JP2927328B2 - 連帳用紙の送り戻し方法及び紙送り装置 - Google Patents
連帳用紙の送り戻し方法及び紙送り装置Info
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- JP2927328B2 JP2927328B2 JP6270224A JP27022494A JP2927328B2 JP 2927328 B2 JP2927328 B2 JP 2927328B2 JP 6270224 A JP6270224 A JP 6270224A JP 27022494 A JP27022494 A JP 27022494A JP 2927328 B2 JP2927328 B2 JP 2927328B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、連帳用紙と単票用紙
とが用いられる情報処理装置のプリンタの紙送り手段に
関するもので、例えば用紙変更時などに連帳用紙を逆送
りする方法及びその方法の実施に好適な紙送り装置に関
するものである。
とが用いられる情報処理装置のプリンタの紙送り手段に
関するもので、例えば用紙変更時などに連帳用紙を逆送
りする方法及びその方法の実施に好適な紙送り装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置のプリンタから多量のデー
タを出力するときは、用紙ジャムや給紙ミスのおそれの
ない連帳用紙が用いられる。一方通常の事務処理には、
単票用紙が用いられており、各種文書やデータ量の少な
い資料などは単票用紙に出力される。
タを出力するときは、用紙ジャムや給紙ミスのおそれの
ない連帳用紙が用いられる。一方通常の事務処理には、
単票用紙が用いられており、各種文書やデータ量の少な
い資料などは単票用紙に出力される。
【0003】情報処理装置のプリンタには、このような
事務処理上の事情に合わせて、連帳用紙と単票用紙の両
者に対する出力が可能な構造としたものがある。図4は
そのようなプリンタの一例を示したもので、プラテン1
と印刷ヘッド2とで構成される印字部3の前後に用紙を
挟持して摩擦駆動で送る摩擦送り装置(ニップローラ)
4、5が設けられており、一方の摩擦送り装置4の外側
に連帳用紙6をピン駆動で送るピン送り装置(トラク
タ)7が配置されている。図4の装置では連帳用紙6は
図の左から右へと送りながら印刷処理され、単票用紙は
図の右から左へと送りながら印刷処理される。単票用紙
は図の右側に示した給紙台(または自動給紙装置)8か
ら送りこまれ、図の左側に示したスタッカ9へと排出さ
れる。スタッカ9およびトラクタ7とこれらに隣接する
ニップローラ4との間には、必要に応じて用紙通路の切
換機構が設けられる。
事務処理上の事情に合わせて、連帳用紙と単票用紙の両
者に対する出力が可能な構造としたものがある。図4は
そのようなプリンタの一例を示したもので、プラテン1
と印刷ヘッド2とで構成される印字部3の前後に用紙を
挟持して摩擦駆動で送る摩擦送り装置(ニップローラ)
4、5が設けられており、一方の摩擦送り装置4の外側
に連帳用紙6をピン駆動で送るピン送り装置(トラク
タ)7が配置されている。図4の装置では連帳用紙6は
図の左から右へと送りながら印刷処理され、単票用紙は
図の右から左へと送りながら印刷処理される。単票用紙
は図の右側に示した給紙台(または自動給紙装置)8か
ら送りこまれ、図の左側に示したスタッカ9へと排出さ
れる。スタッカ9およびトラクタ7とこれらに隣接する
ニップローラ4との間には、必要に応じて用紙通路の切
換機構が設けられる。
【0004】図4に示すようなピン送り装置7を印字部
3の上流側(連帳用紙通路の上流側)に配置した構造の
プリンタでは、単票用紙の処理を行うときに、印字部3
から退避させた連帳用紙の先端部分をピン送り装置7に
係合させたまま待機させることができる。従って連帳用
紙の処理と単票用紙の処理とが頻繁に繰り返される場合
に、連帳用紙を一々ピン送り装置7に掛け外しする手間
が省け、用紙の切り換えを速やかに行うことができる。
3の上流側(連帳用紙通路の上流側)に配置した構造の
プリンタでは、単票用紙の処理を行うときに、印字部3
から退避させた連帳用紙の先端部分をピン送り装置7に
係合させたまま待機させることができる。従って連帳用
紙の処理と単票用紙の処理とが頻繁に繰り返される場合
に、連帳用紙を一々ピン送り装置7に掛け外しする手間
が省け、用紙の切り換えを速やかに行うことができる。
【0005】しかし連帳用紙を給送するとき、連帳用紙
6が張力のない状態で印字部3を通過するので、用紙ジ
ャムが発生したり、用紙の浮き上がりや弛みによって印
字品質の低下を招くおそれがある。この問題は、連帳用
紙給送時に印字部3の下流側のニップローラ5(または
両方のニップローラ4、5)で連帳用紙を軽く挟持しで
連帳用紙に張力をかけるようにしてやれば解決できる。
6が張力のない状態で印字部3を通過するので、用紙ジ
ャムが発生したり、用紙の浮き上がりや弛みによって印
字品質の低下を招くおそれがある。この問題は、連帳用
紙給送時に印字部3の下流側のニップローラ5(または
両方のニップローラ4、5)で連帳用紙を軽く挟持しで
連帳用紙に張力をかけるようにしてやれば解決できる。
【0006】通常、紙送り装置の構造や制御を単純化す
るために、ニップローラ4、5とトラクタ7とは1個の
送りモータで同期駆動されている。そこで同期駆動され
たときのニップローラ4、5の周速がトラクタ7の周速
よりわずかに速くなるようにして、給送される連帳用紙
に張力を付与するようにしている。
るために、ニップローラ4、5とトラクタ7とは1個の
送りモータで同期駆動されている。そこで同期駆動され
たときのニップローラ4、5の周速がトラクタ7の周速
よりわずかに速くなるようにして、給送される連帳用紙
に張力を付与するようにしている。
【0007】また単票用紙給送時に退避させた連帳用紙
の先端をトラクタ7に係合させたままにしておくために
は、単票用紙給送時にトラクタ7を停止させておく必要
がある。そのためトラクタ7の回転駆動系にクラッチな
どの連結解除機構を設け、単票用紙給送時にはトラクタ
7への回転伝達が解除されるようにしている。
の先端をトラクタ7に係合させたままにしておくために
は、単票用紙給送時にトラクタ7を停止させておく必要
がある。そのためトラクタ7の回転駆動系にクラッチな
どの連結解除機構を設け、単票用紙給送時にはトラクタ
7への回転伝達が解除されるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような紙送り機
構で連帳用紙6を送り戻すと、前述したようにニップロ
ーラ4、5の周速をトラクタ7の周速より若干大きくし
ているので、ニップローラ4、5とトラクタ7との間に
用紙の弛みが生じてくる。この弛みは用紙の戻し量が大
きいと当然大きくなり、ニップローラ4、5とトラクタ
7との間で用紙が折れ曲がったり、トラクタのピンから
用紙が外れたりする。このような事態を避けるために、
従来は連帳用紙6を送り戻すときは、ニップローラ4、
5を開いてニップローラからの摩擦力が用紙に加わらな
いようにしていた。
構で連帳用紙6を送り戻すと、前述したようにニップロ
ーラ4、5の周速をトラクタ7の周速より若干大きくし
ているので、ニップローラ4、5とトラクタ7との間に
用紙の弛みが生じてくる。この弛みは用紙の戻し量が大
きいと当然大きくなり、ニップローラ4、5とトラクタ
7との間で用紙が折れ曲がったり、トラクタのピンから
用紙が外れたりする。このような事態を避けるために、
従来は連帳用紙6を送り戻すときは、ニップローラ4、
5を開いてニップローラからの摩擦力が用紙に加わらな
いようにしていた。
【0009】しかしそのためにはニップローラ4、5の
開閉機構を設ける必要があり、この開閉機構を連帳用紙
の送り戻し時にのみ動作させる手段も必要であるため、
装置構造や制御が複雑化する問題があった。
開閉機構を設ける必要があり、この開閉機構を連帳用紙
の送り戻し時にのみ動作させる手段も必要であるため、
装置構造や制御が複雑化する問題があった。
【0010】この発明は、連帳用紙と単票用紙の給送が
可能で、連帳用紙給送用のピン送り装置を連帳用紙通路
の上流側に配置したプリンタにおける連帳用紙送り戻し
時の用紙弛みの発生を回避する、より簡単な技術的手段
を提供することを課題としている。
可能で、連帳用紙給送用のピン送り装置を連帳用紙通路
の上流側に配置したプリンタにおける連帳用紙送り戻し
時の用紙弛みの発生を回避する、より簡単な技術的手段
を提供することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の連帳用紙の送
り戻し方法は、連帳用紙給送用のピン送り装置7と、単
票用紙給送用の摩擦送り装置4、5とを備え、ピン送り
装置7は連帳用紙通路の上流側に配置されており、連帳
用紙6はピン送り装置7と摩擦送り装置4、5との両者
で給送され、摩擦送り装置4、5がピン送り装置7より
わずかに速い周速で駆動される紙送り装置における連帳
用紙の送り戻し方法において、摩擦送り装置4、5とピ
ン送り装置7との間で用紙弛みが生じない範囲の第1送
り量と、この第1送り量を送ったときの摩擦送り装置
4、5とピン送り装置7との間の送り量の差より大きい
第2送り量とを設定し、摩擦送り装置4、5とピン送り
装置7との第1送り量の同時逆転と、ピン送り装置を停
止させた状態での摩擦送り装置4、5の第2送り量の正
転とを交互に繰り返すことによって、連帳用紙6を送り
戻すことを特徴とするものである。
り戻し方法は、連帳用紙給送用のピン送り装置7と、単
票用紙給送用の摩擦送り装置4、5とを備え、ピン送り
装置7は連帳用紙通路の上流側に配置されており、連帳
用紙6はピン送り装置7と摩擦送り装置4、5との両者
で給送され、摩擦送り装置4、5がピン送り装置7より
わずかに速い周速で駆動される紙送り装置における連帳
用紙の送り戻し方法において、摩擦送り装置4、5とピ
ン送り装置7との間で用紙弛みが生じない範囲の第1送
り量と、この第1送り量を送ったときの摩擦送り装置
4、5とピン送り装置7との間の送り量の差より大きい
第2送り量とを設定し、摩擦送り装置4、5とピン送り
装置7との第1送り量の同時逆転と、ピン送り装置を停
止させた状態での摩擦送り装置4、5の第2送り量の正
転とを交互に繰り返すことによって、連帳用紙6を送り
戻すことを特徴とするものである。
【0012】ピン送り装置7と摩擦送り装置4、5とが
同一の送りモータ15で駆動され、ピン送り装置7の駆
動系に単票用紙給送時にピン送り装置7への回転伝達を
遮断する連結解除機構13を備えている上記紙送り装置
における上記連帳用紙の送り戻し方法は、第1送り量だ
け送りモータ15を逆転する動作と、上記連結解除機構
13の連結を解除する動作と、送りモータ15を第2送
り量だけ正転する動作と、連結解除機構13を連結する
動作とを繰り返すことによって行われる。
同一の送りモータ15で駆動され、ピン送り装置7の駆
動系に単票用紙給送時にピン送り装置7への回転伝達を
遮断する連結解除機構13を備えている上記紙送り装置
における上記連帳用紙の送り戻し方法は、第1送り量だ
け送りモータ15を逆転する動作と、上記連結解除機構
13の連結を解除する動作と、送りモータ15を第2送
り量だけ正転する動作と、連結解除機構13を連結する
動作とを繰り返すことによって行われる。
【0013】上記方法を実現するためのこの発明の装置
は、連帳用紙6給送用のピン送り装置7と、単票用紙給
送用の摩擦送り装置4、5と、これらを同時回転させる
送りモータ15と、送りモータ15からピン送り装置7
に至る駆動系に設けられた連結解除手段13と、この連
結解除手段13を動作させる係脱手段25と、送りモー
タ15の正逆転切換手段27とを備え、同時回転時の摩
擦送り装置4、5の周速をピン送り装置7の周速より僅
かに大きくした紙送り装置において、第1送り量設定手
段29及び第2送り量設定手段32と、逆転量検出手段
28及び正転量検出手段31とを備え、連帳用紙6の送
り戻し時に逆転量検出手段28が送りモータ15の第1
送り量の逆転を検出したときに、係脱手段25で連結解
除手段13の連結を解除し、正逆転切換手段27に正転
指令を与えるとともに正転量検出手段31に計測開始指
令を与え、正転量検出手段31が送りモータ15の第2
送り量の正転を検出したときに、係脱手段25で連結解
除手段13を連結し、正逆転切換手段27に逆転指令を
与えるとともに逆転量検出手段28に計測開始指令を与
えることを特徴とするものである。
は、連帳用紙6給送用のピン送り装置7と、単票用紙給
送用の摩擦送り装置4、5と、これらを同時回転させる
送りモータ15と、送りモータ15からピン送り装置7
に至る駆動系に設けられた連結解除手段13と、この連
結解除手段13を動作させる係脱手段25と、送りモー
タ15の正逆転切換手段27とを備え、同時回転時の摩
擦送り装置4、5の周速をピン送り装置7の周速より僅
かに大きくした紙送り装置において、第1送り量設定手
段29及び第2送り量設定手段32と、逆転量検出手段
28及び正転量検出手段31とを備え、連帳用紙6の送
り戻し時に逆転量検出手段28が送りモータ15の第1
送り量の逆転を検出したときに、係脱手段25で連結解
除手段13の連結を解除し、正逆転切換手段27に正転
指令を与えるとともに正転量検出手段31に計測開始指
令を与え、正転量検出手段31が送りモータ15の第2
送り量の正転を検出したときに、係脱手段25で連結解
除手段13を連結し、正逆転切換手段27に逆転指令を
与えるとともに逆転量検出手段28に計測開始指令を与
えることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】連帳用紙給送時または連帳用紙から単票用紙へ
の処理切換時に、連帳用紙送り戻し指令(連帳退避コマ
ンド)が与えられると、連帳用紙はピン送り装置7と摩
擦送り装置4、5との両者によって送り戻される。戻し
量が第1送り量より小さいときは、そのまま送り戻し動
作は終了する。戻し量が第1送り量より大きいときは、
連帳用紙6が第1送り量だけ送り戻されたときに、ピン
送り装置7が停止し、摩擦送り装置4、5が正転側に切
り換えられる。そして摩擦送り装置4、5が第2送り量
だけ正転することにより、ピン送り装置7と摩擦送り装
置4、5との間の用紙は再び張られた状態となる。この
動作を交互に繰り返すことにより、用紙送り戻し時に生
ずるピン送り装置7と摩擦送り装置4、5との間の弛み
が大きくなる前に次々と吸収されるから、用紙の折れ曲
がりやピン外れを生ずることなく連帳用紙を必要な量だ
け送り戻すことができる。
の処理切換時に、連帳用紙送り戻し指令(連帳退避コマ
ンド)が与えられると、連帳用紙はピン送り装置7と摩
擦送り装置4、5との両者によって送り戻される。戻し
量が第1送り量より小さいときは、そのまま送り戻し動
作は終了する。戻し量が第1送り量より大きいときは、
連帳用紙6が第1送り量だけ送り戻されたときに、ピン
送り装置7が停止し、摩擦送り装置4、5が正転側に切
り換えられる。そして摩擦送り装置4、5が第2送り量
だけ正転することにより、ピン送り装置7と摩擦送り装
置4、5との間の用紙は再び張られた状態となる。この
動作を交互に繰り返すことにより、用紙送り戻し時に生
ずるピン送り装置7と摩擦送り装置4、5との間の弛み
が大きくなる前に次々と吸収されるから、用紙の折れ曲
がりやピン外れを生ずることなく連帳用紙を必要な量だ
け送り戻すことができる。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の紙送り装置の一実施例を示
したものである。図1では図4に示したプラテン1、印
刷ヘッド2、給紙台8、スタッカ9などは省略されてい
る。ニップローラ4、5は歯付ベルト11により同方向
に同時駆動される。またトラクタ7は歯車12、13、
14を介してニップローラ4、5と同方向に同時駆動さ
れる。駆動側の歯車12および歯付ベルト11は送りモ
ータ15で同時駆動される。トラクタ駆動系の中間の歯
車13は、装置フレームに軸方向移動自在に設けたスラ
イド軸16の先端に軸支されている。スライド軸16は
バネ17で復帰方向(歯車12、14と噛み合う方向)
に付勢されている。後述する係脱機構18によりスライ
ド軸16が移動すると、中間歯車13はトラクタの歯車
14との噛合が解かれ、トラクタ7の回転は停止する。
一方係脱機構が復帰すると、スライド軸16はバネ17
により復帰し、中間歯車13とトラクタの歯車14とが
再び噛合する。
したものである。図1では図4に示したプラテン1、印
刷ヘッド2、給紙台8、スタッカ9などは省略されてい
る。ニップローラ4、5は歯付ベルト11により同方向
に同時駆動される。またトラクタ7は歯車12、13、
14を介してニップローラ4、5と同方向に同時駆動さ
れる。駆動側の歯車12および歯付ベルト11は送りモ
ータ15で同時駆動される。トラクタ駆動系の中間の歯
車13は、装置フレームに軸方向移動自在に設けたスラ
イド軸16の先端に軸支されている。スライド軸16は
バネ17で復帰方向(歯車12、14と噛み合う方向)
に付勢されている。後述する係脱機構18によりスライ
ド軸16が移動すると、中間歯車13はトラクタの歯車
14との噛合が解かれ、トラクタ7の回転は停止する。
一方係脱機構が復帰すると、スライド軸16はバネ17
により復帰し、中間歯車13とトラクタの歯車14とが
再び噛合する。
【0016】係脱機構18の詳細は図2に示されてい
る。スライド軸16は、バネ17の付勢力により、中央
部を装置フレームに枢支したシーソレバー19の下端に
当接している。シーソレバー19の上端はカムフォロワ
21となっており、このカムフォロワに対向して、円板
カム22が設けられている。この円板カム22はフレー
ム23に自由回転可能に装着されており、円板カムと一
体の歯車24が係脱モータ25の歯車26と噛合してい
る。係脱モータ25を回転することにより、円板カム2
2が回転し、そのカム作用によりシーソレバー19が図
で右回りに揺動したとき、スライド軸16を押し込んで
中間歯車13を歯車14(及び/又は歯車12)から離
脱させる。また円板カム22を反対方向に回動すること
により、シーソレバー19は図で左まわりに揺動して復
帰し、バネ17の付勢力でスライド軸16が復帰して中
間歯車13を歯車14に噛合させる。
る。スライド軸16は、バネ17の付勢力により、中央
部を装置フレームに枢支したシーソレバー19の下端に
当接している。シーソレバー19の上端はカムフォロワ
21となっており、このカムフォロワに対向して、円板
カム22が設けられている。この円板カム22はフレー
ム23に自由回転可能に装着されており、円板カムと一
体の歯車24が係脱モータ25の歯車26と噛合してい
る。係脱モータ25を回転することにより、円板カム2
2が回転し、そのカム作用によりシーソレバー19が図
で右回りに揺動したとき、スライド軸16を押し込んで
中間歯車13を歯車14(及び/又は歯車12)から離
脱させる。また円板カム22を反対方向に回動すること
により、シーソレバー19は図で左まわりに揺動して復
帰し、バネ17の付勢力でスライド軸16が復帰して中
間歯車13を歯車14に噛合させる。
【0017】送りモータ15としてはパルスモータが用
いられており、その制御系に正逆転切換手段27が設け
られている。正逆転切換手段27から送りモータ15に
逆転パルスが送られると、そのパルスは逆転量検出手段
28によりカウントされる。第1送り量設定手段29に
は予め一動作で送る送り戻し量が設定されており、逆転
量検出手段28でカウントされた逆転パルス数が設定さ
れた第1送り量に達すると、逆転量検出手段28は正逆
転切換手段27に正転指令Aを送り、また正転量検出手
段31にカウント開始指令を送る。この逆転から正転へ
の切換によって送りモータ15に送られる正転パルス
は、正転量検出手段31によってカウントされる。そし
て正転量検出手段のカウント値が第2送り量設定手段3
2に設定された第2送り量に達すると、正転量検出手段
31は正逆転切換手段27に逆転指令Bを送り、逆転量
検出手段28及び正転量検出手段31のカウント値をリ
セットする。
いられており、その制御系に正逆転切換手段27が設け
られている。正逆転切換手段27から送りモータ15に
逆転パルスが送られると、そのパルスは逆転量検出手段
28によりカウントされる。第1送り量設定手段29に
は予め一動作で送る送り戻し量が設定されており、逆転
量検出手段28でカウントされた逆転パルス数が設定さ
れた第1送り量に達すると、逆転量検出手段28は正逆
転切換手段27に正転指令Aを送り、また正転量検出手
段31にカウント開始指令を送る。この逆転から正転へ
の切換によって送りモータ15に送られる正転パルス
は、正転量検出手段31によってカウントされる。そし
て正転量検出手段のカウント値が第2送り量設定手段3
2に設定された第2送り量に達すると、正転量検出手段
31は正逆転切換手段27に逆転指令Bを送り、逆転量
検出手段28及び正転量検出手段31のカウント値をリ
セットする。
【0018】また逆転量検出手段28の正転指令Aは、
係脱モータ25の制御器33に与えられ、係脱モータ2
5を一定量回転させて中間歯車13をトラクタの歯車1
4から離脱させる。また正転量検出手段31からの逆転
指令Bは、同様に係脱モータの制御器33に与えられ、
係脱モータ25を所定量逆転させて中間歯車13をトラ
クタの歯車14に噛合させる。
係脱モータ25の制御器33に与えられ、係脱モータ2
5を一定量回転させて中間歯車13をトラクタの歯車1
4から離脱させる。また正転量検出手段31からの逆転
指令Bは、同様に係脱モータの制御器33に与えられ、
係脱モータ25を所定量逆転させて中間歯車13をトラ
クタの歯車14に噛合させる。
【0019】図3はこの発明の連帳用紙の送り戻し方法
の一実施例を示したものである。連帳退避コマンドが入
ると、送りモータ15に逆転指令が与えられる。そして
ステップ41で連帳用紙の退避が完了したかどうかが判
断され、もし退避完了であれば連帳退避工程を完了して
次工程に移る。退避完了かどうかは送りモータ15の逆
転量を積算カウントすることによって検出できる。退避
完了でなければステップ42で第1送り量まで逆転した
かどうかがチェックされ、第1送り量に達していなけれ
ば、送りモータ15の逆転を継続する。
の一実施例を示したものである。連帳退避コマンドが入
ると、送りモータ15に逆転指令が与えられる。そして
ステップ41で連帳用紙の退避が完了したかどうかが判
断され、もし退避完了であれば連帳退避工程を完了して
次工程に移る。退避完了かどうかは送りモータ15の逆
転量を積算カウントすることによって検出できる。退避
完了でなければステップ42で第1送り量まで逆転した
かどうかがチェックされ、第1送り量に達していなけれ
ば、送りモータ15の逆転を継続する。
【0020】このようにして退避完了に至ることなく第
1送り量まで連帳用紙が送り戻されると、トラクタ切り
離し指令を与えた後、送りモータ15に正転指令を与え
る。そして設定された第2送り量に達するまで正転を継
続し、正転量が第2送り量に達したら(ステップ4
3)、トラクタ連結指令を与えて送りモータ15の逆転
を再び開始する。このようにして連帳用紙6の退避が完
了するまで、送りモータ15は第1送り量の逆転と第2
送り量の正転とを交互に繰り返しながら、連帳用紙6を
送り戻す。
1送り量まで連帳用紙が送り戻されると、トラクタ切り
離し指令を与えた後、送りモータ15に正転指令を与え
る。そして設定された第2送り量に達するまで正転を継
続し、正転量が第2送り量に達したら(ステップ4
3)、トラクタ連結指令を与えて送りモータ15の逆転
を再び開始する。このようにして連帳用紙6の退避が完
了するまで、送りモータ15は第1送り量の逆転と第2
送り量の正転とを交互に繰り返しながら、連帳用紙6を
送り戻す。
【0021】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、連帳用
紙の送り戻し時に摩擦送り装置を開く必要がないから、
摩擦送り装置の開閉機構及びその制御装置が不要とな
り、紙送り装置の構造を単純化することができ、連帳用
紙と単票用紙の処理を可能としたプリンタ装置をより安
価に提供できるという効果がある。
紙の送り戻し時に摩擦送り装置を開く必要がないから、
摩擦送り装置の開閉機構及びその制御装置が不要とな
り、紙送り装置の構造を単純化することができ、連帳用
紙と単票用紙の処理を可能としたプリンタ装置をより安
価に提供できるという効果がある。
【図1】紙送り装置の要部とその制御系を示す説明図
【図2】トラクタの駆動を解除する係脱機構の側面図
【図3】連帳用紙の退避方法を示す動作フローチャート
【図4】この発明で適用されるプリンタの一例を示す模
式的な側面図
式的な側面図
4 ニップローラ 5 ニップローラ 6 連帳用紙 7 トラクタ 13 中間歯車 15 送りモータ 18 係脱機構 25 係脱モータ 27 正逆転切換手段 28 逆転量検出手段 29 第1送り量設定手段 31 正逆転量検出手段 32 第2送り量設定手段
Claims (3)
- 【請求項1】 連帳用紙給送用のピン送り装置(7) と、
単票用紙給送用の摩擦送り装置(4,5) とを備え、ピン送
り装置(7) は連帳用紙経路の上流側に配置されており、
連帳用紙(6) はピン送り装置(7) と摩擦送り装置(4,5)
との両者で給送され、摩擦送り装置(4,5) がピン送り装
置(7) よりわずかに速い周速で駆動される紙送り装置に
おける連帳用紙の送り戻し方法において、摩擦送り装置
(4,5) とピン送り装置(7) の間で用紙弛みが生じない範
囲内の第1送り量と、この第1送り量を送ったときの摩
擦送り装置(4,5) とピン送り装置(7) との間の送り量の
差より大きい第2送り量とを設定し、摩擦送り装置(4,
5) とピン送り装置(7) との第1送り量の同時逆転と、
ピン送り装置を停止させた状態での摩擦送り装置(4,5)
の第2送り量の正転とを交互に繰り返すことを特徴とす
る、連帳用紙の送り戻し方法。 - 【請求項2】 ピン送り装置(7) と摩擦送り装置(4,5)
とが同一の送りモータ(15)で駆動され、ピン送り装置
(7) の駆動系に単票用紙給紙時にピン送り装置(7) への
回転伝達を遮断する連結解除機構(13)を備えている請求
項1記載の紙送り装置における連帳用紙の送り戻し方法
において、第1送り量だけ送りモータ(15)を逆転する動
作と、上記連結解除機構(13)を解除する動作と、送りモ
ータ(15)を第2送り量だけ正転する動作と、連結解除機
構(13)を連結する動作とを繰り返すことを特徴とする、
請求項1記載の連帳用紙の送り戻し方法。 - 【請求項3】 連帳用紙(6) 給送用のピン送り装置(7)
と、単票用紙給送用の摩擦送り装置(4,5) と、これらを
同時回転させる送りモータ(15)と、送りモータ(15)から
ピン送り装置(7) に至る駆動系に設けられた連結解除手
段(13)と、この連結解除手段(13)を動作させる係脱手段
(25)と、送りモータ(15)の正逆転切換手段(27)とを備
え、同時駆動時の摩擦送り装置(4,5) の周速をピン送り
装置(7)の周速よりわずかに大きくした紙送り装置にお
いて、第1送り量設定手段(29)および第2送り量設定手
段(32)と、逆転量検出手段(28)および正転量検出手段(3
1)とを備え、連帳用紙(6) の送り戻し時に逆転量検出手
段(28)が送りモータ(15)の第1送り量の逆転を検出した
ときに、係脱手段(25)で連結解除手段(13)の連結を解除
し、正逆転切換手段(27)に正転指令を与えるとともに正
転量検出手段(31)に計測開始指令を与え、正転量検出手
段(31)が送りモータ(15)の第2送り量の正転を検出した
ときに、係脱手段(25)で連結解除手段(13)を連結し、正
逆転切換手段(27)に逆転指令を与えるとともに逆転量検
出手段(28)に計測開始指令を与えることを特徴とする、
紙送り装置。
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-
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