JP2922596B2 - 現像装置のマグネットロールギャップ保持コロ - Google Patents
現像装置のマグネットロールギャップ保持コロInfo
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- JP2922596B2 JP2922596B2 JP2175873A JP17587390A JP2922596B2 JP 2922596 B2 JP2922596 B2 JP 2922596B2 JP 2175873 A JP2175873 A JP 2175873A JP 17587390 A JP17587390 A JP 17587390A JP 2922596 B2 JP2922596 B2 JP 2922596B2
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- Japan
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- magnet roll
- developing device
- roll gap
- weight
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- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子複写機の現像装置の感光体ドラムとマグ
ネットロールとのギャップを保持するコロ(以下、ギャ
ップ保持コロという)に関する。
ネットロールとのギャップを保持するコロ(以下、ギャ
ップ保持コロという)に関する。
まず、図面に基づいて電子複写機の複写機構について
説明する。
説明する。
第1図において、1は給紙カセットで、この給紙カセ
ット1内のコピー用紙2は給紙コロ3、転送コロ4、5
を経て感光体ドラム6下面に達する。
ット1内のコピー用紙2は給紙コロ3、転送コロ4、5
を経て感光体ドラム6下面に達する。
一方、光源(図示せず)を発した光は原稿(図示せ
ず)の白紙の部分(文字等が記載されていない部分)で
反射され、この反射光Lは感光体ドラム6表面に達す
る。そして、この反射光を受けた部分以外の感光体ドラ
ム6表面は、帯電チャージャー7により所定の電位に帯
電する。
ず)の白紙の部分(文字等が記載されていない部分)で
反射され、この反射光Lは感光体ドラム6表面に達す
る。そして、この反射光を受けた部分以外の感光体ドラ
ム6表面は、帯電チャージャー7により所定の電位に帯
電する。
そして、トナー補給ロール8によりマグネットロール
9の周面に供給されたトナーの内、感光体ドラム6の周
面の帯電部分のみがトナーを吸引し、感光体ドラム6下
面でコピー用紙に転写される。その後、搬送コンベヤ10
で定着ユニト(図示せず)へ搬送されて所定の処理を施
され、一連の複写が完了する。
9の周面に供給されたトナーの内、感光体ドラム6の周
面の帯電部分のみがトナーを吸引し、感光体ドラム6下
面でコピー用紙に転写される。その後、搬送コンベヤ10
で定着ユニト(図示せず)へ搬送されて所定の処理を施
され、一連の複写が完了する。
上述の記載から明らかなように、感光体ドラム6とマ
グネットロール9とのギャップはコピー画像の鮮明度に
直接影響する重要な因子であるため、所定の範囲に収ま
るように厳重に管理することが要求されている。このギ
ャップを所定値に保持するために使用されるのがギャッ
プ保持コロで、このギャップ保持コロはマグネットロー
ル9と同軸上でその両端部に嵌装され、感光体ドラム6
に接触しつつマグネットロール9と一体となって回転す
るもので、上記したギャップ保持という役目を果たすた
めに、以下のような機能を具備することが必要である。
グネットロール9とのギャップはコピー画像の鮮明度に
直接影響する重要な因子であるため、所定の範囲に収ま
るように厳重に管理することが要求されている。このギ
ャップを所定値に保持するために使用されるのがギャッ
プ保持コロで、このギャップ保持コロはマグネットロー
ル9と同軸上でその両端部に嵌装され、感光体ドラム6
に接触しつつマグネットロール9と一体となって回転す
るもので、上記したギャップ保持という役目を果たすた
めに、以下のような機能を具備することが必要である。
すなわち、内周部については、「(a)軸を軽く回転
させること。(b)摩耗が少ないこと。(c)侵入する
トナーによる負荷変動を受けないこと。」等の機能を有
し、外周部については、「(a)摩耗が少ないこと。
(b)相手の感光体ドラムを損傷しないこと」等の機能
を有することが必要である。
させること。(b)摩耗が少ないこと。(c)侵入する
トナーによる負荷変動を受けないこと。」等の機能を有
し、外周部については、「(a)摩耗が少ないこと。
(b)相手の感光体ドラムを損傷しないこと」等の機能
を有することが必要である。
なお、ギャップ保持コロに要求される具体的な寸法制
度は、内径・外径寸法交差が0.01〜0.03mm、振れ精度が
0.02mm以下という数値であり、従来、このギャップ保持
コロ11としては、第2図に示すように、内側にベアリン
グ12、外側に超高分子量ポリエチレンまたはポリアセタ
ール等の樹脂層13を有する2層構造のローラー状のもの
が多く使用されていた。
度は、内径・外径寸法交差が0.01〜0.03mm、振れ精度が
0.02mm以下という数値であり、従来、このギャップ保持
コロ11としては、第2図に示すように、内側にベアリン
グ12、外側に超高分子量ポリエチレンまたはポリアセタ
ール等の樹脂層13を有する2層構造のローラー状のもの
が多く使用されていた。
従来のギャップ保持コロは上記した所要の諸機能をほ
ぼ満足するものではあるが、内側のベアリングおよび外
側の樹脂層の2層構造からなるものであるため、製作コ
ストが高い。
ぼ満足するものではあるが、内側のベアリングおよび外
側の樹脂層の2層構造からなるものであるため、製作コ
ストが高い。
本発明は従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的は、耐摩耗性に優れ、
回転が滑らかで、感光体ドラムを損傷することがなく、
侵入するトナーによる負荷変動を受けにくいギャップ保
持コロを提供することにある。
てなされたものであり、その目的は、耐摩耗性に優れ、
回転が滑らかで、感光体ドラムを損傷することがなく、
侵入するトナーによる負荷変動を受けにくいギャップ保
持コロを提供することにある。
上記目的を達成するためになされた発明は、ポリフェ
ニレンサルファイド樹脂が35〜90重量%、アラミド繊
維、雲母及びチタン酸カリウム繊維から選ばれる1種以
上の補強剤が5〜45重量%、並びにポリテトラフルオロ
エチレン及び超高分子量ポリエチレンから選ばれる1種
以上の潤滑剤が5〜20重量%からなる樹脂組成物を用い
た現像装置のマグネットロールギャップ保持コロ、であ
る。
ニレンサルファイド樹脂が35〜90重量%、アラミド繊
維、雲母及びチタン酸カリウム繊維から選ばれる1種以
上の補強剤が5〜45重量%、並びにポリテトラフルオロ
エチレン及び超高分子量ポリエチレンから選ばれる1種
以上の潤滑剤が5〜20重量%からなる樹脂組成物を用い
た現像装置のマグネットロールギャップ保持コロ、であ
る。
PPSは、熱変形温度が高く、線膨張率が小さく、強度
・曲げ弾性率が高いので変形しにくく、しかも、吸湿性
は0.02%と極めて低いので、寸法安定性が極めて良好で
ある。
・曲げ弾性率が高いので変形しにくく、しかも、吸湿性
は0.02%と極めて低いので、寸法安定性が極めて良好で
ある。
また、補強剤を本発明の範囲内で配合することによ
り、一層変形しにくく、成形収縮量が減少して寸法精度
が向上する。
り、一層変形しにくく、成形収縮量が減少して寸法精度
が向上する。
そして、潤滑剤を本発明の範囲内で配合することによ
り、摩擦摩耗特性が向上するとともに摺動音の低減を図
ることができる。
り、摩擦摩耗特性が向上するとともに摺動音の低減を図
ることができる。
本発明の実施例ならびに比較例について以下に説明す
る。
る。
7頁の表1に示すように、PPSに対して適正量の補強
剤および潤滑剤を配合した本実施例1〜4に係る樹脂組
成物およびポリアセタール樹脂単体の比較例について、
所定形状の試験片を作製し、比重(ASTMD792)、引張強
度(ASTMD638)、曲げ強度(ASTMD790)、曲げ弾性率
(ASTMD790)、線膨張係数(ASTMD696)、熱変形温度
(ASTMD648)、摩擦係数および摩耗量の測定を行った。
その結果を表1に併記する。
剤および潤滑剤を配合した本実施例1〜4に係る樹脂組
成物およびポリアセタール樹脂単体の比較例について、
所定形状の試験片を作製し、比重(ASTMD792)、引張強
度(ASTMD638)、曲げ強度(ASTMD790)、曲げ弾性率
(ASTMD790)、線膨張係数(ASTMD696)、熱変形温度
(ASTMD648)、摩擦係数および摩耗量の測定を行った。
その結果を表1に併記する。
なお、摩擦係数および摩耗量の測定は鈴木式摩擦摩耗
試験機で行い、その試験条件は、荷重2km/cm2、速度20m
/min、相手剤A5056、走行時間48時間とした。
試験機で行い、その試験条件は、荷重2km/cm2、速度20m
/min、相手剤A5056、走行時間48時間とした。
表1より、以下の点が明らかである。
本実施例に係るものは、比較例に比して曲げ弾性率が
極めて高く、容易に変形しないことが分かる。
極めて高く、容易に変形しないことが分かる。
本実施例に係るものは、熱変形温度が比較的に比して
極めて高く、また、線膨張率が比較例に比して極めて小
さいので、耐熱性に優れていることが分かる。
極めて高く、また、線膨張率が比較例に比して極めて小
さいので、耐熱性に優れていることが分かる。
本実施例に係るものは、比較例に比して摩耗係数が低
く、摩耗量が少なくて、耐摩耗性に優れていることが分
かる。
く、摩耗量が少なくて、耐摩耗性に優れていることが分
かる。
(1)本発明に係る樹脂組成物は、変形しにくく、寸法
安定性、耐熱性および耐摩耗性に優れている。
安定性、耐熱性および耐摩耗性に優れている。
(2)このように本発明により、ギャップ保持コロ用材
料として極めて好適な樹脂組成物を提供することができ
る。
料として極めて好適な樹脂組成物を提供することができ
る。
(3)しかも、樹脂組成物単体でギャップ保持コロを作
製することにより、コスト低下を図ることができ、2層
構造の場合と違ってベアリングと樹脂との接着力を考慮
する必要もない。
製することにより、コスト低下を図ることができ、2層
構造の場合と違ってベアリングと樹脂との接着力を考慮
する必要もない。
第1図は電子複写機の概略構成の一例を示す、一部切欠
透視図、第2図は感光体ドラム、マグネットロールおよ
びギャップ保持コロの配置を示す拡大断面図である。 6……感光体ドラム、9……マグネットロール、 11……ギャップ保持コロ
透視図、第2図は感光体ドラム、マグネットロールおよ
びギャップ保持コロの配置を示す拡大断面図である。 6……感光体ドラム、9……マグネットロール、 11……ギャップ保持コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77:10 23:06 27:18) (56)参考文献 特開 昭62−172383(JP,A) 特開 昭63−213560(JP,A) 特開 昭63−205356(JP,A) 特開 昭62−232457(JP,A) 特開 昭61−40357(JP,A) 特開 昭60−228558(JP,A) 特開 昭60−32848(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08L 81/02 C08L 77/10 G03G 15/08 C08K 3/00 - 13/08
Claims (1)
- 【請求項1】ポリフェニレンサルファイド樹脂が35〜90
重量%、アラミド繊維、雲母及びチタン酸カリウム繊維
から選ばれる1種以上の補強剤が5〜45重量%、並びに
ポリテトラフルオロエチレン及び超高分子量ポリエチレ
ンから選ばれる1種以上の潤滑剤が5〜20重量%からな
る樹脂組成物を用いた現像装置のマグネットロールギャ
ップ保持コロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175873A JP2922596B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 現像装置のマグネットロールギャップ保持コロ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2175873A JP2922596B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 現像装置のマグネットロールギャップ保持コロ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0463866A JPH0463866A (ja) | 1992-02-28 |
JP2922596B2 true JP2922596B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=16003702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2175873A Expired - Fee Related JP2922596B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 現像装置のマグネットロールギャップ保持コロ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2922596B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0591829A1 (de) * | 1992-10-03 | 1994-04-13 | Hoechst Aktiengesellschaft | Thermoplastische Formmasse mit hoher Verschleissfestigkeit auf Basis von Polyphenylensulfid und ihre Verwendung |
US6240268B1 (en) * | 1999-01-14 | 2001-05-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Gap retaining member and developing device employing the same |
US7014604B2 (en) | 2002-07-19 | 2006-03-21 | Voith Paper Patent Gmbh | Paper machine roll cover |
US6918865B2 (en) | 2002-10-31 | 2005-07-19 | Voith Paper Patent Gmbh | Roll cover |
US7067612B2 (en) * | 2003-01-30 | 2006-06-27 | Prc-Desoto International, Inc. | Preformed compositions in shaped form |
JP2007119638A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Chubu Electric Power Co Inc | ポリアリーレンスルフィド系成形材料及びpps系成形品 |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP2175873A patent/JP2922596B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0463866A (ja) | 1992-02-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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