JP2917102B2 - 自動変速機用シフトレバー装置 - Google Patents

自動変速機用シフトレバー装置

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JP2917102B2
JP2917102B2 JP7867595A JP7867595A JP2917102B2 JP 2917102 B2 JP2917102 B2 JP 2917102B2 JP 7867595 A JP7867595 A JP 7867595A JP 7867595 A JP7867595 A JP 7867595A JP 2917102 B2 JP2917102 B2 JP 2917102B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルを用いてシフ
トレバーのシフトロックを行う自動変速機用シフトレバ
ー装置に関し、とくにシフトロックの信頼性を高めるよ
うにしたシフトロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両では、発進時のシフトレバーの誤操
作を防止するためにシフトロック機構が採用されてい
る。シフトロック機構の一例として、シフトレバーをハ
ーキングレンジ(Pレンジ)にシフトさせた状態で、ブ
レーキペダルを踏込むとソレノイドが励磁され、シフト
レバーのシフトロックを解除する技術が知られている。
また、シフトレバーの動きに連動するケーブルを用いた
シフトロック機構も知られている。シフトレバーのシフ
トロック機構に関する先行技術として、例えば実開平2
−94965号公報が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシフト
レバー装置にはつぎの問題が存在した。上記の実開平2
−94965号公報のシフトロック機構では、シフトレ
バーのDレンジ(ドライブレンジ)からLレンジ(ロー
レンジ)へのシフト操作は、シフトレバーのシフトボタ
ンを押圧することにより行うことができるので、車両の
高速走行時にこのシフトダウン操作を行うと、トランス
ミッションの変速比の変化によりエンジン回転数が急激
に上昇し、急激な負荷変動によりトランスミッションに
悪影響を及ぼす。また、実開平2−94965号公報の
シフトロック機構では、シフトレバーがDレンジにある
状態では、シフトボタンの押圧によってディテントピン
(ポジションピン)を押し下げることができるので、シ
フトレバーを無理にRレンジ(後退レンジ)側にシフト
させると、ディテントピンが第2のロック部材を押圧
し、第2のロック部材が破損するという問題がある。
【0004】本発明の目的は、シフトレバーがDレンジ
にある状態では、シフトレバーのLレンジ又はRレンジ
へのシフト操作を阻止することが可能な自動変速機用シ
フトレバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る自動変速機用シフトレバー装置は、次の通りで
ある。シフトボタンの動きと連動するディテントピンを
有するシフトレバーと、前記ディテントピンとシフトレ
バーのシフト方向の複数位置で係合し、前記シフトレバ
ーを複数のレンジに位置決めするディテントプレート
と、キーシリンダと係合可能な第1のケーブルと、ブレ
ーキペダルの動きに連動する第2のケーブルと、前記第
1のケーブルに接続され、前記シフトレバーがPレンジ
にある状態ではディテントピンが係合する係合部を有す
る第1のシフトロックレバーと、前記第2のケーブルに
連結され、前記ブレーキペダルの踏込みによって揺動す
る第2のシフトロックレバーと、前記第2のシフトロッ
クレバーに形成され、前記シフトレバーがPレンジにあ
りブレーキペダルが踏込まれていない状態ではシフトボ
タンの押圧により前記第1のシフトロックレバーと当接
し前記係合部と係合しているディテントピンの押し下げ
動作を阻止する第1の規制面と、前記第2のシフトロッ
クレバーに形成され、前記シフトレバーがNレンジにあ
りブレーキペダルが踏込まれていない状態ではシフトボ
タンによるディテントピンの押し下げ動作を阻止し、シ
フトレバーがNレンジにありブレーキペダルが踏込まれ
た状態ではシフトボタンによるディテントピンの押し下
げ動作を許容し、シフトレバーがDレンジにある状態で
はブレーキペダルの踏込みの有無にかかわらずシフトボ
タンによるディテントピンの押し下げ動作を阻止する第
2の規制面と、を備えたことを特徴とする自動変速機用
シフトレバー装置。
【0006】
【作用】本発明の自動変速機用シフトレバー装置では、
シフトレバーがPレンジにある状態ではディテントピン
が第1のシフトロックレバーの係合部と係合している。
ここで、シフトボタンを押圧しディテントピンを押し下
げようとしても、ブレーキペダルが踏込まれていない状
態では、第1のシフトロックレバーが第2のシフトロッ
クレバーの第1の規制面に当接し、ディテントピンを押
し下げることはできない。したがって、ブレーキペダル
が踏込まれていない状態では、ディティントピンはディ
ティントプレートとの係合によってシフト方向の動きが
規制され、シフトレバーのPレンジからのシフト操作を
阻止することができる。シフトレバーがPレンジにある
状態でブレーキペダルを踏込んだ場合は、第2のシフト
ロックレバーが揺動し、第1のシフトロックレバーと第
2のシフトロックレバーの第1の規制面との当接が回避
され、シフトボタンによるディテントピンの押し下げが
可能となる。これにより、ディテントピンのディテント
プレートによる位置決めは解除され、シフトレバーのP
レンジから他のレンジへのシフト操作が可能となる。シ
フトレバーをDレンジにシフトさせた後は、ディテント
ピンはディテントプレートの他の位置決め部位と係合
し、シフトレバーは所定の位置に位置決めされる。この
状態でシフトボタンを押圧しディテントピンを押し下げ
ようとしても、ディテントピンが第2のシフトロックレ
バーの第2の規制面と当接し、ディテントピンを押し下
げることはできない。シフトレバーがDレンジにある状
態でブレーキペダルを踏込んだ場合は、第2のシフトロ
ックレバーが揺動するが、ディテントピンと第2の規制
面との当接を回避することはできず、シフトボタンによ
るディテントピンの押し下げは不可能となる。したがっ
て、シフトレバーがDレンジにある状態では、ブレーキ
ペダルの踏込みの有無にかかわらず、シフトレバーをL
レンジ又はRレンジにシフトさせることは不可能とな
り、急激な負荷変動によるトランスミッションへの悪影
響が回避される。シフトレバーがNレンジにある状態で
は、ブレーキペダルの踏込みによる第2のシフトロック
レバーの揺動によってディントピンと第2の規制面との
当接が回避されるため、シフトレバーのLレンジ又はR
レンジへにのシフト操作が可能となる。
【0007】
【実施例】図1ないし図6は、本発明の一実施例に係る
自動変速機用シフトレバー装置を示している。図1にお
いて、2はシフトレバーを示している。シフトレバー2
は、ベースプレート4側に設けられたシャフト(図示
略)の中心部5を中心として車両前後方向に揺動可能と
なっている。シフトレバー2の頂部近傍には、シフトボ
タン6が設けられている。シフトレバー2の下部には、
シフトボタン6と連動するディテントピン8が移動可能
に設けられている。図示しないトランスミッションの変
速比は、シフトレバー2のシフト操作により変化する。
【0008】ベースプレート4には、ディテントプレー
ト10が設けられている。ディテントプレート10に
は、ディテントピン8がシフトレバー2のシフト方向に
係合する複数の段差面10a、10b、10c、10
d、10eが形成されている。シフトレバー2は、ディ
テントピン8とディテントプレート10との係合によ
り、Pレンジ、Rレンジ、Nレンジ、Dレンジ、2レン
ジ、Lレンジの6つのレンジに選択的に位置決め可能と
なっている。
【0009】Pレンジは、パーキングレンジであり、車
両の駐車時に使用する。Rレンジは、リバースレンジで
あり、車両の後退時に使用する。Nレンジは、ニュート
ラルレンジであり、エンジンの回転駆動力の車輪への伝
達を中止するのに使用する。Dレンジは、車両の前進時
に使用されるドライブレンジであり、変速度を1〜4速
に自動的に切替える場合に使用する。2レンジは、Dレ
ンジにおける変速度を1〜2速に限定して使用する場合
に用いられる。Lレンジは、ローレンジであり、Dレン
ジにおける変速度を1速に限定して使用する場合に用い
られる。シフトレバー2の特定のレンジから他のレンジ
へシフトは、ディテントピン8とディテントプレート1
0との係合をシフトボタン6の押圧によって解除するこ
とによって行う。
【0010】ベースプレート4には、第1のシフトロッ
クレバー(キーインターロックレバー)20が取付けら
れている。第1のシフトロックレバー20は、平面形状
が略L字形となっている。第1のシフトロックレバー2
0は、中心部22を中心として車両前後方向に揺動可能
となっている。第1のシフトロックレバー20の一端に
は、ディテントピン8と上下方向に係合可能な凹状の係
合部24が形成されている。ディテントピン8を所定の
位置まで押し下げた状態では、ディテントピン8は、係
合部24からシフトレバー2のPレンジ以外へのシフト
操作方向に抜け出ることが可能となっている。第1のシ
フトロックレバー20の係合部24の近傍には、後述す
る第2のシフトロックレバー40の第2の保持面45と
接触可能な第1の保持面26が形成されている。
【0011】第1のシフトロックレバー20の他端部に
は、機械的動力を伝達する第1のケーブル26が連結さ
れている。第1のケーブル26の他端には、ゲーブルエ
ンドとしての端末金具28が取付けられている。車両を
始動させるイグニッションキー30が挿入されるキーシ
リンダ32の近傍には、ホルダ34が設けられている。
端末金具28は、ホルダ34に移動可能に保持されてい
る。端末金具28は、スプリング36によって第1のシ
フトロックレバー20から離れる方向(矢印F 3 方向)
に付勢されている。
【0012】ホルダ34の近傍には、キーシリンダ32
に挿入されたイグニッションキー30の動きと連動する
キーシリンダカム38が設けられている。端末金具28
は、キーシリンダカム38と回転方向に係合可能となっ
ている。図6に示すように、キーシリンダ32に対する
イグニッションキー30の位置は、LOCK、ACC
(アクセサリ)、ON、STARTの4つがある。LO
CKは、イグニッションキー30を差し込む位置であ
り、イグニッションキー30がLOCK位置以外にある
状態ではキーシリンダカム38が端末金具28と回転方
向に係合するようになっている。イグニッションキー3
0をLOCKからACCの位置まで回転させると、車室
内のラジオ等の機器をオンとすることができる。イグニ
ッションキー30をONの位置を通過してSTARTの
位置まで回転させると、モータによりエンジンを起動さ
せることができる。この状態でイグニッションキーを離
すと、イグニッションキー30はONの位置まで自動的
に戻る。車両の走行時は、イグニッションキー30はO
N位置に位置している。
【0013】ベースプレート4には、第2のシフトロッ
クレバー40が取付けられている。第2のシフトロック
レバー40は、平面形状が略への字形となっている。第
2のシフトロックレバー40は、中心部42を中心とし
て車両前後方向に揺動可能となっている。第2のシフト
ロックレバー43の一端部には、機械的動力を伝達する
第2のケーブル50が連結されている。第2のケーブル
50の一端にはケーブルエンド52が設けられており、
ケーブルエンド52が第2のシフトロックレバー40と
連結ピン54を介して連結されている。第2のシフトロ
ックレバー40には、円弧状の長穴42が形成されてお
り、長穴42に連結ピン54が挿入されている。連結ピ
ン54は、長穴42の端部と係合可能となっている。
【0014】第2のケーブル50の他端は、ブレーキペ
ダル60と機械的に連結されている。第2のシフトロッ
クレバー40は、本実施例のようにブレーキペダル60
と直接機械的に連結する構成でもよいし、ブレーキペダ
ル60の動きに応じて動作するソレノイド等のアクチュ
エータに連結する構成であってもよい。第2のシフトロ
ックレバー40は、図示しない付勢手段としてのスプリ
ングにより、ブレーキペダル60の踏込み時の第2のケ
ーブル50の移動方向と反対方向(矢印F5 方向)に付
勢されている。連結ピン54は、ブレーキペダル60が
踏込まれていない状態では位置B1 に位置し、ブレーキ
ペダル60が踏込まれている状態では位置B2 に位置し
ている。
【0015】ベースプレート4には、第2のシフトロッ
クレバー40の揺動量を規制する第1のストッパ64と
第2のストッパ66とが設けられている。ブレーキペダ
ル60が踏込まれていない状態では、第2のシフトロッ
クレバー40は位置決め端面44が図示しないスプリン
グの付勢力により第1のストッパ64に押し付けられて
いる。ブレーキペダル60が所定量踏込まれた状態で
は、第2のシフトロックレバー40は、2点鎖線(ハ)
に示す位置まで揺動する。第2のシフトロックレバー4
0は、長穴42の形成により第2のストッパ66に当接
するまで揺動可能となっている。
【0016】第2のシフトロックレバー40には、シフ
トレバー2がPレンジにありブレーキペダル60が踏込
まれていない状態ではシフトボタン6の押圧によるディ
テントピン8の押し下げ動作を阻止する第1の規制面4
6が形成されている。第2のシフトロックレバー40に
は、シフトレバー2がNレンジ又はDレンジにありブレ
ーキペダル60が踏込まれていない状態ではシフトボタ
ン6の押圧によるディテントピン8の押し下げ動作を阻
止する第2の規制面48が形成されている。
【0017】つぎに、上記の自動変速機用シフトレバー
装置における作用について説明する。シフトレバー2が
Pレンジにシフトしている状態では、ディテントピン8
は第1のシフトロックレバー20の係合部24と係合し
ている。ディテントピン8は、シフトレバー2内に収納
されているスプリング(図示略)の付勢力により上方に
付勢されているので、第1のシフトロックレバー20は
図1の2点鎖線(イ)に示す位置まで上昇している。こ
の状態では、図2に示すようにディテントピン8はディ
テントプレート10の段差面10aとも係合している。
【0018】シフトレバー2がPレンジに位置している
状態でブレーキペダル60を踏込むことなく、シフトボ
タン6を押圧してディテントピン8を押し下げた場合
は、図3に示すように、第1のシフトロックレバー20
の面取部27が第2のシフトロックレバー40の第1の
規制面46に当接し、第1のシフトロックレバー20は
図1の2点鎖線(ロ)に示す位置までしか下方に揺動し
ない。したがって、ディテントピン8はまだディテント
プレート10の段差面10aと係合したままであり、シ
フトレバー2のシフト操作はできない。
【0019】つぎに、シフトレバー2がPレンジに位置
している状態でブレーキペダル60を所定量踏込むと、
第2のシフトロックレバー40は図1の矢印F1 方向に
揺動する。この状態でシフトボタン6を押圧してディテ
ントピン8を押し下げた場合は、第1のシフトロックレ
バー20は第2のシフトロックレバー40との当接が回
避され、第1のシフトロックレバー20は図1の実線に
示す位置まで下方に揺動する。この状態では、ディテン
トピン8はディテントプレート10の段差面10aとの
係合が解除され、シフトレバー2をPレンジ以外のレン
ジ(例えばDレンジ)にシフトさせることが可能とな
る。この状態では、シフトレバー2のシフト操作による
第2のシフトロックレバー40の過度の動きは、第2の
ストッパ66にて規制される。
【0020】つぎに、ブレーキペダル60の踏込みを解
除すると、第2のシフトロックレバー40は図示しない
スプリングの付勢力によって矢印F2 方向に揺動する。
この状態では、図4に示すように第2のシフトロックレ
バー40の第2の保持面45と第1のシフトロックレバ
ー20の第1の保持面26とが密着し、第1のシフトロ
ックレバー20と第2のシフトロックレバー40とは力
の釣合いのとれた状態で静止する。第2のシフトロック
レバー40が第1のシフトロックレバー20との接触に
より静止している状態では、第2の規制面48がNレン
ジおよびDレンジの直下に位置している。
【0021】シフトレバー2を例えばDレンジにシフト
させた状態では、車両を発進させることができ、車両は
アクセルペダル(図示略)の踏込み量に応じた速度で走
行可能となる。車両の高速走行時に、シフトボタン6を
押圧してディティントピン8を押し下げた場合は、ディ
テントピン8が第2のシフトロックレバー40の第2の
規制面48に当接し、ディテントピン8をディテントプ
レート10の段差面10c、10dよりも下方に押し下
げることができない。また、シフトレバー2がDレンジ
にある状態でブレーキペダル60を踏込んでも第2のシ
フトロックレバー40は2点鎖線(ハ)の位置までしか
揺動しないので、ディントピン8の直下には第2の規制
面48が存在し、ディントピン8を押し下げることがで
きない。したがって、ブレーキペダル60を踏込みの有
無にかかわらず、DレンジからLレンジ又はRレンジへ
のシフト操作は不可能となる。これにより、シフトダウ
ン操作によるトランスミッションの急激な負荷変動も抑
制され、シフトダウン操作によるトランスミッションへ
の悪影響は解消される。
【0022】シフトレバー2がNレンジにある状態でブ
レーキペダル60を所定量踏込んだ場合は、第2のシフ
トロックレバー40の揺動によりディテントピン8の直
下には第2の規制面48が存在しなくなるので、シフト
ボタン6の押圧によるディテントピン8の押し下げが可
能となる。したがって、ディテントピン8とディテント
プレート10の段差面10c、10eとの係合が解除で
き、シフトレバー2をRレンジ又はLレンジにシフトさ
せることが可能となる。
【0023】ディテントプレート10の段差面10cと
段差面10dとの間には、ディテントピン8と係合する
段差面は存在しないので、DレンジからNレンジへのシ
フト操作と、Dレンジから2レンジへのシフト操作は、
ブレーキペダル60の踏込み操作に関係なく行うことが
可能である。
【0024】第1のシフトロックレバー20は、スプリ
ング36によって矢印F3 方向に付勢されているので、
シフトレバー2がPレンジ以外にある場合は、図1の実
線で示すように下方に揺動したままの姿勢を保ってい
る。この状態では、端末金具28はキーシリンダカム3
8と回転方向に係合しているので、イグニッションスイ
ッチ30をキーシリンダ32のACC位置からLOCK
位置に戻すことができず、キーシリンダ32からのイグ
ニッションスイッチ30の抜けが防止される。シフトレ
バー2をPレンジまでシフトさせた状態では、ディテン
トピン8が第1のシフトロックレバー20の係合部24
と係合するので、第1のシフトロックレバーはディテン
トピン8を上方に付勢するスプリング(図示略)の付勢
力によって上方に揺動する。これによって、第1のケー
ブル26に取付けられた端末金具28は矢印F4 方向に
揺動し、端末金具28とキーシリンダカム38との係合
が解除され、キーシリンダ32からイグニッションキー
30を抜くことができる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る自動変速機用シフトレバー
装置によれば、シフトレバーがDレンジにある場合は、
シフトレバーのLレンジ又はRレンジへのシフト操作を
阻止することができるので、車両の高速走行時に運転者
が無意識で行うシフトダウン操作を防止することができ
る。したがって、急激な負荷変動によるトランスミッシ
ョンへの悪影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動変速機用シフトレバー装置の
概略構成図である。
【図2】図1のシフトレバーがPレンジにある場合の第
1のシフトロックレバーと第2のシフトロックレバーと
の位置関係を示す部分拡大正面図である。
【図3】図1のシフトレバーがPレンジにある場合でシ
フトボタンによりディテントピンを押し下げた状態を示
す部分拡大正面図である。
【図4】図1のシフトレバーがDレンジにある場合の第
1のシフトロックレバーと第2のシフトロックレバーと
の位置関係を示す部分拡大正面図である。
【図5】図1のキーシリンダ近傍の拡大正面図である。
【図6】図1のキーシリンダとイグニッションキーとの
位置関係を示す正面図である。
【符号の説明】
2 シフトレバー 6 シフトボタン 8 ディテントピン 10 ディテントプレート 20 第1のシフトロックレバー 24 係合部 26 第1のケーブル 32 キーシリンダ 40 第2のシフトロックレバー 46 第1の規制面 48 第2の規制面 50 第2のケーブル 60 ブレーキペダル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトボタンの動きと連動するディテン
    トピンを有するシフトレバーと、 前記ディテントピンとシフトレバーのシフト方向の複数
    位置で係合し、前記シフトレバーを複数のレンジに位置
    決めするディテントプレートと、 キーシリンダと係合可能な第1のケーブルと、 ブレーキペダルの動きに連動する第2のケーブルと、 前記第1のケーブルに接続され、前記シフトレバーがP
    レンジにある状態ではディテントピンが係合する係合部
    を有する第1のシフトロックレバーと、 前記第2のケーブルに連結され、前記ブレーキペダルの
    踏込みによって揺動する第2のシフトロックレバーと、 前記第2のシフトロックレバーに形成され、前記シフト
    レバーがPレンジにありブレーキペダルが踏込まれてい
    ない状態ではシフトボタンの押圧により前記第1のシフ
    トロックレバーと当接し前記係合部と係合しているディ
    テントピンの押し下げ動作を阻止する第1の規制面と、 前記第2のシフトロックレバーに形成され、前記シフト
    レバーがNレンジにありブレーキペダルが踏込まれてい
    ない状態ではシフトボタンによるディテントピンの押し
    下げ動作を阻止し、シフトレバーがNレンジにありブレ
    ーキペダルが踏込まれた状態ではシフトボタンによるデ
    ィテントピンの押し下げ動作を許容し、シフトレバーが
    Dレンジにある状態ではブレーキペダルの踏込みの有無
    にかかわらずシフトボタンによるディテントピンの押し
    下げ動作を阻止する第2の規制面と、を備えたことを特
    徴とする自動変速機用シフトレバー装置。
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