JP2922548B2 - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2922548B2
JP2922548B2 JP30693989A JP30693989A JP2922548B2 JP 2922548 B2 JP2922548 B2 JP 2922548B2 JP 30693989 A JP30693989 A JP 30693989A JP 30693989 A JP30693989 A JP 30693989A JP 2922548 B2 JP2922548 B2 JP 2922548B2
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は椅子の背もたれ内に施療部材を内蔵するとと
もに、この施療部材を背もたれに沿って上下に移動させ
ることができるようにしているマッサージ機に関する。
【従来の技術】
この種のマッサージ機として、特開昭57−86343号公
報に示されたものである。これは第10図及び第11図に示
すように、椅子1の背もたれ11背面の両側にラック13及
びレール12を配置し、そしてマッサージ機構2の両端に
ラック13と噛み合うピニオン22とレール12内を転動する
ころ23とを設けたもので、マッサージ機構2におけるモ
ータ20で上記ピニオン22を回転させた後、マッサージ機
構2は背もたれ11に沿った上下移動を行う。 そして、マッサージ機構2はその中央部に偏心傾斜し
た一対のもみ輪からなる施療部材21を備えており、この
施療部材21がモータ20で駆動される時、背もたれ11にも
たれている人体背面にマッサージ動作が加えられる。 ここにおいて、背もたれ11の前面は、施療部材21が上
下動を行うとともにマッサージ動作を行う関係上、シー
ト15を弛みを持たせた状態で配するとともに、このシー
ト15の左右方向中央部の背方に、ベルト16を上下に架け
渡したものとなっている。つまり、施療部材21がマッサ
ージ動作を行う部分については、シート14が位置するの
みとなっている。
【発明が解決しようとする課題】
この場合、例えば施療部材21が上方にあって肩に対す
るマッサージを行っている特には、腰部分の保持が十分
になされず、逆に施療部材21が下方に位置して腰に対す
るマッサージを行っている時には、肩部分の保持が十分
になされず、特に痩せ型の人は背もたれ11内に体が落ち
込んでしまうものであって、快適且つ効果的なマッサー
ジを得ることができない。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは背もたれ面による体の支持が確実
になされるマッサージ機を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、背もたれ内に配されるとともに背
もたれに沿って上下に移動自在な施療部材を備えている
マッサージ機において、施療部材の上下に夫々施療部材
の移動に沿って上下移動を行う人体支持手段を備えてい
ることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、施療部材の上下に配された人体支持
手段が背もたれにもたれる人体背面を支持するために、
体が背もたれ内に落ち込んでしまうようなことがないも
のであり、しかも人体支持手段は施療部材に上下移動に
伴って上下に移動するために、施療部材によるマッサー
ジ動作の邪魔になることがないものである。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、第
1図において、椅子1の背もたれ11の背面両側に夫々レ
ール12が配設されているとともに、各レール12にはラッ
ク13が付設されており、また各レール12の前面側には上
下端がストッカー40,40となっているガイドレール4,4が
配設されている。 施療部材21は両端に上記レール12内を転動するころ23
とラック13に噛合するピニオン22とを備えたマッサージ
機構2の中央部に配された一対の偏心傾斜したもみ輪で
形成されており、モータ20によって回転駆動されること
で、背もたれ11の前面に配されたシート14を通じて背も
たれ11にもたれている人体の背面にマッサージを加え
る。また、このマッサージ機構2は、モータ20によるピ
ニオン22の回転でレール12に沿って、つまり背もたれ11
に沿って上下に移動する。 そして、このマッサージ機では、背もたれ11における
シート14の背面側で且つマッサージ機構2の上下に位置
する部分に、夫々人体支持部材3が配されたものとなっ
ている。この人体支持部材3は、第2図及び第3図に示
すように、複数本のスラット30を軸31によって順次連結
することで形成された折り畳み自在なものであるととも
に、一端側のスラット30はマッサージ機構に、他端側の
スラット30はガイドレール4端部のストッカー40に夫々
回転固定軸によって連結されたものとなっており、更に
各スラット30は上記ガイドレール4内を転動するころ32
を両端に2個ずつ備えたものとなっている。 また、上記軸31には隣接するスラット30,30同士を折
り畳み方向に付勢するばね33が装着されているのである
が、このばね33は第4図に示す状態の取り付けと第5図
に示す状態の取り付けとが、各軸31に対して交互になさ
れていることから、人体支持部材3はガイドレール4端
部に設けられた幅広のストッカー40内に位置する時、ば
ね33の付勢で自動的に折り畳まれていくようになってい
る。尚、ガイドレール4の幅は、ころ32の直径より少し
大きいだけであるのに対して、ガイドレール4両端のス
トッカー40では、スラット30の端面に設けられた2個の
ころ32,32の外寸法に等しい溝幅とされている。 しかして、このマッサージ機においては、背もたれ11
のシート14の背面側で且つ施療部材21の上下の位置する
部分に人体支持部材3が位置して、背もたれ11にもたれ
る人体を支持するために、背もたれ11に体が落ち込んだ
りすることがないものであり、このために施療部材21に
よるマッサージを快適な状態で受けることができる。ま
た、施療部材2が上下に移動する時、マッサージ機構2
に一端が連結された人体支持部材3も上下に移動し、施
療部材21によるマッサージ動作を妨げることはなく、更
に施療部材21が上方に移動した時、マッサージ機構2の
上方に位置する人体支持部材3は上方に押し上げられ
て、第3図に示すように、上端側のストッカー40内にス
ラット30が順次折り畳まれていき、マッサージ機構2の
下方に位置する人体支持部材3は、ガイドレール4下端
側のストッカー40からスラット30が順次引き出されてい
くために、背もたれ2のシート14の背面側で且つ施療部
材21の上下に位置する部分には、常に人体支持部材3が
位置している。 第6図及び第7図に他の実施例を示す。これは人体支
持部材3を折り畳んで収納するためのストッカー40を、
ガイドレール4の端部にではなく、マッサージ機構2側
に設けた点で上記実施例と異なっている。マッサージ機
構2の上下に夫々ガイドレール4内に嵌まる傾斜案内ガ
イド41を備えたストッカー40を固着して、折り畳み自在
に構成した人体支持部材3の一端側をガイドレール4の
端部に、他端をマッサージ機構2側にあるストッカー40
に固定している。そして人体支持部材3の各スラット30
にころ32を取り付けている軸35を第7図から明らかなよ
うに、突出方向にばね36で付勢された伸縮自在なものと
して形成して、ガイドレール4内から傾斜案内ガイド41
を通じてストッカー40に、あるいはストッカー40から傾
斜案内ガイド41を通じてガイドレール4内に各ころ32が
円滑に移動するようにしている。 第8図に示す実施例においては、ガイドレール4をそ
の上下端同士がつながった無端のものとするとともに、
施療部材21の上下に位置する人体支持部材3が単一の人
体支持部材3の両端となるように、つまり、人体支持部
材3の両端をマッサージ機構2に連結し、マッサージ機
構2の上下移動に伴い、人体支持部材3が循環するよう
にしている。尚、この場合には、スラット30同士をつな
ぐ軸31の部分にばね32は不要であり、また人体支持部材
3が折り畳み自在となっている必要もなく、上下方向に
おいて可撓性を有しているだけであってもよい。 第9図に更に他の実施例を示す。ここでは人体支持部
材3として、上下方向における可撓性に富むゴム板通で
形成されたものを用いるとともに、マッサージ機構2の
上下に位置する人体支持部材3,3の各一端をマッサージ
機構2に連結し、各他端を背もたれ11の上下に配した巻
き取り軸37,37に巻き付けてある。これら巻き取り軸37
は、ばね38による付勢で巻き取り方向に回転付勢されて
おり、従って施療部材21の上下移動に伴い、人体支持部
材3も上下に移動し、施療部材21の上方及び下方に常に
人体支持部材3が位置する。 また、本実施例において、ばね38として、一端が固定
されるとともに他端が巻き取り軸37に巻き付けられたも
のを用いているが、これは巻き取り軸37から人体支持部
材3が繰り出されるに従って、つまりは人体支持部材3
がより多くの面積で背もたれ11にもたれる人体を支持す
るようになるにつれて、人体支持部材3に加わるばね力
が増大して、人体支持面積の大小にかかわらず、人体支
持部材3がほぼ一定の落ち込み量となるようにしている
からである。尚、巻き取り軸37はマッサージ機構2側に
設けてもよいのはもちろんである。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、施療部材の上下に夫
々施療部材の移動に伴って上下移動を行う人体支持手段
を備えており、この人体支持手段が背もたれにもたれる
人体背面を支持するために、体が背もたれ内に落ち込ん
でしまうようなことがなく、しかも人体支持手段は施療
部材の上下移動に伴って上下に移動するために、施療部
材によるマッサージ動作の邪魔になることがないと同時
に施療部材の位置しないところには常に人体支持部材が
位置するものであり、従って快適で効果的なマッサージ
を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の破断斜視図、第2図及び第3
図は同上の断面図、第4図及び第5図は人体支持部材の
部分斜視図、第6図は他の実施例の破断斜視図、第7図
は同上の人体支持部材の部分斜視図、第8図は更に他の
実施例の破断斜視図、第9図は別の実施例の破断斜視
図、第10図は従来例の斜視図、第11図は同上の水平断面
図であって、3は人体支持部材、21は施療部材を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背もたれ内に配されるとともに背もたれに
    沿って上下に移動自在な施療部材を備えているマッサー
    ジ機において、施療部材の上下に夫々施療部材の移動に
    伴って上下移動を行う人体支持手段を備えていることを
    特徴とするマッサージ機。
JP30693989A 1989-11-27 1989-11-27 マッサージ機 Expired - Fee Related JP2922548B2 (ja)

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