JP2925808B2 - 移植機の株間調節装置 - Google Patents

移植機の株間調節装置

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JP2925808B2 JP27510591A JP27510591A JP2925808B2 JP 2925808 B2 JP2925808 B2 JP 2925808B2 JP 27510591 A JP27510591 A JP 27510591A JP 27510591 A JP27510591 A JP 27510591A JP 2925808 B2 JP2925808 B2 JP 2925808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地表に移植ポットによ
り床付苗を植付ける移植機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における移植機の株間調節装置に関
する技術として、特開昭57─39704号公報の如き
技術が公知とされている。移植苗の種類が変更される場
合で同一の移植機により移植作業を行おうとすると、株
間を調節する必要があるのであり、上記従来の株間調節
の技術では、機体の対地移動を検出する検出輪に、苗の
種類に応じた信号(パルス数)を発生させる円板を交換
する事で対処するようにしている。また、一般的に機体
の対地移動距離の検出は、検出輪や走行用車輪の回転数
を検出する方法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来技術では、
苗の種類別に応じた円板を複数枚用意せねばならず、交
換作業や管理が面倒である。また、設定した株間で不都
合があった場合には、円板を交換する等の方法で対処せ
ねばならず、移植作業を中断しなければならない。ま
た、一般的に用いられている検出輪や走行用車輪の回転
数を検出する方法では、対地移動距離毎の該回転数が少
ないので、株間の調節域を細かく取る事が不可能であ
り、微妙な株間調節ができないのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
従来技術の不具合を解消する為に、次のような手段を用
いるものである。即ち、機体に搭載された移植ポットを
一回転クラッチの作動により苗供給位置より植付位置に
駆動するようにした移植機において、一回転クラッチを
作動させるソレノイドと、植付間隔を設定する設定器
と、検出輪或いはエンジンから車軸までの間の回転軸に
取付け、多数のパルス値より機体の対地移動距離を検出
する検出器と、設定器からの設定値を機体の対地移動距
離に演算する演算回路、移動距離に応じた信号を発生す
る信号発生回路、検出器からの検出値に応じた信号を発
生する信号発生回路、両信号を比較する比較回路、及び
比較結果が一致するとソレノイドを駆動するソレノイド
駆動回路等の回路を有する制御部から成る株間調節装置
を構成するものである。
【0005】
【作用】計器パネル等に配置したダイヤル或いはデジタ
ル等の設定器を操作して株間を設定しておくと、制御部
内で、設定した株間より発生するであろう発生予定パル
ス数が算出され、実際の作業により、検出輪または回転
軸の検出器よりパルス数が検出され、制御部内にて該発
生予定パルス数と該パルス数とを比較し、両者が一致す
るとソレノイドが駆動され、一回転クラッチが作動し、
移植ポットが植付位置に駆動される。
【0006】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の株間調節装置を用いた移植機の
側面図、図2は株間調節装置の装置構造を示すブロック
図、図3は検出輪による制御方式を示すフローチャー
ト、図4は走行用回転軸による制御方式を示すフローチ
ャート、図5は検出輪或いは走行用回転軸の検出器を設
定する検出器設定装置の構造を示すブロック図、図6は
検出輪18とスリット部30の詳細を示す図面である。
【0007】図1により、移植機の全体構成を説明す
る。前部にエンジンE、ミッションケースMが構成さ
れ、チェーンケースを介して走行輪Wが取付けられてい
る。後部上方には操向部が構成されており、ハンドルH
や計器パネルCを有する。そして操向部の下方に植付作
業を行う植付部が構成されているのである。
【0008】該植付部の構成を説明する。移植機本体の
ミッションケースM後部より平行リンク3を介して移植
カップ1を取付け、その下部にポット2を垂設する。ま
た、移植カップ1より駆動リンク4が円板体5に連結さ
れている。円板体5は植付用回転軸6を中心としてソレ
ノイドSの作動にて駆動する一回転クラッチ構造となっ
ており、ミッションケースMよりベルト7を介して駆動
させられる。円板体5が半回転する毎に、駆動リンク4
が変位して移植カップ1及びポット2を昇降させ、ポッ
ト2が下降すると先端の爪部にて地表に穴を開け、移植
カップ1内の床付苗Pを地表に移植し、再び駆動リンク
4が上昇して移植カップ1及びポット2が元の位置に戻
るのである。また、移植カップ1の上方には苗繰出装置
8が配置されており、該円板体5の一回転毎に連動し
て、植付けを終えた後の移植カップ1内に床付苗Pを一
個ずつ転送するのである。
【0009】本発明は、上記のような構造の移植機にお
ける株間調節装置であり、図2の如く、株間設定器9、
検出器10又は11、制御部12、及びソレノイドSよ
り構成されるものである。株間設定器9は、デジタルあ
るいはダイヤル等にて構成されるもので、計器パネルC
等に取付けられ、作業者が苗の種類や、地方による株間
間隔の相違や、土壌の相違による株間間隔の相違等に合
わせて株間を設定する装置である。検出器は、実際の移
植機の対地移動距離を検出するもので、機体の下部又
は、後部下方に取り付けた検出輪18に検出器10を配
置させるか、またはエンジンEより走行輪Wの車軸まで
の間のミッションケースM内にて配されている高速回転
軸19に検出器11を配置させるものである。なお、検
出輪18における検出器10の構成は、図1に示される
如く、該検出輪18の車軸周囲に多数のスリット部30
を設け、該スリット部30に光センサー等を当て、検出
輪18の回転とともにスリット部の作用で明滅する光信
号等を検出器10により受光し、パルス信号として制御
部12に送り込むようになっている。このように、検出
輪18に、1個のスリット部30を設けるのではなく
て、円周上に多数のスリット部30を設けることによ
り、検出輪18の回転数1回毎の長さにより、株間を設
定するのではなくて、スリット部30の1個毎に、僅か
の距離で株間を設定することが可能となったのである。
図6においては、検出輪18とスリット部30の形状が
詳細に図示されている。
【0010】また、ミッションケースM内の高速回転軸
19に検出器11を設けることにより、走行輪Wの1回
転毎の長さにより株間を設定するのではなくて、高速回
転軸19の1回転の倍数毎に信号が出るので微妙な株間
調整が設定出来るのであり、無段階に近い状態で株間を
設定することが可能となったのである。この高速回転軸
19の回転数を無限に増加し、またスリット部30の数
を無限に増加することにより、更に調節間隔が無段階に
近い状態まで近づけることが出来るのである。故に、高
速回転軸19は走行輪Wから離れたエンジンEに近い上
段の軸としている。そして、該高速回転軸19と走行輪
Wとの間に、走行変速装置が介装されている場合には、
該走行変速装置により変速する毎に、制御回路内で、変
速率を乗算して変速したことによる回転数の影響が株間
に出ないように補正を行うのである。
【0011】制御部12内の構造を、図2乃至図4にて
説明する。先ず、検出輪18より移動距離を検出する場
合を、図2及び図3にて説明する。株間設定器9にて設
定した設定値を演算回路13にて検出輪移動距離(1)
に置き換え、算出した距離を基に、更に信号発生回路1
4にて発生予定パルス数(2)を設定する。そして、実
際の作業にて上記構造の検出器10より検出される検出
値が信号発生回路15にて信号用パルスに置き換えられ
る。こうして設定した発生予定パルス数と実際の検出輪
の移動により発生するパルス値(3)とが比較回路16
にて比較され、両数が一致する(4)と、ソレノイドを
駆動するソレノイド駆動回路17に信号が送られ、ソレ
ノイドSが作動(5)して、一回転クラッチである円板
体5を駆動し、植付作業を行うのである。
【0012】また、移動距離を高速回転軸19より検出
する場合は、株間設定器9による設定値は、走行輪Wの
回転数を基に設定されるが、この設定値を、演算回路1
3において、走行輪Wの車軸移動距離(6)に置き換え
た後、作業時の変速ギア位置より求められる減速比の逆
数倍にして(7)、高速回転軸19の回転数、即ち該高
速回転軸19の回転により発生するであろう発生予定パ
ルス数(8)を信号発生回路14にて設定し、実際の作
業にて高速回転軸19付設の検出器11より信号発生回
路15を介して発生する走行用回転軸よりのパルス値
(9)と比較回路16にて比較し、一致する(4)とソ
レノイド駆動回路17を介してソレノイドSを駆動する
(5)のである。なお、高速回転軸19における検出器
11は、ポット用のクラッチ作動、即ち植付作業の開始
とともに回転数をカウントするものとする。また、減速
比が大きい程、走行輪W回転毎の高速回転軸19の回転
数が多く、従って検出器11からのパルス数が多くなる
ので、株間設定の選択幅が広がり、精度が増すのであ
る。
【0013】ソレノイド駆動回路17に送信されるソレ
ノイド駆動信号は、一定時間出力されて元の状態に戻
す。また、検出輪18或いは高速回転軸19からカウン
トされたパルス値は、設定したパルス数と一致した瞬間
にクリアされ、最初からカウントを開始する。
【0014】本発明は、上記の如く、対地移動距離毎の
パルス数の多い検出輪18における検出器10、或いは
高速回転軸19における検出器11を用いるので、株間
の無段調節が可能となるのであり、試し作業をしてみて
からでも、或は移植作業中でも株間を微妙に調節する事
ができるので、確実な移植作業を提供するのである。
【0015】また、図5の如く検出器の設定を行う検出
器設定装置20を構成することにより、検出輪18によ
る検出器10か高速回転軸19による検出器11か何方
か一方を選択したり、より精度を増す為に、検出器10
と検出器11との両方からのパルス値を平均してカウン
トする事も可能となるのである。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成する事によ
り、次のような効果を奏するものである。即ち、移植器
における株間調節が、計器パネル等に配置したダイヤル
やデジタル等の設定器によって、無段階的に、且つ移植
作業中でも容易に株間の調節できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の株間調節装置を用いた移植機の側面図
である。
【図2】株間調節装置の装置構造を示すブロック図であ
る。
【図3】検出輪による制御方式を示すフローチャートで
ある。
【図4】走行用回転軸による制御方式を示すフローチャ
ートである。
【図5】検出輪或いは走行用回転軸の検出器を設定する
検出器設定装置の構造を示すブロック図である。
【図6】検出輪18とスリット部30の詳細を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 移植カップ 2 ポット 5 円板体 9 株間設定器 10 検出器 11 検出器 18 検出輪 19 走行用回転軸 S ソレノイド W 走行輪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に搭載された移植ポットを一回転ク
    ラッチの作動により苗供給位置より植付位置に駆動する
    ようにした移植機における株間調節装置であって、一回
    転クラッチを作動させるソレノイドと、植付間隔を設定
    する設定器と、検出輪或いはエンジンから車軸までの間
    の回転軸に取付け、多数のパルス値より機体の対地移動
    距離を検出する検出器と、設定器からの設定値を機体の
    対地移動距離に演算する演算回路、移動距離に応じた信
    号を発生する信号発生回路、検出器からの検出値に応じ
    た信号を発生する信号発生回路、両信号を比較する比較
    回路、及び比較結果が一致するとソレノイドを駆動する
    ソレノイド駆動回路とを有する制御部から成る事を特徴
    とする移植機の株間調節装置。
JP27510591A 1991-10-23 1991-10-23 移植機の株間調節装置 Expired - Lifetime JP2925808B2 (ja)

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JPH05111312A JPH05111312A (ja) 1993-05-07
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JP6162570B2 (ja) * 2013-10-24 2017-07-12 株式会社クボタ 苗移植機
JP6287591B2 (ja) * 2014-05-30 2018-03-07 井関農機株式会社 移植機
JP6206369B2 (ja) * 2014-09-25 2017-10-04 井関農機株式会社 移植機
JP6674125B2 (ja) * 2015-04-14 2020-04-01 井関農機株式会社 苗移植機
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