JP2913772B2 - ホームバスシステム、受信装置及び送信装置 - Google Patents

ホームバスシステム、受信装置及び送信装置

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JP2913772B2 JP14489090A JP14489090A JP2913772B2 JP 2913772 B2 JP2913772 B2 JP 2913772B2 JP 14489090 A JP14489090 A JP 14489090A JP 14489090 A JP14489090 A JP 14489090A JP 2913772 B2 JP2913772 B2 JP 2913772B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はホーム・バスシステム等の複数の電子機器の
制御を行うホームバスシステムと、このシステムに適用
される受信装置及び送信装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明はホーム・バスシステム等の複数の電子機器の
制御を行うシステムであって、主制御手段とこの主制御
手段に接続された副制御手段とで構成されるものにおい
て、副制御手段でビデオ情報を受信する場合、このビデ
オ情報に付随するオーディオ情報を、オーディオ伝送チ
ャンネルに空きがあるとき、このオーディオ伝送チャン
ネルで伝送するようにし、オーディオ伝送チャンネルに
空きがないとき、ビデオ伝送チャンネルに周波数多重で
含まれるオーディオ情報から得るようにし、主制御手段
と副制御手段との間の伝送路が効率良く使用されるよう
にしたものである。
〔従来の技術〕
近時、家庭内で、例えばパーソナルコンピュータ、照
明制御端末、ガス漏れ検出手段等の各種電子機器を伝送
用ケーブルで結合し、各種制御を行なうホーム・バスシ
ステムが実用化されている。更に本出願人はオーディオ
やビデオ情報を家庭内で各部屋に1ヶ所から有線で配分
して、適宜情報の視聴が行なえるマルチ・リンクシステ
ム(以下MLSと記す)等も提案した。このMLSは第7図に
示す様に構成されている。
同図で、家屋(1)内の複数の部屋のうち例えば、地
下室或は応接室等をマスタールーム(2)とし、このマ
スタールーム(2)内のマルチプリアンプ等のマルチリ
ンクセンタ(3)を設け、このマルチリンクセンタ
(3)で駆動される複数の機器例えば、CDプレーヤ
(4)、テープカセットデッキ(5)、DATデッキ
(6)、AM,FMチューナ(7)、VTR(8)、レーザディ
スクプレーヤ(9)、左右スピーカ(12L)(12R)を含
むメインアンプ(10)、TV受像機(13)等を集中的に配
設し、マスタールーム(2)内でもリモコン(14)等の
操作でこれら複数の機器内の好みのオーディオ情報(1
6)やビデオ情報(15)が視聴出来る様になされてい
る。このマスタールーム(2)内のマルチリンクセンタ
(3)には有線TV(CATV)情報等が混合器(17a)及び
ケーブル(18)を介して供給されると共に、マスタール
ーム(2)内に集中的に配設したオーディオ情報(16)
やビデオ情報(15)を混合器(17a)と分配器(17b)を
介して複数のルーム(20)(21)(22)(23)で適宜に
リモートコントローラ(以下リモコンと記す)(14a)
〜(14c)により視聴出来る様にケーブル(19)の配線
によって分配されている。各ルーム(20)(21)(22)
にはマルチルンクレシーバ(25)(26)(27)が設けら
れ、マルチリンクレシーバ(25)には左右スピーカ(28
L)(28R)が配設され、ルーム(20)では例えば、CDプ
レーヤ(4)等からのオーディオ情報(16)を聴く様に
成され、ルーム(21)ではマルチレシーバ(26)と左右
スピーカ(29L)(29R)とTV受像機(30)が配設され、
例えばVTR(9)等からのビデオ情報(15)がリモコン
(14b)の操作で視ることが出来る。ルーム(22)では
リモコン(14c)の操作によって、例えばDAT(6)等か
らのオーディオ情報(15)をマルチリンクレシーバ(2
7)及び左右スピーカ(30L)(30R)で聴くことが出来
る。ルーム(23)ではTV受像機(31)が配設され、例え
ばCATVが視られる様に成されている。
上述のマスタールーム(2)内のマルチリンクセンタ
と各種電子機器(4)〜(10)とのデータやコマンドの
授受を、更に詳記すると、マスタールーム(2)内では
混合器(17a)からのTV,CATV情報及び各ルームからの制
御信号は2分配器(32)に供給される。2分配器(32)
ではCATV,TV,FM等のRF信号を3分配器(33)に供給する
と共にオーディオ情報(16)やビデオ情報(15)(以下
AV情報と記す)並にリモコン制御信号をマルチリンクセ
ンタ(3)に分配する。マルチリンクセンタ(3)とソ
ース源である各種電子機器(4)〜(9)は制御ライン
(34)で直列的に結ばれている。AV情報はA/Vライン(3
5)を介してマルチリンクセンタ(3)に並列的に供給
され、AV情報はこのマルチリンクセンタ(3)→2分配
器(32)→ケーブル(18)→混合器(17a)→分配器(1
7b)→ケーブル(19)の経路で各ルーム(20)〜(23)
内のマルチリンクレシーバ(25)〜(27)に供給され
る。
マスタールーム(2)内の2分配器(32)で分配され
たCATV等のRF信号は3分配器(33)で例えば、CATV用の
TV受像機(13)のTV用のRF信号、チューナ(7)のFM用
のRF信号、VTR(9)のTV用のRF信号等に分配されてい
る。
この場合、マルチリンクセンタ(3)と各ルームのマ
ルチリンクレシーバ(25)(26)(27)間でリモコン
(14a)〜(14c)から供給されるリモコン制御信号とし
ては現在出願人が統一して使用しているSIRCS:サークス
(Sony Infrared Renote Control System)が用いられ
ている。このSIRCS方式は赤外線デジタルコード方式の
リモコンのフォーマットであり、第7図にコードフォー
マットを示す。このフォーマットは通常15ビット(又は
12ビット)で構成され、スタートを規定する識別信号と
してのガイドパルス(36)と、このガイドパルスに続く
20より始まる15ビット(又は12ビット)の2進コードを
用い7ビットで制御機能を表すデータコード(37)を有
し、このコードの後の8ビット(又は5ビット)で商品
カテゴリを表す商品コード(38)で1フレーム(45ms)
を構成している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このようなMLSは、例えば最大で16のサブ
ルームがマスタールームに接続できるようにしてあるの
に対し、マスタールーム側のマルチリンクセンタ(3)
から送出できるオーディオ情報(16)やビデオ情報(1
5)は、チャンネル数に制限があり、用意されたチャン
ネル数を越える複数のサブルームからの要求には応える
ことができない。この場合、特にビデオ情報にはこのビ
デオ情報と共に再生されるオーディオ情報が不可欠であ
り、ビデオ情報の伝送にはビデオチャンネルとオーディ
オチャンネルとの2チャンネルが必要である。従って、
マルチリンクセンタ(3)に接続したオーディオ機器
(CDプレーヤ(4)、テープカセットデッキ(5)、DA
Tデッキ(6)、AM,FMチューナ(7)等)から送出され
る複数のオーディオ情報でオーディオチャンネルに空き
がないとき、ビデオチャンネルに空きがあっても、ビデ
オ情報のサブルームへの伝送が完全にはできず、ビデオ
チャンネルが有効に使用できない不都合があった。
本発明の目的は、この種のシステムにおいて用意され
た伝送チャンネルを有効に使用できるようにすることに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、例えば第1図に示すように、オーディオ情
報及びビデオ情報を送出することの出来る各種電子機器
(4)〜(9)を集中的に配設し、この各種電子機器
(4)〜(9)を制御する主制御手段(3)と、主制御
手段(3)を介して、オーディオ情報及びビデオ情報を
適宜受信出来る様に複数の部屋(20)〜(22)にケーブ
ル(18)(19)を介して配設された副制御手段(25)〜
(27)とを有する送受信装置に於いて、副制御手段(2
6)でビデオ情報を受信する場合に、オーディオ情報の
伝送チャンネルに空きがあるとき、ビデオ情報と共に再
生されるオーディオ情報を、オーディオ情報の伝送チャ
ンネルで伝送させて受信するようにし、オーディオ情報
の伝送チャンネルに空きがないとき、ビデオ情報と共に
再生されるオーディオ情報を、ビデオ情報の伝送チャン
ネルに周波数多重で含まれるオーディオ情報から得るよ
うにしたものである。
〔作用〕
このようにしたことで、何れかの部屋でビデオ情報の
視聴を行う際に、オーディオ情報の伝送チャンネルに空
きがあるときには、ビデオ情報に付随したオーディオ情
報がこのオーディオ情報の伝送チャンネルで高品位に伝
送され、ビデオ情報に付随したオーディオ情報の高品位
な再生が行える。そして、他の部屋でオーディオ情報が
聴取されてオーディオ情報の伝送チャンネルに空きがな
いときには、ビデオ情報の伝送チャンネルに周波数多重
で含まれるオーディオ情報が再生され、ビデオ情報の伝
送チャンネルだけでビデオプログラムの視聴が可能にな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の送受信装置をMLSに適用したものにつ
いて、第1図〜第6図を参照して説明する。
第1図及び第2図で本発明のMLSの構成を説明するに
先だち、外部信号としてCATV信号受信時の本例のMLSの
周波数アロケーションを第3図及び第4図に、リモコン
信号のフォーマットを第5図に、更にこのリモコン信号
のデータ定義の一部を第6図で説明する。
第3図で(40)はFMされたCATVの例えば、2チャンネ
ルから50チャンネルで45MHz〜370MHzの帯域である。本
例のMLSに用いるAV情報はこのCATV帯域の上下に配置さ
れる。即ち、ビデオ情報(15)はアナログでありAM+FM
変調され、CATV帯域の高域側に配設され、オーディオ情
報(16)はデジタル化され、2相位相変調(2PSK:phase
shift keying)され、CATV帯域の低域側に配される。
オーディオ情報(16)並にビデオ情報(15)は共に周波
数多重変調される。この場合、オーディオ情報(16)は
3チャンネル用意され、ビデオ情報(15)は1チャンネ
ル用意されている。更にリモコン制御用の第1のリモコ
ン信号(41)及び第2のリモコン信号(42)がデジタル
周波数変調(FSK:frequency shift keying)され、第1
のリモコン信号(41)の搬送波は例えば16.5MHzに第2
のリモコン信号(42)の搬送波は例えば17.5MHzに選択
される。これらリモコン信号は時間軸多重変調されてい
る。この第1のリモコン信号はマスタールーム(2)側
から各ルーム側への制御に用いられ、第2のリモコン信
号(42)は各ルームのリモコン(14a)〜(14c)からマ
スタールーム(2)のマルチリンクセンタ(3)側への
制御に用いられる。
ここで、オーディオ情報チャンネルとビデオ情報チャ
ンネルの詳細を第4図に示すと、第1のリモコン信号
(41)から6MHz離れた22.5MHzの搬送波周波数で第1の
オーディオ情報チャンネル(以下CH1とする)があり、
更に3MHz離れた25.5MHzの搬送波周波数で第2のオーデ
ィオ情報チャンネル(以下CH2とする)があり、更に6MH
z離れた31.5MHzの搬送波周波数で第3のオーディオ情報
チャンネル(以下CH3とする)がある。この場合、各オ
ーディオ情報チャンネルCH1〜CH3は、デジタルデータ化
されてオーディオ情報が伝送される。
また、CATVチャンネル(40)よりも上側の、415.25MH
zの搬送波周波数でビデオ情報チャンネル(以下CH4とす
る)がある。この場合、このCH4のビデオ情報チャンネ
ルには、ビデオ信号を構成する輝度信号Yとクロマ信号
Cとが周波数多重で伝送されると共に、このビデオ信号
と同時に再生されるオーディオ信号Aがアナログオーデ
ィオ信号をFM変調した状態で周波数多重で伝送される。
第5図は第1及び第2のリモコン信号のフォーマット
を示すもので、第5図Aは第1のリモコン信号(41)で
あり、始めに同期信号(41a)があり、その後にデータ
送出ルーム番号、各ルームの送受信許可フラグ等のマス
ター情報(41b)を100ms毎に送出している。第5図Bは
第2のリモコン信号(42)のフォーマットを示すもの
で、100msの間に1024ビットのデータが第1のルームか
ら第16のルーム迄の制御データ(42a)(42b)‥‥(42
p)として送られる。各ルーム毎のデータは第5図Cに
示す様に64ビットデータで始めに同期信号(42a′)、
プライオリティーデータ(42b′)、上述したSIRCSの12
〜15ビットのデータ(42c′)、その他のセキュリティ
用ステータスデータ(42d′)並にCRC(42e′)より成
り、時間軸圧縮されている。
また、第6図は第5図Aに示した第1のリモコン信号
(41)のマスター情報(41b)の定義の一部を示す図で
あり、所定の2バイトn,mを使用して各チャンネルCH1
CH4の使用状況を示している。即ち、この2バイト(16
ビット)を4ビットずつ4つに分け、それぞれを各チャ
ンネルCH1〜CH4に対応させてある。そして、それぞれの
チャンネルの領域では、4ビットの16進表示によりマル
チリンクセンタ(3)から該当するチャンネルに送出さ
れる情報の種類(即ち情報源の機器)を示している。
第1図は本例の送受信装置をMLSに適用した場合の系
統図であり、第7図と対応部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。
第1図はマルチリンクセンタ(3)内は第5図で説明
した。各ルーム(20)〜(22)側のリモコン(14a)〜
(14c)でケーブルを介してマスタールーム(2)側の
マルチリンクセンタ(3)に伝送される第1及び第2の
リモコン信号(41)(42)の伝送経路を示している。こ
のマルチリンクセンタ(3)内の2分配器(32)で分配
されたリモコン(14a)〜(14c)側からの第2のリモコ
ン信号(42)は17.5MHzの搬送波を有し、RF回路(43)
でRF処理が成され、次段の第1のデコーダ(44)では第
5図Bに示す100msの第2のリモコン信号のデータのう
ち所定ビットのデータがデコードされて取り出される。
このデコードデータを次の第2のデコーダ(45)に入れ
ると第5図Cに示す様な64ビットの1ルーム単位のデー
タを出力する。この第2のデコーダ(45)の出力はマイ
クロコンピュータ(以下CPUと記す)(47)に供給され
る。このCPU(47)は100ms区間の16部屋分同時に処理す
ることが出来て、メモリ(46)を有し、このCPU(47)
は部屋毎の64ビットのリモコン信号から読み出したデー
タを整理し、リモコン(14a)〜(14c)のコマンド状態
をみて、例えば、CDプレーヤ(4)やDAT(6)を再生
する時にはCDプレーヤやDATに対応するメモリ内の表に
フラグを立てて、CPU(47)の出力端子(49)からCDプ
レーヤ(4)、DAT(6)、チューナ(7)、VTR
(8)、メインアンプ(10)等にフラグの立った制御デ
ータを送出する。この制御データは第8図で説明したSI
RCS信号で1フレーム45msであり確実性を増すため、2
回の一致をみてCDプレーヤ(4)、DAT(6)、チュー
ナ(7)、VTR(8)、メインアンプ(10)等の複数の
電子機器に制御データを与える様にしている。
次に、各サブルーム(20)〜(23)での受信状態につ
いて第2図を参照して説明する。ここでは、マルチリン
クレシーバ(26)に左右スピーカ(29L)(29R)とTV受
像機(30)が配設されたサブルーム(21)での受信を行
う場合について説明する。
ケーブル(19)によりマルチリンクセンタ(3)側か
ら伝送される各チャンネルの情報は、マルチリンクレシ
ーバ(26)の入力端子(51)からデコーダ(52)に供給
される。そして、このデコーダ(52)で必要とするチャ
ンネルを搬送波から復調し、この復調したチャンネルに
含まれる情報を抽出する。そして、オーディオ情報チャ
ンネルCH1〜CH3から抽出した情報をEFM復調回路(53)
に供給し、EMF変調されたデジタルデータを復調し、得
られるデジタルデータをデジタル・アナログ変換器(5
4)に供給する。そして、このデジタル・アナログ変換
器(54)でデジタルデータをアナログオーディオ信号に
変換し、左右のアナログオーディオ信号を切換スイッチ
(56L)(56R)の一方の固定接点に供給する。
また、デコーダ(52)で復調した第1のリモコン信号
(41)を、CPU(60)に供給し、このCPU(60)で第1の
リモコン信号(41)に基づいてマルチリンクレシーバ
(26)内の各回路の制御を行う。この場合、切換スイッ
チ(56L)(56R)の切換制御も行う。
さらに、デコーダ(52)を介してビデオ情報チャンネ
ルCH4の信号及びCATVチャンネルの信号を、出力端子(5
5)からTV受像機(30)に供給する。この場合、TV受像
機(30)のアンテナ線入力端子に供給する。そして、TV
受像機(30)が備えるチューナで、ビデオ情報チャンネ
ルCH4及びCATVチャンネルの受信を行い、TV受像機(3
0)の画面に受信映像を表示させる。そして、TV受像機
(30)のチューナが受信したチャンネルに周波数多重で
含まれるオーディオ信号を、ベースバンドのオーディオ
信号としてこのTV受像機(30)の音声モニタ出力から出
力される。なお、このTV受像機(30)が備えるスピーカ
からは、原則として音声再生を行わない。
そして、この音声モニタ出力から出力される左右のオ
ーディオ信号を、マルチリンクレシーバ(26)のオーデ
ィオ信号入力端子(59L)(59R)を介して切換スイッチ
(56L)(56R)の他方の固定接点に供給する。
そして、このマルチリンクレシーバ(26)の切換スイ
ッチ(56L)(56R)の可動接点に得られる左右のオーデ
ィオ信号を、オーディオ信号処理回路(57)に供給し、
このオーディオ信号処理回路(57)でプリアンプ,メイ
ンアンプが行う処理等を行い、処理された左右のオーデ
ィオ信号を、出力端子(58L)(58R)から左右のスピー
カ(29L)(29R)に供給する。
そして本例においては、CPU(60)の制御で行う切換
スイッチ(56L)(56R)の切換えを、オーディオ情報チ
ャンネルCH1〜CH3の使用状態に応じて行う。即ち、この
サブルーム(21)にいる操作者が、マスタールーム
(2)のマルチリンクセンタ(3)に接続されたオーデ
ィオ機器(CDプレーヤ(4)、テープカセットデッキ
(5)、DATデッキ(6)、AM,FMチューナ(7))から
オーディオ情報チャンネルCH1〜CH3に送出されるオーデ
ィオ情報を受信したいときには、デジタル・アナログ変
換器(54)の出力オーディオ信号が切換スイッチ(56
L)(56R)を介してオーディオ信号処理回路(57)に供
給されるように切換わる。このように切換わることで、
マスタールーム(2)のマルチリンクセンタ(3)側か
ら伝送されるデジタルオーディオ信号がマルチリンクレ
シーバ(26)で受信され、この受信デジタルオーディオ
信号に基づいてステレオオーディオのスピーカ(29L)
(29R)からの再生が行われる。
また、CATVチャンネルの受信を行う際には、TV受像機
(30)の音声モニタ出力から出力されるオーディオ信号
が切換スイッチ(56L)(56R)を介してオーディオ信号
処理回路(57)に供給されるように切換わる。このよう
に切換わることで、各CATVチャンネルに周波数多重で伝
送される受信映像に対応したオーディオ信号が、TV受像
機(30)内のチューナで受信され、この受信されたオー
ディオ信号がスピーカ(29L)(29R)に供給されて再生
される。
そして、マスタールーム(2)のマルチリンクセンタ
(3)に接続されたビデオ機器(VTR(8)、レーザデ
ィスクプレーヤ(9))からビデオ情報チャンネルCH4
に送出されるビデオ情報の受信を行う際には、オーディ
オ情報チャンネルCH1〜CH3の使用状況に応じて切換スイ
ッチ(56L)(56R)が切換わる。即ち、ビデオ情報のマ
ルチリンクセンタ(3)からの伝送時に、オーディオ情
報チャンネルCH1〜CH3の何れかに空きがあるときには、
受信するビデオ情報に付随するオーディオ情報が、この
何れかのオーディオ情報チャンネルCH1〜CH3を使用して
伝送される。この場合、マルチリンクレシーバ(26)で
は、CPU(60)が第1のリモコン信号(41)の所定バイ
トn,m(第6図参照)の情報を検出することで、この伝
送チャンネルが判断できる。そして、受信するビデオ情
報に付随するオーディオ情報が、この何れかのオーディ
オ情報チャンネルCH1〜CH3を使用して伝送されるとCPU
(60)が判断したときには、デコーダ(52)でこの伝送
チャンネルを復調させると共に、デジタル・アナログ変
換器(54)の出力オーディオ信号が切換スイッチ(56
L)(56R)を介してオーディオ信号処理回路(57)に供
給されるように切換を制御する。このように制御するこ
とで、TV受像機(30)で受像される画像に対応したオー
ディオ信号がスピーカ(29L)(29R)に供給されて再生
される。このときには、オーディオ信号がマルチリンク
センタ(3)側からデジタルデータとして伝送されるの
で、高品位に伝送され、高品位なオーディオ信号がスピ
ーカ(29L)(29R)から再生される。
そして、ビデオ情報の受信を行う際に、全てのオーデ
ィオ情報チャンネルCH1〜CH3が、他のルーム(20),
(22),(23)等での要求に応じてオーディオ機器
(4)〜(7)から送出されるオーディオ情報の伝送に
使用されている場合には、ビデオ情報に付随するオーデ
ィオ情報の伝送がこのオーディオ情報チャンネルCH1〜C
H3ではできない。このような場合には、TV受像機(30)
の音声モニタ出力から出力されるオーディオ信号が切換
スイッチ(56L)(56R)を介してオーディオ信号処理回
路(57)に供給されるように切換わる。この場合にも、
第1のリモコン信号(41)の所定バイトn,mの情報を検
出することで、CPU(60)がオーディオ情報チャンネルC
H1〜C3によるビデオ機器からのオーディオ情報の伝送が
行われないことを判別できる。
このように切換スイッチ(56L)(56R)が切換わるこ
とで、ビデオ情報チャンネルCH4に周波数多重で伝送さ
れる受信映像に対応したオーディオ信号が、TV受像機
(30)内のチューナで受信され、この受信したオーディ
オ信号がスピーカ(29L)(29R)に供給されて再生され
る。この場合には、マルチリンクセンタ(3)側からFM
変調されて伝送されるアナログオーディオ信号を使用す
るので、オーディオ情報チャンネルで伝送されるデジタ
ルオーディオ信号の再生時に比べ、多少音質が落ちる。
このように本例によると、各サブルーム(20)〜(2
3)でマルチリンクセンタ(3)側から送出されるビデ
オ情報を受信する際には、オーディオ情報チャンネルCH
1〜CH3に空きがある場合、このオーディオ情報チャンネ
ルCH1〜CH3の何れかで伝送されるデジタルオーディオ信
号による、再生映像に対応した高品位なオーディオ信号
の再生が行われる。そして、オーディオ情報チャンネル
CH1〜CH3に空きがない場合には、ビデオ情報チャンネル
CH4に周波数多重で伝送される受信映像に対応したオー
ディオ信号による、再生映像に対応したオーディオ信号
の再生が行われ、ビデオ情報チャンネルCH4だけによる
オーディオとビデオとの再生が行われ、少ない伝送チャ
ンネルCH1〜CH4が有効に活用される。
なお、上述したMLSの他に、同様な制御を行う各種の
ホームバスシステム等にも本発明が適用できることは勿
論である。
〔発明の効果〕
本発明によると、何れかの部屋でビデオ情報の視聴を
行う際に、オーディオ情報の伝送チャンネルに空きがあ
るときには、ビデオ情報に付随したオーディオ情報がこ
のオーディオ情報の伝送チャンネルで高品位に伝送さ
れ、ビデオ情報に付随したオーディオ情報の高品位な再
生が行える。そして、他の部屋でオーディオ情報等が聴
取されてオーディオ情報の伝送チャンネルに空きがない
ときには、ビデオ情報の伝送チャンネルに周波数多重で
含まれるオーディオ情報が再生され、ビデオ情報の伝送
チャンネルだけでビデオプログラムの視聴が可能にな
る。従って、伝送チャンネルが有効に活用される利益が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す系統図、第2図は本発
明の一実施例のサブルームの構成を示す構成図、第3図
及び第4図はMLSの周波数アロケーションを示す説明
図、第5図はリモコン信号のフォーマットを示す説明
図、第6図は第1のリモコン信号のバイトデータの定義
の一部を示す説明図、第7図は従来のMLSの構成図、第
8図はデジタルリモコンフォーマットの説明図である。 (1)は家屋、(3)はマルチリンクセンタ、(4)は
CDプレーヤ、(5)はデッキ、(6)はDAT、(7)は
チューナ、(8)はVTR、(9)はCDプレーヤ、(10)
はメインアンプ、(20)〜(23)はルーム、(25)〜
(27)はマルチリンクレシーバ、(44)及び(45)はデ
コーダ、(47)はCPU、(56L)(56R)は切換スイッ
チ、(60)はCPUである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マスタールームに集中的に配設されたオー
    ディオ情報及び/又はビデオ情報を送出可能な複数の電
    子機器と上記マスタールームから離間したサブルームに
    配設された受信装置とを、オーディオ情報のみが伝送可
    能なオーディオ情報チャンネルとオーディオ情報を周波
    数多重されて伝送されるビデオ情報チャンネルから構成
    される伝送路で接続し、上記マスタールームから送信さ
    れるオーディオ情報及び/又はビデオ情報を離間したサ
    ブルームで視聴可能なホームバスシステムにおいて、 上記伝送路のオーディオ情報チャンネルの使用状況を判
    別する判別手段と、 上記ビデオ情報チャンネルに重畳されている周波数多重
    されたオーディオ情報と上記オーディオ情報チャンネル
    に伝送されるオーディオ情報を選択的に切換える切換手
    段と、 上記判別手段にて上記オーディオ情報チャンネルが既に
    使用済みと判断されたときには、上記ビデオ情報チャン
    ネルに重畳されている周波数多重されたオーディオ情報
    を選択するように上記切換手段を制御するとともに、 上記判別手段にて上記オーディオ情報チャンネルが使用
    されていないと判断されたときには、上記オーディオ情
    報チャンネルに伝送されるオーディオ情報を選択するよ
    うに上記切換手段を制御する切換制御手段とを備えてな
    るホームバスシステム。
  2. 【請求項2】離間したマスタールームから、オーディオ
    情報のみが伝送可能なオーディオ情報チャンネルとオー
    ディオ情報を周波数多重されて伝送されるビデオ情報チ
    ャンネルから構成される伝送路を介して送信されるオー
    ディオ情報及び/又はビデオ情報を受信する上記マスタ
    ールームとは離間したサブルームに配設された受信装置
    は、 上記マスタールームから送信されるオーディオ情報が、
    上記オーディオ情報チャンネルを用いて伝送されている
    か、上記ビデオ情報チャンネルを用いて伝送されている
    かを判別する判別手段と、 上記ビデオ情報チャンネルに重畳されている周波数多重
    されたオーディオ情報と上記オーディオ情報チャンネル
    に伝送されるオーディオ情報を選択的に切換える切換手
    段と、 上記判別手段にて上記ビデオ情報チャンネルを用いて伝
    送されていると判断されたときには、上記ビデオ情報チ
    ャンネルに重畳されている周波数多重されたオーディオ
    情報を選択するように上記切換手段を制御するととも
    に、 上記判別手段にて上記オーディオ情報チャンネルを用い
    て伝送されていると判断されたときには、上記オーディ
    オ情報チャンネルに伝送されるオーディオ情報を選択す
    るように上記切換手段を制御する切換制御手段とを備え
    てなる受信装置。
  3. 【請求項3】オーディオ情報のみが伝送可能なオーディ
    オ情報チャンネルとオーディオ情報を周波数多重されて
    伝送されるビデオ情報チャンネルから構成される伝送路
    を介してオーディオ情報及び/又はビデオ情報を離間し
    たサブルームへ送信するマスタールームに配設された送
    信装置は、 上記伝送路のオーディオ情報チャンネルの使用状況を判
    別する判別手段と、 上記判別手段にて上記オーディオ情報チャンネルが既に
    使用済みと判断されたときには、 上記ビデオ情報チャンネルに重畳されている周波数多重
    されたオーディオ情報を送信し、 上記判別手段にて上記オーディオ情報チャンネルが使用
    されていないと判断されたときには、上記ビデオ情報に
    付随するオーディオ情報を上記オーディオ情報チャンネ
    ルを用いて送信する送信手段とを備えてなる送信装置。
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