JP2918196B2 - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
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- muffler
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/06—Cooling; Heating; Prevention of freezing
- F04B39/064—Cooling by a cooling jacket in the pump casing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/02—Lubrication
- F04B39/0284—Constructional details, e.g. reservoirs in the casing
- F04B39/0292—Lubrication of pistons or cylinders
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/12—Casings; Cylinders; Cylinder heads; Fluid connections
- F04B39/125—Cylinder heads
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機に関し、特
に、ベースマフラとシリンダヘッドとの間に形成された
空間部に供給されるオイルを循環させることにより、シ
リンダブロック内に吸入される冷媒の比体積の増加を抑
制し、これにより、圧縮効率および冷凍効率を向上させ
た圧縮機に関する。
に、ベースマフラとシリンダヘッドとの間に形成された
空間部に供給されるオイルを循環させることにより、シ
リンダブロック内に吸入される冷媒の比体積の増加を抑
制し、これにより、圧縮効率および冷凍効率を向上させ
た圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大容量の冷凍機器に適用される
従来の圧縮機は通常、冷凍貯蔵位置でそれ自体を密封さ
れたモータにより駆動される。2つのドーム状の分離体
はモータと圧縮機構を装着し伸張した球状の体積を囲繞
するように相互に連結される。吸入ガスは通常圧縮機構
にガイドするポートと室内にガイドする前に体積を充た
すようハウジング内に放出される。
従来の圧縮機は通常、冷凍貯蔵位置でそれ自体を密封さ
れたモータにより駆動される。2つのドーム状の分離体
はモータと圧縮機構を装着し伸張した球状の体積を囲繞
するように相互に連結される。吸入ガスは通常圧縮機構
にガイドするポートと室内にガイドする前に体積を充た
すようハウジング内に放出される。
【0003】従来の圧縮機の一例が本出願人により19
94年4月29日付で大韓民国に特許出願された特許出
願94−9295号に開示されている。この従来の圧縮
機は、図4及び図5に示すように、本体50aと、この
本体50aに設けられて磁場を形成する固定子52a
と、この固定子52aに形成された磁場により回転する
回転子51aと、この回転子51aと連動して回転する
クランク軸53aと、このクランク軸53aの回転運動
を往復運動に変換するコネクティングロッド54aと、
このコネクティングロッド54aにより往復動するピス
トン55aと、このピストン55aの往復動をガイドす
るシリンダブロック60aと、このシリンダブロック6
0aに固着されて吸入口および吐出口を有する弁プレー
ト56aと、この弁プレート56aの吸入口に供給され
る冷媒により生じる騒音を減衰させる吸入マフラ10a
とから構成される。
94年4月29日付で大韓民国に特許出願された特許出
願94−9295号に開示されている。この従来の圧縮
機は、図4及び図5に示すように、本体50aと、この
本体50aに設けられて磁場を形成する固定子52a
と、この固定子52aに形成された磁場により回転する
回転子51aと、この回転子51aと連動して回転する
クランク軸53aと、このクランク軸53aの回転運動
を往復運動に変換するコネクティングロッド54aと、
このコネクティングロッド54aにより往復動するピス
トン55aと、このピストン55aの往復動をガイドす
るシリンダブロック60aと、このシリンダブロック6
0aに固着されて吸入口および吐出口を有する弁プレー
ト56aと、この弁プレート56aの吸入口に供給され
る冷媒により生じる騒音を減衰させる吸入マフラ10a
とから構成される。
【0004】さらに、シリンダヘッド30aが弁プレー
ト56aに固着され、その内側面には凹部32aおよび
装着室31aが形成される。また、シリンダヘッド30
aと吸入マフラ10aとの間にはベースマフラ20aが
設けられ、ベースマフラ20aは、シリンダヘッド30
aを通じてシリンダブロック60aに吸入される冷媒に
熱が伝達されないようにして冷媒の比体積の増加を抑え
るとともに、吸入マフラ10aを介する冷媒の流れをガ
イドする役割をする。
ト56aに固着され、その内側面には凹部32aおよび
装着室31aが形成される。また、シリンダヘッド30
aと吸入マフラ10aとの間にはベースマフラ20aが
設けられ、ベースマフラ20aは、シリンダヘッド30
aを通じてシリンダブロック60aに吸入される冷媒に
熱が伝達されないようにして冷媒の比体積の増加を抑え
るとともに、吸入マフラ10aを介する冷媒の流れをガ
イドする役割をする。
【0005】しかしながら、このように構成された従来
の圧縮機は、ベースマフラ20aをシリンダヘッド30
aの装着室31aに位置させる場合に、シリンダヘッド
30aとベースマフラ20aとの間に図4に示すような
空間部1aが形成されている。そして、ベースマフラ2
0aとシリンダヘッド30aとの間に形成された空間部
1aには、シリンダヘッド30aとベースマフラ20a
の結合されたすき間を介して本体50aの下部に貯油さ
れたオイルが気化して浸透するとともに、ベースマフラ
20aに支持された毛細管40aを通してシリンダブロ
ック60a内に供給されるオイルの一部が浸透するの
で、ベースマフラ20aとシリンダヘッド30aとの間
に形成された空間部1a(図4参照)には、本体50a
の下部に貯油されたオイルが浸透して貯まる。これによ
り、回転子51aおよび固定子52aにより生じる熱が
空間部1aに貯油されたオイルに伝達されてオイルの温
度を上昇させ、このオイルの温度上昇に伴ってベースマ
フラ20aにガイドされてシリンダブロック60a内に
吸入される冷媒の温度が上昇し、したがってシリンダブ
ロック60a内に吸入される冷媒の比体積が増加する。
すなわち、従来の圧縮機によれば、空間部1aに貯油さ
れるオイルによりシリンダブロック60a内に吸入され
る冷媒の比体積が増加するので、圧縮効率が低下して冷
凍装置の冷凍効率が低下するという問題点があった。
の圧縮機は、ベースマフラ20aをシリンダヘッド30
aの装着室31aに位置させる場合に、シリンダヘッド
30aとベースマフラ20aとの間に図4に示すような
空間部1aが形成されている。そして、ベースマフラ2
0aとシリンダヘッド30aとの間に形成された空間部
1aには、シリンダヘッド30aとベースマフラ20a
の結合されたすき間を介して本体50aの下部に貯油さ
れたオイルが気化して浸透するとともに、ベースマフラ
20aに支持された毛細管40aを通してシリンダブロ
ック60a内に供給されるオイルの一部が浸透するの
で、ベースマフラ20aとシリンダヘッド30aとの間
に形成された空間部1a(図4参照)には、本体50a
の下部に貯油されたオイルが浸透して貯まる。これによ
り、回転子51aおよび固定子52aにより生じる熱が
空間部1aに貯油されたオイルに伝達されてオイルの温
度を上昇させ、このオイルの温度上昇に伴ってベースマ
フラ20aにガイドされてシリンダブロック60a内に
吸入される冷媒の温度が上昇し、したがってシリンダブ
ロック60a内に吸入される冷媒の比体積が増加する。
すなわち、従来の圧縮機によれば、空間部1aに貯油さ
れるオイルによりシリンダブロック60a内に吸入され
る冷媒の比体積が増加するので、圧縮効率が低下して冷
凍装置の冷凍効率が低下するという問題点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記の問題点を解決す
るためになされたものであって、本発明の目的は、ベー
スマフラとシリンダヘッドとの間に形成された空間部に
供給されるオイルを循環させてシリンダヘッドとベース
マフラを冷却し、これによりシリンダブロック内に吸入
される冷媒の比体積を減少させて圧縮効率を向上させる
ことが可能な圧縮機を提供することにある。
るためになされたものであって、本発明の目的は、ベー
スマフラとシリンダヘッドとの間に形成された空間部に
供給されるオイルを循環させてシリンダヘッドとベース
マフラを冷却し、これによりシリンダブロック内に吸入
される冷媒の比体積を減少させて圧縮効率を向上させる
ことが可能な圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による圧縮機は、本体と、この本体に設けら
れて回転運動を行うクランク軸と、このクランク軸の回
転運動により往復動するピストンと、このピストンの往
復動をガイドするシリンダブロックと、このシリンダブ
ロックに装着されるとともに吐出室を有するシリンダヘ
ッドと、外部から導入される冷媒の通路を規定する吸入
マフラと、この吸入マフラに接続されるとともに、この
シリンダブロックと連通可能に接続されてシリンダブロ
ックに冷媒を供給する吸入室を有するベースマフラと、
本体内に貯ったオイルをこのベースマフラの吸入室に供
給する毛細管とを備え、ベースマフラはシリンダヘッド
に形成された装着室に所定の空間をもって装着されて、
ベースマフラとシリンダヘッドとの間の空間に入り込む
オイルをこの本体内部に排出するようにシリンダヘッド
の装着室にオイル循環ホールを形成したことを特徴とす
る。
に、本発明による圧縮機は、本体と、この本体に設けら
れて回転運動を行うクランク軸と、このクランク軸の回
転運動により往復動するピストンと、このピストンの往
復動をガイドするシリンダブロックと、このシリンダブ
ロックに装着されるとともに吐出室を有するシリンダヘ
ッドと、外部から導入される冷媒の通路を規定する吸入
マフラと、この吸入マフラに接続されるとともに、この
シリンダブロックと連通可能に接続されてシリンダブロ
ックに冷媒を供給する吸入室を有するベースマフラと、
本体内に貯ったオイルをこのベースマフラの吸入室に供
給する毛細管とを備え、ベースマフラはシリンダヘッド
に形成された装着室に所定の空間をもって装着されて、
ベースマフラとシリンダヘッドとの間の空間に入り込む
オイルをこの本体内部に排出するようにシリンダヘッド
の装着室にオイル循環ホールを形成したことを特徴とす
る。
【0008】このように構成した本発明による圧縮機に
よれば、シリンダヘッドとベースマフラとの間に形成さ
れた空間部にオイルが貯まることなく循環するので、シ
リンダヘッドとベースマフラをオイルにより効率的に冷
却することができ、従って、シリンダブロック内に吸入
される冷媒の温度の上昇を防止して冷媒の比体積の増加
を抑制でき、圧縮機の圧縮効率を大きく向上させること
ができる。
よれば、シリンダヘッドとベースマフラとの間に形成さ
れた空間部にオイルが貯まることなく循環するので、シ
リンダヘッドとベースマフラをオイルにより効率的に冷
却することができ、従って、シリンダブロック内に吸入
される冷媒の温度の上昇を防止して冷媒の比体積の増加
を抑制でき、圧縮機の圧縮効率を大きく向上させること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施形態に
ついて添付の図面に沿って詳述する。なお、図1は、本
発明の一実施形態による圧縮機の内部構造を示す概略断
面図であり、図2は本発明による圧縮機の主要部品を示
す分解斜視図であり、図3は本発明による圧縮機のシリ
ンダヘッドの断面図である。
ついて添付の図面に沿って詳述する。なお、図1は、本
発明の一実施形態による圧縮機の内部構造を示す概略断
面図であり、図2は本発明による圧縮機の主要部品を示
す分解斜視図であり、図3は本発明による圧縮機のシリ
ンダヘッドの断面図である。
【0010】図1において、参照符号50は圧縮機内を
気密に維持するとともに外観を形成する本体であって、
その内部には、図示のない電源供給手段からの電源が印
加されて磁場を形成する固定子52と、固定子52に形
成された磁場により回転する回転子51と、回転子51
と連動して回転するクランク軸53と、クランク軸53
に一端が接続されクランク軸53の回転運動を往復動に
変換するコネクティングロッド54と、コネクティング
ロッド54の他端に接続されコネクティングロッド54
により往復動するピストン55と、ピストン55の往復
動をガイドするシリンダブロック60とが配設されてい
る。また、本体50の下部(底面部)には、冷却剤およ
び潤滑剤として作用するオイルが貯油されている。
気密に維持するとともに外観を形成する本体であって、
その内部には、図示のない電源供給手段からの電源が印
加されて磁場を形成する固定子52と、固定子52に形
成された磁場により回転する回転子51と、回転子51
と連動して回転するクランク軸53と、クランク軸53
に一端が接続されクランク軸53の回転運動を往復動に
変換するコネクティングロッド54と、コネクティング
ロッド54の他端に接続されコネクティングロッド54
により往復動するピストン55と、ピストン55の往復
動をガイドするシリンダブロック60とが配設されてい
る。また、本体50の下部(底面部)には、冷却剤およ
び潤滑剤として作用するオイルが貯油されている。
【0011】シリンダブロック60には、ボルトなどの
締付手段(図示せず)によりシリンダヘッド30が固着
され、シリンダヘッド30の内面には、ピストン55の
往復動により圧縮された冷媒が吐出される吐出室33
と、後述するベースマフラ20が装着される装着室31
が形成されている。さらに、シリンダヘッド30の外側
面には、図2に示すように、本体50の下部に貯油され
たオイルを毛細管現象を利用してシリンダブロック60
内に供給する毛細管40を固定するための固定溝34が
形成されている。
締付手段(図示せず)によりシリンダヘッド30が固着
され、シリンダヘッド30の内面には、ピストン55の
往復動により圧縮された冷媒が吐出される吐出室33
と、後述するベースマフラ20が装着される装着室31
が形成されている。さらに、シリンダヘッド30の外側
面には、図2に示すように、本体50の下部に貯油され
たオイルを毛細管現象を利用してシリンダブロック60
内に供給する毛細管40を固定するための固定溝34が
形成されている。
【0012】図1における参照符号20は、固定子52
と回転子51からの熱の伝達を遮断するとともに、後述
する吸入マフラを介して冷媒がシリンダブロック60内
に吸入されるように冷媒の流れをガイドするベースマフ
ラである。ベースマフラ20は、図2に示すように、挿
入部21と、胴体部22と、吸入室23を有するベース
部24とから成り、これらは伝熱係数の低いプラスチッ
クなどの材質から射出成形される。従って、ベースマフ
ラ20は、後述する吸入マフラ10(図2参照)を介す
る冷媒の流れをガイドするとともに、固定子52と回転
子51からの熱が冷媒に伝達されるのを遮断する。
と回転子51からの熱の伝達を遮断するとともに、後述
する吸入マフラを介して冷媒がシリンダブロック60内
に吸入されるように冷媒の流れをガイドするベースマフ
ラである。ベースマフラ20は、図2に示すように、挿
入部21と、胴体部22と、吸入室23を有するベース
部24とから成り、これらは伝熱係数の低いプラスチッ
クなどの材質から射出成形される。従って、ベースマフ
ラ20は、後述する吸入マフラ10(図2参照)を介す
る冷媒の流れをガイドするとともに、固定子52と回転
子51からの熱が冷媒に伝達されるのを遮断する。
【0013】ベースマフラ20をシリンダヘッド30の
装着室31に位置させて組立てると、ベースマフラ20
とシリンダヘッド30との間には空間部1(図1参照)
が形成される。
装着室31に位置させて組立てると、ベースマフラ20
とシリンダヘッド30との間には空間部1(図1参照)
が形成される。
【0014】また、シリンダヘッド30には、図2およ
び図3に示すように、ベースマフラ20とシリンダヘッ
ド30との間に形成された空間部1にオイルが貯まるこ
となく循環するようにオイル循環ホール39が穿設され
ている。すなわち、シリンダヘッド30の装着室31の
底部には、空間部1に供給されるオイルを循環させてシ
リンダヘッド30およびベースマフラ20を冷却するた
めのオイル循環ホール39が穿設されている。
び図3に示すように、ベースマフラ20とシリンダヘッ
ド30との間に形成された空間部1にオイルが貯まるこ
となく循環するようにオイル循環ホール39が穿設され
ている。すなわち、シリンダヘッド30の装着室31の
底部には、空間部1に供給されるオイルを循環させてシ
リンダヘッド30およびベースマフラ20を冷却するた
めのオイル循環ホール39が穿設されている。
【0015】図1および図2における参照符号10は、
冷媒の流れにより生じる騒音を吸音減衰させる吸入マフ
ラであり、その一側には図示のない蒸発器から流入する
冷媒をガイドする吸入口12が形成されている。
冷媒の流れにより生じる騒音を吸音減衰させる吸入マフ
ラであり、その一側には図示のない蒸発器から流入する
冷媒をガイドする吸入口12が形成されている。
【0016】図1に示すように、毛細管40の一端部を
ベースマフラ20に形成された吸入室23内に位置さ
せ、その他端部を本体の下部に貯油されたオイル内に浸
漬させている。これにより、毛細管40は、本体50の
下部に貯油されたオイルを毛細管現象を利用してシリン
ダブロック60内に供給して、ピストン55が円滑に往
復動するように潤滑作用および冷却作用をもたらす。
ベースマフラ20に形成された吸入室23内に位置さ
せ、その他端部を本体の下部に貯油されたオイル内に浸
漬させている。これにより、毛細管40は、本体50の
下部に貯油されたオイルを毛細管現象を利用してシリン
ダブロック60内に供給して、ピストン55が円滑に往
復動するように潤滑作用および冷却作用をもたらす。
【0017】以下、上記のように構成された本発明の圧
縮機の作用について述べる。
縮機の作用について述べる。
【0018】まず、図示のない電源供給手段から電源が
印加されると、固定子52に磁場が形成され、固定子5
2に形成された磁場により回転子51とクランク軸53
とが連動して回転し、この回転運動はコネクティングロ
ッド54により往復動に変換される。従って、コネクテ
ィングロッド54に連結されたピストン55は、シリン
ダブロック60内で往復動を行う。ここで、ピストン5
5が図1の矢印E方向に移動すると、図示のない蒸発器
から冷媒が吸入される。
印加されると、固定子52に磁場が形成され、固定子5
2に形成された磁場により回転子51とクランク軸53
とが連動して回転し、この回転運動はコネクティングロ
ッド54により往復動に変換される。従って、コネクテ
ィングロッド54に連結されたピストン55は、シリン
ダブロック60内で往復動を行う。ここで、ピストン5
5が図1の矢印E方向に移動すると、図示のない蒸発器
から冷媒が吸入される。
【0019】圧縮機が稼働すると、固定子52および回
転子51からの熱により本体50の下部に貯油されたオ
イルの一部が気化する。また、本体50の下部に貯油さ
れ気化したオイルの一部は、ベースマフラ20とシリン
ダヘッド30との間隙から浸透してベースマフラ20と
シリンダヘッド30との間に形成された空間部1に入り
込む。
転子51からの熱により本体50の下部に貯油されたオ
イルの一部が気化する。また、本体50の下部に貯油さ
れ気化したオイルの一部は、ベースマフラ20とシリン
ダヘッド30との間隙から浸透してベースマフラ20と
シリンダヘッド30との間に形成された空間部1に入り
込む。
【0020】さらに、毛細管40を介してシリンダブロ
ック60内に供給されるオイルの一部がシリンダヘッド
30とベースマフラ20との間に形成された空間部1に
入り込む。すなわち、シリンダヘッド30とベースマフ
ラ20との間に形成された空間部1に本体50の下部に
貯油されたオイルの一部が供給され、空間部1に供給さ
れたオイルはベースマフラ20とシリンダヘッド30を
冷却した後、シリンダヘッド30に形成されたオイル循
環ホール39を介して本体50の下部に排出される。こ
のように、空間部1に供給されたオイルはオイル循環ホ
ール39を介して空間部1に貯まることなく循環するよ
うになっているので、シリンダヘッド30とベースマフ
ラ20に対する冷却効果が向上し、従って、吸入マフラ
10を介してベースマフラ20を通過する冷媒の温度が
上昇するのを防止できる。
ック60内に供給されるオイルの一部がシリンダヘッド
30とベースマフラ20との間に形成された空間部1に
入り込む。すなわち、シリンダヘッド30とベースマフ
ラ20との間に形成された空間部1に本体50の下部に
貯油されたオイルの一部が供給され、空間部1に供給さ
れたオイルはベースマフラ20とシリンダヘッド30を
冷却した後、シリンダヘッド30に形成されたオイル循
環ホール39を介して本体50の下部に排出される。こ
のように、空間部1に供給されたオイルはオイル循環ホ
ール39を介して空間部1に貯まることなく循環するよ
うになっているので、シリンダヘッド30とベースマフ
ラ20に対する冷却効果が向上し、従って、吸入マフラ
10を介してベースマフラ20を通過する冷媒の温度が
上昇するのを防止できる。
【0021】また、本発明の圧縮機によれば、ベースマ
フラ20を通る冷媒の温度が上昇しないので、冷媒の比
体積の増加が抑制される。従って、吸入行程時にシリン
ダブロック60内により多量の冷媒を吸入できるので、
圧縮行程時により多量の冷媒が高温高圧に圧縮され、こ
れにより圧縮機の圧縮効率を向上させることができる。
ひいては、圧縮機の圧縮効率の向上に伴って蒸発器の蒸
発効率および凝縮器の凝縮効率も向上するので、全体的
な冷凍効率が大きく改善される。
フラ20を通る冷媒の温度が上昇しないので、冷媒の比
体積の増加が抑制される。従って、吸入行程時にシリン
ダブロック60内により多量の冷媒を吸入できるので、
圧縮行程時により多量の冷媒が高温高圧に圧縮され、こ
れにより圧縮機の圧縮効率を向上させることができる。
ひいては、圧縮機の圧縮効率の向上に伴って蒸発器の蒸
発効率および凝縮器の凝縮効率も向上するので、全体的
な冷凍効率が大きく改善される。
【0022】
【発明の効果】上述のように、本発明の圧縮機によれ
ば、シリンダヘッドにオイル循環ホールを形成すること
によって、シリンダヘッドとベースマフラとの間に形成
された空間部にオイルが貯まることなく循環するので、
ベースマフラとシリンダヘッドを効率的に冷却すること
ができ、従って、シリンダブロック内に吸入される冷媒
の比体積の増加を抑制でき、圧縮効率ひいては冷凍効率
を大きく向上することができる。
ば、シリンダヘッドにオイル循環ホールを形成すること
によって、シリンダヘッドとベースマフラとの間に形成
された空間部にオイルが貯まることなく循環するので、
ベースマフラとシリンダヘッドを効率的に冷却すること
ができ、従って、シリンダブロック内に吸入される冷媒
の比体積の増加を抑制でき、圧縮効率ひいては冷凍効率
を大きく向上することができる。
【図1】本発明の一実施形態による圧縮機の内部構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の圧縮機の吸入マフラとシリンダヘッド
との連結関係を示す分解斜視図である。
との連結関係を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の圧縮機のシリンダヘッドの断面図であ
る。
る。
【図4】従来の圧縮機の内部構造を示す概略断面図であ
る。
る。
【図5】従来の圧縮機の吸入マフラとシリンダヘッドと
の連結関係を示す分解斜視図である。
の連結関係を示す分解斜視図である。
10 吸入マフラ 20 ベースマフラ 21 挿入部 22 胴体部 23 吸入室 24 ベース部 30 シリンダヘッド 31 装着室 33 吐出室 39 オイル循環ホール 40 毛細管 50 本体 51 回転子 52 固定子 53 クランク軸 54 コネクティングロッド 55 ピストン 60 シリンダブロック
Claims (2)
- 【請求項1】 本体と、前記本体内に設けられて回転運
動を行うクランク軸と、前記クランク軸の回転運動によ
り往復動するピストンと、前記ピストンの往復動をガイ
ドするシリンダブロックと、前記シリンダブロックに装
着されるとともに吐出室を有するシリンダヘッドと、外
部から導入される冷媒の通路を規定する吸入マフラと、
前記吸入マフラに接続されるとともに、前記シリンダブ
ロックと連通可能に接続されて前記シリンダブロックに
冷媒を供給する吸入室を有するベースマフラと、本体内
に貯ったオイルを前記ベースマフラの吸入室に供給する
毛細管とを備え、前記ベースマフラは前記シリンダヘッ
ドに形成された装着室に所定の空間をもって装着され、
前記ベースマフラと前記シリンダヘッドとの間の前記空
間に入り込むオイルを前記本体内部に排出するように前
記シリンダヘッドの装着室にオイル循環ホールを形成し
たことを特徴とする圧縮機。 - 【請求項2】 前記オイル循環ホールは、前記シリンダ
ヘッドに形成された装着室の下部に形成されたことを特
徴とする請求項1に記載の圧縮機。
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KR1019950023134A KR0175890B1 (ko) | 1995-07-29 | 1995-07-29 | 압축기용 실린더 헤드 |
KR1995-23134 | 1995-07-29 |
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---|---|
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JPH0472474A (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-06 | Matsushita Refrig Co Ltd | 冷媒圧縮機 |
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