JP2921371B2 - 高耐圧mosトランジスタ - Google Patents

高耐圧mosトランジスタ

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JP2921371B2 JP5317575A JP31757593A JP2921371B2 JP 2921371 B2 JP2921371 B2 JP 2921371B2 JP 5317575 A JP5317575 A JP 5317575A JP 31757593 A JP31757593 A JP 31757593A JP 2921371 B2 JP2921371 B2 JP 2921371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高耐圧MOSトランジス
タに関し、詳しくは、オフセットゲート構造を有する横
型の高耐圧MOSトランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、オフセットゲート構造を有する
横型の高耐圧MOSトランジスタの具体的構造例を図2
に示して説明する。
【0003】この高耐圧MOSトランジスタは、同図に
示すようにP- 型のサブストレート基板1上にN- 型の
エピタキシャル層2を形成し、そのエピタキシャル層2
に選択的な不純物拡散によりP- 型の拡散層3を形成す
る。その拡散層3内にN-型のオフセット領域4を形成
すると共にその表層部にN+ 型のドレイン領域5を形成
し、そのドレイン領域5に電気的接続されたドレイン電
極6を形成する。また、拡散層3の表層部にオフセット
領域4から離間してN+ 型のソース領域7及びソース領
域7に隣接してP+ 型のコンタクト領域8を形成し、そ
れらソース領域7及びコンタクト領域8に電気的接続さ
れたソース電極9を形成する。更に、オフセット領域4
とソース領域9間の表層部上にゲート酸化膜10を介し
てポリシリコン等のゲート電極11を形成する。
【0004】尚、図示しないが、上記構成からなる高耐
圧MOSトランジスタは、バイポーラトランジスタ等の
他の半導体素子とともに共通のサブストレート基板1上
に組み込まれており、バイポーラトランジスタ等の他の
半導体素子がアイソレーション領域でもって絶縁分離さ
れた構造となっている。
【0005】この高耐圧MOSトランジスタでは、ドレ
イン電極6とソース電極9間に電圧を印加してそのドレ
イン電位を上げていくと、オフセット領域4と拡散層3
との接合部から空乏層a,a’が拡がってくるため、ゲ
ート酸化膜10にかかる電圧は緩和される。このように
してゲート酸化膜を厚くしなくても高耐圧のMOSトラ
ンジスタを実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の高耐圧MOSトランジスタでは、ゲート酸化膜10
にかかる電圧を緩和させるためにオフセット領域4を設
けているので、その分、例えば、エピタキシャル層2を
ソース電極9と同電位とした場合に、拡散層3が完全に
空乏化するまでにエピタキシャル層2にパンチスルーし
ないように拡散層3を深く形成しなければならない。そ
の結果、拡散層3の表面積も大きくならざるを得ないた
め、デバイス自体が大型化すると共に、エピタキシャル
層2も厚くしなければならなくなり、コストアップを招
来する他、拡散層4及びエピタキシャル層3の形成に時
間がかかるという問題もあった。
【0007】この問題を解消する手段として、特開昭6
2−95863号公報に開示されたような高耐圧MOS
トランジスタがある。このMOSトランジスタは、図3
に示すように前述の高耐圧MOSトランジスタと異な
り、オフセット領域を設けることなく、拡散層3’をソ
ース領域7及びコンタクト領域8を囲繞するように配置
し、エピタキシャル層2との接合部をゲート酸化膜10
の直下に位置するように形成した構造を有する。これに
より、拡散層3’を浅く形成することが可能となり上述
した問題を解消することが実現容易となる。
【0008】しかしながら、図3に示すMOSトランジ
スタでは、ゲート酸化膜10の直下に、拡散層3’とエ
ピタキシャル層2との接合部が位置するため、そのゲー
ト酸化膜10の直下でのチャネル領域において、不純物
の濃度分布が不均一となり、所定の耐圧を設計すること
が困難であるため、耐圧を得るようゲート酸化膜10の
直下でのチャネル長を長くしなければならない。更に、
拡散層3’とエピタキシャル層2との接合部からの空乏
層cの拡がりによってドレイン電極6とゲート電極11
間の耐圧を保障しずらくゲート酸化膜10が絶縁破壊し
易いという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、オフセット領
域の存在にかかわりなく拡散層を浅く形成し得る高耐圧
MOSトランジスタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、一導電型のサブストレ
ート基板上に他導電型のエピタキシャル層を形成し、そ
のエピタキシャル層に形成された一導電型の拡散層内で
他導電型のオフセット領域とソース領域間の表層部上に
ゲート酸化膜を介してゲート電極を形成した高耐圧MO
Sトランジスタにおいて、エピタキシャル層に上記拡散
層を囲繞するように一導電型のアイソレーション領域を
形成すると共に上記オフセット領域をエピタキシャル層
のアイソレーション領域に囲繞され上記拡散層外の表層
部に跨がって形成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る高耐圧MOSトランジスタでは、
オフセット領域をエピタキシャル層と拡散層とに跨がる
表層部に形成したことにより、そのオフセット領域とエ
ピタキシャル層とを接合させてエピタキシャル層をドレ
イン電位と同電位にすることができるため、拡散層の深
さをドレイン電位がパンチスルーしないだけ深くする必
要はなくソース電位がパンチスルーしないようにだけ浅
く設定することが可能となる。また、ゲート酸化膜の直
下には拡散層とエピタキシャル層との接合部が存在せず
拡散層の表層部での濃度分布が均一となってチャネルの
設計が容易となる。
【0012】
【実施例】本発明に係る高耐圧MOSトランジスタの実
施例を図1に示して説明する。尚、図2及び図3と同一
又は相当部分には同一参照符号を付して重複説明は省略
する。
【0013】本発明の特徴は、オフセット領域4をエピ
タキシャル層2と拡散層12とに跨がる表層部に形成し
たことにある。これにより、そのオフセット領域4とエ
ピタキシャル層2とを接合させてエピタキシャル層2を
ドレイン電位と同電位にする。
【0014】この高耐圧MOSトランジスタでは、ドレ
イン電極6とソース電極9間に電圧を印加すると、空乏
層dがエピタキシャル層2と拡散層12との接合部から
エピタキシャル層2内と拡散層12内とに拡がると共に
オフセット領域4と拡散層との接合部からもオフセット
領域4内と拡散層12内へも拡がるためにゲート酸化膜
10にかかる電圧を緩和することができ、ゲート酸化膜
10の絶縁破壊も抑制できる。拡散層12をソース電位
がパンチスルーしない深さに浅く形成することが可能と
なる。従って、拡散層12パンチスルーしない限りは
十分な耐圧が確保される。また、ゲート酸化膜10の直
下に位置するチャネル領域では、拡散層12の表層部で
不純物濃度が均一であり、チャネルの設計が容易であ
る。
【0015】更に、上記構成からなる高耐圧MOSトラ
ンジスタでは、バイポーラトランジスタ等の他の半導体
素子とともに共通のサブストレート基板1上に組み込む
構造として、そのMOSトランジスタの周囲、即ち、エ
ピタキシャル層2に拡散層12を囲繞するようにP型の
アイソレーション領域13を配置して絶縁分離すること
により、前述したようにオフセット領域4とエピタキシ
ャル層2とを接合させてそのエピタキシャル層2をドレ
イン電位と同電位にすることが可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る高耐圧MOSトランジスタ
によれば、拡散層を浅く形成することができることによ
り、デバイスの薄形化及び小型化を実現でき、製品のコ
ストダウンが容易となり、ゲート酸化膜の絶縁破壊を可
及的に抑止して十分な耐圧を確保し得る高耐圧MOSト
ランジスタを提供できてその実用的価値は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高耐圧MOSトランジスタの実施
例を示す断面図
【図2】高耐圧MOSトランジスタの従来例を示す断面
【図3】高耐圧MOSトランジスタの他の従来例を示す
断面図
【符号の説明】
1 サブストレート基板 2 エピタキシャル層 4 オフセット領域 7 ソース領域 10 ゲート酸化膜 11 ゲート電極 12 拡散層 13 アイソレーション領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型のサブストレート基板上に他導電
    型のエピタキシャル層を形成し、そのエピタキシャル層
    に形成された一導電型の拡散層内で他導電型のオフセッ
    ト領域とソース領域間の表層部上にゲート酸化膜を介し
    てゲート電極を形成した高耐圧MOSトランジスタにお
    いて、前記エピタキシャル層に前記拡散層を囲繞するよ
    うに一導電型のアイソレーション領域を形成すると共に
    前記オフセット領域を前記エピタキシャル層の前記アイ
    ソレーション領域に囲繞され前記拡散層外の表層部に跨
    がって形成したことを特徴とする高耐圧MOSトランジ
    スタ。
JP5317575A 1993-12-17 1993-12-17 高耐圧mosトランジスタ Expired - Fee Related JP2921371B2 (ja)

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JPH05198757A (ja) * 1992-01-21 1993-08-06 Nec Corp 集積回路

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