JPH0524328A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0524328A
JPH0524328A JP20221591A JP20221591A JPH0524328A JP H0524328 A JPH0524328 A JP H0524328A JP 20221591 A JP20221591 A JP 20221591A JP 20221591 A JP20221591 A JP 20221591A JP H0524328 A JPH0524328 A JP H0524328A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の小型化を実現する。 【構成】 キャリッジ3を記録方向へ移動させたとき
に、キャリッジ3に装填したカセット19がキャリッジ3
の移動方向と逆方向へ移動可能に構成する。 【効果】 キャリッジ3に対して大きなカセット19を装
填した場合でも、キャリッジ3の移動に対してカセット
19が相対的に逆方向へ移動するために、記録を行うため
にはキャリッジ3の移動領域を確保すれば足りる。この
ため装置の小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャリッジを移動させて
記録を行う記録装置に関し、更に詳しくはキャリッジの
移動スペースを小さくすることが可能な記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、情報処理の出力方法として種々の
記録方式が開発され、その中にシリアル型の熱転写記録
方式がある。この記録方式は図8(a)に示すように熱
溶融性インクリボンを収納したカセット50をキャリッジ
51に装填し、このキャリッジ51を矢印x方向へ移動させ
ながら記録ヘッド52でインクリボン53を選択的に加熱
し、溶融したインクを記録シート54に転写記録するもの
である。
【0003】前記熱転写記録装置は装置の小型化が容易
であると共に、普通紙に記録ができることから電子タイ
プライターやプリンタ等の記録方式として広く採用され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記シリアル熱転写記
録装置にあっては充分な記録を行うためにはインクリボ
ン53を長くする必要があり、これを収納するカセット50
が大きくなってしまう。そして記録に際しては前記カセ
ット50がキャリッジ51と共に移動するために記録シート
53の大きさに対してキャリッジ51の移動領域を図8
(a)のLの長さ分大きくとる必要があり、結果的に装
置を大きくしなければならなくなる。
【0005】近年では持ち運びを考慮した携帯性に優れ
た小型の記録装置が多く求められており、前記キャリッ
ジ51の移動領域の小スペース化はシリアル熱転写記録装
置に於ける解決すべき課題となっている。
【0006】尚、図8(b)に示すように装置側面に開
口部55を設け、キャリッジ51が右端に至るとキャリッジ
51の一部が前記開口部55から突出するようにしたものが
ある。このようにすると、キャリッジ51の移動スペース
は使用する記録シート54の幅と略同一で足りるようにな
って装置の小型化に対応できる。しかし、この構成にあ
っては不使用時に前記開口部54を蓋体で覆うようにして
いるため、使用時には前記蓋体を開ける必要があって操
作性が悪くなると共に、図8(b)に示すようにキャリ
ッジ51を突出させるだけの設置スペースが必要となる。
【0007】本発明は従来の前記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、大きなカセットを装填
した場合でもキャリッジの移動スペースが小さくてよい
小型化が可能な記録装置を提供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明に係る代表的な手段は、記録方向に移動可能な
キャリッジと、前記キャリッジに装填され、記録媒体を
収納したカセットと、前記キャリッジに搭載され、画信
号に応じて前記記録媒体にエネルギーを印加するための
記録ヘッドと、前記キャリッジの移動に対して前記カセ
ットを相対的に移動させるための相対移動手段とを設け
たことを特徴としてなる。
【0009】
【作用】前記手段にあっては、キャリッジが移動して記
録を行う際に、キャリッジの移動方向と逆方向にカセッ
トを相対的に移動させる。これによってキャリッジの移
動スペースが小さくなり、装置の小型化が図れる。
【0010】
【実施例】次に前記手段を適用した本発明に係る一実施
例を説明する。 〔第一実施例〕図1は第一実施例に係るシリアル熱転写
記録装置の分解説明図である。
【0011】図1に於いて1は装置本体であり、前板1
a、後板1b及び左右側板1cによって左右に長いケー
ス状に形成され、後板1bの内側に沿ってラック1dが
設けられている。また前記ラック1dと平行にガイド軸
2が取り付けてある。
【0012】また3はキャリッジであり、前記ガイド軸
2にスライド可能に取り付けられ、装置本体1内を左右
に移動可能に構成されている。この移動構成は左右側板
1cに回動自在に取り付けられたリードスクリュー4の
スクリュー溝4aにキャリッジ3のピン(図示せず)が
係合しており、前記リードスクリュー4を回動するとキ
ャリッジ3がガイド軸2にガイドされ往復移動する。
尚、前記リードスクリュー4の一端にはプーリ5aが取
り付けられ、このプーリ5aとモータプーリ5b間にタ
イミングベルト5cが張設され、プーリ5bを取り付け
たキャリッジモータ6を正逆駆動するとリードスクリュ
ー4が回動する。
【0013】キャリッジ3に上にはレバー軸7を中心に
ヘッドレバー8が回動可能に取り付けられ、該レバー8
の一端部に記録ヘッド9が取り付けられている。この記
録ヘッド9は通電によって発熱する微小発熱素子9aが
縦一列に複数個設けられており、画信号に応じて通電す
ることによって前記発熱素子9aを選択的に発熱させ、
後述するインクリボンを加熱する。尚、前記ヘッドレバ
ー8は図示しないバネによって図1の矢印a方向に常に
付勢され、該レバー8に形成された弾性アーム8aがソ
レノイド10のプランジャ10aに当接している。従って、
ソレノイド10のオン、オフによって記録ヘッド9がアッ
プダウンする。また前記ヘッドレバー8の他方側にはリ
リースアーム8bが突出形成されており、その先端部に
コロ11が取り付けられている。
【0014】キャリッジ3にはスライドギヤ12が取り付
けられ、このギヤ12がキャリッジ後部側面から一部突出
してラック1dと噛合し、キャリッジ3の移動によって
回転するように構成されている。更に前記スライドギヤ
12には駆動ギヤ12aが一体的に構成されており、この駆
動ギヤ12aがキャリッジ上面に突出している。またキャ
リッジ3の上面には2本のアリ突条3aがガイド軸2と
平行に突設されており、後述するスライド板13がスライ
ド可能に嵌合するようになっている。
【0015】スライド板13はキャリッジ3上をキャリッ
ジ移動方向と平行にスライドするものであり、下面には
2本のアリ溝13aが形成され、このアリ溝13aが前記ア
リ突条3aにスライド可能に嵌合することによってキャ
リッジ3上にスライドに取り付けられる。尚、このスラ
イド板13は左右方向の長さがキャリッジ3よりも長く構
成されている。
【0016】また前記スライド板13の後部所定位置には
ラック孔13bが形成され、このラック孔13bの内周面に
ラック13cが形成されている。そしてスライド板13をキ
ャリッジ3上に取り付けると、駆動ギヤ12aがラック孔
13bに入り込んでラック13cに噛合する。これにより、
キャリッジ3が移動して駆動ギヤ12aが回転すると、ス
ライド板13がキャリッジ3上をスライドする。
【0017】更に前記スライド板13にはコロ開口部13d
が形成されており、スライド板13をキャリッジ3上に取
り付けると、前記開口部13dからコロ11がスライド板13
上に突出する。更にスライド板13上の所定位置にはボス
13eが突設され、このボス13eにインクリボンの巻取ギ
ヤ14が回動自在に嵌合する。
【0018】前記ボス13eには切換レバー15が回動自在
に嵌入し、更に巻取ギヤ14が回動自在に嵌入する。この
切換レバー15は短手アーム15aと長手アーム15bとが
『く』字状に屈曲して形成され、屈曲部を中心に回動す
るようになっている。そして前記短手アーム15aの端部
にはリボン送りギヤ16が取り付けられており、このギヤ
16が巻取ギヤ14と噛合するように取り付けられている。
リボン送りギヤ16は後述するように記録ヘッド9がヘッ
ドダウンすると、装置本体1のラック1dと噛合し、キ
ャリッジ3の移動によって回転して巻取ギヤ14を回転さ
せる。一方、前記長手アーム15bには開口部13dから突
出したコロ11が当接し、このコロ11が取り付けられたヘ
ッドレバー8が回動すると切換レバー15が回動する。即
ち、切換レバー15は通常は図示しないバネにより図1の
矢印c方向へ付勢されていてリボン送りギヤ16とラック
1dとは離隔しているが、記録ヘッド9がヘッドダウン
してリリースアーム8bが矢印b方向に回転すると、コ
ロ11に押されて長手アーム15bが矢印d方向に回転し、
リボン送りギヤ16がラック1dと噛合する。
【0019】前記巻取ギヤ14には図示しないスリップク
ラッチを介して巻取スプール17が取り付けられている。
前記巻取ギヤ14から巻取スプール17に伝達される回転力
が一定以上になると前記スリップクラッチでスリップが
生じ、巻取ギヤ14と巻取スプール17とが異なった回転数
で回転する。これによってインクリボンが繰り出された
長さだけ巻き取るようになる。
【0020】前記巻取スプール17はスライドカバー18に
穿孔された開口18aからカバー上面に突出する。このス
ライドカバー18は図示しない係止部によってスライド板
13上に一定間隔(巻取ギヤ14やリボン送りギヤ16等が介
在しえる間隔)を隔てて取り付けられる。
【0021】また前記スライドカバー18の上面所定位置
には後述するカセット19の供給コアが嵌入し得る位置決
めボス18bが突設されており、更にはカバー後端略中央
にはカセット19を係止するための係止爪18cが突設され
ている。
【0022】カセット19は記録媒体であるインクリボン
20を収納するものであり、長尺のベースフィルム上に熱
溶融性、或いは熱昇華性インクを塗布したインクリボン
20を供給コア19aから開口部19bで一旦露出した後、巻
取コア19cに巻き取るように収納している。
【0023】このカセット19は供給コア19aをスライド
カバー18の位置決めボス18bに嵌入し、巻取コア19cを
スライドカバー18の開口18aから突出した巻取スプール
17に嵌入してスライドカバー18上に装填する。このとき
巻取コア19cの内周面に形成した爪19c1と、巻取スプー
ル17の外周面に形成した爪17aとが係止し、またカセッ
ト後側面に形成した固定突起19dに係止爪18cが係止し
てカセット19を固定する。そしてキャリッジ3が移動し
て巻取スプール17が回転すると、インクリボン20が巻取
コア19cに巻き取られる。尚、前記カセット19はスライ
ドカバー18と略同じ大きさに構成されており、キャリッ
ジ3に対して左右方向にはみ出している。
【0024】また図1に於いて装置本体1の前部には記
録ヘッド9と対向する位置には左右方向にプラテン21が
設けられていると共に、被記録媒体である記録シート22
を搬送するための搬送ローラ23が設けられている。この
搬送ローラ23は左右側板1cに回動自在に取り付けられ
たローラ軸23aに複数分割して取り付けられ、前記ロー
ラ軸23aには搬送モータ24が連結している。更に搬送ロ
ーラ23には図示しないピンチローラが圧接していると共
に、搬送ローラ23の周面に沿ってペーパーパン25が取り
付けられている。これにより、前記搬送モータ24を駆動
して搬送ローラ23を駆動回転すると、記録シート22がペ
ーパーパン25でガイドされてUターン搬送され、記録ヘ
ッド9とプラテン21の間を通って上方へ搬送されるよう
になっている。
【0025】次に前記の如く構成された記録装置によっ
て記録を行う場合の作用について図2乃至図4を参照し
て説明する。尚、図2は記録ヘッド9のアップダウンに
伴うリボン送りギヤ16とラック1dとの噛合関係を示す
説明図であり、図3はキャリッジ3を移動したときのキ
ャリッジ3に対するスライド板13のスライド状態の説明
図であり、図4はキャリッジ3とスライドカバー18上に
装填したカセット19との関係を示す説明図である。
【0026】先ず記録シート22を挿入口26から挿入し、
搬送モータ24を駆動して記録シート24をUターン搬送し
てプラテン21と記録ヘッド9の間にセットする。
【0027】次にソレノイド10をオンして記録ヘッド9
をヘッドダウンしてインクリボン20を記録シート22に圧
接する。このとき図2(a)に示すように記録ヘッド9
がヘッドアップしているときはリボン送りギヤ16がラッ
ク1dから離隔しているが、図2(b)に示すように記
録ヘッド9がヘッドダウンするとヘッドレバー8が矢印
b方向に回転してコロ11が長手アーム15bを押圧し、該
アーム15bが矢印d方向に回転してリボン送りギヤ16が
ラック1dに噛合する。
【0028】前記噛合状態でキャリッジモータ6を駆動
してキャリッジ3を左端のホームポジションから右側に
移動させると、図2(b)に示すようにリボン送りギヤ
16が矢印e方向に回転し、これと噛合した巻取ギヤ14が
矢印f方向に回転する。これによって供給コア19aから
繰り出されたインクリボン20が巻取コア19cに順次巻き
取られる。従って、前記ヘッドダウン状態で記録ヘッド
9を画信号に応じて発熱させ、インクリボン20のインク
を選択的に溶融させて記録シート22に転写することで記
録が行われる。
【0029】尚、後述するようにキャリッジ3が図2の
右側へ移動するとスライド板13は相対的に左側へ移動
し、コロ11と切換レバー15の長手アーム15bの当接位置
が変化するが、図2(c)に示すようにキャリッジ2が
右端まで移動してもコロ11が長手アーム15bから外れな
いように該アーム15bの長さを設定している。
【0030】前記キャリッジ3を左端から右方向へ移動
させたとき、カセット19がキャリッジ3に対して相対的
に左方向へ移動するが、次にその動作について説明す
る。先ずキャリッジ3が図3(a)に示すようにホーム
ポジションにあるときは、キャリッジ左端とスライド板
13の左端は一致している。このためスライド板13の右端
はキャリッジ3の右端よりも右側に突出している。
【0031】前記キャリッジ3に取り付けられたスライ
ドギヤ12は装置本体1のラック1dと噛合しており、キ
ャリッジ3がホームポジションから図3(b)に示すよ
うに右側に移動すると、これに伴ってスライドギヤ12及
びこれと一体的な駆動ギヤ12aが矢印g方向に回転す
る。すると前記駆動ギヤ12aとスライド板13のラック13
cとが噛合しているために、スライド板13は矢印h方
向、即ち左側へスライドして行く。そして図3(c)に
示すようにキャリッジ3が装置本体1の右端まで移動し
たときに、キャリッジ3の右端とスライド板13の右端と
が一致するように設定している。このキャリッジ3に対
するスライド板13の相対的な移動量はスライドギヤ12と
駆動ギヤ12aとのギヤ比で決定される。例えばキャリッ
ジ3の全移動量に対してスライド板13を2/5の長さだ
けスライドさせるのであれば、前記ギヤ比を2/5に設
定すれば良い。
【0032】前記スライド板13のスライドに伴い、スラ
イドカバー18上に装填されているカセット19も図4
(a)〜(c)に示すようにキャリッジ3が左から右に
移動するのに伴い、相対的に右から左へ移動する。尚、
図4に示すように前記移動に伴ってカセット19の開口部
19bに対して記録ヘッド9の位置が左から右へ移動する
が、このように移動しても記録ヘッド9が開口部19bか
ら外れないように、開口部19bの長さを充分にとってあ
る。
【0033】前記の如くキャリッジ3に対してカセット
19を相対的に移動可能にすることにより、大きなカセッ
ト19を装填してもキャリッジ3はこれよりも小さな寸法
でよく、且つ記録に際しては前記カセット19の寸法では
なくキャリッジ3の寸法に応じた移動領域があれば足り
ることになる。従って、装置を小型化出来ると共に、設
置スペースも小さくて足りるものである。
【0034】〔第二実施例〕次に第二実施例として反転
使用し得るカセットについて説明する。図5に示すカセ
ット27はインクリボン28を巻き付けたコア27aを供給側
及び巻取側を同一構成にし、その内周面に前述した巻取
スプール17の爪17aと係止する爪27bを設け、且つ位置
決めボス18bと前記爪27bとが干渉しない寸法に構成し
ている。更にインクリボン28が露出する開口部27cを左
右対称に長く構成している。そしてこのカセット27に収
納するインクリボン28は第一実施例のインクリボン20の
2倍の幅のものを収納している。
【0035】このようなカセット27を前述したスライド
カバー18上に装填することにより、インクリボン28を巻
取コア側に全て巻き取った後はカセット27を反転して装
填することにより、再び使用することが可能となる。従
って、1個のカセットによってより充分な記録を行うこ
とが可能となるものである。
【0036】〔第三実施例〕次に第三実施例として図6
に開口部に開閉可能な蓋体を設けたカセット29の例を示
す。尚、図6(a)は蓋体が閉じた状態の平面図及び側
面図であり、図6(b)は蓋体が開いた状態の平面図及
び側面図である。また前述した実施例と同一部分につい
ては同一符号を付している。
【0037】図6に於いて、カセット29の前部には開口
部29aが形成され、この開口部29aを覆うように蓋体29
bが取り付けられている。即ち、蓋体29bの両端には回
動アーム29cが形成され、このアーム29cがカセット29
の両側面に突設された軸29dに回動可能に取り付けられ
ている。更に前記アーム29cには回動突起29eが突設さ
れている。また前記蓋体29bは図示しない戻しバネによ
って常に閉じる方向に付勢されている。
【0038】前記構成のカセット29を前述したスライド
カバー18上に装填すると、図6(b)の側面図に示すよ
うに、スライドカバー18上に突設された押板18dが回動
突起29eを押し上げ、蓋体29bを開いてインクリボン20
を露出する。このようにカセットに開閉可能な蓋体を設
けることにより、極薄のインクリボンを収納したカセッ
トの取扱いを容易にすることが出来ると共に、非使用時
に開口部29aから粉塵等を入り込むのを防止してインク
リボン20を保護することが出来る。
【0039】〔第四実施例〕次に第4実施例として図7
に開口部に開閉可能な蓋体を設けた反転使用可能なカセ
ット30の例を示す。尚、図7(a)は蓋体が閉じた状態
の平面図及び側面図であり、図7(b)は蓋体が開いた
状態の側面図である。
【0040】このカセット30は第二実施例で示した反転
使用可能なカセットと基本的には同一構成であるが、カ
セット30の前部に形成された開口部30aを覆うように蓋
体30bが取り付けられている。即ち、蓋体30bの両端に
は回動アーム30cが形成され、このアーム30cがカセッ
ト30の両側面に突設された軸30dに回動可能に取り付け
られている。更にカセット30の両側面にはバネ掛け軸30
eが突設され、この軸30eに蓋体30bを常に閉じる方向
に付勢する戻しバネ30fの末端が交差して係止されてい
る。即ち、前記蓋体30bは常にインクリボン28を覆う位
置に保持されている。
【0041】前記構成のカセット30を前述したスライド
カバー18上に装填すると、図7(b)の側面図に示すよ
うに、スライドカバー18上に突設された押板18dがアー
ム30cを押し上げ、蓋体30bを開いてインクリボン28を
露出する。このようにカセットに開閉可能な蓋体を設け
ることにより、反転使用可能なカセット30のインクリボ
ン28を非使用時に保護することが出来、且つ開口部30a
から粉塵等が入り込むのを防止することが出来る。
【0042】尚、前述した第一実施例乃至第四実施例は
何れも熱転写記録方式を用いた例を示したが、本発明は
インパクトタイプの記録装置に於いて、インクリボンを
カセットに収納した例えばワイヤードット記録方式や、
記録媒体としてインク液をインクタンクに収納し、この
インクタンクをカセットに装填するインクジェット記録
方式等にも使用することが出来る。
【0043】
【発明の効果】本発明は前述したように、大きなカセッ
トを装填したとしてもこのカセットをキャリッジに対し
て相対的に移動させることにより、小さなキャリッジ移
動スペースで前記カセットを移動させて記録することが
可能となる。このため装置を小型化することが出来、し
かもカセットを充分に大きくして記録寿命を長くしてラ
ンニングコストを低下させることが出来る。
【0044】また前記カセットに開閉可能な蓋体を設け
ることにより、カセットの取扱いを容易にして記録媒体
を保護するとが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用した熱転写記録装置の
部品分解説明図である。
【図2】記録ヘッドのアップダウンに伴うリボン送りギ
ヤとラックとの噛合関係を示す説明図である。
【図3】キャリッジを移動したときのキャリッジに対す
るスライド板のスライド状態の説明図である。
【図4】キャリッジとスライドカバー上に装填したカセ
ットとの関係を示す説明図である。
【図5】反転使用可能なカセットの説明図である。
【図6】開閉可能な蓋体を設けたカセットの説明図であ
る。
【図7】開閉可能な蓋体を設けた反転使用可能なカセッ
トの説明図である。
【図8】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1…装置本体 1a…前板 1b…後板 1c…側板
1d…ラック 2…ガイド軸 3キャリッジ 3a…ア
リ突条 4…リードスクリュー 4a…スクリュー溝
5a,5bプーリ 5c…タイミングベルト 6…キャ
リッジモータ7…レバー軸 8…ヘッドレバー 8a…
弾性アーム 8b…リリースアーム9…記録ヘッド 9
a…発熱素子 10…ソレノイド 10a…プランジャ 11
…コロ 12…スライドギヤ 12a…駆動ギヤ 13…スラ
イド板 13a…アリ溝 13b…ラック孔 13c…ラック
13d…開口部 13e…ボス 14…巻取ギヤ 15…切換
レバー 15a…短手アーム 15b…長手アーム 16…リ
ボン送りギヤ 17…巻取スプール 17a…爪 18…スラ
イドカバー 18a…開口 18b…位置決めボス18c…係
止爪 18d…押板 19…カセット 19a…供給コア 19
b…開口部19c…巻取コア 19c1…爪 19d…固定突起
20…インクリボン 21…プラテン22…記録シート 23
…搬送ローラ 23a…ローラ軸 24…搬送モータ 25…
ペーパーパン 26…挿入口 27…カセット 27a…コア
27b…爪27c…開口部28…インクリボン 29…カセッ
ト 29a…開口部 29b…蓋体 29c…回動アーム 29
d…軸 29e…回動突起 30…カセット 30a…開口部
30b…蓋体30c…回動アーム 30d…軸 30e…バネ
掛け軸 30f…戻しバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録方向に移動可能なキャリッジと、 前記キャリッジに装填され、記録媒体を収納したカセッ
    トと、 前記キャリッジに搭載され、画信号に応じて前記記録媒
    体にエネルギーを印加するための記録ヘッドと、 前記キャリッジの移動に対して前記カセットを相対的に
    移動させるための相対移動手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記カセットに形成した前記記録ヘッド
    が移動するための開口部を覆う蓋体を開閉可能に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
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