JP2916653B2 - 硬化性コーティング材 - Google Patents
硬化性コーティング材Info
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Description
錆、目地づめ、制振等を目的とする硬化性コーティング
材に関する。
ケイ素基(水酸基または加水分解性基の結合したケイ素
原子を含むケイ素原子含有基であって、シロキサン結合
を形成し得る基)を有するオキシアルキレン重合体は液
状の重合体となり得るもので、湿分等により室温で硬化
してゴム状硬化物を生じる。これらは比較的安価で優れ
た性能を有しており、建築物の弾性シーラント接着剤等
に用いられている。
レン重合体をコーティング用途に応用すれば、その優れ
た性能により、内部保護、防錆、目地づめ、制振等の目
的に適した材料となりうる。
簡便であるが、従来の反応性ケイ素基含有オキシアルキ
レン重合体を硬化成分とする組成物では、粘度が高く、
スプレーのためには多量の可塑剤の使用、あるいは希釈
溶媒の使用が必要であった。特に、コーティング材とし
ての特性に優れる高分子量の重合体を使用すると、組成
物の粘度も高粘度となり、スプレーがより困難となる。
充分な保護機能を有し、かつスプレー性の改良されたコ
ーティング材を提供することにある。
イ素基(水酸基または加水分解性基の結合したケイ素原
子を含むケイ素原子含有基であって、シロキサン結合を
形成し得る基)を有するオキシアルキレン重合体を硬化
成分とするコーティング材が優れた特性を有し、更に特
定の組成を選択することによりスプレー可能となること
を見出した。特に、反応性ケイ素基を有するオキシアル
キレン重合体として特定のMw/Mn(重量平均分子量
/数平均分子量)を有する重合体を使用することによ
り、硬化物特性とスプレー特性が共に優れたコーティン
グ材が得られることを見出した。
ィング材は、1分子中に反応性ケイ素基を少なくとも1
個含有し、数平均分子量(Mn)が6,000以上でか
つMw/Mn(重量平均分子量/数平均分子量)が1.
6以下であるオキシアルキレン重合体を硬化成分として
含有し、このオキシアルキレン重合体100重量部に対
して20〜200重量部の割合で可塑剤を含有する。
れるものではないが、代表的なものを示すと、例えば下
記一般式[化1]で表わされる基が挙げられる。
数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール
基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R′)3S
iO−で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1
またはR2が2個以上存在するとき、それらは同一であ
ってもよく、異なっていてもよい。ここでR′は炭素数
1〜20の1価の炭化水素基であり、3個のR′は同一
であってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基また
は加水分解性基を示し、Xが2個以上存在するとき、そ
れらは同一であってもよく、異なっていてもよい。aは
0、1、2または3を、bは0、1または2をそれぞれ
示す。また、m個の
〜19の整数を示す。但し、a+Σb≧1を満足するも
のとする。]上記Xで示される加水分解性基は特に限定
されず、従来公知の加水分解性基であればよい。具体的
には、例えば、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、ア
ミド基、酸アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、
アルケニルオキシ基等が挙げられる。これらの内では、
水素原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメ
ート基、アミノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカ
プト基およびアルケニルオキシ基が好ましいが、加水分
解性が穏やかで取扱いやすいという観点からメトキシ基
等のアルコキシ基が特に好ましい。
原子に1〜3個結合することができ、(a+Σb)は1
〜5であるのが好ましい。加水分解性基や水酸基が反応
性ケイ素基中に2個以上存在する場合には、それらは同
一であってもよく、異なっていてもよい。
ってもよく、2個以上あってもよいが、シロキサン結合
等によりケイ素原子の連結された反応性ケイ素基の場合
には、20個程度あってもよい。
応性ケイ素基が、入手容易の点からは好ましい。
た、上記一般式[化1]におけるR1およびR2の具体
例としては、例えば、メチル基、エチル基などのアルキ
ル基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェ
ニル基などのアリール基、ベンジル基などのアラルキル
基、R′がメチル基やフェニル基などである(R′)3
SiO−で示されるトリオルガノシロキシ基等が挙げら
れる。R1、R2、R′としてはメチル基が特に好まし
い。
1分子中に少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個存
在するのがよい。重合体1分子中に含まれる反応性ケイ
素基の数が1個未満になると、硬化性が不充分になり、
良好なゴム弾性挙動を発現しにくくなる。
分子鎖の末端に存在してもよく、内部に存在してもよ
い。反応性ケイ素基が分子鎖の末端に存在すると、最終
的に形成される硬化物に含まれるオキシアルキレン重合
体成分の有効網目鎖量が多くなるため、高強度、高伸び
で、低弾性率を示すゴム状硬化物が得られやすくなる。
有オキシアルキレン重合体における重合主鎖を構成する
オキシアルキレン重合体としては、一般式
レン基)で表わされるものが使用できるが、入手容易の
点からは
プロピレン重合体が好ましい。このオキシプロピレン重
合体は、直鎖状であっても分枝状であってもよく、ある
いは、これらの混合物であってもよい。また、他の単量
体単位等が含まれていてもよいが、[化5]に表わされ
る単量体単位が、重合体中に50重量%以上、好ましく
は80重量%以上存在することが好ましい。
を行う上で、高せん断時の粘度が低いことが好ましく、
そのためには硬化成分である反応性ケイ素基含有オキシ
アルキレン重合体の粘度が低いことが望ましい。一方、
充分なコーティング特性を発現させるためには、反応性
ケイ素基含有オキシアルキレン重合体の数平均分子量が
6,000以上であることが必要である。
優れたコーティング特性を発現するために充分な数平均
分子量を有する反応性ケイ素基含有オキシアルキレン重
合体を得るには、その分子量分布(Mw/Mn)を充分
に低い値にすることにより可能となる。Mw/Mnが
1.6以下が望ましく、より好ましくは1.5以下であ
る。
割に高粘度となり、スプレー作業を行なうためには可塑
剤あるいは希釈溶媒をより多量に使用しなければならな
くなる等の不利が生じる。
かつ数平均分子量が6,000以上である反応性ケイ素
基含有オキシアルキレン重合体は、官能基を有するオキ
シアルキレン重合体に反応性ケイ素基を導入することに
よって得るのが好ましい。
ルキレン重合体は、対応するエポキシ化合物の開環重合
により得ることができる。エポキシ化合物の重合方法と
しては、(a)NaOH、KOH、あるいはソジウムア
ルコキシド、カリウムアルコキシド等のアルカリ触媒を
用いる方法、(b)アルミニウムポルフィリン錯体、複
合金属シアン化物錯体などの金属錯体触媒を用いる方
法、などがあげられる。更に、オキシアルキレン重合体
は、(c)一旦重合により得られたオキシアルキレン重
合体を、オキシアルキレン重合体の末端基と反応し得る
2以上の官能基を有する化合物と反応させる方法、によ
っても得ることができる。
いオキシアルキレン重合体を得る際に、(a)または
(c)の方法によると分子量分布(Mw/Mn)が増大
する傾向がみられるために不利となり、(b)の方法が
有利となる。
えばよい。すなわち、例えば、以下の方法が挙げられ
る。
キシアルキレン重合体と、この官能基に対して反応性を
示す活性基及び不飽和基を有する有機化合物を反応させ
るか、もしくは不飽和基含有エポキシ化合物との共重合
により、不飽和基含有オキシアルキレン重合体を得る。
次いで、得られた反応生成物に反応性ケイ素基を有する
ヒドロシランを作用させてヒドロシリル化する。
和基含有オキシアルキレン重合体にメルカプト基及び反
応性ケイ素基を有する化合物を反応させる。
アネート基等の官能基(以下、Y官能基という)を有す
るオキシアルキレン重合体に、このY官能基に対して反
応性を示す官能基(以下、Y′官能基という)及び反応
性ケイ素基を有する化合物を反応させる。
ては、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメ
トキシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシランなどのようなアミノ基含有シラン類;γ−
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルメチルジメトキシシランなどのようなメルカ
プト基含有シラン類;γ−グリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシランなどのようなエポキシシ
ラン類;ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイ
ルオキシプロピルメチルジメトキシシランなどのような
ビニル型不飽和基含有シラン類;γ−クロロプロピルト
リメトキシシランなどのような塩素原子含有シラン類;
γ−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン、γ−
イソシアネートプロピルメチルジメトキシシランなどの
ようなイソシアネート含有シラン類;メチルジメトキシ
シラン、トリメトキシシラン、メチルジエトキシシラン
などのようなハイドロシラン類などが具体的に例示され
うるが、これらに限定されるものではない。
は(3)のうち末端に水酸基を有する重合体とイソシア
ネート基および反応性ケイ素基を有する化合物を反応さ
せる方法、が好ましい。
て、硬化触媒、可塑剤、充填剤、溶剤、その他の添加剤
などを加えて使用しても良い。
はないが、通常使用されるシラノール縮合用触媒が用い
られる。このような硬化触媒の具体例としては、例え
ば、有機錫化合物、有機チタネート化合物、有機アルミ
ニウム化合物、有機ジルコニウム化合物、アミン化合
物、酸性燐酸エステル、酸性燐酸エステルとアミン化合
物との反応物、飽和又は不飽和の多価カルボン酸又はそ
の酸無水物、カルボン酸化合物とアミン化合物との塩等
の反応物、オクチル酸鉛等が挙げられる。
ば、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレー
ト、ジブチル錫マレエート、ジオクチル錫マレエート、
ジブチル錫フタレート、オクチル酸錫、ナフテン酸錫等
の錫カルボン酸塩類、ジブチル錫ジアセチルアセトナー
ト等のキレート化合物、ジブチル錫メトキシド、ジブチ
ル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物等が挙げ
られる。
は、例えば、テトラブチルチタネート、テトライソプロ
ピルチタネート、テトラプロピルチタネート、トリエタ
ノールアミンチタネート等のチタン酸エステルやチタン
テトラアセチルアセトナート等のキレート化合物等が挙
げられる。
ては、例えば、アルミニウムトリスアセチルアセトナー
ト、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイ
ソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテート等の
有機アルミニウム化合物等が挙げられる。
ては、例えば、ジルコニウムテトライソプロポキサイ
ド、ジルコニウムテトラブトキサイド等の有機ジルコニ
ウム化合物、ジルコニウムテトラアセチルアセトナート
等のキレート化合物等が挙げられる。
ば、ブチルアミン、モノエタノールアミン、トリエチレ
ントリアミン、グアニジン、2−エチル−4−メチルイ
ミダゾール、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデセン−7(DBU)等が挙げられる。
るような有機酸性燐酸エステル等の酸性燐酸エステルが
挙げられる。前記有機酸性燐酸エステルの具体例として
は、例えば、(CH3O)2P(O)OH、(CH
3O)P(O)(OH)2、(C2H5O)2P(O)
OH、(C2H5O)P(O)(OH)2、[(C
H3)2CHO]2P(O)OH、(CH3)2CHO
P(O)(OH)2、(C4H9O)2P(O)OH、
(C4H9O)P(O)(OH)2、(C8H17O)
2P(O)OH、(C8H17O)P(O)(O
H)2、(C10H21O)2P(O)OH、(C10
H21O)P(O)(OH)2、(C13H27O)2
P(O)OH、(C13H27O)P(O)(O
H)2、(HOC8H16O)2P(O)OH、(HO
C8H16O)P(O)(OH)2、(HOC6H12
O)P(O)(OH)2、[(CH2OH)(CHO
H)O]2P(O)OH、[(CH2OH)(CHO
H)O]−P(O)−(OH)2、[(CH2OH)
(CHOH)C2H4O]2P(O)OH、[(CH2
OH)(CHOH)C2H4O]P(O)(OH)2、
等が挙げられる。
するオキシアルキレン重合体100重量部に対して0〜
20重量部程度使用する。
タレート、ジヘプチルフタレート、ジ(2−エチルヘキ
シル)フタレート、ブチルベンジルフタレート、ブチル
フタリルブチルグリコレート等のフタル酸エステル類;
ジオクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の非芳
香族2塩基酸エステル類;トリクレジルホスフェート、
トリブチルホスフェート等の燐酸エステル等が挙げら
れ、比較的高分子量タイプの可塑剤としては、例えば2
塩基酸と2価アルコールとのポリエステル類等のポリエ
ステル系可塑剤;ポリプロピレングリコールやその誘導
体等のポリエーテル類;ポリ−α−メチルスチレン、ポ
リスチレン等のポリスチレン類等が挙げられる。これら
は、単独若しくは混合して使用できる。これらの可塑剤
は、反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン重合体1
00重量部に対して20〜200重量部程度使用する。
酸カルシウム、タルク、ケイソウ土、マイカ、カオリ
ン、炭酸マグネシウム、ひる石、酸化チタン、グラファ
イト、アルミナ、シリカ、ガラスバルーン、シラスバル
ーン、シリカバルーン、酸化カルシウム、酸化マグネシ
ウム、酸化ケイ素等の無機充填剤;粉末ゴム、再生ゴ
ム、熱硬化性あるいは熱可塑性樹脂の微粉末、ポリエチ
レン等の中空体等の有機充填剤が挙げられる。これらの
充填剤は、反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン重
合体100重量部に対して3〜300重量部程度使用す
る。
(トルエン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサン
など)、酢酸エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルな
ど)、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、n−ブタノールなど)、エーテル類(エチ
ルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテー
トなど)、ケトン類(メチルエチルケトン、アセト酢酸
エチル、アセチルアセトン、ジアセトンアルコール、メ
チルイソブチルケトン、アセトン、シクロヘキサノン、
シクロオクタノンなど)のごとき非反応性の溶剤があげ
られ、このような溶剤であればとくに限定はない。
添ヒマシ油、有機ベントナイト、ステアリン酸カルシウ
ム等のタレ防止剤、着色剤、老化防止剤、接着付与剤等
が挙げられる。
ング材は、保護材、目地づめ剤、制振材として有用であ
り、例えば車輌用の防錆、制振を目的としたアンダーボ
ディーコート材やボディーシーラーとして有用である。
材を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定される
ものではない。
00のポリオキシプロピレントリオール(Mw/Mn=
1.2、粘度28ポイズ)401g(0.122当量)
を仕込み、窒素雰囲気下にした。
キシドの28%メタノール溶液28.7g(0.149
当量)を滴下し、5時間反応させた後、減圧脱気した。
窒素雰囲気下にもどし塩化アリル13.5g(0.17
7当量)を滴下、1.5時間反応させた後、さらにナト
リウムメトキシドの28%メタノール溶液8.4g
(0.0435当量)と塩化アリル4.1g(0.05
25当量)を用いてアリル化をおこなった。
ミニウムで吸着処理した後、ヘキサンを減圧除去すると
311gの黄色透明なポリマーが得られた(粘度24ポ
イズ)。
量)を耐圧ガラス製反応容器に仕込み、窒素雰囲気下に
した。塩化白金酸の触媒溶液(H2PtCl6・6H2
O 25gをイソプロピルアルコール500gに溶かし
た溶液)0.075mlを添加後、30分攪拌した。ジ
メトキシメチルシラン8.67g(0.0820当量)
を滴下漏斗より加え、90℃で4時間反応させた後、脱
気すると260gの黄色透明なポリマーが得られた。
オキシプロピレントリオール(Mw/Mn=1.2、粘
度28ポイズ)220g(0.0667当量)とジラウ
リン酸ジブチルスズ0.02gを仕込み、窒素雰囲気下
でγ−イソシアネートプロピルメチルジメトキシシラン
12.6g(0.0667当量)を室温で滴下した。滴
下終了後、75℃で1.5時間反応させた。IRスペク
トルを測定し、2280cm−1付近のNCO吸収の消
失と1730cm−1付近のC=O吸収の生成を確認し
た後、反応を終了させた。213gの無色透明のポリマ
ーが得られた。
コール420gと数平均分子量が3,000のポリオキ
シプロピレントリオール80gとを、窒素置換された耐
圧ガラス製反応容器に仕込んだ。水酸化ナトリウム40
gを加え、60℃で13時間反応させた後、ブロモクロ
ルメタン12.7gを60℃で10時間反応させた。
(得られたポリマーのMw/Mnは2.0であり、粘度
は222ポイズであった。)続いて、塩化アリル15g
を加え36時間反応をおこなった。反応終了後、減圧に
して揮発物質を除去した。
かした。ケイ酸アルミニウムで吸着処理した後、ヘキサ
ンを減圧除去した。
応容器に仕込み、塩化白金酸の触媒溶液(H2PtCl
6・6H2O 25gをイソプロピルアルコール500
gに溶かした溶液)0.03gを添加した後、ジメトキ
シメチルシラン18gを加えて80℃で4時間反応させ
た。反応終了後、減圧にして揮発物質を除去すると淡黄
色透明なポリマーが550g得られた。
コール540gを、窒素置換された耐圧ガラス製反応容
器に仕込んだ。水酸化ナトリウム40gを加えて60℃
で13時間反応させた後、塩化アリル15gを加えて3
6時間反応をおこなった。反応終了後、減圧にして揮発
物質を除去した。
かした。ケイ酸アルミニウムで吸着処理した後、ヘキサ
ンを減圧除去した。
応容器に仕込み、塩化白金酸の触媒溶液(H2PtCl
6・6H2O 25gをイソプロピルアルコール500
gに溶かした溶液)0.03gを添加した後、ジメトキ
シメチルシラン12gを加えて80℃で4時間反応させ
た。反応終了後、減圧にして揮発物質を除去すると淡黄
色透明なポリマーが540g得られた。
られたポリマーの粘度をB型粘度計(BMタイプロータ
ーNo.4、12rpm)を用いて、23℃で測定し
た。また、各ポリマーの数平均分子量(Mn)と分子量
分布(Mw/Mn)をGPC(ゲル浸透クロマトグラフ
ィ)により分析した。GPCは、ポリスチレンゲル(東
ソー株式会社製)を充填したカラムに留出溶媒としてテ
トラヒドロフランを用いて、オーブン温度40℃で分析
した。その結果を[表1]に示す。
イ素基含有オキシアルキレン重合体100gに対して、
炭酸カルシウム100g、ジオクチルフタレート100
g、アルミニウムキレート系硬化触媒2gをプラネタリ
ーミキサーで充分混練し、コーティング材組成物(実施
例1、2及び比較例1、2)を得た。
(旭大隈社製エアレススプレー装置)を用いて、吐出圧
100kg/cm2で、15cm×15cmのカチオン
電着塗装鋼板上に、1mmの膜厚となるようにスプレー
塗布した(塗装性及び塗膜タレ性の評価)。これを30
分間120℃で加熱硬化させた後、塗膜の耐チッピング
性を評価した。結果を[表2]に示す。
は、同条件での各々の組成物の1分間当たりの吐出量
(g/min)により評価した。
に傾け、1分後の塗膜のタレ(片寄り)により評価し
た。[表2]において、◎は片寄りが全くない、○は片
寄りが若干みられる、△は明らかに片寄りがみられる、
×は基板から流れている状態を示す。
鋼板の上方2mの高さからナット(M−4、3種)を塗
膜に落下させ、下の素地(鋼板)が現われるまでに落下
したナットの総重量を示す。
量が高く(Mn≧6,000)かつ分子量分布の狭い
(Mw/Mn≦1.6)反応性ケイ素基含有オキシアル
キレン重合体を硬化成分としているので、優れた保護性
能を有し、かつスプレー性が改良されている。
Claims (1)
- 【請求項1】 1分子中に少なくとも1個の反応性ケイ
素基を含有し、数平均分子量が6,000以上でかつM
w/Mnが1.6以下であるオキシアルキレン重合体を
硬化成分として含有し、このオキシアルキレン重合体1
00重量部に対して20〜200重量部の割合で可塑剤
を含有する、スプレー可能なコーティング材。
Priority Applications (4)
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Families Citing this family (2)
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-
1991
- 1991-09-09 JP JP22919991A patent/JP2916653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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