JP2920391B2 - 測量装置 - Google Patents
測量装置Info
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- JP2920391B2 JP2920391B2 JP1293916A JP29391689A JP2920391B2 JP 2920391 B2 JP2920391 B2 JP 2920391B2 JP 1293916 A JP1293916 A JP 1293916A JP 29391689 A JP29391689 A JP 29391689A JP 2920391 B2 JP2920391 B2 JP 2920391B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建築物、橋梁等の大型構造物の長期間に亘
る上下方向の変形を計測する測量装置に関する。
る上下方向の変形を計測する測量装置に関する。
(従来の技術) 建築物、橋梁等の大型構造物aの変形は、従来、第4
図に示すように、大型構造物aにおける計測点bの近傍
に不動点cを設け、その上にスケールdを立てて行なう
かあるいは、第5図に示すように不動点C上に、電気マ
イクロメータeを配設して行なう間接計測法と、第6図
に示すように、自動補正機構を内蔵した水準測量機5を
大型構造物aから離れた不動点c上に配置し、計測点b
に配置したスケールgの値を読んで行なう直接計測法と
によって計測されている。
図に示すように、大型構造物aにおける計測点bの近傍
に不動点cを設け、その上にスケールdを立てて行なう
かあるいは、第5図に示すように不動点C上に、電気マ
イクロメータeを配設して行なう間接計測法と、第6図
に示すように、自動補正機構を内蔵した水準測量機5を
大型構造物aから離れた不動点c上に配置し、計測点b
に配置したスケールgの値を読んで行なう直接計測法と
によって計測されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来の間接計測法によれば、計測点の近傍に
不動点が必要であり、直接計測法によれば、観測要員が
必要で、また連続的に計測点の変位データを集録するこ
とが困難である。更に計測点が測定範囲を越えた位置と
なって測定できない場合、その校正が計測現場では容易
にできない。
不動点が必要であり、直接計測法によれば、観測要員が
必要で、また連続的に計測点の変位データを集録するこ
とが困難である。更に計測点が測定範囲を越えた位置と
なって測定できない場合、その校正が計測現場では容易
にできない。
本発明は、従来のこのような課題を解決することをそ
の目的とするものである。
の目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、自動補正機
構を内蔵した水準測量機の視準光学系に被測定物の計測
点の位置を撮像するように撮像デバイスの撮像素子を配
設するとともに、該水準測量機の対物レンズの前方に光
学式マイクロメータを配設し、該光学式マイクロメータ
の平行平面ガラスを傾けて前記撮像素子上の計測点の画
像を光学式マイクロメータによって焦点板の十字線の交
点に対応する位置まで移動したときの計測点の光学式マ
イクロメータの移動量とこのときの前記撮像素子上に撮
像される計測点の十字線の交点までの移動量との比を記
憶し、計測点の実際の移動による前記撮像素子上の被測
定物の計測点の画像の変位による移動量に前記比を乗算
して被測定物の計測点の実際の変位を算出する演算手段
を設けたことを特徴とする。
構を内蔵した水準測量機の視準光学系に被測定物の計測
点の位置を撮像するように撮像デバイスの撮像素子を配
設するとともに、該水準測量機の対物レンズの前方に光
学式マイクロメータを配設し、該光学式マイクロメータ
の平行平面ガラスを傾けて前記撮像素子上の計測点の画
像を光学式マイクロメータによって焦点板の十字線の交
点に対応する位置まで移動したときの計測点の光学式マ
イクロメータの移動量とこのときの前記撮像素子上に撮
像される計測点の十字線の交点までの移動量との比を記
憶し、計測点の実際の移動による前記撮像素子上の被測
定物の計測点の画像の変位による移動量に前記比を乗算
して被測定物の計測点の実際の変位を算出する演算手段
を設けたことを特徴とする。
(作 用) 第1図に示すように、光学式マイクロメータの平行平
面ガラス4を破線のように傾けたとき、光学式マイクロ
メータのバーニヤから読みとれる計測点の移動量lと、
そのときの撮像素子5上に結像される計測点Dの水平視
準線Xすなわち焦点板の十字線の交点までの移動量Lと
の比kを測量に先立って求め、この比kを演算手段例え
ばマイクロコンピュータに入力しておき、マイクロメー
タを水平状態にもどし、計測点の移動の観察を開始させ
ると、それ以後演算手段は、この比kと撮像素子上の被
測定物の計測点の変位による移動量とを乗算して被測定
物の基準点の実際の変位を算出する。
面ガラス4を破線のように傾けたとき、光学式マイクロ
メータのバーニヤから読みとれる計測点の移動量lと、
そのときの撮像素子5上に結像される計測点Dの水平視
準線Xすなわち焦点板の十字線の交点までの移動量Lと
の比kを測量に先立って求め、この比kを演算手段例え
ばマイクロコンピュータに入力しておき、マイクロメー
タを水平状態にもどし、計測点の移動の観察を開始させ
ると、それ以後演算手段は、この比kと撮像素子上の被
測定物の計測点の変位による移動量とを乗算して被測定
物の基準点の実際の変位を算出する。
前記比kは、以上のように対物レンズから被測定物ま
での距離や合焦レンズの位置とは無関係に決定される。
での距離や合焦レンズの位置とは無関係に決定される。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面につき説明する。
第1図、第2図及び第3図は、本発明の1実施例を示
す。同図において、1は自動補正機構を内蔵した水準測
量機すなわち自動レベルの本体である。この自動レベル
本体1は、第3図に示すように対物レンズ2及び接眼レ
ンズ3と第1図に示すようにその間に配設された合焦レ
ンズ12、自動補正機構13及び焦点板14を備えており、こ
のものは周知のものである。4は対物レンズ2の前方に
取付けられた光学式マイクロメータ、5はアタッチメン
ト6を介して接眼レンズ3に取付けられた撮像デバイス
の撮像素子である。この撮像デバイスの撮像素子5とし
ては例えばCCD撮像素子が使用され、制御装置7を経て
演算ユニット8に接続される。制御装置7は、例えばCC
D撮像素子の水平、高度駆動回路や増幅回路、タイミン
グコントロール回路等を内蔵しており、演算ユニット8
にビデオ信号を出力するものである。演算ユニット8は
例えばマイクロコンピュータから成り、制御装置7から
出力したビデオ信号よりCCD撮像素子に投影された視野
から被測定物例えば大型構造物9に設けたターゲット10
の計測点11を抽出し、計測点11の位置を前述のようにし
て演算する。演算結果は、内部記憶装置に内蔵するかCR
T上に表示するようになっている。
す。同図において、1は自動補正機構を内蔵した水準測
量機すなわち自動レベルの本体である。この自動レベル
本体1は、第3図に示すように対物レンズ2及び接眼レ
ンズ3と第1図に示すようにその間に配設された合焦レ
ンズ12、自動補正機構13及び焦点板14を備えており、こ
のものは周知のものである。4は対物レンズ2の前方に
取付けられた光学式マイクロメータ、5はアタッチメン
ト6を介して接眼レンズ3に取付けられた撮像デバイス
の撮像素子である。この撮像デバイスの撮像素子5とし
ては例えばCCD撮像素子が使用され、制御装置7を経て
演算ユニット8に接続される。制御装置7は、例えばCC
D撮像素子の水平、高度駆動回路や増幅回路、タイミン
グコントロール回路等を内蔵しており、演算ユニット8
にビデオ信号を出力するものである。演算ユニット8は
例えばマイクロコンピュータから成り、制御装置7から
出力したビデオ信号よりCCD撮像素子に投影された視野
から被測定物例えば大型構造物9に設けたターゲット10
の計測点11を抽出し、計測点11の位置を前述のようにし
て演算する。演算結果は、内部記憶装置に内蔵するかCR
T上に表示するようになっている。
この実施例の装置を作動させるには、変位量を求めた
い例えば大型構造物9に対峙させて装置を据付ける。次
に大型構造物9のターゲット10の計測点11が焦点板の十
字線の交点位置の近くになるように装置をセットする。
そしてこのときの計測点11の位置を撮像デバイス5で撮
像し、このときの計測点11の撮像素子5上の位置を演算
ユニット8に記憶させる。次に光学式マイクロメータ4
の平行平面ガラス(第1図)を前述のように傾動させて
計測点11を水平視準位置(即ち十字線の交点)まで移動
させる。即ち、マイクロメータの零目盛に合わせる。こ
のときの水平視準位置までの計測点11の移動量lに対す
る撮像素子5上の計測点11の移動量Lを演算ユニット8
のディスプレイ上で読みとる。これより計測点の水平視
準位置までの移動量と撮像素子5上の計測点11の移動量
の比kが求まる。この比kを演算ユニット9に入力し、
記憶させておく。かくして演算ユニット8は所定時間毎
に撮像素子5上の計測点11の像の位置からその移動量を
求め、その移動量に比kを乗じて計測点11の移動量すな
わち大型構造物9の所定位置の変位を算出する。
い例えば大型構造物9に対峙させて装置を据付ける。次
に大型構造物9のターゲット10の計測点11が焦点板の十
字線の交点位置の近くになるように装置をセットする。
そしてこのときの計測点11の位置を撮像デバイス5で撮
像し、このときの計測点11の撮像素子5上の位置を演算
ユニット8に記憶させる。次に光学式マイクロメータ4
の平行平面ガラス(第1図)を前述のように傾動させて
計測点11を水平視準位置(即ち十字線の交点)まで移動
させる。即ち、マイクロメータの零目盛に合わせる。こ
のときの水平視準位置までの計測点11の移動量lに対す
る撮像素子5上の計測点11の移動量Lを演算ユニット8
のディスプレイ上で読みとる。これより計測点の水平視
準位置までの移動量と撮像素子5上の計測点11の移動量
の比kが求まる。この比kを演算ユニット9に入力し、
記憶させておく。かくして演算ユニット8は所定時間毎
に撮像素子5上の計測点11の像の位置からその移動量を
求め、その移動量に比kを乗じて計測点11の移動量すな
わち大型構造物9の所定位置の変位を算出する。
(発明の効果) 本発明は、上述の通りに構成されているから、計測点
から離れた不動点から常時観測要員を必要としないで、
計測点の変位データを長時間に亘って集録することが可
能であり、また対物レンズから被測定物までの距離や合
焦レンズの位置に無関係に測定できるので測定作業が簡
単である。更に計測点が所定の長さ以上に移動しても、
装置の校正が容易にできる。
から離れた不動点から常時観測要員を必要としないで、
計測点の変位データを長時間に亘って集録することが可
能であり、また対物レンズから被測定物までの距離や合
焦レンズの位置に無関係に測定できるので測定作業が簡
単である。更に計測点が所定の長さ以上に移動しても、
装置の校正が容易にできる。
第1図は本発明の1実施例の光学系を示す図、第2図は
その1実施例の斜面図、第3図はその要部の分解側面
図、第4図、第5図及び第6図はいずれも従来の計測法
の説明図である。 1……自動レベル本体、2……対物レンズ 4……光学式マイクロメータ、5……影像素子 5……演算ユニット、9……大型構造物
その1実施例の斜面図、第3図はその要部の分解側面
図、第4図、第5図及び第6図はいずれも従来の計測法
の説明図である。 1……自動レベル本体、2……対物レンズ 4……光学式マイクロメータ、5……影像素子 5……演算ユニット、9……大型構造物
Claims (1)
- 【請求項1】自動補正機構を内蔵した水準測量機の視準
光学系に被測定物の計測点の位置を撮像するように撮像
デバイスの撮像素子を配設するとともに、該水準測量機
の対物レンズの前方に光学式マイクロメータを配設し、
該光学式マイクロメータの平行平面ガラスを傾けて前記
撮像素子上の計測点の画像を光学式マイクロメータによ
って焦点板の十字線の交点に対応する位置まで移動した
ときの光学式マイクロメータの移動量とこのときの前記
撮像素子上に撮像される計測点の十字線の交点までの移
動量との比を記憶し、計測点の実際の移動による前記撮
像素子上の被測定物の計測点の画像の変位による移動量
に前記比を乗算して被測定物の計測点の実際の変位を算
出する演算手段を設けたことを特徴とする測量装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1293916A JP2920391B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 測量装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1293916A JP2920391B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 測量装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03154815A JPH03154815A (ja) | 1991-07-02 |
JP2920391B2 true JP2920391B2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=17800818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1293916A Expired - Fee Related JP2920391B2 (ja) | 1989-11-14 | 1989-11-14 | 測量装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2920391B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0345135Y2 (ja) * | 1984-09-19 | 1991-09-24 | ||
JPS63252216A (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-19 | Opt:Kk | 比高測定用水準儀 |
-
1989
- 1989-11-14 JP JP1293916A patent/JP2920391B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03154815A (ja) | 1991-07-02 |
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