JP2918993B2 - 染料熱転写プリンター用シート - Google Patents
染料熱転写プリンター用シートInfo
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Description
は染料熱転写プリンターで転写された染料を、均一かつ
シャープに受容し、高解像度のフルカラー画像をシート
上にプリントした後、タック紙、ステイッカーとして利
用する、熱転写プリンター用粘着シート上に剥離シート
を貼り合せた染料熱転写プリンター用シートに関するも
のである。
フルカラー画像がプリント可能な昇華染料熱転写プリン
ターが注目されている。
インダーからなる層を設けたインクシートに、受容紙の
染料染着性樹脂を被覆した面を重ね合わせ、電気信号に
応じサーマルヘッドから供給される熱により、インクシ
ートから受容紙に昇華染料を必要部分、所要濃度だけ転
写、染着して画像を形成する。
即ち、粘着シートに形成すれば、これをタック、即ちス
ティッカーとして利用できる。
は、無機顔料とポリオレフィンを主成分とするボイド構
造を持った延伸フィルムまたはこのフィルムを紙などと
積層したシートを基材とすると均一で濃度の高い印画が
得られるので、よく用いられている。
用する場合に、このようなシートに直接粘着剥離加工し
たものは、プリント時カール、層間剥離などの恐れがあ
り、また、剛度が高すぎて、画質や、タック紙の接着強
度、剥離適性などに問題を生じていた。特に染料熱転写
による画像のプリントはシートに加える熱量が大きい
為、基材の熱収縮の結果、シワやカールが問題となって
いた。
メラ用プリンター、ビデオプリンターとして、広く使わ
れ、粘着剤を塗布したプリンター用シートも期待されて
おり、熱変形のない、走行性の良い、画像が鮮明で、粘
着力が強く、剥離など作業性の良い染料熱転写プリンタ
ー用粘着シートに剥離シートを貼着したものが望まれて
いた。
を解消した、プリンター用粘着シートに剥離シートを貼
着した染料熱転写プリンター用シートを提供しようとす
るものである。
100μm、JIS−P−8143に規定されるクラーク法による
剛度が10〜30(cm3/100)の合成樹脂を主成分としたシ
ートの表面に染料染着性被覆層を、裏面に粘着層を設け
て粘着シートとし、厚さがこの粘着シートより厚く50〜
125μmで、クラーク法による剛度が50〜100(cm3/10
0)のシートに剥離処理を施したシートの剥離処理を施
した面を前記粘着層に貼合せたことを特徴とする。
について鋭意研究し、上記のような構成とすることによ
り、プリント時のカールが少なく、走行性が良く、画像
が鮮明で、剥離性が良好で、粘着力の強い粘着シートに
剥離シートを貼合せた染料熱転写プリンター用シートが
できることを見出だした。
分とするシート1の上に、染着性樹脂層2、裏面側に粘
着剤層3を形成し、剥離剤層4を介して、剥離基材シー
ト5と張り合わせたものである。
る基材となるシートは合成樹脂を主成分としたフィルム
で、単層のものでも、多層構造の積層体であっても良い
が、層間強度が大きいことが要求される。クラーク法に
よる剛度が10〜30(cm3/100)と比較的小さいと剥離し
易く、また粘着(タック)による貼付け作業に便利であ
る。剛度が30(cm3/100)より大きいと、熱転写プリン
ター内で、ロールへ巻き付け又は折曲げられて走行する
ので、粘着シートが剥離シートから剥がれて機内にくっ
つき、深刻な紙詰まりなどの原因となる。厚さ15〜100
μmのシートが粘着による貼付け作業に便利で、保持力
も好ましい。
ィン、ポリエステル、ナイロン、アクリル樹脂などの熱
可塑性合成樹脂を主成分とした、延伸又は無延伸フィル
ムが用いられる。特に耐熱性の良い。軟化点の高い樹
脂、例えば、ポリエチレンテレフタレートのフィルムが
好ましい。特に、密度の低いフィルムは、剛度も比較的
小さく好ましく利用できる。
伸フィルムと紙などを貼合わせたシートを芯材として用
いてもよい。
合成樹脂を主成分としたフィルムで、クラーク法による
剛度が50(cm3/100)より大きいことが、プリント時の
カール防止に効果があり、粘着シートの引きはがし作業
に便利である。
ー内での、走行性に問題が出て来る。通常、熱転写プリ
ンターの受容紙はプリンター内で、ロールへ巻き付け又
は折曲げられて走行するので、剛度が過大であると、粘
着シートが剥離シートから剥がれて機内にくっつき、紙
詰まりの原因となる。
レフィン、ポリエステル、ナイロン、アクリル樹脂など
の熱可塑性合成樹脂を主成分とした、延伸又は無延伸フ
ィルムが用いられる。比較的耐熱性の良い、即ち軟化点
の高い樹脂、例えばポリエチレンテレフタレートのフィ
ルムが好ましい。
ドとのなじみに良い効果がある。
以下であることが好ましい。
布する粘着剤としては、ゴム系、アクリル系など各種の
ものが使用可能であるが、特に溶剤型アクリル系樹脂を
架橋させたタイプの粘着剤が、耐熱性の高い粘着層が得
られるので好ましい。
(剥離剤)を塗布する。剥離剤としては、各種のものが
使用可能であるが、特にシリコーン系の架橋タイプのも
のが好ましい。また化学的に剥離層を形成してもよい。
写染料染着層が設けられるが、染着層の主成分として、
分散染料、昇華染料などの熱転写染料に対し染着性が良
く、機械的強度と一定の耐熱性を兼ね備えた樹脂(例え
ば、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ビニル
重合体)が用いられる。
酸、イソフタル酸、セバチン酸などの2価カルボン酸
と、エチレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコールなどが用いられる。
ルAの両端の水酸基にエチレンオキサイドを付加したジ
オールなどの2価アルコールの重縮合反応から得られる
高分子を用いてもよい。ポリエステル樹脂の場合は、分
子量が10,000以上、重合度で100以上のものが染料染着
性被覆層の機械的な強度のために好ましい。
シートを説明する。
(W900 厚さ50μm ダイヤホイル(株)製、クラーク
剛度18(cm3/100)の表面にポリエステル樹脂(バイロ
ン200 東洋紡(株)製)のトルエン溶液を塗布、乾燥
して5g/m2の被覆層を形成、反対面に溶剤アクリル粘着
剤(オリバインBPS 東洋インキ(株)製)を固形分10g
/m2の割で塗布、乾燥し、染料熱転写プリンター用粘着
シートを得た。
ィルム(W901 厚さ100μm、ダイヤホイル(株)製、
クラーク剛度=65(cm3/100)にシリコーン型離型剤で
剥離加工し、剥離シートとして粘着シートと貼合せて、
プリンターで使用した。
(メリネックス329、厚さ50μm、ICI社製、クラーク剛
度15(cm3/100)を用いた以外は実施例1と同様に染料
熱転写プリンター用粘着シートを得た。
(株)製、クラーク剛度75(cm3/100)にシリコーン剥
離剤を塗布した剥離シートと貼合せてプリンターで使用
した。
T−38厚さ38μm 東レ(株)製、クラーク剛度8(cm
3/100)を用いた以外は、実施例1と同様に染料熱転写
プリンター用粘着シートを得た。
(株)製、クラーク剛度75(cm3/100)にシリコーン剥
離剤を塗布した剥離シートと貼合せてプリンターで使用
した。
一ないし二軸延伸フィルム(ユポ FPG95 厚さ95μm
王子油化合成紙(株)製、クラーク剛度 32(cm3/10
0)のMD(流れ方向)の熱収縮率が0.5%であったものを
熱処理し0.08%とした。このフィルムの表面にポリエス
テル樹脂(バイロナールMD−1200 東洋紡(株)製)の
水分散液を塗布、乾燥して5g/m2の被覆層を形成、反対
面に溶剤アクリル粘着剤(オリバインBPW 東洋インキ
(株)製)を固形分10g/m2の割で塗布、乾燥し、それぞ
れ染着、粘着製被覆層を形成し、染料熱転写プリンター
用粘着シートを得た。
厚さ50μm、密度0.65、東洋紡(株)製、クラーク剛度
15(cm3/100)にシリコーン型離型剤で剥離加工し、剥
離シートとして粘着シートと貼合せて、プリンターで使
用した。
プリンター用シートを昇華ビデオプリンター(VY−50
日立製作所(株))でプリントし、画像と走行性を比較
評価した。更に、粘着シートをはがして、直径100mmの
ステンレス性円筒に貼付けて30度24時間保持して、粘着
作業性を比較評価した。結果を表−1に示す。
秀で、かつプリント時のトラブルが減少し、粘着、剥離
の作業性もよく、昇華染料熱転写方式を始めとするコン
パクトなフルカラープリンターの利用を可能にするもの
であって、産業界に寄与するところ大である。
ある。 1……シート、2……染着性樹脂層、 3……粘着剤層、4……剥離剤層、 5……剥離基材シート
Claims (1)
- 【請求項1】厚さ15〜100μmでクラーク法(JIS−P−
8143)による剛度が10〜30(cm3/100)の合成樹脂を主
成分としたシートの表面に染料染着性被覆層を、裏面に
粘着性被覆層を設け、該粘着性被覆層を、厚さが50〜12
5μmで上記のシートより厚く、クラーク法による剛度
が50〜100(cm3/100)のシートの剥離処理を施した面と
貼合せたことを特徴とする染料熱転写プリンター用シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2138435A JP2918993B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 染料熱転写プリンター用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2138435A JP2918993B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 染料熱転写プリンター用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0433893A JPH0433893A (ja) | 1992-02-05 |
JP2918993B2 true JP2918993B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15221915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2138435A Expired - Fee Related JP2918993B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-05-30 | 染料熱転写プリンター用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2918993B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-30 JP JP2138435A patent/JP2918993B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0433893A (ja) | 1992-02-05 |
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