 平2−131954(JP,A) 実開 平1−165244(JP,U) 実開 昭64−27146(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/345

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発熱抵抗体と、この発熱抵抗体を駆動する
    ICチップと、発熱抵抗体とICチップを連絡する導体
    とを有する基板を備え、フェイスダウン方式によりIC
    チップのバンプを導体に圧接し、絶縁樹脂によりICチ
    ップを基板に固定してなるサーマルヘッドにおいて、 ICチップのバンプを導体に押付けるための押圧部材を
    有することを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 【請求項2】サーマルヘッドは、フレキシブル基板を前
    記基板に押圧・接続するためのカバーを備え、このカバ
    ーに押圧部材を取付けたことを特徴とする請求項1記載
    のサーマルヘッド。
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