JP2917466B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2917466B2
JP2917466B2 JP2229383A JP22938390A JP2917466B2 JP 2917466 B2 JP2917466 B2 JP 2917466B2 JP 2229383 A JP2229383 A JP 2229383A JP 22938390 A JP22938390 A JP 22938390A JP 2917466 B2 JP2917466 B2 JP 2917466B2
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芳和 影山
昌子 沢田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオテープレコーダー(以下、VTRと記
す)等磁気記録再生装置に関するものである。
従来の技術 VTRに記録された番組を再生する際、その番組がどの
位の時間で見終わるか知りたい場合がよくある。例え
ば、見たいTV放送まで30分空いているが、その時間を利
用して以前録画して途中まで見たビデオを見ようと思う
が、空き時間より長くビデオを見すぎてTV放送を見過ご
したくない。こんな時、番組の最後までの再生時間がわ
かれば、空き時間でその番組が見終えるかどうか判断が
出来る。
このよのな場合、従来行う方法は、再生した番組から
経験的に番組全体の時間がわかるので、番組の頭から再
生位置までの時間を測定したり、以前再生した時の時間
を覚えていて、残りの時間を計算し空き時間で見終える
か、どの位見れるのか判断する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の方法では、以前再生した際の時間
を覚えていなければならない煩わしさとか、覚えていな
ければ番組の頭からの時間を測定しなければならず、そ
の間に空き時間が少なくなってしまうといった問題点を
有していた。ビデオのカウンターを利用して判断する方
法もあるが、電源を切った場合とか他のテープと入れ換
えた場合とかにはカウンターの値は異なった値になって
しまい利用できなくなる。また、番組の最後までの時間
がわからずに再生し、番組に熱中するあまり次にやるべ
き事が遅れてしまったという問題点も有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、タイマーで録画時間を設
定した時に現在時刻と録画終了時刻とからその番組の残
量時間を計算し、その値をテープ上にデータ記録し、再
生する際そのデータ記録された値を読み取って表示する
ことにより、どのようなテープ位置からでも、何時で
も、その番組の最後までの再生時間を知らせる事が出来
る磁気記録再生装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の磁気記録再生装
置は、録画終了時刻を設定できるタイマー回路を備え、
録画終了時刻を設定した録画モード時に前記タイマー回
路より現在時刻と録画している番組の終了時刻を入力し
その番組録画における残り時間がわかるデータをテープ
上に周期的に記録するデータ記録回路と、再生時にテー
プ上に記録されたデータを読み取るデータ再生回路と、
前記データ再生回路で読み取られたデータよりその番組
の残り時間を表示する表示部という構成を備えたもので
ある。
作用 本発明は上記した構成によって、テープ上のいかなる
位置でもその番組を終わりまで見るのにどれだけ時間が
かかるかすぐに確認できるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置につい
て、図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例のブロック図を示すもので
ある。第1図において、1はタイマー回路、2はVTRの
各回路・モータ等を制御するシステムコントロール回
路、3は録画残量時間計算回路、4はデータ記録回路、
5はコントロールヘッド、6はテープ、7はデータ再生
回路、8は表示制御回路、9は表示部である。
以上のように構成された磁気記録再生装置について、
以下第1図,第2図及び第3図を用いてその動作を説明
する。
第2図は、第1図の録画残量時間計算回路3,データ記
録回路4,データ再生回路7及び表示制御回路8をマイク
ロコンピューター10で構成した場合の動作を示すフロー
チャートである。
まず、録画残量時間計算回路3はステップ31でタイマ
ー回路1からの情報によりタイマー録画かどうか判断
し、タイマー録画ならステップ32で現在時刻とタイマー
録画終了時刻とをタイマー回路1から入力し、その差よ
り録画残量時間を計算する。そして、データ記録回路4
は計算された録画残量時間をステップ33,34でコントロ
ールヘッド5を介しテープ6にデータ記憶する。この方
法は、例えばVHSフォーマットのVTRの規格にあるコント
ロール信号コーディング方式を使って簡単に可能であ
る。これは、コントロール信号のデューティ比を変える
ことにより、コントロールトラックに情報を記録できる
規格で、その中のタイムコード記録のユーザーデータを
使えば2秒置きにデータの記録が可能である。この方法
を使って、ステップ33,34で2秒間で記録し、その後ス
テップ31に戻り、再度現在時刻を入力し直しその時の録
画残量時間を記録する。これを記録終了まで繰り返すこ
とにより記録したテープ上に周期的にデータが記録され
る。
次に、そのテープが再生された場合について説明す
る。データ再生回路7はシステムコントロール回路2か
らの情報でステップ35で再生かどうかを判断し、再生な
らコントロールヘッド5からのコントロール信号よりス
テップ36,37で記録されている残量時間を読み取る。そ
して、その情報を表示制御回路8に送り、ステップ38で
表示部9に再生されている番組の残り時間を表示する。
本実施例においては、表示部9は番組残り時間を映像信
号にスーパーインポーズで表示するよう構成されている
(詳細な構成図は省略する)。
第3図は、本発明を用いた時のテレビジョン受像機の
画面の一例を示す図であり、50はテレビジョン受像機の
画面、51は画面上にスーパーインポーズで表示された文
字である。この画面のように、再生時に見ている画面に
番組の残り時間をスーパーインポーズで表示すること
で、その番組があとどれだけの時間で見終えるのか一目
で知ることが出来る。
以上のように本実施例によれば、タイマー記録する際
現在時刻と録画終了時刻とからその番組の終了までの時
間を周期的にテープ上に記録しておき、再生時表示する
ことで、番組のどの位置から再生しても即座に番組終了
までの時間を表示することが出来る。
なお、本実施例ではコントロール信号を使ってデータ
記録をしたが、映像信号の垂直帰線消去期間を利用して
データ記録してもよい。
また、記録するデータは番組の残量時間としたが、現
在時刻と番組終了時刻を記録しておき、再生時に残量時
間を計算する構成にしてもよい。
また、表示は画面にスーパーインポーズする例を示し
たが、蛍光表示管,液晶表示,LED等でもよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば、記録されたテープ上の
どの位置から再生しても、即座に番組終了までの時間を
表示することができ、空き時間に見終えるかすぐ判断で
き、また次にやる事が遅れたりしないといったすぐれた
効果を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は同実
施例の動作を示すフローチャート、第3図は本発明を用
いた時のテレビジョン受像機の画面の一例を示す図であ
る。 1……タイマー回路、2……システムコントロール回
路、3……録画残量時間計算回路、4……データ記録回
路、5……コントロールヘッド、6……テープ、7……
データ再生回路、8……表示制御回路、9……表示部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】録画終了時刻を設定できるタイマー回路を
    備えた磁気記録再生装置であって録画終了時刻を設定し
    た録画モード時に前記タイマー回路より現在時刻と録画
    している番組の終了時刻を入力しその番組録画における
    残り時間がわかるデータをテープ上に周期的に記録する
    データ記録回路と、再生時にテープ上に記録されたデー
    タを読み取るデータ再生回路と、前記データ再生回路で
    読み取られたデータよりその番組の残り時間を表示する
    表示部とを備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
JP2229383A 1990-08-29 1990-08-29 磁気記録再生装置 Expired - Fee Related JP2917466B2 (ja)

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