JP2918935B2 - ギャザリング加工における原反装着装置 - Google Patents

ギャザリング加工における原反装着装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ギャザリング加工における原反装着装置に
係わり、特に、原反をその幅寸法に拘わらず確実にギャ
ザリング装置にセットすることのできる原反装着装置に
関する。
〔従来の技術〕
例えば紙、フィルム等がロール状に巻き取られてなる
原反を包装紙で包装する場合、通常は、原反の幅(軸方
向の長さ)に対して十分な幅を有した包装紙により原反
をロール状に包み、その後、原反両端面より筒状に突出
した部分(筒状部)を原反の端面に沿うように折り込む
こと(ギャザリング)により仕上げる(第16図参照)。
このようなギャザリング作業は現在でも人手により行
なわる場合が多いが、特に小径原反に限って言えば、上
記ギャザリング作業を行う装置すなわちギャザリング装
置も提供されてきている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記ギャザリング装置に原反を装着す
る作業は、未だ人手を介して行なわれているのが実状で
ある。
すなわち、例えば原反をその軸方向に移動自在に支持
する支持部と、原反を180゜反転させるためこの支持部
を回転させるグリーンテーブルとのみを備えた作業台を
用い、前記支持部に載せられた原反を人手により軸方向
に移動させて前記ギャザリング装置にセットし、一方端
のギャザリングが終了した後ターンテーブルを回転させ
ることにより原反を反転させ、再度原反を軸方向に移動
させてギャザリング装置にセットし、他方端のギャザリ
ングを完了させ、といったものである。
このような人手による原反のギャザリング装置への装
着作業は非効率的であるばかりでなく専属の作業員を必
要としコストがかかる上に、一連のギャザリング工程の
自動化が図れないといった問題があった。
本発明は、上記の如き原反のギャザリング装置への装
着作業の自動化を図れ、以て作業人員の削減を実現する
ことのできる原反包装における原反装着装置を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に記載した発明は、原反包装工程において、
原反端部から筒状に突出した包装紙のギャザリングを行
うギャザリング装置に、包装紙が円筒状に巻かれた原反
を装着するための原反装着装置であって、該装置の主体
を構成し、前記ギャザリング装置に対向した位置に設置
され、少なくとも前記ギャザリング装置に接近・離間す
る水平一次元方向に移動可能とされた移動フレームと、
前記移動フレームの上面に水平に設けられたターンテー
ブルと、前記ターンテーブルに構成され、原反を軸方向
移動自在に支持するローラー支持体と、前記移動フレー
ムに該移動フレームの移動方向と同一水平方向に移動自
在に設けられ、前記ローラー支持体上に載置された原反
を該原反の軸方向に押圧し、ギャザリングすべき前記原
反端部をギャザリング装置側に移動させる押圧手段と、
を備えてなることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した発明は、上記請求項1に係
る原反装着装置において、前記ローラー支持体に、この
ローラー支持体上に載る原反を該原反の転動方向に送り
出してローラー支持体上より離脱させるための原反送り
出し手段を設けることを特徴とするものである。
〔作用〕
ローラー支持体上に載ったギャザリングすべき原反を
ギャザリング装置に装着するには、まず、移動フレーム
をギャザリング装置に向けて移動させ、原反をある程度
ギャザリング装置に接近させた後、押圧手段により、原
反をさらにギャザリング装置に向けて押圧する。原反
は、ローラー支持体を構成するローラー上を自身の軸方
向へ移動し、ギャザリング装置により位置決めされるか
ら、押圧手段はこの時点で復帰させる。
上記により原反の一方の端面のギャザリングが完了し
たならば、移動フレームを初期位置に戻し、その後、タ
ーンテーブルを180゜回転させることにより原反を反転
させる。
その後、再度上記同様に、移動フレームをギャザリン
グ装置に移動させ、さらに押圧手段により原反を軸方向
に移動させることにより原反が再びギャザリングに位置
決めされ、他方の端面のギャザリングが完了する。
その後、移動フレームを初期位置に退去した時点で一
連の動作は終了する。
原反送り出し手段を有する場合には、この時点で該原
反送り出し手段を作動させ、原反をローラー支持体上よ
り離脱させる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明に係る原反装着装置を、ギャザリング
装置その他の設備と共に示したものである。本図中、符
号10で示すものが原反装着装置である。なお、図中符号
100はギャザリング装置、120は包装紙供給装置、130は
原反に包装紙をロールに巻き付ける作業を行うための包
装台、140は搬送台、150は受け台である。
はじめに、本発明に係る原反装着装置10の説明に入る
前に、予め、ギャザリング装置100の構成およびその作
用について説明する。
前記ギャザリング装置100は、本実施例においては、
本出願人等が先に発明、出願したものを用いたものとな
っている。
このギャザリング装置100において、符号101は、この
ギャザリング装置100の主部を構成するギャザリング機
構部で、第7図に示す如き構成を成している。中心に開
口102aを有し垂直に設けられた円盤状の支持板102に
は、該支持板102のほぼ半径方向に沿って移動するよう
に構成された複数の移動片103,103,…(2個のみ図示)
が放射上に配置されている。各移動片103は、第7図お
よび第8図に示すようにボールネジ104に取り付けられ
ており、各サーボモータ105によりタイミングベルト106
を介してボールネジ104が回転させられることにより、
ガイドロッド107に沿って一斉に移動できるものとなっ
ている。また、移動片103の先端部には、図示しないピ
ンシリンダーにより第9図に示す如くV字状に開閉する
跳ね出し部材108,108が設けられている。さらにこの場
合、前記ギャザリング機構部101の背面側には第8図に
示すように、前記支持板の中心軸線上に位置し、かつ前
記開口102aを貫通して支持板の前面側すなわち前記移動
片103が配された側に進退自在とされたストッパ部材109
が設けられている。また、この場合、このギャザリング
装置100は、該装置100を構成するフレームを支持する脚
部110に、図示しないレベル調整機構を備えており、こ
れによりこのギャザリング装置100の水平レベルを調整
できるようになっている。
上記構成となるギャザリング装置100の機能は下記の
如くである。
第8図の状態から、包装紙3が既にロール状に巻かれ
た原反1をこのギャザリング装置100の前記支持板102と
同軸となるようにセットし、かつ原反1の端面2の位置
決めを行った後、前記各移動片103を一斉に内方に移動
させると、第10図および第11図に示す如く、包装紙3の
原反端面2から突出した筒状部3aには次第に折りひだ5,
5,…形成されていく。すなわち、筒状部3aの移動片103
が当接された部分はそれら移動片103により内方に押し
込まれることにより谷部5aを形成する一方、各移動片10
3の間の部分は、円筒形状を維持しようとして山部5bを
形成するわけである。
さらに第12図に示す如く各移動片103を内方いっぱい
にまで移動させたところで、第13図の如く前記跳ね出し
部材108をV字状に開くと、各移動片間103に形成された
各折りひだ5がそれら隣接する跳ね出し部材108に挟ま
れて、第14図および第15図の如く端整な山形に折り立て
られる。
その後、移動片103はそのまま原反1の端面2に押し
付けた状態としたまま、移動片103が取り付けられた支
持板102を軸回りに所定角度回転させると、折り立てら
れた折りひだ5,5,…が原反端面2側に倒され(折り込ま
れて)ていき、これによって第16図の如くギャザリング
が完了する。
上記ギャザリング装置100によれば、移動片103の備え
る跳ねだし部材108により折りひだ5を予め端整に折り
立て、その後にそれら折りひだ5を端面2側に折り込む
といった作業を行うため、原反径および包装紙3の性状
等に拘わらず極めて端整なギャザリングを行うことがで
きるわけである。
さて、次に、原反装着装置10について第2図ないし第
6図を参照しながら説明する。
第2図および第3図はそれぞれ本実施例に係る原反装
着装置10を示す全体側面図および全体平面図である。図
中符号11は本体フレーム、15は移動フレームである。本
体フレーム11は下部に脚12を備えている。本体フレーム
11の上部には第4図に示すように2本の軌道13,13が形
成される一方、移動フレーム15の下部には前記軌道13に
それぞれ係合するシュー17が設けられている。また、第
4図および第5図にも示すように、本体フレーム11の上
部で前記2本の軌道13のほぼ中央部にはロッドレスシリ
ンダー18が、その軸方向が前記軌道13,13と平行となる
ように設けられている。そして、移動フレーム15の下部
が該ロッドレスシリンダー18のスライダー19に固定され
ている。これによって、前記ロッドレスシリンダー19を
作動させることにより移動フレーム15が本体フレーム11
に対し前記軌道13に沿って摺動移動できるようになって
いる。なお、符号20,21は緩衝器である。
前記移動フレーム15の上面15aには円形のターンテー
ブル21が、水平にかつその中心軸(鉛直軸)回りに回動
自在に設けられている。このターンテーブル21は、第6
図に示すように、本体フレーム11に設けられたロータリ
ーシリンダー22の回転軸22aに該ターンテーブルの21支
持軸23が嵌装されると共に、この支持軸23がベアリング
24,25により支持されることにより回動されるものとな
っている。
前記ターンテーブル21には、原反1を支持するための
ローラー支持体26,26′が設けられている。このローラ
ー支持体26,26′は、全体としては第3図あるいは第6
図に示すようにターンテーブル21の中央部にその直径方
向にわたり左右対称に設けられた2つの可動板27,27′
と、これら可動板27,27′上に、横列状態に配設された
多数のローラー28,28,…とから構成されている。ただ
し、第3図に示すように、前記可動板27,27′の端部は
先窄まりに形成されているため、この端部には前記ロー
ラー28とは異なり複数個の転動体29,29,…が設けられた
ものとなっている。前記可動板27,27′は第6図に示す
ように、正面視においてV字を形成する如く若干傾いて
取り付けられている。さらに両可動板27,27′は、共に
その内側部分をターンテーブル21に設けられた固定軸3
0,30′にそれぞれヒンジ結合される一方、外側部分は、
該可動板27,27′から下方に突設されたリンク部材31,3
1′を介して、それぞれほぼ鉛直方向に設けられたエア
ーシリンダー32,33の伸縮ロッド32a,33aの先端部がピン
結合されている。これによりローラー支持体26,26′
は、第6図に鎖線で示す如くそれぞれ前記固定軸30,3
0′回りに回動できるものとなっている。すなわち、一
方の可動板27はエアーシリンダー32の伸縮ロッド32aを
退縮させることにより水平となる如く、かつ他方の可動
板27′はエアーシリンダー33の伸縮ロッド33aを伸張さ
せることによりさらにその傾きが増加す如く構成されて
いる。
また、第6図に示すように、前記ターンテーブル21の
上面21aは、前記2つのローラー支持体26,26′を分ける
中央線を境として一方側が低く、他方側が高く形成され
ている。すなわち、第6図に示す如くこのターンテーブ
ル21の上面21aは、エアーシリンダー32の作動により水
平となるローラー支持体26側は低く設定されており、そ
の形成高さは、前記ローラー支持体26が水平となった時
のローラー28の上面とほぼ同一レベルとなっている。一
方、エアーシリンダー33の作動によりさらに傾斜される
ローラー支持体26′側は高く設定されており、その形成
高さは、定常傾斜状態とされた該ローラー支持体26′の
外端部とほぼ同一レベルとなっている。さらに、該ター
ンテーブル21が構成される移動フレーム15の上面15a
(第1図)は、前記ターンテーブル21を境として一方側
が高く、他方側が低く構成されている。高位面は前記タ
ーンテーブル上面21aの高い方の面と同一レベルに、低
位面はターンテーブル上面21aの低い方の面と同一レベ
ルに形成されている。そして、この場合、前記高位面が
前記搬送台140側に、低位面が受け台150側に位置してい
る。
さらに、第2図および第3図に示すように、前記移動
フレーム15の上部一側方からは、水平部35aと該水平部3
5aの先端部から立ち上がる鉛直部35bとを有して鉤形を
呈するブラケット35が、前記水平部35aが前記本体フレ
ーム11に設けられた軌道13と平行となるように突設され
ている。該ブラケット35の鉛直部35b上端にはシリンダ
ー支持フレーム36が設けられ、このシリンダー支持フレ
ーム36には、エアーシリンダー37が前記軌道13と平行と
なるよう水平に取り付けられている。このエアーシリン
ダー37の伸縮ロッド37aの先端部には押圧板38が設けら
れている。またこの場合、前記エアーシリンダー37の上
方には、このエアーシリンダー37と平行となるガイドロ
ッド39が、前記シリンダー支持フレーム36に設けられた
ガイドブッシュ40に摺動自在に支持されて設けられてい
る。そしてこのガイドロッド39の先端部も前記押圧板38
に固定されたものとなっている。すなわち、前記エアー
シリンダー37の伸縮ロッド37aの先端と前記ガイドロッ
ド39の先端には両者が共有する押圧板38が設けられた構
成となっている。また、前記エアーシリンダー37は、そ
の伸縮ロッド37aを退縮させたときには前記押圧板38が
ローラー支持体26,26′上より充分離れた位置まで退去
でき、かつ伸縮ロッド37aを伸張させたときには押圧板3
8がローラー支持体26,26′の上方にまで至れるよう、そ
のストロークを設定されている。
上記の如く構成された原反装着装置10は、先に述べた
如きギャザリング装置100にギャザリング加工をすべき
原反1をセットし、かつギャザリングの終了させた原反
1をギャザリング装置100から離脱させることができ
る。以下、その作用について説明する。
上記原反装着装置10は第1図、第8図に示すように、
ギャザリング装置100に対面した位置に、少なくとも両
装置10,100の軸線が平面視状態にて一致するように設置
される。
この原反装着装置10には、既に前工程において包装紙
3がロール状に巻かれた原反1が供給される。
すなわち、例えば第1図に示した装置によれば、まず
原反1は、前記包装台130上にて包装紙3がロール状に
巻かれる。この作業は、前記包装紙供給装置120より所
定の大きさの包装紙3を受け取り、支持ローラー131,13
1′上にて原反を回転させながらその包装紙3を巻き付
けることにより行なわれる。支持ローラー131,131′は
ターンテーブル132に構成されており、この場合、包装
紙3を上記のようにロール状に巻き付ける際には、この
ターンテーブル132を図示の状態より90゜回転させて原
反1が横向きとなるようにする。
ここで、原反1に対する包装紙3の大きさは、原反1
の巻回方向に対しては任意であるが、原反1の幅方向
(軸方向)に対応した寸法はギャザリング完成時の外観
上の観点から、原反幅にほぼ原反の直径分の寸法加えた
寸法となることが望ましい。
原反1に包装紙3がロールに巻かれたら、前記包装台
130におけるターンテーブル132を再び図示の状態に戻
し、その原反1を支持ローラー131,131′上より離脱さ
せ、搬送台140を介して本原反装着装置10のローラー支
持体26,26′上に載置させる。
原反装着装置10は、原反1を受け入れる状態では、移
動フレーム15を本体フレーム11における反ギャザリング
装置側に位置させておくとともに、前記エアーシリンダ
ー37の伸縮ロッド37aを退縮させておく。原反1は、搬
送台140から移動フレーム上面15aの高位面、および、こ
の高位面と同一レベルに構成されたターンテーブル上面
21aの高位面上を転動してローラー支持体26,26′上に至
ることができる。ローラー支持体26,26′はV字状に形
成されているため、原反1はこのローラー支持体26,2
6′上で安定状態に支持される。
上記の如く原反1がローラー支持体26,26′上に載置
されたならば、前記ロッドレスシリンダー18を作動させ
て移動フレーム15をギャザリング装置100側に移動させ
る。原反1はローラー支持体26,26′に対してほぼ中央
部に載置され、原反幅が特別に大きい場合を除いて、こ
の状態では原反1をギャザリング装置100に対する所定
位置(適正位置)にはセットされない。
上記状態となったならば、次いで、前記エアーシリン
ダー37を作動させ、その伸縮ロッド37aを伸張させる。
これにより伸張ロッド37aを先端の押圧板38が原反1側
に向かって移動する。その際、この押圧板38の移動によ
り、前記ガイドロッド39もガイドブッシュ40に対して摺
動しながら前方に延出する。すなわち、エアーシリンダ
ー37の伸縮ロッド37aは、ガイドロッド39に支持された
状態で伸張するものとなる。これにより、伸縮ロッド37
aは該伸縮ロッド37aの伸張時の曲がり、いわゆる前垂れ
現象を防止することができ、かつ伸縮動作もスムーズに
行うことができる。
原反1側に向かって移動してきた押圧板38はやがて原
反1の端面2(2B)に当接し、原反1をギャザリング装
置100に向かって押す。原反1は、上記の如く多数のロ
ーラー28および転動体29が配設されたローラー支持体2
6,26′上に載置されているものであるから、それらロー
ラー28等が転動することにより極めて容易にその軸方向
に移動することができる。
このとき、ギャザリング装置100においては、前記ス
トッパ部材109を予め前記支持板102の開口102aより突出
させておく(第8図)。
押圧板38によりギャザリング装置100側に移動する原
反1は、ギャザリング装置100側の端面2(2A)が前記
ストッパ部材109に当接することにより止まる。すなわ
ち、ギャザリング装置100に対する位置決めがなされ
る。この時の原反1のセッ位置は、原反1に巻かれた包
装紙3の筒状部3aが各移動爪103内に挿入され、前記端
面2Aが移動爪103の前端部とほぼ面一となる位置であ
る。
図示は省略してあるが、ギャザリング装置100には、
ギャザリング中の原反1を外周面から押さえる原反保持
手段が設けられており、これにより原反1はギャザリン
グ加工中の回転が規制されるものとなっている。前記押
圧板38は、この原反保持手段が作動して原反が固定され
た時点で復帰させる。
上記状態となったならば、前記端面2A側のギャザリン
グを行う。ギャザリングはギャザリング装置100の上述
した作用により行なわれる。
前記端面2A側のギャザリングが完了したら、まずギャ
ザリング装置100に備えられた前記原反保持手段による
原反保持操作を解除する。
この状態においては、また、ギャザリングされた原反
1の端面2Aはギャザリング装置100に近接した状態にあ
る。そこで次に、ロッドレスシリンダー18を作動させる
ことにより移動フレーム15を反ギャザリング装置側に移
動させる。これにより原反1はギャザリング装置100よ
り離脱する。
上記状態となったならば、前記ターンテーブル21を18
0゜回転させて原反1を反転させ、他方の端面2Bをギャ
ザリング装置100側に向かせる。その際、ターンテーブ
ル21は、この場合左方向に回転させるものとする。なぜ
ならば、上述の如く本実施例では、ターンテーブル21が
構成される移動フレーム15の上面15aがこのターンテー
ブル21を挟んで一方側が低くなるよう、いわゆる段違い
に形成されているからである。そして、この場合、受け
台150側にその低位面が位置されているので、原反1を
左回りに反転させれば、まだギャザリングがなされずに
端面2Bから突出する包装紙3の筒状部3aをこの低位側を
通過させることができ、この筒状部3aが移動フレーム15
の上面15aに接触して該筒状部を損傷したり変形させる
ようなことがない。
原反1が反転されたら、再びロッドレスシリンダー18
を作動させて移動フレーム15をギャザリング装置100側
に移動させた後、さらにエアーシリンダー37を作動させ
ることにより押圧板38を移動させ、原反1をギャザリン
グ装置100に向けて軸方向に移動させる。
移動した原反1は再びギャザリング装置100により位
置決めされるから、その後、セットされた側の端面2Bの
ギャザリングを上記同様に実施する。ギャザリング中、
ギャザリング装置100に備えられた図示しない原反保持
装置を作動させることは上記同様である。
以上で原反1の両端面2(2A,2B)のギャザリングは
完了する。
その後は、図示しない原反保持装置を解除し、移動フ
レーム15を反ギャザリング装置側に退去させる。
さらに、本実施例による原反装着装置10では、原反送
り出し手段を備えているため、上記の如くギャザリング
の完了された前記原反1を、その後、該原反装着装置10
より自動的に退去させ、次工程に移送することができ
る。
すなわち、第6図に示した前記エアーシリンダー32お
よびエアーシリンダー33をそれぞれ作動させ、原反1の
載った一方のローラー支持体26を図中鎖線の如く水平と
するとともに、他方のローラー支持体26′をさらに傾け
る。一方のローラー支持体26は、これが水平となったと
きにターンテーブル上面21aの低位面と同一レベルとな
り、かつこの低位面は移動フレーム上面15aの低位面と
同一レベルに形成されているから、上記操作により原反
1は転動してローラー支持体26,26′上より退去する。
以上のように、上記原反装着装置10によれば、ギャザ
リング装置100への原反1の装着作業の装置化が実現さ
れ、原反1を常時確実にかつ安全にギャザリング装置10
0にセットすることができるとともに、原反両端面2に
対するギャザリングを容易に行うことができる。また、
各動作はシーケンス制御等を行うことにより容易に自動
化が可能であるから、原反装着作業の自動化を図り、加
工時間の短縮および人員削減等を実現して包装コストを
低減することができる。
さらに、上記原反装着装置10によれば、原反1をギャ
ザリング装置100側に軸方向移動させる移動手段を移動
フレーム15と、この移動フレーム15に設けた押圧板38と
で2段に構成したので、原反の幅(軸方向寸法)の長短
に拘わらず如何なる幅を有する原反1にも有効に適用す
ることができる。なぜならば、上記構成によれば、幅の
短い原反1に対しても押圧板38の作用により包装紙3の
筒状部3aを移動フレーム15よりギャザリング装置100側
に突出させることができ、かつギャザリング終了後は移
動フレーム15を退去させることにより原反1をギャザリ
ング装置100より離間させることができるからである。
また一方、本実施例に用いたギャザリング装置100は
先に述べた如くあらゆる種類の原反、つまり各種寸法の
原反に対応できるものである。したがって本原反装着装
置10を本実施例の如く上記ギャザリング装置100に適用
すれば極めて効果的である。ただし、本原反装着装置10
を従来のギャザリング装置に適用することも無論可能で
あり、その場合でも上記効果は同様に奏されるものであ
る。
なお、実施例では、原反1の中心軸レベルと、ギャザ
リング装置100の中心軸レベルを合わせるためのレベル
調整機能を前記ギャザリング装置100に構成したものと
したが、勿論、これを本原反装着装置10に設けてもよ
い。
また、実施例においては、原反送り出し手段を上記述
べた構成としたが、その他の機構に構成してもよい。
さらに実施例では、前記押圧板38あるいは移動フレー
ム15等の移動手段としてエアシリンダー等を用いたもの
としたが、これらはその他の流体圧アクチュエーター、
あるいはその他の機構、例えばねじの螺進作用を利用し
たもの、またはリンク機構等で構成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり本発明のギャザリング加工におけ
る原反装着装置は、少なくとも水平一次元方向に移動可
能に構成した移動フレームと、前記移動フレームの上面
に水平に設けたターンテーブルと、前記ターンテーブル
に原反を軸方向自在に支持するように構成したローラー
支持体と、前記ローラー支持体上に載置された減反を軸
方向に押圧するべく前記移動フレームに該移動フレーム
の移動方向と同一水平方向に移動自在に設けた押圧手段
と、を備えた構成としたので下記の如き効果を奏するこ
とができる。
すなわち、ギャザリング装置への原反の装着作業の装
置化が実現され、原反を常時確実にかつ安全にギャザリ
ング装置にセットすることができるとともに、原反両面
に対するギャザリングを容易に行うことができる。ま
た、各動作はシーケンス制御等を行うことにより容易に
自動化が可能であるから、原反装着作業の自動化を図
り、加工時間の短縮および人員削減等を実現して包装コ
ストを低減することができる。
さらに、上記原反装着装置によれば、原反をギャザリ
ング装置側に軸方向移動させる移動手段を移動フレーム
と、この移動フレームに設けた押圧板とで2段に構成し
たので、如何なる幅(軸方向寸法)を有する原反にも有
効に適用することができる。したがって、あらゆる種類
の原反にも適用することが可能となり、多品種少ロッド
生産に有効に適用することができる。
さらに、請求項2に係る原反装着装置によれば、上記
効果に加え、原反を人手を介さずに次工程に送り出すこ
とが可能となり、ギャザリング加工ラインの自動化の面
でさらに有効となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明に係る原反装着装置の一実
施例を示すもので第1図は当実施例に係る原反装着装置
をギャザリング装置等の他の装置と共に示す斜視図、第
2図は原反装着装置の全体側面図、第3図は全体平面
図、第4図は第3図をC方向から見た部分矢視図、第5
図は部分側断面図、第6図は部分正面断面図、第7図な
いし第15図は当実施例に係るギャザリング装置を説明す
るもので第7図はギャザリング機構部の斜視図、第8図
はギャザリング機構部の側面図、第9図は跳ね出し部材
とその作用を示す正面図、第10図〜第15図は当ギャザリ
ング装置の作用図、第16図はギャザリング部を示す正面
図である。 1……原反、 2(2A、2B)……端面、 3……包装紙、 3a……筒状部、 10……原反装着装置、 15……移動フレーム、 21……ターンテーブル、 26,26′……ローラー支持体、 27,27′……可動板、 32,33……エアーシリンダー、 37……エアーシリンダー、 38……押圧板、 100……ギャザリング装置。 (上記符号37,38は押圧手段構成要素、符号27,27′,32,
32′は原反送り出し手段構成要素。)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−232115(JP,A) 特開 昭57−68317(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 25/14 B65G 47/60 - 47/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原反包装工程において、原反端部から筒状
    に突出した包装紙のギャザリングを行うギャザリング装
    置に、包装紙が円筒状に巻かれた原反を装着するための
    原反装着装置であって、 該装置の主体を構成し、前記ギャザリング装置に対向し
    た位置に設置され、少なくとも前記ギャザリング装置に
    接近・離間する水平一次元方向に移動可能とされた移動
    フレームと、 前記移動フレームの上面に水平に設けられたターンテー
    ブルと、 前記ターンテーブルに構成され、原反を軸方向に移動自
    在に支持するローラー支持体と、 前記移動フレームに該移動フレームの移動方向と同一水
    平方向に移動自在に設けられ、前記ローラー支持体上に
    載置された原反を該原反の軸方向に押圧し、ギャザリン
    グすべき前記原反端部をギャザリング装置側に移動させ
    る押圧手段と、 を備えてなることを特徴とするギャザリング加工におけ
    る原反装着装置。
  2. 【請求項2】前記ローラー支持体は、このローラー支持
    体上に載る原反を該原反の転動方向に送り出してローラ
    支持体上より離脱させるための原反送り出し手段を有し
    ていることを特徴とする請求項1記載のギャザリング加
    工における原反装着装置。
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