JP2514429B2 - 昇華型熱転写記録用シ―ト - Google Patents
昇華型熱転写記録用シ―トInfo
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- JP2514429B2 JP2514429B2 JP1149138A JP14913889A JP2514429B2 JP 2514429 B2 JP2514429 B2 JP 2514429B2 JP 1149138 A JP1149138 A JP 1149138A JP 14913889 A JP14913889 A JP 14913889A JP 2514429 B2 JP2514429 B2 JP 2514429B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱移行性染料を設けた昇華型熱転写記録用シ
ートに関する。
ートに関する。
近年、連続階調を有するフルカラー画像を作成する印
字方式として、熱転写記録方式が注目されている。その
中でも熱移行性染料を用いた、いわゆる昇華型熱転写方
式は印字の連続階調性、装置の簡便性などにおいて、他
のインクジェット方式や電子写真方式に比較し、優れて
いる。
字方式として、熱転写記録方式が注目されている。その
中でも熱移行性染料を用いた、いわゆる昇華型熱転写方
式は印字の連続階調性、装置の簡便性などにおいて、他
のインクジェット方式や電子写真方式に比較し、優れて
いる。
昇華型熱転写方式で用いられる昇華型熱転写記録用シ
ートはフイルムなどの基材の一方の面に熱移行性染料を
含む染料層を設け、その反対面にサーマルヘッドの熱融
着防止用の耐熱層を設けたものが用いられているが、染
料層の基材への接着力が弱いと、昇華型熱転写記録用シ
ートの製造時または転写記録時に、染料層が剥離すると
いう問題が生じる。
ートはフイルムなどの基材の一方の面に熱移行性染料を
含む染料層を設け、その反対面にサーマルヘッドの熱融
着防止用の耐熱層を設けたものが用いられているが、染
料層の基材への接着力が弱いと、昇華型熱転写記録用シ
ートの製造時または転写記録時に、染料層が剥離すると
いう問題が生じる。
この問題を解決するために、たとえば、ポリエステル
ベースフイルムと染料層の間にポリエステル系熱可塑性
樹脂および／またはポリウレタン系熱可塑性樹脂よりな
る接着層を形成してなる昇華型熱転写記録用シート（特
開昭63−134291号の公報参照）が提案されている。
ベースフイルムと染料層の間にポリエステル系熱可塑性
樹脂および／またはポリウレタン系熱可塑性樹脂よりな
る接着層を形成してなる昇華型熱転写記録用シート（特
開昭63−134291号の公報参照）が提案されている。
しかし、本発明者がこの昇華型熱転写記録用シートを
調査検討したところ、染料層のバインダー樹脂の種類に
よっては接着力が良くないものや、さらには低印加エネ
ルギーでの高速印字や印字濃度向上のために、染料層中
の染料濃度を上げると、基材と染料層の接着力が低下す
る傾向にあるので、より強固な接着力が必要であること
がわかった。
調査検討したところ、染料層のバインダー樹脂の種類に
よっては接着力が良くないものや、さらには低印加エネ
ルギーでの高速印字や印字濃度向上のために、染料層中
の染料濃度を上げると、基材と染料層の接着力が低下す
る傾向にあるので、より強固な接着力が必要であること
がわかった。
本発明は染料層中の染料濃度が高くとも、より強固な
接着力を得られるように、染料層に用いるバインダー樹
脂に対応した最適の接着層を設けた昇華型熱転写記録用
シートを得ることである。
接着力を得られるように、染料層に用いるバインダー樹
脂に対応した最適の接着層を設けた昇華型熱転写記録用
シートを得ることである。
本発明は基材上に、少なくとも染料とバインダー樹脂
とからなる熱移行性染料層を設けた昇華型熱転写記録用
シートにおいて、基材と染料層の間に染料層のバオンダ
ー樹脂と同一構造または類似構造の樹脂をイソシアネー
トで架橋した接着層を設けた昇華型熱転写記録用シート
である。
とからなる熱移行性染料層を設けた昇華型熱転写記録用
シートにおいて、基材と染料層の間に染料層のバオンダ
ー樹脂と同一構造または類似構造の樹脂をイソシアネー
トで架橋した接着層を設けた昇華型熱転写記録用シート
である。
本発明に使用される染料層を形成するための樹脂で、
シソシアネートで架橋が可能な反応基を有する樹脂は、
セルロース系樹脂たとえばエチルセルロース、ニトロセ
ルロース、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースなど、ビニル系樹脂
たとえばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアセタールなど、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリオーリ系樹脂、ウレタン系樹脂など
である。
シソシアネートで架橋が可能な反応基を有する樹脂は、
セルロース系樹脂たとえばエチルセルロース、ニトロセ
ルロース、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロースなど、ビニル系樹脂
たとえばポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルアセタールなど、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリオーリ系樹脂、ウレタン系樹脂など
である。
また、イソシアネートで架橋可能な反応基を有する共
重合体樹脂も使用でき、たとえば塩化ビニル−酢酸ビニ
ルコポリマー、塩化ビニル−アクリルコポリマー、塩化
ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸トリポリマー、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコールトリポリマーなど
である。これらの樹脂は適宜混合してもよい。
重合体樹脂も使用でき、たとえば塩化ビニル−酢酸ビニ
ルコポリマー、塩化ビニル−アクリルコポリマー、塩化
ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸トリポリマー、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル−ビニルアルコールトリポリマーなど
である。これらの樹脂は適宜混合してもよい。
接着層を形成するための樹脂は、染料層のバインダー
樹脂と同一構造または類似構造の樹脂である。
樹脂と同一構造または類似構造の樹脂である。
同一構造の樹脂とは、染料層のバインダー樹脂の化学
構造と同一の繰り返し単位からなるポリマーである。類
似構造の樹脂とは、化学構造式の繰り返し単位の少なく
とも一種類以上が染料層のバインダー樹脂の化学構造式
の繰り返し単位の少なくとも一種類以上と同一のポリマ
ーをいう。
構造と同一の繰り返し単位からなるポリマーである。類
似構造の樹脂とは、化学構造式の繰り返し単位の少なく
とも一種類以上が染料層のバインダー樹脂の化学構造式
の繰り返し単位の少なくとも一種類以上と同一のポリマ
ーをいう。
染料層のバインダー樹脂と同一構造または類似構造の
樹脂をイソシアネートで架橋した接着層を基材上に設け
るには、その樹脂を適当な溶媒に溶解または分散させ、
イソシアネートを適当量加えて塗布液を調製し、この塗
布液を基材上に塗布して乾燥する。塗布液の溶媒には、
イソシアネートと反応性の無いものが用いられる。接着
層を塗布後は架橋反応を促進させるためにエージングす
ることが望ましい。
樹脂をイソシアネートで架橋した接着層を基材上に設け
るには、その樹脂を適当な溶媒に溶解または分散させ、
イソシアネートを適当量加えて塗布液を調製し、この塗
布液を基材上に塗布して乾燥する。塗布液の溶媒には、
イソシアネートと反応性の無いものが用いられる。接着
層を塗布後は架橋反応を促進させるためにエージングす
ることが望ましい。
接着層の厚さは２μｍ以下で好ましくは0.6μｍ以下
である。厚さが厚い場合は、サーマルヘッドから染料層
への熱の伝導が悪くなり、印字濃度が低下する。
である。厚さが厚い場合は、サーマルヘッドから染料層
への熱の伝導が悪くなり、印字濃度が低下する。
本発明の染料層に用いられる染料は、従来公知の昇華
型熱転写記録用シートに用いられる染料はいずれも使用
でき、特に限定されない。例えば、黄色の染料として
は、カヤセットイエロー963、ホロンブリリアントイエ
ローＳ−6GL、PTY−52、マクロレックスイエロー6Gなど
が挙げられる。赤色の染料としては、カヤセットレッド
TD−FB、マクロレックスレッドバイオレットＲ、レゾリ
ンレッド380、スーダンレッド380、レッド3005などが挙
げられる。青色染料としては、MSブルー100、カヤセッ
トブルー136、ホロンブリリアントブルーＳ−Ｒ、セレ
スブルーGN、ワクソリンブルーAP−FWなどである。染料
は適宜混合して用いてもよい。
型熱転写記録用シートに用いられる染料はいずれも使用
でき、特に限定されない。例えば、黄色の染料として
は、カヤセットイエロー963、ホロンブリリアントイエ
ローＳ−6GL、PTY−52、マクロレックスイエロー6Gなど
が挙げられる。赤色の染料としては、カヤセットレッド
TD−FB、マクロレックスレッドバイオレットＲ、レゾリ
ンレッド380、スーダンレッド380、レッド3005などが挙
げられる。青色染料としては、MSブルー100、カヤセッ
トブルー136、ホロンブリリアントブルーＳ−Ｒ、セレ
スブルーGN、ワクソリンブルーAP−FWなどである。染料
は適宜混合して用いてもよい。
染料層は染料とバインダー樹脂を溶媒に溶解、または
分散させてインキを調製し、接着層上に塗布して乾燥さ
せて形成する。インキには必要に応じて帯電防止剤、酸
化防止剤、非昇華性微粒子などを配合してよい。
分散させてインキを調製し、接着層上に塗布して乾燥さ
せて形成する。インキには必要に応じて帯電防止剤、酸
化防止剤、非昇華性微粒子などを配合してよい。
基材はポリエチレンテレフタレートフイルム、ポリイ
ミドフイルム、ポリフェニレンサルファイドフイルム、
コンデンサーペーパーなどである。
ミドフイルム、ポリフェニレンサルファイドフイルム、
コンデンサーペーパーなどである。
転写記録時にサーマルヘッドに基材のフイルムが融着
し、昇華型熱転写記録用シートのスティック現象を防止
するために、染料層と反対側の基材の面に耐熱層を設け
ることが望ましい。
し、昇華型熱転写記録用シートのスティック現象を防止
するために、染料層と反対側の基材の面に耐熱層を設け
ることが望ましい。
本発明は、染料層のバインダー樹脂と同一構造または
類似構造の樹脂をイソシアネートで架橋して接着層を設
けたので、基材に接着した接着層と染料層はバインダー
樹脂の親和性によって強固に接着する。基材に水分や水
酸基、カルボキシル基が存在する場合は、接着層はより
強固に基材と接着する。
類似構造の樹脂をイソシアネートで架橋して接着層を設
けたので、基材に接着した接着層と染料層はバインダー
樹脂の親和性によって強固に接着する。基材に水分や水
酸基、カルボキシル基が存在する場合は、接着層はより
強固に基材と接着する。
本発明の昇華型熱転写記録用シート１は基材２上に接
着層４を形成し、接着層４上に染料層３を設けてある
（図面参照）。
着層４を形成し、接着層４上に染料層３を設けてある
（図面参照）。
次に、実施例により具体的に説明する。
実施例１ 本実施例は接着層を、染料層のバインダー樹脂と同一
構造の樹脂をイソシアネートで架橋して形成したもので
ある。
構造の樹脂をイソシアネートで架橋して形成したもので
ある。
PETフイルム（厚さ６μｍ）の一方の面に耐熱処理を
施し、他方の面に下記の接着層形成用組成物からなる塗
布液を塗布し、80℃で48時間エージングを行い、接着層
（厚さ0.2μｍ）を形成した。次いで接着層に下記の染
料層形成用組成物からなるインキを塗布して乾燥し、染
料層（厚さ1.5μｍ）を形成して、本発明の昇華型熱転
写記録用シートを得た。
施し、他方の面に下記の接着層形成用組成物からなる塗
布液を塗布し、80℃で48時間エージングを行い、接着層
（厚さ0.2μｍ）を形成した。次いで接着層に下記の染
料層形成用組成物からなるインキを塗布して乾燥し、染
料層（厚さ1.5μｍ）を形成して、本発明の昇華型熱転
写記録用シートを得た。
接着層形成用組成物 塩化ビニル−アクリル系共重合体樹脂 51.0重量部 （エスレックＥ−C110、積水化学工業（株）製） イソシアネート 3.0重量部 （コロネートＬ、固形分75％、日本ポリウレタン工業
（株）製） トルエン 23.0重量部 酢酸エチル 23.0重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.0重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） 塩化ビニル−アクリル系共重合体樹脂 4.3重量部 （エスレックＥ−C110、積水化学工業（株）製） トルエン 46.7重量部 メチルエチルケトン 46.0重量部 実施例２ 本実施例は接着層を、染料層のバインダー樹脂と同一
構造で分子量の異なる樹脂をイソシアネートで架橋して
形成したものである。
（株）製） トルエン 23.0重量部 酢酸エチル 23.0重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.0重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） 塩化ビニル−アクリル系共重合体樹脂 4.3重量部 （エスレックＥ−C110、積水化学工業（株）製） トルエン 46.7重量部 メチルエチルケトン 46.0重量部 実施例２ 本実施例は接着層を、染料層のバインダー樹脂と同一
構造で分子量の異なる樹脂をイソシアネートで架橋して
形成したものである。
下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を実
施例１と同様にして、本発明の昇華型熱転写記録用シー
トを得た。
施例１と同様にして、本発明の昇華型熱転写記録用シー
トを得た。
接着層形成用組成物 エチルセルロース 5.0重量部 （Ｎ−100、ハーキュレス（株）製） イソシアネート 1.0重量部 （SSUR100B添加剤、固形分75％、東洋インキ（株）製） 酢酸エチル 94.0重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.0重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） エチルセルロース 4.3重量部 （Ｎ−22、ハーキュレス（株）製） エチルアルコール 18.7重量部 トルエン 74.0重量部 実施例３ 本実施例は接着層を、染料層のバインダー樹脂と類似
構造の樹脂をイソシアネートで架橋して形成したもので
ある。
構造の樹脂をイソシアネートで架橋して形成したもので
ある。
下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を実
施例１と同様にして、本発明の昇華型熱転写記録用シー
トを得た。
施例１と同様にして、本発明の昇華型熱転写記録用シー
トを得た。
接着層形成用組成物 実施例１と同じ 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.0重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体 4.3重量部 （エスレックＡ、積水化学工業（株）製） トルエン 46.7重量部 メチルエチルケトン 46.0重量部 次に、比較例について説明する。
比較例１ 実施例２において、PETフイルムに接着層を設けずに
染料層を形成して、昇華型熱転写記録用シートを得た。
染料層を形成して、昇華型熱転写記録用シートを得た。
比較例２ PETフイルム（厚さ６μｍ）の一方の面に耐熱処理を
施し、他方の面に下記の接着層形成用組成物からなる塗
布液を塗布し、接着層（厚さ0.2μm9を形成した。次い
で接着層に下記の染料層形成用組成物からなるインキを
塗布して乾燥し、染料層（厚さ1.5μｍ）を形成して、
昇華型熱転写記録用シートを得た。
施し、他方の面に下記の接着層形成用組成物からなる塗
布液を塗布し、接着層（厚さ0.2μm9を形成した。次い
で接着層に下記の染料層形成用組成物からなるインキを
塗布して乾燥し、染料層（厚さ1.5μｍ）を形成して、
昇華型熱転写記録用シートを得た。
接着層形成用組成物 ポリエステル樹脂 100重量部 （バイロン＃200、東洋紡績（株）製） トルエン 45重量部 メチルエチルケトン 45重量部 染料層形成用組成物 実施例２と同じ 比較例３ 下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を比
較例２と同様にして、昇華型熱転写記録用シートを得
た。
較例２と同様にして、昇華型熱転写記録用シートを得
た。
接着層形成用組成物 ポリエステル樹脂 20重量部 （ニチゴポリエスターLP−035、日本合成化学（株）
製） メチルエチルケトン 80重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.4重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） ポリカーボネート樹脂 4.8重量部 （ユーピロンＳ−2000、三菱瓦斯化学（株）製） 1,4−ジオキサン 91.8重量部 比較例４ PETフイルム（厚さ６μｍ）の一方の面に耐熱処理を
施し、他方の面に下記の接着層形成用組成物からなる塗
布液を塗布し、60℃で15時間エージングを行い、接着層
（厚さ0.2μｍ）を形成した。次いで接着層に下記の染
料層形成用組成物からなる染料層（厚さ1.5μｍ）を比
較例２と同様にして形成して、昇華型熱転写記録用シー
トを得た。
製） メチルエチルケトン 80重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.4重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） ポリカーボネート樹脂 4.8重量部 （ユーピロンＳ−2000、三菱瓦斯化学（株）製） 1,4−ジオキサン 91.8重量部 比較例４ PETフイルム（厚さ６μｍ）の一方の面に耐熱処理を
施し、他方の面に下記の接着層形成用組成物からなる塗
布液を塗布し、60℃で15時間エージングを行い、接着層
（厚さ0.2μｍ）を形成した。次いで接着層に下記の染
料層形成用組成物からなる染料層（厚さ1.5μｍ）を比
較例２と同様にして形成して、昇華型熱転写記録用シー
トを得た。
接着層形成用組成物 ポリウレタン樹脂 50重量部 （ニッポラン＃2301、固形分40％、日本ポリウレタン
（株）製） トルエン 25重量部 メチルエチルケトン 25重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.4重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） ポリスルホン樹脂 4.8重量部 （1800NTII、アモコ パフォーマンスプロダクツ製） 1,4−ジオキサン 91.8重量部 比較例５ 下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を実
施例１と同様にして、昇華型熱転写記録用シートを得
た。
（株）製） トルエン 25重量部 メチルエチルケトン 25重量部 染料層形成用組成物 ソルベントブルー63 3.4重量部 （CERES Blue GN、バイエル（株）製） ポリスルホン樹脂 4.8重量部 （1800NTII、アモコ パフォーマンスプロダクツ製） 1,4−ジオキサン 91.8重量部 比較例５ 下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を実
施例１と同様にして、昇華型熱転写記録用シートを得
た。
接着層形成用組成物 ポリウレタン樹脂 33.0重量部 （ニッポラン＃3124、固形分50％、日本ポリウレタン工
業（株）製） イソシアネート 5.0重量部 （コロネートＬ、固形分75％、日本ポリウレタン工業
（株）製） 酢酸エチル 22.0重量部 トルエン 40.0重量部 染料層形成用組成物 実施例２と同じ 比較例６ 下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を実
施例１と同様にして、昇華型熱転写記録用シートを得
た。
業（株）製） イソシアネート 5.0重量部 （コロネートＬ、固形分75％、日本ポリウレタン工業
（株）製） 酢酸エチル 22.0重量部 トルエン 40.0重量部 染料層形成用組成物 実施例２と同じ 比較例６ 下記の接着層形成用組成物と染料層形成用組成物を実
施例１と同様にして、昇華型熱転写記録用シートを得
た。
接着層形成用組成物 実施例１と同じ 染料層形成用組成物 実施例２と同じ 試験方法 （１）前記の実施例および比較例の昇華型熱転写記録用
シートの染料層面にセロハン粘着テープ（ニチバン
（株）製）を貼りつけ、ひきはがし、染料層の剥離の有
無を評価した。
シートの染料層面にセロハン粘着テープ（ニチバン
（株）製）を貼りつけ、ひきはがし、染料層の剥離の有
無を評価した。
（２）前記実施例、比較例で得られたシアン色の昇華型
熱転写記録用シートと、染料にマクロレックスイエロー
6G（バイエル（株）製）を使用して前述の各実施例、各
比較例と同様にして得られたイエロー色の昇華型熱転写
記録用シートと、染料にレッド3005（住友化学工業
（株））およびマクロレックスレッドバイオレットＲ
（バイエル（株）製）を使用して前述の各実施例、各比
較例と同様にして得られたマゼンタ色の昇華型熱転写記
録用シートの各染料層の面を、下記の組成物を用いて得
た被熱転写シートの受像面に対向させて、昇華型熱転写
記録用シートの背面から６ドット/mmのサーマルヘッド
を使用して、下記の条件でイエロー色、マゼンタ色、シ
アン色の順に順次印字する方法で黒のべた画像の印字を
行い、染料層の剥離の有無を評価した。
熱転写記録用シートと、染料にマクロレックスイエロー
6G（バイエル（株）製）を使用して前述の各実施例、各
比較例と同様にして得られたイエロー色の昇華型熱転写
記録用シートと、染料にレッド3005（住友化学工業
（株））およびマクロレックスレッドバイオレットＲ
（バイエル（株）製）を使用して前述の各実施例、各比
較例と同様にして得られたマゼンタ色の昇華型熱転写記
録用シートの各染料層の面を、下記の組成物を用いて得
た被熱転写シートの受像面に対向させて、昇華型熱転写
記録用シートの背面から６ドット/mmのサーマルヘッド
を使用して、下記の条件でイエロー色、マゼンタ色、シ
アン色の順に順次印字する方法で黒のべた画像の印字を
行い、染料層の剥離の有無を評価した。
被熱転写シート 基材として合成紙（ユポFPG＃150、王子油化合成紙
（株）製）に、下記受像層組成物を塗布して90℃で１時
間乾燥し、受像層（厚さ６μｍ）を形成して被熱転写シ
ートを得た。
（株）製）に、下記受像層組成物を塗布して90℃で１時
間乾燥し、受像層（厚さ６μｍ）を形成して被熱転写シ
ートを得た。
受像層組成物 ポリエステル樹脂 25.2重量部 （バイロン＃200、東洋紡績（株）製） アミノ変性シリコン 5.0重量部 （KF−393、信越化学工業（株）製） エポキシ変性シリコン 5.0重量部 （XE−22−343、信越化学工業（株）製） トルエン 32.4重量部 メチルエチルケトン 32.4重量部 印字条件 サーマルヘッド印加電力 0.28W/dot サーマルヘッド印加パルス幅 ０〜12ms 結果 結果を表にて示す。
〔発明の効果〕 基材と染料層の間に特定の接着層を設けることによっ
て、染料層の接着性が格段に向上し、昇華型熱転写記録
用シートの製造時あるいは被熱転写シートへの転写記録
時に、染料層が剥離する事を防止でき、良好な画質の記
録を得ることができる。
て、染料層の接着性が格段に向上し、昇華型熱転写記録
用シートの製造時あるいは被熱転写シートへの転写記録
時に、染料層が剥離する事を防止でき、良好な画質の記
録を得ることができる。
第１図は昇華型熱転写記録用シートの断面図である。 １……昇華型熱転写記録用シート、２……基材、３……
染料層、４……接着層。
染料層、４……接着層。
Claims (1)
- 【請求項１】基材上に、少なくとも染料とバインダー樹
脂とからなる熱移行性染料層を設けた昇華型熱転写記録
用シートにおいて、基材と染料層の間に染料層のバイン
ダー樹脂と同一構造または類似構造の樹脂をイソシアネ
ートで架橋した接着層を設けた昇華型熱転写記録用シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1149138A JP2514429B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 昇華型熱転写記録用シ―ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1149138A JP2514429B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 昇華型熱転写記録用シ―ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0313387A JPH0313387A (ja) | 1991-01-22 |
| JP2514429B2 true JP2514429B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=15468585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1149138A Expired - Fee Related JP2514429B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | 昇華型熱転写記録用シ―ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2514429B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE529619C2 (sv) * | 2006-02-22 | 2007-10-09 | Atlas Copco Rock Drills Ab | Anordning vid bergborrning |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61162389A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-23 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
| JPS61162390A (ja) * | 1985-01-12 | 1986-07-23 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | 感熱転写記録媒体 |
| JPH0741747B2 (ja) * | 1985-05-15 | 1995-05-10 | 三菱化学株式会社 | 熱転写記録用シ−ト |
| JP2590847B2 (ja) * | 1986-11-26 | 1997-03-12 | 三菱化学株式会社 | 熱転写記録用シート |
| JPS63268692A (ja) * | 1987-04-28 | 1988-11-07 | Canon Inc | 感熱転写材 |
| JPS63281888A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写記録用シ−ト |
| JPS6424790A (en) * | 1987-07-20 | 1989-01-26 | Seiko Epson Corp | Thermal transfer recording medium |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1149138A patent/JP2514429B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0313387A (ja) | 1991-01-22 |
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