JP2914335B2 - 超伝導平面回路およびその製造方法 - Google Patents

超伝導平面回路およびその製造方法

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JP2914335B2 JP9028086A JP2808697A JP2914335B2 JP 2914335 B2 JP2914335 B2 JP 2914335B2 JP 9028086 A JP9028086 A JP 9028086A JP 2808697 A JP2808697 A JP 2808697A JP 2914335 B2 JP2914335 B2 JP 2914335B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路パターンおよ
びグランドパターンを超伝導薄膜を用いて形成してなる
ストリップライン構造またはマイクロストリップライン
構造の超伝導平面回路およびその製造方法に関し、超伝
導平面回路としては例えば超伝導フィルタに用いること
ができる。
【0002】
【従来の技術】従来、ストリップライン構造の超伝導平
面回路では、対向配置された第1、第2の誘電体基板の
間に超伝導薄膜を用いて回路パターンが形成され、第
1、第2の誘電体基板のそれぞれの他方の面に超伝導薄
膜および常伝導薄膜を積層してグランドプレーンが形成
された構造となっている。
【0003】また、マイクロストリップライン構造の超
伝導平面回路では、誘電体基板の一方の面に超伝導薄膜
を用いて回路パターンが形成され、誘電体基板の他方の
面に超伝導薄膜および常伝導薄膜を積層してグランドプ
レーンが形成された構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たストリップライン構造またはマイクロストリップライ
ン構造の超伝導平面回路においては、回路パターンを超
伝導薄膜のみで構成すると、超伝導薄膜は極低温(例え
ば液体窒素温度)でその特性を発揮するため、冷却器が
故障して動作温度が上昇してしまうと、正常に動作させ
ることができないという問題がある。
【0005】このため、超伝導薄膜を用いた超伝導フィ
ルタにおいては、常伝導材料の同軸ケーブルを用いたバ
イパス回路を設け、冷却器が故障したときに切り替えス
イッチによりバイパス回路を動作させるようにしたもの
があるが、同軸ケーブルを用いたバイパス回路では、所
望のフィルタ特性を得ることができないため、不要な信
号も通過させてしまい、フィルタ機能を発揮することが
できないという問題がある。また、このものでは、切り
替えスイッチおよびバイパス回路が必要となるため、体
積、重量が増加し、コストアップにつながるという問題
もある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みたもので、動作温
度が上昇したときに、超伝導薄膜を用いた回路動作から
常伝導薄膜を用いた回路動作に自動的に切り替え、切り
替えスイッチおよびバイパス回路を設けることなく、所
望の動作特性を得ることができるようにすることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、ストリップライ
ン構造の超伝導平面回路において、内部に常伝導薄膜
(32)を配置し、外周部に超伝導薄膜(31)を配置
して回路パターン(30)を構成したことを特徴として
いる。
【0008】通常動作時は、外周部の超伝導薄膜(3
1)に電流が集中して流れるので、回路パターン(3
0)を超伝導薄膜のみで構成した場合と同様に動作させ
ることができる。また、動作温度が上昇した場合には、
内部に配置された常伝導薄膜(32)に電流が流れるの
で、常伝導薄膜(32)による動作に自動的に切り替え
ることができる。
【0009】従って、切り替えスイッチおよびバイパス
回路を設けることなく、所望の動作特性を得ることがで
きる。請求項2に記載の発明においては、マイクロスト
リップライン構造の超伝導平面回路において、内部に常
伝導薄膜(32)を配置し、外周部に超伝導薄膜(3
1)を配置して回路パターン(30)を構成したことを
特徴としている。
【0010】従って、マイクロストリップライン構造の
超伝導平面回路において、請求項1に記載の発明と同様
の効果を有する。請求項3に記載の発明では、外周部の
超伝導薄膜(31)において、幅方向と高さ方向のうち
磁場侵入長が大きい方を厚く形成したことを特徴として
いる。従って、超伝導薄膜(31)の磁場侵入長を考慮
して、所望の動作特性を得ることができる。
【0011】上記したストリップライン構造あるいはマ
イクロストリップライン構造の超伝導平面回路は、請求
項4乃至8に記載の製造方法を用いて、製造することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1実施形態)図1に、本発明の第1実施形態にかか
るストリップライン構造の超伝導フィルタの模式的な断
面構成を示す。
【0013】図1において、対向配置された一対の誘電
体基板10、20間に、フィルタを構成するための回路
パターン30が形成されている。また、誘電体基板1
0、20のうち回路パターン30が形成された面と反対
側の面に、グランドプレーン40がそれぞれ形成されて
いる。回路パターン30は、図に示すように、内部(中
央部)が金などの常伝導薄膜32で形成され、外周部
(外殻部)が超伝導薄膜31にて形成されている。ま
た、グランドプレーン40は、それぞれ超伝導薄膜41
と常伝導薄膜42が積層された構造となっている。
【0014】なお、誘電体基板10、20としては例え
ばMgOで構成したものを用いることができ、超伝導薄
膜31、41としては例えばYBCOで構成したものを
用いることができる。上記した構成において、極低温
(例えば液体窒素温度)で動作させた場合は、外周部の
超伝導薄膜31に電流が集中して流れるため、回路パタ
ーン30を超伝導薄膜のみで構成した場合と同様、超伝
導フィルタとして機能させることができる。また、冷却
器の故障により動作温度が上昇した場合は、内部の常伝
導薄膜32に電流が流れるので、自動的に超伝導フィル
タから常伝導フィルタに切り替えて動作させることがで
きる。
【0015】従って、通常動作時で超伝導フィルタとし
て機能させる場合は、図2(a)に示す正規のフィルタ
特性を有し、常伝導フィルタに切り替えて動作させた場
合でも、図2(b)に示すように、ある程度のフィルタ
機能を有するので、不要な信号(妨害電波など)の通過
を防止することができる。また、超伝導フィルタから常
伝導フィルタへの切り替えを自動的に行うことができる
ので、切り替えスイッチなどを設ける必要がない。
【0016】図3に、超伝導薄膜31の磁場侵入長に対
して超伝導薄膜31の厚さを変化させた場合のフィルタ
特性を示す。なお、縦軸は、超伝導薄膜のみの場合の無
負荷QをQ0 とし、本実施形態による無負荷QをQとし
た場合の比として示している。この図3から分かるよう
に、磁場侵入長に対する超伝導薄膜の厚さの比を大きく
した方が、フィルタ特性は良好になる。
【0017】また、回路パターン30を構成する超伝導
薄膜31は、幅方向と高さ方向で磁場侵入長が異なる場
合がある。誘電体基板10、20として単結晶のMgO
などを用いた場合、YBCOなどの超伝導薄膜31をエ
ピタキシャル成長法を用いて形成すると、結晶異方性に
より例えば高さ方向の磁場侵入長が幅方向の磁場侵入長
より大きくなる。従って、このときには、図3に示すフ
ィルタ特性を考慮して、図4に示すように、高さ方向の
厚さL1 を幅方向の厚さL2 より大きくするのが好まし
い。
【0018】また、回路パターン30は、平面的にみて
図5に示すような共振器パターンで形成されている。常
伝導薄膜32は、図中の点線で示すように、超伝導薄膜
31の幅方向の端部および長手方向の端部から所定距離
2 だけ内部に形成されており、常伝導薄膜32が露出
している部分がないため、超伝導フィルタとして正規に
動作させることができる。
【0019】次に、上記したストリップライン構造の超
伝導フィルタの製造方法を、図6以下に示す工程図を用
いて説明する。 〔第1の製造方法〕まず、単結晶のMgOにて構成され
る誘電体基板10の表面側に、厚さ(L1+d/2)の
超伝導薄膜31aを形成し、裏面側に所定の厚さL1
超伝導薄膜41を形成し、さらに超伝導薄膜41上に常
伝導薄膜42を形成する(図6(a))。超伝導薄膜3
1a、超伝導薄膜41の形成は、エピタキシャル成長法
を用いて行う。
【0020】次に、超伝導薄膜31aの上にレジスト5
1をパターニング形成し(図6(b))、そのレジスト
51を用いて超伝導薄膜31aを所定の形状にパターン
エッチングする(図6(c))。この後、全面にレジス
ト52を形成し(図6(d))、超伝導薄膜31aのパ
ターンエッジに対して所定の寸法L2 だけ内側の領域が
開口部となるようにレジスト52をパターニングする
(図7(a))。
【0021】そして、レジスト52をマスクとして超伝
導薄膜31aを深さd/2だけエッチングし(図7
(b))、この後、リフトオフを用いて超伝導薄膜31
aの凹部に常伝導薄膜32を厚さdだけ形成する(図7
(c)、(d))。すなわち、レジスト52をマスクと
して常伝導薄膜32を厚さdだけ形成し(図7
(c))、レジスト52を除去して、超伝導薄膜31a
の凹部に常伝導薄膜32を厚さdだけ形成する(図7
(d))。このようにして、超伝導薄膜31aの凹部に
常伝導薄膜32が積層形成された基板100を得ること
ができる。
【0022】また、図6(a)から図7(b)までの工
程を用い、図7(b)の工程後、レジスト52を除去し
て、基板100とパターンがミラー反転したもう1枚の
基板100’を形成する(図8参照)。この場合、基板
100’には、凹部を有する超伝導薄膜31bが形成さ
れている。そして、図8に示すように、基板100と基
板100’を対向させ、アライメントして、重ね合わせ
固定することにより、図1に示すストリップライン構造
の超伝導フィルタを得る。
【0023】なお、基板100と基板100’を重ね合
わせ固定するとき、常伝導薄膜32が超伝導薄膜31b
の凹部内に位置し、超伝導薄膜31a、31bにより常
伝導薄膜32を囲んで図1に示す回路パターン30が構
成される。この場合、超伝導薄膜31aと超伝導薄膜3
1bの間にギャップが生じる場合があるが、基板100
と基板100’に超伝導薄膜31a、31bがそれぞれ
形成されているため、動作上問題が生じることはない。
【0024】また、基板100と基板100’を重ね合
わせ固定する場合、図9に示すように、基板100と基
板100’に金属膜11a、11bを形成し、はんだ1
1cを溶融させて固定する。この金属膜11aおよび1
1bは、回路パターン30による電磁界を乱さない位置
(例えば基板の4隅)に形成される。なお、このバンプ
(11a、11b、11c)を用いた固定は、以下に示
す他の製造方法においても同じである。 〔第2の製造方法〕上記した第1の製造方法では、図7
(b)、(c)の工程において、レジスト52をマスク
として常伝導薄膜32を厚さdだけ形成し、リフトオフ
を行って基板100を形成していたが、この第2の製造
方法においては、図10(a)、(b)に示すように、
レジスト52をマスクとして常伝導薄膜32aを厚さd
/2だけ形成し、リフトオフにより基板100を形成し
ている。
【0025】この場合、常伝導薄膜32aが超伝導薄膜
31aの凹部に埋め込み形成され、超伝導薄膜31aか
ら突出しない構造となる。従って、同様の工程を用いる
ことにより、パターンがミラー反転したもう1枚の基板
100’を形成することができる。この基板100’に
は、図10(c)に示すように、超伝導薄膜31bの凹
部内に常伝導薄膜32bが埋め込み形成された構造にな
っている。
【0026】そして、基板100と基板100’を対向
させ、アライメントして、重ね合わせ固定することによ
り、図1に示すストリップライン構造の超伝導フィルタ
を得ることができる。なお、基板100と基板100’
を重ね合わせ固定することによって、超伝導薄膜31
a、31bが常伝導薄膜32a、32bを囲む構造にな
り、図1に示す回路パターン30が構成される。 〔第3の製造方法〕まず、単結晶のMgOにて構成され
る誘電体基板10の表面側に厚さ(L1 +d/2)の超
伝導薄膜31aを形成し、裏面側に所定の厚さL1 の超
伝導薄膜41を形成し、さらに超伝導薄膜41上に常伝
導薄膜42を形成する(図11(a))。
【0027】次に、超伝導薄膜31aの上にレジスト5
3をパターニング形成し(図11(b))、そのレジス
ト53を用いて超伝導薄膜31aを深さd/2だけパタ
ーンエッチングする(図11(c))。この後、全面に
常伝導薄膜32を所定の厚さd以上で形成し、常伝導薄
膜32の表面が平坦になるように、かつ超伝導薄膜31
aの凹部における常伝導薄膜32の厚さがdとなるよう
にエッチバックする(図11(d))。
【0028】そして、超伝導薄膜31aのパターンエッ
ジに対して所定の寸法L2 だけ外側までの領域が残るよ
うにレジスト54を形成し、レジスト54をマスクとし
て超常伝導薄膜32と超伝導薄膜31aを同時にエッチ
ングする(図12(a))。さらに、レジスト54をマ
スクとして常伝導薄膜32を厚さL2 だけサイドからエ
ッチング除去する(図12(b))。この場合、例え
ば、沃素カリウムをエッチング液として用いることがで
きる。そして、レジスト54を除去することにより基板
100を構成する(図12(c))。
【0029】また、図11(a)から図11(c)まで
の工程を用い、レジスト53を除去した後、常伝導薄膜
32を形成せずに、図12(a)に示すレジスト54を
形成し、このレジスト54を用いて超伝導薄膜31aを
エッチングすることにより、基板100とパターンがミ
ラー反転したもう1枚の基板100’を得る。この基板
100’は図8に示すものと同様の形状になる。
【0030】従って、図8に示すように、基板100と
基板100’を対向させ、アライメントして、重ね合わ
せ固定するとにより、図1に示すストリップライン構造
の超伝導フィルタを得ることができる。 〔第4の製造方法〕上記した第3の製造方法では、図1
1(d)の工程において、全面に常伝導薄膜32を所定
の厚さd以上で形成し、超伝導薄膜31aの凹部におけ
る常伝導薄膜32の厚さがdとなるようにエッチバック
していたが、この第4の製造方法においては、図13
(a)に示すように、全面に常伝導薄膜32aを所定の
厚さd/2以上で形成し、常伝導薄膜32aの表面が平
坦になるように、かつ超伝導薄膜11の凹部における常
伝導薄膜32aの厚さがd/2となるようにエッチバッ
クする。
【0031】そして、超伝導薄膜31aのパターンエッ
ジに対して所定の寸法L2 だけ外側までの領域が残るよ
うにレジスト54を形成し、このレジスト54をマスク
として超伝導薄膜31aをエッチングし(図12
(b))、レジスト54を除去して図12(c)に示す
基板100を得る。この場合、常伝導薄膜32aが超伝
導薄膜31aから突出しない構造となるので、同様の工
程を用いてパターンがミラー反転したもう1枚の基板1
00’を形成する。
【0032】そして、図10(c)に示すように、基板
100と基板100’を対向させ、アライメントして、
重ね合わせ固定することにより、図1に示すストリップ
ライン構造の超伝導フィルタを得ることができる。 〔第5の製造方法〕まず、単結晶のMgOにて構成され
る誘電体基板10の表面側に厚さ(L1 +d/2)の超
伝導薄膜31aを形成し、裏面側に所定の厚さL1 の超
伝導薄膜41を形成し、さらに超伝導薄膜41上に常伝
導薄膜42を形成する(図14(a))。
【0033】次に、超伝導薄膜31aの上にレジスト5
6をパターニング形成し(図14(b))、そのレジス
ト56を用いて超伝導薄膜31aを深さd/2だけパタ
ーンエッチングする(図14(c))。この後、レジス
ト56をマスクとして常伝導薄膜32を厚さdだけ形成
する(図15(a))。そして、レジスト56を除去し
た後、超伝導薄膜31aのパターンエッジに対して所定
の寸法L2 だけ外側までの領域が残るようにレジスト5
7を形成し(図15(b))、このレジスト57をマス
クとして超伝導薄膜31aをエッチングし、レジスト5
7を除去して、図15(c)に示す基板100を得る。
【0034】また、図14(a)から図14(c)まで
の工程を行った後、図15(b)に示すレジスト57を
形成し、超伝導薄膜31aをエッチングして、基板10
0とパターンがミラー反転したもう1枚の基板100’
を形成する。この基板100’は図8に示すものと同様
の形状になるため、図8に示すように、基板100と基
板100’を対向させ、アライメントして、重ね合わせ
固定することにより、図1に示すストリップライン構造
の超伝導フィルタを得ることができる。 〔第6の製造方法〕上記した第5の製造方法では、図1
5(a)の工程において、レジスト56をマスクとして
常伝導薄膜32を厚さdだけ形成していたが、この第6
の製造方法においては、図16(a)に示すように、レ
ジスト56をマスクとして常伝導薄膜32aを厚さd/
2だけ形成する。
【0035】そして、レジスト56を除去した後、図1
5(b)に示すレジスト57と同じパターンのレジスト
58を形成し(図16(b))、このレジスト58をマ
スクとして超伝導薄膜31aをエッチングし、レジスト
58を除去して図16(c)に示す基板100を得る。
この場合、常伝導薄膜32aが超伝導薄膜31aから突
出しない構造となるので、同様の工程を用いてパターン
がミラー反転したもう1枚の基板100’を形成する。
【0036】そして、図10(c)に示すように、基板
100と基板100’を対向させ、アライメントして、
重ね合わせ固定することにより、図1に示すストリップ
ライン構造の超伝導フィルタを得ることができる。 〔第7の製造方法〕まず、単結晶のMgOにて構成され
る誘電体基板10の表面側に厚さL1 の超伝導薄膜31
aを形成し、その上に厚さdの常伝導薄膜32を形成す
る。また、裏面側に所定の厚さL1 の超伝導薄膜41を
形成し、さらに超伝導薄膜41上に常伝導薄膜42を形
成する(図17(a))。
【0037】次に、超伝導薄膜32上にレジスト61を
パターニング形成し(図17(b))、そのレジスト6
1を用いて常伝導薄膜32および超伝導薄膜31aを所
定の形状にパターンエッチングする(図17(c))。
これを基板100とする。また、他の誘電体基板20の
表面側に厚さ(2×L1 +d)の超伝導薄膜31bを形
成し、裏面側に所定の厚さL1 の超伝導薄膜41を形成
し、さらに超伝導薄膜41上に常伝導薄膜42を形成す
る(図18(a))。
【0038】次に、基板100のパターンと同一寸法で
ミラー反転したパターンによって超伝導薄膜31bを深
さ(L1 +d)だけエッチングし凹部を形成する(図1
8(b))。この後、その凹部に対してL2 だけ外側ま
での領域が残るようにレジストパターンを形成し、これ
をマスクとして超伝導薄膜31bをエッチングし、レジ
ストを除去する(図18(c))。これを基板100’
とする。
【0039】そして、基板100と基板100’を対向
させ、アライメントして、重ね合わせ固定することによ
り、図1に示すストリップライン構造の超伝導フィルタ
を得ることができる。 (第2実施形態)上記した第1実施形態では、本発明を
ストリップライン構造の超伝導フィルタに適用するもの
を示したが、本発明はマイクロストリップライン構造の
超伝導フィルタにも同様に適用することができる。
【0040】図19に、その模式的な断面構成を示す。
このマイクロストリップ構造の超伝導フィルタは、図1
に示す誘電体基板20をなくした構造となっている。す
なわち、誘電体基板10の一方の面に回路パターン30
が形成され、他方の面にグランドプレーン40が形成さ
れている。回路パターン30は、図1に示すものと同
様、内部が金などの常伝導薄膜32で形成され、外周部
が超伝導薄膜31にて形成されている。また、グランド
プレーン40は、超伝導薄膜41と常伝導薄膜42が積
層された構造となっている。
【0041】また、第1実施形態と同様、誘電体基板1
0、20はMgOで構成され、超伝導薄膜31、41は
YBCOで構成されている。そして、第1実施形態と同
様、回路パターン30を構成する超伝導薄膜31は、高
さ方向の厚さL1 を幅方向の厚さL2 より大きくしてい
る。また、回路パターン30は、平面的には図5に示す
ものと同様の共振器パターンで形成されている。
【0042】この第2実施形態においても、極低温で動
作させた場合は、外周部の超伝導薄膜31に電流が集中
して流れるため、回路パターン30を超伝導薄膜のみで
構成した場合と同様、超伝導フィルタとして機能させる
ことができる。また、冷却器の故障により動作温度が上
昇した場合は、内部の常伝導薄膜32に電流が流れるの
で、自動的に超伝導フィルタから常伝導フィルタに切り
替えて動作させることができる。
【0043】次に、上記したマイクロストリップライン
構造の超伝導フィルタの製造方法を、図20、図21の
工程図を用いて説明する。まず、単結晶のMgOにて構
成される誘電体基板10の表面側に厚さL1 の超伝導薄
膜31aを形成し、裏面側に所定の厚さL1 の超伝導薄
膜41を形成し、さらに超伝導薄膜41上に常伝導薄膜
42を形成する(図20(a))。
【0044】次に、超伝導薄膜31aの上に金の常伝導
薄膜32を所定の厚さdだけエピタキシャル成長法にて
形成する(図20(b))。そして、常伝導薄膜32の
上にレジスト59をパターニング形成し(図20
(c))、レジスト59を用いて常伝導薄膜32を所定
の形状にパターンエッチングし、レジスト59を除去す
る(図20(d))。
【0045】この後、常伝導薄膜32の上の厚さがL1
になるように、全面に超伝導薄膜31bをエピタキシャ
ル成長法にて形成する(図21(a))。そして、常伝
導薄膜32のパターンエッジに対して所定の寸法L2
け外側までの領域が残るようにレジスト60を形成し
(図21(b))、このレジスト60をマスクとして超
伝導薄膜31bおよび超伝導薄膜31aを同時にエッチ
ングし、レジスト60を除去する(図21(c))。
【0046】その結果、内部に常伝導薄膜32を有し、
外周部に超伝導薄膜31a、31bからなる超伝導薄膜
31を有する構造の回路パターン30が形成され、図1
3に示すマイクロストリップ構造の超伝導フィルタを得
ることができる。なお、上記した第1実施形態の第1〜
第7の製造方法および第2実施形態の製造方法におい
て、常伝導薄膜32は、平面的にみて図5に示すよう
に、超伝導薄膜31の幅方向および長手方向の端部から
所定距離L2 だけ内部に形成されているので、超伝導薄
膜31の長手方向の端部においては、超伝導薄膜31
(32a、32b)には凹部が形成されていなく、また
常伝導薄膜32(32a、32b)は形成されていな
い。
【0047】本発明は上記した種々の実施形態に限定さ
れるものでなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲
内で適宜変更が可能である。誘電体基板10、20、超
伝導薄膜31、常伝導薄膜32の材料としては上記した
もの以外のものを用いることができる。例えば、常伝導
薄膜32としては金以外に白金などを用いてもよい。
【0048】また、超伝導薄膜31と常伝導薄膜32が
直接接触する構造以外に、超伝導薄膜31と常伝導薄膜
32の間に、超伝導薄膜31と常伝導薄膜32間の拡散
を防ぐCeO2 などのバッファ層を設けるようにしても
よい。さらに、グランドプレーン40を、超伝導薄膜4
1および常伝導薄膜42の積層構造とするものを示した
が、超伝導薄膜41を導体ケース(常伝導材料により構
成された部材)に接触する形で取り付け、これにより超
伝導薄膜41と常伝導部材とが重なった構造になるよう
にしてもよい。また、グランドプレーン40は、誘電体
基板10、20に全面に形成するものに限らず、所定の
パターン形状で形成されたものであってもよい。
【0049】なお、ストリップライン構造の超伝導平面
回路としては、フィルタの他、共振器として用いること
ができ、またマイクロストリップライン構造の超伝導平
面回路としては、フィルタの他、アンテナとして用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかるストリップライ
ン構造の超伝導フィルタの模式的な断面構成を示す図で
ある。
【図2】図1に示す超伝導フィルタのフィルタ特性を示
す図である。
【図3】図1に示す超伝導フィルタにおいて、超伝導薄
膜31の厚さを変化させた場合のフィルタ特性を示す図
である。
【図4】図1に示す超伝導フィルタにおいて、超伝導薄
膜31の幅方向の厚さL2 と高さ方向の厚さL1 の関係
を説明するための図である。
【図5】図1に示す超伝導フィルタの平面構成を示す図
である。
【図6】図1に示す超伝導フィルタの第1の製造方法を
示す工程図である。
【図7】図6に続く製造工程を示す図である。
【図8】図7に続く製造工程を示す図である。
【図9】図1に示す超伝導フィルタにおいて、誘電体基
板10、20を重ね合わせ固定した状態を示す図であ
る。
【図10】図1に示す超伝導フィルタの第2の製造方法
を示す工程図である。
【図11】図1に示す超伝導フィルタの第3の製造方法
を示す工程図である。
【図12】図11に続く製造工程を示す図である。
【図13】図1に示す超伝導フィルタの第4の製造方法
を示す工程図である。
【図14】図1に示す超伝導フィルタの第5の製造方法
を示す工程図である。
【図15】図14に続く製造工程を示す図である。
【図16】図1に示す超伝導フィルタの第6の製造方法
を示す工程図である。
【図17】図1に示す超伝導フィルタの第7の製造方法
を示す工程図である。
【図18】図17に続く製造工程を示す図である。
【図19】本発明の第2実施形態にかかるマイクロスト
リップライン構造の超伝導フィルタの模式的な断面構成
を示す図である。
【図20】図19に示す超伝導フィルタの製造方法を示
す工程図である。
【図21】図20に続く製造工程を示す図である。
【符号の説明】
10、20…誘電体基板、30…回路パターン、31、
32…回路パターンを構成する超伝導薄膜、常伝導薄
膜、40…グランドプレーン、41、42…グランドプ
レーンを構成する超伝導薄膜、常伝導薄膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−37513(JP,A) 特開 平2−17701(JP,A) 特開 平10−74988(JP,A) 特開 平10−65402(JP,A) 特開 平9−186502(JP,A) 特開 平9−36448(JP,A) 特開 平6−37514(JP,A) 特開 平3−286601(JP,A) 実開 平2−30603(JP,U) 実開 昭48−23978(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01P 3/08 ZAA H01P 1/203 ZAA H01P 7/08 ZAA H01P 11/00 ZAA

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された第1、第2の誘電体基板
    (10、20)のそれぞれの一方の面の間に、超伝導薄
    膜を用いて形成された回路パターン(30)を有し、 前記第1、第2の誘電体基板(10、20)のそれぞれ
    の他方の面に、超伝導薄膜(41)と常伝導部材(4
    2)とが順次重なった構造のグランドプレーン(40)
    を有するストリップライン構造の超伝導平面回路におい
    て、 前記回路パターン(30)は、内部に常伝導薄膜(3
    2)が配置され、外周部に超伝導薄膜(31)が配置さ
    れた構造になっていることを特徴とする超伝導平面回
    路。
  2. 【請求項2】 誘電体基板(10)の一方の面に、超伝
    導薄膜を用いて形成された回路パターン(30)を有
    し、 前記誘電体基板(10)の他方の面に、超伝導薄膜(4
    1)と常伝導部材(42)とが順次重なった構造のグラ
    ンドプレーン(40)を有するマイクロストリップライ
    ン構造の超伝導平面回路において、 前記回路パターン(30)は、内部に常伝導薄膜(3
    2)が配置され、外周部に超伝導薄膜(31)が配置さ
    れた構造になっていることを特徴とする超伝導平面回
    路。
  3. 【請求項3】 前記外周部の超伝導薄膜(31)は、幅
    方向と高さ方向で磁場侵入長が異なっており、幅方向と
    高さ方向のうち磁場侵入長が大きい方が厚く形成されて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載の超伝導平
    面回路。
  4. 【請求項4】 対向配置された第1、第2の誘電体基板
    (10、20)のそれぞれの一方の面の間に、超伝導薄
    膜を用いて形成された回路パターン(30)を有し、 前記第1、第2の誘電体基板(10、20)のそれぞれ
    の他方の面に、超伝導薄膜(41)と常伝導部材(4
    2)とが順次重なった構造のグランドプレーン(40)
    を有するストリップライン構造の超伝導平面回路の製造
    方法において、 前記回路パターン(30)のパターン形状に形成された
    第1の超伝導薄膜(31a)上に常伝導薄膜(32)が
    積層形成されるように、前記第1の超伝導薄膜(31
    a)および前記常伝導薄膜(32)を、前記第1の誘電
    体基板(10)の一方の面に形成し、 凹部を有する第2の超伝導薄膜(31b)を、前記第2
    の誘電体基板(20)の一方の面にパターニング形成
    し、 前記第1、第2の誘電体基板(10、20)のそれぞれ
    の一方の面を対向させ、前記第1の誘電体基板(10)
    に形成された前記常伝導薄膜(32)が前記第2の超伝
    導薄膜(31b)の凹部内に位置し、前記第1、第2の
    超伝導薄膜(31a、31b)により前記常伝導薄膜
    (32)を囲んで前記回路パターン(30)を構成する
    ように、前記第1、第2の誘電体基板(10、20)を
    重ね合わせ固定することを特徴とする超伝導平面回路の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の超伝導薄膜(31a)を凹部
    を有するように形成し、前記常伝導薄膜(32)を前記
    第1の超伝導薄膜(31a)の凹部の深さよりも厚くか
    つその凹部上にのみ積層形成することを特徴とする請求
    項4に記載の超伝導平面回路の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記常伝導薄膜(32)を前記第1の超
    伝導薄膜(31a)と同じパターンで積層形成すること
    を特徴とする請求項4に記載の超伝導平面回路の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 対向配置された第1、第2の誘電体基板
    (10、20)のそれぞれの一方の面の間に、超伝導薄
    膜を用いて形成された回路パターン(30)を有し、 前記第1、第2の誘電体基板(10、20)のそれぞれ
    の他方の面に、超伝導薄膜(41)と常伝導薄膜(4
    2)とが順次重なった構造のグランドプレーン(40)
    を有するストリップライン構造の超伝導平面回路の製造
    方法において、 凹部を有し前記回路パターン(30)のパターン形状に
    形成された第1の超伝導薄膜(31a)の前記凹部内に
    第1の常伝導薄膜(32a)が埋め込み形成されるよう
    に、前記第1の超伝導薄膜(31a)および前記第1の
    常伝導薄膜(32a)を、前記第1の誘電体基板(1
    0)の一方の面に形成し、 凹部を有し前記回路パターン(30)のパターン形状に
    形成された第2の超伝導薄膜(31b)の前記凹部内に
    第2の常伝導薄膜(32b)が埋め込み形成されるよう
    に、前記第2の超伝導薄膜(31b)および前記第2の
    常伝導薄膜(32b)を、前記第2の誘電体基板(2
    0)の一方の面に形成し、 前記第1、第2の誘電体基板(10、20)のそれぞれ
    の一方の面を対向させ、前記第1、第2の超伝導薄膜
    (31a、31b)により前記第1、第2の常伝導薄膜
    (32a、32b)を囲んで前記回路パターン(30)
    を構成するように、前記第1、第2の誘電体基板(1
    0、20)を重ね合わせ固定することを特徴とする超伝
    導平面回路の製造方法。
  8. 【請求項8】 誘電体基板(10)の一方の面に、超伝
    導薄膜を用いて形成された回路パターン(30)を有
    し、 前記誘電体基板(10)の他方の面に、超伝導薄膜(4
    1)と常伝導薄膜(42)とが順次重なった構造のグラ
    ンドプレーン(40)を有するマイクロストリップライ
    ン構造の超伝導平面回路の製造方法において、 前記誘電体基板(10)の一方の面に第1の超伝導薄膜
    (31a)を形成し、この第1の超伝導薄膜(31a)
    の上に常伝導薄膜(32)をパターニング形成し、 この後、前記第1の超伝導薄膜(31a)および前記常
    伝導薄膜(32)の上に、第2の超伝導薄膜(31b)
    を形成した後、前記第1、第2の超伝導薄膜(31a、
    31b)をパターニングして、前記前記第1、第2の超
    伝導薄膜(31a、31b)により前記常伝導薄膜(3
    2)を囲んだ構造の前記回路パターン(30)を形成す
    ることを特徴とする超伝導平面回路の製造方法。
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