JP2920989B2 - 4wdの車速センサ - Google Patents

4wdの車速センサ

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JP2920989B2
JP2920989B2 JP2173190A JP2173190A JP2920989B2 JP 2920989 B2 JP2920989 B2 JP 2920989B2 JP 2173190 A JP2173190 A JP 2173190A JP 2173190 A JP2173190 A JP 2173190A JP 2920989 B2 JP2920989 B2 JP 2920989B2
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透 濱田
信行 小田川
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Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H48/00Differential gearings
    • F16H48/38Constructional details
    • F16H2048/385Constructional details of the ring or crown gear

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  • Retarders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は4WDの車速センサに係り、特に差動機を形
成する第1ケースと第2ケースとの第2ケース外周に車
速センサのパルス信号発生用リングを設けた4WDの車速
センサに関する。
[従来の技術] 4輪駆動車、例えばフロント側に横置きエンジンを搭
載したフルタイム方式の4輪駆動車は、横置きエンジン
からの駆動力を中央差動機から、フロント側第1差動機
を介して前輪に伝達させるとともに、推進軸とリヤ側第
2差動機とを介して後輪に伝達させている。
また、前記4車駆動車としては、特開昭60-229825号
公報に開示されるものがある。この公報に開示される動
力取出しアセンブリは、動力取出しアセンブリに一次車
両の運転室内に取付けることのできる中央制御装置を備
え、この中央制御装置は動力取出しユニットに作動的に
連結され、機関速度を表す電子信号を受け取り、受け取
った信号に応答して圧力下の流体を動力取出しユニット
にまたは動力取出しユニットから指し向ける弁を操作し
て動力取出しユニットの出力軸を係合または離脱させ、
速度制御系の電圧が正常状態に戻るかまたは機関速度が
望ましい範囲に戻った場合には、動力取出しユニットの
出力軸をリセットして再係合させ、動力取出しユニット
の出力軸の回転速度を所要の範囲内に維持している。
更に、実公平1-12984号公報に開示されるものがあ
る。この公報に開示される四輪駆動車の表示装置は、フ
リーホイール機構を装備した四輪駆動車の前後輪ととも
に回転するギヤを設け、これらギヤに対向する位置に第
1、第2センサを設けるとともに、切換軸に対向する位
置に第3センサを設け、第1〜第3センサの検出信号に
よって前後輪の回転状態を正確にとらえ、作動が確実で
誤動作のない表示装置を実現している。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、従来の4WDの車速センサにおいては、差動
機の例えば左側の第2ケース外周に薄肉大径の車速セン
サのパルス信号発生用リング(いわゆるエキサイターリ
ング)が圧力を利用して外嵌されている。このリングは
車軸の1回転に対応して1回転するものである。
しかし、リングが大径であることにより、歪が生じ易
く、発生させるパルス信号にバラツキが生ずるという不
都合がある。
また、前記第2ケース外周に薄肉大径の車速センサの
パルス信号発生用リングを外嵌する際に、圧力などの因
子によって圧入代を大きくすることができず、リングに
歪が生じた場合にリングが第2ケースから脱落する惧れ
があるという不都合がある。
更に、リングを差動機以外の箇所、例えば車軸端部に
取り付けたものもあるが、車速センサによる信号検出の
際に、泥や水がかかって信号の信頼性が低下する等の悪
影響が生ずるという不都合がある。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、上述不都合を除去するため
に、4WDの差動機のケースを、ピニオンシャフトを軸支
する第1ケースとこの第1ケースに固着手段により固着
される第2ケースとによって形成し、第2ケース外周の
第1ケース側部位には第1ケースと第2ケースとによっ
てリングの脱落を防止すべく小径な脱落防止用段差部を
形成したことにより、リングの脱落を確実に防止し得る
とともに、部品点数が増加せず、構成を簡略に維持し得
る4WDの車速センサを実現するにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、搭載されるエ
ンジンにより差動機を介して前後輪を駆動するととも
に、差動機外周に車速センサのパルス信号発生用リング
を有する4WDにおいて、前記差動機のケースをピニオン
シャフトを軸支する第1ケースとこの第1ケースに固着
手段により固着される第2ケースとによって形成し、第
2ケース外周の第1ケース側部位には第1ケースと第2
ケースとによって前記リングの脱落を防止すべく小径な
脱落防止用段差部を形成したことを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、差動機外周に車速セ
ンサのパルス信号発生用リングを設ける際には、第2ケ
ース外周の小径な脱落防止用段差部にリングを嵌着し、
第1ケースと第2ケースとによってリングの脱落を阻止
し、リングの脱落を確実に防止するとともに、部品点数
が増加せず、構成を簡略に維持している。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜9図はこの発明の実施例を示すものである。第
2図において、2は図示しない4WD(四輪駆動)車の例
えばリヤ側差動機である。
このリヤ側差動機2は、一対のデファレンシャルギヤ
4−1、4−2と、一対のデファレンシャルピニオン6
−1、6−2と、デファレンシャルギヤ4−1、4−2
を貫通するリヤドライブシャフト8と、デファレンシャ
ルピニオン6−1、6−2を貫通するピニオンシャフト
10とを有し、外周部位を第1ケース12と、直径Dを有す
る第2ケース14とによって包囲されている。つまり、前
記リヤ側差動機2のケースは、ピニオンシャフト10を軸
支する第1ケースと、この第1ケース12に固着手段たる
取付ボルト16により固着される第2ケース14とによって
形成される。
また、これら第1ケース12と第2ケース14とには、取
付ボルト16によってリングギヤ18が取り付けられてい
る。
前記リヤ側差動機2は、図示しない4WD車のエンジン
(図示せず)に連絡するユニバーサルジョイントフラン
ジ20と、リヤドライブベベルギヤ22と、回転軸24とを有
している。
なお符号26はデフキャリア、28は後輪終減速軸であ
る。
前記デフキャリア26に磁気センサである車速センサ30
を設け、前記リヤ側差動機2の第2ケース14外周の第1
ケース12側部位には第1ケース12と第2ケース14とによ
って前記車速センサ30のパルス信号発生用リング32の脱
落を防止すべく小径な脱落防止用段差部34を形成する。
詳述すれば、第6図に示す如く、第2ケース14の外周
14aの第1ケース12側部位の一側14−1から他側14−2
に全幅の2/3程度切除した段差部34を形成する。
また、前記リング32を炭素鋼(S30C)により、第8、
9図に示す如く、外周に複数の凸部36を有すべく形成す
るとともに、内周32bには前記段差部34に合致すべく他
側32−2から一側32−1に全幅の1/2程度切除し、突出
部38を形成する。
次に作用について説明する。
前記車速センサ30のパルス信号発生用リング32を嵌着
する際には、第2ケース14の段差部34にリング32の内周
32bの突出部38を係合させ、第1ケース12と第2ケース1
4とによりリング32を挟持する。
そして、前記取付ボルト16によって第1、第2ケース
12、14及びリングギヤ18を一体的に取付け、リング32と
車速センサ30間に所定の間隙Sを保持させる。
これにより、前記第2ケース14の外周14aに薄肉大径
の車速センサ30のパルス信号発生用リング32を外嵌する
際に、圧入代を小さくすることができ、リング32の取付
作業を容易に行い得るとともに、第1、第2ケース12、
14によりリング32を挟持してリング32が第2ケース14か
ら脱落するのを確実に防止でき、実用上有利である。
また、前記第2ケース14の外周14aの第1ケース12側
部位の一側14−1から他側14−2に全幅の2/3程度切除
した段差部34を形成することにより、従来に比し部品点
数が増加せず、構成を簡略に維持することができ、製作
が容易であり、コストを低廉とし得て、経済的に有利で
ある。
更に、第2図に示す如く、軸受支持間でリング32を回
転させることにより、リング32の振れを抑制でき、正確
な信号を検出することが可能である。
更にまた、前記リング32をリヤ側差動機2外周、つま
り終減速装置内に設けたことにより、車速センサ30によ
る信号検出の際に、泥や水、そして飛散物からリング32
を確実に保護することができ、信号の信頼性が低下する
惧れが全くないものである。
また、前記リヤドライブベベルギヤ22を有するベベル
ギヤ部位のギヤ比が車種によって変化しても、このギヤ
比に対応させてリング32を変化させる必要がなく、使い
勝手を向上させることができる。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例においては、前記リングを
リヤ側差動機外周に装着する構造として説明したが、FF
(フロントエンジン・フロントドライブ)用のトランス
アクスル内にも適用することが可能である。
[発明の効果] 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、4WDの差
動機のケースを、ピニオンシャフトを軸支する第1ケー
スとこの第1ケースに固着手段により固着される第2ケ
ースとによって形成し、第2ケース外周の第1ケース側
部位には第1ケースと第2ケースとによってリングの脱
落を防止すべく小径な脱落防止用段差部を形成したの
で、第2ケースに車速センサのパルス信号発生用リング
を外嵌する際に、圧入代を小さくすることができ、リン
グの取付作業を容易に行い得るとともに、第1、第2ケ
ースによりリングを挟持してリングが第2ケースから脱
落するのを確実に防止し得て、実用上有利である。ま
た、前記第2ケース外周の第1ケース側部位に段差部を
形成することにより、部品点数が増加せず、構成を簡略
に維持させ得る。更に、前記リングを側差動機外周に設
けたことにより、車速センサによる信号検出の際に、泥
や水、そいて飛散物からリングを確実に保護することが
でき、信号の信頼性が低下する惧れが全くないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図はこの発明の実施例を示し、第1図はリヤ側
差動機の第1、第2ケースの要部拡大断面図、第2図は
リヤ側差動機の断面図、第3図は第1ケースの左側面
図、第4図は第1ケースの断面正面図、第5図は第1ケ
ースの右側面図、第6図は第2ケースの断面正面図、第
7図は第2ケースの右側面図、第8図はパルス信号発生
用リングの断面正面図、第9図はパルス信号発生用リン
グの右側面図である。 図において、2はリヤ側差動機、4−1、4−2はデフ
ァレンシャルギヤ、6−1、6−2はデファレンシャル
ピニオン、8はリヤドライブシャフト、10はピニオンシ
ャフト、12は第1ケース、14は第2ケース、16は取付ボ
ルト、18はリングギヤ、20はユニバーサルジョイントフ
ランジ、22はリヤドライブベベルギヤ、24は回転軸、26
はデフキャリア、28は後輪終減速軸、30は車速センサ、
32はパルス信号発生用リング、34は脱落防止用段差部、
36は凸部、38は突出部である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搭載されるエンジンにより差動機を介して
    前後輪を駆動するとともに、差動機外周に車速センサの
    パルス信号発生用リングを有する4WDにおいて、前記差
    動機のケースをピニオンシャフトを軸支する第1ケース
    とこの第1ケースに固着手段により固着される第2ケー
    スとによって形成し、第2ケース外周の第1ケース側部
    位には第1ケースと第2ケースとによって前記リングの
    脱落を防止すべく小径な脱落防止用段差部を形成したこ
    とを特徴とする4WDの車速センサ。
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JPH11118818A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Toyota Autom Loom Works Ltd 車両における回転数検出用センサの取付構造及び歯車
JP4904988B2 (ja) * 2006-08-21 2012-03-28 株式会社豊田自動織機 車速センサのカバー装置

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