JP2924567B2 - 電磁連結装置 - Google Patents

電磁連結装置

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JP2924567B2
JP2924567B2 JP5131930A JP13193093A JP2924567B2 JP 2924567 B2 JP2924567 B2 JP 2924567B2 JP 5131930 A JP5131930 A JP 5131930A JP 13193093 A JP13193093 A JP 13193093A JP 2924567 B2 JP2924567 B2 JP 2924567B2
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勝己 西井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁連結装置の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電磁連結装置を図3につ
いて説明する。図において、1はDカット部1aにて被
動軸(図示せず)に接続された中空の軸、2は軸1にキ
ー部2aおよびボス部2bにより固定されて軸1と共に
回転する断面Lの字状のロータ、2cはロータ2の側壁
に形成された磁気遮断用の窓、2dは磁気回路を形成す
る筒状部、3はロータ2に隣接して軸1に相対回転可能
に遊嵌された駆動回転部材、3aは駆動回転部材3を構
成するハブ部、3bはハブ部3aの外周面に形成され駆
動源(図示せず)からの駆動力を受ける歯車、3cはロ
ータ2とギャップgをあけて対向するようにハブ部3a
の端面に板バネ3dを介して取付けられたアマチュアで
ある。
【0003】4はロータ2の開口部において軸1に相対
回転可能に遊嵌されて磁気回路を形成するヨーク、5は
ロータ2の内側にあって軸1に回転可能に配置されかつ
励磁コイル6を巻装するボビン、7は励磁コイル6の外
周に巻回されてこれを絶縁保護するテープ、8は励磁コ
イル6から延びてヨーク4の穴4aから引出されるリー
ド線、9はリード線8を保護するグロメット、10は駆
動回転部材3を軸方向に移動しないように軸1に装着さ
れた止め輪を示している。なお、軸1とヨーク4は含油
焼結材にて成形し相対回転を可能としている。又、図中
4bは軸1の回転時にヨーク4の連れ回りを防止して適
所固定部に係合させるために設けられたホルダー部を示
す。
【0004】このような構成の従来の電磁連結装置は次
のように動作する。すなわち、励磁コイル6が付勢され
ると、図中点線で示すように磁束Φが生じて磁気回路が
形成され、アマチュア3cは板バネ3dの弾性力に抗し
てロータ2に磁気吸着される。これにより、駆動源(図
示せず)の回転力は歯車3b,ハブ部3a,板バネ3
d,アマチュア3c,ロータ2および軸1を介して被動
軸(図示せず)に伝達され、被動軸が回転される。ま
た、励磁コイル6の消勢時には磁束Φが消失し、アマチ
ュア3cは板バネ3dの弾性力によってロータ2から離
間し、ギャップgを保持して対向するため駆動回転部材
3とロータ2との連結は解除され、回転力の伝達経路は
遮断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電磁連結装置は
以上のように構成されているので、ロータ2のたおれを
防止するためにロータ2の内周にボス部2bを設ける必
要があり、加工性が悪く高価になるという問題点があっ
た。さらに、励磁コイル6の外周の絶縁,保護にテープ
7を巻装しているために作業性が悪く、またテープ7が
はがれてロータ2に巻きついて回転不良となることがあ
った。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ロータの材料削減および加工の
容易化により安価で生産性,信頼性に優れた電磁連結装
置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁連結
装置は、被駆動側軸と、この軸に回転可能に遊嵌された
駆動回転部材と、軸方向に開口する開口部を有しかつ前
記軸に少なくとも回転方向に固定された円筒状のロータ
と、前記駆動回転部材とロータとを連結制御するために
前記開口部において前記軸に回転可能に配置されたヨー
クと、前記ロータの内側にあって前記ヨークと同様に前
記軸に回転可能に配置されかつ励磁コイルが巻装される
ボビンとを有するものにおいて、前記励磁コイルを絶縁
するように前記ボビンに被せられかつ前記軸に回転可能
に遊嵌された樹脂カバーを備え、この樹脂カバーに前記
ロータの筒状部を回転可能に支持する摺動支持部を設け
たことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明においては、ロータの筒状部をボビン
に被せられた樹脂カバーで回転しうるように支持したの
で、ロータのたおれを防止できる。また、たおれ防止の
ためのボスが不要である。
【0009】
【実施例】実施例1. この発明の一実施例を図1,図2について説明する。図
1は軸方向断面図、図2は図1の樹脂カバーを左からみ
た図であり、前記従来のものと同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。図において、11は
励磁コイル6の外周を絶縁するようにボビン5に被せら
れかつ円板部11cを介して軸1に相対回転可能に遊嵌
された円筒状の樹脂カバー、11aは樹脂カバー11に
一体的に形成されてロータ2の開口部を回転可能に支持
する摺動支持部であるメタル部、11bは樹脂カバー1
1に一体的に形成されてヨーク4の穴4aに挿入される
グロメット部である。
【0010】このように樹脂カバー11のメタル部11
aによりロータ2の開口部を支持しておくと、ロータ2
のたおれが防止できるので、ロータ2にボス部2bを設
ける必要がなく、ロータ2の材料削減および加工の容易
化により安価で生産性,信頼性に優れるものが得られ
る。
【0011】また、このように樹脂カバー11を設けて
おくと、樹脂カバー11により励磁コイル6の絶縁がで
きるので、絶縁テープ7が不要となり、作業性の悪さ,
作業ミスによる絶縁不良,テープのロータ2への巻きつ
きによる回転不良が皆無となる。
【0012】さらに、このようにグロメット部11bを
樹脂カバー11に一体的に形成しておくと、別部品であ
るグロメット9が不要となるので、コストダウンが図れ
る。
【0013】実施例2. 上記実施例1では励磁コイル6を絶縁する樹脂カバー1
1にメタル部11aおよびグロメット部11bを一体的
に形成したものを示したが、グロメット部11bの無い
樹脂カバー11であってもよい。
【0014】実施例3. 上記実施例1,2では樹脂カバー11のメタル部11a
によりロータ2のコの字状の開口部を支持するものを示
したが、樹脂カバー11でないその他の部材,例えばヨ
ーク4によりロータ2の開口部を支持するようにしても
よい。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によればロータ
の材料削減および加工の容易化により安価で生産性,信
頼性に優れた電磁連結装置が得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す軸方向断面図であ
る。
【図2】 図1の樹脂カバーを左からみた図である。
【図3】 従来装置を示す軸方向断面図である。
【符号の説明】
1 軸 2 ロータ 3 駆動回転部材 4 ヨーク 5 ボビン 6 励磁コイル 11 樹脂カバー 11a メタル部 11b グロメット部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 27/112 F16D 27/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動側軸と、この軸に回転可能に遊嵌
    された駆動回転部材と、軸方向に開口する開口部を有し
    かつ前記軸に少なくとも回転方向に固定された円筒状の
    ロータと、前記駆動回転部材とロータとを連結制御する
    ために前記開口部において前記軸に回転可能に配置され
    たヨークと、前記ロータの内側にあって前記ヨークと同
    様に前記軸に回転可能に配置されかつ励磁コイルが巻装
    されるボビンとを有するものにおいて、 前記励磁コイルを絶縁するように前記ボビンに被せられ
    かつ前記軸に回転可能に遊嵌された樹脂カバーを備え、
    この樹脂カバーに前記ロータの筒状部を回転可能に支持
    する摺動支持部を設けたことを特徴とする電磁連結装
    置。
  2. 【請求項2】 励磁コイルから延びるリード線を保護す
    るためのグロメット部を樹脂カバーに一体的に形成した
    ことを特徴とする請求項の電磁連結装置。
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JPH06341467A JPH06341467A (ja) 1994-12-13
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