JP2916177B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JP2916177B2 JP2916177B2 JP1287531A JP28753189A JP2916177B2 JP 2916177 B2 JP2916177 B2 JP 2916177B2 JP 1287531 A JP1287531 A JP 1287531A JP 28753189 A JP28753189 A JP 28753189A JP 2916177 B2 JP2916177 B2 JP 2916177B2
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- recording
- carriage
- space
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- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は記録媒体に記録を行う記録装置に関し、更に
詳しくは装置内空間の無駄をなくして小型化を可能とし
たインクジェット記録装置に関する。
詳しくは装置内空間の無駄をなくして小型化を可能とし
たインクジェット記録装置に関する。
<従来の技術> 今日、情報処理の迅速化が求められ、大型の情報処理
装置のみならずポータブルの例えばパーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ、或いは電子タイプライター等
が種々開発されている。これらポータブル機器は持ち運
びを容易にするために装置の小型化が強く望まれてい
る。
装置のみならずポータブルの例えばパーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサ、或いは電子タイプライター等
が種々開発されている。これらポータブル機器は持ち運
びを容易にするために装置の小型化が強く望まれてい
る。
前記機器に用いられる記録手段の一方式としてシリア
ル型の記録装置が採用されている。この記録方式は例え
ば熱転写記録の場合にあっては第8図(a),(b)に
示すように、キャリッジ50に記録ヘッド51及びインクリ
ボンカセット52を装置し、前記キャリッジ50をプラテン
53と平行に往復走行させながら記録ヘッド51を選択的に
発熱させ、溶融したインクを記録シート54に転写記録
し、一行分の記録が終了すると搬送ローラ55及びピンチ
ローラ56によって記録シート54を一行分搬送して次行以
下の記録を行うものである。
ル型の記録装置が採用されている。この記録方式は例え
ば熱転写記録の場合にあっては第8図(a),(b)に
示すように、キャリッジ50に記録ヘッド51及びインクリ
ボンカセット52を装置し、前記キャリッジ50をプラテン
53と平行に往復走行させながら記録ヘッド51を選択的に
発熱させ、溶融したインクを記録シート54に転写記録
し、一行分の記録が終了すると搬送ローラ55及びピンチ
ローラ56によって記録シート54を一行分搬送して次行以
下の記録を行うものである。
前記記録方式は小型化が容易であることからポータブ
ル機器に広く使用されている。
ル機器に広く使用されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら前記シリアル型の記録方式にあっては、
記録に際してキャリッジ50が往復走行し得るようにキャ
リッジ50の走行領域を空間部として確保しておかなけれ
ばならない。そのため一定の容積、重量、及び放熱スペ
ースを必要とする電源部57を前記走行領域に配置するこ
とができず、前記電源部57は第8図(a)に示すように
記録装置の後部領域に配置し、或いは第8図(b)に示
すように底部領域に配置しなければならなかった。その
ため装置の奥行き寸法、或いは高さ寸法がその分大きく
ならざるを得ず、装置の小型化を図る上でキャリッジ走
行領域空間の有効利用が課題となっていた。
記録に際してキャリッジ50が往復走行し得るようにキャ
リッジ50の走行領域を空間部として確保しておかなけれ
ばならない。そのため一定の容積、重量、及び放熱スペ
ースを必要とする電源部57を前記走行領域に配置するこ
とができず、前記電源部57は第8図(a)に示すように
記録装置の後部領域に配置し、或いは第8図(b)に示
すように底部領域に配置しなければならなかった。その
ため装置の奥行き寸法、或いは高さ寸法がその分大きく
ならざるを得ず、装置の小型化を図る上でキャリッジ走
行領域空間の有効利用が課題となっていた。
また、インクジェット記録装置では、インクジェット
記録ヘッドのインク吐出口から吐出されたインクの微細
なミストがキャリッジ走行領域内に浮遊しやすく、これ
が電源部に付着すると電気的短絡等の故障の原因となり
得ることから、これを装置全体の小型化を図りつつ未然
に防止することも課題となっていた。
記録ヘッドのインク吐出口から吐出されたインクの微細
なミストがキャリッジ走行領域内に浮遊しやすく、これ
が電源部に付着すると電気的短絡等の故障の原因となり
得ることから、これを装置全体の小型化を図りつつ未然
に防止することも課題となっていた。
本発明の目的は、従来の前記課題を解決し、前記走行
領域空間の有効利用を可能とし、インクジェット記録装
置の小型化を図りつつもインクミストから生じ得る電源
部の故障の未然に防止し得るインクジェット記録装置を
提供することにある。
領域空間の有効利用を可能とし、インクジェット記録装
置の小型化を図りつつもインクミストから生じ得る電源
部の故障の未然に防止し得るインクジェット記録装置を
提供することにある。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決する本発明に係る代表的な構成は、シ
ャーシ部材に配置された電源と、該電源を収納する空間
と、を有するインクジェット記録装置であって、前記空
間は、非記録特には使用されない空間であるとともに記
録的には使用される空間であり、更に、前記空間は、前
記シャーシ部材に対して変位する他の部材内に配される
ことで、非記録時には前記電源が存在するとともに、記
録時には当該空間から前記電源を退避させる位置へ変位
することを特徴とする。
ャーシ部材に配置された電源と、該電源を収納する空間
と、を有するインクジェット記録装置であって、前記空
間は、非記録特には使用されない空間であるとともに記
録的には使用される空間であり、更に、前記空間は、前
記シャーシ部材に対して変位する他の部材内に配される
ことで、非記録時には前記電源が存在するとともに、記
録時には当該空間から前記電源を退避させる位置へ変位
することを特徴とする。
<作用> 前記構成にあっては、非記録時に空間に収納された電
源は記録時には前記空間から退避するため、該空間に例
えばキャリッジを走行させることが可能であり、装置内
の空間を有効利用することが可能となる。
源は記録時には前記空間から退避するため、該空間に例
えばキャリッジを走行させることが可能であり、装置内
の空間を有効利用することが可能となる。
また、前記電源は非記録時はキャリッジ移動空間から
退避するために、該インクジェット記録装置において、
キャリッジ移動空間に浮遊し易いに微細なミストが電源
に付着することも防止されることになる。
退避するために、該インクジェット記録装置において、
キャリッジ移動空間に浮遊し易いに微細なミストが電源
に付着することも防止されることになる。
<実施例> 〔参考例〕 ここでは、本発明に係るインクジェット記録装置につ
いて説明する前に、まず本発明に係る構成をシリアル型
の熱転写記録に適用した参考例を説明する。
いて説明する前に、まず本発明に係る構成をシリアル型
の熱転写記録に適用した参考例を説明する。
第1図は参考例に係る記録装置の斜視説明図であり、
第2図は前記記録装置を用いたポータブルワードプロセ
ッサの全体説明図である。
第2図は前記記録装置を用いたポータブルワードプロセ
ッサの全体説明図である。
(全体構成) 先ず装置の全体構成について説明すると、この装置は
第2図に示すように、情報を入力するためのキーボード
Aと、前記入力情報を表示するためのディスプレイB
と、更には前記入力情報を記録シートに記録するための
記録装置Cとから構成されている。
第2図に示すように、情報を入力するためのキーボード
Aと、前記入力情報を表示するためのディスプレイB
と、更には前記入力情報を記録シートに記録するための
記録装置Cとから構成されている。
この装置は把手Dを持って持ち運び可能であり、文字
情報等を入力する場合にはキーボードAのカバーを兼ね
るディスプレイBを第2図の一点鎖線に示すように起立
させ、キーボードAを打鍵するとその入力情報がディス
プレイBに表示される。この情報を出力するためには記
録装置Cのカバーを開けて記録シートをセットし、記録
開始キーを押すと記録装置Cが駆動して前記情報を記録
シートに記録するものである。
情報等を入力する場合にはキーボードAのカバーを兼ね
るディスプレイBを第2図の一点鎖線に示すように起立
させ、キーボードAを打鍵するとその入力情報がディス
プレイBに表示される。この情報を出力するためには記
録装置Cのカバーを開けて記録シートをセットし、記録
開始キーを押すと記録装置Cが駆動して前記情報を記録
シートに記録するものである。
前記記録装置Cは第1図に示す如くキャリッジ1にイ
ンクリボンカセット2が装填されると共に、記録手段と
なる記録ヘッド3が搭載され、キャリッジ1が矢印a方
向に走行する際に、前記記録ヘッド3が発熱して記録シ
ート4にインクを転写記録する如く構成している。前記
の如くして一行記録が終了すると、シート搬送手段5が
駆動して記録シート4を矢印b方向に一行分搬送し、次
行以下の記録を同様にして実行するものである。
ンクリボンカセット2が装填されると共に、記録手段と
なる記録ヘッド3が搭載され、キャリッジ1が矢印a方
向に走行する際に、前記記録ヘッド3が発熱して記録シ
ート4にインクを転写記録する如く構成している。前記
の如くして一行記録が終了すると、シート搬送手段5が
駆動して記録シート4を矢印b方向に一行分搬送し、次
行以下の記録を同様にして実行するものである。
尚、前記記録装置Cは記録基体6に取り付けられ、該
基体6が移動手段7により装置本体のシャーシ8に対し
て矢印c方向、即ち上方へ移動可能に構成されている。
これによってキャリッジ1の走行経路9はシャーシ8上
に配置された電源部10から退避し得るように構成されて
いる。
基体6が移動手段7により装置本体のシャーシ8に対し
て矢印c方向、即ち上方へ移動可能に構成されている。
これによってキャリッジ1の走行経路9はシャーシ8上
に配置された電源部10から退避し得るように構成されて
いる。
次に前記記録装置Cの各部の構成について具体的に説
明する。
明する。
(キャリッジ) キャリッジ1は走行経路9を構成するガイド軸9aにス
ライド可能に取り付けられ、このガイド軸9aの両端が記
録基体8に固定されている。また前記記録基体8にはキ
ャリッジモーター11と連結した図示しない駆動プーリと
従動プーリが取り付けられ、このプーリ間に張設された
タイミングベルト12がキャリッジ1に接続されている。
これにより前記キャリッジモーター11が正逆回転する
と、前記キャリッジ1がガイド軸9aに沿って往復走行す
るものである。
ライド可能に取り付けられ、このガイド軸9aの両端が記
録基体8に固定されている。また前記記録基体8にはキ
ャリッジモーター11と連結した図示しない駆動プーリと
従動プーリが取り付けられ、このプーリ間に張設された
タイミングベルト12がキャリッジ1に接続されている。
これにより前記キャリッジモーター11が正逆回転する
と、前記キャリッジ1がガイド軸9aに沿って往復走行す
るものである。
また前記キャリッジ1の所定位置にはインクリボンカ
セット12の巻取コアに嵌合し、キャリッジ1の矢印a方
向への走行に伴って回転してインクリボンを前記巻取コ
アに巻き取るための巻取軸13が設けられている。
セット12の巻取コアに嵌合し、キャリッジ1の矢印a方
向への走行に伴って回転してインクリボンを前記巻取コ
アに巻き取るための巻取軸13が設けられている。
(インクリボンカセット) インクリボンカセット2は容器2a内に供給コア2b及び
巻取コア2cが夫々回動可能に収容されており、前記供給
コア2bにインクリボン2dが巻き付けられている。このイ
ンクリボン2dは供給コア2bからガイドコロ2e1を経て容
器2aに形成された凹部2fで一旦露出し、ガイドコロ2e2
でガイドされて巻取コア2cに巻き付けられている。
巻取コア2cが夫々回動可能に収容されており、前記供給
コア2bにインクリボン2dが巻き付けられている。このイ
ンクリボン2dは供給コア2bからガイドコロ2e1を経て容
器2aに形成された凹部2fで一旦露出し、ガイドコロ2e2
でガイドされて巻取コア2cに巻き付けられている。
前記インクリボン2dは長尺状フィルムに熱転写性(熱
溶融性、熱軟化性、熱昇華性等)インクを塗布したもの
である。
溶融性、熱軟化性、熱昇華性等)インクを塗布したもの
である。
また前記カセット容器2aの所定位置には第1図に示す
ように係止溝2gが形成され、前記キャリッジ1に突設さ
れた係止突起1aと係合することによりインクリボンカセ
ット2がキャリッジ1上に装填可能になっている。
ように係止溝2gが形成され、前記キャリッジ1に突設さ
れた係止突起1aと係合することによりインクリボンカセ
ット2がキャリッジ1上に装填可能になっている。
尚、前記カセット2をキャリッジ1に装填したときに
巻取軸13が巻取コア2cに嵌合し、巻取軸13が回転によっ
て巻取コア2cが回転するものである。
巻取軸13が巻取コア2cに嵌合し、巻取軸13が回転によっ
て巻取コア2cが回転するものである。
(記録手段) 記録手段3は本参考例では熱記録ヘッドで構成してお
り、ヘッド基板上に通電により発熱する複数の発熱素子
3aを一例に配列してなる。この記録ヘッド3は第1図に
示すようにキャリッジ1に搭載され、このキャリッジ1
にインクリボンカセット2を装填したときの容器凹部2f
に位置する如く構成されている。
り、ヘッド基板上に通電により発熱する複数の発熱素子
3aを一例に配列してなる。この記録ヘッド3は第1図に
示すようにキャリッジ1に搭載され、このキャリッジ1
にインクリボンカセット2を装填したときの容器凹部2f
に位置する如く構成されている。
また前記記録ヘッド3は図示しないソレノイド等の付
勢手段により矢印d方向へアップダウンする如く構成さ
れ、ヘッドダウンすると裏面をプラテン14で支持された
記録シート4にインクリボン2dのインク塗布面を圧接
し、ヘッドアップすると前記インクリボン2dを記録シー
ト4から離隔する如く構成している。
勢手段により矢印d方向へアップダウンする如く構成さ
れ、ヘッドダウンすると裏面をプラテン14で支持された
記録シート4にインクリボン2dのインク塗布面を圧接
し、ヘッドアップすると前記インクリボン2dを記録シー
ト4から離隔する如く構成している。
従って、前記記録ヘッド3をヘッドダウンした状態で
前記キャリッジ1を矢印a方向へ走行し、その走行と同
期して記録ヘッド3を選択的に発熱させると、その熱に
より溶融したインクが記録シート4に転写記録されるも
のである。
前記キャリッジ1を矢印a方向へ走行し、その走行と同
期して記録ヘッド3を選択的に発熱させると、その熱に
より溶融したインクが記録シート4に転写記録されるも
のである。
尚、前記記録に際して供給コア2bから繰り出されたイ
ンクリボン2dは巻取軸13の回転により巻取コア2cに巻き
取られる。
ンクリボン2dは巻取軸13の回転により巻取コア2cに巻き
取られる。
(シート搬送手段) 前記の如くして一行記録が終了すると、記録ヘッド3
はヘッドアップし、キャリッジ1がホームポジションに
戻り、記録シート4が第1図の矢印b方向へ一行分搬送
される。
はヘッドアップし、キャリッジ1がホームポジションに
戻り、記録シート4が第1図の矢印b方向へ一行分搬送
される。
前記記録シート4を搬送する搬送手段5は搬送ローラ
5aと、これに圧接するピンチローラ5bとからなり、前記
搬送ローラ5aに駆動伝達ギヤ列5cを介して搬送モーター
5dを連結してなる。
5aと、これに圧接するピンチローラ5bとからなり、前記
搬送ローラ5aに駆動伝達ギヤ列5cを介して搬送モーター
5dを連結してなる。
従って、前記搬送モーター5dを駆動すると搬送ローラ
5aが回転し、ピンチローラ5bとの協働作用によって記録
シート4が搬送ローラ5aの周面に沿い、且つプラテン14
とインクリボン2dとの間を通って第1図の矢印b方向へ
搬送されるものである。
5aが回転し、ピンチローラ5bとの協働作用によって記録
シート4が搬送ローラ5aの周面に沿い、且つプラテン14
とインクリボン2dとの間を通って第1図の矢印b方向へ
搬送されるものである。
(キャリッジ走行経路の移動手段) 前記記録装置Cの基体6は装置本体のシャーシ8に対
して上方へスライド可能に構成されている。
して上方へスライド可能に構成されている。
具体的には第1図に示すように、記録基体6の両端に
夫々長孔7a及び軸孔7bが形成され、シャーシ8の両端に
も同様に長孔7c及び軸孔7dが夫々形成されている。そし
て前記長孔7aと軸孔7d間にはレバー7eの両端に突設した
ピン7e1及び7e2が枢着し、長孔7cと軸孔7c間にはレバー
7fの両端に突設したピン7f1及び7f2が枢着している。更
に前記レバー7e及び7fは中央部に於いてピン7gで枢着さ
れ、且つピン7aと7b間には引っ張りスプリング7hが取り
付けられている。即ち、前記レバー7e,7fは所謂パンタ
グラフと同様に機能する如く構成されている。
夫々長孔7a及び軸孔7bが形成され、シャーシ8の両端に
も同様に長孔7c及び軸孔7dが夫々形成されている。そし
て前記長孔7aと軸孔7d間にはレバー7eの両端に突設した
ピン7e1及び7e2が枢着し、長孔7cと軸孔7c間にはレバー
7fの両端に突設したピン7f1及び7f2が枢着している。更
に前記レバー7e及び7fは中央部に於いてピン7gで枢着さ
れ、且つピン7aと7b間には引っ張りスプリング7hが取り
付けられている。即ち、前記レバー7e,7fは所謂パンタ
グラフと同様に機能する如く構成されている。
従って、前記記録基体6はシャーシ8に対して上下に
スライド可能となり、記録基体6を下方に押圧すれば第
3図(a)に示すように記録基体6がシャーシ8位置ま
で下がり、前記押圧を解除すると引っ張りスプリング7h
の付勢力により第3図(b)に示すように記録基体6が
シャーシ8の上方へスライドしてその状態で保持され
る。これによりキャリッジ1がガイド軸9aに沿って走行
するための空間部、即ち走行領域9b(第1図参照)がシ
ャーシ8に対して移動するようになっている。
スライド可能となり、記録基体6を下方に押圧すれば第
3図(a)に示すように記録基体6がシャーシ8位置ま
で下がり、前記押圧を解除すると引っ張りスプリング7h
の付勢力により第3図(b)に示すように記録基体6が
シャーシ8の上方へスライドしてその状態で保持され
る。これによりキャリッジ1がガイド軸9aに沿って走行
するための空間部、即ち走行領域9b(第1図参照)がシ
ャーシ8に対して移動するようになっている。
また前記シャーシ8にはこの装置を駆動するための電
源部10が取り付けられている。この電源部10は第2図に
示すように、前記記録基体6を下方に押し下げたときの
キャリッジ走行領域9bに配置されている。従って、第2
図の状態にあってはキャリッジ走行領域9bに電源部10が
存在するためにキャリッジ1を走行させることは出来な
いが、第1図に示すように記録基体6を上方へスライド
すると前記キャリッジ走行領域9bは電源部10から退避す
るようになり、キャリッジ1をガイド軸9aに沿って走行
させることが可能となるものである。
源部10が取り付けられている。この電源部10は第2図に
示すように、前記記録基体6を下方に押し下げたときの
キャリッジ走行領域9bに配置されている。従って、第2
図の状態にあってはキャリッジ走行領域9bに電源部10が
存在するためにキャリッジ1を走行させることは出来な
いが、第1図に示すように記録基体6を上方へスライド
すると前記キャリッジ走行領域9bは電源部10から退避す
るようになり、キャリッジ1をガイド軸9aに沿って走行
させることが可能となるものである。
尚、第2図に示すように前記記録装置Cが配置されて
いる装置本体部分には開閉可能な記録カバー15が取り付
けられ、非記録時には記録基体6を下方に押し下げると
共に、記録カバー15に形成された係止フック15aを装置
本体の係止凹部16に係止することにより記録カバー15を
閉じることにより、記録基体6を下方へ押し下げた状態
で保持するものである。
いる装置本体部分には開閉可能な記録カバー15が取り付
けられ、非記録時には記録基体6を下方に押し下げると
共に、記録カバー15に形成された係止フック15aを装置
本体の係止凹部16に係止することにより記録カバー15を
閉じることにより、記録基体6を下方へ押し下げた状態
で保持するものである。
前記構成の記録装置Cにあっては、記録時には記録カ
バー15を開けると、引っ張りスプリング7hの付勢力によ
り記録基体6が上方へスライドし、キャリッジ1をガイ
ド軸9aに沿って走行させることで記録が可能となる。ま
た非記録時にはキャリッジ1をホームポジション(第1
図の左端)に位置させ、記録基体6を押し下げると共に
記録カバー15を閉じることにより記録装置Cが装置本体
内に収容されることとなる。
バー15を開けると、引っ張りスプリング7hの付勢力によ
り記録基体6が上方へスライドし、キャリッジ1をガイ
ド軸9aに沿って走行させることで記録が可能となる。ま
た非記録時にはキャリッジ1をホームポジション(第1
図の左端)に位置させ、記録基体6を押し下げると共に
記録カバー15を閉じることにより記録装置Cが装置本体
内に収容されることとなる。
前記記録装置Cを装置本体内に収容したとき、キャリ
ッジ1の走行領域9bに電源部10が存在するようになり、
前記領域9bが有効利用される。このため前記電源部10を
配置するための特別なスペースが不要となり、装置全体
を小型化することが可能となるものである。
ッジ1の走行領域9bに電源部10が存在するようになり、
前記領域9bが有効利用される。このため前記電源部10を
配置するための特別なスペースが不要となり、装置全体
を小型化することが可能となるものである。
尚、この参考例にあってはレバー7e,7f及び引っ張り
スプリング7hによって記録基体6を上方へスライドさせ
るようにしたが、これは例えば開閉カバー15の開閉に伴
って回動するギヤを設け、該ギヤと連結したカムを回動
させることによって前記記録基体6を上方へスライドさ
せるようにしても良い。
スプリング7hによって記録基体6を上方へスライドさせ
るようにしたが、これは例えば開閉カバー15の開閉に伴
って回動するギヤを設け、該ギヤと連結したカムを回動
させることによって前記記録基体6を上方へスライドさ
せるようにしても良い。
尚、前述した例では熱転写記録装置を例示したが、イ
ンクリボンカセット2の代わりにインクジェット用のカ
セットを搭載し、インクジェット記録ヘッドから記録シ
ート4にインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置であっても同様に適用することができ、インクジ
ェットに適用した場合には更にインクミストから電源部
を保護することが可能となり、前述した課題を解決する
ことができる。
ンクリボンカセット2の代わりにインクジェット用のカ
セットを搭載し、インクジェット記録ヘッドから記録シ
ート4にインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置であっても同様に適用することができ、インクジ
ェットに適用した場合には更にインクミストから電源部
を保護することが可能となり、前述した課題を解決する
ことができる。
次に本発明の第一実施例としてインクジェット記録ヘ
ッドからインクを吐出して記録シート4に記録を行うイ
ンクジェット記録方式を例示して、記録基体6を前後に
スライドさせることにより装置本体に対してキャリッジ
1の走行経路を移動させる実施例について第4図乃至第
6図を用いて説明する。
ッドからインクを吐出して記録シート4に記録を行うイ
ンクジェット記録方式を例示して、記録基体6を前後に
スライドさせることにより装置本体に対してキャリッジ
1の走行経路を移動させる実施例について第4図乃至第
6図を用いて説明する。
尚、参考例と同一機能を有する部分は同一符号を付す
ことにより説明を省略する。
ことにより説明を省略する。
第4図に示す如く記録基体6には参考例と同様にガイ
ド軸9aにスライド可能に取り付けられたキャリッジ1、
記録ヘッド3、搬送手段5等が取り付けられており、こ
の記録基体1は第5図に示すように装置本体17に取り付
けられたスライド軸18に沿って矢印e1,e2方向へスライ
ド可能に取り付けられている。また前記記録基体6を第
5図の矢印e1方向へスライドしたときのキャリッジ走行
領域であって、装置本体17側には第4図に示す如く電源
部10が配置されている。
ド軸9aにスライド可能に取り付けられたキャリッジ1、
記録ヘッド3、搬送手段5等が取り付けられており、こ
の記録基体1は第5図に示すように装置本体17に取り付
けられたスライド軸18に沿って矢印e1,e2方向へスライ
ド可能に取り付けられている。また前記記録基体6を第
5図の矢印e1方向へスライドしたときのキャリッジ走行
領域であって、装置本体17側には第4図に示す如く電源
部10が配置されている。
従って、非記録時には記録基体6を第5図の矢印e1方
向へスライドさせると、キャリッジ走行領域に電源部10
が存在するようになり、第6図(a)に示す如く装置全
体がコンパクトになる。尚、この状態に於いては記録基
体6は図示しないフック機構により装置本体17に係止
し、装置を持ち運びし得る如く構成されている。
向へスライドさせると、キャリッジ走行領域に電源部10
が存在するようになり、第6図(a)に示す如く装置全
体がコンパクトになる。尚、この状態に於いては記録基
体6は図示しないフック機構により装置本体17に係止
し、装置を持ち運びし得る如く構成されている。
また記録時には記録基体6を第4図の矢印e2方向平ス
ライドさせると第6図(b)に示す如くキャリッジ走行
領域が電源部10から退避し、キャリッジ1がガイド軸9a
に沿って走行可能となり、記録を行うことが出来る。
ライドさせると第6図(b)に示す如くキャリッジ走行
領域が電源部10から退避し、キャリッジ1がガイド軸9a
に沿って走行可能となり、記録を行うことが出来る。
前記の如く構成してもキャリッジ1の走行領域を有効
利用することが出来、装置を小型化することが出来るも
のである。
利用することが出来、装置を小型化することが出来るも
のである。
次に第二実施例として第7図(a),(b)に記録基
体6を装置本体17に対して回動可能にすることによっ
て、キャリッジ走行経路を装置本体に対して移動可能に
した例を示す。
体6を装置本体17に対して回動可能にすることによっ
て、キャリッジ走行経路を装置本体に対して移動可能に
した例を示す。
これはキャリッジ1や搬送手段5棟を取り付けた記録
基体6を装置本体17に対して回動軸19によって回動可能
に取り付けられ、第7図(a)に示すように記録基体6
を倒した状態にあっては装置本体17に設けた電源部10が
キャリッジ走行領域に位置し、第7図(b)に示すよう
に記録基体6と起立させた状態にあってはキャリッジ走
行領域が前記電源部6から退避する如く構成している。
基体6を装置本体17に対して回動軸19によって回動可能
に取り付けられ、第7図(a)に示すように記録基体6
を倒した状態にあっては装置本体17に設けた電源部10が
キャリッジ走行領域に位置し、第7図(b)に示すよう
に記録基体6と起立させた状態にあってはキャリッジ走
行領域が前記電源部6から退避する如く構成している。
前記の如く構成した場合でも、記録時には第7図
(a)に示す如く記録基体6を起立させ、非記録時には
キャリッジ1をホームポジションに位置させると共に記
録基体6を倒し、図示しないフック機構によって記録基
体6と装置本体17とを係止することによりキャリッジ1
の走行領域を有効に利用することが出来、装置を小型化
することが出来るものである。
(a)に示す如く記録基体6を起立させ、非記録時には
キャリッジ1をホームポジションに位置させると共に記
録基体6を倒し、図示しないフック機構によって記録基
体6と装置本体17とを係止することによりキャリッジ1
の走行領域を有効に利用することが出来、装置を小型化
することが出来るものである。
更に前記構成の記録装置Cはワードプロセッサばかり
でなく、例えば電子タイプライター、ファクシミリ装
置、複写装置、或いはプリンタが含まれることは当然で
ある。
でなく、例えば電子タイプライター、ファクシミリ装
置、複写装置、或いはプリンタが含まれることは当然で
ある。
<発明の効果> 本発明は前述のように構成したため、非記録時に空間
に収容された電源は記録時には前記空間から退避するた
め、該空間に例えばキャリッジを走行させることが可能
であり、装置内の空間を有効利用することが可能とな
る。
に収容された電源は記録時には前記空間から退避するた
め、該空間に例えばキャリッジを走行させることが可能
であり、装置内の空間を有効利用することが可能とな
る。
また、前記電源は非記録時はキャリッジ移動空間から
退避するために、該インクジェット記録装置において、
キャリッジ移動空間に浮遊し易いに微細なミストが電源
に付着することも防止することができるものである。
退避するために、該インクジェット記録装置において、
キャリッジ移動空間に浮遊し易いに微細なミストが電源
に付着することも防止することができるものである。
第1図は本発明の参考例に係るシリアル型熱転写記録装
置の斜視説明図、第2図は前記記録装置を用いたポータ
ブルワードプロセッサの斜視説明図、第3図(a),
(b)は装置本体に対して記録基体を上下させた場合の
説明図、第4図乃至第6図は第一実施例の説明図、第7
図は第二実施例の説明図、第8図(a),(b)は従来
技術の説明図である。 Aはキーボード、Bはディスプレイ、Cは記録装置、D
は把手、1はキャリッジ、2はカセット、2aは容器、2b
は供給コア、2cは巻取コア、2dはインクリボン、2e1,2e
2はガイドコロ、2fは凹部、2gは係止溝、3は記録ヘッ
ド、4は記録シート、5はシート搬送手段、6は記録基
体、7は移動手段、7a,7cは長孔、7b,7dは軸孔、7e,7f
はレバー、7e1,7e2,7f1,7f2,7gは軸、7hは引っ張りスプ
リング、8はシャーシ、9は移動経路、9aはガイド軸、
9bは走行領域、10は電源部、11はキャリッジモーター、
12はタイミングベルト、13は巻取軸、14はプラテン、15
は記録カバー、15aは係止フック、16は係止凹部、17は
装置本体、18はスライド軸、19は回動軸である。
置の斜視説明図、第2図は前記記録装置を用いたポータ
ブルワードプロセッサの斜視説明図、第3図(a),
(b)は装置本体に対して記録基体を上下させた場合の
説明図、第4図乃至第6図は第一実施例の説明図、第7
図は第二実施例の説明図、第8図(a),(b)は従来
技術の説明図である。 Aはキーボード、Bはディスプレイ、Cは記録装置、D
は把手、1はキャリッジ、2はカセット、2aは容器、2b
は供給コア、2cは巻取コア、2dはインクリボン、2e1,2e
2はガイドコロ、2fは凹部、2gは係止溝、3は記録ヘッ
ド、4は記録シート、5はシート搬送手段、6は記録基
体、7は移動手段、7a,7cは長孔、7b,7dは軸孔、7e,7f
はレバー、7e1,7e2,7f1,7f2,7gは軸、7hは引っ張りスプ
リング、8はシャーシ、9は移動経路、9aはガイド軸、
9bは走行領域、10は電源部、11はキャリッジモーター、
12はタイミングベルト、13は巻取軸、14はプラテン、15
は記録カバー、15aは係止フック、16は係止凹部、17は
装置本体、18はスライド軸、19は回動軸である。
Claims (2)
- 【請求項1】シャーシ部材に配置された電源と、該電源
を収納する空間と、を有するインクジェット記録装置で
あって、 前記空間は、非記録特には使用されない空間であるとと
もに記録時には使用される空間であり、 更に、前記空間は、前記シャーシ部材に対して変位する
他の部材内に配されることで、非記録時には前記電源が
存在するとともに、記録時には当該空間から前記電源を
退避させる位置へ変位することを特徴とするインクジェ
ット記録装置。 - 【請求項2】前記空間は、インクジェット記録ヘッドを
所定範囲内でシリアル移動させるためのキャリッジの走
行領域であることを特徴とする請求項1に記載のインク
ジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287531A JP2916177B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287531A JP2916177B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03147872A JPH03147872A (ja) | 1991-06-24 |
JP2916177B2 true JP2916177B2 (ja) | 1999-07-05 |
Family
ID=17718546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1287531A Expired - Fee Related JP2916177B2 (ja) | 1989-11-06 | 1989-11-06 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2916177B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6135981A (ja) * | 1984-07-28 | 1986-02-20 | Kawaguchiko Seimitsu Kk | 電子タイプライタ |
JPS61119789A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-06 | 日清紡績株式会社 | 霜降り調、絣調又は先染調綿編織物の製造方法 |
-
1989
- 1989-11-06 JP JP1287531A patent/JP2916177B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03147872A (ja) | 1991-06-24 |
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Legal Events
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