JP2922567B2 - 上向きシールド掘進方法および上向きシールド掘進機 - Google Patents
上向きシールド掘進方法および上向きシールド掘進機Info
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- JP2922567B2 JP2922567B2 JP5443290A JP5443290A JP2922567B2 JP 2922567 B2 JP2922567 B2 JP 2922567B2 JP 5443290 A JP5443290 A JP 5443290A JP 5443290 A JP5443290 A JP 5443290A JP 2922567 B2 JP2922567 B2 JP 2922567B2
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- Japan
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- segment
- shield
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- upward
- assembled
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、山岳トンネル等において換気孔を設けるた
め、水平方向に掘削したトンネルから上方に向けて地山
を掘削する上向きシールド掘進方法および上向きシール
ド掘進機に関するものである。
め、水平方向に掘削したトンネルから上方に向けて地山
を掘削する上向きシールド掘進方法および上向きシール
ド掘進機に関するものである。
［従来の技術］ 山岳トンネル等において換気孔を設けるため、水平方
向に掘削したトンネルから上方に向けて地山を掘削する
場合に従来は、地表から水平方向のトンネルに達するよ
うにパイルを打込み、パイルの下端に掘削用のカッター
取付け、パイルを引上げながらカッターにより上方に向
けて地山を掘削していた。
向に掘削したトンネルから上方に向けて地山を掘削する
場合に従来は、地表から水平方向のトンネルに達するよ
うにパイルを打込み、パイルの下端に掘削用のカッター
取付け、パイルを引上げながらカッターにより上方に向
けて地山を掘削していた。
［発明が解決しようとする課題］ パイルの下端に取付けた掘削用のカッターにより上方
に向けて地山を掘削するとき、堅い地質の場合には崩れ
ることはないが、軟弱な地質の場合には崩れる危険があ
る。
に向けて地山を掘削するとき、堅い地質の場合には崩れ
ることはないが、軟弱な地質の場合には崩れる危険があ
る。
そこで軟弱な地質の掘進に適するシールド掘進機を上
向きにして地山を掘進すればよいが、セグメントの組立
に関しては、水平の場合のセグメント組立手段をそのま
ま使用することはできない。
向きにして地山を掘進すればよいが、セグメントの組立
に関しては、水平の場合のセグメント組立手段をそのま
ま使用することはできない。
本発明は、シールド掘進機で上向きに掘削する場合に
適したセグメント組立手段を備えた上向きシールド掘進
方法および上向きシールド掘進機を提供することを目的
とするものである。
適したセグメント組立手段を備えた上向きシールド掘進
方法および上向きシールド掘進機を提供することを目的
とするものである。
［課題を解決するための手段］ 本発明は、上方に向けて掘進するシールド掘進機の掘
進筒推進ジャッキの下部に設けたシールドジャッキ上に
１リング分のセグメントを組立て、該組立てたセグメン
トの下部をシールドジャッキでセグメント１個分の高さ
だけ押上げ、次に前記シールドジャッキの一部を引込め
て前記組立てたセグメントの下部に次のセグメントを組
立てる操作を繰返して１リング分のセグメントを組立て
た後、前記シールドジャッキを伸長して組立てたセグメ
ントをセグメント１個分の高さだけ押上げることを特徴
とする上向きシールド掘進方法および上方に向けて掘進
するシールド掘進機の掘進筒を上方に向けて押上げる掘
進筒推進ジャッキと、該掘進筒推進ジャッキ下方の地盤
上に円形に配設され該掘進筒推進ジャッキの下部に組立
てられたセグメントを押上げる複数のシールドジャッキ
と、を備えたことを特徴とする上向きシールド掘進機で
ある。
進筒推進ジャッキの下部に設けたシールドジャッキ上に
１リング分のセグメントを組立て、該組立てたセグメン
トの下部をシールドジャッキでセグメント１個分の高さ
だけ押上げ、次に前記シールドジャッキの一部を引込め
て前記組立てたセグメントの下部に次のセグメントを組
立てる操作を繰返して１リング分のセグメントを組立て
た後、前記シールドジャッキを伸長して組立てたセグメ
ントをセグメント１個分の高さだけ押上げることを特徴
とする上向きシールド掘進方法および上方に向けて掘進
するシールド掘進機の掘進筒を上方に向けて押上げる掘
進筒推進ジャッキと、該掘進筒推進ジャッキ下方の地盤
上に円形に配設され該掘進筒推進ジャッキの下部に組立
てられたセグメントを押上げる複数のシールドジャッキ
と、を備えたことを特徴とする上向きシールド掘進機で
ある。
［作用］ セグメントを組立てている時に掘進を行うことが可能
であり、セグメントは外側から組立てることができる。
であり、セグメントは外側から組立てることができる。
［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は本発明の一実施例の縦断面図であって、上向
きシールド掘進機１が水平のトンネル２の途中から上方
に向かって地山を掘進している状態を示している。上向
きシールド掘進機１は、カッター３、掘進筒４、隔壁
５、カッター回転モーター６、掘進筒推進ジャッキ７、
排泥管８等を備えていて、掘進筒推進ジャッキ７の下方
にはセグメント９が順次円形に組立てられ、最下部のセ
グメント９の下面は、円形に配設された複数のシールド
ジャッキ10の上端が当接するようになっている。複数の
シールドジャッキ10は、掘進筒推進ジャッキ７の下方の
水平トンネル２内の地盤11上に円形に配設してセグメン
ト９を押上げるものである。
きシールド掘進機１が水平のトンネル２の途中から上方
に向かって地山を掘進している状態を示している。上向
きシールド掘進機１は、カッター３、掘進筒４、隔壁
５、カッター回転モーター６、掘進筒推進ジャッキ７、
排泥管８等を備えていて、掘進筒推進ジャッキ７の下方
にはセグメント９が順次円形に組立てられ、最下部のセ
グメント９の下面は、円形に配設された複数のシールド
ジャッキ10の上端が当接するようになっている。複数の
シールドジャッキ10は、掘進筒推進ジャッキ７の下方の
水平トンネル２内の地盤11上に円形に配設してセグメン
ト９を押上げるものである。
セグメント９を組立てる際には、第３図に示すように
一部のシールドジャッキ10を引込め、その引込めたシー
ルドジャッキ10の上にセグメント９を嵌込んでセグメン
ト９の外側から嵌込んだセグメント９を他のセグメント
９に締結する。この締結作業は水平のトンネル２内にお
いてセグメント９の外側から行なえるので、第２図に示
すようにセグメント９のボルト孔12は、セグメント９の
外側に設けられている。
一部のシールドジャッキ10を引込め、その引込めたシー
ルドジャッキ10の上にセグメント９を嵌込んでセグメン
ト９の外側から嵌込んだセグメント９を他のセグメント
９に締結する。この締結作業は水平のトンネル２内にお
いてセグメント９の外側から行なえるので、第２図に示
すようにセグメント９のボルト孔12は、セグメント９の
外側に設けられている。
シールドジャッキ10を順次引込めながら順次セグメン
ト９を嵌込んで締結することによって、１リング分のセ
グメント９を組立てることができる。このセグメント９
の組立作業中においても第１図に示すカッター３を回転
して掘進筒推進ジャッキ７を伸長することによって、上
向きシールド掘進機１の上方への掘進作業は、連続して
行なうことができる。
ト９を嵌込んで締結することによって、１リング分のセ
グメント９を組立てることができる。このセグメント９
の組立作業中においても第１図に示すカッター３を回転
して掘進筒推進ジャッキ７を伸長することによって、上
向きシールド掘進機１の上方への掘進作業は、連続して
行なうことができる。
引込めた状態のシールドジャッキ10上で１リング分の
セグメント９の組立が完了すると、全てのシールドジャ
ッキ10を一斉にセグメント９の１リング分の高さだけ伸
長し、同じ寸法だけ掘進筒推進ジャッキ７を引込めるこ
とにより、組立てられている全てのセグメント９を１リ
ング分だけ上方に押上げることができる。次いで再びシ
ールドジャッキ10を順次引込めながら、組立済のセグメ
ント９の下に次のセグメント９を組立て、シールドジャ
ッキ10を伸長する作業を繰返すことによって、下端から
セグメント９を組立てて順次上方に押上げ、地表まで貫
通させることができる。
セグメント９の組立が完了すると、全てのシールドジャ
ッキ10を一斉にセグメント９の１リング分の高さだけ伸
長し、同じ寸法だけ掘進筒推進ジャッキ７を引込めるこ
とにより、組立てられている全てのセグメント９を１リ
ング分だけ上方に押上げることができる。次いで再びシ
ールドジャッキ10を順次引込めながら、組立済のセグメ
ント９の下に次のセグメント９を組立て、シールドジャ
ッキ10を伸長する作業を繰返すことによって、下端から
セグメント９を組立てて順次上方に押上げ、地表まで貫
通させることができる。
上向きシールド掘進機１を制御する人が乗るために、
掘進筒４の内部および円筒形に組立てられたセグメント
９内部の適当高さごとに、第１図、第２図に示すリング
状の作業ステージ13が設けられ、作業ステージ13への昇
降のため、内面に梯子14を備えたセグメント９が縦１列
に並ぶように組込み、梯子14と作業ステージ13との間で
容易に乗り移りができるように、作業ステージ13には切
欠孔15を設けておく。
掘進筒４の内部および円筒形に組立てられたセグメント
９内部の適当高さごとに、第１図、第２図に示すリング
状の作業ステージ13が設けられ、作業ステージ13への昇
降のため、内面に梯子14を備えたセグメント９が縦１列
に並ぶように組込み、梯子14と作業ステージ13との間で
容易に乗り移りができるように、作業ステージ13には切
欠孔15を設けておく。
［発明の効果］ 本発明は、円筒形に組立てるセグメントの外側から楽
にセグメントの締結作業を行なうことができ、セグメン
トの組立作業中も掘進ができるので、地山の崩れる怖れ
もなく能率の良い上向きシールド掘進を行なえる効果が
ある。
にセグメントの締結作業を行なうことができ、セグメン
トの組立作業中も掘進ができるので、地山の崩れる怖れ
もなく能率の良い上向きシールド掘進を行なえる効果が
ある。
第１図は本発明の一実施例の縦断面図、第２図は第１図
のII−II断面図、第３図はセグメントを嵌込む状態を示
す縦断面図である。 図中、１は上向きシールド掘進機、４は掘進筒、７は掘
進筒推進ジャッキ、９はセグメント、10はシールドジャ
ッキ、11は地盤を示す。
のII−II断面図、第３図はセグメントを嵌込む状態を示
す縦断面図である。 図中、１は上向きシールド掘進機、４は掘進筒、７は掘
進筒推進ジャッキ、９はセグメント、10はシールドジャ
ッキ、11は地盤を示す。
フロントページの続き (72)発明者 上原 俊明 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川 島播磨重工業株式会社名古屋工場内 (72)発明者 伊藤 広幸 愛知県名古屋市港区昭和町13番地 石川 島播磨重工業株式会社名古屋工場内 (56)参考文献 特開 平２−61291（ＪＰ，Ａ) 実開 平１−43293（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E21D 3/00 E21D 9/06 301
Claims (2)
- 【請求項１】上方に向けて掘進するシールド掘進機の掘
進筒推進ジャッキの下部に設けたシールドジャッキ上に
１リング分のセグメントを組立て、該組立てたセグメン
トの下部をシールドジャッキでセグメント１個分の高さ
だけ押上げ、次に前記シールドジャッキの一部を引込め
て前記組立てたセグメントの下部に次のセグメントを組
立てる操作を繰返して１リング分のセグメントを組立て
た後、前記シールドジャッキを伸張して組立てたセグメ
ントをセグメント１個分の高さだけ押上げることを特徴
とする上向きシールド掘進方法。 - 【請求項２】上方に向けて掘進するシールド掘進機の掘
進筒を上方に向けて押上げる掘進筒推進ジャッキと、該
掘進筒推進ジャッキ下方の地盤上に円形に配設され該掘
進筒推進ジャッキの下部に組立てられたセグメントを押
上げる複数のシールドジャッキと、を備えたことを特徴
とする上向きシールド掘進機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5443290A JP2922567B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 上向きシールド掘進方法および上向きシールド掘進機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5443290A JP2922567B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 上向きシールド掘進方法および上向きシールド掘進機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03257282A JPH03257282A (ja) | 1991-11-15 |
| JP2922567B2 true JP2922567B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12970557
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5443290A Expired - Lifetime JP2922567B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 上向きシールド掘進方法および上向きシールド掘進機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2922567B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114293992A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-04-08 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种向上施工竖井设备及其施工方法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP5443290A patent/JP2922567B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03257282A (ja) | 1991-11-15 |
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