JP2976851B2 - 超伝導薄膜を用いた回路の製造方法 - Google Patents

超伝導薄膜を用いた回路の製造方法

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JP2976851B2 JP7191421A JP19142195A JP2976851B2 JP 2976851 B2 JP2976851 B2 JP 2976851B2 JP 7191421 A JP7191421 A JP 7191421A JP 19142195 A JP19142195 A JP 19142195A JP 2976851 B2 JP2976851 B2 JP 2976851B2
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博紀 星崎
正信 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超伝導薄膜を用いた回
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超伝導薄膜を用いた回路は、集中定数型
回路のようにインダクタンスやキャパシタンスなどの回
路構成要素をいくつも組み合わせて構成されている。こ
れらの回路構成要素を抵抗の非常に小さい超伝導材料を
用いて形成すれば導体損失を低減できるため、非常に高
性能な回路を実現することができる。
【0003】国際公開 WO94/28627 号公報に開示されて
いる高周波用フィルタでは、図8に示すように、基板表
面に第1、第2、第3回路構成要素21、22、23が
形成されている。この第1、第2、第3回路構成要素2
1、22、23は、単結晶超伝導薄膜からなり、インダ
クタンスやキャパシタンス等を構成している。そして、
第2回路構成要素22をまたいで第1回路構成要素21
と第3回路構成要素23を橋渡しするクロスオーバーブ
リッジを構成している。これにより、第1回路構成要素
21と第3回路構成要素23を電気的に接続している。
【0004】ここで、第1、第3回路構成要素21、2
3に接する部分(橋桁部分)をコンタクト部42、42
とし、コンタクト部42、42に支えられ、第2回路構
成要素をまたいでいる部分をクロスオーバー部41とす
る。これらのコンタクト部42、42およびクロスオー
バー部41は常伝導材料により形成されている。このた
め、超伝導材料からなる第1、第3回路構成要素21、
23において導体損失を低減できても、クロスオーバー
部41およびコンタクト部42、42で導体損失が発生
してしまう。またコンタクト部42、42において、常
伝導材料と超伝導材料の界面Aが形成され、界面抵抗が
発生するので、回路全体の特性は十分に向上しない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、クロスオーバ
ー部41およびコンタクト部42、42を第1回路構成
要素21、第3回路構成要素23と同じ超伝導材料で構
成すれば界面抵抗が発生しなくなり、クロスオーバー部
41およびコンタクト部42、42全体の導体損失も低
減できる。
【0006】そこで本発明者らは、コンタクト部42、
42およびクロスオーバー部41を超伝導材料により形
成した図9に示す超伝導薄膜を用いた回路を作成した。
図8および9において、回路中の電流の流れを矢印60
で示し、超伝導材料からなる部分の複数の平行線によ
り、単結晶超伝導薄膜の結晶のc面に平行な方向を示し
ている。以下に述べる実施形態を示す図においても同様
に矢印および複数の平行線を示している。
【0007】ところで、超伝導材料には電気伝導特性に
結晶異方性が有り、結晶のc面に平行な方向(図9の平
行線に沿った方向)には電流は流れやすいが、結晶のc
面に垂直な方向(図9の平行線に垂直な方向)、すなわ
ちa、b面に平行な方向には電流が流れにくい。これ
は、a、b面に沿った方向では臨界電流密度が低いため
である。よって、図8のようにコンタクト部42、42
およびクロスオーバー部41を超伝導材料で形成して
も、第2超伝導薄膜40のコンタクト部42、42では
電流が結晶のc面に垂直に流れることになる。これによ
って電気伝導度が律則されてしまい、コンタクト部4
2、42の深さが深いほど回路全体の特性の向上に関し
て不利になる。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、クロスオーバー部およびコンタクト部での電流を流
れやすくして、回路全体の特性を向上させることを目的
とする。
【0009】
【発明の概要】上記目的を達成するため、請求項に記
載の発明では、単結晶誘電体基板の上に、単結晶誘電体
基板表面に対して結晶のc軸が垂直な第1単結晶超伝導
薄膜をパターニングして第1、第2回路構成要素形成
する。そして、第1、第2回路構成要素表面及び露出し
た前記単結晶誘電体基板の上に、第1回路構成要素の表
面の一部が露出するようにコンタクトホール部が形成さ
れた層間絶縁膜形成する。
【0010】そして、コンタクトホール部に、結晶のc
軸が単結晶誘電体基板表面に対して平行となるように、
第2単結晶超伝導薄膜によりコンタクト部形成する
そして、層間絶縁膜表面及びコンタクト部表面に、結晶
のc軸が単結晶誘電体基板表面に対して垂直な第3単結
晶超伝導薄膜からなり、層間絶縁膜の上に第2回路構成
要素を横切るようにクロスオーバー部形成する
【0011】よって、第2単結晶超伝導薄膜の結晶のc
面が単結晶誘電体基板面に対して垂直となる。そして、
電流は単結晶誘電体基板面に垂直に流れるため、コンタ
クト部での電流は流れやすくなる。従って、第1、第2
回路構成要素、コンタクト部、クロスーオーバー部の電
流経路において電流がc面に沿って流れる構造となり、
電流が流れやすくなり、回路全体における特性を大幅に
向上させることができる。また、第1単結晶超伝導薄膜
表面に、単結晶誘電体基板表面に対して傾斜した第1傾
斜面を形成するようにしている。このことにより、第1
単結晶超伝導薄膜と第2単結晶超伝導薄膜との接触面積
が、傾斜面のないものに比べて増加し、電流が流れやす
くなる。 この場合、第1単結晶超伝導薄膜表面に、第1
単結晶超伝導薄膜とエッチング速度の等しいエッチバッ
ク部材を塗布し、エッチバック部材表面を第1傾斜面の
形状に対応する形状にパターニングし、エッチバック部
材の形状を第1単結晶超伝導薄膜に転写する。このこと
により、第1単結晶超伝導薄膜に第1傾斜面を容易に形
成することが出来る。
【0012】また請求項2に記載の発明では、第1、第
2回路構成要素に加えて第3回路構成要素形成する
そして、第1回路構成要素と第3回路構成要素の上にコ
ンタクト部形成、層間絶縁膜の上およびコンタクト
部の上に、層間絶縁膜を介して第2回路構成要素を横切
るようにクロスオーバー部形成する。
【0013】よって、第2回路構成要素をまたいで第1
回路構成要素と第3回路構成要素との電気的接続を行う
ことが出来、集中定数型回路等の複雑な回路において、
回路要素間の電気的接続が容易となる
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】また請求項3に記載の発明では、第2単結
晶超伝導薄膜表面に、単結晶誘電体基板表面に対して傾
斜した第2傾斜面を形成するようにしている。このこと
により、第2単結晶超伝導薄膜と第3単結晶超伝導薄膜
との接触面積が、傾斜面のないものに比べて増加し、電
流が流れやすくなる。 この場合、請求項4に記載の発明
のように、第2単結晶超伝導薄膜表面に、第2単結晶超
伝導薄膜とエッチング速度の等しいエッチバック部材を
塗布し、エッチバック部材表面を第2傾斜面の形状に対
応する形状にパターニングし、エッチバック部材の形状
を第2単結晶超伝導薄膜に転写することにより、第2単
結晶超伝導薄膜に第2傾斜面を容易に形成することが出
来る。 また請求項5に記載の発明では、第1、第2回路
構成要素に加えて第3回路構成要素を形成し、第1回路
構成要素と第3回路構成要素の上にコンタクト部を形成
し、層間絶縁膜の上およびコンタクト部の上に、層間絶
縁膜を介して第2回路構成要素を横切るようにクロスオ
ーバー部を形成している。さらに、請求項4に記載の発
明と同様、第2単結晶超伝導薄膜表面に、第2単結晶超
伝導薄膜とエッチング速度の等しいエッチバック部材を
塗布し、エッチバック部材表面を第2傾斜面の形状に対
応する形状にパターニングし、エッチバック部材の形状
を第2単結晶超伝導薄膜に転写している。このことによ
り、第2傾斜面を形成して電流が流れやすくなり、その
場合の第2傾斜面を容易に形成することが出来る。 また
請求項6に記載の発明では、第1単結晶超伝導薄膜表面
に、単結晶誘電体基板表面に対して傾斜した第1傾斜面
を形成しており、このことにより、第1単結晶超伝導薄
膜と第2単結晶超伝導薄膜との接触面積が増加して、電
流が流れやすくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図1および2に基づいて説明する。図1は本発明の超伝
導薄膜を用いた回路の断面図で、10はMgO やLaAlO3
の単結晶誘電体基板、21、22、23は、イットリウ
ム系酸化物超伝導材料(YBCO)やタリウム系酸化物超伝
導材料(TBCCO )等からなり、結晶のc軸が単結晶誘電
体基板10表面に対して垂直な第1単結晶超伝導薄膜2
0をパターニングして形成された第1、第2、第3回路
構成要素(具体的にはインダクタンスやコンダクタンス
等)である。
【0020】51、51は、結晶のc軸が単結晶誘電体
基板10表面に対して平行な第2単結晶超伝導薄膜50
からなるコンタクト部である。30はCeO2やBaCeO3等の
単結晶層間絶縁膜、41、41は、結晶のc軸が単結晶
誘電体基板10表面に対して垂直な第3単結晶超伝導薄
膜である。ここで、第1単結晶超伝導薄膜20は、c面
が単結晶誘電体基板10表面に対して平行となるため、
単結晶誘電体基板10表面に対して平行な方向に電流が
流れやすい。
【0021】また、コンタクト部51、51は、c面が
単結晶誘電体基板10表面に対して垂直となるため、単
結晶誘電体基板10表面に対して垂直な方向に電流が流
れやすくなる。また、クロスオーバー部41は、c面が
単結晶誘電体基板10表面に対して平行となるため、単
結晶誘電体基板10表面に平行な方向には電流が流れや
すい。
【0022】よって、いづれの電流経路においても電流
が流れやすい結晶構造となっており、回路全体としての
特性を向上することができる。具体的には大電流あるい
は大電力を扱うことができる。以下に、第1の実施形態
に示す超伝導薄膜を用いた回路の製造方法を図2に基づ
いて説明する。
【0023】単結晶誘電体基板10表面に超伝導材料を
ヘテロエピタキシャル成長させて、第1単結晶超伝導薄
膜20を形成する(図2−a)。ここで、第1単結晶超
伝導薄膜20の結晶のa軸およびb軸の長さが単結晶誘
電体基板10の結晶の格子定数に近接している。よっ
て、第1単結晶超伝導薄膜20の結晶のc面が単結晶誘
電体基板10表面に配向し、c軸が単結晶誘電体基板1
0表面に垂直に配向している。
【0024】次に前記第1単結晶超伝導薄膜20をパタ
ーンエッチして第1、第2、第3回路構成要素21、2
2、23を形成する(図2−b)。次に絶縁材料をヘテ
ロエピタキシャル成長させて、その表面が平坦となるよ
うに単結晶層間絶縁膜30を形成する(図2−c)。次
に単結晶層間絶縁膜30をパターンエッチしてコンタク
トホール部31、31を形成する(図2−d)。
【0025】次に図2−dの全面に超伝導材料をヘテロ
エピタキシャル成長させて、コンタクトホール部31、
31の深さよりも厚く第2単結晶超伝導薄膜50を形成
する(図2−e)。ここで、c軸が単結晶誘電体基板1
0表面に垂直に配向するようにヘテロエピタキシャル成
長させる時よりも、単結晶誘電体基板10の温度を 100
℃から 200℃程度低温にして、結晶のc軸が単結晶誘電
体基板10表面に平行になるように成膜する。
【0026】次に第2単結晶超伝導薄膜50をコンタク
トホール部31、31のみに残るようにエッチングする
(図2−f)。ここで、コンタクトホール部31、31
に残った第2単結晶超伝導薄膜50はコンタクト部5
1、51を形成している。次に図2−fの全面に超伝導
材料をヘテロエピタキシャル成長させて、第3単結晶超
伝導薄膜40を形成する(図2−g)。ここでは、第1
単結晶超伝導薄膜20の結晶のc軸を単結晶誘電体基板
10表面に垂直に配向させている。
【0027】次に第3単結晶超伝導薄膜40をパターン
エッチしてクロスオーバー部41を形成する(図2−
h)。図2には図示していないが、この工程以外にグラ
ンドプレーンを形成する工程及び電力の入出力用のボン
ディング形成工程を経て超伝導薄膜を用いた回路が完成
する。以下、本発明の第2の実施形態を図3ないし5に
基づいて説明する。
【0028】図3は本発明の超伝導薄膜を用いた回路の
断面図で、24、24は第1、第3の回路構成要素2
1、23のパターンエッジに形成され、単結晶誘電体基
板10表面に対して角度θ1 (0°<θ1 <90°)傾
斜した第1傾斜面である。52、52は、単結晶誘電体
基板10表面に対して第1傾斜面と同様に傾斜した第2
傾斜面である。そして、第3単結晶超伝導薄膜40を第
2傾斜面52、52表面および単結晶層間絶縁膜30表
面に成膜し、パターニングして図3に示すようなクロス
オーバー部41を形成する。
【0029】図4および図5は、第1単結晶超伝導薄膜
20と第2単結晶超伝導薄膜50との界面A近傍の様子
を拡大したものである。図4(a)は界面Aの傾斜がゆ
るい場合(0 °<θ1 <45°)、図4(b)は界面Aの
傾斜がきつい場合(45°≦θ 1 <90°)を示している。
図4において1つの長方形は超伝導材料の単位胞を示し
ている。短い辺の長さは結晶のa軸長またはb軸長であ
り、長い辺の長さは結晶のc軸長に相当する。例えば超
伝導材料がYBCOであるとすれば、a=0.382nm、b=0.388
6nm 、c=1.1688nm となる。aとbの長さはほとんど等
しく、cはその約3倍の長さとなっている。
【0030】よって図5(a)に示すように、第1単結
晶超伝導薄膜20のa軸またはb軸方向に配列した3個
の単位胞を1組とし、この3個の単位胞のc面に対して
第2単結晶超伝導薄膜50のa面またはb面が重なった
テラス構造となっている。また同様に、第1単結晶超伝
導薄膜20のa面またはb面に対しては、第2単結晶超
伝導薄膜50のa軸またはb軸方向に配列した3個の単
位胞のc面が重なったテラス構造となっている。
【0031】このようにして界面Aが形成されれば、界
面Aにおける格子不整合が起こり難くなる。そして、図
4に示す単結晶誘電体基板10表面(第1単結晶超伝導
薄膜20のc面)に対する界面Aの巨視的な角度θ
1 (図5のような階段状の界面Aを巨視的に平面状とみ
なした場合、第1傾斜面24、24の単結晶誘電体基板
10表面に対する角度θ1 )は tanθ1= 1/N(0 °<θ
1 <45°)、 tanθ1= N(45°≦θ1 <90°)の関係を
有していればよい。
【0032】ここで、 Nは自然数を表し、cが完全にa
およびbの3倍であると近似している。実際cは完全に
aの3倍ではないので、正確には tanθ1= (c/3a)/N か
(c/3b)/N (0 °<θ1 <45°)、tan θ1 = N ×(c/3
a) か N×(c/3b)(45°≦θ 1 <90°)と表される。そ
して、図5(b)に示すような傾斜のない場合には、断
面からみた界面Aの長さ(図中太線で示す部分)はコン
タクトホール部31の直径d(図中では 8×c)である
のに対して、図5(a)に示すような傾斜のある場合に
はコンタクトホール部31の直径dよりも長くなる(図
中では16×c)。
【0033】断面からみた界面Aの長さが大きくなると
いうことは界面を形成する面積が大きくなることを意味
している。電流の流れやすさは界面Aの面積に比例する
ため、界面Aに傾斜がある方が電流が流れやすくなり、
回路全体としての特性を向上させることができる。ま
た、第2単結晶超伝導薄膜50と第3単結晶超伝導薄膜
50との界面Bについても同様のことが言える。
【0034】以下、本発明の第3の実施形態を図6およ
び7に基づいて説明する。図6において、25、25は
第1、3回路構成要素21、23のパターンエッジを避
けた部分に設けられ、第1単結晶超伝導薄膜20のa軸
またはb軸のどちらか一方に対して平行で、単結晶誘電
体基板10表面に対して角度θ3 ( 0゜<θ3 ≦90゜)
傾斜する第3傾斜面である。
【0035】26、26は第1単結晶超伝導薄膜20の
c軸について第3傾斜面25、25に対称な位置に形成
され、第1単結晶超伝導薄膜20のa軸またはb軸のど
ちらか一方に対して平行で、単結晶誘電体基板10表面
に対して角度θ4 ( 0゜<θ 4 <90゜)傾斜する第4傾
斜面である。そして、第3傾斜面25、25および第4
傾斜面26、26により、両側面がテーパした凹部20
a、20aを第1単結晶超伝導薄膜20に形成し、かつ
界面Aを構成している。
【0036】第2単結晶超伝導薄膜50も第1単結晶超
伝導薄膜20と同様に、第2単結晶超伝導薄膜のa軸ま
たはb軸のどちらか一方に対して平行で、単結晶誘電体
基板10表面に対して角度θ5 ( 0゜≦θ5 <90゜)傾
斜する第5傾斜面53、53およびθ6 ( 0゜<θ6
90゜)傾斜する第6傾斜面54、54を有する。そし
て、第5傾斜面53、53および第6傾斜面54、54
により、両側面がテーパした凸部50a、50aを第2
単結晶超伝導薄膜50に形成し、かつ界面Bを構成して
いる。
【0037】よって、界面A及び界面Bの面積が第2の
実施形態よりも拡大され、より電流が流れやすくなる。
ここで、角度θ3 、角度θ4 、角度θ5 、角度θ6 は、
上述の第2の実施形態に示した角度θ1 の関係 tanθ1=
1/N(0 °<θ1 <45°)、tanθ1= N(45°≦θ1 <9
0°)または tanθ1= (c/3a)/N か (c/3b)/N (0 °<
θ1 <45°)、tan θ1 = N ×(c/3a) か N×(c/3b)
(45°≦θ1 <90°)と同じ関係を有する。
【0038】以下に、第3の実施形態に示す超伝導薄膜
を用いた回路の製造方法を図7に基づいて説明する。単
結晶誘電体基板10表面に超伝導材料をヘテロエピタキ
シャル成長させて、第1単結晶超伝導薄膜20を形成す
る(図7−a)。次に前記第1単結晶超伝導薄膜20を
パターンエッチして第1、第2、第3回路構成要素2
1、22、23を形成する(図7−b)。次に第1単結
晶超伝導薄膜20とエッチングレートの等しいエッチバ
ック部材70を第1単結晶超伝導薄膜20の膜厚程度
に、かつその表面が平坦となるように塗布する(図7−
c)。
【0039】次にエッチバック部材70において得るべ
き第3、第4傾斜面25、25、26、26に対応する
形状の傾斜面を有する凹部71、71を形成する(図7
−d)。次に第1、第3回路構成要素21、23表面が
露出するまでエッチバック部材70を除去すると、凹部
71に対応する第1単結晶超伝導薄膜20も同時にエッ
チング除去が開始する。最終的には、凹部71、71の
形状が第1単結晶超伝導薄膜20に転写され、第3、第
4傾斜面25、25、26、26を有する凹部20a、
20aが形成される(図7−e)。
【0040】次に絶縁材料をヘテロエピタキシャル成長
させて、その表面が平坦となるように単結晶層間絶縁膜
30を形成する(図7−f)。次に単結晶層間絶縁膜3
0をパターンエッチしてコンタクトホール部31、31
を形成する(図7−g)。次に単結晶層間絶縁膜30表
面において、得るべきクロスオーバー部41の厚さに超
伝導材料をヘテロエピタキシャル成長させて、その表面
が平坦となるように第2単結晶超伝導薄膜50を形成す
る。
【0041】次に第2単結晶超伝導薄膜50とエッチン
グレートの等しいエッチバック部材70を第2単結晶超
伝導薄膜50の膜厚程度に塗布する。そして、エッチバ
ック部材70において得るべき第5、第6傾斜面53、
53、54、54に対応する形状の傾斜面を有する凸部
72、72を形成する(図7−h)。次に凸部72、7
2が完全に除去されるまでエッチング除去すると、凸部
72、72に対応する第2単結晶超伝導薄膜50も同時
にエッチング除去される。よって、凸部72、72の形
状が第2単結晶超伝導薄膜50に転写され、第5、第6
傾斜面53、53、54、54を有する凸部50a、5
0aが形成される(図7−i)。次に得るべきクロスオ
ーバー部41の厚さに超伝導材料をヘテロエピタキシャ
ル成長させて、第3単結晶超伝導薄膜40を形成する。
そして、前記第3単結晶超伝導薄膜40をパターンエッ
チしてクロスオーバー部41を形成する(図7−j)。
【0042】以下に、エッチバック部材70に傾斜面を
有する凹部71および凸部72を形成する方法を述べ
る。一般にレジストのパターニング法としては、まず基
板にポジレジストを塗布し、このポジレジストに、透明
部と不透明部のあるマスクをあて、これを通して紫外線
を照射する。ポジレジストにおいて、感光された部分
(マスクの透明部分に対応する部分)は現像の際に除去
され、感光されていない部分(マスクの不透明部分に対
応する部分)は現像の際に基板上にそのまま残る。
【0043】このようにして、ポジレジストがパターニ
ングされる。そして本実施形態では、エッチバック部材
70としてポジレジストを用い、図示しないマスクにお
いて凹部71、71の底部に対応する位置に矩形状透明
部を設ける。傾斜面に対応する位置においては、後工程
の紫外線照射量が、上記矩形状透明部の辺側から傾斜面
が形成されなくなる部分に対応する位置に向かって徐々
に減少するように複数の縞状透明部を設ける。
【0044】こうすることにより、エッチバック部材7
0に凹部71、71を形成できる。同様にして凸部7
2、72も形成できる。ここで、ネガレジストを使用し
てもよい。この場合、ポジレジストとは逆に、紫外線が
照射して感光された部分が基板上に残ることになる。上
述の第2の実施形態において、第1傾斜面24、24を
第1単結晶超伝導薄膜20に形成する際に、第3実施形
態で述べたような傾斜面を有する凹部71および凸部7
2の形成方法を用いてもよい。
【0045】つまり、エッチバック部材に第1傾斜面2
4、24に対応する形状の傾斜面を有する凹部を形成
し、この凹部の形状を第1単結晶超伝導薄膜20に転写
してもよい。また同様に、第2単結晶超伝導薄膜50に
形成される第2傾斜面52、52を上記第3実施形態で
述べた方法を用いて形成してもよい。以上の第2実施形
態および第3実施形態では、第1単結晶超伝導薄膜20
および第2単結晶超伝導薄膜50の両方に傾斜面を形成
しているが、本発明はどちらか一方に傾斜面を形成して
もよい。こうすることにより、第1の実施形態にくらべ
て界面AまたはBの面積が拡大されて電流が流れやすく
なり、従来の回路よりもさらに回路全体の特性が向上す
ることになる。
【0046】また第2実施形態および第3実施形態で
は、第1回路構成要素21と第3回路構成要素23に設
ける第3、第4、第5、第6傾斜面25、26、53、
54の角度をそれぞれ等しくしたが、異なっていてもよ
い。また第3実施形態では、第1単結晶超伝導薄膜20
および第2単結晶超伝導薄膜50において両側面がテー
パした凹部20aおよび凸部50aを形成して界面Aお
よび界面Bを構成しているが、凹部20aおよび凸部5
0aの両側面に加えて残りの2側面もテーパしていてよ
い。こうすることにより、さらに界面AおよびBの面積
が拡大される。
【0047】また以上の実施形態では、第1単結晶超伝
導薄膜20において第1、第2、第3回路構成要素2
1、22、23のみについて述べたが、本発明はこれに
限定されることなく、3つ以上の回路構成要素を形成し
ていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す超伝導薄膜を用
いた回路の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す超伝導薄膜を用
いた回路の製造工程断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す超伝導薄膜を用
いた回路の断面図である。
【図4】(a)は界面Aの傾斜がゆるい場合の界面A近
傍の拡大図、(b)は界面Aの傾斜がきつい場合の界面
A近傍の拡大図である。
【図5】(a)は第2の実施形態の断面から見た界面A
の長さを示す図、(b)は第1の実施形態の断面からみ
た界面Aの長さを示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態を示す超伝導薄膜を用
いた回路の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態を示す超伝導薄膜を用
いた回路の製造工程断面図である。
【図8】従来技術の超伝導薄膜を用いた回路を示す断面
図である。
【図9】発明者らが作成した超伝導薄膜を用いた回路を
示す断面図である。
【符号の説明】
10…単結晶誘電体基板、20…第1単結晶超伝導薄
膜、21、22、23…第1、第2、第3回路構成要
素、30…単結晶層間絶縁膜、31…コンタクトホール
部、40…第3単結晶超伝導薄膜、41…クロスオーバ
ー部、50…第2単結晶超伝導薄膜、51…コンタクト
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 祥樹 愛知県日進市米野木町南山500番地1 株式会社 移動体通信先端技術研究所内 (56)参考文献 特開 平4−167578(JP,A) 特開 平6−90032(JP,A) 特開 平6−77545(JP,A) 特開 平4−346277(JP,A) 国際公開94/28627(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 39/24 H01L 39/00 H01L 39/02 H01L 39/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単結晶誘電体基板(10)表面に、結晶
    のc軸が単結晶誘電体基板(10)表面に対して垂直と
    なるように超伝導材料をヘテロエピタキシャル成長させ
    て、第1単結晶超伝導薄膜(20)を形成する第1の工
    程と、 前記第1単結晶超伝導薄膜(20)をパターニングして
    第1、第2回路構成要素(21、22)を形成する第2
    の工程と、 前記第1、第2回路構成要素(21、22)表面及び露
    出した前記単結晶誘電体基板(10)表面に絶縁材料を
    ヘテロエピタキシャル成長させて単結晶層間絶縁膜(3
    0)をその表面が平坦となるように形成する第3の工程
    と、 前記第1回路構成要素(21)の表面の一部が露出する
    ように前記単結晶層間絶縁膜(30)にコンタクトホー
    ル部(31)を形成する第4の工程と、 超伝導材料を結晶のc軸が単結晶誘電体基板(10)表
    面に対して平行となるようにヘテロエピタキシャル成長
    させ前記コンタクトホール部(31)に第2単結晶超伝
    導薄膜(50)を形成することで、前記コンタクトホー
    ル部(31)にコンタクト部(51)を設ける第5の工
    程と、 前記単結晶層間絶縁膜(30)表面および前記コンタク
    ト部(51)表面に、超伝導材料を結晶のc軸が前記単
    結晶誘電体基板(10)表面に対して垂直となるように
    ヘテロエピタキシャル成長させて、第3単結晶超伝導薄
    膜(40)を形成する第6の工程と、 前記第3単結晶超伝導薄膜(40)をパターニングし
    て、前記単結晶層間絶縁膜(30)上で前記第2回路構
    成要素(22)を横切るように、かつ前記第1回路構成
    要素(21)と電気的に接続されるようにクロスオーバ
    ー部(41)を形成する第7の工程と、を含み、 前記第2の工程は、前記第1単結晶超伝導薄膜(20)
    表面に、前記単結晶誘電体基板(10)表面に対して傾
    斜した第1傾斜面(24)を形成する工程を含むもので
    あって、この第1傾斜面(24)を形成する工程は、 前記第1単結晶超伝導薄膜(20)とエッチング速度の
    等しいエッチバック部材(70)を塗布する工程と、 前記エッチバック部材(70)表面を前記第1傾斜面
    (24)の形状に対応す る形状にパターニングする工程
    と、 前記エッチバック部材(70)の形状を前記第1単結晶
    超伝導薄膜(20)に転写する工程と、 からなることを特徴とする超伝導薄膜を用いた回路の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 単結晶誘電体基板(10)表面に、結晶
    のc軸が単結晶誘電体基板(10)表面に対して垂直と
    なるように超伝導材料をヘテロエピタキシャル成長させ
    て、第1単結晶超伝導薄膜(20)を形成する第1の工
    程と、 前記第1単結晶超伝導薄膜(20)をパターニングして
    第1、第2、第3回路構成要素(21、22、23)を
    形成する第2の工程と、 前記第1、第2、第3回路構成要素(21、22、2
    3)表面及び露出した前記単結晶誘電体基板(10)表
    面に絶縁材料をヘテロエピタキシャル成長させて単結晶
    層間絶縁膜(30)をその表面が平坦となるように形成
    する第3の工程と、 前記第1回路構成要素(21)および第3回路構成要素
    (23)の表面の一部が露出するように前記単結晶層間
    絶縁膜(30)にコンタクトホール部(31、31)を
    形成する第4の工程と、 超伝導材料を結晶のc軸が単結晶誘電体基板(10)表
    面に対して平行となるようにヘテロエピタキシャル成長
    させ前記コンタクトホール部(31、31)に第2単結
    晶超伝導薄膜(50)を形成することで、前記コンタク
    トホール部(31、31)にコンタクト部(51、5
    1)を設ける第5の工程と、 前記単結晶層間絶縁膜(30)表面および前記コンタク
    ト部(51、51)表面に、超伝導材料を結晶のc軸が
    前記単結晶誘電体基板(10)表面に対して垂直となる
    ようにヘテロエピタキシャル成長させて、第3単結晶超
    伝導薄膜(40)を形成する第6の工程と、 前記第3単結晶超伝導薄膜(40)をパターニングし
    て、前記単結晶層間絶縁膜(30)上で前記第2回路構
    成要素(22)を横切るように、かつ前記第1回路構成
    要素(21)および前記第3回路構成要素(23)を電
    気的に接続するようにクロスオーバー部(41)を形成
    する第7の工程と、を含み、 前記第2の工程は、前記第1単結晶超伝導薄膜(20)
    表面に、前記単結晶誘 電体基板(10)表面に対して傾
    斜した第1傾斜面(24)を形成する工程を含むもので
    あって、この第1傾斜面(24)を形成する工程は、 前記第1単結晶超伝導薄膜(20)とエッチング速度の
    等しいエッチバック部材(70)を塗布する工程と、 前記エッチバック部材(70)表面を前記第1傾斜面
    (24)の形状に対応する形状にパターニングする工程
    と、 前記エッチバック部材(70)の形状を前記第1単結晶
    超伝導薄膜(20)に転写する工程と、 からなることを特徴とする超伝導薄膜を用いた回路の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記第5の工程は、前記第2単結晶超伝
    導薄膜(50)表面に、前記単結晶誘電体基板(10)
    表面に対して傾斜した第2傾斜面(52)を形成する工
    程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の超伝
    導薄膜を用いた回路の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2傾斜面(52)を形成する工程
    は、 前記第2単結晶超伝導薄膜(50)とエッチング速度の
    等しいエッチバック部材(70)を塗布する工程と、 前記エッチバック部材(70)表面を前記第2傾斜面
    (52)の形状に対応する形状にパターニングする工程
    と、 前記エッチバック部材(70)の形状を前記第2単結晶
    超伝導薄膜(50)に転写する工程と、 からなることを特徴とする請求項3に記載の超伝導薄膜
    を用いた回路の製造方法。
  5. 【請求項5】 単結晶誘電体基板(10)表面に、結晶
    のc軸が単結晶誘電体基板(10)表面に対して垂直と
    なるように超伝導材料をヘテロエピタキシャル成長させ
    て、第1単結晶超伝導薄膜(20)を形成する第1の工
    程と、 前記第1単結晶超伝導薄膜(20)をパターニングして
    第1、第2、第3回路構成要素(21、22、23)を
    形成する第2の工程と、 前記第1、第2、第3回路構成要素(21、22、2
    3)表面及び露出した前記単結晶誘電体基板(10)表
    面に絶縁材料をヘテロエピタキシャル成長させて 単結晶
    層間絶縁膜(30)をその表面が平坦となるように形成
    する第3の工程と、 前記第1回路構成要素(21)および第3回路構成要素
    (23)の表面の一部が露出するように前記単結晶層間
    絶縁膜(30)にコンタクトホール部(31、31)を
    形成する第4の工程と、 超伝導材料を結晶のc軸が単結晶誘電体基板(10)表
    面に対して平行となるようにヘテロエピタキシャル成長
    させ前記コンタクトホール部(31、31)に第2単結
    晶超伝導薄膜(50)を形成することで、前記コンタク
    トホール部(31、31)にコンタクト部(51、5
    1)を設ける第5の工程と、 前記単結晶層間絶縁膜(30)表面および前記コンタク
    ト部(51、51)表面に、超伝導材料を結晶のc軸が
    前記単結晶誘電体基板(10)表面に対して垂直となる
    ようにヘテロエピタキシャル成長させて、第3単結晶超
    伝導薄膜(40)を形成する第6の工程と、 前記第3単結晶超伝導薄膜(40)をパターニングし
    て、前記単結晶層間絶縁膜(30)上で前記第2回路構
    成要素(22)を横切るように、かつ前記第1回路構成
    要素(21)および前記第3回路構成要素(23)を電
    気的に接続するようにクロスオーバー部(41)を形成
    する第7の工程と、を含み、 前記第5の工程は、前記第2単結晶超伝導薄膜(50)
    表面に、前記単結晶誘電体基板(10)表面に対して傾
    斜した第2傾斜面(52)を形成する工程を含むもので
    あって、この第2傾斜面(52)を形成する工程は、 前記第2単結晶超伝導薄膜(50)とエッチング速度の
    等しいエッチバック部材(70)を塗布する工程と、 前記エッチバック部材(70)表面を前記第2傾斜面
    (52)の形状に対応する形状にパターニングする工程
    と、 前記エッチバック部材(70)の形状を前記第2単結晶
    超伝導薄膜(50)に転写する工程と、 からなることを特徴とする超伝導薄膜を用いた回路の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 前記第2の工程は、前記第1単結晶超伝
    導薄膜(20)表面に、前記単結晶誘電体基板(10)
    表面に対して傾斜した第1傾斜面(24)を 形成する工
    程を含むことを特徴とする請求項5に記載の超伝導薄膜
    を用いた回路の製造方法。
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