JP2922313B2 - 熱間圧延鋼板用上部冷却装置 - Google Patents

熱間圧延鋼板用上部冷却装置

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JP2922313B2 JP2408455A JP40845590A JP2922313B2 JP 2922313 B2 JP2922313 B2 JP 2922313B2 JP 2408455 A JP2408455 A JP 2408455A JP 40845590 A JP40845590 A JP 40845590A JP 2922313 B2 JP2922313 B2 JP 2922313B2
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    • B21BROLLING OF METAL
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    • B21B45/0203Cooling
    • B21B45/0209Cooling devices, e.g. using gaseous coolants
    • B21B45/0215Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes
    • B21B45/0233Spray nozzles, Nozzle headers; Spray systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延鋼板を冷却す
るための冷却装置に係わり、特に熱間連続仕上圧延機の
スタンド間において、圧延中の鋼板の上面を冷却するの
に好適な上部冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間連続仕上圧延機(以下仕上ミルと略
称する)のスタンド間には、熱間圧延鋼板を冷却するた
めの冷却装置(以下ストリップクーラントという)が設
置されている。従来、このストリップクーラントとして
用いられるものは、通常水圧2〜20kgf/cm2 の加圧水を
噴射するスプレーノズルが熱間圧延鋼板幅方向に多数取
付けられた鋼管製ノズルヘッダを、仕上ミルスタンド間
で、熱間圧延鋼板(以下単に鋼板という)の上下に配置
し、前記加圧水を鋼板上下面に吹付けることにより冷却
している。
【0003】この従来の例を図7に示す。この図には、
仕上ミル内で隣接する2基の第iスタンドと第i+1ス
タンドを示している。そしてこの例のスタンドは6段ミ
ルで、上下ワークロールUWR,LWR、上下中間ロー
ルUIR,LIR、上下バックアップロールUBR,L
BRにより構成され、鋼板Sは矢印方向に進行する。さ
らに、上ワークロールUWRの出側にはデリベリガイド
DGが設けてあり、その先端にはデリベリガイドワイパ
DGWが取付けられ、上ロールクーラントヘッダURC
から上ワークロールUWRに噴射されるロール冷却水の
ワイピングを行う。一方、下ワークロールLWRの出側
には下部出側エプロンDEが設けられて鋼板Sをルーパ
フレームLFまで導く。LRは鋼板Sに所定の張力を付
与するためのルーパロールである。なお、LRCは下ロ
ールクーラントヘッダで、SGは第i+1スタンドの入
側サイドガイドを示す。
【0004】このような仕上ミルのスタンド間ストリッ
プクーラントは、上面側はデリベリガイドDG内と、第
i+1スタンド入側ハウジング部とに設けた上部クーラ
ントヘッダUSC1 ,USC2 により、下面側は下部出
側エプロンDEとルーパフレームLFとの間と、ルーパ
ロールLRと第i+1スタンド入側サイドガイドSGと
の間に設けた下部クーラントヘッダLSC1 ,LSC2
とによりそれぞれ構成されている。
【0005】なおこれらの構成は、仕上ミル最終スタン
ド出側を除く他のスタンド出側でもほぼ同様なものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の仕上ミ
ルスタンド間のストリップクーラントは、使用する冷却
水の水圧が2〜20kgf/cm2 であり、スプレーノズルによ
って鋼板に噴射されているため、飛散する水滴がスタン
ド間の雰囲気を劣悪な条件とし、諸機器に対する悪影響
は避けられず、また、鋼板の状況の観察もままならない
状態で、特に上部ストリップクーラントではその影響が
大きく、スタンド間における各種センサ類の設置のため
にも早期の解決が望まれていた。
【0007】なお、特開昭57−103728号公報等に開示さ
れたスリットラミナフローノズルの使用も考えられる
が、水膜切れの監視が困難で、そのままでは適用するこ
とができない。本発明は、ストリップクーラントによる
冷却水の飛散を防止して、スタンド間諸機器の保護を図
るとともに、スタンド間センサの設置を可能にし、さら
にストリップクーラント自体の冷却効果も向上できる熱
間圧延鋼板用上部冷却装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による熱間圧延鋼
板用上部冷却装置は、熱間連続仕上圧延機のスタンド間
で圧延中の鋼板を冷却するための熱間圧延鋼板用上部冷
却装置において、上ワークロール出側のデリベリガイド
上にヘッダタンクを設け、該ヘッダタンクの圧延方向の
一方側に給水管を取付けるとともに他方側上部に多数の
キリ孔を熱間圧延鋼板の幅方向に直列に配置したキリ孔
ノズルを取付け、該キリ孔ノズルから落下する冷却水を
斜面上に受けるスリット下板と、該スリット下板の下端
部でスリット状開口を形成し前記冷却水をフラットラミ
ナ状に整流するスリット上板とを配設して前記従来の技
術の課題を解決したものであり、さらに、前記スリット
下板の水平面に対する角度が45°以上80°以下であり、
スリット上板とで形成するスリット状開口の面積をキリ
孔ノズルのキリ孔総断面積の50〜90%にすることによ
り、また、前記ヘッダタンク内に冷却水流を圧延方向と
ほぼ平行な方向で、かつ途中で一旦上向きにする仕切板
を取付けることにより、一層の好結果を得ることができ
たものである。
【0009】
【作 用】上ワークロール出側のデリベリガイド上にヘ
ッダタンクを設けることにより、余分な設置スペースを
必要としない。さらに、このヘッダタンクの圧延方向の
一方側に給水管を取り付けるとともに他方側にキリ孔を
多数鋼板幅方向に直列に配置したキリ孔ノズルを取付
け、その下方に設置したスリット下板とスリット上板と
によりスリット状開口を形成し、前記キリ孔ノズルから
落下する冷却水をフラットラミナ状に整流して鋼板上に
流下するようにしてある。
【0010】一般に高温の鋼板等の冷却には、スプレー
冷却よりもラミナフロー方式の方が冷却効果が大きいこ
とが知られている。そして、ラミナフロー方式の場合に
は、パイプラミナ(棒状)とスリットラミナ(膜状)が
あり、水の飛散を防止するとともに冷却効果を最も発揮
できるのはスリットラミナである。しかし、スリットラ
ミナの場合、使用中の水垢の付着等のために水膜切れを
生じ易いが、仕上ミルスタンド間の如き環境ではこれの
発見が困難であり、加えて保守も容易ではない。一方、
パイプラミナはノズル詰りに対しては勝れているが、均
一冷却の面ではスリットラミナに劣る。
【0011】本発明では前述した如く、先ずキリ孔ノズ
ルによりパイプラミナを得、続いてこのパイプラミナを
斜面上に受けてから、スリット下板とスリット上板とに
より形成されるスリット状開口から鋼板上にフラットラ
ミナとして流下させるようにしたため、両者の長所を有
利に結合することができる。さらに、前記スリット状の
開口を形成するスリット下板の傾斜を水平面に対して45
°以上80°以下にするとともに、この開口の面積をキリ
孔ノズルのキリ孔総断面積の50〜90%とすることによ
り、常に安定したフラットラミナが得られる。
【0012】また、ヘッダタンク内に、該タンク内を流
れる冷却水が、その下流側において鋼板幅方向全域にわ
たって圧延方向とほぼ平行な流れとなり、かつ、流れの
途中で一たん上向になるように仕切板を取付けることに
より流れの終端部(すなわち、キリ孔ノズルの流入部)
では、鋼板幅方向全域を均一な水流にすることができる
とともに、該部分の水面が波立つこともない。
【0013】本発明の熱間圧延鋼板用上部冷却装置は、
このように構成してあるため、鋼板上面を冷却するため
の冷却水が飛散することはなく、鋼板の幅方向に均一な
冷却が可能となり、冷却水の使用効率を一段と向上する
ことができる。
【0014】
【実施例】図1〜図6により本発明の1実施例を説明す
る。図1は仕上ミルの第iスタンド出側に設置した本発
明による上部冷却装置の圧延方向に沿う断面図で、図2
は圧延方向と直角な正面図で図2(A)は図1のX−X
矢視図、図2(B)は図1のY−Y矢視図であり、鋼板
幅方向の半分のみを示している。図3は図1の詳細説明
図で、図4はキリ孔ノズル下部と、スリット下板および
スリット上板との関係の説明図で、図5は図4の関係に
対するフラットラミナの状態を調査した結果の説明図で
あり、図6は仕上ミル出側での温度降下の比較を示す図
面である。
【0015】図1において、1はヘッダタンクで第iス
タンド出側のデリベリガイドDG内に設置する。デリベ
リガイドDGはガイド板を3分割し、デリベリガイドワ
イパDGWの出側のガイド板DG1 と最出側のガイド板
DG2 との間にヘッダタンク1の底板を兼ねたガイド板
1−1を、図2に示すようにデリベリガイドDGの両側
板SP,SP間にわたって設置し、その上にヘッダタン
ク1を構成する。2はキリ孔ノズルで図2(B)に示す
ようにキリ孔2−1を、この仕上ミルで圧延する最大幅
の鋼板Sより若干広い範囲で幅方向に直列に配設してあ
る。
【0016】3はスリット下板であり、デリベリガイド
ワイパDGWのカウンタウェイトWの支持用ベースWB
に取付けてある。また4はスリット上板で、前記スリッ
ト下板3とでスリット状開口Cを形成している。5はカ
バーでスリット下板の押えも兼ねるものである。そして
6は給水管で、ヘッダタンク1の一方側にこの例では図
2(A)に示すように5ヶ所設けてあり、冷却水配管7
からそれぞれ短管8を介して冷却水が供給されるように
なっている。なお、1−2は隔壁で図2に示すように各
給水管6毎にヘッダタンク1内を仕切り、冷却水の流下
幅を鋼板の幅にある程度は対応させ得るようにしてあ
る。また9は空気拔で図2(B)に示すように各区画毎
に設ける。
【0017】ここで、冷却水配管7からの冷却水供給の
ために短管8と給水管6を使用する理由は、図1で2点
鎖線で示すようにこのデリベリガイドDGは、第iスタ
ンドのロール組替に際しリトラクトして邪魔にならない
ようにする必要があるためで、これは、例えば配管7と
ヘッダタンク1をフレキシブルホース等で接続するよう
にしてもよい。
【0018】次に図3により、本発明を詳細に説明す
る。冷却水は、冷却水配管7から短管8と給水管6を介
してヘッダタンク1の一方側から供給されるが、この場
合、短管8内には図示省略したオリフィスを取付け、冷
却水の定量化と拡散を図っている。そしてこの例の場合
冷却水は、仕切板1−3,1−4によりほぼ水平な流れ
Eから上向の流れFに偏向させられ、次いでGの如く再
度ほぼ水平な、そして圧延方向とほぼ平行な流れとな
り、給水管6の他方側(冷却水の最下流側)に設けたキ
リ孔ノズル2のキリ孔2−1によりパイプラミナとなっ
て落下する。このキリ孔ノズル2の流入部においては冷
却水の流れは仕切板1−3,1−4により圧延方向にほ
ぼ平行な、しかもその水面WLに波立ちのない平静な状
態となっていることから、キリ孔ノズル2の鋼板幅方向
において均一なパイプラミナ10を得ることができる。
【0019】そして、キリ孔2−1から落下したパイプ
ラミナ10は、取付金具3−1によりカウンタウェイトW
の支持ベースWBに着脱自在に取付けたスリット下板3
上で拡散され、スリット下板3の下端側でスリット上板
4とで形成されたスリット状開口Cよりフラットラミナ
11に整流されて鋼板S上に流下する。ここで、スリット
下板3ならびにスリット上板4についてさらに詳しく説
明する。
【0020】このように、スリット下板3とスリット上
板とにより形成されたスリット状開口を介して水を落下
させたところ、フラットで良好なラミナフローを得るた
めの第1の条件は、前記スリット下板3とスリット上板
4間の空間にわずかに水が溜まった状態を維持すること
である。そのためには、スリット下板が水平面と交わる
角度θは45°以上80°以下が適当である。θが45°より
小さいと水溜まりが拡大しやすく、またこのスリット下
板3が水平面内で占める面積も広くなり、設備面でも問
題が生じる。そして80°を超えると、スリット状開口の
長さを相当長く(キリ孔径dの10倍以上)しないと良好
なラミナフローは得られないため、実用的ではない。
【0021】次に、スリット状開口Cの開口面積C
a と、キリ孔2−1の総断面積Da との比α=Ca /D
a がどの程度がよいかを調査した。図4において、キリ
孔2−1の径はdで通常は10〜30mmであり、キリ孔ノズ
ル2の下端からスリット下板3までの落差をaとする。
そしてキリ孔2−1の総数をn、開口Cの長さをwとし
た場合、α=Ca /Da =t・w/n・πd2 /4で表
される。
【0022】図5に調査結果を示すが、この場合、キリ
孔2−1の径dを20mm、θ=80°にして実験を行った。
図からわかるようにαの範囲は0.5〜0.9 である。な
お、キリ孔径10mm、30mmについても同様実験を行ったが
前記αの範囲はキリ孔径にはほとんど関係なく、また、
θが小さくなっても余り影響を受けず、45°近辺ではα
の上限が 0.9を多少超える程度であった。
【0023】従って、本発明においてはθが45°以上80
°以下、αが50〜90%を最も好ましい範囲とした。さら
にこの実験においては、パイプラミナの落下高さαは1
d〜5dが望ましい高さであり、スリット状開口Cの平
行部の長さbは1d以上あれば、上記条件の範囲内では
いずれも良好な結果が得られることもわかった。
【0024】引続き図3において、本発明ではデリベリ
ガイドDGの第1のガイド板DG1 とヘッドタンク1の
底板を兼ねる第2のガイド板1−1との間は図示の如く
ラップさせてあるので、鋼板Sの先端が突入してトラブ
ルを生じるようなことはない。なお、1−5,1−6は
ヘッダタンク1の掃除用の蓋で各仕切の区画毎に設けて
ある。隔壁1−2は冷却水の幅を変更する必要がないと
きには強いて必要とはしないが、冷却水の流れを幅方向
に均一にするためには設ける方が望ましい。また空気拔
7も同様に隔壁1−2を設けないときには1個でもよ
い。なお、空気拔9は冷却水の供給を停止した場合、ヘ
ッダタンク1内に外気を吸入することにより、速やかな
水切を行うためにも役立つものである。
【0025】さらに、冷却水の幅を変更する場合には冷
却水配管7は、幅変更するヘッダタンクの区画毎に設
け、図示省略した弁によりON-OFF制御を行う必要があ
る。1500〜2400l/min の流量制御範囲をもつ本発明に
よる上部冷却装置を7スタンド仕上ミルの第5スタンド
(F5スタンド)出側のデリベリガイド内に設置した。
【0026】この場合のキリ孔ノズルのキリ孔径dは16
mm、キリ孔のピッチは45mmとし、スリット下板の角度θ
は70°、キリ孔とスリット状開口との面積比はα=0.75
で、キリ孔ノズル下端からスリット下板までの落差a=
4d=64mm、スリット状開口の平行部長さb= 1.5d=
24mmとした。そしてスリット状開口下端から鋼板までの
高さを 600mm(ルーパロール高さ0のとき)にして鋼板
の冷却を行ったが、冷却水はスリット状開口からきれい
な膜状のフラットラミナとして流下し、冷却水の飛散は
全く見られなかった。
【0027】なお、この場合の仕上ミル出側(F7スタ
ンド出側)の温度降下量と、同一水量による従来のスプ
レー方式のストリップクーラントでの温度降下量を図6
に比較して示す。図からわかるように、本発明の冷却能
力が従来に比べて約3℃向上しており、約40〜50%の冷
却能率向上が得られた。
【0028】
【発明の効果】本発明による上部冷却装置は、仕上ミル
スタンドの出側、デリベリガイド内にヘッダタンクを設
置し、該ヘッダタンクからキリ孔ノズルを用いてパイプ
ラミナを形成し、このパイプラミナを一旦スリット下板
上に落下させ、さらにその下端部でスリット上板とによ
りスリット状に形成した開口を介してフラットラミナ状
に整流した後、鋼板上面に流下させるようにしたため、
冷却水の飛散が全くなくなり、さらにフラットラミナに
よる冷却を応用できることから冷却効果を飛躍的に向上
させることができ、従来スタンド間ストリップクーラン
トとして上下各2組設置していたものを、後段のストリ
ップクーラントは廃止することが可能となった。
【0029】従って、スタンド間各機器の保護が十分に
行われるとともに、スタンド間の各種センサの設置が容
易に可能となり、さらに冷却水を半減させることがで
き、運転費用の低減にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の説明図であり、仕上ミルの第
iスタンド出側に設置した本発明による上部冷却装置の
圧延方向に沿う断面図である。
【図2】本発明の実施例の説明図であり、圧延方向と直
角な正面図で、(A)は図1のX−X矢視図、(B)は
Y−Y矢視図である。
【図3】本発明の実施例の説明図であり、図1の詳細説
明図である。
【図4】本発明の実施例の説明図であり、キリ孔ノズル
とスリット状開口との関係の説明図である。
【図5】本発明の実施例の説明図であり、調査結果の説
明図である。
【図6】本発明の実施例の説明図であり、仕上ミル出側
での温度降下の比較を示す図である。
【図7】従来のストリップクーラントの配置説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ヘッダタンク 1−1 タンク底板を兼ねるガイド板 1−3,1−4 仕切板 2 キリ孔ノズル 3 スリット下板 4 スリット上板 5 カバー 6 給水管 9 空気抜 DG デリベリガイド SP デリベリガイド側板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 晴明 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (72)発明者 藤本 隆史 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 平4−200817(JP,A) 特開 平4−200816(JP,A) 実開 昭61−58913(JP,U) 実開 平4−60304(JP,U) 実開 平4−60305(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21B 45/00 - 45/08 C21D 9/52 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間連続仕上圧延機のスタンド間で圧延
    中の鋼板を冷却するための熱間圧延鋼板用上部冷却装置
    において、上ワークロール出側のデリベリガイド上にヘ
    ッダタンクを設け、該ヘッダタンクの圧延方向の一方側
    に給水管を取付けるとともに他方側上部に多数のキリ孔
    を熱間圧延鋼板の幅方向に直列に配置したキリ孔ノズル
    を取付け、該キリ孔ノズルから落下する冷却水を斜面上
    に受けるスリット下板と、該スリット下板の下端部でス
    リット状開口を形成し前記冷却水をフラットラミナ状に
    整流するスリット上板とを配設したことを特徴とする熱
    間圧延鋼板用上部冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記スリット下板の水平面に対する角度
    が45°以上80°以下であり、スリット上板とで形成する
    スリット状開口の面積がキリ孔ノズルのキリ孔総面積の
    50〜90%であることを特徴とする請求項1記載の熱間圧
    延鋼板用上部冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダタンク内に冷却水流を圧延方
    向とほぼ平行な方向で、かつ途中で一端上向きにする仕
    切板を取付けたことを特徴とする請求項1または2に
    載の熱間圧延鋼板用上部冷却装置。
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