JP2915250B2 - 無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体及びその製造方法 - Google Patents

無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体及びその製造方法

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JP2915250B2
JP2915250B2 JP5156412A JP15641293A JP2915250B2 JP 2915250 B2 JP2915250 B2 JP 2915250B2 JP 5156412 A JP5156412 A JP 5156412A JP 15641293 A JP15641293 A JP 15641293A JP 2915250 B2 JP2915250 B2 JP 2915250B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無架橋ポリエチレン系樹
脂発泡体とその製造方法に関するもので、更に詳しくは
オゾン層を全く破壊することがない発泡剤を使用して得
られる、切断、打抜き、切削加工できる緩衝性に優れた
厚肉の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体と、その製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来背景と問題点】無架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体、特に10mm以上の厚みを有する厚肉無架橋ポリエ
チレン系樹脂発泡体、の製造技術は従来から難しい技術
の一つとされている。その原因としてポリエチレン系樹
脂は、押出発泡に適した粘度領域での粘度の温度依存性
が著しく大きいために、押出発泡に適した粘度領域を示
す適正温度範囲がきわめて狭く、適正温度範囲に発泡性
樹脂組成物を調温するのが難しいためといわれている。
【0003】例えば、適正温度範囲を越えた温度では気
泡の形成成長に必要な樹脂の溶融張力を得ることができ
ず、発泡中の気泡膜が破れて連通化する結果発泡体が発
泡直後より急激に収縮して潰れてしまうし、この温度範
囲より低い温度では樹脂の部分的な結晶化が始まって、
この結晶化した樹脂が発泡体に混入する結果、発泡体中
に空洞が多数発生するため良好な発泡体が得られない。
【0004】更に、使用される発泡剤は樹脂に対する溶
解度、拡散速度、揮発時の分離・気化・膨張熱等の特性
が良質の発泡体を形成するのに好適なものでなければな
らない。例えば発泡剤の溶解度が充分でないと均一な気
泡構造の発泡体が得られず、その結果独立気泡で弾性回
復性に富む発泡体が得られない。また、発泡剤の拡散速
度が高すぎると押出直後に樹脂から発泡剤が多量に逸散
して発泡倍率が低下する上に、得られた発泡体は経時に
よる寸法安定性が悪く大きな収縮を生じてしまう。一旦
大きく収縮すると外部の空気が進入していくに時間がか
かるため収縮が長期間にわたり、その間に気泡膜が永久
収縮してしまうので経時による寸法回復がほとんど望め
ず、その結果、圧縮強度が弱く、圧縮永久歪が大きくな
るといった品質低下を招き、厚肉の押出発泡体の製造に
使用できる発泡剤は極く限られたものものになる。この
ような現象は、特に10mm以上の厚みを有する厚肉無
架橋ポリエチレン系樹脂発泡体特有のものである。
【0005】しかるに近年、フロンガスの使用が社会問
題として注目されるに及び、従来厚肉の押出発泡体の製
造上、多用されてきた1,2ージクロロテトラフルオロ
エタン、ジクロロジフロロメタン等の発泡剤がフロンガ
ス規制の対象となり、この代替技術の開発は困難をきわ
めている。
【0006】
【発明が解決する課題】このような現状に鑑み、フロン
ガス規制の目的であるオゾン層を破壊する指標であるオ
ゾン破壊係数がゼロである発泡剤を使用した、切断、打
抜き、切削加工できる緩衝性に優れた厚肉の無架橋ポリ
エチレン系樹脂発泡体とその製造方法を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、本
発明の発泡体及びその製造方法即ち、厚み10〜100
mm,密度0.092〜0.015の無架橋ポリエチレ
ン系樹脂発泡体であって、該発泡体の流れ方向の気泡径
が0.6〜1.00mm、幅方向の気泡径が0.6〜
1.00mm、厚み方向の気泡径が0.6〜1.25m
m、連続気泡率が30%以下、及び該発泡体に対し、
1,1,1,2ーテトラフルオロエタンを0.2〜4.
0重量%含有することを特徴とする無架橋ポリエチレン
系樹脂発泡体、及びポリエチレン系樹脂100重量部
に、低級脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフル
オロエタンから成る混合発泡剤5〜25重量部、該混合
発泡剤における低級脂肪族炭化水素と1,1,1,2ー
テトラフルオロエタンとの混合割合は60〜95モル%
と40〜5モル%であり、これに収縮抑制剤0.3〜
1.5重量部とを加えて加圧下において溶融混合し、金
型を通して低圧領域に押出すことを特徴とする上記無架
橋ポリエチレン系樹脂発泡体の製造方法、及びポリエチ
レン系樹脂100重量部に、低級脂肪族炭化水素と1,
1,1,2ーテトラフルオロエタンから成る混合発泡剤
5〜25重量部、該混合発泡剤における低級脂肪族炭化
水素と1,1,1,2ーテトラフルオロエタンとの混合
割合は60〜95モル%と40〜5モル%であり、これ
に収縮抑制剤としてステアリン酸モノグリセリド0.3
〜1.5重量部、潤滑剤としてリシノール酸モノグリセ
リドを0.1〜1重量部とを加えて加圧下において溶融
混合し、金型を通して低圧領域に押出すことを特徴とす
上記無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の製造方法、及
びポリエチレン系樹脂100重量部に、低級脂肪族炭化
水素と1,1,1,2ーテトラフルオロエタンから成る
混合発泡剤5〜25重量部、該混合発泡剤における低級
脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフルオロエタ
ンとの混合割合は60〜95モル%と40〜5モル%で
あり、これに収縮抑制剤としてステアリン酸モノグリセ
リド0.3〜1.5重量部、潤滑剤としてリシノール酸
モノグリセリド0.1〜1重量部とを加えて加圧下にお
いて溶融混合し、金型を通して低圧領域に押出して得た
無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体を、発泡直後から60
℃以下の温度で加温熟成することを特徴とする上記無架
橋ポリエチレン系樹脂発泡体の製造方法、を採用するこ
とによって容易に達成することができる。
【0008】本発明の内容を説明するにあたって、その
内容の理解を深める都合上、製造方法の特徴から先に説
明する。本発明の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体に使
用される発泡剤は低級脂肪族炭化水素を60〜95モル
%と、1,1,1,2ーテトラフルオロエタン(以後、
HFC134aと称する)40〜5モル%の混合割合で
構成されている発泡剤であることが必要である。発泡剤
として使用される低級脂肪族炭化水素とFー134a
は、共にオゾン層を破壊する指標であるオゾン破壊係数
がゼロである発泡剤であることから選ばれたものであ
る。
【0009】本発明に使用されるポリエチレン系樹脂と
は、エチレンの単独重合体、エチレンと他の単量体との
共重合体をいう。他の単量体とは、酢酸ビニル、プロピ
レン、スチレン、メタクリル酸メチル、アクリロニトリ
ル、塩化ビニル、ブテン、ブタジエン、ヘキセン、メチ
ルペンテン、オクテン等である。他の単量体成分は50重
量%以下で量で使用できる。エチレンの単独重合体は、
低密度ポリエチレンでも、高密度ポリエチレンでもよ
い。
【0010】更に、ポリエチレン系樹脂には、上述のエ
チレンの単独重合体又は共重合体に、他の熱可塑性樹脂
を混合した混合物を含有することができるが、この場
合、混合物中に含まれるエチレン含有量は50重量%以
上であるものが使用できる。ここでいう他の熱可塑性樹
脂とは、例えば、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド、ポリカーボネード、ポリアクリロニトリル、ア
クリロニトリル、ブタジエン、スチレン共重合体、天然
または合成ゴム等が挙げられる。
【0011】本発明の発泡剤として使用される低級脂肪
族炭化水素とは、例えば、プロパン、n−ブタン、i−
ブタン、n−ペンタン、i−ペンタン、ネオペンタン等
が挙げられる。これらの低級脂肪族炭化水素は1種また
は2種以上混合して60〜95モル%と、HFC134
aを40〜5モル%の割合とした発泡剤を使用する必要
がある。
【0012】この理由として、HFC134aの混合割
合が5モル%より少ない場合、気泡が微細な外観良好な
発泡体が得られないためである。また低級脂肪族炭化水
素を95モル%以上発泡剤として使用した場合、低級脂
肪族炭化水素の拡散速度が高いので押出直後に樹脂から
発泡剤が多量に逸散して発泡倍率が低下するのに加え
て、得られた発泡体は経時による寸法安定性が悪く大き
な収縮を生じてしまうので、これを防止するために、例
えば1.9重量部といった多量の収縮抑制剤が必要とな
る。多量の収縮抑制剤を無架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体、特に10mm以上の厚みを有する肉厚発泡体に使用
すると、圧縮強度、圧縮永久歪、反発弾性率、圧縮クリ
ープ等の強度物性が低下する問題、発泡体内部に残留す
る発泡剤が空気と置換しにくく熟成に長時間を要すると
いう問題を生じる。
【0013】HFC134aはポリエチレン系樹脂への
溶解性が低いため、HFC134aの混合割合が40モ
ル%より多くなると均一な気泡構造の発泡体が得られ
ず、特に10mm以上の厚みを有する肉厚発泡体におい
て、連続気泡率の高い発泡体しか得られず、その結果、
圧縮強度、圧縮永久歪、反発弾性率、圧縮クリープ等の
強度物性に優れた発泡体が得られないので好ましくな
い。
【0014】本発明では上記の発泡剤を、該ポリエチレ
ン系樹脂に対して5〜25重量部と収縮防止剤を0.3
〜1.5重量%とを加えて、加圧下において溶融混練
し、金型を通して低圧領域へ押出して発泡させることを
で、 厚み10〜100mm,密度0.092〜0.0
15の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体を得ることがで
きる。発泡剤を加える際、低級脂肪族炭化水素とHFC
134aとは上記の割合となるように予め混合した混合
発泡剤として使用しても良いが、低級脂肪族炭化水素と
HFC134aとを別々に加えても良い。
【0015】本発明で使用される発泡剤が該ポリエチレ
ン系樹脂に対して5重量部より少ないと、密度を0.0
92以下の発泡体が得られないばかりか、発泡時に樹脂
の温度を発泡に適正な温度範囲まで冷却できないので気
泡の形成成長に必要な樹脂の溶融張力を得ることができ
ず、発泡中の気泡膜が破れて連通化する結果、発泡体が
発泡直後より急激に収縮して潰れてたものとなってしま
う。また、発泡剤が該無架橋ポリエチレン系樹脂に対し
て25重量部より多いと、発泡剤が多すぎるために発泡
剤と該ポリエチレン系樹脂を分離し易くなり発泡体中に
空洞が多発したものとなってしまう。
【0016】本発明で使用される収縮抑制剤とはポリエ
チレン系樹脂において、特に収縮抑制効果が高い、ステ
アリン酸モノグリセリドが好適に使用される。この収縮
抑制剤は該無架橋ポリエチレン系樹脂に対して0.3重
量%より少ない量では充分な収縮抑制効果を発揮せず、
1.5重量%より多い量を使用すると圧縮強度、圧縮永
久歪、反発弾性率、圧縮クリープ等の強度物性の低下が
する問題、発泡体内部に残存する発泡剤が空気と置換し
にくく熟成に長時間を要するという問題を生じる。
【0017】本発明によって得られた無架橋ポリエチレ
ン系樹脂発泡体は、厚み10〜100mm,密度0.0
92〜0.015である必要がある。このような厚肉発
泡体は、例えば精密機器の損傷、破損を防止するための
緩衝包装材、救命胴衣や水泳補助具類の浮材、人体に加
わる衝撃を吸収するための運動マット、プロテクター等
の安全保護具等多くの用途がある。これらの用途を機能
的に満足するために、適切な圧縮強度、圧縮永久歪、反
発弾性率、圧縮クリープ等の強度物性が要求され、10
mm以上の厚み、0.092以下の密度が必要となる。
密度が0.015以下であるような高発泡倍率の発泡体
では、上記の強度物性が悪くなるので好ましくない。ま
た、無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の製造において、
厚みが厚くなるほど製造することが難しくなり、100
mmより厚いものは得ることが難しい。
【0018】上記の方法で得られた厚肉無架橋ポリエチ
レン系樹脂発泡体は、厚み10〜100mm,密度0.
092〜0.015の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体
であって、発泡体の製造においてオゾン層を破壊する指
標であるオゾン破壊係数がゼロである発泡剤を使用して
得られるHFC134aを0.2〜4.0重量%含有す
る環境に優しい発泡体として有用である。更に、該発泡
体の流れ方向の気泡径が0.6〜1.00mm、幅方向
の気泡径が0.6〜1.00mm、厚み方向の気泡径が
0.6〜1.25mm、連続気泡率が30%以下である
無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体は特に有用である。こ
れは、気泡径が流れ方向に0.6〜1.00mm、幅方
向に0.6〜1.00mm、厚み方向に0.6〜1.2
5mmと小さいため外観良好なものとなるからであり、
これらの発泡体の中でも流れ、幅、厚みの3方向の気泡
径が同じになるものは、正方形に切断して緩衝材として
使用する際に、圧縮強度、圧縮永久歪、反発弾性率、圧
縮クリープ等の強度物性が3方向に等しくなるので特に
好ましい。連続気泡率は30%より高くなると、上記の
強度物性が弱くなり、精密機器の損傷、破損を防止する
ための緩衝包装材として使用できなくなるので好ましく
なく、また、救命胴衣や水泳補助具類の浮材として使用
することもできない。
【0019】本発明では、更にリシノール酸モノグリセ
リドをポリエチレン系樹脂に対して0.1〜1重量部を
加えることで、収縮抑制剤の添加量を減らし、加圧下に
おいて溶融混練し、ダイスを通して低圧領域へ押出して
発泡させることで、圧縮強度、圧縮永久歪、反発弾性
率、圧縮クリープ等の強度物性を改良でき、加えて熟成
時間を短縮できることを見いだした。
【0020】これは本発明で発泡剤として使用するHF
C134aの混合割合が40〜5モル%の範囲内で多く
なると、HFC134aはポリエチレン系樹脂を透過す
る透過係数が小さいので無架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体の寸法収縮を抑制する効果が高くなる。そこで圧縮強
度、圧縮永久歪、反発弾性率、圧縮クリープ等の強度物
性の点から、HFC134aの配合量に見合う分だけ、
収縮抑制剤の添加量を減らそうとすると、HFC134
aはポリエチレン系樹脂を潤滑する効果が小さいので、
発泡時に形成成長に必要な樹脂の溶融張力を得られる温
度範囲の上限までしか下げることができなくなってしま
う場合があった。
【0021】このようにHFC134aの混合割合が多
くなることに見合う分だけ、収縮抑制剤の添加量を減ら
すと、ポリエチレン系樹脂を潤滑する効果が不足するが
場合があるので、この不足する潤滑効果をリシノール酸
モノグリセリドを該ポリエチレン系樹脂に対して0.1
〜1重量部、好ましくは0.2〜0.6重量部加えるこ
とで補うことができる。この結果、連続気泡率を更に下
げることができるので、圧縮強度、圧縮永久歪、反発弾
性率、圧縮クリープ等の強度物性を改良できる。このよ
うな無架橋ポリエチレン系樹脂を潤滑する効果を有する
ものとして、公知の種々の滑剤、ワックスが知られてい
るが、特にリシノール酸モノグリセリドを使用した場
合、肉厚無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の気泡を粗大
化させることなく好適に使用することができることを見
いだした。加える量が0.1重量部より少ないと、充分
な潤滑効果が得られず、1.0重量部を超えて添加する
と気泡粗化、圧縮強度、圧縮永久歪、反発弾性率、圧縮
クリープ等の物性悪化を生じるので好ましくない。
【0022】また、本発明では、気泡調整剤(タルク等
の無機化合物の微粉末、炭酸塩と有機酸との混合物
等)、顔料・染料のような着色剤、帯電防止剤、難燃剤
等を必要に応じて加えることができる。
【0023】本発明で得られる無架橋ポリエチレン系樹
脂発泡体を押出発泡直後より60℃以下の温度に加温熟
成することで、該発泡体が寸法収縮、変形を更に少なく
でき、気泡内への空気の進入を促進できるので熟成期間
を短縮できる効果が発揮できる。加温熟成温度は60℃
を越えると加温による寸法変形を起こし易く、外観を悪
化させるので好ましくない。加温熟成温度については6
0℃以下の温度範囲内で高いほど熟成期間を短縮でき
る。
【0024】
【実施例】以下に実施例と比較例とを挙げて、本発明を
具体的に説明する。また、試験、評価は以下の方法で実
施した。 (A)熟成日数 発泡約3分後の板状発泡体を長さに約30cmに切断し
熟成日数評価試料とした。この評価試料の厚み、巾、長
さ及び重量を測定して、体積及び重量を求め、基準体積
Vo及び基準重量Woとした。室温中で熟成させた時
の、経時による評価試料の厚み、巾、長さ及び重量を測
定し、測定試料の体積変化と重量変化が平衡に達するま
で測定を続け、平衡に達したときを熟成の完了とした。
よってそれまでに要した期間を熟成日数と定義し、以下
の尺度により評価した。 <熟成日数評価尺度> 熟成日数 25日未満 : 良(○) 25日以上35日未満: 可(△) 35日以上 :不可(×)
【0025】(B)寸法安定性 発泡約3分後の板状発泡体を長さに約30cmに切断
し、厚み、巾及び長さを測定して、体積Voを求め、評
価試料とした。評価試料の厚み、巾及び長さを測定して
体積変化を経時で追跡した。評価試料の体積変化が平衡
に達した時の体積Vnを求め、試料の寸法安定性を以下
の尺度により評価した。 <寸法安定性評価尺度> 寸法安定性 90以上 : 良(○) 80以上90未満: 可(△) 80未満 :不可(×)
【0026】(C)25%圧縮強度 熟成された後の発泡体を、厚みはそのままで巾及び長さ
を50mmの寸法に切断し、測定試料とした。この測定
試料をJISーK6767に準じて厚み方向の圧縮強度
を測定し、測定試料の厚みの25%まで圧縮した時の強
度を以下の尺度により評価した。 <25%圧縮強度(kg/cm2)評価尺度> 25%圧縮強度 0.7以上 : 良(○) 0.6以上0.7未満 : 可(△) 0.6未満 :不可(×)
【0027】(D)50%圧縮永久歪 熟成された後の発泡体を、厚みはそのままで巾及び長さ
を50mmの寸法に切断し、測定試料とした。この測定
試料をJISーK6767に準じて、厚み方向に初期の
厚み(T0)の50%に圧縮したまま22時間放置し
た。その後荷重を取り去り24時間圧縮歪を回復させ、
その後の試料の厚み(T1)を正確に測定して以下の尺
度により評価した。 <50%圧縮永久歪(%)評価尺度> 50%圧縮永久歪 15%未満 : 良
(○) 15%以上20%未満 : 可(△) 20%以上 :不可(×)
【0028】(E)気泡径 熟成された後の発泡体の中央部分を切断し、流れ方向、
巾方向及び厚み方向の気泡径をグリットライン法で求
め、以下の尺度により評価した。 <気泡径評価尺度>流れ方向の気泡径1.2mm以下、
かつ幅方向の気泡径1.2mm以下、かつ厚み方向の気
泡径1.5mm以下であるもの :良(○) 流れ方向の気泡径1.2mmより大きいもの、もしくは
幅方向の気泡径1.2mmより大きいもの、もしくは厚
み方向1.5mmより大きいもの :不可(×)
【0029】(F)連続気泡率 熟成された後の発泡体を、厚み、巾及び長さに各々25
mmに切断し測定試料とした。この測定試料をASTM
D−2856に準じた空気置換法により、測定試料に
占める連通化した気泡の容積割合を求め、連続気泡率を
計算し、以下の尺度により評価した。 <連続気泡率評価尺度> 連続気泡率 25%未満 : 良
(○) 25%以上30%未満 : 可(△) 30%以上 :不可(×)
【0030】(G)HFC134a残留ガス量 発泡体試料中に残留するHFC134aの量をガスクロ
マトグラフィーによって定量測定した。
【0031】(H)外観 熟成された後の発泡体の外観を、以下の尺度のより評価
した。 <外観評価尺度> 凹凸がなく、平滑な表面であるもの : 良
(○) 小さな凹凸があるが平滑な表面であるもの : 可
(△) 大きな凹凸があり平滑な表面でないもの :不可
(×)
【0032】(G)総合評価 上記(A)〜(H)の評価内容を、以下の評価基準で総
合的に判断した。 <総合評価基準> 全ての評価が○印であるもの : 優(◎) 全ての評価が○か△印であるもの : 良(○) 評価に×印が1つ以上あるもの :不可(×)
【0033】実施例・比較例−1 ここでの一連の実験は、本発明の目的を満たす発泡体を
得るために、特定の発泡剤を選ぶことが必要であるこ
と、リシノール酸モノグリセリド(以後、RMGと称す
る)を特定量添加することが更に有効であることを示す
ものである。低密度ポリエチレン(メルトインデックス
0.3、密度0.921g/cm3)100重量部に、
気泡調整剤としてベーリンガー・インゲルハイム社製の
商標名ハイドロセロールCF0.17重量部を添加した
混合物を、1時間当たり120kgの量となるように第
1の押出機内に供給し、順次押出機は最高200℃に加
熱され第2の押出機で樹脂温度を110℃に調節し、先
端部に設けられた金型も110℃に設定した。押出機の
途中からn−ブタンとHFC134aから成る発泡剤を
表1に示す混合割合で押出機に圧入した。これとは別
に、収縮抑制剤としてステアリン酸モノグリセライド
(以後、SMGと称する)を表1に示す割合で供給し、
必要に応じてRMGを表1に示す割合で供給した。これ
らの混合物が溶融混合されてスクリューによって送り出
されてくる。かくして押出機先端に設けられた2.5×
172mmの開口部を有する金型より、大気圧に連続的
に押出して、厚さ約55mm、巾約400mmの無架橋
ポリエチレン系樹脂板状発泡体を得た。
【0034】
【表1】
【0035】発泡約3分後の発泡体を測定試料とし、上
記記載の方法で熟成日数、寸法安定性を評価した。その
評価結果を表2に示す。また、熟成が完了した測定試料
を上記記載の方法で測定し、25%圧縮強度、50%圧
縮永久歪、気泡径、連続気泡率、外観を評価し、密度、
HFC134a残留ガス量とともに表2に記載した。
【0036】
【表2】
【0037】上記表2から例えば次のようなことが良く
理解される。先ず比較例1ー8より得られた無架橋ポリ
エチレン系樹脂発泡体は、初期の収縮が大きく寸法が回
復しないので寸法安定性が悪く、気泡が粗大で、25%
圧縮強度が弱く、50%圧縮永久歪の大きな発泡体とな
った。比較例1ー9のように大量の収縮抑制剤を添加す
ることにより、収縮はなくなり寸法安定性は改善される
が、未だに気泡は粗大なものとなり、25%圧縮強度が
弱く、50%圧縮永久歪の大きなものとなり、更に熟成
するのに非常に長い期間を要する。
【0038】実施例1ー1〜7で得られた無架橋ポリエ
チレン系樹脂発泡体は、HFC134aの割合が増加す
るとともに気泡が細かくなる。また、HFC134aの
割合が増加するにつれて収縮が小さくなるので、収縮抑
制剤の量を減らすことができる。しかし、HFC134
aの混合割合が40モル%を越えた比較例1ー10で
は、連続気泡率が高くなり、25%圧縮強度が弱く、5
0%圧縮永久歪の大きなものとなる。この理由は、HF
C134aはポリエチレン系樹脂を透過する透過係数が
小さいので無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の寸法収縮
を抑制する効果は高いが、反面、ポリエチレン系樹脂へ
の溶解性が低いため、均一に発泡剤を分散できなくなる
ためと考えられる。従って、低級脂肪族炭化水素との混
合発泡剤として使用するためには、HFC134aの割
合は40モル%が限度である。また、前記のように収縮
抑制剤の量を減らすことができるので、熟成日数を短縮
することができる。更に、連続気泡率が小さく、即ち独
立気泡に富み、気泡径が細かいものとなるので、25%
圧縮強度、50%圧縮永久歪も優れた無架橋ポリエチレ
ン系樹脂発泡体が得られる。
【0039】特に、実施例1ー3、1ー5、1ー7得ら
れた無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体では、HFC13
4aを発泡剤成分として使用しているので、HFC13
4aの割合が多くなるにつれ発泡体の収縮が少なくな
る。更にRMGを少量添加することで、収縮抑制剤の量
を大きく減らすことができるので、熟成日数を短縮し、
25%圧縮強度、50%圧縮永久歪を向上することがで
きる。しかし、比較例1ー11のように、RMGを1.
0重量部を越えて添加すると25%圧縮強度が弱く、5
0%圧縮永久歪の大きな無架橋ポリエチレン系樹脂発泡
体しか得られない。
【0040】以上のことから本発明の目的である、肉厚
の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体をオゾン層を全く破
壊することがない発泡剤を使用して気泡が微細で、25
%圧縮強度、50%圧縮永久歪の優れた、熟成期間が短
い無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体を得るために、HF
C134a10〜40%を含む混合発泡剤が必要である
ことがわかる。
【0041】実施例・比較例−2 ここでの一連の実験は、前述の発泡体を製造直後から6
0℃以下の温度で加温熟成することが寸法安定性の向
上、熟成日数短縮に有効であることを示すものである。
実施例1ー2で得られた発泡体を、押出直後より室温、
50℃及び70℃の温度条件で熟成を行い、寸法安定性
及び熟成日数を測定し、その評価した結果を表3に示し
た。熟成が完了した試料について、前述の方法で25%
圧縮強度、50%圧縮永久歪及び外観を評価し、熟成完
了後の密度とともに評価結果を表3に示した。
【0042】
【表3】
【0043】表3から例えば次のようなことが良く理解
される。50℃に加温して熟成した実施例2ー2は、熟
成日数が短縮でき、しかも収縮も大幅に抑えることがで
きる。この理由として、適正な加温により気泡内への空
気の進入が促進されたため、収縮が抑えられ、熟成日数
が短縮されたと考えられる。これに対して、70℃に加
温して熟成した比較例2ー3は、加熱する温度が高すぎ
たために、発泡体表面に著しい凹凸を生じ著しい外観不
良と寸法収縮を引き起こしたと考えられる。以上から、
加温して熟成するのに適した温度は60℃以下の温度で
あるといえる。
【0044】
【発明の効果】本発明では低級脂肪族炭化水素と1,
1,1,2ーテトラフルオロエタンから成る特定割合の
発泡剤を特定量使用することで、緩衝性等に優れたオゾ
ン層を破壊する恐れの全くない厚肉の無架橋ポリエチレ
ン系樹脂発泡体を得ることができるので、今後のフロン
ガスの問題を解決した無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体
とその製造方法を安定的に供給できるものとして産業に
果たす役割は極めて大きいといえる。
【0045】また、リシノール酸モノグリセリドを特定
量加えたことによって、結果として無架橋ポリエチレン
系樹脂発泡体の熟成時間を短縮でき、25%圧縮強度、
50%圧縮永久歪等の発泡体諸物性を向上させるとい
う、発泡体諸特性を改良できる効果を有するものであ
る。
【0046】更に、60℃以下の温度で加温熟成するこ
とで、上記効果を更に向上させることができ、特に短期
間で寸歩安定性、物性に優れた無架橋ポリエチレン系樹
脂発泡体を得ることができるので、保管場所が削減さ
れ、在庫期間が大幅に短縮され工業的価値のある極めて
有用な発明といえる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−153327(JP,A) 特開 平4−25533(JP,A) 特開 平3−33136(JP,A) 特開 平2−129237(JP,A) 特開 平5−320403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 9/00 - 9/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚み10〜100mm,密度0.092〜
    0.015の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体であっ
    て、該発泡体の流れ方向の気泡径が0.6〜1.00m
    m、幅方向の気泡径が0.6〜1.00mm、厚み方向
    の気泡径が0.6〜1.25mm、連続気泡率が30%
    以下、及び該発泡体に対し、1,1,1,2ーテトラフ
    ルオロエタンを0.2〜4.0重量%含有することを特
    徴とする無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体。
  2. 【請求項2】ポリエチレン系樹脂100重量部に、低級
    脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフルオロエタ
    ンから成る混合発泡剤5〜25重量部、該混合発泡剤に
    おける低級脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフ
    ルオロエタンとの混合割合は60〜95モル%と40〜
    5モル%であり、これに収縮抑制剤0.3〜1.5重量
    部とを加えて加圧下において溶融混合し、金型を通して
    低圧領域に押出すことを特徴とする請求項1に記載の
    架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の製造方法。
  3. 【請求項3】ポリエチレン系樹脂100重量部に、低級
    脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフルオロエタ
    ンから成る混合発泡剤5〜25重量部、該混合発泡剤に
    おける低級脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフ
    ルオロエタンとの混合割合は60〜95モル%と40〜
    5モル%であり、これに収縮抑制剤としてステアリン酸
    モノグリセリド0.3〜1.5重量部、潤滑剤として
    シノール酸モノグリセリド0.1〜1重量部とを加えて
    加圧下において溶融混合し、金型を通して低圧領域に押
    出すことを特徴とする請求項1に記載の無架橋ポリエチ
    レン系樹脂発泡体の製造方法。
  4. 【請求項4】ポリエチレン系樹脂100重量部に、低級
    脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフルオロエタ
    ンから成る混合発泡剤5〜25重量部、該混合発泡剤に
    おける低級脂肪族炭化水素と1,1,1,2ーテトラフ
    ルオロエタンとの混合割合は60〜95モル%と40〜
    5モル%であり、これに収縮抑制剤としてステアリン酸
    モノグリセリド0.3〜1.5重量部、潤滑剤として
    シノール酸モノグリセリド0.1〜1重量部とを加えて
    加圧下において溶融混合し、金型を通して低圧領域に押
    出して得た無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体を、発泡直
    後から60℃以下の温度で加温熟成することを特徴とす
    請求項1に記載の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の
    製造方法。
  5. 【請求項5】混合発泡剤として使用する低級脂肪族炭化
    水素が、プロパン、n−ブタン、i−ブタン、n−ペン
    タン、i−ペンタン、ネオペンタンの1種または2種以
    上混合されたものであることを特徴とする請求項2.
    3.4項記載の無架橋ポリエチレン系樹脂発泡体の製造
    方法。
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