JP2917638B2 - ノックセンサ - Google Patents

ノックセンサ

Info

Publication number
JP2917638B2
JP2917638B2 JP34263491A JP34263491A JP2917638B2 JP 2917638 B2 JP2917638 B2 JP 2917638B2 JP 34263491 A JP34263491 A JP 34263491A JP 34263491 A JP34263491 A JP 34263491A JP 2917638 B2 JP2917638 B2 JP 2917638B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
connector unit
substrate
piezoelectric ceramic
lead portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34263491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05172622A (ja
Inventor
勝吾 浅野
紀行 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34263491A priority Critical patent/JP2917638B2/ja
Publication of JPH05172622A publication Critical patent/JPH05172622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2917638B2 publication Critical patent/JP2917638B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのノックキン
グの有無を判定し点火時期制御を行い燃費を改善するノ
ックコントロールシステムにおいて、振動ピックアップ
として使用するノックセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のノックセンサを示してい
る。以下この従来例の構成について説明する。図6にお
いて、101は一端が開口した筐体であり、この筐体1
01の外周面はボルトのように6面を有する。102は
筐体101の下部に一体に形成されたネジ部であり、こ
のネジ部102がエンジンに設けられたネジ穴にネジ込
まれる。103は導電性の基板であり、この基板103
の一端には複数の凸部104が形成され、また基板10
3の他端の中央には円錐台形状の突起105が形成され
ている。106は基板103および突起105を貫通す
るように形成された中心孔である。107は金属性の振
動板であり、この振動板107の中心には中心孔が形成
されている。この振動板107は基板103の突起10
5の先端に溶接されている。108は圧電セラミックで
あり、この圧電セラミック108の中央には中心孔が形
成されている。この圧電セラミック108は振動板10
7に接合されている。109は絶縁体からなるコネクタ
ユニットであり、このコネクタユニット109は円筒部
110と基板部111とからなり、基板部111の下面
には基板103の凸部104が篏合する凹部112が形
成されている。113はコネクタユニット109内に固
定されたターミナルであり、このターミナル113の一
端より下方に延びたリード部114は基板103、振動
板107、圧電セラミック108の中央孔を貫通してい
る。115はリード端子であり、このリード端子115
の中央を貫通したリード部114とハンダ付けされる。
また、リード端子115の両端部は圧電セラミック10
8に形成された銀電極にハンダ付けされる。116はシ
ール材であり、ターミナル113のリード部114がコ
ネクタユニット109から突出する付け根に塗布され
る。117はOリングであり、コネクタユニット109
の基板部111と筐体101のすきまに挿入されてい
る。118は規制板であり、この規制板118はコネク
タユニット109の基板部111の上面に規制されてい
る。119は筐体101の開口した外周部であり、12
0はターミナル113より電気信号をノックコントロー
ラ(図示せず)に取り出すコネクタである。
【0003】次に、従来のノックセンサの組み立て手順
について説明する。先ず基板103の突起105の先端
に振動板107および圧電セラミック108が固定され
た状態で、基板103とターミナル113が固定された
コネクタユニット109とが組合せられる。次に、圧電
セラミック108の中心孔より突出したターミナル11
3のリード部114とリード端子115とが組み合わせ
られる。この状態で、リード端子115とリード部11
4およびリード端子115と圧電セラミック108に形
成された銀電極がハンダ付けされる。さらに、筐体10
1と基板103とを溶接した後に、コネクタユニット1
09の基板部111と筐体101のすきまにOリング1
17を挿入し、筐体101の開口した外周部119をカ
ーリングしてノックセンサとして完成させる。
【0004】この完成されたノックセンサがネジ部10
2によりエンジンに固定されると、圧電セラミック10
8の片面の電極は、振動板107、基板103、筐体1
01、エンジン本体を介してアースに接続され、圧電セ
ラミック108の他方の電極は、リード端子115、タ
ーミナル113、コネクタ120を介して電気的に導電
しており、ノックコントローラに接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のノックセンサでは、ターミナル113のリード部1
14と圧電セラミック108とがリード端子115を介
してハンダ付けにより接続されているために、ハンダ量
のばらつきによって、ノックセンサの特性に影響を及ぼ
すという問題があった。また、圧電セラミック108に
はハンダ付けのために銀が塗布されており、ハンダ付け
の際に銀食われという症状により接合不良を起こし、さ
らに、ハンダと圧電セラミック108との膨脹係数の差
によりハンダ付け面に熱応力が発生してハンダ付け面に
クラックが発生するという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、ターミナルと圧電セラミックの接続にハンダを
使用することなく、確実に接続することのできる優れた
ノックセンサを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、圧電セラミックとコネクタユニットのリ
ード部との接続にリード端子を使用せず、ワイヤボンデ
ィング接続を行い、コネクタユニットのリード部をコネ
クタユニットと一体形成された管で覆い、基板の中心部
のリード部を貫通させる孔に圧入させ、リード部を管と
ともに固定する手段を設け、ワイヤボンディングの際の
リード部の超音波による振動を無くするようにしたもの
である。
【0008】
【作用】本発明は上記のような構成であり、圧電セラミ
ックとコネクタユニットのリード部との接続を、ハンダ
でなく、ワイヤボンディング接続することにより、熱応
力によるハンダ付け面のクラックや圧電セラミックの銀
食われという症状による接合不良を解決できるととも
に、ワイヤボンディングする際に、リード部をコネクタ
ユニットに一体形成された管で覆い、この管を基板中心
部のリード部を貫通させる孔に圧入させ、リード部を管
とともに固定することにより、リード部をワイヤボンデ
ィングする際の超音波振動による強度の低下を解決する
ことができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の第1の実施例について図1と
共に説明する。図1は本発明の第1の実施例の断面図を
示すものである。1は一端が開口した筐体であり、この
筐体1の外周面はボルトのように6面を有する。2は筐
体1の下部に一体に形成されたネジ部であり、このネジ
部2がエンジン筐体に設けられたネジ穴にネジ込まれ
る。3は導電性の基板であり、この基板3の一端には複
数の凸部4が4箇所形成され、また基板3の他端の中央
には円錐台形状の突起5が形成されている。6は基板3
および突起5を貫通するように形成された中心孔であ
る。7は金属性の振動板であり、この振動板7の中心に
は中心孔が形成されている。この振動板7は基板3の突
起5の先端に溶接されている。8は圧電セラミックであ
り、この圧電セラミック8の中央には中心孔が形成され
ている。この圧電セラミック8は振動板7に接合されて
いる。9は絶縁体からなるコネクタユニットであり、こ
のコネクタユニット9は円筒部10と基板部11とから
なり、基板部11の下面には基板3の凸部4が篏合する
凹部12が4箇所形成されている。13はコネクタユニ
ット9内に固定されたターミナルであり、このターミナ
ル13の一端より下方に延びたリード部14は後述の管
部15、振動板7、圧電セラミック8の中央孔を貫通し
ている。15はコネクタユニット9の管部であり、リー
ド部14を内部に固定し外径部は基板3の中心孔6に圧
入されている。16は2本のワイヤであり、それぞれ一
端は管部15より突出したリード部14の先端にボンデ
ィングされ、他端は圧電セラミック8に形成された銀電
極にボンディングされる。17はシール剤であり、リー
ド部14がコネクタユニット9の管部15から突き出る
根元部分およびリード部14とワイヤ16のボンディン
グ部分に塗布されている。18はOリングであり、コネ
クタユニット9の基板部11と筐体1のすきまに挿入さ
れている。19は規制板であり、この規制板19はコネ
クタユニット9の基板部11の上面に規制されている。
20は筐体1の開口した外周部であり、21はターミナ
ル13より電気信号を外部のノックコントローラ(図示
せず)に取り出すコネクタである。
【0010】次に、上記第1の実施例のノックセンサの
組み立て手順について説明する。先ず基板3の突起5の
先端に振動板7および圧電セラミック8が固定された状
態で、基板3の中心孔6に管部15が圧入されてコネク
タユニット9と基板3とが組合せられる。次に、圧電セ
ラミック8の中心孔より突出したターミナル13のリー
ド部14とワイヤ16がボンディング接続され、圧電セ
ラミック8に形成された銀電極とワイヤ16がボンディ
ング接続され、さらに、リード部14がコネクタユニッ
ト9の管部15から突き出る根元部分およびリード部1
4とワイヤ16のボンディング部分にシール剤17が塗
布される。次に、筐体1と基板3とを全周リングプロジ
ェクション溶接した後に、コネクタユニット9の基板部
11と筐体1のすきまにOリング18を挿入し、筐体1
の開口した外周部20をカーリングしてノックセンサと
して完成させる。この完成されたノックセンサがネジ部
2によりエンジンに固定されると、圧電セラミック8の
片面の電極は、振動板7、基板3、筐体1、エンジン本
体を介してアースに接続され、圧電セラミック8の他方
の電極は、ワイヤ16、リード14、ターミナル1
3、コネクタ21を介して電気的に導電しており、ノッ
クコントローラに接続される。
【0011】次に、本発明の第2の実施例について図2
とともに説明する。図2において、第1の実施例と同一
の構成については同一符号を附して説明を省略する。2
2はポッティング剤であり、コネクタユニット9の管部
15より突出したリード部14の根元部分のみに塗布さ
れる。これにより、上記第1の実施例と同様の効果を有
するものである。
【0012】第3図は本発明におけるノックセンサの上
面図、第4図は同側面図、第5図は同ノックセンサの特
性図である。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、ターミナルのリード部と圧電セラミックをワイヤボ
ンディングしたものであり、圧電セラミック上に加わる
ハンダ重量のバラツキが無くなるため、ノックセンサの
特性のバラツキが少なくなるという効果を有する。さら
に、ハンダ付けが無くなるため圧電セラミック上に塗布
された銀電極の銀食われ症状が無くなると同時に、熱応
力による圧電セラミック界面のクラック発生を防止する
ことができるという効果を有する。
【0014】また、コネクタユニットに一体に形成され
た管部は基板に設けられた孔に圧入することにより固定
されており、ターミナルは固定されているため、ターミ
ナルのリード部をワイヤボンディングする際に、超音波
振動による接合強度の低下を防止することができると同
時に、治具等で固定する必要も無いので作業効率の向上
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるノックセンサの
断面図
【図2】同第2の実施例におけるノックセンサの断面図
【図3】同第1および第2の実施例におけるノックセン
サの上面図
【図4】同第1および第2の実施例におけるノックセン
サの側面図
【図5】同第1および第2の実施例におけるノックセン
サの特性図
【図6】従来のノックセンサの断面図
【符号の説明】
1 筐体 2 ネジ部 3 基板 7 振動板 8 圧電セラミック 13 ターミナル 14 リード部 15 管部 16 ワイヤ 17 シール剤

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端からリード部が延びた電気信号出力
    端子と、前記リード部を覆う管部が一体形成され、前記
    電気信号出力端子を保持するコネクタユニットと、中央
    前記管部が挿入された貫通孔を有しこの貫通孔の一方
    の縁部が突起した基板と、中央に貫通孔を有し貫通孔の
    一方の縁部が前記突起に固定された振動板と、中央に
    通孔を有し前記振動板に接合されるとともに、ワイヤボ
    ンディングにより前記リード部と接続された圧電セラミ
    ックと、一端のみが開口した空洞部を有し、前記基板と
    前記振動板と前記圧電セラミックとを内包するととも
    に、前記コネクタユニットの外周と開口部の内周との隙
    間を埋める密閉用環状樹脂部材及び前記コネクタユニッ
    トにより前記開口部が封止された筐体と、を具備する
    とを特徴とするノックセンサ。
  2. 【請求項2】 一端からリード部が延びた電気信号出力
    端子と、前記リード部を覆う管部を有し、前記電気信号
    出力端子を保持するコネクタユニットと、中央に前記管
    部が圧入された貫通孔を有しこの貫通孔の一方の縁部が
    突起した基板と、中央に貫通孔を有し貫通孔の一方の縁
    部が前記突起に固定された振動板と、中央に貫通孔を有
    し前記振動板に接合されるとともに、ワイヤボンディン
    グにより前記リード部と接続された圧電セラミックと、
    一端のみが開口した空洞部を有し、前記基板と前記振動
    板と前記圧電セラミックとを内包するとともに、前記コ
    ネクタユニットの外周と開口部の内周との隙間を埋める
    密閉用環状樹脂部材及び前記コネクタユニットにより前
    記開口部が封止された筐体と、を具備することを特徴と
    するノックセンサ。
  3. 【請求項3】 前記リード部が前記コネクタユニットの
    前記管部から突出する根元にシール剤を塗布したことを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のノックセンサ。
JP34263491A 1991-12-25 1991-12-25 ノックセンサ Expired - Fee Related JP2917638B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34263491A JP2917638B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 ノックセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34263491A JP2917638B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 ノックセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05172622A JPH05172622A (ja) 1993-07-09
JP2917638B2 true JP2917638B2 (ja) 1999-07-12

Family

ID=18355292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34263491A Expired - Fee Related JP2917638B2 (ja) 1991-12-25 1991-12-25 ノックセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2917638B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05172622A (ja) 1993-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4660410A (en) Knock sensor
JP2917638B2 (ja) ノックセンサ
JP2867773B2 (ja) ノックセンサ
JP2563248B2 (ja) ノツクセンサ
EP1096140B1 (en) Attachment structure of glow plug
JP2800521B2 (ja) ノックセンサ
JPH1114485A (ja) 圧力センサ
EP0047660A1 (en) Accelerometers
JPS63298129A (ja) 半導体式圧力変換器
JP2651967B2 (ja) 半導体圧力センサ
JP2591246B2 (ja) ノックセンサ
JPH11194060A (ja) 圧力検出装置
JPS60256017A (ja) 振動検知器
JP3695098B2 (ja) 圧力検出装置の製造方法
JP2591298B2 (ja) 半導体圧力センサ
JPH0129545Y2 (ja)
JP3051777B2 (ja) 半導体圧力センサ
JPH06313746A (ja) 圧力センサ
JPS59145928A (ja) ノツクセンサ
JPS6117916A (ja) ノツクセンサ
JPS60262022A (ja) ノツクセンサ
JPH0477627A (ja) ノックセンサ
JPS6030612Y2 (ja) グロ−プラグ
JPH0238391Y2 (ja)
JPH11142272A (ja) 圧力検出装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees