JP2922902B2 - 燃料噴射制御方法、及び、燃料噴射制御装置 - Google Patents

燃料噴射制御方法、及び、燃料噴射制御装置

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JP2922902B2 JP63073393A JP7339388A JP2922902B2 JP 2922902 B2 JP2922902 B2 JP 2922902B2 JP 63073393 A JP63073393 A JP 63073393A JP 7339388 A JP7339388 A JP 7339388A JP 2922902 B2 JP2922902 B2 JP 2922902B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気的に駆動される燃料噴射弁を備えた火
花着火式エンジンの燃料噴射を制御する方法、及び同装
置に係り、特にエンジンを始動する場合に好適な制御方
法及び制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の制御装置においては、一般に、開弁時間を制
御して燃料噴射量の制御が行われる。
而して、従来におけるこの種の燃料噴射量制御は一般
に、始動時においては固定噴射量で始動操作を開始し、
初爆から完爆までの期間の燃料調節は、専らエンジン回
転数に応じて行われている。
この種の技術に関しては、例えば米国特許第4227491
号が公知である。この公知技術は、始動時における燃料
噴射量を、エンジン回転数の上昇に応じて減量補正し
て、空燃比がオーバーリッチになることを防止するもの
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
始動の際、特に初爆から完爆に至るまでの間はエンジ
ンの燃焼状態が不安定であり、その上、摩擦などの変動
も多いので、空燃比を最良の状態に保つことが必要であ
る。
ところが、始動の際は回転速度が変化するのでこれに
伴って吸入負圧も変化する。即ち、吸入空気の密度が変
化するので、エンジン回転数に応じた燃料噴射量制御で
は最良の空燃比が得られない。更に、空燃比制御は気圧
の影響も受けるので、適正空燃比の保持は一層困難であ
る。このため、一旦初爆しながら完爆に至らずにエンス
トしてしまうという不具合を招くことも少なくない。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、始動時
における燃料噴射量を実際の空気吸入量(体積でなく質
量)に応じて制御し、適正な空燃比が得られる制御方
法、及び制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為に創作した本発明の基本的な
原理は、始動時にエンジンの吸入空気量(質量)を計測
し、従来技術を適用して算出した燃料噴射量(開弁時間
によって調節される)を、上記空気量(体積ではなく質
量)に基づいて補正する。
〔作用〕
従来技術における始動時の燃料制御は、一般に、必要
な空燃比をエンジン温度に基づいて固定噴射量として設
定される。しかし、この固定噴射量は吸入空気の比重変
化を考慮に入れていないので、正確な空燃比が得られな
い。
而して、前記手段を講じて吸入空気の質量量に基づい
て補正を加えると、正確に所望の空燃比が得られ、安定
した始動が行われる。
〔実施例〕
第1図は本発明に係る燃料噴射制御装置の1実施例を
示す系統図である。
内燃機関5の吸入空気はエアクリーナ4及び吸気管6
を介して吸入され、絞り弁2によって制御される。
エアクリーナ4と絞り弁2との間にエアフローセンサ
1を設けて吸入空気量(質量量)を検出し、その出力信
号をコントロールユニット3に入力せしめる。
本実施例のエアフローセンサ1は熱線式空気質量流量
計によって構成してある。
エンジン回転数はクランク角センサ7によって検出さ
れ、その出力信号はコントロールユニット3に入力され
る。
一方、燃料は燃料タンク8内に貯えられていて、燃料
ポンプ9で圧送され、噴射弁10から吸気管6内に噴射さ
れる。11は水温センサで、その出力信号はコントロール
ユニット3に入力される。
上記コントロールユニット3の構成を第2図に示す。
コントロールユニット3は、A/D変換器及び入出力回
路を含む演算装置3aと、CPU3bと、ROM3cと、RAM3dによ
って構成されている。
前述のエアフローセンサ1、クランク角センサ7,水温
センサ11の出力信号は演算装置3aに入力される。
この演算装置3aには、アイドルスイッチ12,O2出力13,
電源電圧14,スタースイッチ15などからの情報も入力さ
れている。
コントロールユニット3は、上記各信号を入力されて
所定の演算処理を行い、演算結果である出力信号によっ
て第1気筒の噴射弁10-1,第2気筒の噴射弁10-2,第4気
筒の噴射弁10-4,第3気筒の噴射弁10-3が所定の順序で
開弁される。その噴射量制御方法を第3図について次に
述べる。
本第3図は、エンジン始動時における経過時間を共通
横軸にとり、噴射弁10の開弁時間(噴射量とほぼ比例す
る)と、エンジン回転数Neと、吸気管6内の絶対圧Pb
と、充填効率ηcと、1気筒当たり吸入空気量Qa0と、
単位時間当たり吸入空気量Qaとの関係を示した図表であ
る。
まず、スタータを作動させてエンジンを始動する場合
の燃料量は、エンジン温度に基づいて算出される噴射弁
開弁時間TSTRTによって設定される。クランキング中か
ら完爆判定後の通常モードに移行するまでの間は上記T
STRTが基本噴射量を決定し、これは目標空燃比が得られ
るように設定される。
次に、シリンダ内の燃焼によってエンジン回転数が上
昇すると、吸気管内の負圧が上昇して、吸気管内絶対圧
力Pbが低下する。このため充填効率ηcが低下し、1気
筒当たり吸入空気質量量Qa0は減少する。
このため、回転数の上昇に拘らず開弁時間(噴射量と
ほぼ比例する)TSTRTが不変であると、混合気がオーバ
ーリッチとなり、エンストを招く虞れが有る。
そこで、第4図に示すように、単位時間当たり吸入空
気量Qaに対応して定められる、空燃比の補正量KQSTを設
定する。
前述のTSTRT(基本噴射量を決定する、固定的数値と
しての噴射弁開弁時間)に、上記の補正量KQSTを乗じた
値が実際の開弁時間として噴射弁10に与えられる。
第5図はその効果を示したもので従来技術では完爆判
定が行われるまでに設定した空燃比と実際の空燃比との
ずれが生じてしまうが、本実施例においては、完爆判定
後の通常モードの空燃比まで安定した制御が行える事が
わかる。
第6図は、キースイッチを閉じた直後におけるエアフ
ローセンサ1の出力電圧(V)と、上記エアフローセン
サ1の出力から算出される吸入空気量Qa(kg/h)と、補
正量KQSTとの関係を示した図表である。
スイッチを閉じた直後、エアフローセンサ1の出力電
圧にサージを生じて、吸入空気量Qaを過大に誤判断する
虞れがある。
上記の不具合を回避するため、電源投入を検知した
後、一定時間は前記Qaの値に基づく補正を行わない(K
QST=1にしておく)。
次に、本実施例のフローチャートを第7図に示すと共
に、ブロック図を第8図に示す。
フローf1で電源投入後の経過時間をカウントし、これ
が所定時間に達する迄は補正量KQST=1とする。即ち補
正を行わない(フローf2)。
従来技術におけると同様にして始動時の固定的開弁時
間TSTRTを算出し(フローf2)、 エアフローセンサ1によって吸入空気量Qaを算出し
(フローf4)、 上記Qaに基づいて補正量KQSTを算出し(フローf5)、 前記の噴射弁開弁時間TSTRTに前記の補正量KQSTを乗
じて、適正な噴射弁開弁時間TISTを算出する(フロー
f6)。
〔発明の効果〕
本発明の燃料噴射制御方法によれば、始動時における
燃料噴射量を、実際の空気吸入量(質量量)に応じて制
御して適正な空燃比を得ることが出来円滑かつ確実な始
動操作を可能ならしめる。
また、本発明の装置によれば、上記発明方法を容易に
実施して、その効果を充分に発揮せしめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る燃料噴射装置の1実施例を示す系
統図。 第2図は上記実施例におけるコントロールユニットの構
成を描いた説明図、第3図は前記実施例の作動説明図、
第4図は同じく補正量を説明するための図表である。 第5図は前記実施例の効果を示す図表である。 第6図は前記実施例の不具合及びその防止方法を説明す
るための図表である。 第7図は、前記実施例の装置を用いて本発明の制御方法
を実施した1例におけるフロー図である。 第8図は前記実施例の装置のブロック図である。 1……エアフローセンサ、2……絞り弁、3……コント
ロールユニット、5……内燃機関、6……吸気管、7…
…クランク角センサ、8……燃料タンク、9……燃料ポ
ンプ、10……噴射弁、11……水温センサ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−101635(JP,A) 特開 昭61−40441(JP,A) 特開 昭63−117135(JP,A) 特開 昭63−205436(JP,A) 特開 昭63−94042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/00 - 41/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン始動操作から完爆に至るまでのエ
    ンジン始動時にエンジン温度検出値に基づき決定された
    始動時基本噴射量の燃料をエンジンに供給すると共に、
    吸気管内負圧の上昇に基づく吸入空気量の充填効率の低
    下に応じて前記燃料を減量補正し空燃比を適正値に制御
    する前記減量補正を、前記エンジン始動時に検出する吸
    入空気の質量の値に応じて行うことを特徴とする燃料噴
    射制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記エンジン始動操作
    による電源投入直後の所定時間が経過するまでは前記減
    量補正を行わないことを特徴とする燃料噴射制御方法。
  3. 【請求項3】エンジン温度を検出する温度検出手段と、
    エンジン始動操作から完爆に至るまでのエンジン始動時
    に前記温度検出手段の検出値に基づき決定された始動時
    基本噴射量の燃料をエンジンに供給する燃料噴射弁と、
    吸入空気質量を検出する吸入空気質量検出手段と、吸気
    管内負圧の上昇に基づく吸入空気量の充填効率の低下に
    応じて前記燃料を減量補正し空燃比を適正値に制御すべ
    く前記燃料噴射弁の開弁時間を制御する手段であって前
    記エンジン始動時に前記吸入空気質量検出手段の検出値
    に応じて前記減量補正を行う手段とを備えることを特徴
    とする燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記エンジン始動操作
    による電源投入直後の所定時間が経過するまでは前記減
    量補正を行わず該所定時間経過後から該減量補正を開始
    させるタイマ手段を設けたことを特徴とする燃料噴射制
    御装置。
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JPS6140441A (ja) * 1984-08-02 1986-02-26 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料噴射量制御装置
JPS61101635A (ja) * 1984-10-24 1986-05-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料供給量制御装置

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