JP2925497B2 - ボイラの間欠ブロー制御方法 - Google Patents

ボイラの間欠ブロー制御方法

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JP2925497B2
JP2925497B2 JP18565896A JP18565896A JP2925497B2 JP 2925497 B2 JP2925497 B2 JP 2925497B2 JP 18565896 A JP18565896 A JP 18565896A JP 18565896 A JP18565896 A JP 18565896A JP 2925497 B2 JP2925497 B2 JP 2925497B2
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラの間欠ブロー制御
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラの缶水は蒸発に伴い、水中の不純
物が濃縮する。濃縮が進むとキャリオーバを生じたり、
スケールが生成されるため、間欠的に缶水の一部を排出
する間欠ブローを行い、濃縮度を低下させる必要があ
る。間欠ブローは、ボイラ設置時に給水の水質を分析し
てシリカや塩化物イオンの濃度や水中の電気伝導率を測
定しておき、缶水の許容濃度との関係からブロー率を求
め、ブロー率に基づいて行われる。しかし、同じ水源で
あっても水質は変動しており、水分析時の水質とは異な
った水質で給水が行われている場合には適正な値から外
れた濃縮度で間欠ブローを行うこととなる。そこで、ボ
イラへの給水経路の途中に給水電気伝導率センサを設
け、給水する水の電気伝導率を測定し、測定した電気伝
導率によって算出した最新のブロー率でブローを行うと
いうことが考えられた。上記方法は、給水の水質を直接
分析し、水質の変化に対応してブローを行おうとするも
のであるが、電気伝導率以外の測定は容易に行うことが
できないため、電気伝導率のみでブロー率を設定するこ
ととなり、電気伝導率よりもシリカや塩化物イオンの濃
度から定まるブロー率の方が高い場合には許容濃度以上
に濃縮が進行することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、間欠ブローを行っているボイラにおいて、
電気伝導率以外の要素が濃縮しすぎることを防止しなが
ら、給水の水質変化に対応し、適正なブロー率で間欠ブ
ローを行わせることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】ボイラ内へ供給された水
を加熱して蒸気を取り出しているボイラであって、予め
給水の水質を分析することでブロー率を設定し、設定し
たブロー率をボイラの制御装置へ初期設定ブロー率とし
て入力しておき、制御装置はブロー率に基づいてブロー
弁を開閉することで缶水の一部を排出する間欠ブローを
行うボイラにおいて、ボイラへ水を供給する給水経路の
途中に、給水中の電気伝導率を測定する給水電気伝導率
センサを設け、制御装置には、電気伝導率よりブロー率
を算出する算出式を持ち給水中の電気伝導率よりブロー
率を算出するブロー率算出手段と、電気伝導率より算出
した算出ブロー率と予め設定しておいた初期設定ブロー
率の比較を行う比較手段を設けておき、算出ブロー率が
初期設定ブロー率よりも小さな間は初期設定ブロー率の
値で間欠ブローを実施し、算出ブロー率が初期設定ブロ
ー率よりも大きな値となった場合には算出ブロー率の値
で間欠ブローを行う。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図面を用いて
説明する。図1は本発明を実施したボイラの各機器の配
置を示し、図2は一実施例での給水中の電気伝導率の変
化と実際ブロー率関係を示しており、図3は一実施例で
のフローチャートである。燃焼装置を内蔵したボイラ1
の下部には給水経路2が接続されており、給水経路2は
途中に給水タンク3、給水ポンプ4、給水電気伝導率セ
ンサ5を設ける。ボイラ1上部には蒸気連絡管10と、
蒸気連絡管10に接続して気水分離器7を設けており、
気水分離器7下部とボイラ本体の間を降水管8で接続し
ておく。ボイラ1への給水は給水経路2を通して行わ
れ、ボイラ1内で水を加熱することで発生させた蒸気は
蒸気連絡管10、気水分離器7を通して取り出され、蒸
気とともに気水分離器7まで送られた缶水は降水管8を
通してボイラ内へ環流される。降水管8の途中にはブロ
ー配管9を接続し、ブロー配管9の途中にブロー弁11
を設けておき、ブロー弁11を開くことで濃縮した缶水
の排出を行う。
【0006】給水ポンプ4、給水電気伝導率センサ5、
ボイラ1、ブロー弁11は制御装置12と信号線6によ
り接続しておき、制御装置12にてボイラの運転制御を
行う。給水の水質は予め分析しておき、缶水の許容濃度
との関係からブロー率を設定して制御装置12へ入力し
ておくが、初期設定のブロー率は電気伝導率以外の要素
によって設定しておく。制御装置12には初期設定ブロ
ー率の他に電気伝導率からブロー率を算出するための算
出式が入力されており、電気伝導率からブロー率を算出
する算出手段と、算出した算出ブロー率と初期設定ブロ
ー率の大小を比較する比較手段を設けておく。
【0007】ボイラの運転が行われると、ボイラ内の水
位情報が制御装置12へ送られ、水位を一定に保つよう
に給水ポンプ4の稼働を行い、ボイラへ給水が行われ
る。給水電気伝導率センサ5はボイラへ供給されている
水の電気伝導率を測定し、測定した電気伝導率は信号線
6を通して制御装置12へ送る。制御装置12では給水
電気伝導率センサ5より送られた電気伝導率を前記算出
式に代入して算出ブロー率を求め、算出ブロー率と予め
入力されていた初期設定ブロー率の大小を比較する。算
出ブロー率よりも初期設定ブロー率が大きい場合には初
期設定ブロー率を実際ブロー率とし、初期設定ブロー率
よりも算出ブロー率が大きい場合には算出ブロー率が実
際ブロー率とされる。制御装置12ではボイラ1の燃焼
状況と燃焼時間より給水量の算出も行っており、給水量
と実際ブロー率によってブロー弁11の開閉タイミング
を決定する。開閉タイミングに合わせてブロー弁11を
開閉することで気水分離器7よりボイラ内へ戻る途中の
濃縮した缶水が排出され、間欠ブローを行うことで缶水
の濃縮度が低下する。
【0008】図2は、予め行っておいた水の分析によ
り、電気伝導率以外の要素から定められるブロー率が6
%であった場合を示している。この場合、給水中の電気
伝導率から求められる算出ブロー率が5%であっても電
気伝導率以外の要素は6%のブロー率を維持しなければ
濃縮が進みすぎることとなるため、実際ブロー率は6%
とされる。また、給水中の電気伝導率から求められる算
出ブロー率が初期設定ブロー率の6%よりも大きい7%
となった場合には、7%のブロー率でなければ電気伝導
率側の濃縮が進みすぎることとなるため、実際ブロー率
は7%とされる。
【0009】
【発明の効果】本発明を実施することで電気伝導率以外
の要素による濃縮が進みすぎることを防止しながら水質
の変化に応じたブロー率を決定することができ、適正な
ブロー率で間欠ブローを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の間欠ブロー制御方法を実施したボイ
ラの各機器の配置を示す説明図。
【図2】 本発明の一実施例での給水中の電気伝導率の
変化と実際ブロー率を示す説明図。
【図3】 本発明の一実施例のフローチャート
【符号の説明】
1 ボイラ 2 給水経路 3 給水タンク 4 給水ポンプ 5 給水電気伝導率センサ 6 信号線 7 気水分離器 8 降水管 9 ブロー配管 10 蒸気連絡管 11 ブロー弁 12 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラ内へ供給された水を加熱して蒸気
    を取り出しているボイラであって、予め給水の水質を分
    析することでブロー率を設定し、設定したブロー率をボ
    イラの制御装置へ初期設定ブロー率として入力してお
    き、制御装置はブロー率に基づいてブロー弁を開閉する
    ことで缶水の一部を排出する間欠ブローを行うボイラに
    おいて、ボイラへ水を供給する給水経路の途中に、給水
    中の電気伝導率を測定する給水電気伝導率センサを設
    け、制御装置には、電気伝導率よりブロー率を算出する
    算出式を持ち給水中の電気伝導率よりブロー率を算出す
    るブロー率算出手段と、電気伝導率より算出した算出ブ
    ロー率と予め設定しておいた初期設定ブロー率の比較を
    行う比較手段を設けておき、算出ブロー率が初期設定ブ
    ロー率よりも小さな間は初期設定ブロー率の値で間欠ブ
    ローを実施し、算出ブロー率が初期設定ブロー率よりも
    大きな値となった場合には算出ブロー率の値で間欠ブロ
    ーを行うことを特徴とするボイラの間欠ブロー制御方
    法。
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JP2017161105A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 富士電機株式会社 ヒートポンプ式蒸気生成装置
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