JPH0898563A - 多相交流駆動型静電アクチュエータ - Google Patents

多相交流駆動型静電アクチュエータ

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Publication number
JPH0898563A
JPH0898563A JP23524294A JP23524294A JPH0898563A JP H0898563 A JPH0898563 A JP H0898563A JP 23524294 A JP23524294 A JP 23524294A JP 23524294 A JP23524294 A JP 23524294A JP H0898563 A JPH0898563 A JP H0898563A
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JP
Japan
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phase
group
voltage
strip electrodes
strip
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Application number
JP23524294A
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English (en)
Inventor
Toshiro Higuchi
俊郎 樋口
Toshiki Shinno
俊樹 新野
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Kanagawa Academy of Science and Technology
Original Assignee
Kanagawa Academy of Science and Technology
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1部材及び第2部材の電極に4相交流電圧
を印加し、トルクリプルを減少させ、しかも電源回路構
成も簡略化することができる多相交流駆動型静電アクチ
ュエータを提供する。 【構成】 絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピッチで埋
め込まれている第1部材と、この第1部材に対向配置さ
れ、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで埋め込ま
れている第2部材とを有し、前記第1群の帯状電極と第
2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加し、前記
第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力により前記
第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動させる多
相交流駆動型静電アクチュエータであって、一端が接地
され互いに橋絡されている4個の単相電源を有する4相
交流電圧発生装置21を備え、この4相交流電圧発生装
置21から出力される4相交流電圧を前記第1群の帯状
電極2a1〜2d3及び第2群の帯状電極12a1〜12d2
順次接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多相交流駆動型静電ア
クチュエータに係り、特に、4相交流電圧により駆動す
る4相交流駆動型静電アクチュエータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、このような、多相交流駆動型静電
アクチュエータが開発されてきており、特に、3相交流
駆動型静電アクチュエータが、本願発明者等によって、
特開平6−78566号公報として提案されている。そ
のような3相交流駆動型静電アクチュエータは、従来の
固定子と可動子間に空隙を有する静電アクチュエータに
比べて、 (1)駆動力が強い。 (2)3相交流電源で済み、特に、商用電源を利用でき
る。 (3)インバータ駆動を行う際のスイッチング素子の数
も最小で済む。 といった利点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の3相交流駆動型静電アクチュエータは、トルク
リプルが大きい。また、相の数が少ないため、移動子・
固定子上に正弦的な電位の分布を発生させるのに難があ
る。更に、高電圧が必要となり、変圧器の利用が考案さ
れてきている。
【0004】また、インバータで駆動する場合の制御則
が複雑となり、3本の電線に供給する電流を、干渉しな
いように制御しなければならない。といった問題があっ
た。本発明は、このような問題点を除去し、第1部材及
び第2部材に4相交流電圧を印加し、トルクリプルを減
少させ、しかも電源回路構成も簡略化することができる
多相交流駆動型静電アクチュエータを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、多相交流駆動型静電アクチュエータにお
いて、 (A)絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピッチで埋め込
まれている第1部材と、この第1部材に対向配置され、
絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで埋め込まれて
いる第2部材とを有し、前記第1群の帯状電極と第2群
の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加し、前記第1
部材と第2部材間の静電気のクーロン力により前記第1
部材と第2部材の一方もしくは両方を移動させる多相交
流駆動型静電アクチュエータであって、(a)一端が接
地され互いに橋絡されている4個の単相電源を有する4
相交流電圧発生装置を備え、(b)該4相交流電圧発生
装置から出力される4相交流電圧を前記第1群の帯状電
極及び第2群の帯状電極に順次接続するようにしたもの
である。
【0006】(i)前記4相交流電圧発生装置を2個設
け、それぞれの4相交流発生装置から出力される4相交
流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の帯状
電極に個別に接続するようにしたものである。 (ii)前記第1群の帯状電極には正相の4相交流電圧
を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流電圧を順
次印加するようにしたものである。
【0007】(B)絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピ
ッチで埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対
向配置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで
埋め込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状
電極と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加
し、前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力に
より、前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移
動させる多相交流駆動型静電アクチュエータであって、
(a)単相出力の第1のインバータ回路と、(b)この
第1のインバータ回路に接続される第1の変圧器と、
(c)単相出力の第2のインバータ回路と、(d)この
第2のインバータ回路に接続される第2の変圧器と、
(e)前記第1の変圧器の出力側コイルに第1の中性点
を有し、この第1の中性点と出力側コイルの一端間に第
1相交流電圧を、前記第1の中性点と出力側コイルの他
端間に第3相交流電圧を、前記第2の変圧器の出力側コ
イルに第2の中性点を有し、この第2の中性点と出力側
コイルの一端間に第2相交流電圧を、前記第2の中性点
と出力側コイルの他端間に第4相交流電圧を発生させ、
前記第1の中性点と第2の中性点とが接地され互いに橋
絡されている4相交流電圧発生装置を備え、(f)この
4相交流電圧発生装置から出力される4相交流電圧を前
記第1群の帯状電極及び第2群の帯状電極に順次接続す
るようにしたものである。
【0008】(i)前記4相交流電圧発生装置を2個設
け、それぞれの4相交流電圧発生装置から出力される4
相交流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の
帯状電極に個別に接続するようにしたものである。 (ii)前記第1群の帯状電極には正相の4相交流電圧
を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流電圧を順
次印加するようにしたものである。
【0009】(C)絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピ
ッチで埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対
向配置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで
埋め込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状
電極と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加
し、前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力に
より前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動
させる多相交流駆動型静電アクチュエータであって、
(a)3相出力のインバータ回路と、(b)この3相出
力のインバータ回路に接続される第1及び第2の変圧器
と、(c)この第1の変圧器の出力側コイルに第1の中
性点を有し、この第1の中性点と出力側コイルの一端間
に第1相交流電圧を、前記第1の中性点と出力側コイル
の他端間に第3相交流電圧を、前記第2の変圧器の出力
側コイルに第2の中性点を有し、この第2の中性点と出
力側コイルの一端間に第2相交流電圧を、前記第2の中
性点と出力側コイルの他端間に第4相交流電圧を発生さ
せ、前記第1の中性点と第2の中性点とが接地され互い
に橋絡されている4相交流電圧発生装置とを備え、
(d)この4相交流電圧発生装置から出力される4相交
流電圧を前記第1群の帯状電極及び第2群の帯状電極に
順次接続するようにしたものである。
【0010】(i)前記4相交流電圧発生装置を2個設
け、それぞれの4相交流電圧発生装置から出力される4
相交流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の
帯状電極に個別に接続するようにしたものである。 (ii)前記第1群の帯状電極には正相の4相交流電圧
を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流電圧を順
次印加するようにしたものである。
【0011】(D)絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピ
ッチで埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対
向配置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで
埋め込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状
電極と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加
し、前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力に
より前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動
させる多相交流駆動型静電アクチュエータであって、
(a)一端が接地され互いに橋絡されている2個の2相
交流電源を有する4相交流電圧発生装置を備え、(b)
この4相交流電圧発生装置から出力される4相交流電圧
を前記第1群の帯状電極及び第2群の帯状電極に順次接
続するようにしたものである。
【0012】(E)上記(A)、(B)、(C)又は
(D)の多相交流駆動型静電アクチュエータにおいて、
前記第1群の帯状電極及び第2群の帯状電極は、前記第
1部材及び第2部材に互いに対向する所定間隔を有する
平行な表面側配線と裏面側配線を2本配置し、前記裏面
側配線からはスルーホールを介して表面側に導出され、
それぞれの配線方向と直交する方向へ延び、表面側配線
はその面上でそれぞれの配線方向と直交する方向へ延
び、互いに噛み合った櫛歯状に配置するようにしたもの
である。
【0013】(F)前記第1部材と第2部材とは順次積
層状に配置する。 (G)前記第1部材と第2部材の少なくとも一方が回転
体からなる。 (H)前記第1部材と第2部材の少なくとも一方が回転
体からなる積層状に配置してなる。
【0014】
【作用】本発明によれば、上記したように、第1部材の
第1群の帯状電極と第2部材の第2群の帯状電極に各種
の変圧器を有する4相交流電圧発生装置から出力される
4相交流電圧を印加するようにしたので、トルクリプル
を減少させ、しかも電源回路構成も簡略化することがで
きる。
【0015】また、2個の4相交流電圧発生装置を配置
し、第1部材の第1群の帯状電極と第2部材の第2群の
帯状電極に個別に接続することにより、第1部材の第1
群の帯状電極と第2部材の第2群の帯状電極を個別の4
相交流電圧発生装置で独立に制御することが可能とな
り、インバータの制御則を簡単化するとともに、各種の
制御モードを容易に設定することができる。
【0016】更に、第1部材の第1群の帯状電極と第2
部材の第2群の帯状電極のそれぞれには表面側配線と裏
面側配線にそれぞれ2本の配線をバランスよく配置し、
裏面側配線からはスルーホールを介して配線することに
より、適切な配線を施すことができる。また、単純な対
になった2相交流電源を用いて、簡便に4相交流電圧を
得ることができ、より電源回路構成の簡略化を図ること
ができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示す多相交
流駆動型静電アクチュエータの構成図である。この図に
示すように、絶縁体からなる第1部材1内には第1群の
帯状電極2a1〜2d3が所定ピッチで埋め込まれている。
この第1部材1に絶縁体からなる第2部材11が対向配
置され、この第2部材11内には第2群の帯状電極12
a1〜12d2が所定ピッチで埋め込まれている。
【0018】一方、一端が接地され互いに橋絡されてい
る4個の単相電源から出力される4相交流電圧発生装置
13(単相電源が順次90°の位相差を有する)が備え
られており、この4相交流電圧発生装置13から出力さ
れる4相交流電圧を第1群の帯状電極2a1〜2d3及び第
2群の帯状電極12a1〜12d2に順次接続する。ここで
は、第1の交流電圧出力(位相0°)を第1群の帯状電
極2a1,2a2,2a3及び第2群の帯状電極12d1,12
d2に接続し、第2の交流電圧出力(位相90°)を第1
群の帯状電極2b1,2b2,2b3及び第2群の帯状電極1
c1,12c2に接続し、第3の交流電圧出力(位相18
0°)を第1群の帯状電極2c1,2c2,2c3及び第2群
の帯状電極12b1,12b2に接続し、第4の交流電圧出
力(位相270°)を第1群の帯状電極2d1,2d2,2
d3及び第2群の帯状電極12a1,12a2に接続するよう
にしている。
【0019】なお、ここでは、第1群の帯状電極2a1
d3には正相の4相交流電圧を、第2群の帯状電極12
a1〜12d2には逆相の4相交流電圧を順次印加するよう
にしている。図2は本発明の実施例を示す第1部材にお
ける4相電極の配置を示す平面図であり、点線は裏面側
配線を示している。
【0020】この図に示すように、第1部材1には第1
群の帯状電極2a1〜2d2が有効電極部8として配置され
ており、帯状電極2a1,2a2は表面側配線3から直角方
向に延びている。帯状電極2b1,2b2は裏面側配線4か
らスルーホール7を介して表面側に導出され直角方向に
延びている。帯状電極2c1,2c2は表面側配線5から直
角方向に延びている。帯状電極2d1,2d2は裏面側配線
6からスルーホール7を介して表面側に導出され直角方
向に延びている。
【0021】このように、対向する表面側配線3,5及
び対向する裏面側配線4,6からそれぞれの帯状電極へ
接続され、有効電極部8を構成している。したがって、
第1部材1の第1群の帯状電極2a1〜2d3と第2部材1
1の第2群の帯状電極12a1〜12d2のそれぞれには表
面側配線と裏面側配線にそれぞれ2本の配線をバランス
よく配置し、裏面側配線からはスルーホールを介して配
線することにより、適切な配線を施すことができる。
【0022】また、第2部材11においても同様に配線
された4相電極構成となっている。このように構成され
た電極に4相交流電圧を印加することにより、第1部材
1と第2部材11間の静電気のクーロン力により第1部
材1と第2部材11の一方もしくは両方を移動させるこ
とができる。図3は本発明の第2実施例を示す多相交流
駆動型静電アクチュエータの構成図である。
【0023】この実施例では、2個の4相交流電圧発生
装置14,15(第1実施例と同様に4個の単相電源が
順次90°の位相差を有する)を設け、4相交流電圧発
生装置14を第1部材1内の第1群の帯状電極2a1〜2
d3に接続し、4相交流電圧発生装置15を第2部材11
内の第2群の帯状電極12a1〜12d2に接続する。つま
り、それぞれ第1群の帯状電極と第2群の帯状電極に4
相交流電圧発生装置14と15から個別に電圧を供給す
るように構成している。
【0024】ここでも、第1群の帯状電極2a1〜2d3
は正相の4相交流電圧を、第2群の帯状電極12a1〜1
d2には逆相の4相交流電圧を順次印加するようにして
いる。このように構成することにより、第1実施例に比
して、第1部材1と第2部材11とに印加される電圧を
それぞれ変化させることにより、各種の駆動モードを設
定することができる。
【0025】図4は本発明の第3実施例を示す多相交流
駆動型静電アクチュエータの構成図である。この実施例
においては、単相出力の第1のインバータ回路22と、
この第1のインバータ回路22に接続される第1の変圧
器23と、単相出力の第2のインバータ回路26と、こ
の第2のインバータ回路26に接続される第2の変圧器
27とを設け、第1のインバータ回路22と第2のイン
バータ回路とは90°位相を異ならせる。前記第1の変
圧器23の出力側コイル24には第1の中性点25を有
し、この第1の中性点25と出力側コイル24の一端間
には第1相交流電圧(位相0°)を、前記第1の中性点
25と出力側コイル24の他端間には第3相交流電圧
(位相180°)を、前記第2の変圧器27の出力側コ
イル28には第2の中性点29を有し、この第2の中性
点29と出力側コイル28の一端間には第2相交流電圧
(位相90°)を、前記第2の中性点29と出力側コイ
ル28の他端間には第4相交流電圧(位相270°)を
発生させ、前記第1の中性点25と第2の中性点29と
が接地され互いに橋絡される4相交流電圧発生装置21
を備えている。
【0026】そこで、4相交流電圧発生装置21から出
力される4相交流電圧を、上記した第1実施例と同様
に、前記第1群の帯状電極2a1〜2d3及び第2群の帯状
電極12a1〜12d2に順次接続するようにしている。こ
こでも、第1群の帯状電極2a1〜2d3には正相の4相交
流電圧を、第2群の帯状電極12a1〜12d2には逆相の
4相交流電圧を順次印加するようにしている。
【0027】図5は本発明の実施例における単相出力の
インバータ回路の構成例を示す図である。この図に示す
ように、直流電源E1 にはスイッチSW1 (例えば、F
ET1 )とスイッチSW2 (例えば、FET2 )が直列
に接続され、スイッチSW1 とスイッチSW2 との接続
点から第1の出力端子O1 が導出されている。また、直
流電源E1 にはスイッチSW3 (例えば、FET3 )と
スイッチSW4 (例えば、FET4 )が直列に接続さ
れ、スイッチSW3 とスイッチSW4 との接続点から第
2の出力端子O2 が導出されている。また、スイッチS
1 はゲートG1 、スイッチSW2 はゲートG2 、スイ
ッチSW3 はゲートG3 、スイッチSW4 はゲートG4
を有しており、それぞれのゲートに入力されるパルスに
より、各スイッチSWがスイッチングされる。なお、各
ゲートへの入力パルスは出力端子へ所望の出力電圧を得
ることができるように、制御装置(図示なし)によって
制御することができる。なお、C1 はスイッチSWのオ
ンオフ時に生じるサージ吸収用コンデンサである。
【0028】図6は本発明の実施例における他の2相出
力のインバータ回路の構成例を示す図である。この図に
示すように、スイッチSW5 (例えば、FET5 )とス
イッチSW6(例えば、FET6 )が直列に接続され、
そのスイッチSW5 とスイッチSW6との接続点に直流
電源E2 の一端が接続され、また、スイッチSW7 (例
えば、FET7 )とスイッチSW8 (例えば、FE
8 )が直列に接続され、そのスイッチSW7 とスイッ
チSW8 との接続点に直流電源E2 の他端が接続されて
いる。更に、インダクタンスL1 を介して図5に示した
と同様のスイッチング回路が構成されている。つまり、
スイッチSW9 (例えば、FET9 )とスイッチSW 10
(例えば、FET10)が直列に接続され、そのスイッチ
SW9 とスイッチSW 10との接続点から第1の出力端子
3 が導出されている。また、スイッチSW11(例え
ば、FET11)とスイッチSW12(例えば、FET12
が直列に接続され、スイッチSW11とスイッチSW12
の接続点から第2の出力端子O4 が導出されている。ま
た、スイッチSW5 はゲートG5 、スイッチSW6 はゲ
ートG6 、スイッチSW7 はゲートG7 、スイッチSW
8 はゲートG8 、スイッチSW9 はゲートG9 、スイッ
チSW10はゲートG10、スイッチSW11はゲートG11
スイッチSW12はゲートG12を有しており、それぞれの
ゲートに入力されるパルスにより、各スイッチSWがス
イッチングされる。ここでは、ゲートG5 〜G8 の制御
によって、直流電源E2 の極性が切り換え可能であり、
その出力直流電圧がインダクタンスL1 を介してスイッ
チング回路のゲートG9 〜G12の制御によって、第1の
出力端子O3 、第2の出力端子O4 へ所望の出力電圧を
得ることができる。
【0029】図7は本発明の第4実施例を示す多相交流
駆動型静電アクチュエータの構成図である。この実施例
では、2個の単相出力のインバータ回路を有する4相交
流電圧発生装置31,32を設け、4相交流電圧発生装
置31を第1部材1内の第1群の帯状電極2a1〜2d3
接続し、4相交流電圧発生装置32を第2部材11内の
第2群の帯状電極12a1〜12d2に接続する。つまり、
それぞれ第1群の帯状電極と第2群の帯状電極に4相交
流電圧発生装置31と32から個別に4相交流電圧を供
給するように構成している。
【0030】ここでも、第1群の帯状電極2a1〜2d3
は正相の4相交流電圧を、第2群の帯状電極12a1〜1
d2には逆相の4相交流電圧を順次印加するようにして
いる。このように構成することにより、第3実施例に比
して、第1部材1の第1群の帯状電極2a1〜2d3と第2
部材11の第2群の帯状電極12a1〜12d2とに印加さ
れる電圧をそれぞれ変化させることにより、各種の駆動
モードを設定することができる。
【0031】図8は本発明の第5実施例を示す多相交流
駆動型静電アクチュエータの構成図である。この実施例
においては、4相交流電圧発生装置41として、3相出
力のインバータ回路42を設け、この3相出力のインバ
ータ回路42に第1の変圧器43と第2の変圧器44と
を接続する。その第1の変圧器43の出力側コイル45
に第1の中性点46を有し、この第1の中性点46と出
力側コイル45の一端間には第1相交流電圧(位相0
°)を、前記第1の中性点46と出力側コイル45の他
端間には第3相交流電圧(位相180°)を、前記第2
の変圧器44の出力側コイル47には第2の中性点48
を有し、この第2の中性点48と出力側コイル47の一
端間には第2相交流電圧(位相90°)を、前記第2の
中性点48と出力側コイル47の他端間には第4相交流
電圧(位相270°)を発生させ、前記第1の中性点4
6と第2の中性点48とが接地され互いに橋絡されてい
る。
【0032】この4相交流電圧発生装置41から出力さ
れる4相交流電圧を前記第1群の帯状電極2a1〜2d3
び第2群の帯状電極12a1〜12d2に順次接続するよう
にしたものである。ここでも、第1群の帯状電極2a1
d3には正相の4相交流電圧を、第2群の帯状電極12
a1〜12d2には逆相の4相交流電圧を順次印加するよう
にしている。
【0033】図9は本発明の実施例における3相出力の
インバータ回路の構成例を示す図である。この図に示す
ように、直流電源E3 にはスイッチSW21(例えば、F
ET21)とスイッチSW22(例えば、FET22)が直列
に接続され、スイッチSW21とスイッチSW22との接続
点から第1の出力端子O11が導出されている。また、直
流電源E3 にはスイッチSW23(例えば、FET23)と
スイッチSW24(例えば、FET24)が直列に接続さ
れ、スイッチSW23とスイッチSW24との接続点から第
2の出力端子O12が導出されている。また、直流電源E
3 にはスイッチSW25(例えば、FET25)とスイッチ
SW26(例えば、FET26)が直列に接続され、スイッ
チSW25とスイッチSW26との接続点から第3の出力端
子O13が導出されている。更に、スイッチSW21はゲー
トG21、スイッチSW22はゲートG22、スイッチSW23
はゲートG23、スイッチSW24はゲートG24、スイッチ
SW25はゲートG25、スイッチSW26はゲートG26を有
しており、それぞれのゲートに入力されるパルスによ
り、各スイッチSWがスイッチングされる。なお、各ゲ
ートへの入力パルスは出力端子へ所望の出力電圧を得る
ことができるように、制御装置(図示なし)によって制
御することができる。なお、C2 はスイッチSWのオン
オフ時に生じるサージ吸収用コンデンサである。
【0034】図10は本発明の実施例における他の3相
出力のインバータ回路の構成例を示す図である。この図
に示すように、スイッチSW31(例えば、FET31)と
スイッチSW32(例えば、FET32)が直列に接続さ
れ、そのスイッチSW31とスイッチSW32との接続点に
直流電源E4 の一端が接続され、また、スイッチSW33
(例えば、FET33)とスイッチSW34(例えば、FE
34)が直列に接続され、そのスイッチSW33とスイッ
チSW34との接続点に直流電源E4 の他端が接続されて
いる。更に、インダクタンスL2 を介して図9に示した
と同様のスイッチング回路が構成されている。つまり、
スイッチSW35(例えば、FET35)とスイッチSW 36
(例えば、FET36)が直列に接続され、そのスイッチ
SW35とスイッチSW 36との接続点から第1の出力端子
21が導出されている。また、スイッチSW37(例え
ば、FET37)とスイッチSW38(例えば、FET38
が直列に接続され、スイッチSW37とスイッチSW38
の接続点から第2の出力端子O22が導出されている。ま
た、スイッチSW39(例えば、FET39)とスイッチS
40(例えば、FET40)が直列に接続され、スイッチ
SW39とスイッチSW40との接続点から第3の出力端子
23が導出されている。また、スイッチSW31はゲート
31、スイッチSW32はゲートG32、スイッチSW33
ゲートG33、スイッチSW34はゲートG34、スイッチS
35はゲートG35、スイッチSW36はゲートG36、スイ
ッチSW37はゲートG37、スイッチSW38はゲート
38、スイッチSW39はゲートG39、スイッチSW40
ゲートG40を有しており、それぞれのゲートに入力され
るパルスにより、各スイッチSWがスイッチングされ
る。ここでは、ゲートG33〜G34の制御によって、直流
電源E4 の極性が切り換え可能であり、その出力直流電
圧がインダクタンスL2 を介してスイッチング回路のゲ
ートG35〜G40の制御によって、第1の出力端子O21
第2の出力端子O22、第3の出力端子O 23へ所望の出力
電圧を得ることができる。
【0035】図11は本発明の第6実施例を示す多相交
流駆動型静電アクチュエータの構成図である。この実施
例では、3相出力のインバータ回路を有する4相交流電
圧発生装置52,53を設け、その4相交流電圧発生装
置52を第1部材1内の第1群の帯状電極2a1〜2d3
接続し、4相交流電圧発生装置53を第2部材11内の
第2群の帯状電極12a1〜12d2に接続する。つまり、
それぞれ第1群の帯状電極と第2群の帯状電極に4相交
流電圧発生装置52と53から個別に4相交流電圧を供
給するように構成している。
【0036】ここでも、第1群の帯状電極2a1〜2d3
は正相の4相交流電圧を、第2群の帯状電極12a1〜1
d2には逆相の4相交流電圧を順次印加するようにして
いる。図12は本発明の第7の実施例を示す多相交流駆
動型静電アクチュエータの構成図である。
【0037】この実施例では、2相交流電源61と65
を対になるように設置し、2相交流電源61に変圧器6
2を接続する。その変圧器62の出力側コイル63には
中性点64を設け、この中性点64と出力側コイル63
の一端間に第1相交流電圧(位相0°)を、前記中性点
64と出力側コイル63の他端間に第3相交流電圧(位
相180°)を発生させる。また、2相交流電源65に
変圧器66を接続する。その変圧器66の出力側コイル
67には中性点68を設け、この中性点68と出力側コ
イル67の一端間に第2相交流電圧(位相90°)を、
前記中性点68と出力側コイル67の他端間に第4相交
流電圧(位相270°)を発生させる。
【0038】そして、前記中性点64と68とは接地さ
れ互いに橋絡されている。そこで、この4相交流電圧発
生装置から出力される4相交流電圧を前記第1群の帯状
電極2a1〜2d3及び第2群の帯状電極12a1〜12d2
順次接続するようにしたものである。ここでも、第1群
の帯状電極2a1〜2d3には正相の4相交流電圧を、第2
群の帯状電極12a1〜12d2には逆相の4相交流電圧を
順次印加するようにしている。
【0039】図13は本発明の第7実施例を示す多相交
流駆動型静電アクチュエータの構成図である。この実施
例においては、第6実施例と同様に、2相交流電源61
と65を対になるように設置し、各々中性点64,68
を有する変圧器62と66を設けて、4相交流電圧を出
力し、その4相交流電圧発生装置からの出力を前記第1
群の帯状電極2a1〜2d3に順次接続する。
【0040】一方、これと同様の構成を有する別に配置
される4相交流電圧発生装置を設ける。すなわち、2相
交流電源71と75を対になるように設置し、2相交流
電源71に変圧器72を接続する。その変圧器72の出
力側コイル73には中性点74を設け、この中性点74
と出力側コイル73の一端間に第1相交流電圧(位相0
°)を、前記中性点74と出力側コイル73の他端間に
第3相交流電圧(位相180°)を発生させる。また、
2相交流電源75に変圧器76を接続する。その変圧器
76の出力側コイル77には中性点78を設け、この中
性点78と出力側コイル77の一端間に第2相交流電圧
(位相90°)を、前記中性点78と出力側コイル77
の他端間に第4相交流電圧(位相270°)を発生させ
る。
【0041】そして、前記中性点74と78とは接地さ
れ互いに橋絡されている。前記2相交流電源61と65
を有する4相交流電圧発生装置から出力される4相交流
電圧を前記第1群の帯状電極2a1〜2d3に順次接続し、
一方、前記2相交流電源71と75を有する4相交流電
圧発生装置から出力される4相交流電圧を前記第2群の
帯状電極12a1〜12d2に順次接続するようにしたもの
である。
【0042】ここでも、第1群の帯状電極2a1〜2d3
は正相の4相交流電圧を、第2群の帯状電極12a1〜1
d2には逆相の4相交流電圧を順次印加するようにして
いる。このように構成することにより、第6実施例に比
して、第1部材1の第1群の帯状電極2a1〜2d3と第2
部材11の第2群の帯状電極12a1〜12d2とに印加さ
れる電圧をそれぞれ個別の4相交流電圧発生装置により
変化させることにより、各種の駆動モードを設定するこ
とができる。
【0043】上記した多相交流駆動型静電アクチュエー
タは、一般には、第1部材1を矩形の平板となし、第2
部材11をこれと対向するような矩形の平板として構成
することが多いが、以下のような各種の変形が可能であ
る。図14は本発明の第8実施例を示す多相交流駆動型
静電アクチュエータの外観斜視図であり、上記実施例に
おけるアクチュエータの出力を増大するために、アクチ
ュエータを積層して構成したものである。
【0044】この実施例において、80は固定子であ
り、複数段の第1部材81からなり、それらの第1部材
81は連結体82により一体化される。第1部材81に
は上記実施例で示した帯状電極(図示なし)が形成さ
れ、その帯状電極には上記実施例で示した4相交流電圧
が印加される。例えば、連結体82の後面に容器83を
設けて、上記実施例で示した4相交流電圧発生装置(図
示なし)を内蔵させるようにしてもよい。
【0045】一方、85は移動子であり、複数段の第2
部材86からなり、それらの第2部材86は連結体87
により一体化され、その第2部材86は第1部材81間
にそれぞれ挿入される。第2部材86には上記実施例で
示した4相交流電圧発生装置(図示なし)が接続され、
4相交流電圧が印加される。例えば、連結体87の後面
に容器88を設けて、その4相交流電圧発生装置を内蔵
させるようにしてもよい。
【0046】図15は本発明の第9実施例を示す静電ア
クチュエータの一部表破断面図である。また、91は第
1部材としての円板状の固定子であり、その第1部材9
1は絶縁体92に埋め込まれた放射状に配置された帯状
電極93が形成されている。これに対して、第2部材と
しての円板状の移動子95が中心軸を同じくして設けら
れる。この移動子95には、図示しないが、放射状に配
置された帯状電極93に対向して、円板状の絶縁体96
に放射状に配置さた帯状電極(図示なし)が形成されて
いる。
【0047】そこで、第1部材91の放射状に配置され
た帯状電極93には本発明の4相交流電圧発生装置98
からの4相交流電圧を、第2部材としての第2部材95
の放射状に配置さた帯状電極(図示なし)には同様の4
相交流電圧発生装置99を接続する。このように、各放
射状に配置された帯状電極に4相交流電圧を印加するこ
とにより、第2部材としての円板状の移動子95を回転
駆動することができる。
【0048】図16は本発明の第10実施例を示す静電
アクチュエータの一部破断斜視図である。この実施例に
おいて、第1部材としての円板状の固定子101の中心
部に軸104を植設し、この軸104を中心にして、第
2部材としての円板状の移動子105を設け、円板状の
固定子101と円板状の移動子105を多層に形成する
ように構成する。
【0049】上記と同様に円板状の固定子101及び円
板状の移動子105に対向するように円板状の絶縁体1
06に放射状に配置された帯状電極107が形成され、
それらの電極にはそれぞれ上記した実施例に示す4相交
流電圧発生装置108と4相交流電圧発生装置109か
ら多相交流電圧が印加される。このように構成すること
により、アクチュエータの出力を増大することができ
る。
【0050】図17は本発明の第11実施例を示す静電
アクチュエータの斜視図である。この図に示すように、
この実施例では、第1部材としての円柱状の固定子11
0には、互いに絶縁され、所定の方向で且つ所定の間隔
を設けて複数の巻回状電極111が形成される。この固
定子110に第2部材としての管状の移動子115が装
着され、この移動子115には前記したものと同様の巻
回状電極(詳細には図示しないが、上記実施例と同様の
構成を有する)が形成される。そして、固定子110の
巻回状電極111及び移動子115の巻回状電極(詳細
には図示しないが、上記実施例と同様の構成を有する)
には、それぞれ、前記したものと同様の4相交流電圧発
生装置(図示なし)112及び117が接続され、それ
ぞれ4相交流電圧が印加される。
【0051】そこで、固定子110と移動子115間に
は静電気のクーロン力が生じ、前記したように移動子1
15は、固定子110の軸方向、つまり矢印方向に摺動
駆動される。図18は本発明の第12実施例を示す静電
アクチュエータの斜視図である。この図に示すように、
この実施例では、第1部材としての円柱状の固定子12
0には、互いに絶縁され、所定の方向で且つ所定の間隔
を有する軸方向に延びる複数の帯状電極121が形成さ
れる。この円柱状の固定子120に第2部材としての管
状の移動子125が被着され、この管状の移動子125
には前記したものと同様の巻回状電極(図示なし)が形
成される。そして、固定子120の帯状電極121及び
移動子125の巻回状電極(図示なし)には、それぞ
れ、4相交流電圧発生装置122及び127が接続さ
れ、それぞれ多相交流電圧が印加される。
【0052】そこで、円柱状の固定子120と管状の移
動子125間には静電気のクーロン力が生じ、管状の移
動子125は矢印のように回転駆動される。なお、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣
旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明
の範囲から排除するものではない。
【0053】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。本発明
によれば、上記したように、第1部材の第1群の帯状電
極と第2部材の第2群の帯状電極に変圧器を有する4相
交流電圧発生装置から出力される4相交流電圧を印加す
るようにしたので、トルクリプルを減少させ、しかも電
源回路構成も簡略化することができる。
【0054】また、2個の4相交流電圧発生装置を配置
し、第1部材の第1群の帯状電極と第2部材の第2群の
帯状電極に個別に接続することにより、第1部材の第1
群の帯状電極と第2部材の第2群の帯状電極を個別の4
相交流電圧発生装置で独立に制御することが可能とな
り、インバータの制御則を簡単化するとともに、各種の
制御モードを容易に設定することができる。
【0055】更に、第1部材の第1群の帯状電極と第2
部材の第2群の帯状電極のそれぞれには表面側配線と裏
面側配線にそれぞれ2本の配線をバランスよく配置し、
裏面側配線からはスルーホールを介して配線することに
より、適切な配線を施すことができる。また、単純な対
になった2相交流電源を用いて、簡便に4相交流電圧を
得ることができ、電源回路構成のより簡略化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す多相交流駆動型静電
アクチュエータの構成図である。
【図2】本発明の実施例を示す第1部材における4相電
極の配置を示す平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す多相交流駆動型静
電アクチュエータの構成図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す多相交流駆動型静
電アクチュエータの構成図である。
【図5】本発明の実施例における単相出力のインバータ
回路の構成例を示す図である。
【図6】本発明の実施例における他の単相出力のインバ
ータ回路の構成例を示す図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す多相交流駆動型静
電アクチュエータの構成図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す多相交流駆動型静
電アクチュエータの構成図である。
【図9】本発明の実施例における3相出力のインバータ
回路の構成例を示す図である。
【図10】本発明の実施例における他の3相出力のイン
バータ回路の構成例を示す図である。
【図11】本発明の第6の実施例を示す多相交流駆動型
静電アクチュエータの構成図である。
【図12】本発明の第7の実施例を示す多相交流駆動型
静電アクチュエータの構成図である。
【図13】本発明の第7実施例を示す多相交流駆動型静
電アクチュエータの構成図である。
【図14】本発明の第8実施例を示す多相交流駆動型静
電アクチュエータの外観斜視図である。
【図15】本発明の第9実施例を示す静電アクチュエー
タの一部表破断面図である。
【図16】本発明の第10実施例を示す静電アクチュエ
ータの一部破断斜視図である。
【図17】本発明の第11実施例を示す静電アクチュエ
ータの斜視図である。
【図18】本発明の第12実施例を示す静電アクチュエ
ータの斜視図である。
【符号の説明】
1 第1部材 2a1〜2d3 第1群の帯状電極 3,5 表面側配線 4,6 裏面側配線 7 スルーホール 8 有効電極部 11 第2部材 12a1〜12d2 第2群の帯状電極 13,14,15,21,22,31,32,41,9
9,108,109,112,117,122,127
4相交流電圧発生装置 23,43 第1の変圧器 24,28,45,47 出力側コイル 25,46 第1の中性点 26 第2のインバータ回路 27,44 第2の変圧器 29,48 第2の中性点 42,44,62 第2の出力端子 42,51,52 3相出力のインバータ回路 61,65,71,75 2相交流電源 63,67,73,77 出力側コイル 64,68,74,78 中性点 66,72,76 変圧器 80 固定子 81 複数段の第1部材 82,87 連結体 83,88 容器 85 移動子 86 複数段の第2部材 91,101 第1部材(円板状の固定子) 92 絶縁体 93,107,121 帯状電極 95,105 第2部材(円板状の移動子) 96,106 円板状の絶縁体 104 軸 110,120 第1部材(円柱状の固定子) 111 複数の巻回状電極 115,125 管状の移動子

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピッチ
    で埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対向配
    置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで埋め
    込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状電極
    と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加し、
    前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力により
    前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動させ
    る多相交流駆動型静電アクチュエータであって、(a)
    一端が接地され互いに橋絡されている4個の単相電源を
    有する4相交流電圧発生装置を備え、(b)該4相交流
    電圧発生装置から出力される4相交流電圧を前記第1群
    の帯状電極及び第2群の帯状電極に順次接続することを
    特徴とする多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記4相交流電圧発生装置を2個設け、
    それぞれの4相交流電圧発生装置から出力される4相交
    流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の帯状
    電極に個別に接続することを特徴とする請求項1記載の
    多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記第1群の帯状電極には正相の4相交
    流電圧を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流電
    圧を順次印加してなる請求項1又は2記載の多相交流駆
    動型静電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピッチ
    で埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対向配
    置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで埋め
    込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状電極
    と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加し、
    前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力により
    前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動させ
    る多相交流駆動型静電アクチュエータであって、(a)
    単相出力の第1のインバータ回路と、(b)該第1のイ
    ンバータ回路に接続される第1の変圧器と、(c)単相
    出力の第2のインバータ回路と、(d)該第2のインバ
    ータ回路に接続される第2の変圧器と、(e)前記第1
    の変圧器の出力側コイルに第1の中性点を有し、該第1
    の中性点と出力側コイルの一端間に第1相交流電圧を、
    前記第1の中性点と出力側コイルの他端間に第3相交流
    電圧を、前記第2の変圧器の出力側コイルに第2の中性
    点を有し、該第2の中性点と出力側コイルの一端間に第
    2相交流電圧を、前記第2の中性点と出力側コイルの他
    端間に第4相交流電圧を発生させ、前記第1の中性点と
    第2の中性点とが接地され互いに橋絡されている4相交
    流電圧発生装置を備え、(f)該4相交流電圧発生装置
    から出力される4相交流電圧を前記第1群の帯状電極及
    び第2群の帯状電極に順次接続することを特徴とする多
    相交流駆動型静電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記4相交流電圧発生装置を2個設け、
    それぞれの4相交流電圧発生装置から出力される4相交
    流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の帯状
    電極に個別に接続することを特徴とする請求項4記載の
    多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 前記第1群の帯状電極には正相の4相交
    流電圧を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流電
    圧を順次印加してなる請求項4又は5記載の多相交流駆
    動型静電アクチュエータ。
  7. 【請求項7】 絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピッチ
    で埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対向配
    置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで埋め
    込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状電極
    と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加し、
    前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力により
    前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動させ
    る多相交流駆動型静電アクチュエータであって、(a)
    3相出力のインバータ回路と、(b)該3相出力のイン
    バータ回路に接続される第1及び第2の変圧器と、
    (c)該第1の変圧器の出力側コイルに第1の中性点を
    有し、該第1の中性点と出力側コイルの一端間に第1相
    交流電圧を、前記第1の中性点と出力側コイルの他端間
    に第3相交流電圧を、前記第2の変圧器の出力側コイル
    に第2の中性点を有し、該第2の中性点と出力側コイル
    の一端間に第2相交流電圧を、前記第2の中性点と出力
    側コイルの他端間に第4相交流電圧を発生させ、前記第
    1の中性点と第2の中性点とが接地され互いに橋絡され
    ている4相交流電圧発生装置とを備え、(d)該4相交
    流電圧発生装置から出力される4相交流電圧を前記第1
    群の帯状電極及び第2群の帯状電極に順次接続すること
    を特徴とする多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  8. 【請求項8】 前記4相交流電圧発生装置を2個設け、
    それぞれの4相交流電圧発生装置から出力される4相交
    流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の帯状
    電極に個別に接続することを特徴とする請求項7記載の
    多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  9. 【請求項9】 前記第1群の帯状電極には正相の4相交
    流電圧を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流電
    圧を順次印加してなる請求項7又は8記載の多相交流駆
    動型静電アクチュエータ。
  10. 【請求項10】 絶縁体に第1群の帯状電極が所定ピッ
    チで埋め込まれている第1部材と、この第1部材に対向
    配置され、絶縁体に第2群の帯状電極が所定ピッチで埋
    め込まれている第2部材とを有し、前記第1群の帯状電
    極と第2群の帯状電極にそれぞれ多相交流電圧を印加
    し、前記第1部材と第2部材間の静電気のクーロン力に
    より前記第1部材と第2部材の一方もしくは両方を移動
    させる多相交流駆動型静電アクチュエータであって、
    (a)一端が接地され互いに橋絡されている2個の2相
    交流電源を有する4相交流電圧発生装置を備え、(b)
    該4相交流電圧発生装置から出力される4相交流電圧を
    前記第1群の帯状電極及び第2群の帯状電極に順次接続
    することを特徴とする多相交流駆動型静電アクチュエー
    タ。
  11. 【請求項11】 前記4相交流電圧発生装置を2個設
    け、それぞれの4相交流電圧発生装置から出力される4
    相交流電圧をそれぞれ前記第1群の帯状電極と第2群の
    帯状電極に個別に接続することを特徴とする請求項10
    記載の多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  12. 【請求項12】 前記第1群の帯状電極には正相の4相
    交流電圧を、前記第2群の帯状電極には逆相の4相交流
    電圧を順次印加してなる請求項10又は11記載の多相
    交流駆動型静電アクチュエータ。
  13. 【請求項13】 前記第1群の帯状電極及び第2群の帯
    状電極は、前記第1部材及び第2部材に互いに対向する
    所定間隔を有する平行な表面側配線と裏面側配線を2本
    配置し、前記裏面側配線からはスルーホールを介して表
    面側に導出され、それぞれの配線方向と直交する方向へ
    延び、表面側配線はその面上でそれぞれの配線方向と直
    交する方向へ延び、互いに噛み合った櫛歯状に配置され
    ることを特徴とする請求項1、4、7又は10記載の多
    相交流駆動型静電アクチュエータ。
  14. 【請求項14】 前記第1部材と第2部材とを順次積層
    状に配置してなる請求項1〜13のうち何れか1項記載
    の多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  15. 【請求項15】 前記第1部材と第2部材の少なくとも
    一方が回転体からなる請求項1〜13のうち何れか1項
    記載の多相交流駆動型静電アクチュエータ。
  16. 【請求項16】 前記第1部材と第2部材の少なくとも
    一方が回転体からなる積層状に配置してなる請求項1〜
    13のうち何れか1項記載の多相交流駆動型静電アクチ
    ュエータ。
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