JP2926595B2 - オートフォーカスカメラ - Google Patents

オートフォーカスカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、撮影画面内に複数の測距領域を備えたオー
トフォーカスカメラに関する。
[従来の技術] 従来、撮影画面内に複数の測距領域を設けたオートフ
ォーカスカメラにあっては、測距領域毎に被写体までの
距離を表す測距情報、即ち、被写体までの絶対距離ある
いは対物レンズの焦点調節状態を示すデフォーカス量を
検出し、これら複数の測距情報の中から所定の条件を満
たすものを選択し、選択された測距情報に基づいて対物
レンズを合焦位置に駆動して撮影を行なうようにしてい
る。
ここで複数の測距情報の中の1つを選択する所定の条
件としては、例えば最も近距離を示すもの、最も高いコ
ントラストを示すもの、更には中央に位置しているもの
等がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、複数の測距情報の内の所定の条件を満
足する1つの測距情報を選択する従来のオートフォーカ
スカメラにあっては、最至近に存在する被写体やコント
ラストが最大である被写体が撮影者が意図する被写体で
あるとはるとは限らない。
例えば第8図(a)に示すような人物の顔のアップの
撮影の場合を考えと、撮影画面F内に3つの測距領域Z
1,Z2,Z3が設定されているものとする。この場合、測距
領域Z1,Z3では第8図(b)に示すように被写体の耳ま
での距離を表す測距情報が得られ、測距領域Z2では被写
体の鼻までの距離を表す測距情報が得られる。通常、人
物の顔のアップ撮影では被写体の目にピントを合わせる
のが基本であるが、この場合ではいずれも測距領域で得
られた測距情報を選択しても、鼻か耳にピントのあった
写真しか撮影されない問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、意図した被写体が測距範囲に入っていなくとも
意図した被写体を含む写真撮影が適切にできるようにし
たオートフォーカスカメラを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、撮影画面内に設定された複数のオートフォ
ーカス検出領域において被写体までのオートフォーカス
情報を検出する検出手段と、該検出手段で検出されたオ
ートフォーカス情報に基づいて合焦位置に対物レンズを
駆動するレンズ駆動手段とを有するオートフォーカスカ
メラに於いて、 前記検出手段によって検出された複数のオートフォー
カス検出領域のオートフォーカス情報の中で最遠距離を
示す情報と、最近距離を示す情報とを抽出して設定する
設定手段と、 該最近距離と最遠距離との距離範囲内において所定の
ずらし量だけ前記対物レンズを順次駆動させ、各レンズ
位置毎に撮影動作を行なう撮影制御手段とを備えるよう
にしたものである。
[作用] このような構成を備えた本発明オートフォーカスカメ
ラによれば、最至近の被写体から最遠方の被写体までの
間の距離をピントをずらしていきながら撮影を行なうこ
とになり、撮影者は複数の写真の中から自分が意図した
ところにピントがあった写真を選択できる。例えば第8
図のような場合には最も遠距離である被写体の耳までの
距離を表す情報を、最も近距離である被写体の鼻までの
距離を表す情報と、これらに基づいて新たに設定される
一箇所以上の中間の距離を表す情報に基づいて順次該対
物レンズを駆動し、それぞれのレンズ位置に於いて撮影
を行なうので、撮影者は撮影された複数の写真の中から
自分の意図したところにピントのあった写真を選択でき
る。
[実施例] 第1図に本発明の基本構成を示したブロック図であ
る。
第1図において、100は対物レンズ、1は検出手段で
あり、撮影画面内に設定された複数の測距領域(オート
フォーカス検出領域)において被写体までの距離に関す
る測距情報(オートフォーカス情報)を検出する。2は
対物レンズ100を駆動するレンズ駆動手段、3は撮影制
御手段であり、検出手段1により検出された複数の測距
領域における距離情報の内で最も遠距離を示す情報と、
最も近距離を示す情報と、これら2つの情報によって新
たに定まる一箇所以上の中間の距離を表す情報に基づい
て対物レンズ100を各被写体の合焦レンズ位置に駆動さ
せ、それぞれのレンズ位置において撮影動作なう。
以下の説明において、撮影制御手段3による、最至近
の被写体から最遠方の被写体までの間の距離をピントを
ずらしていきながら撮影を行なう撮影モードをブラケッ
ティングモード又はAFB(オートフォーカスブラケッテ
ィング)と呼ぶことにする。
次に第1図に示した検出手段1の詳細を説明する。
通常、オートフォーカスカメラにおいて用いられる被
写体までの距離を表す測距情報としては、被写体までの
絶対距離または現在の対物レンズの位置と合焦状態とな
る位置とのずれ量としてのデフォーカス量がある。
まずデフォーカス量を求めるTTL位相差検出法を第2
図を用いて説明する。
第2図において、視野マスク200はフィルム面近傍に
位置しており、視野マスク200の開口部が検出領域にな
る。対物レンズ100の領域101を介して入射した光束は視
野マスク200、フィールドレンズ300、絞り開口部401及
び最結像レンズ501を通りイメージセンサアレイA上に
結像する。同様に対物レンズ1の領域102を介して入射
した光束は視野マスク200、フィールドレンズ300、絞り
開口部402及び最結像レンズ502を通りイメージセンサア
レイB上に結像する。
これらイメージセンサアレイA,B上に結像した一対の
被写体像は、対物レンズ1が予定焦点面よりも前に被写
体鮮鋭像を結ぶ所謂前ピン状態では互いに遠ざかり、逆
に予定焦点面より後ろの被写体の鮮鋭像を結ぶ所謂後ピ
ン状態では互いに近づき、ちょうど予定焦点面被写体の
鮮鋭像を結ぶ所謂合焦時にはイメージセンサアレイA,B
上の被写体像は相対的に一致する。従って、一対の被写
体像をイメージセンサアレイA,Bで光電変換して電気的
なデータに変え、これらのデータを演算処理して一対の
被写体像の相対位置を求めることによって対物レンズ10
0のデフォーカス量が分かることになる。
次に一対のイメージセンサアレイA,Bのデータからデ
フォーカス量を求める方法として本出願人によって特開
昭60−37513、特開昭61−245123等に於いて提案した方
法について説明する。
いま、一対のデータ列をa(1),a(2),・・・a
(n)及びb(1),b(2),・・・b(n)とする
と、まずそれぞれのデータ列を相対的に所定のデータ分
Lずつシフトしながら相関演算を行なう。具体的には相
関量C(L)を次の式で算出する。
C(L)=Σ|a(i)−b(j)| ……(1)式 j−i=L L=−Lm,・・,−2,−1,0,1,2,・・,Lm ここでLは上述の如くデータ列のシフト量にあたる整
数であり、初項kと最終項rはシフト量Lに依存させて
変化させてもよい。こうして得られた相関量C(L)の
中で極小値となる相関量を与えるシフト量に第2図に示
す光学系及びイメージセンサアレイの光電変換素子のピ
ッチ幅によって定まる係数をかけた値がデフォーカス量
となる。
しかしながら、相関量C(L)は第3図(a)に示す
ように離散的な値であり、検出可能な最小単位はイメー
ジセンサアレイのピッチ幅によって制限されてしまう。
そこで離散的な相関量C(L)より補間演算を行なうこ
とにより、新たに極小値Cexを計算し、綿密な焦点検出
を行なう方法が特開昭60−37513で本出願人によって開
示されている。
これは第3図(b)のように極小値である相関量C0と
その両側のシフト量での相関量C−1,C−1によって計
算する方法であり、極小値Cexを与えるシフト量Fmとデ
フォーカス量DFは次の式によって導かれる。
DF=Kf×Fm Fm=L+DL/E DL=(C−1−C1)/2 Cex=C0−|DL| E=MAX{C1−C0,C−1−C0} ……(2)式 ここでMAX{Ca,Cb}はCaとCbのうちの大なる方を選択
することを意味し、Kfはシフト量をデフォーカス量に変
換する前期係数である。
こうして得られたデフォーカス量DFが真に合焦点を示
しているのか、ノイズ等による相関量の揺らぎによるも
のなのかを判定する必要があり、次の条件を満たしたと
き、デフォーカス量DFは信頼ありとする。
E>Est,かつCex/E<Cst, (Est,Cstはある所定値) ……(3)式 この位相差検出法で撮影画面内に複数の測距領域を設
ける方法としては、第2図に示す対物レンズを除いた光
学系と一対のイメージセンサーを複数具備するか、第4
図にしめすように一対のイメージセンサアレイA,Bを3
つのブロック1AB,2AB,3AB,1BB,2BB,3BBに分割し、それ
ぞれ対応する一対のブロックである1ABと1BB、2ABと2B
B、3ABと3BBのデータでデフォーカス量を算出するとい
うようにして複数の検出量を求めるといった方法があ
る。
次に被写体までの絶対距離を求めるアクティブ方式に
ついて第5図を用いて簡単に説明する。
第5図に於いて、IRは発光ダイオード、PSDは位置検
出素子であり、受光面上に入射するスポット光の位置を
表す信号を出力する。
発光ダイオードIR及び位置検出素子PSDの前にはそれ
ぞれレンズL1,L2が位置している。発光ダイオードIRの
発する光はレンズL1によってスポット光となって被写体
に投光される。
例えば被写体が第5図におけるDHであったとすると、
スポット光は被写体DHで反射し、レンズL2を通って位置
検出素子PSDの位置N1に入射する。一方、被写体がDHよ
りも遠距離にあるPTであった場合は、スポット光は被写
体PTで反射し、位置検出素子PSDの位置N2に入射する。
従って、位置検出素子PSDに被写体からの反射スポット
光が入射する位置を検出することにより、被写体までの
絶対的な距離が分かる。
このアクティブ方式で撮影画面内に複数の測距領域を
設ける方法としては、例えば発光ダイオードを複数個設
け、それぞれの発光ダイオードによるスポット光を異な
った方向に向けて投光するようにし、それぞれのスポッ
ト光を複数の位置検出素子PSDで受光するようにする。
次に第2,3図に示した対物レンズのデフォーカス量を
求める方法を用いたオートフォーカスカメラにおいて本
発明を適用した実施例の動作を第6図のフローチャート
に従って説明する。
まず前記第(1)(2)(3)式に示した方法によっ
て複数の測距領域の各々についてのデフォーカス量をス
テップS1で求める。このステツプS1で算出されたデフォ
ーカス量の中で最も至近を示すものをhmin、最も遠方を
示すものをhmaxとする。
次にステップS2でブラケッティングモードが選択され
ているか否かをチェックし、ブラケッティングモードで
はないときはステツプS3に進んでステップS1の演算で得
られた複数のデフォーカス量の中から例えば最至近を示
すものといった所定の条件を満たすものを選択し、選択
されたデフォーカス量に基づいてステステップS4で対物
レンズを合焦レンズ位置に駆動し、ステツプS5でレリー
ズを行なって撮影した後、ステップS6でフィルムを次の
駒まで巻き上げて一連の処理を終了する。
一方、ステップS2でブラケッティングモードであると
判定されたときはステップS8に進み、信頼性のあるデフ
ォーカス量が算出されたブロックが複数であるか、一つ
だけであるかを判定する。
本発明に於けるブラケッティングモードはデフォーカ
ス量が二つ以上無いと行なうことができない。従って、
デフォーカス量が一つしか得られなかった時、この実施
例にあってはステツプS7でブラケッティング撮影は不能
であることを警告して動作を終了する。勿論、算出され
たただ一つのデフォーカス量に基づいて対物レンズを駆
動して一枚の写真撮影を行なうようなモードに強制的に
切り換える等の処理をしてもよい。
ステップS8に於いて複数のデフォーカス量が得られた
ことが判定されたときはステップS9へ進み、ブラケッテ
ィング撮影する際のレンズのずらし量Sを設定する。こ
こで、ずらし量Sの設定方法としては撮影者が任意の値
を入力したり、使用する対物レンズの撮影時の絞り値ま
たは開放絞り値によって定まる焦点深度に基づいて自動
的に設定するようにする。
続いてステツプ10に進み、対物レンズを駆動する量を
示す変数hを最至近を示すデフォーカス量hminに設定
し、更にステップS11でブラケッティング撮影に於ける
対物レンズの総駆動量を示す変数Thをhminに初期設定す
る。そしてステツプS12で対物レンズをh=hminだけ駆
動し、ステップS13でレリーズを行なって撮影した後、
ステップS14でフィルムを次の駒まで巻き上げ1枚目の
撮影を終了する。
次にステップS15に進んで次回の対物レンズの駆動量
をステップS9で設定したずらし量Sとするために駆動量
hをh=Sに設定し、ステップS16で総駆動量ThをTh=T
h+hに更新する。つまりこの時のThは次回に対物レン
ズをhだけ駆動すると対物レンズの総駆動量がどれだけ
になるかを示していることになる。
続いてステップS17においてTh>hmaxであるか否かを
判定し、Thが最遠距離を示すデフォーカス量hmaxより小
さいと判定されたときはステップS12へ戻り、レンズ駆
動、レリーズ、巻き上げ等の動作を繰り返す。ステップ
S17においてTh>hmaxであると判定されたときは、次回
に対物レンズをh=Sだけ駆動すると総駆動量がhmaxを
越えてしまい、ステップS1で算出されたデフォーカス量
の中で最も遠方を示す値よりもさらに遠方に対物レンズ
が駆動されることになるのでh=Sだけ対物レンズを駆
動することをやめ、ステップS18に進んで次回の対物レ
ンズの駆動により対物レンズの総駆動量がhmaxとなるよ
うに駆動量hを h=hmax−(Th+s) に設定し、ステップS19で対物レンズをhだけ駆動し、
ステツプS20でレリーズを行なって撮影した後にステッ
プS21でフィルムを次の駒まで巻き上げて動作を終了す
る。
以上で説明した実施例では、次回にずらし量Sだけレ
ンズ駆動を行なうと最遠方を示すhmaxよりも遠方に合焦
するようになってしまう場合は対物レンズの総駆動量が
ちょうどhmaxとなるように次回のレンズ駆動を行なって
いるが、ずらし量Sを対物レンズの開放絞り値、または
撮影時の絞り値によって定まる焦点深度に基づいて設定
すれば、今回のレンズ駆動によって最遠方を示すhmaxは
焦点深度内にあることになるのでhmaxを示す被写体にも
十分にピントがあった写真が撮影される。従って、この
ようにずらし量Sを焦点深度に基づいて設定した場合
は、ステップS17に於いてTh>hmaxであると判定された
時点でブラケッティング撮影を終了してしまって良いこ
とになるので、ステップS18〜S21の動作は省くことがで
きる。
次に第5図に概略を示した被写体までの絶対距離を求
める方法を用いたオートフォーカスカメラにおいて本発
明を適用した実施例を第7図のフローチャートによって
説明する。
まず第5図に示した方法によって複数の測距領域の被
写体について絶対距離をステップS1で求める。ここで算
出された絶対距離の中で最も至近を示すものをdmin、最
も遠方を示すものをdmaxとする。次にステップS2ブラケ
ッティングモードが選択されているか否かを判定し、ブ
ラケッティングモードではないときはステップS3に進ん
でステップS1の演算で得られた複数の絶対距離の中か
ら、例えば最至近を示すものといった所定の条件を満た
すものを選択し、選択された絶対距離に基づいてステッ
プS4で対物レンズを駆動し、ステップS5でレリーズを行
なって撮影した後にステップS6でフィルムを次の駒まで
巻き上げて一連の処理を終了する。
一方、ステップS2でブラケッティングモードが判定さ
れたときはステップS8へ進み、有効性のある絶対距離が
算出されたブロックが複数であるか、一つだけであるか
を判定する。ここで有効性の無い絶対距離とは、例えば
被写体が対物レンズの撮影可能な最至近距離よりも近い
距離などである。本発明に於けるブラケッティングモー
ドは絶対距離が二つ以上無いと行なうことができない。
従ってステップS8で絶対距離が一つしから得られなか
ったときには、この実施例にあってはステップS7に進ん
でブラケッティング撮影は不能であることを警告して動
作を終了している。勿論、算出されたただ一つの絶対距
離に基づいて対物レンズを駆動して一枚の写真撮影を行
なうようなモードに強制的に切り換える等の処理をして
もよい。
ステップS8において複数の絶対距離が得られたと判定
されたときはステップS9へ進み、対物レンズを駆動する
位置を示す変数dとしてステップS1で算出された最至近
を示す距離dminを設定し、ステップS10で対物レンズを
d=dminの位置へ駆動し、ステップS11でレリーズを行
なって撮影した後にステップS12でフィルムを次の駒ま
で巻き上げる。
続いてステップS13に進んでブラケッティング撮影す
る際のレンズのずらし量eの設定を行なう。ここで、ず
らし量eの設定方法としては撮影者が任意の値を入力し
たり、使用する対物レンズの撮影時または開放絞り値と
被写体距離によって定まる被写界深度に基づいて自動的
に設定するようにする。
続いてステップS14に進み、次回の撮影での対物レン
ズ位置として前記dにeを加えこれを新たにdとする。
次のステップS15ではステップS14で新たに設定されたd
の値がdmax以上か否かを判定し、dmax以上ではないと判
定された時はステップS10へ戻り、レンズ駆動、レリー
ズ、巻き上げ等の動作を繰り返す。
ステップS15に於いてd>dmaxであると判定されたと
きは、次回に対物レンズをdだけ駆動すると対物レンズ
が最遠方を示すdmaxを越えてしまうのでステップS14で
設定されたdの位置へ対物レンズを駆動することをや
め、ステップS16へ進んで次回に対物レンズがdmaxの位
置へ駆動されるようにd=dmaxに設定し、ステップS17
で対物レンズをdmaxの位置へ駆動し、ステップS18でレ
リーズを行なって撮影した後にステップS19でフィルム
を次の駒まで巻き上げて動作を終了する。
以上で説明した第7図の実施例では、次回にステップ
S14で設定されたdの位置にレンズ駆動を行なうと最遠
方を示すdmaxよりも遠方に合焦するようになってしまう
場合は、次回の対物レンズの駆動位置としてdmaxを設定
し直したが、ずらし量eを対物レンズの開放絞り、また
は撮影時の絞り値によって定まる被写界深度に基づいて
設定すれば、今回のレンズ駆動によって最遠方を示すdm
axは被写界深度内にあることになるのでdmaxを示す被写
体にも十分にピントがあった写真が撮影される。従っ
て、このようにずらし量eを被写界深度に基づいて設定
した場合はステップS15においてd>dmaxであると判定
された時点でブラケッティング撮影を終了してしまって
良いことになるので、ステップS16〜S19の動作は省くこ
とができる。
また遠くの山などといった絶対距離が無限遠と見なせ
る被写体が測距領域にはいると、dmaxは無限大となり、
ステップS15においてdがdmaxを越えることがなくな
り、ステップS10〜S15の繰り返しにより無尽蔵にフィル
ムが消費されてしまう。そこで例えば被写界深度によっ
て無限遠の被写体に対しても十分にピントのあった写真
が得られるような距離dinfを設定し、ステップS12とS13
の間でいま撮影した距離dがdinfを越えたか否かを判定
し、dinfを越えていたならそこで撮影を終了するという
ようにすればよい。または測距をする段階で、dinf以上
の距離はすべてdinfとしてしまうようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明してきたようにように本発明によれば、複数
のオートフォーカス検出領域の中の至近の被写対体から
遠方の被写体までの間の距離をピントをずらしながら順
次撮影動作が行なわれることから、撮影者は複数の写真
の中から自分が意図したところにピントがあった写真を
選択できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示したブロック図; 第2図はTTL位相差検出方式に用いられる光学系の説明
図; 第3図はTTL位相差検出方式に於いてデフォーカス量を
求める演算方法の説明図; 第4図はTTL位相差検出方式に於いて複数の検出量を設
ける方法の一例を示した説明図; 第5図はアクティブ方式の原理説明図; 第6図は本発明をデフォーカス量を検出するオートフォ
ーカスカメラに適用したときの動作を示したフローチャ
ート; 第7図は本発明を絶対距離を検出するオートフォーカス
カメラに適用したときの動作を示したフローチャート; 第8図は従来の問題点を示した撮影状態の説明図であ
る。 主要部分の符号の説明 1:検出手段 2:レンズ駆動手段 3:撮影制御手段 Z1,Z2,Z3:測距領域
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 7/28 - 7/40 G03B 3/00 - 3/12 G03B 21/00 - 21/132 G03B 21/53

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影画面内に設定された複数のオートフォ
    ーカス検出領域において被写体までのオートフォーカス
    情報を検出する検出手段と、該検出手段で検出されたオ
    ートフォーカス情報に基づいて合焦位置に対物レンズを
    駆動するレンズ駆動手段とを有するオートフォーカスカ
    メラに於いて、 前記検出手段によって検出された複数のオートフォーカ
    ス検出領域のオートフォーカス情報の中で最遠距離を示
    す情報と、最近距離を示す情報とを抽出して設定する設
    定手段と、 該最近距離と最遠距離との距離範囲内において所定のず
    らし量だけ前記対物レンズを順次駆動させ、各レンズ位
    置毎に撮影動作を行なう撮影制御手段とを備えたことを
    特徴とするオートフォーカスカメラ。
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