JP3024952B2 - 吹出し式風洞の制御装置 - Google Patents

吹出し式風洞の制御装置

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JP3024952B2
JP3024952B2 JP10040460A JP4046098A JP3024952B2 JP 3024952 B2 JP3024952 B2 JP 3024952B2 JP 10040460 A JP10040460 A JP 10040460A JP 4046098 A JP4046098 A JP 4046098A JP 3024952 B2 JP3024952 B2 JP 3024952B2
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哲男 野上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、吹出し式風洞の制
御装置に関し、特に測定部のレイノルズ数を制御するた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】風洞試験設備は、供試体の各種空力特性
を試験する場合に広く利用されている試験設備である。
中でも吹出し式風洞は、高速気流を簡単に作ることがで
きる、全圧を高くすることができるなどの特色があり、
航空機およびロケットなどの空力特性試験にはよく使わ
れる試験設備である。この吹出し式風洞では、測定部の
断面積を大きくすると、高圧貯気槽を大きくしないと試
験に必要な通風時間を確保できないなどの問題がある。
したがって建設費、運転費などの条件から、試供体とな
る模型寸法を縮小して、測定部の断面積を狭めている。
この場合、実際寸法と模型寸法の違いを風洞試験から推
定するために空力的な相似則であるレイノルズ数を通風
条件とする場合がある。すなわち吹出し式風洞では、高
圧貯気槽に蓄えられた高圧空気を風洞内に吹き流すこと
で空力特性を計測することができる。一般に、実機に対
して縮小した模型が供試体として上述のように使用さ
れ、実寸法の試供体を用いられることはほとんどない。
この場合に寸法の違いを補正するために空力的な相似則
であるレイノルズ数を風洞運転の通風条件とする。
【0003】レイノルズ数は、模型寸法が決まれば全圧
と全温度とマッハ数との関数として表すことができる。
吹出し式風洞では、全圧は調圧弁で調整可能であり、マ
ッハ数は第1スロートである可変ノズル、第2スロー
ト、抽気フラップ、抽気弁などのマッハ数調整アクチュ
エータで調整可能であるが、全温度は調整することがで
きない。そこで、成り行きとなる全温度を計測してお
き、通風終了後、レイノルズ数を計算をする。
【0004】また従来では、風洞運転者が高圧貯気槽の
温度および大気温度から全温度を予想し、予想した全温
度と希望するレイノルズ数とマッハ数とから全圧を逆算
して全圧設定値として風洞を運転している。高圧貯気槽
から高圧空気が抜けることで高圧貯気槽内でポリトロー
プ変化を起こし、高圧貯気槽温度が通風とともに低下
し、集合胴全温度も低下する。したがって、通風初期と
通風終期ではレイノルズ数が異なる。一般には通風中に
供試体の迎角を変化させるので、迎角の変角中にレイノ
ルズ数が変化してしまう。したがって数回の通風から空
力特性を推定する必要がある。このような状況から、レ
イノルズ数を効率的に設定することができる吹出し式風
洞のレイノルズ数制御装置が望まれている。
【0005】この問題を解決するための先行技術は、特
公平5−37264(特開昭62−39742)に開示
されている。この先行技術では、吹出し式風洞における
集合胴内の全温度の測定値とレイノルズ数の設定値とマ
ッハ数の設定値とから、測定部内の全圧の近似値を計算
器によって算出し、この算出値を実現するために調圧弁
の開度を制御し、これによって測定部内のレイノルズ数
を、設定された値に近似的に保つ。この先行技術の新た
な問題は、風洞試験の初期に、すなわち風洞起動直後
に、集合胴内の全温度が大きく変動し、これに起因して
測定部内の全圧が大きく変動する。したがって風洞試験
の初期には、測定部内の気流状態が急変し、これによっ
て供試体である航空機模型および天秤に過大な衝撃を与
える結果になる。したがって供試体および風洞天秤など
の剛性を高めて、過大な衝撃に耐えることができるよう
に構成する。供試体の剛性を高めると、製作が難しくな
り、高価になる。天秤の剛性を高めると、検出感度が下
がり、必要とするデータを精度よく採取することができ
なくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、測定
部内のレイノルズ数を効率的に設定することができ、し
かも測定部内の供試体に気流の急変による過大な衝撃が
加わらないようにした吹出し式風洞の制御装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧縮気体を貯
蔵する貯気槽と、貯気槽からの気体が導かれる集合胴
と、集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測
定部と、集合胴の上流側に設けられ、開度が可変であり
かつ全閉機能を有する調圧弁とを有する吹出し式風洞の
制御装置において、集合胴内の空気の全温度T0bを検
出する全温度検出器と、集合胴内の空気の全温度設定値
T0aを設定する全温度設定器と、集合胴の全圧P02
を検出する全圧検出器と、調圧弁が全閉状態から開き始
めた後から、全温度検出器によって検出される全温度T
0bおよび全圧検出器によって検出される全圧P02が
不安定である初期の期間W0を経過した時点t3で、指
令信号27を出力する指令信号発生手段と、全温度検出
器と全温度設定器との各出力に応答し、検出された全温
度T0bと設定された全温度設定値T0aとの比である
全温度換算係数K1(=T0a/T0b)を演算する係
数演算回路と、指令信号27に応答して、指令信号27
が与えられた時刻t3における係数演算回路によって演
算されることによって検出された全温度T0b1と設定
された全温度設定値T0aとの比である全温度換算係数
K2(=T0a/T0b1)を表す出力をホールドする
ホールド回路と、全温度検出器によって検出された全温
度T0bと、ホールド回路にホールドされた全温度換算
係数K2とを掛算する掛算器と、指令信号27に応答し
て、指令信号27が与えられない初期の期間W0中、全
温度設定器によって設定された全温度設定値T0aを導
出し、指令信号27が与えられることによって掛算器の
出力を導出する切換え手段32と、測定部のレイノルズ
数を設定するレイノルズ数設定器と、測定部のマッハ数
を設定するマッハ数設定器と、切換え手段とレイノルズ
数設定器とマッハ数設定器との各出力に応答して、集合
胴の全圧P01を演算して設定する全圧演算回路と、全
圧演算回路と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の
検出された全圧P02が、設定された全圧P01になる
ように、調圧弁の開度を制御する制御手段とを含むこと
を特徴とする吹出し式風洞の制御装置である。
【0008】本発明に従えば、測定部内のレイノルズ数
Reは、集合胴の全圧P02と、測定部のマッハ数Mと
集合胴内の空気の全温度T0bとによって定まる。レイ
ノルズ設定器によってレイノルズ数を設定し、マッハ数
設定器によってマッハ数を設定し、集合胴の全温度T0
bを検出し、集合胴の検出された全圧P02を、全圧演
算回路によって演算して設定した集合胴の全圧P01に
なるように、調圧弁の開度を制御する。本件明細書で
は、「集合胴内の空気の全温度」を「集合胴の全温度」
と言うことがある。全温度は対象とする気体が停止して
いる状態の温度と定義され、よどみ点温度とも言われ
る。風洞では、集合胴と測定部の断面積比は大きく、集
合胴での気流速度は測定部の気流速度に比べて無視でき
るほど小さいので、集合胴で計測する温度を、全温度と
して扱うことができる。理想気体の断熱変化は、等エン
トロピー変化であることは、周知であり、またその気流
の流れの摩擦損失を無視することができるので、高速風
洞では、集合胴から測定部にかけての気流の流れは等エ
ントロピーであると仮定することができ、この仮定のも
とで、等エントロピー流れでは、気流の全温度は、気流
速度にかかわらず、一定である。全温度を計測するに
は、気流を止めて計測する方法が簡単であるので、全温
度プローブを用いたり、集合胴での流速を止まっている
と仮定して近似的に計測することができる。
【0009】風洞試験の起動初期の期間W0において、
気流が不安定であり、また集合胴の全温度が大きく変動
する。この風洞起動時には、全温度設定器によって設定
された集合胴の一定の全温度T0aを用いて、調圧弁の
開度を制御するための全圧P01を設定する。これによ
って集合胴の全圧の設定値が変動することを防ぐ。
【0010】その後、気流が安定し、また集合胴の全温
度の時間変化率が小さくなった時点t3以降で、全温度
検出器によって検出された集合胴の全温度T0bを用い
て、集合胴の全圧P02の負帰還制御を行い、その全圧
P02が、設定された全圧P01になるように調圧弁の
開度を制御する。この切換え手段32による切換え時t
3に、設定された全温度T0aと、前記掛算した値であ
る全温度T0a1とが近似した値になり、これによって
集合胴の全圧が大きく変動することがなくなり、切換え
時点でのレイノルズ数をほぼ一定として通風することが
可能になる。
【0011】こうして集合胴の全温度T0bの変動によ
るレイノルズ数Reの変動が緩らげられる。さらにレイ
ノルズ数設定器によって設定したレイノルズ数にほぼ近
似した値を実現することができ、そのレイノルズ数を一
定に保つことができるようになる。
【0012】全閉機能を有する調圧弁は、開度が可変で
ある調圧弁自体の貯気槽側、すなわち上流側に、遮断弁
を介在して構成してもよく、このような構成もまた、全
閉機能を有する調圧弁の概念に含まれる。
【0013】
【0014】本発明に従えば、後述の図1に示されるよ
うに、風洞試験の初期には、全温度設定器からの設定さ
れた全温度T0aが、切換え手段32を経て直接に全圧
演算回路39に与えられて集合胴の目標となる全圧P0
1が演算される。
【0015】また本発明は、圧縮気体を貯蔵する貯気槽
と、貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、集合胴から
の気体が導かれ、供試体が設置される測定部と、集合胴
の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉機能を
有する調圧弁とを有する吹出し式風洞の制御装置におい
て、集合胴内の空気の全温度T0bを検出する全温度検
出器と、集合胴内の空気の全温度設定値T0aを設定す
る全温度設定器と、集合胴の全圧P02を検出する全圧
検出器と、調圧弁が全閉状態から開き始めた後から、全
温度検出器によって検出される全温度T0bおよび全圧
検出器によって検出される全圧P02が不安定である初
期の期間W0を経過した時点t3で、指令信号27を出
力する指令信号発生手段と、全温度検出器と全温度設定
器との各出力に応答し、検出された全温度T0bと設定
された全温度設定値T0aとの比である全温度換算係数
K1(=T0a/T0b)を演算する係数演算回路と、
指令信号27に応答して、指令信号27が与えられた時
刻t3における係数演算回路によって演算されることに
よって検出された全温度T0b1と設定された全温度設
定値T0aとの比である全温度換算係数K2(=T0a
/T0b1)を表す出力をホールドするホールド回路
と、指令信号27に応答して、指令信号27が与えられ
ない初期の期間W0中、係数演算回路25からの出力K
1を導出し、指令信号27が与えられることによってホ
ールド回路の出力K2を導出する切換え手段54と、全
温度検出器によって検出された全温度T0bと、切換え
手段54の出力K1,K2とを掛算し、その掛算した出
力T0a(=T0b・K1),T0a1(=T0b・K
2)を導出する掛算器36と、測定部のレイノルズ数を
設定するレイノルズ数設定器と、測定部のマッハ数を設
定するマッハ数設定器と、掛算器とレイノルズ数設定器
とマッハ数設定器との各出力に応答して、集合胴の全圧
P01を演算して設定する全圧演算回路と、全圧演算回
路と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴の検出され
た全圧P02が、設定された全圧P01になるように、
調圧弁の開度を制御する制御手段とを含むことを特徴と
する吹出し式風洞の制御装置である。
【0016】本発明に従えば、後述の図3に示されるよ
うに、切換え手段54は、風洞試験の初期には、掛算器
に係数演算回路の出力K1と、全温度検出器によって検
出された集合胴の全温度T0bとが与えられる。これに
よって全温度設定器で設定された全温度T0aが演算さ
れて全圧演算回路に与えられ、集合胴の目標となる全圧
P01が演算して求められる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
全体の構成を示す系統図である。吹出し式風洞1におい
て、高圧貯気槽2には、圧縮機3から圧縮気体、たとえ
ば圧縮空気を送込む。貯気槽2内の圧縮空気は、管路4
から調圧弁5を経て集合胴6に導かれる。集合胴6に
は、第1スロートである開度が調整可能な可変ノズル7
を経て測定部8に連なる。測定部の下流側にはさらに、
第2スロート9および拡散胴10が連なる。
【0018】調圧弁5において、弁体11は弁座12と
の間の通路断面積、したがって開度を調整可能である。
弁体11が弁座12に着座することによって、閉弁機能
を達成することができる。弁体11は、駆動手段13に
よって変位駆動することができる。これによって上述の
ように開度を制御することができる。
【0019】本発明の実施の他の形態では、閉弁機能を
達成するために、管路4の途中に開閉可能な遮断弁が介
在され、弁体11と弁座12との間の開度の調整を可能
にする構成とし、遮断弁によって閉弁機能を達成するよ
うにしてもよい。このような構成も、本発明の精神に含
まれる。
【0020】測定部8には、通気性を有する多孔壁14
によって測定部8が規定される。測定部8内には、供試
体59が設けられる。風洞天秤は、測定部8に設けら
れ、供試体59の座標軸まわりの力と六分力のモーメン
トとを測定するために用いられる。測定部8には、ヒン
ジ60によって開閉可能な抽気フラップ15が設けられ
る。さらに多孔壁14の一部のフラップ16は、ヒンジ
17によって開閉可能である。測定部8および抽気フラ
ップ15をハウジング18が囲んでプレナム室19が形
成される。プレナム室19には、抽気弁20が接続さ
れ、管路21は大気に連通する。プレナム室19は、多
孔壁14に形成された多数の孔を経て、測定部8内から
空気が流出し、このプレナム室19において、その空気
を一旦、とどめ、これを測定部8の下流側で、抽気フラ
ップ15を経て測定部8内の主流に合流させる。抽気フ
ラップ15および多孔壁14のフラップ16の開度をア
クチュエータによって制御することができる。フラップ
16を開くのは気流を流出させるのが目的でなく、測定
部の回路断面を大きくするのが目的である。
【0021】集合胴6には、その集合胴6の全圧P02
を検出する全圧検出器22が設けられる。集合胴6には
また、全温度T0bを検出する全温度検出器23が設け
られる。さらに集合胴6の全温度T0aを設定する全温
度設定器24が設けられる。係数演算回路25は、全温
度検出器23と全温度設定器24との各出力に応答し、
検出された全温度T0bと設定された全温度T0aとの
比である全温度換算係数K1を演算する。
【0022】 K1 = T0a / T0b …(1) 係数演算回路25からの出力は、たとえばメモリによっ
て実現されるホールド回路26に与えられる。ホールド
回路26は、ライン27を介する指令信号に応答し、係
数演算回路25の出力をホールドして保持し、ストアす
る。
【0023】風洞試験の運転信号を導出する運転信号発
生回路29が設けられる。この運転信号は、切換え演算
手段30における指令信号発生回路31に与えられる。
指令信号発生回路31は、タイミング制御手段を構成す
る。指令信号発生回路31は、運転信号に応答し、風洞
試験の初期の期間W0(後述の図2参照)経過後に、ラ
イン27に指令信号を発生する。ライン27に与えられ
る指令信号を、同一の参照符27で表す。
【0024】この指令信号は、前述のようにホールド回
路26に与えられるとともに、切換えスイッチ32に与
えられる。ホールド回路26は、指令信号が与えられた
時刻t3(後述の図2参照)における全温度検出器23
によって検出された全温度T0b1を用いて、全温度換
算係数K2を求める。
【0025】 K2 = T0a/T0b1 …(2) 切換えスイッチ32は、共通接点33と2つの個別接点
34,35とを有する。個別接点34には、全温度設定
器24からの全温度T0aを表す信号が与えられる。も
う1つの個別接点35には、掛算器36からの出力が与
えられる。掛算器36には、全温度検出器23によって
検出された全温度T0bと、ホールド回路26にホール
ドされた全温度換算係数K2とが与えられ、掛算T0b
・K2を演算する。切換えスイッチ32は、ライン27
からの指令信号が与えられない初期の期間W0では、共
通接点33を個別接点34に導通し、指令信号が与えら
れることによって、共通接点33を個別接点35に切換
えて導通する。
【0026】T0aは設定された全温度であり、T0b
は検出された全温度である。つまり、全温度T0aは運
転員が通風前に貯気槽の状態や気温、または、前回の通
風時に計測した全温度値から今回通風した場合に得られ
るであろうと予測して制御装置に設定した値である。T
0bは今回の通風で得られた値である。したがって、こ
れらの間には相違が当然出てくる。この比を求めたもの
が全温度換算係数K1(=T0a/T0b)である。時
刻t3で係数K1をホールドする回路26からの出力K
2を時刻t3以降に乗じ続けることで、時刻t3でのT
0aと、T0b1に係数K2を乗じた掛算器36からの
出力値との切換えをバンプレス(bumpless:T0aと前
記出力値との差が小さい状態)にできる。このようにバ
ンプレスにするために全温度換算係数K2を計算してい
る。この場合、全温度換算係数を用いているためにレイ
ノルズ数は通風前に設定したものとは当然異なるが、通
常の風洞試験では、レイノルズ数の設定精度よりも安定
性が求められるので、時刻t3に大きく変化するよりも
バンプレスに切換わる方が良好な試験となる。レイノル
ズ数設定器37は、測定部8のレイノルズ数Reを設定
する。マッハ数設定器38は、測定部8のマッハ数Mを
設定する。全圧演算回路39は、切換えスイッチ32の
共通接点33からの信号と、レイノルズ数設定器37の
出力とマッハ数設定器38の出力とに応答し、レイノル
ズ数−全圧変換の演算を、式3に従って行う。
【0027】
【数1】
【0028】ここでP01は、集合胴6の目標とすべき
全圧であり、T0は、切換えスイッチ32の共通接点3
3からライン40を介して与えられる信号が表す全温度
T0aまたはT0b・K2であり、κは、気体である圧
縮空気の比熱比であり、μ0は、全温度T0での気体で
ある圧縮空気の粘性係数であり、Rは気体定数である。
この式3は、航空宇宙技術研究所発行「航空宇宙技術研
究所報告 TR−647」に開示されている。
【0029】全圧演算回路39からライン41を介して
導出される目標とすべき全圧P01を表す信号は、減算
器42に与えられる。減算器42にはまた、全圧検出器
22の出力がライン43を介して与えられる。PID
(比例、積分、微分)制御回路44は、減算器42の出
力に応答し、ライン45から切換えスイッチ46の一方
の個別接点47に与えられる。切換えスイッチ46に
は、もう1つの個別接点48が設けられ、切換えスイッ
チ46は、これらの個別接点47,48を共通接点49
に切換えて導通する。共通接点49の出力は、駆動手段
13に与えられ、これによって調圧弁5の弁体11が変
位駆動され、調圧弁5の開度が制御され、また調圧弁5
が全閉状態とされる。
【0030】切換えスイッチ46の個別接点48には、
調圧弁5を全閉状態とするための全閉信号が、全閉信号
発生回路50から与えられる。この切換えスイッチ46
は、運転信号発生回路29からの運転信号が与えられて
いないとき、共通接点49が個別接点48に導通してお
り、これによって調圧弁5は全閉状態となっている。切
換えスイッチ46に運転信号が与えられることによっ
て、風洞試験の期間中、共通接点49は個別接点47に
導通し、ライン45の信号が、駆動手段13に与えら
れ、調圧弁5の開度が制御される。
【0031】図2を参照して、図1に示される実施の形
態の動作を説明する。風洞試験の開始時に、運転信号発
生回路29は、図2(1)に示されるように、風洞試験
の期間である時刻t1〜t4まで継続する運転信号を発
生する。時刻t1以前では、切換えスイッチ46の共通
接点49は個別接点48に導通しており、これによって
調圧弁5は全閉状態になっている。運転信号発生回路2
9は、図2(1)に示されるように、時刻t1〜t4ま
で持続する運転信号を上述のように発生する。これによ
って切換えスイッチ46の共通接点49は、個別接点4
7に切換わる。
【0032】切換え演算手段30において、指令信号発
生回路31は、ライン27に、図2(2)に示されるよ
うに、時刻t1から、初期の期間W0を経過した時刻t
3から、時刻t4まで持続する指令信号を発生する。初
期の期間W0では、指令信号27は発生されておらず、
このとき切換えスイッチ32の共通接点33は、個別接
点34に導通している。したがって全温度設定器24か
らの設定された全温度T0aを表す信号は、切換えスイ
ッチ32を経て全圧演算回路39に与えられる。全圧演
算回路39は、前述の式3に従う演算を行う。これによ
って制御回路44は、全圧演算回路39がライン41に
導出する目標とすべき全圧P01に、全圧検出器22に
よって検出される全圧P02が、到達して一致するよう
にするための制御信号を、ライン45に導出する。この
制御回路44からライン45に導出される制御信号は、
切換えスイッチ46を経て駆動手段13に与えられ、し
たがって調圧弁5の開度が制御される。集合胴6の全温
度検出器23によって検出される温度T0bは、図2
(3)に示されるように変化する。全圧検出器22によ
って検出される全圧P02は、図2(4)に示されるよ
うに変化する。図2(3)に示される時刻t2では、集
合胴6の全温度T0bは最大となり、その後、全温度T
0bは時間経過に伴って緩やかに低下してゆく。集合胴
6の検出される全圧P02は、図2(4)に示されるよ
うに時刻t3以降において、ほぼ一定の目標とすべき全
圧P01に保たれる。初期の期間W0は、たとえば3〜
6秒であり、時刻t1〜時刻t4は約1分である。この
初期の期間W0では、集合胴6の検出される全温度T0
bは急変し不安定であり、また検出される全圧P02も
時間経過に伴って大きく変動する。
【0033】その後、時刻t3では、指令信号発生回路
31は、指令信号を発生し、これによって切換えスイッ
チ32の共通接点33は個別接点35に切換わる。この
指令信号はまた、ホールド回路26に与えられる。ホー
ルド回路26は、時刻t3における全温度検出器23に
よって検出された温度T0b1を用いて式2によって演
算した全温度換算係数K2を、ホールド回路26にスト
アする。
【0034】こうして掛算器36から切換えスイッチ3
2の個別接点35には、式4で示される全温度T0a1
を表す信号が導出され、切換えスイッチ32を経て全圧
演算回路39に与えられる。
【0035】 T0a1 = T0b・K2 …(4) ホールド回路26にホールドされる全温度換算係数K2
は、前述のように時刻t3における値であり、風洞試験
が終了する時刻t4まで、一定に保たれる。こうして切
換え時の時刻t3において、設定された全温度T0a
と、その初期の期間W0の後における全温度T0a1と
の違いによる集合胴6の全圧P02の変動、したがって
レイノルズ数Reの変動をなくし、時刻t3におけるレ
イノルズ数Reで一定に保って通風することができる。
【0036】図3は、本発明の実施の他の形態の全体の
構成を示すブロック図である。この実施の形態は、前述
の図1および図2の実施の形態に類似し、対応する部分
には同一の参照符を付す。注目すべきはこの実施の形態
では、切換え演算手段52において、掛算器36は、全
温度検出器23によって検出された全温度T0bと、ラ
イン53を介して切換えスイッチ54から入力される信
号とを掛算し、その掛算した出力をライン40から全圧
演算回路39に与える。切換えスイッチ54の共通接点
55は、個別接点56,57に切換えられて導通する。
個別接点56には、係数演算回路25の出力が与えられ
る。もう1つの個別接点57にはホールド回路26の出
力が与えられる。切換えスイッチ54の共通接点55の
出力は、上述のようにライン53を介して掛算器36の
入力信号として与えられる。指令信号発生回路31から
の指令信号は、切換えスイッチ54に与えられるととも
に、ホールド回路26に与えられる。
【0037】切換えスイッチ54は、指令信号が与えら
れていない期間では、共通接点55を個別接点56に導
通したままとし、この状態は、初期の期間W0において
保たれる。前述の図2における時刻t3以降、風洞試験
の終了する時刻t4までの期間では、切換えスイッチ5
4は指令信号に応答して、共通接点55を個別接点57
に導通したままとする。したがって前述の実施の形態と
同様に、風洞試験の初期の期間W0では、係数演算回路
25からの前述の式1で示される全温度換算係数K1が
導出され、切換えスイッチ54を経てライン53から掛
算器36に与えられる。したがって掛算器36からライ
ン40には、全温度検出器23によって検出された全温
度T0bと、式1で示される全温度換算係数K1との積
T0b・K1、したがって全温度の設定値T0aが導出
される。時刻t3以降では、ホールド回路26には、前
述の式2で示される全温度換算係数K2がホールドさ
れ、切換えスイッチ54からライン53を経て掛算器3
6に与えられる。こうして掛算器36からはライン40
に、前述の式4で示される全温度T0a1を表す信号が
導出される。その他の構成と動作は、前述の実施の形態
と同様である。
【0038】
【発明の効果】請求項1の本発明によれば、風洞試験の
初期において、風洞起動時の気流が乱れており、集合胴
の全温度が大きく変動する期間では、全温度設定器によ
って設定された全温度を全圧演算回路に、レイノルズ数
設定器で設定されたレイノルズ数と、マッハ数設定器で
設定されたマッハ数とともに与え、集合胴の目標となる
全圧P01を演算して求める。これによって集合胴の全
圧P01が変動することを防ぎ、制御手段による調圧弁
の開度の安定な制御を可能にする。
【0039】さらにその後、集合胴内の気流が安定した
時点t3以降、全温度検出器によって検出した集合胴の
全温度T0bを用いて、調圧弁の負帰還制御を行い、こ
の切換え演算手段の切換え動作時に、前記設定された全
温度T0aと、切換え演算手段からの前記掛算した値で
ある全温度T0a1との両者が近似した値になり、これ
によって調圧弁の開度の大きな変動をなくす。ホールド
回路は、たとえばメモリなどによって実現され、切換え
時点t3における検出された全温度T0b1を用いて係
数演算回路によって演算された全温度換算係数K2を、
切換え時点でホールドして保持し、ストアするので、切
換え時点t3におけるレイノルズ数で、その後、一定に
保ち、通風することができる。
【0040】こうしてレイノルズ数を効率的に設定する
ことができるとともに、急激な気流状態の変化が生じる
ことを防ぐことができ、供試体および天秤などに過大な
衝撃を与えることがなくなる。これによって供試体の剛
性を高める必要がなく、供試体の製造を容易にし、原価
を低減することができる。また風洞天秤の剛性を高める
必要がないので、感度を向上し、高精度のデータを採取
することができるようになる。
【0041】また本発明によれば、図1に示されるよう
に、風洞試験の初期の期間W0に、全温度設定器からの
全温度設定値T0aが切換え手段を経て直接に全圧演算
回路に与えられ、演算の簡略化を図ることができる。
【0042】請求項2の本発明によれば、前述の図3に
示されるように、掛算器には、切換え手段を介して係数
演算回路の出力である全温度換算係数K1と、ホールド
回路の出力である切換え時点t3にホールドされた全温
度換算係数K2とが、切換えられて与えられる。こうし
て全圧演算回路には、風洞試験の初期の期間W0と、そ
の後とにおいて、係数演算回路が共通に用いられ、また
掛算器が共通に用いられる。したがって故障時などの誤
動作の発見が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体の構成を示す系統
図である。
【図2】図1に示される実施の形態の動作を説明する。
【図3】本発明の実施の他の形態の全体の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 吹出し式風洞 2 貯気槽 3 圧縮機 5 調圧弁 6 集合胴 7 可変ノズル 8 測定部 9 第2スロート 11 弁体 12 弁座 15 抽気フラップ 19 プレナム室 20 抽気弁 22 全圧検出器 23 全温度検出器 24 全温度設定器 25 係数演算回路 26 ホールド回路 29 運転信号発生回路 30,52 切換え演算手段 31 指令信号発生回路 32,46,54 切換えスイッチ 36 掛算器 37 レイノズル数設定器 38 マッハ数設定器 39 全圧演算回路 42 減算器 44 制御回路 50 全閉信号発生回路 59 供試体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 平5−37264(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 9/00 - 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮気体を貯蔵する貯気槽と、 貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、 集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測定部
    と、 集合胴の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉
    機能を有する調圧弁とを有する吹出し式風洞の制御装置
    において、 集合胴内の空気の全温度T0bを検出する全温度検出器
    と、 集合胴内の空気の全温度設定値T0aを設定する全温度
    設定器と、 集合胴の全圧P02を検出する全圧検出器と、 調圧弁が全閉状態から開き始めた後から、全温度検出器
    によって検出される全温度T0bおよび全圧検出器によ
    って検出される全圧P02が不安定である初期の期間W
    0を経過した時点t3で、指令信号27を出力する指令
    信号発生手段と、 全温度検出器と全温度設定器との各出力に応答し、検出
    された全温度T0bと設定された全温度設定値T0aと
    の比である全温度換算係数K1(=T0a/T0b)を
    演算する係数演算回路と、 指令信号27に応答して、指令信号27が与えられた時
    刻t3における係数演算回路によって演算されることに
    よって検出された全温度T0b1と設定された全温度設
    定値T0aとの比である全温度換算係数K2(=T0a
    /T0b1)を表す出力をホールドするホールド回路
    と、 全温度検出器によって検出された全温度T0bと、ホー
    ルド回路にホールドされた全温度換算係数K2とを掛算
    する掛算器と、 指令信号27に応答して、指令信号27が与えられない
    初期の期間W0中、全温度設定器によって設定された全
    温度設定値T0aを導出し、指令信号27が与えられる
    ことによって掛算器の出力を導出する切換え手段32
    と、 測定部のレイノルズ数を設定するレイノルズ数設定器
    と、 測定部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、 切換え手段とレイノルズ数設定器とマッハ数設定器との
    各出力に応答して、集合胴の全圧P01を演算して設定
    する全圧演算回路と、 全圧演算回路と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴
    の検出された全圧P02が、設定された全圧P01にな
    るように、調圧弁の開度を制御する制御手段とを含むこ
    とを特徴とする吹出し式風洞の制御装置。
  2. 【請求項2】 圧縮気体を貯蔵する貯気槽と、 貯気槽からの気体が導かれる集合胴と、 集合胴からの気体が導かれ、供試体が設置される測定部
    と、 集合胴の上流側に設けられ、開度が可変でありかつ全閉
    機能を有する調圧弁とを有する吹出し式風洞の制御装置
    において、 集合胴内の空気の全温度T0bを検出する全温度検出器
    と、 集合胴内の空気の全温度設定値T0aを設定する全温度
    設定器と、 集合胴の全圧P02を検出する全圧検出器と、 調圧弁が全閉状態から開き始めた後から、全温度検出器
    によって検出される全温度T0bおよび全圧検出器によ
    って検出される全圧P02が不安定である初期の期間W
    0を経過した時点t3で、指令信号27を出力する指令
    信号発生手段と、 全温度検出器と全温度設定器との各出力に応答し、検出
    された全温度T0bと設定された全温度設定値T0aと
    の比である全温度換算係数K1(=T0a/T0b)を
    演算する係数演算回路と、 指令信号27に応答して、指令信号27が与えられた時
    刻t3における係数演算回路によって演算されることに
    よって検出された全温度T0b1と設定された全温度設
    定値T0aとの比である全温度換算係数K2(=T0a
    /T0b1)を表す出力をホールドするホールド回路
    と、 指令信号27に応答して、指令信号27が与えられない
    初期の期間W0中、係数演算回路25からの出力K1を
    導出し、指令信号27が与えられることによってホール
    ド回路の出力K2を導出する切換え手段54と、 全温度検出器によって検出された全温度T0bと、切換
    え手段54の出力K1,K2とを掛算し、その掛算した
    出力T0a(=T0b・K1),T0a1(=T0b・
    K2)を導出する掛算器36と、 測定部のレイノルズ数を設定するレイノルズ数設定器
    と、 測定部のマッハ数を設定するマッハ数設定器と、 掛算器とレイノルズ数設定器とマッハ数設定器との各出
    力に応答して、集合胴の全圧P01を演算して設定する
    全圧演算回路と、 全圧演算回路と全圧検出器との各出力に応答し、集合胴
    の検出された全圧P02が、設定された全圧P01にな
    るように、調圧弁の開度を制御する制御手段とを含むこ
    とを特徴とする吹出し式風洞の制御装置。
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