JP2920363B2 - 吸殻回収方法 - Google Patents

吸殻回収方法

Info

Publication number
JP2920363B2
JP2920363B2 JP7286424A JP28642495A JP2920363B2 JP 2920363 B2 JP2920363 B2 JP 2920363B2 JP 7286424 A JP7286424 A JP 7286424A JP 28642495 A JP28642495 A JP 28642495A JP 2920363 B2 JP2920363 B2 JP 2920363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
butts
water
port
collecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7286424A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09104503A (ja
Inventor
高敏 大宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JETSUTAA KK
Original Assignee
JETSUTAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JETSUTAA KK filed Critical JETSUTAA KK
Priority to JP7286424A priority Critical patent/JP2920363B2/ja
Publication of JPH09104503A publication Critical patent/JPH09104503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2920363B2 publication Critical patent/JP2920363B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店や食
堂、待合室等においてタバコの吸殻を回収する吸殻回収
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店や食堂、待合室等で、客が吸
ったタバコの吸殻を回収する方法としては、従来、灰皿
下方に設けたコンベアで吸殻を移動させ、コンベア端の
回収容器に収集するコンベア式のもの、灰皿を通じて回
収筒内に捨てられた吸殻を回収筒内を移動するスクレー
パでかき集めて回収筒端の回収容器に投入するスクレー
パ式のもの、同じく回収筒内に捨てられた吸殻を、回収
筒の一方の端に設けた開口から吸引式集塵機で吸引・回
収する吸引式のもの等が利用されていた。しかしコンベ
ア式とスクレーパ式は可動部分を持ち、構造が複雑で異
物の付着・侵入に対して弱い面をもつと共に、端に設け
られる回収容器が大きくできず、回収容器を一日数回空
にする必要があった。吸引式はたまった吸殻を吸い取る
のにかなり強力な吸引力を必要とするにもかかわらず、
回収筒内面に付着した吸殻等を完全に吸い取ることがで
きなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は従来のこれらの問題点を解消し、吸殻
に残った火を確実に消火して収容し煙・悪臭の発生を防
ぐことが出来、又収容した吸殻及び異物を簡単な作業で
確実に除去・回収することが出来、回収筒内には何ら可
動部分を設ける必要がないのでシンプルで安価な回収筒
となり、回収筒の耐久性が向上し且つメンテナンスが不
要となり更にはランニングコストが大幅に下がる吸殻回
収方法を提供することにある。第2の課題は簡単な作業
で迅速且つ確実に落下口を閉鎖出来、吸殻・付着物の除
去・回収効率を向上させる。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 内部を吸殻を回収する通路とした細長な回収筒の
一端の上面に通気口を設け、前記回収筒の他端の上面に
排出口を設け、前記通気口と前記排出口との間の前記回
収筒の上面に吸殻を前記通路内へ落下させる落下口を設
け、前記落下口に閉鎖手段を備え、使用前に予め前記回
収筒の内部に所定深さで消火水を貯めておく吸殻回収装
置での通路内の吸殻を回収する吸殻回収方法であって、
まず前記落下口の全部を閉鎖手段で閉鎖し、前記排出口
に吸引機を接続し、その後前記通路内に貯めた消火水の
水面が前記通路内の複数箇所で前記通路の天井面に届く
程度の高さに白濁状態で隆起するように同吸引機で前記
通路内の空気を強力に吸引し、且つ同吸引機の吸引力で
前記消火水を隆起状態のまま前記排出口に向けて移動さ
せることによって前記通路内の吸殻を前記消火水と共に
前記排出口まで運んで除去・回収することを特徴とする
吸殻回収方法 2) 前記通路内の消火水を前記吸引機で強力に吸引し
た後、更に前記吸引機で強力に吸引させながら前記消火
水とは別に洗浄水を多量に前記通路内に注入し、注入し
た洗浄水を前記通路の天井面に届く程の高さに隆起させ
且つこの隆起部分の洗浄水が水しぶきを上げるようにし
て洗浄水を排出口まで移動させ、隆起して移動する洗浄
水によって吸殻を残らず前記排出口まで運んで除去・回
収をする前記1)記載の吸殻回収方法 3) 前記回収筒の上面を平らで且つ広い面積の水平面
とし、前記落下口を閉鎖するに十分な広さの細長な閉鎖
板を前記回収筒の落下口の上に配置し、前記回収筒の上
面に複数のリンクを間隔あけて配置し、同リンクの後端
を前記回収筒に枢着し、同リンクの先端を前記閉鎖板に
枢着し、前記閉鎖板を前記落下口に対し平行移動自在に
して落下口を開閉可能とし、前記閉鎖板又は前記リンク
の一つを動かす操作レバーを設けて閉鎖手段を構成した
前記1)又は2)記載の吸殻回収方法にある。
【0005】
【作用】本発明では予め落下口・排出口又は通気口のい
ずれからか消火水を注入して回収筒の内部に所定深さで
消火水を貯めているので、落下口から回収筒の通路内に
落下される吸殻は、この消火水に浸かって消火されると
共に通路内で収容されていく。この通路内に収容した吸
殻を回収・除去していくには、落下口を閉鎖手段で閉鎖
し、排出口に吸引機を接続し、通路内に貯めた消火水の
水面が通路内の複数箇所で通路の天井面に届く程度の高
さに白濁状態で隆起するように、通路内の空気を強力に
吸引機で吸引していく。落下口は閉鎖手段で閉鎖してい
るので、通路内の空気を吸引機で強力に吸引することに
より、開放状態の通気口から流れ込む大気が、通路内を
高速で通過し、消火水の上面に負圧が作用し、消火水の
上面が複数箇所で通路の天井面に届く程度に隆起し、通
路内で白濁した複数の消火水の水柱が形成される。この
複数形成された消火水の水柱によって、この消火水の水
柱の部分の通路が狭くなったり、閉鎖されたりするの
で、吸引機の吸引力がより向上し、排出口の消火水の水
柱の前面には吸引機の吸引による負圧が作用し、又通気
口側の消火水の水柱の後面には通気口から大気圧が作用
するので、消火水の水柱の前後で圧力差が生じる。この
圧力差と向上した吸引機の吸引力により、消火水の水柱
の水位は自重で下がっていくことはなく、吸引機の吸引
力により消火水の水柱は排出口に向って通路内を高速で
通過していく。この高速で通過していく複数の消火水の
水柱が通路内に収容された吸殻に続々に強く衝突しなが
ら移動していくので、吸殻同士が互いに絡み合っていて
も簡単に排出口まで押し流していく。又、通路内に収容
された吸殻は、消火水に浸った状態で収容されているの
で、タバコの葉を包んだ紙は消火水が浸透して破れ易く
なっており、消火水の水柱の衝突で吸殻は簡単にバラバ
ラとなり、吸殻同士が絡み合って収容される等通路内を
移動させるのに大きな力を必要とするような場合でも、
吸殻は通路内に残ることなく排出口まで押し流されてい
く。更に、通路内に吸殻以外のものが落下した場合、例
えばガムやマッチや小さなゴミが落下した場合でも、消
火水に貯めておいた消火水で回収筒の内面に付着するこ
とを防ぎ、又高速に通路内を通過していく消火水の水柱
により吸殻と共に排出口まで移動していく。押し流され
る吸殻やその他の落下物は消火水に乗って排出口まで押
し流されていくので、通路との間に生じる摩擦抵抗を抑
えながらスムーズに排出口まで押し流されていく。この
ようにして、消火水と共に排出口まで押し流された吸殻
は、排出口に接続した吸引機により、消火水と共に吸引
され回収筒内から除去される。
【0006】請求項2記載の発明では、排出口に接続し
た吸引機を作動させ、通路内に貯めた消火水が通路の天
井面に届く程の高さに隆起するように通路内の空気を強
力に吸引した後、更に吸引機で強力に通路内を吸引しな
がら消火水とは別に洗浄水を通路内に注入し、洗浄水を
通路の天井面に届く程度の高さに隆起させ且つ前記同様
に通路内に圧力差が生じてこの洗浄水の隆起部分からは
水しぶきが上がり、この状態のまま前記と同様に吸引機
の吸引力で排出口まで移動させ、残った吸殻を全て排出
口まで運び出す。このため、通路内に吸殻が残っていて
も水しぶきを上げながら移動する洗浄水の隆起部分が全
て排出口まで強い力で押し流し、吸殻の除去・回収が出
来る。請求項3記載では、リンクにより落下口に対して
閉鎖板が、回収筒の上面に沿って平行移動自在であるの
で、操作レバーの一回の操作でもって閉鎖板を平行移動
させて、全ての落下口を同時に閉鎖又は開放することが
出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】回収筒内の通路の断面積はある程
度狭い面積であることが必要である。回収筒の通路内の
底面に貯めておく消火水の水量は、通路の長さ、通路の
断面積、吸引機の吸引力、通路内の吸殻の数で影響され
るが、吸引機の吸引力により隆起して形成される消火水
の水柱の数が2つ〜5つ程になり、且つこの消火水の水
柱の通路の長手方向への厚みが10cm〜15cm程と
なるぐらいの消火水の水量が望ましい。パチンコ店に設
置される回収筒の長さは10〜15mが一般的である。
又、パチンコ店で使用される回収筒内の通路の断面積は
12cm2程であり、この通路の断面積が12cm2程で
回収筒の長さが12mである場合、通路の底面に貯める
消火水の水量は約5.6リットルであり、消火水の水位
を通路の底面から約13mmとすることが望ましい。更
に、この場合に使用される吸引機は、吸引量が約3.3
リットル/分で真空度が約2050mmAq程が望まし
く、この場合での請求項2記載の発明で通路内に注入す
る洗浄水の水量は約1リットルでこの水量を約6秒で注
入することが望ましい。排出口と通気口は落下口として
使用する場合もある。洗浄水は、消火水と混ぜ合せるよ
うに注入する場合と、消火水と混ぜ合せないように注入
する場合とがある。落下口は、通気口と排出口との間の
回収筒の上面に長手方向に沿って連続的に延びるように
設けて構成することが望ましいが、回収筒の上面に所定
間隔あけて複数設けた構成としてもよい。この場合の落
下口の形状は円形、楕円形、四角形等が一般的である。
閉鎖板は、細長な板状のものが望ましいが、落下口が独
立して複数ある場合であれば、その落下口に対応する閉
鎖板を複数設けて、各閉鎖板で対向する落下口を閉鎖す
る場合もある。
【0008】請求項3記載のような閉鎖手段のように、
操作レバーの操作により閉鎖板を平行させて全ての落下
口を同時に閉鎖することが望ましいが、独立して複数設
けられた落下口を個別に閉鎖していくこともある。又、
閉鎖板の下面にはシール材を設けて、落下口の閉鎖力を
向上させることが望ましい。このシール材としてはネオ
プレーンゴムが一般に使用される。回収筒の通路の底面
は一般的に平らな水平面であるが、傾斜面、円弧面であ
ってもよい。消火水や洗浄水として一般的に水が使用さ
れるが、消煙剤を溶した液体、消臭剤を溶した液体、洗
浄剤を溶した液体を使用してもよい。洗浄水を通路内に
注入していくには、洗浄水を通気口から通路内へ流し込
むことが望ましいが、予め通気口偏りの位置の通路面に
給水管を接続し、この給水管から洗浄水を通路内に流し
込んでいくこともある。この給水管を通路内に接続して
いれば、通路内への消火水の流入もこの給水管から通路
内へ注入していってもよい。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本実施例での使用状態を示す説明図、図2は
本実施例での吸殻の除去・回収を行う状態を示す説明
図、図3は本実施例で吸殻の除去・回収を行う流れを示
す概略説明図、図4は本実施例で落下口を閉鎖する閉鎖
手段を示す説明図、図5は本実施例の閉鎖手段で落下口
を閉鎖した状態を示す説明図、図6は図5中のA−A断
面図、図7は本実施例で使用する吸引機の内部構造を示
す説明図、図8は他の実施例での吸殻の除去・回収を行
う流れを示す概略説明図である。
【0010】;本実施例(図1〜7参照) 図中1は長さ12m程の回収筒、2は同回収筒1の一端
の上面に設けた通気口、3は同回収筒1の他端の上面に
設けた排出口、4は同注入口2と排出口3との間の回収
筒1上面を陥凹させた陥凹部、5は回収筒1内で注入口
2と排出口3とに連通し吸殻26を受ける断面積が約1
2cm2程の通路、6は回収筒1の平らな水平面となる
上面、7は水を使用して回収筒の内部に深さ13mm程
で貯めた消火水、8は陥凹部4内での回収筒1の上面に
長手方向に沿って連続して延び通路5と連通する落下
口、9は水1リットルを使用した洗浄水、10は落下口
8よりやや長い長尺な閉鎖板、12は後端を回収筒1の
上面に枢着し又先端を閉鎖板10の上面に枢着した細長
なリンク、13は同リンク12の枢着部、16は閉鎖板
10の端よりの上面に先端を枢着し又中央を陥凹部4内
の回収筒1の上面に枢着し更に後端を除去部分21より
外へ突出させた原動片、17は同原動片16の枢着部、
19は原動片16の後端に略直交して設けた操作レバ
ー、20はリンク12同士の間又は原動片16とリンク
12との間の陥凹部4位置に下方に円弧状態として設け
た板バネ、21は原動片16の後端を突出させ且つ原動
片16が回転出来る程に陥凹部4の側壁を除去した除去
部分、22は吸引量3.3リットル/分で且つ真空度2
050mmAqの吸引機、23はパチンコ台、24は灰
皿、25は灰皿24に設ける吸殻落し口、26は吸殻、
27は蓋、29は回収した洗浄水9と吸殻26とを貯留
する吸引機22内の回収部、30はホース、31は吸入
口、32は排気口、33はファン、34はフィルター、
35は仕切板、37は閉鎖板10の下面全面に貼着した
ネオプレーンゴムを素材とするシール材、38は消火水
7の隆起により形成される水柱、39は泡、40は水し
ぶきである。
【0011】本実施例では、パチンコ台23が多数並列
に設置される島のテーブルの下面に、図4〜6に示す回
収筒1を設置し、テーブルに設けられる灰皿24の吸殻
落し口25の下方に回収筒1の落下口8を位置させてい
る。又、テーブルには回収筒1の排出口3と通気口2と
に連通する穴を設けており、図1に示すように排出口3
と連通する穴には灰皿24を取付けて、排出口3を落下
口8として使用している。又通気口2と連通する穴には
灰皿24を取付けず、蓋27でふさいでいる。通常回収
筒1は、灰皿24の吸殻落し口25から投入される吸殻
26を受けるため、操作レバー19を回収筒1と平行と
なるように回収筒1側へ回転させ、閉鎖板10を落下口
8の上方位置から離れた回収筒1の上面の位置に平行移
動させて、落下口8を開放状態とし、灰皿24の吸殻落
し口25から投入される吸殻26は、落下口8を通って
回収筒1内の通路5内に落下する。回収筒1の内部には
消火水7を貯めているので、落下した吸殻26は消火水
7に浸った状態で収容され吸殻に火が残っていても即消
火されて、煙・悪臭が発生することがなくなる。この通
路5にはパチンコ台23毎に設置した島の灰皿24全て
から吸殻26が投入されるので、多くの吸殻26がたま
る。本実施例での閉鎖手段は、図4、5に示すように複
数のリンク12で閉鎖板10を回収筒1の上面に沿って
接触したまま水平に平行移動自在とし、操作レバー19
を取付けた原動片16の回転で閉鎖板10を平行移動さ
せていく構造である。又、落下口8を閉鎖状態の閉鎖板
10を強力に落下口8周縁の回収筒1の上面6に押し付
け、落下口8の閉鎖を完全に行うため、回収筒1の陥凹
部4の内側面間には下に円弧状に湾曲させた状態の板バ
ネ20を設けている。更に閉鎖板10の下面のシール材
37でより一層強力に閉鎖出来る。
【0012】吸殻26を回収するには、まず、操作レバ
ー19を手前に回転させ、落下口8の上方から離れた回
収筒1に上面の位置にある閉鎖板10を、落下口8の上
方位置まで平行移動させて落下口8を閉鎖する。又閉鎖
板10は板バネ20の付勢力で落下口8の周面に強く押
圧され、落下口8の閉鎖をより強力に行い、又閉鎖板1
0のズレを防いでいる。
【0013】落下口8の閉鎖後は、図2に示すように、
回収筒1の排出口3と連通するテーブルの穴に取付けた
灰皿24を取り除き、吸引機22のホース30を回収筒
1の排出口3に挿入する。又、テーブルの蓋27を開け
て回収筒1の通気口2を開放し、吸引機22を作動させ
る。落下口8は閉鎖板10で閉鎖しているので、通路5
内の空気を吸引機22で強力に吸引することにより、開
放状態の通気口2から流れ込む大気が、通路5内を高速
で通過し、消火水7の上面に負圧が作用し、消火水7の
上面が2〜5箇所で通路5の天井面に届く程度に隆起
し、通路5内で白濁した2〜5の消火水7の水柱38が
形成される。その直後水を用いた1リットルの洗浄水9
を6秒で通気口から通路5内に流し込んで消火水7に混
ぜ合せていく。この形成された消火水7の水柱38によ
って、この消火水7の水柱38の部分の通路5が狭くな
ったり、閉鎖されたり、又、洗浄水9の混合で通気口2
偏りの通路5内の水位が上がって通路5内が狭くなった
り、閉鎖されたりするので、吸引機22の吸引力がより
向上し、排出口3の消火水7の水柱38の前面には吸引
機22の吸引による負圧が作用し、又通気口2側の消火
水7の水柱38の後面には通気口2から大気圧が作用す
るので、消火水7の水柱38の前後で圧力差が生じる。
この圧力差と向上した吸引機22の吸引力により、消火
水7の水柱38の水位は自重で下がっていくことはな
く、吸引機22の吸引力により消火水7の水柱38は泡
39を含んだ状態のまま水しぶきを上げながら排出口3
に向って通路5内を高速で通過していく。この水しぶき
40を上げながら高速で通過していく2〜5つのの消火
水7の水柱38が通路5内に収容された吸殻26に続々
に強く衝突しながら移動していくので、吸殻26同士が
互いに絡み合っていても簡単に排出口まで押し流してい
く。又、通路5内に収容された吸殻26は、消火水7に
浸った状態で収容されているので、タバコの葉を包んだ
紙は消火水7が浸透して破れ易くなっており、消火水7
の水柱38の衝突で吸殻26は簡単にバラバラとなり、
吸殻26同士が絡み合って収容される等通路5内を移動
させるのに大きな力を必要とするような場合でも、吸殻
26は通路5内に残ることなく排出口3まで押し流され
ていく。
【0014】更に、通路5内に吸殻26以外のものが落
下した場合、例えばガムやマッチや小さなゴミが落下し
た場合でも、消火水7に貯めておいた消火水7で回収筒
1の内面に付着することを防ぎ、又高速に通路5内を通
過していく消火水7の水柱38により吸殻26と共に排
出口3まで移動していく。押し流される吸殻26やその
他の落下物は消火水7に乗って排出口3まで押し流され
ていくので、通路5との間に生じる摩擦抵抗を抑えなが
らスムーズに排出口3まで押し流されていく。このよう
にして、消火水7・洗浄水9と共に排出口3まで押し流
された吸殻26は、排出口3に接続した吸引機22によ
り、消火水7・洗浄水9と共に吸引されほとんどの吸殻
26は回収筒1内から除去される。又、一番通気口2に
偏った通路位置に形成された消火水7の水柱38と通気
口2との間の通路5内に収容された吸殻26は直接消火
水7の水柱38で押し流されていかず、排出口3側へ吸
引され流れていく消火水7の流れと共に流されていくの
で、この吸殻26が通路5内に残る恐れもあるが、通気
口から流し込んだ洗浄水9により確実に押し流され通路
5内に吸殻26が残ることはない。消火水7や洗浄水9
として、水の他に消臭剤や消煙剤や芳香剤等を混ぜたも
のを使用してもよい。回収した吸殻26・消火水7や洗
浄水9は図7に示すように吸引機22内で貯留されるた
め、店内を汚さず作業が行える。又回収したものも吸引
機22から取り出し処理すればよい。回収作業が終了す
れば、吸引機22のホース30を排出口3から取り外
し、元の通りに灰皿24を取付け、又注入口2は蓋27
で閉じ、更に、操作レバー19を回収筒1側へ押し込
み、閉鎖を移動させて、落下口8を開放すれば、通常通
り灰皿24から吸殻26を投入出来る。洗浄水9は消火
水7と混ぜ合せずに通路5内へ注入していく場合もあ
る。
【0015】;他の例(図8参照) 図8に示す他の例は、前記実施例1のように洗浄水9を
通路5内に注入せず、通路5内に貯めた消火水7だけで
水柱38を形成し、この消火水7の水柱38の通過と共
に吸殻26を排出口3まで押し流して排出口3から吸引
機22で吸引し、回収・除去していく例である。この場
合前記実施例1での消火水7の水柱38の吸殻との衝突
力はやや落ちるが、この他の例での消火水7の水柱38
は、白濁状態となっており、吸殻26との衝突力は高く
保っており、ほとんどの吸殻26を除去・回収すること
が出来る。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、落下口を閉鎖
手段で閉鎖し、排出口に接続した吸引機で通路内の空気
を強力に吸引するという大変簡単な作業で、通路内に予
め貯めておいた消火水の水面の複数箇所を通路の天井面
に届く程の高さに隆起させ、この隆起させたままの状態
の消火水を吸引機の吸引力で排出口まで強力に吸引して
いくという大変簡単な作業であるので、作業時間も短く
又何ら熟練を要しないので、誰でも簡単に失敗すること
なく行え作業性に優れるものとなる。又、回収筒内には
予め消火水を貯めており、吸殻は消火水に浸った状態で
収容しており、吸殻に残った火を迅速且つ確実に消火さ
せると共に、ガム等が落下しても通路内への付着を防い
でおり、更にタバコの葉を包んだ紙には消火水が浸透し
破れ易くなっていて、回収筒内の通路に消火水を高速に
通過させることで、通路に投入された吸殻をバラバラに
して確実に押し流していくことが出来る。吸殻がバラバ
ラにならずに吸殻同士が絡みあっていても消火水の高い
通過流速による高い衝突力で吸殻を確実に押し流してい
くことが出来、吸殻の除去・回収率が大幅に向上し、作
業効率が優れほとんどの吸殻を回収筒内から除去・回収
が出来るものとなる。押し流して集めた吸殻・付着物は
消火水と共に吸引機で通路内から完全に吸引して除去・
回収するので、周りを汚すことなく作業が行えるので外
観を損うことはなく、又衛生的である。このように、回
収筒内の通路には何ら可動部を設ける必要がないので故
障箇所をなくした大変シンプルな構成の回収筒にするこ
とが出来、耐久性に優れ、且つ安価に製作出来る。更に
メンテナンスも不要で且つランニングコストのかからな
いものとなる。
【0017】請求項2記載の発明のように、消火水とは
別に多量の洗浄水を通路内に注入し、この注入した洗浄
水が通路の天井面に届くほどの高さに隆起させ且つこの
隆起部分の洗浄水から水しぶきが上るようにして吸引機
の吸引力で排出口まで移動させていけば、消火水の隆起
部分で排出口まで押し流せずに通路内に残った吸殻を全
てこの洗浄水が排出口まで押し流していくものとなり、
全ての吸殻を確実に排出口から除去・回収していくこと
が出来る。
【0018】消火水に消臭性・消煙性・芳香性のあるも
のを用いれば、悪臭の発生を防ぎ空気をキレイに保つこ
とが出来る。請求項3記載の閉鎖手段では、操作レバー
を操作するという一回の操作で容易に且つ確実に全ての
落下口の開閉が行え、作業性に優れるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例での使用状態を示す説明図である。
【図2】本実施例での吸殻の除去・回収を行う状態を示
す説明図である。
【図3】本実施例で吸殻の除去・回収を行う流れを示す
概略説明図である。
【図4】本実施例で落下口を閉鎖する閉鎖手段を示す説
明図である。
【図5】本実施例の閉鎖手段で落下口を閉鎖した状態を
示す説明図である。
【図6】図5中のA−A断面図である。
【図7】本実施例で使用する吸引機の内部構造を示す説
明図である。
【図8】他の実施例での吸殻の除去・回収を行う流れを
示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 回収筒 2 通気口 3 排出口 4 陥凹部 5 通路 6 上面 7 消火水 8 落下口 9 洗浄水 10 閉鎖板 11 欠番 12 リンク 13 枢着部 14 欠番 15 欠番 16 原動片 17 枢着部 18 欠番 19 操作レバー 20 板バネ 21 除去部 22 吸引機 23 パチンコ台 24 灰皿 25 吸殻落し口 26 吸殻 27 蓋 28 欠番 29 回収部 30 ホース 31 吸入口 32 排気口 33 ファン 34 フィルター 35 仕切板 36 欠番 37 シール材 38 水柱 39 泡 40 水しぶき

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を吸殻を回収する通路とした細長な
    回収筒の一端の上面に通気口を設け、前記回収筒の他端
    の上面に排出口を設け、前記通気口と前記排出口との間
    の前記回収筒の上面に吸殻を前記通路内へ落下させる落
    下口を設け、前記落下口に閉鎖手段を備え、使用前に予
    め前記回収筒の内部に所定深さで消火水を貯めておく吸
    殻回収装置での通路内の吸殻を回収する吸殻回収方法で
    あって、 まず前記落下口の全部を閉鎖手段で閉鎖し、前記排出口
    に吸引機を接続し、その後前記通路内に貯めた消火水の
    水面が前記通路内の複数箇所で前記通路の天井面に届く
    程度の高さに白濁状態で隆起するように同吸引機で前記
    通路内の空気を強力に吸引し、且つ同吸引機の吸引力で
    前記消火水を隆起状態のまま前記排出口に向けて移動さ
    せることによって前記通路内の吸殻を前記消火水と共に
    前記排出口まで運んで除去・回収することを特徴とする
    吸殻回収方法。
  2. 【請求項2】 前記通路内の消火水を前記吸引機で強力
    に吸引した後、更に前記吸引機で強力に吸引させながら
    前記消火水とは別に洗浄水を多量に前記通路内に注入
    し、注入した洗浄水を前記通路の天井面に届く程の高さ
    に隆起させ且つこの隆起部分の洗浄水が水しぶきを上げ
    るようにして洗浄水を排出口まで移動させ、隆起して移
    動する洗浄水によって吸殻を残らず前記排出口まで運ん
    で除去・回収をする請求項1記載の吸殻回収方法。
  3. 【請求項3】 前記回収筒の上面を平らで且つ広い面積
    の水平面とし、前記落下口を閉鎖するに十分な広さの細
    長な閉鎖板を前記回収筒の落下口の上に配置し、前記回
    収筒の上面に複数のリンクを間隔あけて配置し、同リン
    クの後端を前記回収筒に枢着し、同リンクの先端を前記
    閉鎖板に枢着し、前記閉鎖板を前記落下口に対し平行移
    動自在にして落下口を開閉可能とし、前記閉鎖板又は前
    記リンクの一つを動かす操作レバーを設けて閉鎖手段を
    構成した請求項1又は2記載の吸殻回収方法。
JP7286424A 1995-10-06 1995-10-06 吸殻回収方法 Expired - Lifetime JP2920363B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286424A JP2920363B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 吸殻回収方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286424A JP2920363B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 吸殻回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09104503A JPH09104503A (ja) 1997-04-22
JP2920363B2 true JP2920363B2 (ja) 1999-07-19

Family

ID=17704216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7286424A Expired - Lifetime JP2920363B2 (ja) 1995-10-06 1995-10-06 吸殻回収方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2920363B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63277077A (ja) * 1987-05-08 1988-11-15 新山 洋史 パチンコ機の吸殻排出および煙吸引装置
JPH0568297U (ja) * 1992-02-21 1993-09-17 富治 萩野 灰皿を埋設したテーブル板を備えたたばこの吸い殻回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09104503A (ja) 1997-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06505405A (ja) バキュームクリーナー或いはバキュームクリーニングパイプの付属部品
JP2920363B2 (ja) 吸殻回収方法
JPH1052620A (ja) 集塵装置
JP2012034585A (ja) 自動消火式灰皿装置
JP2689107B2 (ja) 吸殻回収方法
JP2987137B1 (ja) 火消し機能付き灰皿容器
JPH09271580A (ja) 煙草の煙及び吸殻等回収装置
JP2020200644A (ja) トイレ空間用脱臭装置
JP6030360B2 (ja) オイルミスト捕集装置
JP2984920B2 (ja) 吸殻回収装置
JP3021452U (ja) 遊戯台の灰皿掃除機
JPH0123380Y2 (ja)
CN217375820U (zh) 防臭垃圾桶
JP7158580B2 (ja) 手乾燥装置
US6105583A (en) Cigarette end container
JP2902562B2 (ja) 煙草の吸殻の自動回収装置
JPH0642599Y2 (ja) 電気掃除機
JPH1133329A (ja) 空気浄化装置
JPH038236B2 (ja)
JP2021127622A (ja) トイレ空間用脱臭装置
JP3447921B2 (ja) 吸殻消火装置
KR200354971Y1 (ko) 미세먼지 제거 및 배풍(排風)방향조절식 진공청소기
JPH11182906A (ja) レンジフード
KR200354954Y1 (ko) 배풍내(排風內) 미세먼지의 물접촉식 제거 및배풍방향조절식 진공청소기
JP2021127621A (ja) トイレ空間用脱臭装置