JP2923974B2 - 静電アクチュエータ - Google Patents
静電アクチュエータInfo
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- JP2923974B2 JP2923974B2 JP13355489A JP13355489A JP2923974B2 JP 2923974 B2 JP2923974 B2 JP 2923974B2 JP 13355489 A JP13355489 A JP 13355489A JP 13355489 A JP13355489 A JP 13355489A JP 2923974 B2 JP2923974 B2 JP 2923974B2
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- phase electrode
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は静電力を用いて可動子を移動させる静電アク
チュエータに関するものである。
チュエータに関するものである。
[従来の技術] 従来、静電アクチュエータは電磁式の可変レラクタン
ス形ステッピングモータと同様に多相の電源を切り替え
で動作させることができる。静電力は電磁力にくらべて
発生エネルギが小さいので、一般には出力を向上させる
ために一定のピッチで同相の電極を並列に連結して多極
化を図っている。静電アクチュエータの従来例として特
開昭63−95868号および特開昭63−95866号が開示されて
いる。
ス形ステッピングモータと同様に多相の電源を切り替え
で動作させることができる。静電力は電磁力にくらべて
発生エネルギが小さいので、一般には出力を向上させる
ために一定のピッチで同相の電極を並列に連結して多極
化を図っている。静電アクチュエータの従来例として特
開昭63−95868号および特開昭63−95866号が開示されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところが前者においては、固定子は基板上に電源の相
毎に積層して3相の電源が交差した点で短絡しないよう
に工夫されているが、積層の厚さ分だけ固定子と可動子
電極との距離が大きくなるため、静電力の発生が低下す
るという課題がある。後者においては電極の径を各相毎
に変えて形成し、一定の箇所から給電口を取り出してい
るが、出力は電極の径方向の長さに比例するため、内側
の相になるにしたがって出力が小さくなり、各相ごとの
出力がバランスしないという欠点がある。
毎に積層して3相の電源が交差した点で短絡しないよう
に工夫されているが、積層の厚さ分だけ固定子と可動子
電極との距離が大きくなるため、静電力の発生が低下す
るという課題がある。後者においては電極の径を各相毎
に変えて形成し、一定の箇所から給電口を取り出してい
るが、出力は電極の径方向の長さに比例するため、内側
の相になるにしたがって出力が小さくなり、各相ごとの
出力がバランスしないという欠点がある。
本発明は、多相の微細電極とその給電口を交差させず
に同一平面で形成することにより、上記欠点を除くこと
を目的とするものである。
に同一平面で形成することにより、上記欠点を除くこと
を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、誘電率が無限大の金属部と低誘電率の絶縁
体部とが交互に等間隔のピッチで移動方向に配設され、
前記金属部と前記絶縁体部のそれぞれの表面が絶縁性の
強誘電体薄膜で被覆され、かつ可動自在に支持された可
動子と、絶縁体の表面に多相の給電口と電極とを平面上
で交差することなく連続して連結した固定子とからな
り、前記可動子に前記固定子を空隙を介して対向さた静
電アクチュエータにおいて、前記固定子および前記可動
子は略矩形状に形成され、前記固定子の電極は、方形波
状のものが長手方向に直線的に設けられた第一相電極
と、前記第一相電極の両側に平行に形成された直線状の
第二相電極および第三相電極からなり、かつ、前記第二
相電極および前記第三相電極はそれぞれ前記第一相電極
の空白部に向かって直角方向に伸延する枝部を有し、1
サイクルの電極が所定の順序で配列された配線としこの
配線が同一ピッチで複数組形成されたものからなり、前
記可動子の電極は長手方向と直角方向に同一ピッチで複
数形成されたものからなる構成にしている。
体部とが交互に等間隔のピッチで移動方向に配設され、
前記金属部と前記絶縁体部のそれぞれの表面が絶縁性の
強誘電体薄膜で被覆され、かつ可動自在に支持された可
動子と、絶縁体の表面に多相の給電口と電極とを平面上
で交差することなく連続して連結した固定子とからな
り、前記可動子に前記固定子を空隙を介して対向さた静
電アクチュエータにおいて、前記固定子および前記可動
子は略矩形状に形成され、前記固定子の電極は、方形波
状のものが長手方向に直線的に設けられた第一相電極
と、前記第一相電極の両側に平行に形成された直線状の
第二相電極および第三相電極からなり、かつ、前記第二
相電極および前記第三相電極はそれぞれ前記第一相電極
の空白部に向かって直角方向に伸延する枝部を有し、1
サイクルの電極が所定の順序で配列された配線としこの
配線が同一ピッチで複数組形成されたものからなり、前
記可動子の電極は長手方向と直角方向に同一ピッチで複
数形成されたものからなる構成にしている。
また、前記固定子および前記可動子を円形状または円
筒状に形成し、前記固定子の電極は、方形波状のものが
円周方向に設けられた第一相電極と、前記第一相電極の
外径側に設けた第二相電極および内径側に設けた第三相
電極とからなり、かつ、前記第二相電極および前記第三
相電極はそれぞれ前記第一相電極の空白部に向かって径
方向に伸延する枝部を有し、1サイクルの電極が所定の
順序で配列された配線としこの配線が同一ピッチで複数
組形成されたものからなり、前記可動子の電極は、放射
状に同一ピッチで複数形成された構成にしている。
筒状に形成し、前記固定子の電極は、方形波状のものが
円周方向に設けられた第一相電極と、前記第一相電極の
外径側に設けた第二相電極および内径側に設けた第三相
電極とからなり、かつ、前記第二相電極および前記第三
相電極はそれぞれ前記第一相電極の空白部に向かって径
方向に伸延する枝部を有し、1サイクルの電極が所定の
順序で配列された配線としこの配線が同一ピッチで複数
組形成されたものからなり、前記可動子の電極は、放射
状に同一ピッチで複数形成された構成にしている。
[作用] 所定の順序で配列された固定子の各相の電極は一平面
上に配置され、各相の電極の間隔は、一定間隔で平行に
形成された可動子電極と対向したときに所定の位置関係
にあるように形成されて、一平面上で交差することなく
連続して連結されているので、固定子と可動子の電極間
の空隙を増やすこと無く静電力を作用させることができ
る。また、可動子の移動動作は例えばR相電極に可動子
電極が半分重なったときに、R相電極にプラスの電圧を
加えることにより、可動子電極の表面にマイナス電荷が
発生させて、プラス電荷をもつ固定子のR相電極の中央
部まで可動子電極を引き込ませ、可動子を移動させる。
この動作を各相で行なうことにより連続した可動子の移
動を行なうことができる。
上に配置され、各相の電極の間隔は、一定間隔で平行に
形成された可動子電極と対向したときに所定の位置関係
にあるように形成されて、一平面上で交差することなく
連続して連結されているので、固定子と可動子の電極間
の空隙を増やすこと無く静電力を作用させることができ
る。また、可動子の移動動作は例えばR相電極に可動子
電極が半分重なったときに、R相電極にプラスの電圧を
加えることにより、可動子電極の表面にマイナス電荷が
発生させて、プラス電荷をもつ固定子のR相電極の中央
部まで可動子電極を引き込ませ、可動子を移動させる。
この動作を各相で行なうことにより連続した可動子の移
動を行なうことができる。
[実施例] 本発明を図に示す実施例について説明する。
第1図は本発明の実施例を示す斜視図で、1は静電ア
クチュエータで、低誘電率の単結晶シリコンからなる可
動子2と、可動子2の両面に対向して設けられた、同じ
く低誘電率の単結晶シリコンからなる固定子3、3′
と、可動子2と固定子3および3′との間に微小空隙
4、4′を形成して可動子を支持する軸受5、5′とか
ら構成されている。固定子3、3′の可動子2との対向
面31、31′には第2図(a)に示す電極パターンが、可
動子2の固定子3、3′との対向面21、21′には第2図
(b)に示す誘電率が無限大の金属の電極パターンが形
成され、その電極パターンは絶縁性のPZTなどからなる
強誘電体薄膜6で被覆されている。
クチュエータで、低誘電率の単結晶シリコンからなる可
動子2と、可動子2の両面に対向して設けられた、同じ
く低誘電率の単結晶シリコンからなる固定子3、3′
と、可動子2と固定子3および3′との間に微小空隙
4、4′を形成して可動子を支持する軸受5、5′とか
ら構成されている。固定子3、3′の可動子2との対向
面31、31′には第2図(a)に示す電極パターンが、可
動子2の固定子3、3′との対向面21、21′には第2図
(b)に示す誘電率が無限大の金属の電極パターンが形
成され、その電極パターンは絶縁性のPZTなどからなる
強誘電体薄膜6で被覆されている。
固定子3、3′の対向面31、31′には第2図(a)に
示すように、長手方向の一方端部にそれぞれ3相の電源
に接続するR相給電口7、S相給電口7′、T相給電口
7″が設けられている。さらに一方端部から互いに平行
に間隔をあけて長手方向に対し直角方向に伸びた短冊状
のR相電極8、S相電極8′、T相電極8″が、R、
T、S、S、T、R相の順に配置されて1サイクルの電
極群を形成し、同様の電極群が同一ピッチで複数サイク
ル設けられている。R相の給電口7には長手方向の一方
の辺縁部に伸びる給電電極9が接続され、さらに複数の
R相電極8に接続されている。S相の給電口7′には長
手方向の他方の辺縁部に給電電極9′が接続され、さら
に複数のS相電極8′に接続されている。T相の給電口
7″には電極8、8′の間を交差しないように方形波状
にジグザグに連続した形状のT相電極8″が接続されて
いる。平行に並べられた固定子3、3′の各相の電極
8、8′、8″の間隔は必ずしも一定ではなく、第2図
(b)に示すように一定間隔のピッチで平行に形成され
た可動子電極10と対向したときに所定の位置関係にある
ように形成されている。
示すように、長手方向の一方端部にそれぞれ3相の電源
に接続するR相給電口7、S相給電口7′、T相給電口
7″が設けられている。さらに一方端部から互いに平行
に間隔をあけて長手方向に対し直角方向に伸びた短冊状
のR相電極8、S相電極8′、T相電極8″が、R、
T、S、S、T、R相の順に配置されて1サイクルの電
極群を形成し、同様の電極群が同一ピッチで複数サイク
ル設けられている。R相の給電口7には長手方向の一方
の辺縁部に伸びる給電電極9が接続され、さらに複数の
R相電極8に接続されている。S相の給電口7′には長
手方向の他方の辺縁部に給電電極9′が接続され、さら
に複数のS相電極8′に接続されている。T相の給電口
7″には電極8、8′の間を交差しないように方形波状
にジグザグに連続した形状のT相電極8″が接続されて
いる。平行に並べられた固定子3、3′の各相の電極
8、8′、8″の間隔は必ずしも一定ではなく、第2図
(b)に示すように一定間隔のピッチで平行に形成され
た可動子電極10と対向したときに所定の位置関係にある
ように形成されている。
第3図(a),(b),(c)は第2図に示した実施
例の電極形状をもつ静電アクチュエータについて、各相
の電極8、8′、8″の間隔と、3相電源を切り替えた
場合の動作原理を電極の側面からみた説明図で示したも
のである。
例の電極形状をもつ静電アクチュエータについて、各相
の電極8、8′、8″の間隔と、3相電源を切り替えた
場合の動作原理を電極の側面からみた説明図で示したも
のである。
第3図(a)はR相電極8に可動子電極10が半分重な
ったときに、R相電極8にプラスの電圧を加え直後の状
態を示してあり、可動子電極10の表面にはマイナス電荷
が発生して、プラス電荷をもつ固定子のR相電極8の中
央部まで可動子電極10が引き込まれ、可動子2は左側に
移動する。第3図(b)は可動子電極10が、R相電極8
に完全に引き込まれてしまった状態を示しており、この
時可動子電極10の左半分はS相電極8′と重なるように
してあり、この状態でR相からS相に電圧を切り替える
と、第3図(c)に示すようにR相の動作説明で述べた
ときと同様な動作原理でS相電極8′に可動子電極10が
引き込まれ、この状態でT相に電圧を切り替えると可動
子2は連続して左側に移動する。
ったときに、R相電極8にプラスの電圧を加え直後の状
態を示してあり、可動子電極10の表面にはマイナス電荷
が発生して、プラス電荷をもつ固定子のR相電極8の中
央部まで可動子電極10が引き込まれ、可動子2は左側に
移動する。第3図(b)は可動子電極10が、R相電極8
に完全に引き込まれてしまった状態を示しており、この
時可動子電極10の左半分はS相電極8′と重なるように
してあり、この状態でR相からS相に電圧を切り替える
と、第3図(c)に示すようにR相の動作説明で述べた
ときと同様な動作原理でS相電極8′に可動子電極10が
引き込まれ、この状態でT相に電圧を切り替えると可動
子2は連続して左側に移動する。
以上、第2図および第3図で説明した動作は固定子の
各相電極8、8I、8Mが1サイクル(R,T,S,S,T)中に同
一相が2個並列に連結された場合であるが、第4図
(a)、(b)にそれぞれ平面図および側面図で示すよ
うに、同一相が1サイクル中に1個の場合でもよく、ま
た第5図(a)、(b)および第6図(a)、(b)に
示すように同一相を3個、または3個以上並列に連結し
てもよい。
各相電極8、8I、8Mが1サイクル(R,T,S,S,T)中に同
一相が2個並列に連結された場合であるが、第4図
(a)、(b)にそれぞれ平面図および側面図で示すよ
うに、同一相が1サイクル中に1個の場合でもよく、ま
た第5図(a)、(b)および第6図(a)、(b)に
示すように同一相を3個、または3個以上並列に連結し
てもよい。
なお、第4図(a)、(b)では1サイクル中にT相
電極8″が2回形成されているが、図中に示すように推
力に影響を及ぼさない程度に片方の電極幅を小さくして
いる。
電極8″が2回形成されているが、図中に示すように推
力に影響を及ぼさない程度に片方の電極幅を小さくして
いる。
以上、リニア形の静電アクチュエータについて述べた
が、回転形の静電アクチュエータについても同様に適用
できる。
が、回転形の静電アクチュエータについても同様に適用
できる。
3相の回転形の静電アクチュエータを説明すると、第
7図(a)は固定子3の電極形状を示し、外周側に各相
の給電口7、7′、7″が設けられ、各相電極8、
8′、8″はR,T,S相の順に放射状に配置されている。
複数のR相電極8は内径側に設けられた給電電極9によ
って接続され、複数のS相電極8′は外径側に設けられ
た給電電極9′によって接続され、T相電極8″は第7
図(b)に一部を拡大して示すように、R相電極8とS
相電極8′の間に推力を影響しない程度に小さな一定の
幅のダミー電極9″を形成し、連続的に同一相に給電口
7″を接続している。回転子2の回転子電極10は第7図
(c)に示すように放射状に等間隔に記直されている。
7図(a)は固定子3の電極形状を示し、外周側に各相
の給電口7、7′、7″が設けられ、各相電極8、
8′、8″はR,T,S相の順に放射状に配置されている。
複数のR相電極8は内径側に設けられた給電電極9によ
って接続され、複数のS相電極8′は外径側に設けられ
た給電電極9′によって接続され、T相電極8″は第7
図(b)に一部を拡大して示すように、R相電極8とS
相電極8′の間に推力を影響しない程度に小さな一定の
幅のダミー電極9″を形成し、連続的に同一相に給電口
7″を接続している。回転子2の回転子電極10は第7図
(c)に示すように放射状に等間隔に記直されている。
以上、3相の場合について説明したが、更に多相の場
合でも同様な方法で同一表面上に多相の電極を形成し、
互いに交差しないように電極を接続することができる。
合でも同様な方法で同一表面上に多相の電極を形成し、
互いに交差しないように電極を接続することができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、電極を多層にす
るなど、複雑の工程を必要とせずに多相の静電アクチュ
エータの固定子電極を同一平面上で高密度な形成できる
ため、構造が簡単で、かつ推力が大きい低コストの静電
アクチュエータを提供することができる効果がある。
るなど、複雑の工程を必要とせずに多相の静電アクチュ
エータの固定子電極を同一平面上で高密度な形成できる
ため、構造が簡単で、かつ推力が大きい低コストの静電
アクチュエータを提供することができる効果がある。
第1図は本発明のリニア型の静電アクチュエータを示す
斜視図、第2図は第1図の平面状態を説明する説明図
で、(a)は固定子の説明図、(b)は可動子の説明
図、第3図は第1図の側面からみた説明図、第4図、第
5図、第6図はリニア型の静電アクチュエータの他の実
施例を説明する説明図、第7図は回転型の静電アクチュ
エータを示す平面図で、(a)は固定子の説明図、
(b)は(a)の部分拡大図、(c)は可動子の説明図
である。 1……静電アクチュエータ、2……可動子、3……固定
子、6……強誘電体薄膜、7……R相給電口、7′……
S相給電口、7″……T相給電口,8……R相電極、8′
……S相電極、8″……T相電極、9、9′……給電電
極、9″……ダミー電極、10……可動子電極
斜視図、第2図は第1図の平面状態を説明する説明図
で、(a)は固定子の説明図、(b)は可動子の説明
図、第3図は第1図の側面からみた説明図、第4図、第
5図、第6図はリニア型の静電アクチュエータの他の実
施例を説明する説明図、第7図は回転型の静電アクチュ
エータを示す平面図で、(a)は固定子の説明図、
(b)は(a)の部分拡大図、(c)は可動子の説明図
である。 1……静電アクチュエータ、2……可動子、3……固定
子、6……強誘電体薄膜、7……R相給電口、7′……
S相給電口、7″……T相給電口,8……R相電極、8′
……S相電極、8″……T相電極、9、9′……給電電
極、9″……ダミー電極、10……可動子電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−95863(JP,A) 特開 昭63−95866(JP,A) 特開 昭64−69269(JP,A) 特開 昭63−95868(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02N 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】誘電率が無限大の金属部と低誘電率の絶縁
体部とが交互に等間隔のピッチで移動方向に配設され、
前記金属部と前記絶縁体部のそれぞれの表面が絶縁性の
強誘電体薄膜で被覆され、かつ可動自在に支持された可
動子と、絶縁体の表面に多相の給電口と電極とを平面上
で交差することなく連続して連結した固定子とからな
り、前記可動子に前記固定子を空隙を介して対向さた静
電アクチュエータにおいて、前記固定子および前記可動
子は略矩形状に形成され、前記固定子の電極は、方形波
状のものが長手方向に直線的に設けられた第一相電極
と、前記第一相電極の両側に平行に形成された直線状の
第二相電極および第三相電極からなり、かつ、前記第二
相電極および前記第三相電極はそれぞれ前記第一相電極
の空白部に向かって直角方向に伸延する枝部を有し、1
サイクルの電極が所定の順序で配列された電極群が同一
ピッチで複数組形成されたものからなり、前記可動子の
電極は長手方向と直角方向に同一ピッチで複数形成され
たものからなることを特徴とする静電アクチュエータ。 - 【請求項2】誘電率が無限大の金属部と低誘電率の絶縁
体部とが交互に等間隔のピッチで移動方向に配設され、
前記金属部と前記絶縁体部のそれぞれの表面が絶縁性の
強誘電体薄膜で被覆され、かつ可動自在に支持された可
動子と、絶縁体の表面に多相の給電口と電極とを平面上
で交差することなく連続して連結した固定子とからな
り、前記可動子に前記固定子を空隙を介して対向さた静
電アクチュエータにおいて、前記固定子および前記可動
子は円形状または円筒状に形成され、前記固定子の電極
は、方形波状のものが円周方向に設けられた第一相電極
と、前記第一相電極の外径側に設けた第二相電極および
内径側に設けた第三相電極とからなり、かつ、前記第二
相電極および前記第三相電極はそれぞれ前記第一相電極
の空白部に向かって径方向に伸延する枝部を有し、1サ
イクルの電極が所定の順序で配列された電極群が同一ピ
ッチで複数組形成されたものからなり、前記可動子の電
極は、放射状に同一ピッチで複数形成されたものからな
ることを特徴とする静電アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13355489A JP2923974B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 静電アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13355489A JP2923974B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 静電アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02311186A JPH02311186A (ja) | 1990-12-26 |
JP2923974B2 true JP2923974B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=15107527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13355489A Expired - Fee Related JP2923974B2 (ja) | 1989-05-25 | 1989-05-25 | 静電アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2923974B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2682181B2 (ja) * | 1990-02-02 | 1997-11-26 | 日本電気株式会社 | 微小可動機械機構 |
JP3414467B2 (ja) * | 1993-12-28 | 2003-06-09 | 財団法人神奈川科学技術アカデミー | 静電モータ |
US5869916A (en) * | 1995-05-26 | 1999-02-09 | Asmo Co., Ltd. | Electrostatic actuator with different electrode spacing |
-
1989
- 1989-05-25 JP JP13355489A patent/JP2923974B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02311186A (ja) | 1990-12-26 |
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