JP3284915B2 - 高温鋼板の冷却装置 - Google Patents

高温鋼板の冷却装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱間圧延された
高温鋼板を板幅方向に均一に冷却するための高温鋼板の
冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延された高温の鋼板には、一般に
圧延直後の水冷中に、温度分布や鋼板の形状または表面
状態の相違に起因して冷却むらが生じ、生成した冷却む
らのために、冷却後の鋼板に、変形、残留応力、材質の
バラツキなどの発生や、鋼板の変形による操業上のトラ
ブルが生じやすい。更に、鋼板が変形した場合には、圧
延後の精整工程においてプレスや矯正機等による成形作
業が必要になるために、コスト高になることが避けられ
なかった。
【0003】上述した問題を解決し、高温の鋼板を均一
に冷却するための装置や方法が従来から種々提案されて
いる。圧延後の高温の鋼板をオンラインで移送しながら
冷却する手段としては、水平に移送される鋼板の上下面
に対し、その板幅方向に冷却水を噴射して冷却すること
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、熱間圧延直後の
高温鋼板に対する冷却は、スリット状ノズルやラミナー
ノズルから、鋼板の板幅方向に板状に噴射される冷却水
を、鋼板の搬送方向に流すことによって行われている。
厚鋼板を冷却する場合には、冷却される厚鋼板の板幅が
各種あるので、最大幅の鋼板を冷却し得るように、板幅
の広いスリット状ノズルが使用されている。
【0005】しかしながら、スリット状ノズル等に対す
る冷却水の供給は、限られた数の冷却水供給管によって
行われるので、ノズルから吐出される冷却水の流速分布
を、鋼板の板幅方向に均一にすることは困難であった。
そのために、通常、スリット状ノズル等に対する冷却水
の供給が板幅方向に不均一になって、流速の遅くなる部
分が生じ、特に、この部分の下流側においては、鋼板に
冷却むらが生じやすく、更に、冷却不足による筋状の材
質欠陥、冷却後に生ずる鋼板の曲がりやキャンバーの発
生原因ともなった。
【0006】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、熱間圧延された高温鋼板を、その板幅方向に
設けられたスリット状ノズルやラミナーノズル等から吐
出される冷却水によって冷却するに際し、吐出された冷
却水の流速を鋼板の板幅方向に均一となし、板幅方向に
冷却むらの生ずることがなく均一に鋼板を冷却すること
ができる、高温鋼板の冷却装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
テーブルロール上を移送される高温の鋼板に向け、その
板幅方向に冷却水を噴射しこれを冷却するためのノズル
が、冷却水供給管の取付けられたヘッダー管に接続さ
れ、前記鋼板の板幅方向に設けられている高温鋼板の冷
却装置において、前記ヘッダー管内における冷却水の板
幅方向の流速が下記(1)式によって決定される関係式
を満足するように、前記ヘッダー管に取付けられる前記
冷却水供給管の本数を決定することに特徴を有するもの
である。
【0008】 P=(L/D)・(v2/2g) =(2/(π2g))・(LQ2/D5)<1.0・・・・・・(1) 但し、P:ヘッダー管内の圧力損失を表すパラメータ(m) g:重力加速度(=9.8)(m/s) π:円周率 L:冷却水供給管1本当たりが冷却水を供給するヘッダー管長さ(m) D:ヘッダー管内径(m) Q:冷却水供給管1本当たりが供給する冷却水の流量(m3/s) v:ヘッダー管内の板幅方向の冷却水の次式により規定される流速 v=Q/(2・(π/4)・D2)(m/s)
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の装置の一実施態様を
示すスリット状ノズル部分の拡大概略斜視図である。図
面に示すように、鋼板4の上面には、鋼板移送方向の上
流側から下流側に向けたスリット状ノズル3が設けられ
ている。スリット状ノズル3は、これに冷却水を供給す
る水平な円管状のヘッダー管2に接続されており、ヘッ
ダー管2には所定間隔をあけて複数本の垂直な冷却水供
給管1が取付けられている。一方、鋼板4の下面に対し
ては、水中に没した円管から水を噴射し、その随伴流で
生じた液流によって冷却を施している。
【0010】冷却水供給管1から円管状のヘッダー管2
に供給された冷却水は、ヘッダー管2内を矢印イで示す
ように鋼板の板幅方向に流れた後、ヘッダー管2に接続
されたスリット状ノズル3から鋼板4上に吐出される。
【0011】図1に示した装置においては、ヘッダー管
2に冷却水供給管1が3本接続されているが、冷却水供
給管1の本数が少ないと、ヘッダー管2内における冷却
水の板幅方向の流速が速くなり、ヘッダー管2内にその
板幅方向に圧力の勾配が生ずる。その結果、冷却水は、
板幅方向に流れるよりも、矢印アに示すようにスリット
状ノズル3の方向に流れるので、板幅方向に冷却水が十
分に行き渡らなくなる問題が生ずる。
【0012】その結果、スリット状ノズル3から鋼板4
上に吐出した冷却水の流速は、図1および図2の鋼板板
幅方向分布図で示すように、鋼板4の板幅方向両端部a
および冷却水供給管1の接続部中間部bが冷却水供給管
1の直下部分cよりも少なくなる問題が生ずる。
【0013】本発明者等は、冷却水の板幅方向の速度成
分即ち下記式で決定されるヘッダー管内の板幅方向にお
ける冷却水流速v、ヘッダー管内径D、冷却水供給管1
本当たりが供給する冷却水の水量Qおよびヘッダー管長
さLと、スリット状ノズル下流の流速分布の幅方向均一
性には、強い相関関係のあることを見出した。
【0014】v=Q/(2・ (π/4) ・D2
【0015】即ち、ヘッダー管2内における板幅方向の
流速がある値以上になると、ヘッダー管2の板幅方向の
圧力損失が大になり、冷却水供給管1から離れるに従っ
て圧力が低下し、スリット状ノズル下流に設けられたラ
ミナーノズルの流速が小になる。
【0016】図3には、ヘッダー管内の板幅方向におけ
る冷却水流速(v)、ヘッダー管の内径(D)およびヘ
ッダー管の長さ(L)によって表されるヘッダー管内の
圧力損失を示すパラメーター(P)と、ノズル吐出口に
おける吐出流速の最小値(Umin)と最大値(Uma
x)との比(Umin/Umax)との関係が示されて
いる。
【0017】図3から、下記(1) 式に示すように、Pを
1.0以下にすることによって、板幅方向の冷却水量の
幅方向均一性を保証する即ち流速のばらつきを5%以内
にすることが可能になる。
【0018】 P=(L/D)・(v2 /2g) =(2/ (π2 g) )・(LQ2 /D5 )<1.0・・・・・・(1)
【0019】冷却に必要な冷却水量は予め決まってお
り、また、設備的には、ヘッダー管の内径には上限があ
るので、一般には、上記関係式を使用して冷却水供給管
の本数を決定し、局所的な流速vが大きくならないよう
な設備設計を施す。なお、図3は、種々なヘッダー管の
内径(D)およびヘッダー管の長さ(L)の場合でも普
遍的に成り立っている。
【0020】
【実施例】次に、この発明を実施例により、比較例と共
に説明する。 〔実施例1〕図4に示すような、鋼板4を間に挟む上下
1対の10組の拘束ロール5,5と、ロール5,5間に
板幅方向に設けられた、高温の鋼板4の上面および下面
に向けて冷却水を噴射し冷却するスリット状ノズル3,
3とからなる冷却装置を使用した。
【0021】スリット状ノズル3,3は、幅5m、スリ
ットギャップ10mmであって、スリット状ノズル3,
3からの冷却水噴射量は0.05m3 /msである。ヘ
ッダー管2は、内径150mmで板幅方向に均等に配置
されており、ヘッダー管2に4本の冷却水供給管1が取
り付けられている。
【0022】ヘッダー管2内の圧力損失を表すパラメー
タPを1.0以下にするための冷却水供給管1の本数
は、以下のようにして決定した。幅5mのスリット状ノ
ズル3から噴射される冷却水の総流量Qt は、下記(2)
式によって算出される。
【0023】 Qt =0.05×5=0.25(m3 /s)・・・・(2)
【0024】冷却水供給管1本当たりのヘッダー管長さ
Lは、冷却水供給管の本数をnとすると、 L=5/n
(m)・・・・・・・・・・・・・(3) となり、冷却水供給管1本当たりの冷却水流量Qは、 Q=Qt /n(m3 /s)・・・・・・・・・(4) となる。そこで、上記数字を用いて(1) 式に代入しnに
関する式に書き換えると P=85.09/n3 <1.0・・・・・・・(5) となる。
【0025】従って、必要な冷却水供給管の本数nは、
(5) 式を解いて、 n>4.4・・・・・・・・・・・・・・・・(6) となる。従って、冷却水供給管は5本設けた。
【0026】なお、ヘッダー管の内径を220mmとし
た場合には、上記(1) 〜(5) 式より n>2.3・・・・・・・・・・・・・・・・(7) となり、従って、冷却水供給管の最少必要本数は3本に
なる。
【0027】このとき、スリット状ノズル3の吐出口下
流側における冷却水の幅方向流速分布を測定したとこ
ろ、流速を欠いた部分が存在するものの、比較的unifor
m な速度プロフィールになっており、吐出流速の最小値
(Umin)と最大値(Umax)との比(Umin/
Umax)は0.95以上であった。
【0028】この冷却装置に、板幅4300mm、長さ
18m、厚さ32mm、初期温度920℃の熱間圧延後の
高温の厚鋼板を、20mpm の速度で通過させて冷却した
後、冷却床で常温まで冷却したが、反り等の歪みは全く
発生しなかった。また、冷却後、板幅方向に400mm
の条材に切断したが、キャンバーは発生しなかった。ま
た、板幅方向の硬度を測定したが特に焼むらはなく均一
な硬度分布であった。
【0029】〔実施例2〕冷却装置として、鋼板4を間
に挟む上下1対の10組のロール5,5と、ロール5,
5間に板幅方向に設けられた、高温の鋼板4の上面およ
び下面に設けられた、上流側ロールから下流側ロールに
向けて鋼板の進行方向に冷却水を噴射する図5に示す円
管ラミナーノズル6からなる冷却装置を使用した。
【0030】円管ラミナーノズル6は、幅1m当たり、
内径10mmの円管が14本ずつ設置されており、この
円管ラミナーノズル6から、0.0167m3 /msの
量の冷却水を鋼板4上に流した。ヘッダー管2は、内径
100mmで、ヘッダー管2内の圧力損失を表すパラメ
ータPを1.0以下とするための供給管1の本数は、以
下のようにして決定した。
【0031】幅5mの円管ラミナーノズル3から噴射さ
れる冷却水の総流量Qt は、下記(8) 式によって算出さ
れる。 Qt =0.0167×5(m3 /s)・・・・・(8)
【0032】冷却水供給管1本当たりのヘッダー管長さ
Lは、冷却水供給管の本数をnとすると、 L=5/n
(m)・・・・・・・・・・・(9) となり、冷却水供給管1本当たりの冷却水流量Qは、 Q=Qt /n(m3 /s)・・・・・・・(10) となる。そこで、上記数字を用いて(1) 式に代入しnに
関する式に書き換えると P=72.09/n3 <1.0・・・・・(11)
【0033】従って、必要な冷却水供給管の本数nは、
(11)式を解いて、 n>4.16・・・・・・・・・・・・・(12) となり、これより、冷却水供給管の必要本数は5本とし
た。
【0034】ヘッダー管の内径を150mmとした場合
には、上記(8) 〜(12)式により計算して、n>2.12
になり、従って、冷却水供給管の必要本数は3本にな
る。どちらの場合も、吐出流速の最小値(Umin)と
最大値(Umax)との比(Umin/Umax)は
0.95以上であった。
【0035】この冷却装置に、板幅4300mm、長さ
22m、厚さ12mm、初期温度890℃の熱間圧延後の
高温の厚鋼板を、30mpm の速度で通過させて冷却した
後、冷却床で常温まで冷却したが、反り等の歪みは全く
発生しなかった。また、冷却後、板幅方向に400mm
の条材に切断したがキャンバーは発生しなかった。ま
た、板幅方向の硬度を測定したが、特に焼むらはなく均
一な硬度分布であった。
【0036】〔実施例3〕実施例1と同じく、鋼板4を
間に挟む上下1対の10組の拘束ロール5,5と、ロー
ル5,5間に板幅方向に設けられた、高温の鋼板4の上
面および下面に向けて冷却水を噴射し冷却するスリット
状ノズル3,3とからなる冷却装置を使用した。
【0037】スリット状ノズル3,3は、幅5m、スリ
ットギャップ10mmであって、スリット状ノズル3,
3からの冷却水噴射量は0.04m3 /msである。ヘ
ッダー管2は、2重管構造になっていて、内管の内径は
150mm、外管の内径は250mmである。
【0038】冷却水供給管1は、ヘッダー管1本当たり
4本取り付けられており、ヘッダー管の内管に供給され
た冷却水は、前記内管に単位長さ当たり360個設けら
れた直径10mmの排出孔を通って外管内に流出し、ス
リット状ノズル3,3に送水される。
【0039】ヘッダー管2内の圧力損失を表すパラメー
タPを1.0以下とするための冷却水供給管の本数を、
実施例1で述べたと同じ方法により(1)式から算出し
たところ、必要な冷却水供給管の本数nは、 n>3.79・・・・・・・・・・・・・(13) となり、これより、冷却水供給管の本数を4本とした。
このとき、(1)式中のDには、内管径0.15mを代
入した。なお、吐出流速の最小値(Umin)と最大値
(Umax)との比(Umin/Umax)は0.95
以上であった。
【0040】この冷却装置に、板幅4300mm、長さ
18m、厚さ32mm、初期温度920℃の熱間圧延後
の高温の厚鋼板を、20mpm の速度で通過させて冷却し
た後、冷却床で常温まで冷却したが、反り等の歪みは全
く発生しなかった。冷却後、板幅方向に400mmの条
材に切断したが、キャンバーは発生しなかった。また、
板幅方向の硬度を測定したが、特に焼むらはなく均一な
硬度分布であった。
【0041】〔比較例〕実施例1と同じく図4に示す、
幅5m、スリットギャップ10mmのスリット状ノズル
3を使用し、0.05m3 /msの量の冷却水を噴射し
て鋼板4を冷却した。ヘッダー管2の内径は150mm
であった。冷却水供給管1は、ヘッダー管2の中央部に
ヘッダー管当たり1本配置した。この条件から、(1) 式
を用いてヘッダー管内の圧力損失を示すパラメータPを
算出すると、 P=85.1>1.0 であった。
【0042】スリット状ノズル3の吐出口下流側におい
て、冷却水の板幅方向の流速分布を測定したところ、吐
出流速の最小値(Umin)と最大値(Umax)との
比(Umin/Umax)は0.4であり、板幅端部の
流速を欠いた速度プロフィルとなった。
【0043】この冷却装置に、実施例1と同じく、板幅
4300mm、長さ18m、厚さ32mm、初期温度92
0℃の熱間圧延後の高温の厚鋼板を、20mpm の速度で
通過させて冷却した。冷却装置を通過し30秒経過した
段階で、板幅方向の温度プロフイルを温度計で測定した
ところ、筋状の高温帯が存在していた。この鋼板を、冷
却床で常温まで冷却したところC反りが発生した。ま
た、冷却後、板幅方向に400mmの条材に切断した
が、分割したスリット状ノズルの下流部分を含む条材に
は、キャンバーが発生した。また、板幅方向の硬度を測
定したところ、焼むらによる硬度の低い部分が存在して
いた。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の装置によ
れば、熱間圧延された高温鋼板をスリット状ノズルから
吐出される冷却水によって冷却するに際し、吐出された
冷却水の流速を、鋼板の板幅方向に均一となして、板幅
方向に冷却むらの生ずることなく均一に鋼板を冷却する
ことができ、材質欠陥や曲がりの生ずることがない鋼板
を歩留り高く製造することができる、工業上有用な効果
がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スリット状ノズルの構造を示す概略斜視図であ
る。
【図2】スリット状ノズルの吐出口付近における冷却水
の板幅方向における流速分布を示した図である。
【図3】ヘッダー管内の圧力損失を表すパラメータPと
スリットノズル吐出口における冷却水吐出流速の均一性
(Umin /Umax)との関係を示した図である。
【図4】この発明の実施例1において使用した装置の概
略正面図である。
【図5】この発明の実施例2において使用した装置の円
管ラミナーノズルの概略斜視図である。
【符号の説明】
1 冷却水供給管 2 ヘッダー管 3 スリット状ノズル 4 厚鋼板 5 拘束ロール 6 円管ラミナーノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 峻一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 平田 直人 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 高橋 功 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−134109(JP,A) 実開 昭56−102657(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 45/02 320

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブルロール上を移送される高温の鋼板
    に向け、その板幅方向に冷却水を噴射しこれを冷却する
    ためのノズルが、冷却水供給管の取付けられたヘッダー
    管に接続され、前記鋼板の板幅方向に設けられている高
    温鋼板の冷却装置において、 前記ヘッダー管内における冷却水の板幅方向の流速が下
    記(1)式によって決定される関係式を満足するよう
    に、前記ヘッダー管に取付けられる前記冷却水供給管の
    本数を決定することを特徴とする、高温鋼板の冷却装
    置。 P=(L/D)・(v2/2g) =(2/(π2g))・(LQ2/D5)<1.0・・・・・・(1) 但し、P:ヘッダー管内の圧力損失を表すパラメータ(m) g:重力加速度(=9.8)(m/s) π:円周率 L:冷却水供給管1本当たりが冷却水を供給するヘッダー管長さ(m) D:ヘッダー管内径(m) Q:冷却水供給管1本当たりが供給する冷却水の流量(m3/s) v:ヘッダー管内の板幅方向の冷却水の次式により規定される流速 v=Q/(2・(π/4)・D2)(m/s)
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