JP2921700B2 - 多芯光ファイバコネクタ端末とその製造方法 - Google Patents

多芯光ファイバコネクタ端末とその製造方法

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JP2921700B2 JP2124017A JP12401790A JP2921700B2 JP 2921700 B2 JP2921700 B2 JP 2921700B2 JP 2124017 A JP2124017 A JP 2124017A JP 12401790 A JP12401790 A JP 12401790A JP 2921700 B2 JP2921700 B2 JP 2921700B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、通信システム、または各種のデータ伝送シ
ステム、その他の光システム、機器装置に用いられる光
ファイバなどの光コードまたはケーブルをアダプタ内で
密着接続連結するためのケーブル用の光コネクタの多芯
光ファイバコネクタ端末とその製造方法に関するもので
ある。
《従来の技術》 光ファイバ通信に用いられる光ファイバ伝送路におい
ては、光ファイバ相互の接続が極めて重要な問題であ
る。光ファイバの接続は、光ファイバ同志の軸をミクロ
ンメートルオーダの高い精度で一致させる必要がある。
この場合、光ファイバはガラスで出来ており、しかも、
その外径は100ミクロン内外と細いので、コネクタの端
末は光ファイバの保護、補強と、コネクタ端末同志の軸
合わせを高精度に行うことができるという二つの条件が
満たされなければならない。
これを解決するために開発されたのが第8図に示す光
ファイバコネクタ端末である。この光ファイバコネクタ
端末は、ジルコニアセラミック製の端末本体40を備えて
おり、この端末本体40は金型で所定の大きさよりもやや
大きめに成形した後、高温にて焼結し、あらかじめ形成
した光ファイバ挿入孔41をラッピングワイヤ等で研磨し
てこの光ファイバ挿入孔41を所定の大きさにして作成し
ていた。このようになされた端末本体40は支持部材42に
圧入される。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、従来のジルコニアセラミック製の光フ
ァイバコネクタ端末では、その材質及び製造上から、す
なわち、セラミック素材の粒子を金型にて成形する必要
から光ファイバ挿入孔形成用の金型コアピンは寸法的に
長く(10mm以上)することが出来ず、従って、光ファイ
バ挿入孔41も細くかつ長くすることができなかった。
このために、光ファイバを光ファイバ挿入孔41に挿入
し接着剤で固着する場合挿入孔が短いために、接着強度
が小さく、信頼性に乏しいという問題点があった。
また、従来のジルコニアセラミックの材質であると高
温焼結等の特殊な工程があるため製造方法の工程が複雑
でかつ多工程で困難なものとなっているので歩留が悪
く、大量生産ができず高価なものとなっていた。さらに
は、外径の細いもの(例えば直径1.0〜1.5mm)では曲げ
強度が弱くなり使用時のこじりにより折れるという問題
があった。
また、光ファイバコネクタ端末全体を金属材から作っ
た場合、細くて長い光ファイバ挿入孔を加工することは
至難の技であり、不可能に近いものであった。
またさらに、端末本体40を支持部材42に圧入する際に
も端末本体40と支持部材42とは異材質とされているため
材質的な馴みがなく、無理に圧入すると端末本体40又は
支持部材42が破壊することもあった。
特に多芯光ファイバコネクタ端末の場合、これの製作
時に、複数本の光ファイバ挿入孔形成用の金型コアピン
を一度に使用する必要があり、このために、セラミック
粉が混らず巣が発生したり、また金型コアピンの折損に
より多芯光ファイバコネクタ端末のセラミック材による
成形は不可能であった。
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであっ
て、その第1の目的とするところは、複数の光ファイバ
挿入孔を細く長く形成することができて、光ファイバを
光ファイバ挿入孔に挿入し接着剤で固着する場合、接着
強度が大きくなって、信頼性があるものになる多芯光フ
ァイバコネクタ端末を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、複数の光ファ
イバ挿入孔を細く長く形成した多芯光ファイバコネクタ
端末を容易に製造することができる多芯光ファイバコネ
クタ端末の製造方法を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の第1の目的を達成するために、本発明は、スリ
ーブ内に、複数本のピンを位置させることにより、隣り
合うピンにより複数の光ファイバ挿入孔を形成し、スリ
ーブとピンとの間に充填材を挿入してこれらの充填材を
スリーブと共に、減径して潰しスリーブと隣り合うピン
とが成す間隙を充填材によって充填し、光ファイバ挿入
孔に光ファイバを挿入固着した構成にしてある。
また、同様に、スリーブ内に、複数本のピンを位置さ
せることにより、隣り合うピンにより複数の光ファイバ
挿入孔を形成し、スリーブを減径して潰しスリーブと隣
り合うピンとが成す間隙をスリーブの圧縮変形部分を充
填し、光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入固着した構
成にしてある。
また、同様に、スリーブの内周面部に、このスリーブ
の中心Oに向かって突出する複数の凸条を設け、スリー
ブ内に、複数本のピンを凸条の間に位置させることによ
り、隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入孔を形成
し、スリーブを減径して潰しスリーブと隣り合うピンと
が成す間隙に凸条を充填し、光ファイバ挿入孔に光ファ
イバを挿入固着した構成にしてある。
また、第2の目的を達成するために、本発明は、スリ
ーブ内に、スリーブよりその硬度の大きい複数本のピン
を収容して、隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入
孔を形成し、スリーブとピンとの間に充填材を挿入し、
充填材をスリーブと共に、減径して潰してスリーブと隣
り合うピンとが成す間隙を充填材により埋めて、光ファ
イバ挿入孔を位置決めし、これらの光ファイバ挿入孔に
光ファイバを挿入固着するようにしてある。
また、同様に、スリーブ内に、スリーブよりその硬度
の大きい複数本のピンを収容して、隣り合うピンにより
複数の光ファイバ挿入孔を形成し、スリーブを減径して
潰してスリーブと隣り合うピンとが成す間隙をスリーブ
の圧縮変形部分により埋めて、光ファイバ挿入孔を位置
決めし、これらの光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入
固着するようにしてある。
また、同様に、スリーブの内周面部に、このスリーブ
の中心Oに向かって突出する複数の凸条を設け、スリー
ブ内に、スリーブよりその硬度の大きい複数本のピンを
収容して、隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入孔
を形成し、スリーブを減径して潰してスリーブと隣り合
うピンとが成す間隙を凸条により埋めて、光ファイバ挿
入孔を位置決めし、これらの光ファイバ挿入孔に光ファ
イバを挿入固着するようにしてある。
《作用》 上記のように、多芯光ファイバコネクタ端末を構成す
ることにより、スリーブとピンとが一体になり、ピンの
位置決めが確実になされて、複数の光ファイバ挿入孔を
細く長く形成することができ、寸法的に長い多芯光ファ
イバコネクタ端末を得ることができて、光ファイバを光
ファイバ挿入孔に挿入し接着剤で固着する場合、接着強
度が大きくなって、信頼性があるものになる。
また、上記のように、多芯光ファイバコネクタ端末を
製造することにより、複数の光ファイバ挿入孔を細く長
く形成した多芯光ファイバコネクタ端末を容易に製造す
ることができる。
《実施例》 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わる多芯光ファイバコネクタ端末
を備えた光ファイバコネクタの一部破断した斜視図、第
2図は本発明に係わる多芯光ファイバコネクタ端末の斜
視図、第3図は同縦断面図、第4図は同後面図、第5図
は多芯光ファイバコネクタ端末の端面図である。
光ファイバコネクタは第1図に示すようにプラグ1と
アダプタ2とよりなり、プラグ1はプラグハウジング3
を備えていて、このプラグハウジング3内には押え金具
4を介して多芯光ファイバコネクタ端末5が収容してあ
る。
この多芯光ファイバコネクタ端末5は、第2図乃至第
5図に示すように外周部に鍔部5cを有する支持部材5aに
多芯光ファイバコネクタ端末本体5bを取付けて成り、こ
の多芯光ファイバコネクタ端末本体5bはスリーブ6を備
えていて、このスリーブ6内には、7本のピン7が収容
してあり、スリーブ6とピン7との間には充填材8が充
填してあり、7本のピン7の隣り合うものが成す6本の
光ファイバ挿入孔9には光ファイバケーブル50の光ファ
イバ10が挿入固着してある。スリーブ6は充填材8と共
に、例えばロータリスウェージ機により回転鍛造加工さ
れて減径され潰されてスリーブ6と隣り合うピン7とが
成す間隙を充填材8が埋めていて、ピン7を位置決めし
て、光ファイバ挿入孔9を位置決めし、光ファイバ10を
位置付けている。
上記のように、スリーブ6内に、7本のピン7をスリ
ーブ6の中心Oと、この中心O回りにこの中心Oから等
距離に位置させることにより、光ファイバ挿入孔9を形
成し、スリーブ6を減径して潰しスリーブ6と隣り合う
ピン7とが成す間隙を充填材8によって充填し、光ファ
イバ挿入孔9に光ファイバ10を挿入固着した構成にして
あるので、スリーブ6とピン7とが一体になり、ピン7
の位置決めが確実になされて、光ファイバ挿入孔9を細
く長く形成することができ、寸法的に長い光ファイバコ
ネクタ端末を得ることができる。
このために、光ファイバ10を光ファイバ挿入孔9に挿
入し接着剤で固着する場合、接着強度が大きくなって、
信頼性があるものになる。
次に、光ファイバコネクタ端末5の製造方法について
第6図に基づいて説明する。
ピン7の製造にあっては、まず、ステンレス材からな
るピン素材7aを所定の長さ(例えば60mm)に切断して熱
処理或いは加工硬化処理を行い、第6図(1)に示す研
磨装置11によって所定の真円度および所定の面粗度に
し、所定のピン7を得る。上記の研磨装置11はピン素材
7aを保持する保持部材12とピン素材7aを研磨する研磨用
砥石13、14とからなり、これら研磨用砥石13、14を矢印
の方向に回転してピン素材7aを研磨する。
このように作成されたピン7はステンレス焼入材(例
えば、SUS305)である。
スリーブ6の製造にあっては、第6図(2)及び
(3)に示すようにステンレス製のスリーブ材15を所定
の長さに切断し、このスリーブ材15をドリルのような孔
明け治具16で孔明け加工して内径規格穴17を決定し、ス
リーブ6を作成する。
このように作成されたスリーブ6は上記のように硬化
処理がされていないステンレス製であって、その硬度
は、前記ピン7に比べて小さいものである。
上記のように作成されたスリーブ6内に7本のピン7
を、スリーブ6の中心Oと、この中心O回りにこの中心
Oから等距離に位置するようにして挿入し、スリーブ6
とピン7との間に充填材8を挿入する。これらの充填材
8は丸棒或いは断面扇状の棒材であって、硬化処理され
ていないステンレス材よりなり、その硬度はスリーブ6
と同じで、ピン7に比べて小さいものである。
このように、7本のピン7と6本の充填材8を挿入し
たスリーブ6を、例えばロータリースウェージ機による
回転鍛造によって減径する。この回転鍛造による加工は
スリーブ6をその軸線回りに連続的にまたは間欠的に回
転させながら、一対または二対の鍛造型で打撃を与え減
径加工するものであり、このようにして、多芯光ファイ
バコネクタ端末素材Aが作成される。
このような回転鍛造加工によってスリーブ6は減径さ
れるのであるが、スリーブ6は減径された場合、充填材
8が潰されてスリーブ6と隣り合うピン7とが成す間隙
をこの充填材8が埋めて、本のピン7をその中心Oと、
この中心O回りにこの中心Oから等距離に位置決めする
{第6図(5)参照}。
次に、第6図(6)に示すようにファインカッター19
で多芯光ファイバコネクタ端末素材Aの両側部を切断
し、その切断面のバリ取りを行い、洗浄する。
多芯光ファイバコネクタ端末素材Aにあっては、その
内部に3本づつのピン7が成すほぼ三角形状の孔20が形
成される{第6図(5)(c)参照}。これらの孔20
を、円形断面を成す光ファイバ10を挿通するため光ファ
イバ挿入孔9にする必要がある。
この光ファイバ挿入孔9の形成は、第6図(7)に示
すように前記孔20にラッピングワイヤ21を挿通し、この
ラッピングワイヤ21にダイヤモンド砥粒22を付けて、こ
のラッピングワイヤ21を捲回したリール23、24を回転さ
せてラッピングワイヤ21を往復動させ、このラッピング
ワイヤ21により孔20の周壁を研磨することにより行われ
る。
次に、第6図(8)に示すように円筒研磨機25によっ
て多芯光ファイバコネクタ端末素材Aに外径を仕上げて
同心度規格を満足させる。
次に、第6図(9)に示すように多芯光ファイバコネ
クタ端末素材Aをホルダー26で保持し、この多芯光ファ
イバコネクタ端末素材Aの端面を砥石27により研磨して
端面直角を出す。
次に、第6図(10)に示すように多芯光ファイバコネ
クタ端末素材Aの光ファイバ挿入孔9の端部に、光ファ
イバ挿入部の案内面28を放電加工により形成する。第6
図(10)中29は放電加工用の電極である。この案内面28
の加工は放電加工によらず、切削加工でも良い。
次に、第6図(11)に示すように多芯光ファイバコネ
クタ端末素材Aの端部の周縁部を砥石30により研磨して
C面取りを行う。
次に、上記のように加工した多芯光ファイバコネクタ
コネクタ端末素材Aを洗浄し、多芯光ファイバコネクタ
端末素材Aを支持部材5aに圧入等により挿入し一体化す
る。そして、光ファイバ挿入孔9に接着剤33を注入した
のち、この光ファイバ挿入孔9内に前記光ファイバ10を
挿入し、この光ファイバ10の端部を多芯光ファイバコネ
クタ端末素材Aの端面より外側に突出させる。このため
に、この端面において接着剤33が盛り上がり、光ファイ
バ10の突出部分をも接着する。
そして、この端面における接着剤33の盛り上がりを、
光ファイバ10の突出部分共々砥石で研磨して削除し、多
芯光ファイバコネクタ端末5を得る。
また、本発明に係わる多芯光ファイバコネクタ端末5
の多芯光ファイバコネクタ端末本体5bは、スリーブ6内
に、7本のピン7をスリーブ6の中心Oと、この中心O
の回りに、この中心Oから等距離に位置させることによ
り、6本の光ファイバ挿入孔9を形成し、スリーブ6を
減径して潰しスリーブ6と隣り合うピン7とが成す間隙
をスリーブ6自体(スリーブ6の内周面部の圧縮変形部
分)によって充填し、光ファイバ挿入孔9に光ファイバ
10を挿入固着した構成にしてもよい。
このようなスリーブ6自体を充填材として用いる場合
における多芯光ファイバコネクタ端末の製造方法にあっ
ては、これのスリーブ材15aを所定の長さに切断し、こ
のスリーブ材15aに内径規格孔17を決定し、外形加工を
おこなって同軸度を出し、スリーブ6を作成する。
そして、このように作成されたスリーブ6内に、7本
のピン7を挿入する。
このように、7本のピン7を挿入したスリーブ6を、
例えばロータリースウェージ機による回転鍛造によって
減径する場合、回転鍛造加工によってスリーブ6は減径
されるのであるが、スリーブ6が減径された場合、スリ
ーブ6が潰されてスリーブ6と隣り合うピン7とが成す
間隙をこのスリーブ6の圧縮変形部分が埋めて、7本の
ピン7を、その中心Oと、この中心Oの回りに、この中
心Oから等距離に位置決めする。
また、本発明に係わる多芯光ファイバコネクタ端末5
の多芯光ファイバコネクタ端末本体5bは、スリーブ6内
に、7本のピン7を位置させることにより、6本の光フ
ァイバ挿入孔9を形成し、スリーブ6を減径して潰しス
リーブ6と隣り合うピン7とが成す間隙を、スリーブ6
の内周部に突設した凸条8aによって充填し、光ファイバ
挿入孔9に光ファイバ10を挿入固着した構成にしてもよ
い。
このような凸条8aを充填材として用いる場合における
多芯光ファイバコネクタ端末の製造方法にあっては、こ
れのスリーブ6の製造工程で、第7図に示すようにスリ
ーブ材15aを引抜加工により形成してスリーブ材15aの内
周面部に、このスリーブ材15aの中心Oに向かって突出
する3条の凸条8aを形成し、所定の長さに切断する。そ
して、このスリーブ材15aに内径規格孔17を決定し、外
形加工をおこなって同軸度を出し、スリーブ6を作成す
る。
そして、このように作成されたスリーブ6内に、その
中心Oに1本、凸条8a間に位置させて6本のピン7をそ
れぞれ位置するようにして挿入する。
このように、7本のピン7を挿入したスリーブ6を、
例えばロータリースウェージ機による回転鍛造によって
減径する場合、回転鍛造加工によってスリーブ6は減径
されるのであるが、スリーブ6が減径された場合、凸条
8aが潰されてスリーブ6と隣り合うピン7とが成す間隙
を凸条8aが埋めて、7本のピン7を中心Oとその回りに
等距離に位置決めする。
さらに、上記した多芯光ファイバコネクタ端末とその
製造方法において、ピン7にステンレス焼入材(例え
ば、SUS305)を用い、スリーブ6に硬化処理がされてい
ないステンレスを用いて、スリーブ6の硬度を、前記ピ
ン7に比べて小さいものにしたが、スリーブ6および充
填材8の硬度が、前記ピン7に比べて小さくなる関係で
あれば、ステンレス材に限らず、他の材料、例えば、タ
ングステン、ベリリームなどでも良い。
さらに、多芯光ファイバコネクタ端末5の製造方法に
おいて、ピン7を挿入したスリーブ6を、例えばロータ
リースウェージ機による回転鍛造によって減径するよう
にしたが、要は、スリーブ6が潰されてスリーブ6と隣
り合うピン7とが成す間隙を埋めて、ピン7を位置決め
するようにすれば良いのであって、このような加工技術
は、回転鍛造に因らずともドローイング、プレス加工に
よっても可能である。
《発明の効果》 以上説明したように、本発明に係わる多芯光ファイバ
コネクタ端末は、上記のように構成してあるために、金
型で成形する必要が全くなく、また、スリーブとピンと
が一体になり、ピンの位置決めが確実になされて、スリ
ーブとピンとの隙間に研磨粒子等の浸入がなく、複数の
光ファイバ挿入孔を細く長く形成することができ、寸法
的に長い多芯光ファイバコネクタ端末を得ることができ
る。
このために、光ファイバを光ファイバ挿入孔に挿入し
接着剤で固着する場合、接着強度が大きくなって、信頼
性があるものになり、且つ加工法が単純で容易になるの
で、大量生産が可能になり、コスト低減が図れる。
また、本発明は、上記のように、多芯光ファイバコネ
クタ端末を製造するようにしたから、複数本の金型コア
ンピンを必要とすることがなく、高密度化した多芯光フ
ァイバコネクタ端末が製作でき、しかも、複数の光ファ
イバ挿入孔を細く長く形成した多芯光ファイバコネクタ
端末を容易に製造することができる。
さらに、スリーブを支持部材と同一材質で作成可能と
なるので、圧入で一体化するにも材質的に馴みがあり一
体化が容易となる。又、圧入だけでなく、半田付け、溶
接等も可能となるので一体化加工の多様性が可能とな
る。これによりさらに信頼性が高まり、コスト低減にも
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる多芯光ファイバコネ
クタ端末を備えた光ファイバコネクタの一部破断した斜
視図、第2図は本発明の一実施例に係わる多芯光ファイ
バコネクタ端末の斜視図、第3図は同縦断面図、第4図
は同後面図、第5図は多芯光ファイバコネクタ端末の端
面図、第6図は本発明に係わる多芯光ファイバコネクタ
端末の製造方法の説明図であって、(1)はピンの研磨
工程の説明図、(2)はパイプの切断工程の説明図、
(3)はパイプの内径規格孔作成工程の説明図、(4)
(a)はスリーブに3本のピンを挿入した状態の正面か
らの説明図、(4)(b)は同斜視図、(5)(a)は
光ファイバコネクタ端末素材の端面図、(5)(b)は
同斜視図、(5)(c)は(5)(a)の中心部の拡大
図、(6)は多芯光ファイバコネクタ端末素材の切断工
程の説明図、(7)は多芯光ファイバコネクタ端末素材
の光ファイバ挿入孔の研磨工程の説明図、(8)は多芯
光ファイバコネクタ端末素材の外径仕上げ工程の説明
図、(9)は多芯光ファイバコネクタ端末素材の端面直
角仕上げ工程の説明図、(10)は多芯光ファイバコネク
タ端末素材の内側面取り工程の説明図、(11)は多芯光
ファイバコネクタ端末素材の外側面取り工程の説明図、
(12)は多芯光ファイバコネクタ端末素材における光フ
ァイバ接着の説明図、第7図(1)、(2)は本発明の
他の実施例における多芯光ファイバコネクタ端末のスリ
ーブの製造工程の説明図、第8図は従来の光ファイバコ
ネクタ端末の縦断面図である。 5……多芯光ファイバコネクタ端末、 6……スリーブ、7……ピン、 8、8a……凸条、9……光ファイバ挿入孔、 10……光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−60910(JP,A) 特開 昭57−74712(JP,A) 特開 昭58−215614(JP,A) 特開 昭61−3108(JP,A) 特開 昭61−77811(JP,A) 特開 昭62−108211(JP,A) 特開 平3−152502(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/36

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スリーブ内に、複数本のピンを位置させる
    ことにより、隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入
    孔を形成し、スリーブとピンとの間に充填材を挿入して
    これらの充填材をスリーブと共に、減径して潰しスリー
    ブと隣り合うピンとが成す間隙を充填材によって充填
    し、光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入固着したこと
    を特徴とする多芯光ファイバコネクタ端末。
  2. 【請求項2】スリーブ内に、複数本のピンを位置させる
    ことにより、隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入
    孔を形成し、スリーブを減径して潰しスリーブと隣り合
    うピンとが成す間隙をスリーブの圧縮変形部分を充填
    し、光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入固着したこと
    を特徴とする多芯光ファイバコネクタ端末。
  3. 【請求項3】スリーブの内周面部に、このスリーブの中
    心Oに向かって突出する複数の凸条を設け、スリーブ内
    に、複数本のピンを凸条の間に位置させることにより、
    隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入孔を形成し、
    スリーブを減径して潰しスリーブと隣り合うピンとが成
    す間隙に凸条を充填し、光ファイバ挿入孔に光ファイバ
    を挿入固着したことを特徴とする多芯光ファイバコネク
    タ端末。
  4. 【請求項4】スリーブ内に、スリーブよりその硬度の大
    きい複数本のピンを収容して、隣り合うピンにより複数
    の光ファイバ挿入孔を形成し、スリーブとピンとの間に
    充填材を挿入し、充填材をスリーブと共に、減径して潰
    してスリーブと隣り合うピンとが成す間隙を充填材によ
    り埋めて、光ファイバ挿入孔を位置決めし、これらの光
    ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入固着するようにした
    ことを特徴とする多芯光ファイバコネクタ端末の製造方
    法。
  5. 【請求項5】スリーブ内に、スリーブよりその硬度の大
    きい複数本のピンを収容して、隣り合うピンにより複数
    の光ファイバ挿入孔を形成し、スリーブを減径して潰し
    てスリーブと隣り合うピンとが成す間隙をスリーブの圧
    縮変形部分により埋めて、光ファイバ挿入孔を位置決め
    し、これらの光ファイバ挿入孔に光ファイバを挿入固着
    するようにしたことを特徴とする多芯光ファイバコネク
    タ端末の製造方法。
  6. 【請求項6】スリーブの内周面部に、このスリーブの中
    心Oに向かって突出する複数の凸条を設け、スリーブ内
    に、スリーブよりその硬度の大きい複数本のピンを収容
    して、隣り合うピンにより複数の光ファイバ挿入孔を形
    成し、スリーブを減径して潰してスリーブと隣り合うピ
    ンとが成す間隙を凸条により埋めて、光ファイバ挿入孔
    を位置決めし、これらの光ファイバ挿入孔に光ファイバ
    を挿入固着するようにしたことを特徴とする多芯光ファ
    イバコネクタ端末の製造方法。
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