JP2916771B1 - パチンコ機の圧入式の入賞装置 - Google Patents

Abstract

【要約】 【目的】 遊技機の盤面上に容易に圧入取付配設がで
き、かつ不用になった役物を容易にかつ簡単に脱着、分
解できる。 【構成】 入賞装置本体９のほぼ中央部左右に組付け支
柱ボス１４ａ、ｂが配設され、後部に組付けられる停止
部材１２の左右にも装置案内ボス１５ａ、ｂが配設され
ており各部材をこのボスにて合体させビス２ケで一体的
に形成させる。停止部材１２の３ケ所に盤面装着部材１
３が配設されて、その盤面装着部材１３の先端部には盤
面を抱え込み固定できるような爪部材１７が設けられて
いる。停止部材１２の中央底部には遊技球を外部に誘導
させる誘導リブ１６が設けられている構造になってお
り、不用になったときは脱着させ分解することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の遊技
盤面に装着する入賞装置の取付構造及び方法に関するも
のである

【０００２】

【従来の技術】従来、周知のようにパチンコ機の遊技盤
面にはセーフ球受口器入賞装置や、風車、サイドランプ
飾り、入賞口から入賞した遊技球に起因して、パチンコ
機の遊技盤面に設けられている図柄表示装置を作動させ
又は種々の入賞開閉装置を駆動させ、遊技者に所定の利
益を与えるようにしたパチンコ機が種々提案されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
パチンコ機の入賞装置にあっては、前記のセーフ球受口
器入賞装置や風車、サイドランプ飾り、図柄表示装置及
び大入賞口装置等（以下、役物という）をパチンコ機の
遊技盤面上に取付ける方法、構造を解決しょうとするも
ので、従来、パチンコ機の盤面はデザイン絵柄等の印刷
が施されたセルロイド板を厚口ベニヤ板に圧縮接着させ
たもので、その盤面に自動機械加工にて役物が取付け可
能な穴を設け、ビスによって前記の役物をパチンコ機の
盤面上に固定配設させていた。このような技術、製造、
価格面においても大発展してきたパチンコ機の遊技機で
ある。しかし、最近パチンコ機の遊技機が野放し廃棄処
分されて公害問題及び社会問題となっている。それゆえ
に、本発明は前記の問題点を解決するためになされたも
ので、パチンコ遊技の興趣を大いに高めるのに役立つ新
規なパチンコ機の圧入式の入賞装置を提供することであ
り、かかる従来の問題点を解決することを目的とするも
のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】従来のパチンコ機の役物
は、パチンコ機の盤面上に取付け及びその役物の各部品
を接続固定させるのに金属製のビスを用いて組付けられ
ていた。役物の内容によっては多数の金属製ビスが使用
され、組付けられ、役物は複数の材質の相違するプラス
チック製であるため、不用になった役物を分解するにも
かなりの工程数が必要となり、パチンコ機の遊技機の裏
側にいたっては、金属製の板金、ビスに複数のプラスチ
ック製の部品、コード、ソレノイド、小型モーター等と
多数の種類の部品が装着されているため分解してリサイ
クル可能の部品と廃棄処分する部品とに区別して処分す
ることが不可能であった。かかる目的達成のため本発明
のパチンコ機の圧入式の入賞装置は材質の相違する各部
品を金属性ビスを使用せずに自由自在に組付けられる構
造になっており簡単に組付けられる。そしてパチンコ機
の盤面上に設けられた穴に役物を装着するのも圧入式で
あるため簡単に、容易に装着できる。本発明のパチンコ
機の圧入式の入賞装置は前部と後部の停止部材に配設さ
れている盤面装着部材よって盤面を抱え込む構造で、か
つ圧入することにより盤面に固定された構造装置を具備
したことを特徴とするものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】本発明の圧入式の入賞装置の役物
前面上部に前部飾り部材が配設されており、遊技球は前
部飾り部材の上部が入賞口となっているため、そこより
入賞し後方に遊技球を誘導させるために後方に対して勾
配が付けられている構造に入賞装置本体はなっている。
入賞装置本体のほぼ中央部左右に組付け支柱ボスが配設
され、入賞装置本体の後部に組付けられる停止部材の左
右にも入賞装置本体と同様の位置に装置案内ボスが配設
されており、入賞装置本体の組付け支柱ボスに後部より
停止部材の装置案内ボスを装置しビス２ケにて、前部の
入賞装置本体と後部の停止部材が一体的に組付け装置さ
れる。停止部材の３ケ所に盤面装着部材が配設されてい
て、盤面装着部材の先端部には盤面を抱え込み固定でき
るような爪部材の構造になっており、停止部材中央底部
には前部の入賞装置本体より誘導される遊技球を役物外
部に誘導させる役目の誘導リブが配設されている。圧入
式にて容易に、かつ確実に盤面上に装着することが出
来、盤面より役物を脱着するのも容易に、かつ簡単にで
き、脱着後各部品を分解するとき本体の裏側に使用した
ビス２本を取り外すことにより分解が簡単にできるよう
な構造、装置であり、分解後再使用又は廃棄処分するこ
とができるような多目的な役目をすることが可能である
圧入式の入賞装置を具備したことを特徴とするものであ
る。

【０００６】

【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図１は、本発明の一実施例の圧入式の入賞装
置を装着したパチンコ機の正面図である。パチンコ機１
の上部に遊技盤２が配設され、遊技盤２のほぼ中央にセ
ンター役物３が配列させられ、そのセンター役物３の中
央部には図柄表示装置４が配設されており、前記センタ
ー役物３が配列されている下部に始動入賞口７が配列さ
れている。

【０００７】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５
は遊技盤の左右に配設させられており、前記の始動入賞
口７と同様に本発明の圧入式の入賞装置５の上部にも入
賞口が設けられており、あらかじめ定められた図柄、図
表等が図柄表示装置４に表示されると遊技盤２の下部に
配設されている大入賞口装置８が作動し、遊技球がその
大入賞口装置８のあらかじめ定められた場所に入賞する
と特賞権利発生状態になり、あらかじめ定められた回
数、計数作動するのが遊技盤２の下部に配設されている
大入賞口装置８である。

【０００８】図２は、本発明のパチンコ機の圧入式の入
賞装置５の各々部品を組付けたところの正面図である。
圧入式の入賞装置５の取付基板となる入賞装置本体９の
前面に装飾的に配設されているのが前部飾り部材１０で
ある。入賞装置本体９の上部に入賞口１１が配設されて
おり、遊技球が入賞すると入賞装置本体９と前部飾り部
材１０の内部に降下し遊技球は後方に誘導されていく。
遊技球の進路を容易に変更させるための誘導リブ１６が
配設させられており、遊技球を役物の外部に誘導する役
目をしている。

【０００９】図３は、本発明のパチンコ機の圧入式の入
賞装置５の各々部品を組付けられたところの背面図であ
る。入賞口１１から入賞した遊技球は役物内を通り方向
を後部に変更し誘導させる役目を誘導リブ１６が行な
い、遊技球を役物の外部に誘導させる。

【００１０】図４は、本発明のパチンコ機の圧入式の入
賞装置５の各々部品の斜視図である。入賞装置本体９と
役物の最前部に前部を飾る役目をする前部飾り部材１０
が配設させられている。従来の役物を組付けるには多数
のビスを用いていたが、本発明の圧入式の入賞装置５は
入賞装置本体９の左右２ヶ所に使用するビス２本だけで
前部の入賞装置本体９と後部の停止部材とを装着させて
一体的に形成するのである。

【００１１】入賞装置本体９裏部の左右に組付け支柱ボ
ス１４ａ、ｂが配設されており、入賞装置本体９の後部
に組付けられる停止部材１２の左右にも入賞装置本体９
の組付け支柱ボス１４ａ、ｂと同様の寸法位置に装置案
内ボス１５ａ、ｂが配設されて、入賞装置本体９と停止
部材１２がこの２ケのボスにて合体されて一体的な役目
を形成させるのである。

【００１２】図５は、前記図４と同様本発明パチンコ機
の圧入式の入賞装置５の各々部品を組付け完成させたと
ころの斜視図である。前記の前部入賞装置本体９と後部
停止部材１２とを一体的に合体形成させられた役物の後
部の停止部材１２には３ケ所の盤面装着部材１３が配設
されており、この盤面装着部材１３の後部先端部には盤
面を抱え込み固定させることができる爪状からなる構造
の爪部材１７が配設されている。停止部材１２の底部に
は入賞装置本体９より入賞し誘導される遊技球を停止部
材１２の底部を誘導し外部に誘導する役目を誘導リブ１
６が行う。

【００１３】図６は、本発明パチンコ機の圧入式の入賞
装置５の各々部品を組付けたところの断面図である。

【００１４】

【発明の効果】以上のように、本発明のパチンコ機の圧
入式の入賞装置によれば、従来の入賞装置の役物を組付
けるのには多数の金属製ビスを使用し、材質の相違する
金属製の部品も多数使用されていた。不用になったパチ
ンコ機の遊技機を分解できず野放し状態で廃棄処分され
公害問題及び社会問題となっている。不用となった役物
をリサイクル及び再生するため、かかる目的達成のた
め、本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置によって脱
着するにも容易に、かつ簡単に分解できる構造であっ
て、前記の諸問題点を解決できることが利点である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５の装
着位置を示す正面図である。

【図２】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５の各
々部品を組付けたところの正面図である。

【図３】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５の各
々部品を組付けたところの背面図である。

【図４】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５の各
々部品の斜視図である。

【図５】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５の各
々部品を組付け完成させたところの斜視図である。

【図６】本発明のパチンコ機の圧入式の入賞装置５の各
々部品が組付けられたところの断面図である。

【符号の説明】

５ 入賞装置 ９ 入賞装置本体 １０ 前部飾り部材 １１ 入賞口 １２ 停止部材 １３ 盤面装着部材 １４ａ、ｂ 組付け支柱ボス １５ａ、ｂ 装着案内ボス １６ 誘導リブ １７ 爪部材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 北川 清伸 (56)参考文献 実開 昭62−180484（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A63F 7/02 311 A63F 7/02 313

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】入賞装置本体の上部に入賞口を設け、後部
   に合体形成させる停止部材を配設、装着させる役目を入
   賞装置本体の裏部に組付け支柱ボスを左右に設けて、停
   止部材の左右にも装着案内ボスが設けられており、入賞
   装置本体と停止部材をボスにて合体させて入賞装置本体
   の最後部よりビスにて組付装着させる。組付け装着させ
   られたボスには多少の空間が生じるようになっており役
   物を盤面に配設させるとき位置が修正できるような構造
   で、後部に装着させる停止部材には３ケ所の爪状からな
   る盤面装着部材が設けられて盤面を前部と後部から抱え
   込むように装着させ、 盤面上に圧入方式で装着させ、不用時には脱着が容易に
   でき、脱着後分解が簡単にできるような構造を備えてい
   ることを特徴とするパチンコ機の圧入式の入賞装置。