JP2920374B1 - 吹出し式風洞の制御装置 - Google Patents

吹出し式風洞の制御装置

Info

Publication number
JP2920374B1
JP2920374B1 JP4046198A JP4046198A JP2920374B1 JP 2920374 B1 JP2920374 B1 JP 2920374B1 JP 4046198 A JP4046198 A JP 4046198A JP 4046198 A JP4046198 A JP 4046198A JP 2920374 B1 JP2920374 B1 JP 2920374B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
setting
total
control means
static pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4046198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11237304A (ja
Inventor
哲男 野上
陽一 中林
利之 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP4046198A priority Critical patent/JP2920374B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2920374B1 publication Critical patent/JP2920374B1/ja
Publication of JPH11237304A publication Critical patent/JPH11237304A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 風洞試験の停止時に、測定部8の供試体59
が過圧状態になることを防ぐ。 【解決手段】 風洞試験中、全圧検出器22によって検
出された集合胴6の全圧P02が、設定された全圧P0
1となるように、第1制御手段69によって調圧弁5の
開度を制御する。さらに測定部8のマッハ数が設定した
マッハ数になるように、検出した静圧P1と全圧P02
との圧力比演算回路72で演算した圧力比η1(=P1
/P02)が、マッハ数に対応して設定された圧力比η
01になるように、第2スロート9の開度を第2制御手
段77によって制御する。風洞試験の停止時には、第1
および第2制御手段を停止し、調圧弁5を閉じ、さらに
前記検出された静圧P1が、設定された全圧P01と設
定されたマッハ数に対応する圧力比η01とに対応した
目標となる圧力P2になるように、第3制御手段91に
よって第2スロート9の開度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、吹出し式風洞の制
御装置に関し、特に風洞試験の開始時に集合胴および測
定部内に圧縮空気などの高圧気体が存在する状態で起動
するいわゆるプリチャージ起動が可能である吹出し式風
洞の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機およびロケットなどの供試体を高
速気流内で試験をするために、吹出し式風洞が用いられ
る。典型的な先行技術は、高圧貯気槽と、全閉機能を持
つ調圧弁と、集合胴と、第1スロートと、測定部と、全
閉機能を有する第2スロートとを装備している。プリチ
ャージ起動をして集合胴および測定部内の高圧空気を無
駄にしないために、風洞試験の停止にあたっては、調圧
弁と第2スロートとを同時にまたは第2スロートを調圧
弁よりも遅らせて全閉状態にし、集合胴および測定部内
に高圧空気を残し、その高圧空気を、次回通風のために
用いる。プリチャージ起動によって、風洞試験の起動時
に、気流状態の急激な変化を生じることを防ぎ、供試体
などに過大な衝撃を与えることを防ぐことができる。
【0003】風洞試験をする場合に重要な気流条件は、
集合胴の全圧と、測定部のマッハ数である。全圧は、調
圧弁の開度を調整し、マッハ数はたとえば第2スロート
の開度を調整することによって、実現する。
【0004】このような吹出し式風洞において、風洞試
験の停止時に、調圧弁と第2スロートとを同時に全閉状
態にすると、集合胴の全圧と測定部の静圧との圧力差に
起因し、測定部の静圧が、通風時よりも上昇し、供試体
は過圧状態になる。すなわち通常の風洞試験の運転中の
圧力から、風洞試験の停止前のたとえば5秒間程度の期
間中、測定部内の静圧が上昇し、これによって供試体に
大きな抗力が作用する。これによって供試体が破損する
おそれがある。
【0005】これとは逆に、風洞試験の停止時に、調圧
弁を全閉状態にした後に、第2スロートを遅らせて全閉
状態にすると、集合胴および測定部内の高圧空気が第2
スロートから抜出してしまい、測定部の静圧が、大気圧
まで下がってしまう。これによってプリチャージ機能が
不可能になる。
【0006】風洞試験の停止時に、供試体が過圧状態に
なって、過大な衝撃によって破損しないようにするため
に、供試体の剛性を向上する必要があり、そのようにす
ると、供試体は高価になる。さらに風洞天秤も過大な衝
撃に耐えることができるようにするために剛性を高める
と、感度が下がり、必要とするデータを高精度で採取す
ることができなくなる。
【0007】この問題を解決するために、風洞試験の停
止時に、通風条件である全圧の設定値を下げて、供試体
に過大な衝撃が加わらないようにする対策が、従来から
採られている。このようにすると、通風条件に制約が加
わることになるので、必要とする風洞試験ができなくな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、集合
胴および測定部内に次回の通風のために圧縮空気などの
高圧気体を残してプリチャージ起動を可能にするととも
に、風洞試験の停止時に測定部の静圧が過大になること
を防ぎ、供試体および風洞天秤などに過大な衝撃を与え
ないようにした吹出し式風洞の制御装置を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮気体を貯
蔵する貯気槽と、貯気槽からの気体が導かれる集合胴
と、集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測
定部と、集合胴の上流側に設けられ、開度が可変であり
かつ全閉機能を有する調圧弁と、測定部の下流に連な
り、開度が可変でありかつ全閉機能を有する第2スロー
トとを有する吹出し式風洞の制御装置において、集合胴
の全圧を設定する全圧設定器と、集合胴の全圧を検出す
る全圧検出器と、全圧設定器と全圧検出器との各出力に
応答し、集合胴の検出された全圧が、設定された全圧に
なるように、調圧弁の開度を制御する第1制御手段と、
測定部の静圧を検出する静圧検出器と、全圧検出器と静
圧検出器との各出力に応答し、全圧と静圧との圧力比η
1を演算する圧力比演算回路と、測定部のマッハ数を設
定するマッハ数設定器と、マッハ数設定器の出力に応答
し、設定されたマッハ数に対応する圧力比η01を設定
する圧力比設定回路と、圧力比演算回路と圧力比設定回
路との各出力に応答し、演算された圧力比η1が、設定
された圧力比η01になるように第2スロートの開度を
制御する第2制御手段と、全圧設定器と圧力比設定回路
との各出力に応答し、設定されたマッハ数に対応した測
定部の静圧を設定する静圧設定手段と、静圧検出器と静
圧設定手段との各出力に応答し、測定部の検出された静
圧が、設定された静圧になるように、第2スロートの開
度を制御する第3制御手段と、風洞試験時に、第1制御
手段と第2制御手段とを動作させ、風洞試験の停止時
に、調圧弁を閉じるとともに、測定部を気密にし、第2
制御手段から第3制御手段に切換えて動作させる切換え
手段とを含むことを特徴とする吹出し式風洞の制御装置
である。
【0010】本発明に従えば、吹出し式風洞の調圧弁お
よび第2スロートは全閉機能を有し、これによって集合
胴および測定部内に圧縮空気などの高圧気体を残したま
まとし、プリチャージ起動を行うことができる。調圧弁
は、開度の調整だけを行い、調圧弁よりも貯気槽側、す
なわち上流側に遮断弁を介在し、この遮断弁によって全
閉機能を達成するように構成してもよく、このような構
成もまた、本発明の精神に含まれる。
【0011】風洞試験中では、気流条件の1つである集
合胴の全圧P02を全圧検出器によって検出する。全圧
設定器によって設定された全圧P01になるように、第
1制御手段によって調圧弁の開度が制御される。
【0012】さらに本発明に従えば、後述の図1および
図2に示されるように、他の気流条件である測定部のマ
ッハ数を実現するために、静圧検出器によって検出した
測定部の静圧P1と、全圧検出器によって検出した集合
胴の全圧P02との圧力比η1を、圧力比演算回路によ
って演算する。その演算した圧力比η1が、マッハ数設
定器によって設定された希望するマッハ数に対応する圧
力比η01になるように、第2制御手段によって第2ス
ロートの開度を制御する。
【0013】風洞試験の停止時には、調整弁を閉じ、す
なわち全閉機能を有する調整弁自体を閉弁状態にし、ま
たは調整弁自体とは別にその上流側に設けられた遮断弁
を閉じる。また測定部を気密にし、すなわちたとえば測
定部の多孔壁の外方を囲むプレナム室を大気に連通する
ための抽気弁を閉じるなどする。
【0014】さらに風洞試験の停止時にはまた、マッハ
数のための制御を行う第2制御手段を遮断し、これに代
えて、測定部の検出された静圧P1が、マッハ数設定器
によって設定されたマッハ数に対応した目標となる静圧
P2になるように、第3制御手段によって第2スロート
の開度を制御する。この目標となる静圧P2は、静圧設
定手段によって、マッハ数に対応する圧力比η01と全
圧設定器によって設定された集合胴の全圧P01とに基
づいて演算して求められる。こうして風洞試験の停止時
には、測定部の静圧P1が、設定されたマッハ数に対応
した目標となる静圧P2に保たれたままで、第2スロー
トが全閉状態とされ、集合胴および測定部内に高圧気体
が残ったままになる。したがって次回の風洞試験の通風
時のプリチャージ起動が可能になる。また風洞試験の停
止時に供試体および風洞天秤などに過大な衝撃が加わる
ことが回避される。
【0015】また本発明は、圧縮気体を貯蔵する貯気槽
と、貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、集合胴から
の気体が導かれ、供試体が設置される測定部と、集合胴
の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉機能を
有する調圧弁と、測定部の下流に連なり、開度が可変で
ある第2スロートとを有する吹出し式風洞の制御装置に
おいて、集合胴の全圧を設定する全圧設定器と、集合胴
の全圧を検出する全圧検出器と、全圧設定器と全圧検出
器との各出力に応答し、集合胴の検出された全圧が設定
された全圧になるように調圧弁の開度を制御する第1制
御手段と、測定部の静圧を検出する静圧検出器と、全圧
検出器と静圧検出器との各出力に応答し、全圧と静圧に
関連する圧力比η1を演算する圧力比演算回路と、測定
部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、マッハ数設
定器の出力に応答し、設定されたマッハ数に対応する圧
力比η01を設定する圧力比設定回路と、圧力比演算回
路と圧力比設定回路との各出力に応答し、演算された圧
力比η1が、設定された圧力比η01になるように測定
部に関連して設けられている第2スロート以外の構成要
素を制御する第2制御手段と、全圧設定器と圧力比設定
回路との各出力に応答し、設定されたマッハ数に対応し
た測定部の静圧を設定する静圧設定手段と、静圧検出器
と静圧設定手段との各出力に応答し、測定部の検出され
た静圧が、設定された静圧になるように、第2スロート
の開度を制御する第3制御手段と、風洞試験時に、第1
制御手段と第2制御手段とを動作させ、かつ第2スロー
トを予め定める開度に保ち、風洞試験の停止時に、調圧
弁を閉じるとともに、第2制御手段を休止して測定部を
気密にし、第3制御手段に切換えて動作させる切換え手
段とを含むことを特徴とする吹出し式風洞の制御装置で
ある。
【0016】本発明に従えば、後述の図5に示されるよ
うに、風洞試験中に、第2制御手段によって設定された
マッハ数を実現するために、前述の第2スロートの開度
を制御する代わりに、測定部に関連して設けられている
第2スロート以外の構成要素、たとえば第1スロート、
抽気フラップ、抽気弁および測定部を規定する多孔壁の
フラップなどの少なくとも1つの開度を制御する。この
風洞試験時には、第2スロートを予め定める開度、たと
えば全開状態に保つ。その他の構成と動作は、前述と同
様である。
【0017】また本発明は、圧力比演算回路は、全圧検
出器によって検出された集合胴の全圧P02と、静圧検
出器によって検出された測定部の静圧P1とによって、
圧力比η1=P1/P02を演算し、圧力比設定回路
は、設定さたれマッハ数に対応する設定された集合胴の
全圧P01と測定部の静圧P2とによって、圧力比η0
1=P2/P01を設定することを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、後述の図1、図2および
図5に示されるように、集合胴の全圧P01,P02と
測定部の静圧P1,P2との圧力比η1,η01は、測
定部のマッハ数に対応するという関係を用いる。第2制
御手段は、演算された圧力比η1が、設定された圧力比
η01になるように、第2スロートの開度を制御し、ま
たは測定部に関連して設けられている第2スロート以外
の構成要素を制御する。
【0019】また本発明は、圧縮気体を貯蔵する貯気槽
と、貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、集合胴から
の気体が導かれ、供試体が設置される測定部と、集合胴
の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉機能を
有する調圧弁と、測定部の下流に連なり、開度が可変で
ありかつ全閉機能を有する第2スロートとを有する吹出
し式風洞の制御装置において、集合胴の全圧を設定する
全圧設定器と、集合胴の全圧を検出する全圧検出器と、
全圧設定器と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の
検出された全圧が、設定された全圧になるように、調圧
弁の開度を制御する第1制御手段と、集合胴の全圧と測
定部の静圧との差圧を検出する差圧検出器と、全圧検出
器と差圧検出器との各出力に応答し、全圧と差圧との圧
力比η2を演算する圧力比演算回路と、測定部のマッハ
数を設定するマッハ数設定器と、マッハ数設定器の出力
に応答し、設定されたマッハ数に対応する圧力比η02
を設定する圧力比設定回路と、圧力比演算回路と圧力比
設定回路との各出力に応答し、演算された圧力比η2
が、設定された圧力比η02になるように第2スロート
の開度を制御する第2制御手段と、全圧設定器と圧力比
設定回路との各出力に応答し、設定されたマッハ数に対
応した測定部の静圧を設定する静圧設定手段と、測定部
の静圧を検出する静圧検出器と、静圧検出器と静圧設定
手段との各出力に応答し、測定部の検出された静圧が、
設定された静圧になるように、第2スロートの開度を制
御する第3制御手段と、風洞試験時に、第1制御手段と
第2制御手段とを動作させ、風洞試験の停止時に、調圧
弁を閉じるとともに、測定部を気密にし、第2制御手段
から第3制御手段に切換えて動作させる切換え手段とを
含むことを特徴とする吹出し式風洞の制御装置である。
【0020】本発明に従えば、差圧検出器を用いて、集
合胴の全圧P02と測定部の静圧P1との差を検出し
て、圧力比演算回路によって圧力比η2を演算する。風
洞試験中では、気流条件の1つである集合胴の全圧P0
2を全圧検出器によって検出する。全圧設定器によって
設定された全圧P01になるように、第1制御手段によ
って調圧弁の開度が制御される。第2制御手段は、風洞
試験中、演算された圧力比η2が、マッハ数設定器で設
定されたマッハ数に対応する圧力比η02になるよう
に、第2スロートの開度を制御する。
【0021】風洞試験の停止時には、第3制御手段によ
って、第2スロートの開度を、測定部の検出された静圧
P1が、設定された静圧P2になるように制御する。こ
の検出された静圧P1というのは、静圧検出器によって
検出される静圧であり、この静圧検出器は、後述の図3
に示されるように測定部に直接に接続されて、測定部の
静圧を直接に検出する構成であってもよく、または図4
に示されるように、前記差圧検出器の出力と集合胴の全
圧P02を検出する全圧検出器の出力との減算器による
演算をして検出する構成であってもよく、さらにその他
の構成によって演算して求めるようにしてもよく、これ
らの各種の構成の変更は、本発明の精神に含まれる。そ
の他の構成と動作は、前述と同様である。
【0022】また本発明は、圧縮気体を貯蔵する貯気槽
と、貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、集合胴から
の気体が導かれ、供試体が設置される測定部と、集合胴
の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉機能を
有する調圧弁と、測定部の下流に連なり、開度が可変で
ある第2スロートとを有する吹出し式風洞の制御装置に
おいて、集合胴の全圧を設定する全圧設定器と、集合胴
の全圧を検出する全圧検出器と、全圧設定器と全圧検出
器との各出力に応答し、集合胴の検出された全圧が設定
された全圧になるように調圧弁の開度を制御する第1制
御手段と、集合胴の全圧と測定部の静圧との差圧を検出
する差圧検出器と、全圧検出器と差圧検出器との各出力
に応答し、全圧と差圧に関連する圧力比η2を演算する
圧力比演算回路と、測定部のマッハ数を設定するマッハ
数設定器と、マッハ数設定器の出力に応答し、設定され
たマッハ数に対応する圧力比η02を設定する圧力比設
定回路と、圧力比演算回路と圧力比設定回路との各出力
に応答し、演算された圧力比η2が、設定された圧力比
η02になるように測定部に関連して設けられている第
2スロート以外の構成要素を制御する第2制御手段と、
全圧設定器と圧力比設定回路との各出力に応答し、設定
されたマッハ数に対応した測定部の静圧を設定する静圧
設定手段と、測定部の静圧を検出する静圧検出器と、静
圧検出器と静圧設定手段との各出力に応答し、測定部の
検出された静圧が、設定された静圧になるように、第2
スロートの開度を制御する第3制御手段と、風洞試験時
に、第1制御手段と第2制御手段とを動作させ、かつ第
2スロートを予め定める開度に保ち、風洞試験の停止時
に、調圧弁を閉じるとともに、第2制御手段を休止して
測定部を気密にし、第3制御手段に切換えて動作させる
切換え手段とを含むことを特徴とする吹出し式風洞の制
御装置である。
【0023】本発明に従えば、後述の図6および図7に
示されるように、集合胴の全圧P02と測定部の静圧P
1との差圧を検出する差圧検出器を用い、第2制御手段
は、第2スロート以外の測定部に関連して設けられてい
る構成要素、たとえば前述のように第1スロート、抽気
フラップ、抽気弁および測定部の多孔壁の一部であるフ
ラップなどの構成要素を制御して、風洞試験中に、設定
されたマッハ数を実現する。
【0024】風洞試験の終了時には、静圧検出器によっ
て検出された測定部の静圧P1が、静圧設定手段によっ
て設定された静圧P2になるように、第2スロートの開
度を制御する。静圧検出器は、後述の図6に示されるよ
うに、測定部の静圧を直接に測定する構成であってもよ
いけれども、図7に示されるように、差圧検出器の出力
と集合胴の全圧P02を全圧検出器によって検出した値
とを減算して演算して求める構成であってもよく、その
他の構成であってもよい。さらにその他の構成および動
作は、前述と同様である。
【0025】この差圧検出器は、集合胴の全圧と測定部
の静圧とが、受圧部材に同時に作用し、その受圧部材が
変位することによって差圧を検出する構成であってもよ
く、あるいはまた差圧検出器は、集合胴の全圧を検出す
る全圧検出器の出力と、測定部の静圧を検出する静圧検
出器との各出力を減算して演算し、差圧を求める構成で
あってもよい。
【0026】請求項2,5において、風洞試験時には、
第2スロートは予め定める開度、すなわちたとえば全開
状態に固定して保つ。このような構成によれば、マッハ
数が1近傍である遷音速領域およびマッハ数が1を越え
る超音速領域で、マッハ数の制御を高精度で行うことが
できる。
【0027】また本発明は、圧力比演算回路は、全圧検
出器によって検出された集合胴の全圧P02と、差圧検
出器によって検出された集合胴の全圧P02と測定部の
静圧P1との差圧(=P02−P1)とによって、圧力
比η2=(P02−P1)/P02を演算し、圧力比設
定回路は、設定さたれマッハ数に対応する設定された集
合胴の全圧P01と測定部の静圧P2とによって、圧力
比η02=(P01−P2)/P01を設定することを
特徴とする。
【0028】本発明に従えば、圧力比η2,η02は、
集合胴の全圧P02,P01と測定部の静圧P1,P2
と、集合胴の全圧P02,P01との比である。このよ
うな圧力比η2,η02を用いて、風洞試験中に、マッ
ハ数がその設定値になるように、測定部に関連して設け
られている第2スロート以外の構成要素の開度を、第2
制御手段によって制御する。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示す系統図である。吹出し式風洞1におい
て、高圧貯気槽2には、圧縮機3から圧縮気体、たとえ
ば圧縮空気を送込む。貯気槽2内の圧縮空気は、管路4
から調圧弁5を経て集合胴6に導かれる。集合胴6に
は、第1スロートである開度が調整可能な可変ノズル7
を経て測定部8に連なる。測定部の下流側にはさらに、
第2スロート9および拡散胴10が連なる。
【0030】調圧弁5において、弁体11は弁座12と
の間の通路断面積、したがって開度を調整可能である。
弁体11が弁座12に着座することによって、閉弁機能
を達成することができる。弁体11は、駆動手段13に
よって変位駆動することができる。これによって上述の
ように開度を制御することができる。
【0031】本発明の実施の他の形態では、閉弁機能を
達成するために、管路4の途中に開閉可能な遮断弁が介
在され、弁体11と弁座12との間の開度の調整を可能
にする構成とし、遮断弁によって閉弁機能を達成するよ
うにしてもよい。このような構成も、本発明の精神に含
まれる。
【0032】測定部8には、通気性を有する多孔壁14
によって測定部8が規定される。測定部8内には、供試
体59が設けられる。風洞天秤は、測定部8に設けら
れ、供試体59の座標軸まわりの力と六分力のモーメン
トとを測定するために用いられる。測定部8には、ヒン
ジ60によって開閉可能な抽気フラップ15が設けられ
る。さらに多孔壁14の一部のフラップ16は、ヒンジ
17によって開閉可能である。測定部8および抽気フラ
ップ15をハウジング18が囲んでプレナム室19が形
成される。プレナム室19には、抽気弁20が接続さ
れ、管路21は大気に連通する。プレナム室19は、多
孔壁14に形成された多数の孔を経て、測定部8内から
空気が流出し、このプレナム室19において、その空気
を一旦、とどめ、これを測定部8の下流側で、抽気フラ
ップ15を経て測定部8内の主流に合流させる。抽気フ
ラップ15および多孔壁14のフラップ16の開度をア
クチュエータによって制御することができる。
【0033】集合胴6には、その集合胴6の全圧P02
を検出する全圧検出器22が設けられる。
【0034】第2スロート9は、弁体62と、その弁体
62が着座することができる弁座63とを有し、弁体6
2と弁座63との間の流路断面積、したがって開度を制
御することができ、また弁体62が弁座63に着座して
全閉機能を達成することができる。弁体62は、駆動手
段64によって変位駆動される。
【0035】風洞試験中における気流条件である集合胴
6の全圧P02を、目標とする設定された全圧P01に
保つために、その目標とする全圧P01が設定される全
圧設定器65が設けられる。この全圧設定器65からの
出力はライン66から、減算器42に与えられる。減算
器42には、集合胴6の全圧P02を検出する全圧検出
器22からの出力がライン67を介して与えられる。減
算器42は、これらの設定された全圧P01と検出され
た全圧P02との差(=P01−P02)を演算して、
PID(比例、積分、微分)制御回路44に与える。制
御回路44の出力は、ライン68を介して切換えスイッ
チ46の個別接点47に与えられる。減算器42と制御
回路44とは、第1制御手段69を構成する。
【0036】風洞試験中に、測定部8におけるマッハ数
を、設定されたマッハ数にするために、測定部8の静圧
P1を検出するための静圧検出器71が設けられる。こ
の静圧検出器71の出力と全圧検出器22の出力とは、
圧力比演算回路72に与えられ、圧力比η1が演算して
求められる。
【0037】 η1 = P1 / P02 …(1) 圧力比演算回路72の出力は、減算器73にライン74
を介して与えられる。減算器73の出力は、PID制御
回路75に与えられ、これによって第2スロート9の開
度を表す信号がライン76から導出される。減算器73
と制御回路75とは、第2制御手段77を構成する。
【0038】測定部8のマッハ数を設定するマッハ数設
定器78の出力は、圧力比設定回路79に与えられる。
圧力比設定回路79は、設定されたマッハ数Mと、全圧
設定器65で設定された全圧P01とによって、圧力比
η01を演算して設定する。
【0039】 η01 = P2/P01 …(2) 圧力比設定回路79では、マッハ数Mと圧力比η01と
の関係は、式3に示されるとおりである。
【0040】 η01 = P2/P01 = (1+0.2M2-3.5 …(3) したがって η01・P01 = P2 …(4) 風洞試験の運転信号を導出する運転信号発生回路29が
設けられる。この運転信号は、切換えスイッチ46に与
えられる。指令信号発生回路31は、タイミング制御手
段を構成する。
【0041】制御回路44は、減算器42の出力に応答
し、ライン45から切換えスイッチ46の一方の個別接
点47に制御信号を与える。切換えスイッチ46には、
もう1つの個別接点48が設けられる。切換えスイッチ
46は、これらの個別接点47,48を共通接点49に
切換えて導通する。共通接点49の出力は、駆動手段1
3に与えられ、これによって調圧弁5の弁体11が変位
駆動され、調圧弁5の開度が制御され、また調圧弁5が
全閉状態とされる。
【0042】切換えスイッチ46の個別接点48には、
調圧弁5を全閉状態とするための全閉信号が、全閉信号
発生回路50から与えられる。この切換えスイッチ46
は、運転信号発生回路29からの運転信号が与えられて
いないとき、共通接点49が個別接点48に導通してお
り、これによって調圧弁5は全閉状態となっている。切
換えスイッチ46に運転信号が与えられることによっ
て、風洞試験の期間中、共通接点49は個別接点47に
導通し、ライン45の信号が、駆動手段13に与えら
れ、調圧弁5の開度が制御される。
【0043】切換えスイッチ81は、共通接点82が2
つの個別接点83,84に切換えて導通するように構成
される。この切換えスイッチ81には、運転信号発生回
路29からの運転信号が与えられる。風洞試験の運転中
には、共通接点82は個別接点83に導通し、これによ
って制御回路75からの制御信号はライン76から切換
えスイッチ81を経てライン85から制御手段64に与
えられる。運転信号が切換えスイッチ81に与えられ
ず、風洞試験を停止するときには、切換えスイッチ81
の共通接点82は個別接点84に切換わって導通する。
【0044】風洞試験中、第2制御手段77の働きによ
って、制御回路75は、減算器73の出力が零になるよ
うに、すなわち圧力比演算回路72で演算された圧力比
η1が、圧力比設定回路79によって演算されて設定さ
れた圧力比η01になるように、第2スロート9の開度
を制御する制御信号を、駆動手段64に与える。これに
よって第2スロート9の弁体62が変位駆動される。こ
うして風洞試験中において、目標とするマッハ数Mが達
成される。
【0045】風洞試験の停止時に、測定部8の静圧検出
器71によって検出される静圧P1が、マッハ数設定器
78において設定されたマッハ数に対応する静圧P2に
なるようにするために、静圧設定手段である掛算器86
が設けられる。この掛算器86には、圧力比設定回路7
9からのライン87を介する設定された圧力比η01を
表す信号が与えられるとともに、全圧設定器65からの
全圧P01を表す信号がライン66を介して与えられ
る。掛算器86は、圧力比η01と設定された全圧P0
1とを掛算した積によって、目標とする静圧P2を演算
し、ライン87を経て減算器88に与える。掛算器86
は、式4の演算を行う。減算器88には、静圧検出器7
1の出力が与えられる。減算器88の出力は、PID制
御回路89に与えられる。減算器88と制御回路89と
は、第3制御手段91を構成する。
【0046】制御回路89からの静圧P1が、目標とす
る静圧P2になるようにするための制御信号を、ライン
92を経て切換えスイッチ81の個別接点84に与え
る。これによって駆動手段64は、第2スロート9の弁
体62を変位駆動する。
【0047】図2を参照して、図1に示される実施の形
態の動作を説明する。図2の時刻t5以前では、風洞試
験の停止中であり、運転信号発生手段29は、運転信号
を発生せず、これによって切換えスイッチ46の共通接
点49は個別接点48に導通する。したがって駆動手段
13は調圧弁5の弁体11を変位駆動して全閉状態に保
つとともに、切換えスイッチ81の共通接点82は個別
接点84に導通する。第2スロート9の弁体62は、駆
動手段64の働きによって変位駆動されて第2スロート
9は全閉状態に保たれている。こうして集合胴6および
測定部8内は、高圧空気が残っており、次回の風洞試験
のプリチャージ起動が可能である。
【0048】図2の時刻t5において、風洞試験を開始
するために、時刻t5〜t6の風洞試験中、運転信号発
生回路29は、運転信号を発生する。これによって切換
えスイッチ46の共通接点49は個別接点47に切換わ
って図2(1)に示されるように導通し、また切換えス
イッチ81の共通接点82は、個別接点83に切換わっ
て図2(2)に示されるように導通する。こうして第1
および第2制御手段69,77によって、調圧弁5およ
び第2スロート9の開度がそれぞれ制御される。集合胴
6の全圧検出器22によって検出される全圧P02は、
図2(3)に示されるように、風洞試験の開始後、上昇
し、第1制御手段69の働きによって目標である設定さ
れた全圧P01に保たれる。測定部8の静圧検出器71
によって検出される静圧P1は、第2制御手段77の働
きで第2スロート9の開度が制御されて図2(4)に示
されるように、マッハ数がマッハ数設定回路78で設定
された値になるようにほぼ一定に保たれる。こうして供
試体59の風洞試験が時刻t5〜t6において行われ
る。
【0049】時刻t6において風洞試験の終了時には、
運転信号発生回路29は、運転信号を遮断する。これに
よって切換えスイッチ46の共通接点49は個別接点4
8に切換わって戻り、調圧弁5は全閉状態になる。調圧
弁5の開度は図2(5)に示されるとおりである。この
時刻t6において、切換えスイッチ81の共通接点82
は、個別接点84に切換わる。したがって第3制御手段
91の働きによって測定部8の検出される静圧が、設定
された全圧P01および設定されたマッハ数Mに対応す
る目標とすべき静圧P2になるように、第2スロート9
の弁体62が変位駆動される。風洞試験が行われる時刻
t5〜t6の期間は、たとえば約1分であってもよい。
【0050】図3は、本発明の実施の他の形態の全体の
構成を示すブロック図である。この実施の形態は、前述
の実施の形態に類似し対応する部分には同一の参照符を
付す。注目すべきは集合胴6の全圧P02と測定部8の
静圧P1との差圧(=P02−P1)を演算して検出す
る差圧検出器94と、比演算器95とを含む圧力比演算
回路96が設けられる。比演算器95は、差圧検出器9
4の出力(=P02−P1)と、全圧検出器22の出力
P02とに応答して、圧力比η02を求める。
【0051】 η2 = (P02−P1)/P02 …(5) 圧力比設定回路97は、マッハ数設定器78から与えら
れるマッハ数を表す信号に応答し、目標とする圧力比η
02を演算して設定する。
【0052】 η02 = (P01−P2)/P0 1 …(6) この圧力比設定回路97には、全圧設定器65からの全
圧P01を表す信号が与えられる。第2制御手段77の
減算器73には、圧力比演算回路95の出力と圧力比設
定回路97との出力が与えられ、減算した値(=η02
−η2)を表す信号を、制御回路775に与える。圧力
比設定回路97は、式7に示されるマッハ数と圧力比と
の換算式7によって、圧力比η02を演算して求める。
【0053】 η02 = (P01−P2) / P01 = 1−(1+0.2M2-3.5 …(7) 制御回路75は、減算器73の出力である差が零となる
ように、すなわち演算された圧力比η2が、設定された
圧力比η02になるように、制御信号をライン76に導
出する。こうして風洞試験中、駆動手段64によって第
2スロート9の弁体62を変位駆動する。
【0054】風洞試験の停止時に第3制御手段91によ
って第2スロート9の開度を制御して、測定部8の静圧
P1を制御するために、静圧設定手段99が設けられ
る。この静圧設定手段99は、圧力比設定回路97から
ライン87に導出される出力と、全圧設定器65のライ
ン66を介する出力とに応答し、それらの積を、掛算器
101で掛算して式8のように求める。
【0055】 η02・P01 = P01−P2 …(8) 減算器102は、全圧設定器65のライン66を介する
出力と掛算器101の出力とを減算し、これによって目
標とすべき測定部8の静圧P2を演算して求め、ライン
103を介して第3制御手段91の減算器88に与え
る。減算器88には、静圧検出器71によって検出され
た測定部8の静圧P1を表す信号が与えられる。こうし
て制御回路89は、測定部8の検出された静圧P1が、
静圧設定手段99からライン103を経て与えられる設
定された圧力P2になるように、制御信号をライン92
を経て導出し、風洞試験の停止時に、第2スロート9の
開度が制御される。その他の構成と動作は、前述の実施
の形態と同様である。
【0056】図4は、本発明の実施のさらに他の形態の
ブロック図である。この実施の形態は、前述の図3の実
施の形態に類似し、対応する部分には同一の参照符を付
す。注目すべきはこの実施の形態では、第3制御手段9
1の減算器88に与えられる測定部8の静圧P1を、減
算器105を用いて演算して求める。すなわち減算器1
05には、差圧検出器94からの差圧(=P02−P
1)を表す信号がライン106を経て与えられるととも
に、全圧検出器22から、集合胴6の検出された全圧P
02を表す信号がライン107を介して与えられる。減
算器105は、ライン106,107の各出力の差を、
式9に示されるように演算し、その差P1を、ライン1
08を介して減算器88に与える。
【0057】 P02−(P02−P1) = P1 …(9) 図4の実施の形態では、図3における静圧検出器71が
省略され、構成が簡略化される。図3および図4の実施
の形態において、式7の換算式を用いることによって亜
音速域において、マッハ数の変換誤差が小さくなるとい
う利点がある。これによって測定部8におけるマッハ数
を、マッハ数設定器78で設定したマッハ数に高精度で
一致することができる。
【0058】図5は、本発明の実施の他の形態の全体の
構成を示すブロック図である。この実施の形態は、前述
の図1および図2に関連して述べた実施の形態に類似
し、対応する部分には同一の参照符を付す。注目すべき
はこの実施の形態では、第2制御手段77の制御回路7
5からライン76に導出される制御信号によって、アク
チュエータ109を制御する。これによって測定部8に
関連して設けられている第2スロート部9以外の構成要
素の開度を制御する。すなわちこの構成要素のアクチュ
エータというのは、第1スロート7の可動部を変位駆動
し、また抽気フラップ15、抽気弁20および多孔壁5
8の一部を構成するフラップ16などを駆動するアクチ
ュエータである。アクチュエータ109は、モータまた
は油圧シリンダなどを含んでもよい。
【0059】切換えスイッチ81の個別接点83には、
第2スロート9を、風洞試験中、全開状態に固定して保
つ全開指令信号発生回路110が接続される。風洞試験
中、切換えスイッチ81の共通接点82は個別接点83
に導通し、これによって全開指令信号は、駆動手段64
に与えられる。そのため駆動手段64は、第2スロート
9の弁体62を弁座63から最も離間して流路断面積を
最大とし、全開状態とする。本発明の実施の他の形態で
は、風洞試験中、第2スロート9は、全開以外の予め定
める開度に保たれてもよい。その他の構成と動作は、前
述の図1および図2の実施の形態と同様である。
【0060】図6は、本発明の実施のさらに他の形態の
全体の構成を示すブロック図である。この図6の実施の
形態は、前述の図3および図5の実施の形態に類似し、
対応する部分には同一の参照符を付す。この実施の形態
では、圧力比演算回路96および圧力比設定回路97の
働きによって第2制御手段77は、アクチュエータ10
9によってマッハ数に対応した目標とする圧力比η02
に、演算して得られた圧力比η2が到達するように、ア
クチュエータ109によって第2スロート9以外の測定
部8に関連して設けられている構成要素の開度を制御す
る。その他の構成と動作は、前述の実施の形態と同様で
ある。
【0061】図7は、本発明の実施のさらに他の実施の
形態の全体の構成を示すブロック図である。この実施形
態の形態は、前述の図4および図5の実施形態の形態に
類似する。この実施形態の形態では、第3制御手段91
に、測定部8の静圧P1を検出して与えるために減算器
105が設けられている。第2制御手段77の制御回路
75からライン76を介して導出される制御信号によっ
て、前記構成要素の開度を駆動するアクチュエータ10
9が制御される。その他の構成と動作は、前述の実施の
形態と同様である。
【0062】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、調圧弁と第
2スロートは全閉機能を有し、したがって集合胴および
測定部内に高圧気体を残したままで次回の風洞試験のた
めのプリチャージ起動が可能になるとともに、風洞試験
中には、第1および第2制御手段によって、集合胴の全
圧P02を、設定値P01とし、また測定部のマッハ数
を、設定した値になるように、第2スロートの開度を制
御することができる。さらに風洞試験の停止時には、測
定部の静圧P1が、設定された集合胴の全圧P01と設
定されたマッハ数に対応する目標とすべき静圧P2にな
るように、第2スロートの開度を制御する。これによっ
て風洞試験の停止時に発生する測定部の静圧の変化を低
く抑えることができ、したがって供試体および風洞天秤
などに与える気流による衝撃を小さくすることができ
る。したがって供試体および風洞天秤などの剛性に対す
る制約が緩和され、供試体の製造が容易であり、供試体
の原価の低減を図ることができ、また風洞天秤の感度の
向上を図り、高精度のデータを得ることが可能になる。
【0063】さらに本発明によれば、前述の先行技術に
関連して述べたように風洞試験の停止時に供試体および
風洞天秤などに与える気流の衝撃を抑制するために風洞
条件の中でも集合胴の全圧設定値P01を低下して通風
する必要がなくなる。したがって風洞条件を広く設定す
ることができ、効率的な風洞試験ができるようになる。
【0064】請求項2の本発明によれば、設定されたマ
ッハ数を実現するために、第2制御手段は、第2スロー
ト以外の測定部に関連して設けられている構成要素、た
とえば第1スロート、抽気フラップ、抽気弁、測定部の
多孔壁の一部であるフラップなどの開度を制御するよう
にし、風洞試験の停止時に第3制御手段は、第2スロー
トの開度を制御して、測定部の静圧がマッハ数に対応し
た値になるように制御するので、マッハ数の制御と測定
部の静圧の制御とを、上首尾に達成することができる。
【0065】請求項3の本発明によれば、集合胴の全圧
P01,P02と測定部の静圧P1,P2との圧力比η
1,η01を用いてマッハ数が設定値になるように、第
2制御手段による制御を行い、簡便な演算式に基づき制
御を行うことができるようになる。
【0066】請求項4の本発明によれば、前述の請求項
1と同様な効果が達成され、さらに、差圧検出器を用い
て演習するので、マッハ数をさらに高精度で設定値にな
るようにして、風洞試験を行うことができる。
【0067】請求項5の本発明によれば、前述の請求項
2の効果が達成され、さらに、高精度にマッハ数設定値
になるように制御を行うことができる。
【0068】請求項6の本発明によれば、差圧検出器に
よって得られる差圧(=P02−P1)を用い、圧力比
演算回路で圧力比η2を演算して求め、また圧力比設定
回路は、圧力比η02を設定し、これによってマッハ数
を高精度で設定値になるように制御することができ、特
に亜音速領域において、マッハ数の変換誤差が小さくな
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す系統
図である。
【図2】図1に示される実施の形態の動作を説明する。
【図3】本発明の実施の他の形態の全体の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の実施のさらに他の形態のブロック図で
ある。
【図5】本発明の実施の他の形態の全体の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明の実施のさらに他の形態の全体の構成を
示すブロック図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の実施の形態の全体の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 吹出し式風洞 2 貯気槽 3 圧縮機 5 調圧弁 6 集合胴 7 可変ノズル 8 測定部 9 第2スロート 11 弁体 12 弁座 15 抽気フラップ 19 プレナム室 20 抽気弁 22 全圧検出器 63 駆動手段 65 全圧設定器 69 第1制御手段 71 静圧検出器 72 圧力比演算回路 73,88,105 減算器 75,89 制御回路 77 第2制御手段 78 マッハ数設定器 79 圧力比設定回路 86 掛算器 94 差圧検出器 95 圧力比演算回路 97 圧力比設定回路 99 静圧設定手段 101 掛算器 102 減算器 109 アクチュエータ 110 全開指令信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−302642(JP,A) 特開 昭60−119432(JP,A) 特公 平6−19302(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 9/00 - 9/06

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮気体を貯蔵する貯気槽と、 貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、 集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測定部
    と、 集合胴の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉
    機能を有する調圧弁と、 測定部の下流に連なり、開度が可変でありかつ全閉機能
    を有する第2スロートとを有する吹出し式風洞の制御装
    置において、 集合胴の全圧を設定する全圧設定器と、 集合胴の全圧を検出する全圧検出器と、 全圧設定器と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の
    検出された全圧が、設定された全圧になるように、調圧
    弁の開度を制御する第1制御手段と、 測定部の静圧を検出する静圧検出器と、 全圧検出器と静圧検出器との各出力に応答し、全圧と静
    圧との圧力比η1を演算する圧力比演算回路と、 測定部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、 マッハ数設定器の出力に応答し、設定されたマッハ数に
    対応する圧力比η01を設定する圧力比設定回路と、 圧力比演算回路と圧力比設定回路との各出力に応答し、
    演算された圧力比η1が、設定された圧力比η01にな
    るように第2スロートの開度を制御する第2制御手段
    と、 全圧設定器と圧力比設定回路との各出力に応答し、設定
    されたマッハ数に対応した測定部の静圧を設定する静圧
    設定手段と、 静圧検出器と静圧設定手段との各出力に応答し、測定部
    の検出された静圧が、設定された静圧になるように、第
    2スロートの開度を制御する第3制御手段と、風洞試験
    時に、第1制御手段と第2制御手段とを動作させ、風洞
    試験の停止時に、調圧弁を閉じるとともに、測定部を気
    密にし、第2制御手段から第3制御手段に切換えて動作
    させる切換え手段とを含むことを特徴とする吹出し式風
    洞の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮気体を貯蔵する貯気槽と、 貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、 集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測定部
    と、 集合胴の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉
    機能を有する調圧弁と、 測定部の下流に連なり、開度が可変である第2スロート
    とを有する吹出し式風洞の制御装置において、 集合胴の全圧を設定する全圧設定器と、 集合胴の全圧を検出する全圧検出器と、 全圧設定器と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の
    検出された全圧が設定された全圧になるように調圧弁の
    開度を制御する第1制御手段と、 測定部の静圧を検出する静圧検出器と、 全圧検出器と静圧検出器との各出力に応答し、全圧と静
    圧に関連する圧力比η1を演算する圧力比演算回路と、 測定部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、 マッハ数設定器の出力に応答し、設定されたマッハ数に
    対応する圧力比η01を設定する圧力比設定回路と、 圧力比演算回路と圧力比設定回路との各出力に応答し、
    演算された圧力比η1が、設定された圧力比η01にな
    るように測定部に関連して設けられている第2スロート
    以外の構成要素を制御する第2制御手段と、 全圧設定器と圧力比設定回路との各出力に応答し、設定
    されたマッハ数に対応した測定部の静圧を設定する静圧
    設定手段と、 静圧検出器と静圧設定手段との各出力に応答し、測定部
    の検出された静圧が、設定された静圧になるように、第
    2スロートの開度を制御する第3制御手段と、風洞試験
    時に、第1制御手段と第2制御手段とを動作させ、かつ
    第2スロートを予め定める開度に保ち、風洞試験の停止
    時に、調圧弁を閉じるとともに、第2制御手段を休止し
    て測定部を気密にし、第3制御手段に切換えて動作させ
    る切換え手段とを含むことを特徴とする吹出し式風洞の
    制御装置。
  3. 【請求項3】 圧力比演算回路は、 全圧検出器によって検出された集合胴の全圧P02と、 静圧検出器によって検出された測定部の静圧P1とによ
    って、 圧力比η1=P1/P02を演算し、 圧力比設定回路は、 設定さたれマッハ数に対応する設定された集合胴の全圧
    P01と測定部の静圧P2とによって、 圧力比η01=P2/P01を設定することを特徴とす
    る請求項1または2記載の吹出し式風洞の制御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮気体を貯蔵する貯気槽と、 貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、 集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測定部
    と、 集合胴の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉
    機能を有する調圧弁と、 測定部の下流に連なり、開度が可変でありかつ全閉機能
    を有する第2スロートとを有する吹出し式風洞の制御装
    置において、 集合胴の全圧を設定する全圧設定器と、 集合胴の全圧を検出する全圧検出器と、 全圧設定器と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の
    検出された全圧が、設定された全圧になるように、調圧
    弁の開度を制御する第1制御手段と、 集合胴の全圧と測定部の静圧との差圧を検出する差圧検
    出器と、 全圧検出器と差圧検出器との各出力に応答し、全圧と差
    圧との圧力比η2を演算する圧力比演算回路と、 測定部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、 マッハ数設定器の出力に応答し、設定されたマッハ数に
    対応する圧力比η02を設定する圧力比設定回路と、 圧力比演算回路と圧力比設定回路との各出力に応答し、
    演算された圧力比η2が、設定された圧力比η02にな
    るように第2スロートの開度を制御する第2制御手段
    と、 全圧設定器と圧力比設定回路との各出力に応答し、設定
    されたマッハ数に対応した測定部の静圧を設定する静圧
    設定手段と、 測定部の静圧を検出する静圧検出器と、 静圧検出器と静圧設定手段との各出力に応答し、測定部
    の検出された静圧が、設定された静圧になるように、第
    2スロートの開度を制御する第3制御手段と、風洞試験
    時に、第1制御手段と第2制御手段とを動作させ、風洞
    試験の停止時に、調圧弁を閉じるとともに、測定部を気
    密にし、第2制御手段から第3制御手段に切換えて動作
    させる切換え手段とを含むことを特徴とする吹出し式風
    洞の制御装置。
  5. 【請求項5】 圧縮気体を貯蔵する貯気槽と、 貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、 集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測定部
    と、 集合胴の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉
    機能を有する調圧弁と、 測定部の下流に連なり、開度が可変である第2スロート
    とを有する吹出し式風洞の制御装置において、 集合胴の全圧を設定する全圧設定器と、 集合胴の全圧を検出する全圧検出器と、 全圧設定器と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の
    検出された全圧が設定された全圧になるように調圧弁の
    開度を制御する第1制御手段と、 集合胴の全圧と測定部の静圧との差圧を検出する差圧検
    出器と、 全圧検出器と差圧検出器との各出力に応答し、全圧と差
    圧に関連する圧力比η2を演算する圧力比演算回路と、 測定部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、 マッハ数設定器の出力に応答し、設定されたマッハ数に
    対応する圧力比η02を設定する圧力比設定回路と、 圧力比演算回路と圧力比設定回路との各出力に応答し、
    演算された圧力比η2が、設定された圧力比η02にな
    るように測定部に関連して設けられている第2スロート
    以外の構成要素を制御する第2制御手段と、 全圧設定器と圧力比設定回路との各出力に応答し、設定
    されたマッハ数に対応した測定部の静圧を設定する静圧
    設定手段と、 測定部の静圧を検出する静圧検出器と、 静圧検出器と静圧設定手段との各出力に応答し、測定部
    の検出された静圧が、設定された静圧になるように、第
    2スロートの開度を制御する第3制御手段と、風洞試験
    時に、第1制御手段と第2制御手段とを動作させ、かつ
    第2スロートを予め定める開度に保ち、風洞試験の停止
    時に、調圧弁を閉じるとともに、第2制御手段を休止し
    て測定部を気密にし、第3制御手段に切換えて動作させ
    る切換え手段とを含むことを特徴とする吹出し式風洞の
    制御装置。
  6. 【請求項6】 圧力比演算回路は、 全圧検出器によって検出された集合胴の全圧P02と、 差圧検出器によって検出された集合胴の全圧P02と測
    定部の静圧P1との差圧(=P02−P1)とによっ
    て、 圧力比η2=(P02−P1)/P02を演算し、 圧力比設定回路は、 設定さたれマッハ数に対応する設定された集合胴の全圧
    P01と測定部の静圧P2とによって、 圧力比η02=(P01−P2)/P01を設定するこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の吹出し式風洞の
    制御装置。
JP4046198A 1998-02-23 1998-02-23 吹出し式風洞の制御装置 Expired - Lifetime JP2920374B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4046198A JP2920374B1 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 吹出し式風洞の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4046198A JP2920374B1 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 吹出し式風洞の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2920374B1 true JP2920374B1 (ja) 1999-07-19
JPH11237304A JPH11237304A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12581292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4046198A Expired - Lifetime JP2920374B1 (ja) 1998-02-23 1998-02-23 吹出し式風洞の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2920374B1 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180041363A (ko) * 2016-10-14 2018-04-24 국방과학연구소 비행체의 유동속도 및 유동각을 도출하는 방법
CN112462813A (zh) * 2020-12-01 2021-03-09 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于虚拟阀位解算的暂冲式高速风洞调压阀安全控制装置及控制方法
CN112763178A (zh) * 2020-12-25 2021-05-07 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 可自动提前中止的高超声速风洞调节阀开度预置方法
CN114061890A (zh) * 2022-01-18 2022-02-18 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种面向大型开口射流风洞下吹式静压匹配控制方法
CN114509232A (zh) * 2022-01-20 2022-05-17 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种模块化风洞试验用孔壁装置
CN114967474A (zh) * 2022-07-26 2022-08-30 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于神经网络的通用风洞流场控制方法
CN115407713A (zh) * 2022-11-01 2022-11-29 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 一种用于风洞安全启闭的联动控制方法
CN115420456A (zh) * 2022-11-07 2022-12-02 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于不同压比条件的环状缝隙阀门特性分段修正方法
CN116105963A (zh) * 2023-04-12 2023-05-12 中国空气动力研究与发展中心设备设计与测试技术研究所 大型低温风洞自动化吹风试验方法及系统
CN116519255A (zh) * 2023-03-13 2023-08-01 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 一种用于连续式跨声速风洞的马赫数精确控制系统及方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100411058B1 (ko) * 2000-12-27 2003-12-18 현대자동차주식회사 실차 공력 풍동 시험용 시스템
CN104932565B (zh) * 2015-06-04 2017-06-06 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种高精度暂冲型引射式跨声速风洞流场控制结构

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101852686B1 (ko) 2016-10-14 2018-06-04 국방과학연구소 비행체의 유동속도 및 유동각을 도출하는 방법
KR20180041363A (ko) * 2016-10-14 2018-04-24 국방과학연구소 비행체의 유동속도 및 유동각을 도출하는 방법
CN112462813A (zh) * 2020-12-01 2021-03-09 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于虚拟阀位解算的暂冲式高速风洞调压阀安全控制装置及控制方法
CN112763178A (zh) * 2020-12-25 2021-05-07 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 可自动提前中止的高超声速风洞调节阀开度预置方法
CN112763178B (zh) * 2020-12-25 2022-08-26 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 可自动提前中止的高超声速风洞调节阀开度预置方法
CN114061890A (zh) * 2022-01-18 2022-02-18 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种面向大型开口射流风洞下吹式静压匹配控制方法
CN114061890B (zh) * 2022-01-18 2022-03-29 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种面向大型开口射流风洞下吹式静压匹配控制方法
CN114509232B (zh) * 2022-01-20 2023-08-22 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种模块化风洞试验用孔壁装置
CN114509232A (zh) * 2022-01-20 2022-05-17 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种模块化风洞试验用孔壁装置
CN114967474A (zh) * 2022-07-26 2022-08-30 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于神经网络的通用风洞流场控制方法
CN114967474B (zh) * 2022-07-26 2022-11-04 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于神经网络的通用风洞流场控制方法
CN115407713A (zh) * 2022-11-01 2022-11-29 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 一种用于风洞安全启闭的联动控制方法
CN115407713B (zh) * 2022-11-01 2023-01-31 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 一种用于风洞安全启闭的联动控制方法
CN115420456A (zh) * 2022-11-07 2022-12-02 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于不同压比条件的环状缝隙阀门特性分段修正方法
CN115420456B (zh) * 2022-11-07 2023-02-03 中国空气动力研究与发展中心高速空气动力研究所 一种基于不同压比条件的环状缝隙阀门特性分段修正方法
CN116519255A (zh) * 2023-03-13 2023-08-01 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 一种用于连续式跨声速风洞的马赫数精确控制系统及方法
CN116519255B (zh) * 2023-03-13 2023-09-08 中国航空工业集团公司沈阳空气动力研究所 一种用于连续式跨声速风洞的马赫数精确控制系统及方法
CN116105963A (zh) * 2023-04-12 2023-05-12 中国空气动力研究与发展中心设备设计与测试技术研究所 大型低温风洞自动化吹风试验方法及系统
CN116105963B (zh) * 2023-04-12 2023-06-27 中国空气动力研究与发展中心设备设计与测试技术研究所 大型低温风洞自动化吹风试验方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11237304A (ja) 1999-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2920374B1 (ja) 吹出し式風洞の制御装置
JP3140059B2 (ja) 真空装置のための漏えい検出装置並びに真空装置の漏えい検出を実施する方法
CN107966235B (zh) 一种可变参考压力的高精度压力测量系统
CA2529365A1 (en) Fuel cell system and gas leak detection method
JP3192429B2 (ja) ガス減圧装置の試験に用いられる装置及び方法
JP3182717B2 (ja) 調節弁異常検出方法および検出装置
KR20150026265A (ko) 연료전지 시스템의 운전압력 제어 방법
CN111971544B (zh) 用于试验件的试验台架
TWM573397U (zh) Two-stage intake and two-stage exhaust structure of electronically controlled proportional valve
US20040161647A1 (en) Surge avoidance and control of a centrifugal compressor in a fuel cell system
JP2015078034A (ja) エレベータ気圧制御装置
JP4635012B2 (ja) 空気ガイドフラップに加わる圧力を制御する制御装置を有する航空機の空気ガイドフラップ、および空気ガイドフラップの位置を調整する方法、およびこのような空気ガイドフラップを含むラムエア装置
JP3024952B2 (ja) 吹出し式風洞の制御装置
JPS648174B2 (ja)
JPH06281542A (ja) ドアの開閉耐久試験装置およびその試験方法
JP2618368B2 (ja) 圧力制御装置
JPH01269028A (ja) リークテスト方法
GB2610726A (en) Method and device for detecting a leakage rate of a solid oxide fuel cell system
JP2005190764A (ja) 燃料電池システムにおける気密試験方法
JPH08270403A (ja) シール蒸気供給装置
CN116608154B (zh) 一种氢液化透平膨胀机的轴向力平衡系统及控制方法
JP2938277B2 (ja) 流入弁制御装置
JP2973157B2 (ja) 粒子状物質測定装置
JP2973849B2 (ja) 燃焼装置における風量切替判定方法
JP7354485B1 (ja) 気密性能測定方法及び気密性能測定装置用の風量計セット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term