JP2924616B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JP2924616B2
JP2924616B2 JP5311393A JP31139393A JP2924616B2 JP 2924616 B2 JP2924616 B2 JP 2924616B2 JP 5311393 A JP5311393 A JP 5311393A JP 31139393 A JP31139393 A JP 31139393A JP 2924616 B2 JP2924616 B2 JP 2924616B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像データ処理装置に関
し、特にテレビジョンやVTRおよびテレビジョンカメ
ラ等の映像信号をディジタル化して信号処理を行う画像
データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョンやVTRおよびテレ
ビジョンカメラ等の放送映像分野では、半導体集積回路
技術の進歩により高品質化、動作の安定化、量産性向
上、メンテナンスフリー化などのメリットを追求して、
映像信号処理回路のディジタル化が進んでいる。
【0003】特に、これら映像信号の伝送や記録等にお
ける経済性の観点から、ディジタル処理による信号帯域
の圧縮/伸張技術がNTSCやPAL規格対応の技術と
して標準化され、民生用としても普及しつつある。これ
らの回路には、ディジタル処理により始めて実現される
3ラインくし型フィルタや動画処理対応の可変係数フィ
ルタなどの高度な画像処理技術が用いられている。
【0004】この種のディジタル処理の中心的な技術
は、上記映像信号を所定の時間すなわち1水平走査時間
(1ライン)分あるいは1フイールド分遅延させるライ
ンディレイあるいはフイールドディレイ回路である。こ
れらラインあるいはフイールドディレイ回路としては、
各種のメモリ回路が用いられるが、比較的大容量を要す
るので、回路規模や経済性の点から最近ではDRAMを
用いたものが主流となってきている。しかし、一般的な
DRAMはアクセス速度が遅く、この種の映像信号のリ
アルタイム処理に必要な動作速度の確保が困難である。
この問題点を解決して、この種の画像データ処理装置に
DRAMを使用可能とするための技術がいくつか提案さ
れている。
【0005】従来のこの種の画像データ処理装置の一例
である、特開昭61−104493号公報(文献1)記
載のメモリー装置は、2群に分割したフレームメモリ用
のDRAMの各群にサンプリングした画像データを交互
にページモードでリード/ライト(R/W)することに
より、上記DRAMの動作サイクルを上記サンプリング
の周期の2倍として、アクセス速度の遅い上記DRAM
をリアルタイムの映像信号処理用に使用可能としてい
る。この動作のため、上記各群対応の2つのSRAM
と、各RAM群にアドレスを供給するアドレス手段とを
備え、上記交互のR/Wのために、行アドレスストロー
ブ信号(RAS)を所定周期でアクティブにし、その間
に互いに逆相の列アドレスストローブ信号(CAS)を
上記各群に供給して群交互のアドレス設定を行うととも
に、上記RASが非アクティブの間は上記SRAMに対
してアドレス設定を行う。
【0006】文献1記載の従来の画像データ処理装置を
ブロックで示す図7を参照すると、この従来の画像デー
タ処理装置は、映像信号の低域炉波を行なうローパスフ
ィルタ(LPF)101と、映像信号のアナログディジ
タル変換を行いディジタル映像データを生成するA/D
変換器102と、ディジタル映像データを格納する2つ
のDRAM群103A,103Bと、2つのSRAM1
04A,104Bと、DRAM103A,103Bおよ
びSRAM104A,104Bの出力をラッチするラッ
チ105と、ラッチ105の出力画像データをディジタ
ルアナログ変換して出力映像信号を生成するD/A変換
器106と、出力映像信号の低域炉波用のLPF107
と、2つのアドレスカウンタ108A,108Bと、ゲ
ート回路109とを備える。
【0007】次に、図7を参照して、従来の画像データ
処理装置の動作について説明すると、映像信号DINは
LPF101の通過後、A/D変換器102により、デ
ィジタル化されたディジタル映像データを、アドレスカ
ウンタ108A,108Bとゲート回路109とから成
るアドレス手段の制御により交互にDRAM103Aと
SRAM104Aの組およびDRAM103BとSRA
M104Bの組に書込む。これらの2組のDRAM10
3,SRAM104の書込データは1ラインディレイや
1フイーレドディレイなどの画像処理の内容に対応する
一定の遅延時間の経過後に書込の順序に対応して交互に
読出し、ラッチ回路105によりこれを保持しながらD
/A変換器106によりアナログの出力映像信号に復号
化し、LPF107により量子化ノイう等の不要信号成
分を除去して出力する。
【0008】このようにして構成されるディジタル遅延
回路は、アナログ遅延線の場合の信号のS/Nがその遅
延量に依存するという問題点を解消するという特徴があ
る。
【0009】ここで、テレビジョン信号の標準規格の一
つであるNTSC方式を例にとると、サンプリング周波
数を色副搬送波周波数の4倍すなわちサイクル時間で約
70ns、量子化ビット数を8ビット、遅延量を1フイ
ールド分プラス0.5ライン分すなわち263走査ライ
ン分とすれば、所要のメモリ容量は約1.9Mビット分
となる。したがって、この従来の画像データ処理装置で
は、DRAM103A,104Bとしてアクセスサイク
ル時間100ns程度の128ビットのDRAMの8個
から成る構成のDRAMブロック(群)を2組使用して
ページモディファイライトサイクルで動作させ、この2
組のDRAMブロックを交互動作させる。(この代りに
128ビット×8ビット構成の1MビットのDRAMを
2個用いてもよい。)ここで、DRAM特有の動作上の
制約事項として、アドレスがページ境界にまたがる場合
およびリフレッシュ動作時には、ページモディファイラ
イトサイクルを継続できないという動作制約期間がある
ため、1K×8ビット程度のSRAMを付加し、上記動
作制約期間のみ動作させることで、連続した70μsサ
イクルの動作を実現している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像デ
ータ処理装置は、リフレッシュ時などのDRAM固有の
動作制約期間の動作を補償するためのSRAMなどの補
助メモリ手段およびそのデータ入出力のためのアクセス
手段を必要とし回路規模が大きくなるという欠点があっ
た。
【0011】また、1つのクロックのみで動作する単能
型の回路であるため、テレビジョンなどの映像信号処理
において使用頻度が高い1ラインディレイおよび1フイ
ールドディレイの各々を処理するためには、それぞれに
対応する2組の回路を必要とするという欠点があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の画像データ処理
装置は、テレビジョン映像信号をこのテレビジョン映像
信号の色副搬送波周波数の予め定めた倍数の周波数のサ
ンプリングクロック信号でディジタ化したディジタル映
像信号である画像データをこのテレビジョン映像信号の
1水平同期走査期間対応の1ライン分単位で少なくとも
前記ラインの予め定めた数から成る1フイールド分記憶
するダイナミックメモリ型の記憶手段を有する画像デー
タ処理装置において、前記記憶手段が、複数のメモリセ
ルをそれぞれ予め定めた第1の数の行および第2の数の
列から成るマトリクス状に配列したメモリセルアレイ
と、各々の行方向に配列した前記メモリセルを接続した
前記第1の数のワード線と、各々の列方向に配列した前
記メモリセルを接続した前記第2の数のデジット線と、
行アドレスの供給に応答して前記ワード線を選択するX
デコーダと、列アドレスの供給に応答して前記デジット
線を選択するデジット線選択回路と、前記行アドレスと
前記列アドレスとの供給に応答して選択される選択メモ
リセルに対する画像データ書込用の第1の増幅回路およ
び少くとも2つの画像データ読出用の第2の増幅回路を
含むデータ入出力手段とをそれぞれ備える第1〜第4の
メモリセルアレイブロックと、各々予め定めたタイミン
グの水平同期信号および前記サンプリングクロック信号
の供給に応答して前記列アドレスを順次生成する列アド
レス生成手段と、前記列アドレスの供給に応答して前記
第1の数の前記行アドレスを順次生成する行アドレス生
成手段と、第1の制御信号の供給に応答して予め定めた
メモリセルアレイブロックの各々のXデコーダを選択的
に活性化するブロック選択手段と、前記水平同期信号お
よび前記サンプリングクロック信号にそれぞれ同期する
とともに前記第1の制御信号の供給に応答して予め定め
たメモリセルアレイブロックの各々の第1および第2の
増幅回路のうちの予め定めた増幅回路を選択的に活性化
するデータ入出力手段選択手段とを備え、前記列アドレ
スの先頭から最後尾までの一連の書込読出動作をそれぞ
れ前記 行アドレスの順番に選択した1つの前記ワード線
上のメモリセルに対して順次行い、前記画像データの任
意の1つの書込データ対応する前記1ライン分シフト
した第1のデータと前記1フイールド分プラスまたはマ
イナス0.5ライン分シフトした第2のデータとを読出
し出力することを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例をブロックで示
す図1を参照すると、この図に示す本実施例の画像デー
タ処理装置は、各々132行×455列×8ビット構成
のメモリセルアレイと対応するデコーダ回路X1〜X4
およびデジット線選択回路S1〜S4とを有する4つの
メモリセルアレイのブロック1〜4と、サンプリグクロ
ックSCに同期してブロック1〜4の各々のデジット線
を順次選択するためのカラムアドレスYAを供給するY
アドレスカウンタ7と、カラムアドレスYAの供給に応
答して対応のカラム選択信号SWを選択活性化するYデ
コーダ8と、ライトイネーブル信号WE1〜WE4とリ
ードイネーブル信号RE1H,RE1Fを供給してライ
トアンプW1〜W4,リードアンプR1A〜R4A,R
1B〜R4Bを選択するデータアンプ選択回路9と、そ
れぞれ入力データDINおよび2チャネルの出力データ
RDIH,RDIFの各々をそれぞれ一時保持するデー
タラッチ10,11,12と、カラムアドレスYAの供
給を受けXアドレスXA1を供給するXアドレスカウン
タ13と、直列接続されそれぞれXアドレスXA1,X
A2,XA3を保持しXアドレスXA2,XA3,XA
4をそれぞれ供給するXアドレスラッチ14,15,1
6と、XデコーダX1〜X4を活性化するイネーブル信
号XEA,XEBを供給するブロック選択回路17と、
ブロック1〜4の各々にライト信号を供給するライトア
ンプW1,W2,W3,W4と、ブロック1〜4の各々
のリードデータ増幅用のラインディレイおよびフイール
ドディレイ対応の2チャネルのリードアンプR1A,R
1B,R2A,R2B,R3A,R3B,R4A,R4
Bとを備える。
【0014】Yアドレスカウンタ7は、9ビットのバイ
ナリカウンタから成り、サンプリグクロックSCに同期
して0からカウントアップし、ブロック1〜4の各デジ
ット線D1〜D4を順次選択するようカラムアドレスY
Aを供給した後は再度0からカウントを繰返す。ここ
で、Yアドレスカウンタ7は水平同期信号Hの同期タイ
ミングを検出すると、サンプリングクロックSCに同期
して出力であるカラムアドレスYAを0にクリアしてリ
セットすることにより、水平同期信号Hを基準タイミン
グとするサンプリングデータの時間軸上の相対位置とそ
のデータが格納されるメモリセルのアドレスとの対応付
けを行う。
【0015】カラムアドレスYA(0〜8)は、Yデコ
ーダ8に供給され、Yデコーダ8はカラムアドレスYA
の供給に応答して、カラムアドレスYA0〜YA8の値
に対応するカラム選択信号SWを選択活性化して、ブロ
ック1〜4の各々に供給する。さらに、Yアドレスカウ
ンタ7は、リセット時にそれ自身を0にクリアするとと
もに、クリア信号YCLRをブロック選択回路17およ
びデータアンプ選択回路9に供給する。
【0016】ブロック選択回路17は、クリア信号YC
LRの供給に応答していずれか一方が選択出力されるイ
ネーブル信号XEA,XEBを供給する。
【0017】データアンプ選択回路9は、ブロック1〜
4対応のライトアンプW1〜W4およびリードアンプR
1A〜R4A,R1B〜R4Bをそれぞれ活性化するラ
イトイネーブル信号WE1〜WE4とリードイネーブル
信号RE1H,RE1Fを供給する。
【0018】データラッチ10〜12は、本装置と他の
装置とを組合せて使用するときのデータ授受のタイミン
グ調整用のラッチ回路であり、それぞれライトデータバ
スWDあるいはリードデータバスRD1H,RDIFを
経由してライトアンプW1〜W4およびリードアンプR
1A〜R4A,R1B〜R4Bに接続される。
【0019】次に、図1および図1の回路の主要なYア
ドレス系信号のタイムチャートを示す図2を参照して本
実施例の動作について説明する。まず、ブロック1への
書込動作について説明すると、クロック信号SCの立上
り時刻t202におけるYアドレスカウンタ7の出力カ
ラムアドレスYAの値は0すなわちYA0とする。時刻
t202において、入力データDIN(A)がデータラ
ッチ10によりラッチされ、ライトデータバスWDに供
給される。その後の時刻t203において、データアン
プ選択回路9がライトイネーブル信号WE1を出力し、
このライトイネーブル信号WE1の供給に応答してライ
トアンプW1が活性化される。これにより、ライトデー
タバスWD上のデータAがライトアンプW1によりブロ
ック1に供給され、ブロック1のデジット線選択回路S
1はカラムアドレスYA0に対応してYデコーダ8から
供給されたスイッチ信号SW0に応答してデータAを選
択されたデジット線(以下選択デジット線)YD1に供
給し、後述のようにXデコーダX1で予め選択済のワー
ド線(以下選択ワード線)XW1との交点にあるメモリ
セルM11にデータAが書込まれる。他のブロック2〜
4への書込についても、ライトイネーブル信号がWE2
〜WE4に、ライトアンプがW2〜W4に、デジット線
選択回路がS2〜S4にそれぞれ読替ることにより同様
の動作となることはいうまでもない。
【0020】次に、ブロック1,3からの読出し動作に
ついて説明すると、クロック信号SCの立上り時刻t2
02に先立ち、これらブロック1,3のデジット線選択
回路S1,S2は時刻t201にYデコーダ8から供給
されたスイッチ信号SW0に応答してこれらブロック
1,3の各選択ワード線XW1,XW3と選択デジット
線YD1,YD3の各々の交点のメモリセルM11,M
33の各々のデータP,pをそれぞれリードアンプR1
A,R1BおよびR3A,R3Bに供給する。データア
ンプ選択回路9はリードイネーブル信号RE1F,RE
1Hの供給に応答して所定のリードアンプR1Bおよび
R3Aを活性化し、データP,pをリードデータバスR
D1F,RD1Hを経由して対応のデータラッチ11,
12に供給する。データラッチ11,12は、クロック
信号SCの立上り時刻t202に同期してこれらデータ
P,pをそれぞれラッチし、それぞれ1フイールドディ
レイデータ出力DO1Fおよび1ラインディレイデータ
出力DO1Hとして外部に出力する。
【0021】次に、メモリセルM11,M33等への書
込が完了した時刻t204において、Yアドレスカウン
タ7がカラムアドレスYAをインクリメントしYA1と
し、引続きクロック信号SCのタイミングにしたがっ
て、上述と同様の読出書込動作を反復する。最終カラム
アドレスYA(本実施例では454)のときのクロック
信号SCの立上り時刻t205に、この最終カラムアド
レスYA254に対応するメモリセルにデータJが書込
まれ、Yアドレスカウンタ7がカラムアドレスYA0に
リセットされ、同様にカラムアドレスYA0対応のメモ
リセルの読出を開始する。
【0022】先頭のカラムアドレスYA0から最後のY
A454までの一連の書込読出動作はそれぞれ1つのワ
ード線上のメモリセルに対して行われる。これは、DR
AMなどの揮発性メモリの場合には、ワード線の選択動
作に比較的時間がかかることと、一度あるワード線が選
択されるとそのワード線上のメモリセルは全て読書可能
な状態となり、かつデジット線の選択動作はワード線の
選択動作に比較して速いこととから、書込読出動作の高
速化ができるからである。
【0023】一例として、4Mビット級のDRAMの動
作サイクル時間は、ワード線の選択動作を伴なう場合に
は150ns、上記選択動作を伴なわない場合には50
ns程度であるので、上述の方法は本実施例のクロック
時間70nsに対し有効であるといえる。
【0024】上述の高速化手法を各ワード線に対して連
続して行うためのXアドレス系のインタリーブ動作を示
すタイムチャートである図3を参照すると、ブロック選
択回路8がそれぞれ供給するワード線選択信号XEAは
ブロック1,3の各々のXデコーダX1,X3を活性化
し、ワード線選択信号XEBはブロック2,4の各々の
XデコーダX2,X4を活性化する。また、ブロック1
〜4の各々へのXアドレスの供給は以下のように行われ
る。まず、Xアドレスカウンタ13の出力のアドレスX
A1がXデコーダX1と直列接続された先頭のXアドレ
スラッチ14とに供給され、Xアドレスラッチ14はこ
れを保持してXアドレスXA2を供給する。このXアド
レスXA2はXデコーダX2と次のXアドレスラッチ1
5とに供給され、Xアドレスラッチ15はこれを保持し
てXアドレスXA3を供給する。このXアドレスXA3
はXデコーダX3と次のXアドレスラッチ16とに供給
され、Xアドレスラッチ16はこれを保持してXアドレ
スXA4を供給する。ワード選択信号XEA,XEBの
各々は、対応するブロック1,3あるいは2,4のうち
の少くとも1つのブロックのXアドレスが変化する時刻
を含めて非活性化すなわちロウレベルにされる。
【0025】図3をさらに参照すると、まず、時刻t3
01にブロック1のXアドレスXA1=0対応のワード
線が選択され(選択ワード線XW10)、続く時刻t3
02でこの選択ワード線上のメモリセルへのアクセスが
上述のようにカラムアドレスの先頭から開始される。こ
のメモリセルのアクセスでは、選択ワード線XW10対
応のワード線信号W10のR/Wの部分でメモリセルに
格納されているデータの出力DO1F,DO1Hおよび
入力データDINの書込が行われる。ブロック1のアク
セス中の時刻303において、ブロック2のXアドレス
XA2=0対応のワード線が選択される(選択ワード線
XW20)。このように、ブロック1の選択ワード線X
W10上の全てのメモリセルに対するアクセスが完了す
る時刻t304では、既にブロック2の選択ワード線X
W20の選択動作は完了しており、直ちにこの選択ワー
ド線XW20上のメモリセルに対するアクセスに移行す
る。同様にして、ブロック3,4の選択ワード線XW3
0,XW40上のメモリセルを順次アクセスする。時刻
t305に、Xアドレスカウンタ13がインクリメント
され、ブロック1〜4の各々の次の選択ワード線XW1
1,XW21,XW31,XW41上のメモリセルに対
するアクセスへと続く。
【0026】以上の動作において、各々のワード選択信
号XEA,XEBは、各々対応の2つのブロック1,3
および2,4を選択するため、それぞれ対応の選択ワー
ド線を2回ずつ選択するようXデコーダX1,X3およ
びX2,X4を活性化する。この2回目の選択のときに
再度読出動作を行い、この読出データDO1Hを出力す
る。
【0027】説明の便宜上、各ワード線の1回目の選択
アクセス動作をAポートに対するアクセス、2回目の選
択アクセス動作をBポートに対するアクセスと定義す
る。
【0028】本実施例のアクセス動作を説明するため、
ブロック1〜4のアクセス対象メモリセルを環状に再配
置した図である図4を参照すると、メモリセルに対する
アクセスはX1=0,Y=0のアドレスの組合せ対応の
メモリセルから開始し、Y=1,2,…,454に達
し、続いてX2=0,Y=0,1…,454のアドレス
のアクセスを行う。最後にX4=130,Y=454ま
でアクセスすると、再度X1=0,Y=0のアドレスか
らのアクセスを反復する。すなわち、Xアドレスカウン
タ13とYアドレスカウンタ7とは環状配列のメモリセ
ルの円周を時計方向(右廻り)にアクセスすることにな
る。ここで、ポートAおよびポートB対応のアクセスは
相互にワード線選択の2回分、すなわちクロック信号S
Cの455×2=910クロック分の時間ずれている。
この時間はNTSC方式の映像信号を色副搬送波周波数
の4倍の周波数でサンプリングした場合の1ライン(1
H)分のデータの時間に相当する。
【0029】図4の環状配列メモリセル対応のアドレス
目盛をライン単位に直し、本実施例の回路により1ライ
ンディレイ対応の出力データDO1Hと、1フイールド
+0.5ラインディレイ対応の出力データDO1Fとの
両方が得られることを説明する図である図5を参照する
と、図5(A)においてAポートのアクセス時に書込ん
だデータは、図5(B)に示すように、1H後のBポー
トのアクセスにより読出すことができ、出力データDO
1Hを生成する。次に、261ライン経過後には、再度
図5(A)の状態に戻るが、このとき、Aポートのアク
セスにより同一データを再度読出すことができ、出力デ
ータDO1Fを生成する。また、これら両方の出力デー
タDO1H,DO1Fが必要な場合には、垂直同期信号
の適当な時刻において、1ライン時間分Xアドレスカウ
ンタ13のカウントアップ動作を停止することにより実
現できる。このとき、Xアドレスカウンタ13が停止し
ても、Yアドレスカウンタ7は動作しており、1ライン
時間は同一データを読出すが、垂直同期期間は0.5ラ
イン単位の反復データであるのでその影響を無視でき
る。
【0030】さらに、1フイールド+0.5ラインディ
レイ対応の出力データDO1Fと1フイールド−0.5
ラインディレイ対応の出力データDO1fとが同時に必
要な場合には、Bポートのアクセス時にデータを書込
み、垂直同期期間中に1ライン時間分Xアドレスカウン
タ13のカウントアップ動作を停止させた後、Aポート
のアクセス時にデータDO1fが、続くBポートアクセ
ス時にデータDO1Fが得られる。
【0031】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上述の実施例に限られることがなく種々の変形が可
能である。例えば、PAL方式の場合は、1フイールド
の走査線数が312.5ラインであり、上述したNTS
C方式の場合より50ライン多いので、各ブロックのワ
ード線数を25本ずつ増加することにより対応すること
ができる。同様に、その他の方式についても、アクセス
対象のメモリセルのアドレスを1フイールド分−0.5
ライン分有するよう構成することにより、本実施例と同
様の効果が得られる。したがって、ワード線数を走査線
数の多いテレビジョン方式に対応するよう準備し、Xア
ドレスカウンタの最終アドレスを変更することにより、
同一の処理装置で複数の方式に対応することができる。
【0032】本発明の第2の実施例をブロックで示す図
6を参照すると、この図で示す本実施例の画像データ処
理装置の前述の第1の実施例との相違点は、ブロック1
〜4に加えて、ブロック21〜24と、それぞれ対応の
ライトアンプW21〜W24と、リードアンプR21
A,B〜R24A,Bとをさらに備えることである。
【0033】これは、画質改善のためのクロック周波数
の上昇やクロック当りの量子化ビット数の増加のように
情報量が増加すると、Xアドレス方向に対しYアドレス
方向が長くなりこのY方向のアクセス時間が制限され
る。この種のDRAMでは、上述の従来の技術で説明し
たように、メモリセルのリフレシュ周期中のデータ保持
条件の確保のため、ある程度の上記Y方向のアクセス時
間を必要とするが、このような場合にこのYアドレス方
向を分割する目的でブロックを4個備える代りに8個備
え、ブロック1,2、3,4、21,22、および2
3,24の2個ずつの4つのグループとして第1の実施
例と同様に各グループ単位でアクセスするよう構成する
ことにより、実質的にXアドレス対応のワード線を倍増
し、上記Yアドレス方向のアクセス時間の制限を緩和で
きる。
【0034】動作については、アクセス対象のワード線
数がブロック数の増加に対応して2倍になるほかは第1
の実施例と同様であるので省略する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像デー
タ処理装置は、第1〜第4のメモリセルアレイブロック
と、列アドレス生成手段と、行アドレス生成手段と、ブ
ロック選択手段と、データ入出力手段選択手段とを備
え、列アドレスの先頭から最後尾までの一連の書込読出
動作をそれぞれ行アドレスの順番に選択した1つのワー
ド線上のメモリセルに対して順次行い、1つの回路で1
つの書込データ対応の1ライン分シフトした1ライン遅
延データと1フイールド遅延データとを同時に読出し出
力することにより、SRAMなどの補助メモリ手段およ
びそのデータ入出力のためのアクセス手段が不要となる
ので、回路規模を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ処理装置の第1の実施例を
示すブロック図である。
【図2】本実施例の画像データ処理装置におけるYアド
レス系の動作の一例を示すタイムチャートである。
【図3】本実施例の画像データ処理装置におけるXアド
レス系の動作の一例を示すタイムチャートである。
【図4】本実施例のアクセス動作の原理を説明する説明
図である。
【図5】本実施例の1ラインディレイおよびフイールド
ディレイ対応の出力データの出力方法の説明図である。
【図6】本発明の画像データ処理装置の第2の実施例を
示すブロック図である。
【図7】従来の画像データ処理装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1〜4,21〜24 ブロック 7 Yアドレスカウンタ 8 Yデコーダ 9 データアンプ選択回路 10〜12 データラッチ 13 Xアドレスカウンタ 14〜16 Xアドレスデータラッチ 17 ブロック選択回路 W1〜W4,W21〜W24 ライトアンプ R1A,B〜R4A,B,R21A,B〜R24A,B
リードアンプ 101,107 LPF 102 A/D変換器 103A,103B DRAM 104A,104B SRAM 105 ラッチ 106 D/A変換器 108A,108B アドレスカウンタ 109 ゲート回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン映像信号をこのテレビジョ
    ン映像信号の色副搬送波周波数の予め定めた倍数の周波
    数のサンプリングクロック信号でディジタ化したディジ
    タル映像信号である画像データをこのテレビジョン映像
    信号の1水平同期走査期間対応の1ライン分単位で少な
    くとも前記ラインの予め定めた数から成る1フイールド
    分記憶するダイナミックメモリ型の記憶手段を有する画
    像データ処理装置において、 前記記憶手段が、複数のメモリセルをそれぞれ予め定め
    た第1の数の行および第2の数の列から成るマトリクス
    状に配列したメモリセルアレイと、各々の行方向に配列
    した前記メモリセルを接続した前記第1の数のワード線
    と、各々の列方向に配列した前記メモリセルを接続した
    前記第2の数のデジット線と、行アドレスの供給に応答
    して前記ワード線を選択するXデコーダと、列アドレス
    の供給に応答して前記デジット線を選択するデジット線
    選択回路と、前記行アドレスと前記列アドレスとの供給
    に応答して選択される選択メモリセルに対する画像デー
    タ書込用の第1の増幅回路および少くとも2つの画像デ
    ータ読出用の第2の増幅回路を含むデータ入出力手段と
    をそれぞれ備える第1〜第4のメモリセルアレイブロッ
    クと、 各々予め定めたタイミングの水平同期信号および前記サ
    ンプリングクロック信号の供給に応答して前記列アドレ
    スを順次生成する列アドレス生成手段と、 前記列アドレスの供給に応答して前記第1の数の前記行
    アドレスを順次生成する行アドレス生成手段と、 第1の制御信号の供給に応答して予め定めたメモリセル
    アレイブロックの各々のXデコーダを選択的に活性化す
    るブロック選択手段と、 前記水平同期信号および前記サンプリングクロック信号
    にそれぞれ同期するとともに前記第1の制御信号の供給
    に応答して予め定めたメモリセルアレイブロックの各々
    の第1および第2の増幅回路のうちの予め定めた増幅回
    路を選択的に活性化するデータ入出力手段選択手段とを
    備え、前記列アドレスの先頭から最後尾までの一連の書込読出
    動作をそれぞれ前記行アドレスの順番に選択した1つの
    前記ワード線上のメモリセルに対して順次行い 、前記画
    像データの任意の1 つの書込データ対応する前記1ラ
    イン分シフトした第1のデータと前記1フイールド分プ
    ラスまたはマイナス0.5ライン分シフトした第2のデ
    ータとを読出し出力することを特徴とする画像データ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段が選択した前記ワード線
    に接続されたメモリセルを順次前記列アドレス対応のデ
    ジット線選択信号により選択するページモード動作によ
    りデータの書込読出を行うことを特徴とする請求項1記
    載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ワード線の選択動作のタイミング
    前記第1〜第4のメモリセルアレイブロック間で相
    互にずれているとともに少くとも2つのメモリセルアレ
    イブロックが同時に前記選択メモリセルを含むよう前記
    選択動作のタイミングが重複する期間を有することを特
    徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記列アドレス生成手段が相互に1ラ
    イン分シフトした時刻位置対応の2つの前記画像データ
    をそれぞれ格納する第1および第2の選択メモリセルの
    列アドレスが等しくなるように列アドレスを生成する列
    アドレスカウンタを備えることを特徴とする請求項1記
    載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記行アドレス生成手段が相互に前記
    1フイールド分プラスまたはマイナス0.5ライン分シ
    フトした時刻位置対応の2つの前記画像データをそれぞ
    れ格納する第3および第4の選択メモリセルの行および
    列アドレスが等しくなるように行および列アドレスを生
    成する行および列アドレスカウンタをそれぞれ備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記行アドレス生成手段が前記1フイ
    ールド分の前記ライン数を予め定めた第1および第2の
    数に選択的に設定するよう行アドレスを調整する行アド
    レスカウンタを備えることを特徴とする請求項5記載の
    画像データ処理装置。
  7. 【請求項7】 同一の前記選択メモリセルに格納された
    前記画像データを2回続けて読出すことにより異なる遅
    延時間の第1および第2の出力画像データをそれぞれ供
    給することを特徴とする請求項5記載の画像データ処理
    装置。
  8. 【請求項8】 前記第1〜第4のメモリセルブロックと
    同一構成の第5〜第8のメモリセルブロックをさらに備
    え、前記第1〜第4のメモリセルブロックの各々と第5
    〜第8のメモリセルブロックの各々とを前記行アドレス
    を分割供給して動作させるよう1組のメモリセルブロッ
    クを構成し、前記1ライン分の前記画像データ対応の前
    記ワード線数を増加することを特徴とする請求項1記載
    の画像データ処理装置。
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