JP2916315B2 - 巻たばこの俵積みヘッド装置 - Google Patents

巻たばこの俵積みヘッド装置

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JP2916315B2
JP2916315B2 JP35664291A JP35664291A JP2916315B2 JP 2916315 B2 JP2916315 B2 JP 2916315B2 JP 35664291 A JP35664291 A JP 35664291A JP 35664291 A JP35664291 A JP 35664291A JP 2916315 B2 JP2916315 B2 JP 2916315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻たばこを一箱分ず
つ、複数段に俵積みするヘッド装置に関する。さらに特
定すれば、本発明はこのような俵積み装置において、俵
積みヘッド上に俵積みされた巻たばこの側部を保持し、
この俵積みされた巻たばこの崩れを防止することができ
る俵積みヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、巻たばこの包装装置等におい
ては、一箱分の本数の巻たばこを複数段に俵積みして整
列させる俵積み装置が用いられている。このような俵積
み装置は、たとえば20本の巻たばこを7本、6本、7
本ずつの3列に整列させ、これらの列を俵積み状に3段
に積み重ねるものである。そして、このように俵積みさ
れた巻たばこは後の包装工程に送られる。
【0003】従来のこのような装置は、複数、たとえば
3個の整列ドラムを備えている。そして、これらの各整
列ドラムの周囲には、たとえば7個、6個、7個ずつの
受取りドラムがそれぞれ周方向に並んで配列されてい
る。
【0004】これらの受取りドラムは、ホッパ内に収容
された多数の巻たばこを1本ずつ受取り、これらの巻た
ばこを上記の整列ドラムに移送する。したがって、整列
ドラム上には、それぞれ7本、6本、7本ずつの巻たば
こが一列に整列される。そして、このれらの各列の巻た
ばこは、それぞれ俵積みドラムに設けられた俵積みヘッ
ド上に一列分ずつ移送され、3段に俵積み状に積み重ね
られる。
【0005】ところで、これらの俵積みヘッド上に俵積
みされた巻たばこは、まだ包装されていない状態であ
り、崩れやすい。特に、最近では装置が高速化し、上記
の俵積みドラムの回転速度が速くなる傾向にあり、この
俵積みされた巻たばこに作用する遠心力や振動も大きく
なり、より崩れやすくなる傾向にある。
【0006】従来から、この俵積みヘッド上に俵積みさ
れた巻たばこを保持して崩れを防止することが検討され
ている。しかし、この俵積みヘッド上に俵積みされた巻
たばこの両端部を上方から保持し、この俵積みヘッド上
に俵積みされた巻きたばこが遠心力で崩れるのを防止す
る機構については、各種検討されているが、この俵積み
された巻たばこが側方に崩れるのを防止することについ
ては、考慮が払われていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、維持用の事
情に基づいてなされたもので、俵積みヘッド上に俵積み
された巻たばこを保持し、その崩れを確実に防止するこ
とができる俵積みヘッド装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転駆動され
る俵積みドラムと、この俵積みドラムに設けられ一箱分
の巻たばこが複数段に俵積みされる俵積みヘッドと、こ
の俵積みヘッドの両端部に回動自在に設けられこの俵積
みヘッド上に俵積みされた巻たばこの両端部に当接して
これら巻たばこを保持する回動アームと、この俵積みヘ
ッドの両側方に回動自在に設けられこの俵積みヘッド上
に俵積みされた巻たばこの両側部に当接してこの俵積み
された巻たばこを側方に保持する側押えアームとを具備
したものである。
【0009】
【作用】上記の回動アームおよび側押えアームは、この
俵積みヘッド上に巻たばこが俵積みされる際には、側方
に回動して待避しており、この俵積み作動の妨げにはな
らない。そして、この俵積みヘッド上に巻たばこの俵積
みが完了すると、これら回動アームおよび側押えアーム
が回動して立ち上がり、俵積みされた巻たばこの端部お
よび側面を保持し、この巻たばこが崩れるのを防止す
る。
【0010】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。この実施例は、巻たばこの連続包装機における俵積
み装置である。まず、図1ないし図4を参照してこの連
続包装機全体の構成を説明する。
【0011】図中の1は俵積み装置であって、ホッパ1
1内に収容された多数本の巻たばこをたとえば1箱分2
0本を7本、6本、7本の3列に整列して3段に俵積み
する。そして、この俵積みされた巻たばこは、次にパッ
ク装置2に送られる。このパック装置2は、この俵積み
された1箱分の巻たばこを複数のドラム間で移送しなが
ら、包装用紙によって包装する。そして、このパック装
置2で包装されたたばこの容器は、シール装置3に送ら
れ、シール等が貼り付けられ、後の工程に送られる。
【0012】上記の俵積み装置1には、図2に示すよう
に、整列ドラム12、受取りドラム13、移送ドラム1
5および俵積みドラム16が設けられている。上記の整
列ドラム12の数は3個であり、俵積みドラム16の上
方に、この俵積みドラム16を囲むようにしてその周方
向に配列されている。また、これらの整列ドラム12の
上方の周囲には、それぞれ7個、6個、7個の受取りド
ラム13が周方向に配列されている。
【0013】これらの受取りドラム13にそれぞれ対応
して、供給通路14が設けられており、これらの供給通
路14は巻たばこを一列にして重力によりこれら各受取
りドラム13に供給するもので、これら供給通路14の
上端は前記のホッパ1内に開口している。
【0014】そして、これらの供給通路14内を一列に
なって重力により供給された巻たばこは、上記の各受取
りドラム13によって一本ずつ受取られ、上記の整列ド
ラム12に移送される。したがって、上記の整列ドラム
12は、各受取りドラム13から一本ずつの巻たばこが
移送され、各整列ドラム12上にはそれぞれ7本、6
本、7本の巻たばこが移送され、これらの巻たばこは一
列に整列されてこの整列ドラム12上に保持される。
【0015】次に、これらの整列ドラム12上に整列さ
れた巻たばこは、それぞれ移送ドラム15上に移送され
る。これらの移送ドラム15は、これら整列ドラム12
と俵積みドラム16との間に配置されている。そして、
これら移送ドラム15は、各整列ドラム12から移送さ
れた一列分の巻たばこを、そのまま一列分ずつ俵積みド
ラム16に移送する。
【0016】この俵積みドラム16の周縁部には、複数
の俵積みヘッド17が設けられている。そして、これら
の俵積みヘッド17上には、上記の移送ドラム15か
ら、一列ずつ、合計3列の巻たばこが移送され、これら
の巻たばこは、これら俵積みヘッド17上に3段に俵積
み状に積み重ねられ、保持される。
【0017】また、図3に示すように、この俵積みドラ
ム16の一側方には押出しドラム18が、他側方には中
間ドラム19がそれぞれこの俵積みドラム16と同心状
に配置されており、これらは俵積みドラム16と同期し
て回転される。この押出しドラム18には、上記の俵積
みヘッド17と同じ数のプッシャ21が設けられ、また
上記の中間ドラム19にも図4に示すように上記の俵積
みヘッド17と同じ数のヘッド22が設けられている。
そして、上記の押出しドラム18のプッシャ21はカム
機構によって軸方向に押し出され、上記の俵積みドラム
16の俵積みヘッド17に保持されている俵積みされた
巻たばこを押出し、中間ドラム19のヘッド22にそれ
ぞれ移送する。
【0018】この中間ドラム19のヘッド22は、薄板
状の部材からなるホルダ24を備え、俵積みされた一箱
分20本の巻たばこはこのホルダ24内に移送され、保
持される。また、これらのヘッド22には、開閉自在の
一対のフインガ25が設けられ、このフインガ25が閉
じた場合には、上記のホルダ24内の巻たばこが遠心力
によって飛び出すのを防止する。また、このヘッド22
にはプッシャ26が設けられ、このプッシャ26によっ
てホルダ24内の巻たばこを押し出す。なお、この際、
ホルダ32は上記のホルダ24と干渉しない程度に図示
しないカム機構によって開かれている。
【0019】また、この中間ドラム19は、前記のパッ
ク装置2の第1のドラム20aの近傍に配置されてい
る。この第1のドラム20aにも、上記の中間ドラム1
9のヘッド22と同様な構成のヘッド30が設けられ、
これらのヘッド30には、上記と同様の作用をなすホル
ダ32,フインガ33、プッシヤ34が設けられてい
る。そして、これらのヘッド22,30は、円周カム2
3,31によってこれらドラム19,20aの回転に対
応してその姿勢が変化して首振り作動をなし、これらヘ
ッド22,30が互いに近接する部分ではこれらのヘッ
ド22,30のホルダ24,32が互いに平行に対向し
た状態を維持したまま移動するように構成されている。
【0020】そして、これらのヘッド22,30が近接
すると、まずヘッド22のフインガ25が開くととも
に、このヘッド22のホルダ24がヘッド30のホルダ
32内に挿入される。そして、この状態でヘッド22の
プッシャ26が前進するとともに、ヘッド30のプッシ
ャ34が後退し、巻たばこが俵積みされた状態のままこ
のヘッド30のホルダ32内に移送される。そして、こ
の後にこのヘッド30のフインガ33が閉じる。なお、
これらの作動はカム機構(図示せず)によって所定のタ
イミングで駆動されるものである。そして、この巻たば
こがヘッド22からヘッド30に移送される。この際
に、まず俵積みされた巻たばこはプッシャ26とフイン
ガ25の先端部との間で挟まれて保持され、次にこのヘ
ッド22からヘッド30に移送される際には、この俵積
みされた巻たばこはこのヘッド22のプッシャ26とヘ
ッド30のプッシャ34の間に挟まれて保持されつつこ
れらのプッシャの協働した移動によって移送される。そ
して、この俵積みされた巻たばこがヘッド30に移送さ
れると、このヘッドのフインガー33が閉じ、この俵積
みされた巻たばこを保持する。
【0021】このパック装置2では、この第1のドラム
20aとこれに隣接する第2のドラム20bとの間でも
同様にして巻たばこが移送されるとともに、この移送の
際にさらに包装用紙で包まれ、以下同様にして複数のド
ラム間で移送されながら包装される。そして、このよう
にして包装された巻たばこの容器には、前述したシール
貼り付け装置3によってシールが貼り付けられ、後の工
程に送られる。
【0022】次に、このような装置の各部の構成を説明
する。図5ないし図7には、前記のホッパ11および受
取りドラム13の部分の構成を示す。図5には、この受
取りドラム13と、これに対応した供給通路14の構成
を示す。
【0023】上記のホッパ11の底部分には、ブロック
40が設けられ、このブロック40内に上記の供給通路
14が形成されている。これらの供給通路14の下端部
には保持凸部41がそれぞれ設けられており、これらの
保持凸部41には吸着孔43が開口しており、この吸着
孔43は負圧機構(図示せず)に接続されている。した
がって、これらの供給通路14内を一列になって供給さ
れる巻たばこCはこの保持凸部41に負圧によって吸着
保持される。
【0024】また、上記の受取りドラム13には、たと
えば2個の受取りホルダ42が突設されている。これら
の受取りホルダ42にも、負圧機構に接続された吸着孔
(図示せず)が設けられ、この受取りホルダ42に巻た
ばこCを吸着保持するように構成されている。したがっ
て、この受取りドラム13が回転し、上記の受取りホル
ダ42が上記の供給通路14の下端部を通過すると、上
記の保持凸部41に保持されている巻たばこ1本をこの
受取りホルダ42が受取って保持する。
【0025】そして、前記の整列ドラム12の周面に
は、一列分すなわち7本または6本の保持溝44が並ん
で形成されており、これらの保持溝44にはそれぞれ吸
着孔が開口しており、これら保持溝44に巻たばこCを
吸着保持する。そして、この整列ドラム12が回転して
上記の各受取りドラム13の部分を通過するごとに、上
記の受取りドラム13からこれらの保持溝44内に順次
1本ずつ巻たばこCが移送され、これらの保持溝44内
に一列分すなわち7本または6本の巻たばこCが整列さ
れた状態で保持される。
【0026】次に、上記のホッパ11内から上記の供給
通路14内に巻たばこCを円滑に導入する機構を説明す
る。すなわち、上記のホッパ11内には、多数の巻たば
こが収容されているが、これらの多数の巻たばこが供給
通路14内に一列に導入される際に、この供給通路14
の上端の入口付近において、巻たばこが押し合ってブリ
ッジ状になり、この巻たばこの円滑な流れを阻害する現
象が生じる。このようなブリッジ現象を防止するため、
上記の供給通路14の上端入口部分の両側には、それぞ
れ一対のアジテータローラ45が設けられている。ま
た、この供給通路14の上端入口より上方の位置には、
羽根状の複数のアジテータベーン47が設けられてお
り、これらのアジテータベーン47は巻たばこの流れを
阻害しないように、略流線形の形状をなしている。そし
て、図6に示すように、これらのアジテータローラ45
には回動軸46が接続され、また上記のアジテータベー
ン47にも回動軸48が接続されている。そして、これ
らの回動軸46,48はホッパ11の後壁を貫通してこ
のホッパ11の後方に突出されている。そして、これら
の回動軸46,48の後端部には、それぞれピニオン4
9,51が取り付けられている。そして、これらのピニ
オン49,51には、それぞれラック50,52が噛合
している。そして、これらのラック50,52が駆動機
構によって図6の矢印に示すように往復移動され、これ
によって上記のアジテータローラ45およびアジテータ
ベーン47が矢印に示すように往復回動する。
【0027】このように、アジテータローラ45が往復
回動することにより、各供給通路14の上端入口部分の
巻たばこが水平方向に往復移動され、この入口部分に巻
たばこがブリッジ状に詰まるのを防止する。さらに、上
記のアジテータベーン47が往復回動することにより、
この入口部分よりさらに上方にある巻たばこが大きく水
平方向に往復移動され、これらの巻たばこの流れを円滑
にし、またこれら巻たばこがブリッジ状に詰まるのを防
止する。なお、これらのアジテータベーン47は各々同
期して往復回動するので、巻たばこは全体的に水平方向
に往復移動し、このような移動によって巻たばこが潰さ
れたり、流れが乱れるようなことはない。
【0028】次に、上記の供給通路14の構成を説明す
る。これらの供給通路14は、上記のホッパ11の底部
に設けられたブロック40によって形成されている。ま
た、これらのブロック40の後部には奥壁59によって
閉塞されている。そして、図5および図7に示すよう
に、これらの供給通路14の両側の壁部分は一対の壁部
材55から構成されている。そして、これらの壁部材5
5の上端部はテーパ部56に形成され、これらの供給通
路14内に巻たばこCが円滑に導入されるように構成さ
れている。
【0029】また、これらの壁部材55の内側面には、
それぞれ刻み排除溝57が形成されている。これらの刻
み排除溝57は、たとえば、前方側から後方側に向かっ
て下がるように傾斜して形成されている。また、これら
の壁部材55の奥縁部には、それぞれ鉛直方向に沿って
別の刻み排除溝57aが形成されている。
【0030】そして、上記の刻み排除溝57の下端部、
および刻み排除溝57aの下部にそれぞれ対応して、上
記の奥壁59には吸引孔58aが形成されている。これ
らの吸引孔58aは、脱落したたばこの刻みが通過し得
るような径に形成され、上記の奥壁59を貫通し、それ
ぞれ上記の刻み排除溝57の奥方下端部、および刻み排
除溝57aの下部に連通している。
【0031】また、この奥壁59の背後には刻み排除通
路58が設けられ、この刻み排除通路58は上記の各吸
引孔58aに連通するとともに、図示しない吸引機構に
接続されている。
【0032】上記のホッパ11内に収容されている巻た
ばこCからは、多少のたばこ葉の刻みが脱落する。この
脱落した刻みは、上記の供給通路14内に侵入し、この
供給通路14内を移動する巻たばこCと壁との間に挟ま
り、この巻たばこCの円滑な移動を妨げることがある。
さらに、この刻みが下方の受取りドラム13、整列ドラ
ム12まで達し、俵積みされた巻たばこの間に混入する
こともある。しかし、上記のような刻み排除溝57を形
成したことにより、この脱落した刻みはこれらの刻み排
除溝57内に落ち込み、この傾斜している刻み排除溝5
7内を重力および吸引負圧によって落下し、刻み排除通
路58内に排除され、上記のような不具合を防止する。
なお、これらの刻み排除溝57は傾斜しているので、こ
の幅が大きくても水平な姿勢で下方に移動する巻たばこ
Cはこれらの刻み排除溝57内に引っ掛かることはな
い。
【0033】また、これらの巻たばこCはその先端側を
上記の奥壁59側に向けてこの供給通路14内を落下す
るものであるが、これらの巻たばこCの先端部から脱落
した刻みは上記の鉛直方向の刻み排除溝57a内に落下
し、上記と同様に刻み排除通路58内に排除される。
【0034】次に、図8ないし図10を参照して前記の
整列ドラム12の構成を説明する。この整列ドラム12
は、前記のようにそれぞれ一列分の巻たばこを保持する
複数群の保持溝44が形成されている。そして、これら
の保持溝44には吸着孔60が開口している。また、こ
の整列ドラム12は、中空の筒状に形成され、上記の吸
着孔60の他端部はこの内周面に開口している。
【0035】また、図9に示すように、この装置の固定
側のプレート62にはコア部材61が取り付けられ、さ
らにこのコア部材61の外周には筒状のサクションスリ
ーブ63が嵌合されており、これらの部材は回転しな
い。また、上記のコア部材61の中心を貫通して軸68
が設けられ、この軸68は軸受け66,67によって回
転自在に支承されている。そして、上記の整列ドラム1
2はこの軸68に取り付けられ、この軸とともに回転す
る。また、この整列ドラム12の内周面は、上記のサク
ションスリーブ63の外周に気密をもって回転自在に嵌
合している。なお、64は気密を維持するためのVリン
グである。
【0036】そして、上記のサクションスリーブ63の
外周面には、周方向に沿ってサクション溝65が形成さ
れている。このサクション溝65は、サクション通路7
1,72,73,74を介して、図示しない吸引機構に
接続されている。したがって、上記の整列ドラム12が
回転し、吸着孔60がこのサクション溝65に対応する
と、この吸着孔60に負圧が作用し、上記の受取りドラ
ム13からこの保持溝44に移送された巻たばこCを吸
着保持する。
【0037】また、図10は、この整列ドラム12とサ
クションスリーブ63を周方向に展開した図である。こ
の図にも示されているように、上記のサクション溝65
の回転方向の末端部の近傍には開放溝70が形成され、
この開放溝70は通路69を介して大気に連通してい
る。したがって、巻たばこを吸着保持した保持溝44が
この開放溝70の位置に対応すると、吸着孔60内の負
圧が開放され、保持していた巻たばこが開放され、前記
の移送ドラム15に移送される。
【0038】なお、上記の整列ドラム12と前記の受取
りドラム13とは、歯車75,76を介して所定の関係
で同期して回転される。
【0039】そして、上記の吸着孔60は、図10に示
すように、各保持溝44にそれぞれ2個ずつ設けられて
いる。また、これらの各2個の吸着孔60の間隔は、各
群の吸着溝44の回転方向の先端側の保持溝44では最
も狭く、回転方向と反対側にゆくにしたがってこれらの
2個の吸着孔60の間隔が順次広くなるように構成され
ている。また上記のサクション溝65の回転方向と反対
側の端部は、その先端部分が最も幅が狭く、前記の各受
取りドラム13の位置、すなわちこれら受取りドラム1
3から順次巻たばこが上記の保持溝44に移送される位
置に対応して、このサクション溝65の幅が順次段階的
に広くなっている。
【0040】したがって、ある群の保持溝44の第1の
保持溝に上記の第1の受取りドラム13から巻たばこが
移送される際に、この第1の保持溝44の最も間隔の小
さい2個の吸着孔60のみがサクション溝65の先端部
の最も幅の狭い部分に対応し、この吸着孔60に負圧が
作用してこの移送された巻たばこを保持溝44内に吸着
保持するが、他の保持溝の吸着孔はこのサクション溝に
は対応せず、これらには負圧は作用しない。そして、次
に第2の保持溝44に第2の受取りドラム13から巻た
ばこが移送される際には、この第2の保持溝44の間隔
が次に広い2個の吸着孔60がサクション溝65の次に
幅の広くなった部分に対応し、この第2の保持溝の吸着
孔に負圧が作用し、移送された巻たばこを吸着保持す
る。以下、このようにして順次、巻たばここが移送され
る保持溝の吸着孔がサクション溝に連通し、まだ巻たば
こが移送されていない保持溝の吸着孔はサクション溝に
は連通しない。
【0041】このような作動により、まだ巻たばこが移
送されていない保持溝44の吸着孔60はサクション溝
65には連通せず、したがって、巻たばこを保持してい
ない保持溝の吸着孔から大量の空気が吸引されて吸引機
構に過大な負担を掛けたり、またこのサクション通路6
5内の負圧が弱くなって巻たばこの吸着保持力が低下し
たりするような不具合が防止される。
【0042】上記のような構成の各整列ドラム12と前
記の俵積みドラム16との間には、図2に示すようにそ
れぞれ移送ドラム15が配置されている。これらの移送
ドラム15は、上記の整列ドラム12とほぼ同様の構造
のもので、その周面には奇数群、たとえば3群の保持溝
が形成され、各群の保持溝の数は巻たばこの一列分の数
すなわち7本ないし6本である。そして、これらの保持
溝には、上記の同様に吸着孔が開口している。
【0043】そして、上記の各整列ドラム12上に一列
分の本数が整列された巻たばこは、この一列分ずつ上記
の移送ドラム15に移送され、この移送ドラム15の各
群の保持溝に吸着保持される。そして、この保持された
一列分の巻たばこは、一列分ずつ前記の俵積みドラム1
6に移送される。
【0044】これらの移送ドラム15には、上記のよう
に奇数群の保持溝が設けらているので、ある群の保持溝
が上記の受取りドラム13に対応して巻たばこが移送さ
れている間は、他の群の保持溝は前記の俵積みドラム1
6には対応しておらず、この移送ドラム15から俵積み
ドラムへの移送はおこなわれない。また、ある群の保持
溝がこの俵積みドラム16に対応して俵積みドラムへの
移送をおこなっている間は、他の群の保持溝には受取り
ドラムからの移送はおこなわれない。したがって、受取
りドラム13からこの移送ドラム15への巻たばこの移
送と、この移送ドラム15から俵積みドラム16への巻
たばこの移送とはタイミングをずらしておこなわれる。
そして、この移送ドラム15はカム機構等によって回転
速度が間欠的に変化するように駆動され、整列ドラム1
2から巻たばこが移送される際には、この整列ドラム1
2の周速度と等しい周速度で、また俵積みドラム16に
巻たばこを移送する際には、この俵積みドラム16の周
速度と等しい周速度で回転する。したがって、この整列
ドラム12と俵積みドラム16の周速度とを一致させる
必要がなく、この受取りドラム13の周速度を俵積みド
ラム16の周速度より低くすることが可能になり、この
装置全体の高速化が容易となる。
【0045】また、上記のような移送ドラム15を設け
たことにより、上記の俵積みドラム16の径を小さくで
きる。すなわち、上記の整列ドラム12の周囲には、一
列分すなわち7個または6個の受取りドラム13を配置
する必要がある。また、これらの受取りドラム13に
は、供給通路14から重力によって巻たばこを供給する
必要があり、これらの供給通路14の形状は、鉛直で直
線に近い形状であることが好ましい。したがって、これ
らの受取りドラム12は整列ドラム13の上方部分に配
置する必要がある。このような条件から、これらの整列
ドラム13の径や配置間隔はある程度大きくする必要が
ある。したがって、上記の俵積みドラム16の径もこれ
に対応して作動上の必要以上の大きな径にする必要があ
る。しかし、上記のように移送ドラム15を配置する
と、この俵積みドラム16と各整列ドラム12との間の
距離はこの移送ドラム15の径に相当する距離だけ大き
くなる。したがって、この俵積みドラム16の例を小さ
くしても、整列ドラム12やその配置間隔を十分に大き
くすることができる。
【0046】次に、図11ないし図13を参照して前記
の俵積みドラム16の構成を説明する。この俵積みドラ
ム16には、前述したように、複数の俵積みヘッド17
が設けられている。そして、上記の移送ドラム15から
これらの俵積みヘッド17に巻たばこが一列分ずつ移送
され、これらの巻たばこの列はこの俵積みヘッド17上
に俵積み状に積み重ねられ、一箱分20本の巻たばこが
俵積みされる。
【0047】これらの俵積みヘッド17上に俵積みされ
た巻たばこは、前述の図3に示すように、押出しドラム
18から突出するプッシヤ21によって中間ドラム19
に移送される。一方、上記のこの中間ドラム19のヘッ
ド22は、図4に示すように、パック装置2の第1のド
ラム20aのヘッド30との間で俵積みされた巻たばこ
を移送するため、このドラムの回転に対応して首振り作
動をおこなう。したがって、この俵積みドラム16の俵
積みヘッド17も、この首振り作動に同期して同様な首
振り作動を行なう。
【0048】図11には、この俵積みヘッド17の首振
り作動を行なう機構を示す。すなわち、これらの俵積み
ヘッド17は、この俵積みドラム16に軸方向と直交す
る方向に回動自在に取り付けられている。また、この俵
積みヘッド17にはそれぞれセクタ歯車部80が形成さ
れている。また、上記の俵積みドラム16側にもそれぞ
れセクタ歯車81が設けられ、これらのセクタ歯車81
は俵積みヘッド17のセクタ歯車部80に噛合してい
る。そして、これらのセクタ歯車81にはそれぞれカム
フオロア82が形成され、これらのカムフオロア82は
固定側に設けられた円周カム83に嵌合している。
【0049】したがって、この俵積みドラム16が回転
すると、上記のカムフオロア82が駆動され、セクタ歯
車81、セクタ歯車部80を介して各俵積みヘッド17
が回動する。これらの俵積みヘッド17の首振りの作動
は、前記の中間ドラム19のヘッド22の首振り作動と
同期するように上記の円周カム83の形状が設定されて
いる。したがって、上記の俵積みヘッド17の姿勢は、
移送ドラム15から俵積みドラム16に巻たばこを移送
する際には円周方向に制動され、それ以外は中間ドラム
19のヘッド22の姿勢と対応しており、俵積みされた
巻たばこが確実に移送されるとともに、上記の押出しド
ラム18のプッシャ21が前進を始めてこの俵積みドラ
ム17の巻たばこを中間ドラム19のヘッド22に完全
に移送を終了するまでの期間を長くすることができ、こ
のプッシャ21の往復移動の速度を遅くすることがで
き、この装置の高速化が容易である。
【0050】次に、前記の移送ドラム15からこの俵積
みヘッド17に一列分の巻たばこを俵積みする機構を説
明する。この俵積みヘッド17上には、複数段に巻たば
こが俵積みされるので、前述のように、負圧による吸着
保持ではこれらの巻たばこを遠心力に対向して保持でき
ず、図12ないし図13に示すような機構によって保持
する。なお、図12では、説明の都合上、3個の移送ド
ラム15を俵積みドラム16の回転方向の順に15a,
15b,15cと符号を区別する。
【0051】上記の第1の移送ドラム15aの上に保持
されていた一列分の巻たばこの列は、吸着保持が開放さ
れ、案内部材91、92に案内され、俵積みヘッド17
上に移送される。上記の案内部材92は、俵積みドラム
16に対向する面が円弧状に形成され、この円弧の半径
は、上記の俵積みヘッド17上に移送された第1段目の
巻たばこの列の上面が描く軌跡の半径とほぼ一致してい
る。したがって、この1段目の巻たばこCは、この案内
部材92によって保持され、遠心力によって飛散するの
が防止される。
【0052】さらに、この俵積みヘッド17が第2の移
送ドラム15bの位置まで移動すると、この第2の移送
ドラム15bから2段目の巻たばこCの列が移送され、
第1段目の巻たばこの列の上に俵積みされる。この場
合、移送される巻たばこの列は、上記の案内部材92の
後端部と次の案内部材93の先端部との間で案内され
る。また、上記の第2の移送ドラム15bと上記の俵積
みドラム16との間の距離は、上記の第1の移送ドラム
15aと俵積みドラム16との間の距離より、巻たばこ
一列分の高さに相当する距離だけ大きくなっている。し
たがって、この第2段目の巻たばこの列は、この第1段
目の巻たばこの列の上に円滑に俵積みされる。また、上
記の案内部材93の俵積みドラム16に対向した面も円
弧状に形成され、その半径は第2段目の巻たばこの列の
上面が描く軌跡の半径と一致している。したがって、こ
の第1段目、および第2段目の巻たばこの列は、この案
内部材93の内周面に案内され、保持される。
【0053】さらに、この俵積みヘッド17が第3の移
送ドラム15cの位置まで移動すると、この第3の移送
ドラム15cから第3段目の巻たばこの列が俵積みヘッ
ド17上に移送され、第2段目の巻たばこの列の上にさ
らに俵積みされる。この場合の第3段目の巻たばこの列
も、上記の案内部材93の後端部と次の案内部材94の
先端部との間で案内される。この第3の移送ドラム15
cとと上記の俵積みドラム16との間の距離も、上記の
第2の移送ドラム15bと俵積みドラム16との間の距
離より、巻たばこ一列分の高さに相当する距離だけ大き
くなっている。したがって、この第3段目の巻たばこの
列も、この第2段目の巻たばこの列の上に円滑に俵積み
される。また、上記の案内部材94の俵積みドラム16
に対向した面も円弧状に形成され、その半径は第3段目
の巻たばこの列の上面が描く軌跡の半径と一致してい
る。したがって、この第1段目、第2段目、および第3
段目の巻たばこの列は、この案内部材94の内周面に案
内され、保持される。
【0054】上記のように、移送ドラム15a,15
b,15cと俵積みドラム16との間の距離は、巻たば
この一段の高さ分ずつ大きくなっているので、巻たばこ
の列の移送が円滑におこなわれ、一列の巻たばこが移送
されるごとにこの俵積みヘッド17を巻たばこの一段分
ずつ中心に向かって移動させるような機構を設ける必要
はない。
【0055】また、上記のような俵積みが終了した後
に、この俵積みした巻たばこを保持するために、この俵
積みヘッド17には図13に示すような保持機構が設け
られている。
【0056】すなわち、この俵積みヘッド17の外周面
には、第1段目の巻たばこの数、すなわち7本の保持溝
101が形成されている。また、この俵積みヘッド17
の軸方向の両端部の両側には、それぞれ一対の回動アー
ム102が設けられている。そして、これらの回動アー
ム102の先端部は押さえ板103によって連結されて
いる。これらの回動アーム102は、この俵積みヘッド
17が上記の移送ドラム15a,15b,15cや案内
部材91,92,93,94の部分を通過する際には、
図13に矢印で示す方向に略水平の位置まで回動し、巻
たばこの移送を可能とし、またこれらの部材との干渉を
防止する。そして、この俵積みヘッド17の上に3段目
までの巻たばこCが俵積みされたら、これらの回動アー
ム102が図13に示すような位置まで回動し、上記の
押さえ板103が第3段目の巻たばこの両端部を押さ
え、俵積みヘッド17が中間ドラム19のヘッド22の
姿勢に対応するように首振り動作を行い、その姿勢を保
持している間、これらの巻たばこが遠心力によって飛散
するのを防止する。
【0057】また、この俵積みヘッド17の両側部分に
は、一対の側押えアーム104が設けられている。これ
らの側押えアーム104は、この俵積みヘッド17が上
記の移送ドラムや案内部材の部分を通過する際には、図
13に矢印で示すように、側方向に略水平な位置まで回
動し、巻たばこの移送を可能とし、またこれらの部材と
の干渉を防止する。そして、この俵積みヘッド17の上
に第3段目までの巻たばこが俵積みされたら、これらの
側押えアーム104は図13に示すように立ち上がった
位置まで回動し、俵積みされた巻たばこの側面を押え、
この俵積みされた巻たばこが崩れるれのを防止する。な
お、この俵積みされた巻たばこは、第1段目が7本、第
2段目が6本、第3段目が7本である。したがって、こ
の俵積みされた巻たばこの側面は、第2段目の部分が巻
たばこの半分だけ凹んでいる。したがって、この側押え
アーム104には、この第2段目の部分に相当した部分
に凸部105が形成され、この凸部105が第2段目の
凹んだ部分に嵌合し、この俵積みされた巻たばこを確実
に押え、その崩れを確実に防止する。
【0058】なお、上記の回動アーム102や側押えア
ーム104は、この俵積みドラム16の回転に対応し
て、カム機構によって駆動される。すなわち、上記の側
押えアーム104を駆動するカム機構について説明する
と、図12に示すように、これらの俵積みヘッド17に
は、径方向内側に突出したスクエアバー141が設けら
れ、この先端部にはカムフオロア106が設けられてい
る。また、この装置の基台側の固定側には、上記の移送
ドラムや案内部材の部分に対応してカム107が取り付
けられている。したがって、これらの俵積みヘッド17
がこれら移送ドラムや案内部材の部分を通過する際に
は、上記のカムフオロア106が上記のカム107に当
接して押上げられ、この俵積みヘッド17の内部に設け
られたレバー143が回動し、上記の側押えアーム10
4が前述のような所定のタイミングで回動するように構
成されている。なお、このスクエアバー141はスプリ
ング142によって上記のカム107に押圧されるよう
に付勢され、このスプリングの付勢力によって復帰す
る。
【0059】なお、上記のカム107の軸方向に隣接し
た位置には別のカムが設けられ、また上記の回動アーム
102を開閉駆動するための上記と同様な駆動機構が設
けられている。この回動アーム102を駆動する機構
は、上記の側押えアーム104を駆動する機構と同様の
機構であり、その詳細は省略する。
【0060】そして、このようにして俵積みヘッド17
の上に俵積みされ、保持された一箱20本分の巻たばこ
は、前述したように押出しドラム18のプッシャ21に
よって軸方向に押圧され、前述の中間ドラム19のヘッ
ド22にそれぞれ移送される。この押出しドラム18、
俵積みドラム16、中間ドラム19はいずれも同軸状に
配置され、かつこれらのプッシャ21やヘッド17,2
2の各種の部材を駆動するためのカム機構を備えてい
る。これらのドラムは同期して回転し、これに対して各
種のカムは固定側の部材に取り付けられる。したがっ
て、これらドラムやカムの配置が困難となる。以下、こ
のような各部材の配置を改善するための構成と上記の押
出しドラムの構成を図14ないし図16を参照して説明
する。
【0061】まず、上記の押出しドラム18の構成を説
明する。この押出しドラム18は内部の潤滑油が流出し
ないように円筒箱形をなしており、その内部には固定側
の部材に取り付けられたカム117が収容されている。
また、この押出しドラム18の周縁部には、軸方向に摺
動自在に複数のプッシャ21が設けられ、これらのプッ
シャ21は上記の俵積みドラム16の各俵積みヘッド1
7に対応している。そして、このプッシャ21には従動
部材132が取り付けられ、この従動部材132には従
動ローラ134が設けられている。そして、この従動ロ
ーラ134は、上記のカム117のカム溝133内に嵌
合している。したがって、この押出しドラム18が回転
すると、これらのプッシャ21が突出し、前記の俵積み
ドラム16の俵積みヘッド17に俵積みされている巻た
ばこを中間ドラム19のヘッド22に移送する。なお、
図16に示すように、これらのプッシャ21と平行に案
内ロッド135が設けられており、上記の従動部材13
2はこの案内ロッド135に摺動自在に嵌合し、この従
動部材132の回り止めがなされている。
【0062】また、図14に示すように、前述の中間ド
ラム19の側方には、この中間ドラム19のヘッド22
の首振り作動をなす円周カム23や、これらのヘッドの
フインガ25やプッシャ26の駆動をなすカム111が
設けられている。
【0063】そして、これらのドラムやカムは図14に
示すように配置されている。すなわち、図中の112は
駆動装置であって、この駆動装置112によって駆動軸
113が駆動される。この駆動軸113は、その基端部
が軸受け114によって支承されている。また、この駆
動軸113は、上記の中間ドラム19、俵積みドラム1
6、および押出しドラム18の中心部を通り、その先端
部は支持部材を兼用した固定側のギアボックス116の
軸受け115によって支承されている。
【0064】また、この支持部材であるギアボックス1
16からは、上記の俵積みドラム16側に向けて筒状の
支持スリーブ119が突設されている。この支持スリー
ブ119は円筒状のもので、上記のギアボックス116
から片持ち状に突設されている固定側の部材であり、上
記の駆動軸113はこの支持スリーブ119内を回転自
在に貫通している。
【0065】そして、上記の押出しドラム18は、ベア
リングによってこの支持スリーブ119の中間部に回転
自在に支承されている。この押出しドラム18には、歯
車123が設けられ、この歯車123は、歯車122,
121,120を介して上記の駆動軸113の先端部に
連結されている。なお、これらの歯車列全体の減速比は
1であり、したがって、この押出しドラム18はこの駆
動軸と同一の速度で回転駆動される。
【0066】また、前記の俵積みドラム16は、この駆
動軸113の中間部に取り付けられており、この駆動軸
113と同一速度で回転駆動される。そして、この俵積
みドラム16の俵積みヘッド17の各部を駆動するカム
83,107は、上記の固定側の支持スリーブ119の
先端部に取り付けられている。したがって、これらのカ
ムは、外周から支持部材によって支持する必要はなく、
このようなカムの支持部材が俵積みヘッド17や上記の
プッシャ21等と干渉することはない。
【0067】また、前記の中間ドラム19もこの駆動軸
113の中間部分に取り付けられ、この駆動軸113と
同一の速度で回転駆動される。そして、この中間ドラム
19の上記駆動装置112側には、上記のカム23,1
11等が配置されており、これらのカムは支持部材13
0によって外周から支持されている。なお、これらのカ
ム23,111は環状をなし、上記の駆動軸113はこ
れらの中心部を貫通している。また、これらのカム2
3,111の駆動装置112側には、回転部材125が
配置され、この回転部材125は上記の中間ドラム19
と一体的に回転する。そして、この回転部材125には
カムフオロア機構126,127等が設けられて上記の
カム111に嵌合しており、これらカムフオロア機構1
26,127の作動はこれら環状のカム23,111の
中心部を貫通した伝達機構128,129を介して、こ
の中間ドラム19のヘッド22に伝達される。
【0068】なお、本発明は上記の実施例には限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能
である。たとえば、上記の側押えアームの第2段目に対
応する部分に形成されている凸部は必ずしも設ける必要
はない。また、万一、俵積みされる巻たばこの段数や、
各段の本数等が変更された場合には、これらに対応して
上記のような凸部の位置も変更されることはもちろんで
ある。
【0069】
【発明の効果】上述の如く本発明は、回動アームおよび
側押えアームにより俵積みされた巻たばこの端部および
側面が保持され、この巻たばこが崩れるのを確実に防止
する。また、これらの回動アームおよび側押えアーム
は、この俵積みヘッド上に巻たばこが俵積みされる際に
は側方に回動して待避しており、この俵積み作動の妨げ
にはならない等、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のたばこ包装装置の全体の斜視
図。
【図2】本発明の実施例の俵積み装置の全体の正面図。
【図3】俵積み装置の概略的な側面図。
【図4】中間ドラムと第1のドラムの概略的な正面図。
【図5】ホッパと受取りドラムの部分の正面図。
【図6】アジテータローラとアジテータベーンの斜視
図。
【図7】供給通路の部分の斜視図。
【図8】整列ドラムの正面図。
【図9】図8の9−9線に沿う断面図。
【図10】整列ドラムの周方向の展開図。
【図11】俵積みドラムの正面図。
【図12】俵積みドラムと案内部材の部分の正面図。
【図13】俵積みヘッドの斜視図。
【図14】俵積み装置の側面図。
【図15】押出しドラムの一部の縦断面図。
【図16】図15の16−16線に沿う断面図。
【符号の説明】
11…ホッパ 12…整列ドラム 13…受取りドラム 15…移送ドラム 16…俵積みドラム 17…俵積みヘッド 104…側押えアーム 105…凸部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻たばこを複数本ずつ整列させ、この整
    列された列を複数段俵積み状に積み重ねて、一箱分の巻
    たばこを俵積み状に整列させる装置において、 回転駆動される俵積みドラムと、この俵積みドラムに設
    けられ一箱分の巻たばこが複数段に俵積みされる俵積み
    ヘッドと、 この俵積みヘッドの両端部に回動自在に設けられこの俵
    積みヘッド上に俵積みされた巻たばこの両端部に当接し
    てこれら巻たばこを保持する回動アームと、 この俵積みヘッドの両側方に回動自在に設けられこの俵
    積みヘッド上に俵積みされた巻たばこの両側部に当接し
    てこの俵積みされた巻たばこを側方に保持する側押えア
    ームとを具備したことを特徴とする巻たばこの俵積みヘ
    ッド装置。
  2. 【請求項2】 前記の俵積みヘッド上には、第1段目が
    7本、第2段目が6本、第3段目が7本、合計20本の
    巻たばこが俵積みされるものであり、前記の側押えアー
    ムには上記の第2段目に対応する部分に凸部が形成され
    ているものであることを特徴とする請求項1の巻たばこ
    の俵積みヘッド装置。
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