JP2913385B2 - 生ごみ処理装置及び生ごみ処理法 - Google Patents

生ごみ処理装置及び生ごみ処理法

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JP2913385B2
JP2913385B2 JP8058156A JP5815696A JP2913385B2 JP 2913385 B2 JP2913385 B2 JP 2913385B2 JP 8058156 A JP8058156 A JP 8058156A JP 5815696 A JP5815696 A JP 5815696A JP 2913385 B2 JP2913385 B2 JP 2913385B2
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rotating
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HAKUJISHA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭や外食産業や
食品製造業の調理に伴い毎日継続的に大量に発生してく
る野菜・魚・肉・貝殻・蟹殻等の生ごみが、約60%が
水分であり、雑菌の繁殖源であり、悪臭の発生源であ
り、ごみ処分場の処理能力を上回るほど量が多すぎ、燃
焼に要するカロリーが莫大であり、排水に流すことによ
り河川の富栄養化という環境問題を引き起こす大きな原
因ともなっており、これらの諸問題を解決するため、生
ごみを脱水・殺菌・消臭・少量化させ、燃焼カロリーを
減少させ、河川の富栄養化防止を達成することのできる
生ごみ処理装置及び生ごみ処理法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭や外食産業や食品製造業にお
ける生ごみの処理には、焼却炉を用い火力でもって燃焼
させる方法、タンクに菌を一緒に入れて混ぜ約1週間ほ
ど時間をかけて腐敗させて腐葉土にする方法、排水ダク
トに連結したミキサー用回転刃を有する装置を用い粉砕
してそのまま排水に流してしまう方法等が看られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生ごみを焼却炉の熱で
処理しようとした場合、前記した生ごみの問題のうち脱
水・殺菌・消臭・少量化・河川の富栄養化防止は一応達
成できるが、生ごみの約60%は水分なので燃焼に要す
るカロリーが非常に高いこと、沢山の燃料を消費するこ
と、大量の熱や二酸化炭素を環境中に放出して温暖化の
原因になること、焼き尽くすまでに時間がかかること、
経済的でないこと、貝殻などがそのまま残ること、大き
な装置を必要とすること、一般の家庭や外食産業にはそ
のような施設は作れないことなどが問題としてあげられ
る。
【0004】生ごみに菌を混ぜてタンクの中で腐葉土に
変え腐敗によって処理しようとした場合、前記した生ご
みの問題のうち少量化・河川の富栄養化防止は一応達成
できるが、腐敗に要する時間が非常に長いこと、貝殻や
蟹殻などがそのまま残ること、臭いがあること、少量の
処理しかできないこなどが問題としてあげられる。
【0005】生ごみを排水ダクトに連結したミキサーに
いれ回転刃で粉砕してそのまま排水に流してしまう場
合、外に生ごみを捨てる手間が省けるだけで、前記した
生ごみの問題は何も解決しておらず、貝殻や蟹殻なども
他の生ごみと一緒に砕けて排水ダクトから河川に入り、
富栄養化を益々推し進めてしまう問題がある。
【0006】本発明は上記した従来の生ごみ処理装置の
問題を全て解決し、生ごみの脱水・殺菌・消臭・少量化
・燃焼カロリーの節減・河川の富栄養化防止を達成する
生ごみ処理装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明は上記した従来の生ごみ処理法の問
題を全て解決し、生ごみの脱水・殺菌・消臭・少量化・
燃焼カロリー節減・河川の富栄養化防止を達成する生ご
み処理法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心下部に回
転軸を有し中心から1本以上5本以下の奇数本を回転軸
から均等間隔直線に対し回転方向に30度傾斜した
角度に生ごみと生石灰を攪拌し生ごみ通過孔に順々に送
り込んで切断するための角柱状の羽根を−体的に形成し
この羽根を囲むように角環状のリングを一体的に形成し
リングと羽根で区画された空間部を有し羽根とリングの
裏面がフラットである回転カッター部と、回転カッター
部よりも大径で外周部に取付け部を有し中心には回転軸
が回転自在に貫通した貫通孔を有し表面は回転カッター
部の裏面が密着しつつ回転するようフラットであり孔外
縁はリングの内周の一定区間と同形でそこから貫通孔付
近の孔内縁まで延長された孔前後両側縁は中央が円弧状
に拡開されこの生ごみ通過孔が中心から180度の左右
対称位置に2つ形成され回転する奇数本の羽根と左右の
生ごみ通過孔が左右交互に挟交し羽根が外側から中心の
内側に向かって挟交し柔らかい生ごみは孔前側縁のあら
ゆる位置で切断され固い生ごみは孔前側縁を外側から内
側に向かって移動して最もトルクの強くなる最内側位置
まできて切断されるところの生ごみ通過孔の孔前側縁の
裏面には生ごみや生石灰を巻き込み固くて大きな切断物
をさらに小さく粉砕するための大きな角度の隙間傾斜を
形成しそれと連続した中心側には小さく粉砕された固い
粉砕物を巻き込んでさらに細かく粉砕するために2つの
生ごみ通過孔の途中位置まで小さな角度の隙間傾斜を形
成しており生ごみ通過孔を除いた裏面全体は回転軸の回
転方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外周部分
で浅くなっている多数の条溝を渦状に形成した挽き臼上
部となっており条溝間の山はフラットである固定円盤部
と、固定円盤部の円盤部分と同径で中心は回転軸と一体
的に連結連動し表面全体は回転方向と逆方向に傾斜した
角度を有する中心付近で深く外周部分で浅くなっている
多数の条溝を渦状に形成した挽き臼下部となっており条
溝間の山は固定円盤部の生ごみ通過孔と隙間傾斜を除い
た条溝間の山と密着しつつ回転するようフラットで固定
円盤部と回転円盤部の条溝の交点は中心から外周に向か
って移動するため生ごみと生石灰は中心付近から外周に
向かって徐々に細かくペースト状にまで粉砕混合され水
和反応を起こして脱水・殺菌・消臭・小量化されつつ移
動し外周の条溝から処理物を排出させる回転円盤部と、
表面に回転円盤部の裏面を−体的に固定するための取付
けバーを内周面から中心に向かい均等間隔に所要数形成
しておりその内周は回転円盤部よりも大径でその内周と
回転円盤部外周の間に形成されるスリットは固定円盤部
と回転円盤部の外周の両者の条溝から排出される処理物
が通過するためのものでありその外周はモーターからの
回転を伝導される駆動ベルトを掛ける面である環状プー
リーとから成る攪拌切断粉砕混合反応装置を有すること
を特徴とする生ごみ処理装置に関するものである。
【0009】本発明は、中心下部に回転軸を有し中心か
ら1本以上5本以下の奇数本を回転軸から均等間隔
直線に対し回転方向に30度傾斜した角度に生ごみと生
石灰を攪拌し生ごみ通過孔に順々に送り込んで切断する
ための角柱状の羽根を−体的に形成しこの羽根を囲むよ
うに角環状のリングを一体的に形成しリングと羽根で区
画された空間部を有し羽根とリングの裏面がフラットで
ある回転カッター部と、回転カッター部よりも大径で外
周部に取付け部を有し中心には回転軸が回転自在に貫通
した貫通孔を有し表面は回転カッター部の裏面が密着し
つつ回転するようフラットであり孔外縁はリングの内周
の一定区間と同形でそこから貫通孔付近の孔内縁まで延
長された孔前後両側縁は中央が円弧状に拡開されこの生
ごみ通過孔が中心から180度の左右対称位置に2つ形
成され回転する奇数本の羽根と左右の生ごみ通過孔が左
右交互に挟交し羽根が外側から中心の内側に向かって挟
交し柔らかい生ごみは孔前側縁のあらゆる位置で切断さ
れ固い生ごみは孔前側縁を外側から内側に向かって移動
して最もトルクの強くなる最内側位置まできて切断され
るところの生ごみ通過孔の孔前側縁の裏面には生ごみや
生石灰を巻き込み固くて大きな切断物をさらに小さく粉
砕するための大きな角度の隙間傾斜を形成しそれと連続
した中心側には小さく粉砕された固い粉砕物を巻き込ん
でさらに細かく粉砕するために2つの生ごみ通過孔の途
中位置まで小さな角度の隙間傾斜を形成しており生ごみ
通過孔を除いた裏面全体は回転軸の回転方向に傾斜した
角度を有する中心付近で深く外周部分で浅くなっている
多数の条溝を渦状に形成した挽き臼上部となっており条
溝間の山はフラットである固定円盤部と、固定円盤部の
円盤部分と同径で中心は回転軸と一体的に連結連動し表
面全体は回転方向と逆方向に傾斜した角度を有する中心
付近で深く外周部分で浅くなっている多数の条溝を渦状
に形成した挽き臼下部となっており条溝間の山は固定円
盤部の生ごみ通過孔と隙間傾斜を除いた条溝間の山と密
着しつつ回転するようフラットで固定円盤部と回転円盤
部の条溝の交点は中心から外周に向かって移動するため
生ごみと生石灰は中心付近から外周に向かって徐々に細
かくペースト状にまで粉砕混合され水和反応を起こして
脱水・殺菌・消臭・小量化されつつ移動し外周の条溝か
ら処理物を排出させる回転円盤部と、表面に回転円盤部
の裏面を−体的に固定するための取付けバーを内周面か
ら中心に向かい均等間隔に所要数形成しておりその内周
は回転円盤部よりも大径でその内周と回転円盤部外周の
間に形成されるスリットは固定円盤部と回転円盤部の外
周の両者の条溝から排出される処理物が通過するための
ものでありその外周はモーターからの回転を伝導される
駆動ベルトを掛ける面である環状プーリーとから成る攪
拌切断粉砕混合反応装置を有し、本体上面に設けられた
回転カッター部よりも大径で固定円盤部よりも小径な大
孔に回転カッター部を納めた状態で外周に設けた取付け
部でもって固定円盤部を本体上面裏側に固定し、回転カ
ッター部で生ごみと生石灰が効率よく攬拌されるよう内
周面に4本の縦突起を均等に形成したホッパーを本体の
大孔と内周を一致させて底を気密的一体的に本体上面表
側に取り付け、本体にモーターとモーターの回転を減速
させ環状プーリーに伝導する減速プーリーを内設し、モ
ーターから減速プーリーに掛ける伝導ベルトど減速プー
リーから環状プーリーに掛ける駆動ベルトを装着し、本
体内部に攪拌切断粉砕混合反応装置の下方に固定円盤部
と回転円盤部の外周の両者の条溝から排出され回転円盤
部の外周と環状プーリー内周の間のスリットを通って落
下する処理物を受けるための取り外し可能な容器を設け
たことを特徴とする生ごみ処理装置に関するものであ
る。
【0010】本発明は、上記の生ごみ処理装置を用いて
生ごみを処理する方法であって、生ごみに対して生ごみ
の10%〜30%好ましくは20%の生石灰を加えてホ
ッパーに投入し、回転軸の中心から1本以上5本以下の
奇数本を回転軸から均等間隔直線に対し回転方向に
30度傾斜した角度に形成された羽根を有する回転カッ
ター部を回転させ、回転カッター部の羽根で生ごみと生
石灰を攪拌し、回転する羽根から生ごみと生石灰が外側
に逃げないようリングの内側でキープしつつ奇数本の羽
根で生ごみと生石灰を左右の生ごみ通過孔に交互に送り
込み、左右の生ごみ通過孔に送り込まれ落下した生ごみ
と生石灰を回転カッター部と連動して回転する回転円盤
部によって一部削り取って回転円盤部と固定円盤部の間
に巻き込み、左右2つの生ごみ通過孔の孔前側縁が回転
する奇数本の羽根でもって左右交互に外側から中心の内
側に向かって挟交し柔らかい生ごみを孔前側縁のあらゆ
る位置で切断し固い生ごみは孔前側縁を外側から内側に
向かって移動させて最もトルクの強くなる最内側位置で
切断し、生ごみ通過孔の孔前側縁の裏面に形成された大
きな角度の隙間傾斜に生ごみや生石灰を巻き込み回転円
盤部の回転によって固くて大きな切断物をさらに小さく
粉砕し、大きな角度の隙間傾斜と連続して中心側のみに
2つの生ごみ通過孔の途中位置まで形成された小さな角
度の隙間傾斜に生石灰と小さく粉砕された固い粉砕物を
巻き込み回転円盤部の回転によってさらに細かく粉砕
し、生ごみ通過孔を除いた固定円盤部の裏面全体が回転
軸の回転方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外
周部分で浅くなっている多数の条溝を渦状に形成した挽
き臼上部と密着して回転円盤部の表面全体が回転方向と
逆方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外周部分
で浅くなっている多数の条溝を渦状に形成した挽き臼下
部を回転させ固定円盤部と回転円盤部の条溝の交点が中
心から外周に向かって移動するため生ごみと生石灰は中
心付近から外周に向かって徐々に細かくペースト状にま
で粉砕混合され水和反応を起こして脱水・殺菌・消臭・
小量化されつつ移動させ、このとき生石灰ど野菜等の柔
らかい生ごみは生ごみ通過孔の外側位置から切断粉砕混
合反応が開始されても容易に粉砕できるので短時間で処
理を完了させることができ、生石灰と貝殻等の固い生ご
みは生ごみ通過孔の最内側位置から切断粉砕混合反応が
開始されるので柔らかい生ごみ以上に十分に時間をかけ
て粉砕し処理することができ、生ごみと生石灰をペース
ト状にまで粉砕し完全に混合させ水和反応を起こさせて
サラサラになった処理物を固定円盤部と回転円盤部の外
周の条溝から排出して生ごみの乾燥・殺菌・脱臭・少量
化・燃焼カロリー節減・河川の富栄養化防止を達成する
ことを特徴とする生ごみ処理法に関するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の生ごみ処理装置は、回転
カッター部8と固定円盤部19と回転円盤部22と環状
プーリー28からなる攪拌切断粉砕混合反応装置29を
有しており、本発明の生ごみ処理法はこの攪拌切断粉砕
混合反応装置29及び生ごみ処理装置にそったものとな
っている。
【0012】回転円盤部22が固定され回転カッター部
8の回転軸1が連結している環状プーリー28が駆動ベ
ルト27により回転すると、回転カッター部8と回転円
盤部22と環状プーリー28が回転し、固定円盤部19
だけが固定された状態となる(図1(A)参照)。
【0013】回転カッター部8は、ホッパー33に投入
された生ごみ2と生石灰3を攪拌し、生ごみ2と生石灰
3を固定円盤部19の生ごみ通過孔4に送り込む。羽根
5は角柱条なので攪拌に適し、リング6は羽根5を囲む
かたちに形成された角環状なので生ごみ2と生石灰3が
外側に逃げないようにキープしつつ生ごみ通過孔4に送
り込むのに適した構造となっている(図12及び図14
参照)。
【0014】回転カッター部8と固定円盤部19との関
係は、密着して回転し、生ごみ2を生ごみ通過孔4の孔
前側縁13と挟交して切断する。生ごみ通過孔4は18
0度の左右対称位置に2つ形成され、回転カッター部8
の奇数本の羽根5は中心から1本以上5本以下の奇数本
を回転軸1から均等間隔直線に対し回転方向に30
度傾斜した角度に形成されている。羽根5とリング6で
区画された空間部7を有している。したがって、2つの
生ごみ通過孔4は左右交互に、奇数本の羽根5は1本づ
づ順番に、互いに一ケ所で挟交し、同時に2ケ所で挟交
することはない。これによって、モーター26からの力
を1ケ所に集中させ、貝殻や蟹殻等の固い生ごみ2を切
断することが可能となる。羽根は回転方向に30度傾斜
しているので、羽根5が生ごみ通過孔4の外側から中心
の内側に向かって挟交し、生ごみ通過孔4に送り込まれ
た生ごみ2を容易に切断する。野菜等の柔らかい生ごみ
2は孔前側縁13のあらゆる位置で切断され、貝殻や蟹
殻等の固い生ごみ2は孔前側縁13を外側から内側に向
かって移動して最もトルクの強くなる最内側位置までき
て切断される(図12参照)。
【0015】固定円盤部19と回転円盤部22の関係
は、固定円盤部19の裏面の挽き臼上部18と回転円盤
部22の表面の挽き臼下部21が密着して回転する。挽
き臼上部18は生ごみ通過孔4を除いた裏面全体に回転
軸1の回転方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く
外周部分で浅くなっている多数の条溝17を渦状に形成
し、挽き臼下部21は表面全体に回転方向と逆方向に傾
斜した角度を有する中心付近で深く外周部分で浅くなっ
ている多数の条溝20を渦状に形成している。回転円盤
部22の回転により、生ごみ通過孔4に送り込まれ落下
した生ごみ2と生石灰3を一部削り取って固定円盤部1
9と回転円盤部22の間に巻き込み、固定円盤部19と
回転円盤部22の条溝17,20の交点は中心から外周
に向かって移動するため、生ごみ2と生石灰3は中心付
近から外周に向かって徐々に細かくペースト状にまで粉
砕混合され水和反応を起こして脱水・殺菌・消臭・少量
化さつつ移動し、外周の条溝17,20からサラサラの
処理物23となって排出される(図13及び図14参
照)。
【0016】固定円盤部19の生ごみ通過孔4は、孔外
縁11は回転カッター部8のリングの内周の一定区間と
同形でそこから貫通孔10付近の孔内縁12まで延長さ
れた孔前後両側縁13,14は中央が円弧状に拡開され
た形状をしている。これは、大きな生ごみ2でも通過で
きる大きさを確保つつ、裏面の挽き臼上部18の挽き臼
有効面積を最大限確保でき、固い生ごみ2が羽根5に挟
交されて孔前側縁13を移動する際も滑らかで障害にな
らない構成となっている(図5参照)。
【0017】生ごみ通過孔4の孔前側縁13の裏面に
は、生ごみ2や生石灰3を巻き込み、固くて大きな切断
物をさらに小さく粉砕するための大きな角度の隙間傾斜
15を形成し、それと連続した中心側には小さく粉砕さ
れた固い粉砕物を巻き込んでさらに細かく粉砕するため
に2つの生ごみ通過孔4の途中位置まで小さな角度の隙
間傾斜16が形成されている。貝殻や蟹殻等の固い生ご
み2は、孔前側縁13の最内側位置で切断され、大きな
角度の隙間傾斜15でさらに小さく粉砕され、続く小さ
な角度の隙間傾斜16でさらに細かく粉砕される(図1
4参照)。
【0018】生石灰3と野菜等の柔らかい生ごみ2は、
生ごみ通過孔4の外側位置で切断粉砕混合反応が開始さ
れても粉砕が容易なので短時間で処理完了させることが
でき、生石灰3と貝殻等の固い生ごみ2は、生ごみ通過
孔4の最内側位置から切断粉砕混合反応が開始されるの
で柔らかい生ごみ2以上に十分に時間をかけて粉砕し処
理させることができる(図13参照)。
【0019】環状プーリー28は、回転円盤部22と回
転カッター部8の回転軸1と一体的に連結して回転する
ものであり、固定円盤部19と回転円盤部22の外周の
条溝17,20から落下する処理物23は環状プーリー
28の内周と回転円盤部22の外周の間に形成されるス
リット25を通過して落ちる構造となっている(図13
参照)。
【0020】上記した攪拌切断粉砕混合反応装置29を
本体30上面に設けられた回転カッター部8よりも大径
で固定円盤部19よりも大孔31に回転カッター部8を
納めた状態で外周に設けた取付け部9でもって固定円盤
部19を本体30上面裏側に固定する。
【0021】回転カッター部8で生ごみ2と生石灰3が
効率よく攪拌されるよう内周面に4本の縦突起32を均
等に形成したホッパー33を本体30の大孔31と内周
を一致させて底を気密的一体的に本体30上面表側に取
り付ける。縦突起32は生ごみ2と生石灰3の攪拌を効
率よく行なうためである。
【0022】そして、本体30にモーター26とモータ
ー26の回転を減速させ環状プーリー28に伝導する減
速プーリー34を内設し、モーター26から減速プーリ
ー34に掛ける伝導ベルト35と減速プーリー34から
環状プーリー28に掛ける駆動ベルト27を装着する。
【0023】そして、本体30内部に攪拌切断粉砕混合
反応装置29の下方に固定円盤部19と回転円盤部22
の外周の両者の条溝17,20から排出され回転円盤部
22の外周と環状プーリー28内周の間のスリット25
を通って落下する処理物23を受けるための取り外し可
能な容器36を設ける。
【0024】生ごみ処理法は、先ずホッパー33の中に
生ごみ2と生ごみ2の10〜30%好ましくは20%の
生石灰3を投入する。次にモーター26を回転させる。
モーター26の回転は伝導ベルト35、減速プーリー3
4、駆動ベルト、環状プーリー28と伝導される。あと
は自動的に、回転カッター部8が生ごみ2と生石灰3を
攪拌し、回転カッター部8が固定円盤部19の生ごみ通
過孔4に生ごみ2と生石灰3を送り込み、回転カッター
部8と孔前側縁13が挟交して生ごみ2を切断し、回転
円盤部22が生ごみ2の一部を削り取り生石灰3ととも
に回転円盤部22と固定円盤部19の間に巻き込み、挽
き臼上部18と挽き臼下部の間で生ごみ2と生石灰3は
粉砕混合され、水和反応により脱水・殺菌・消臭・少量
化された生ごみ2はサラサラの処理物23となって回転
円盤部22と固定円盤部19の外周の条溝17,20か
ら排出され、攪拌切断粉砕混合反応装置29の下方に設
置した処分のために取り外し可能な容器36の中に落下
し、生ごみ処理が達成される。処理に要する時間は短時
間で、しかも大量に連続して処理することができる。
【0025】容器36内に溜った処理物23は、容器3
6ごと本体30から取り外して処分する。
【0026】処理物23は、生ごみ2が粉砕され生石灰
3とペースト状になるまで混合されることにより、水分
は生石灰3に脱水され、サラサラに乾燥し、消臭されて
無臭化し、雑菌は殺菌され、体積が減少して少量化して
いる。また、乾燥しているので燃焼カロリーは少なくて
済み、河川に流さずに処理できるので富栄養化を防止す
ることができる。
【0027】生ごみ処理装置の大きさは家庭用に小型化
できるので、一般の家庭や外食産業においても容易に設
置することができる。
【0028】
【実施例】添付図面に基づいて本発明の一実施例を説明
するが、この実施例にのみ限定されるベきものでないこ
とは云うまでもない。
【0029】図中8は、中心下部に回転軸1を有し中心
から奇数本の羽根5は中心から1本以上5本以下の奇数
本を回転軸1から均等間隔直線に対し回転方向に3
0度傾斜した角度に形成されており、本実施例では回転
軸1からの120度の直線に対し回転方向に30度傾斜
した角度に生ごみ2と生石灰3を攪拌し生ごみ通過孔4
に順々に送り込んで切断するための3本の角柱状の羽根
5を−体的に形成し、この羽根5を囲むように角環状の
リング6を一体的に形成しリング6と羽根5で3つに区
画された空間部7を有し羽根5とリング6の裏面がフラ
ットである回転カッター部である。
【0030】図中19は、回転カッター部8よりも大径
で、外周部に取付け部9を有し、中心には回転軸1が回
転自在に貫通した貫通孔10を有し、表面は回転カッタ
ー部8の裏面が密着しつつ回転するようフラットであ
り、孔外縁11は回転カッター部8の内周の一定区間と
同形でそこから貫通孔10付近の孔内縁12まで延長さ
れた孔前後両側縁13,14は中央が円弧状に拡開され
て生ごみ通過孔4が形成され、生ごみ通過孔4が中心か
ら180度の左右対称位置に2つ形成され、回転する3
本の羽根5と左右の生ごみ通過孔4が左右交互に挟交し
羽根5が外側から中心の内側に向かって挟交し柔らかい
生ごみ2は孔前側縁13のあらゆる位置で切断され固い
生ごみ2は孔前側縁13を外側から内側に向かって移動
して最もトルクの強くなる最内側位置まできて切断さ
れ、生ごみ通過孔4の孔前側縁13の裏面には生ごみ2
や生石灰3を巻き込み固くて大きな切断物をさらに小さ
く粉砕するための大きな角度の隙間傾斜15を形成し、
それと連続した中心側には小さく粉砕された固い粉砕物
を巻き込んでさらに細かく粉砕するために2つの生ごみ
通過孔4の途中位置まで小さな角度の隙間傾斜16を形
成し、生ごみ通過孔4を除いた裏面全体は回転軸1の回
転方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外周部分
で浅くなっている多数の条溝17を渦状に形成した挽き
臼上部18となっており、条溝17間の山はフラットで
ある固定円盤部である。
【0031】図中22は、固定円盤部19の円盤部分と
同径で、中心は回転軸1と一体的に連結連動し、表面全
体は回転方向と逆方向に傾斜した角度を有する中心付近
で深く外周部分で浅くなっている多数の条溝20を渦状
に形成した挽き臼下部21となっており、条溝20間の
山は固定円盤部19の生ごみ通過孔4と隙間傾斜を除い
た条溝17間の山と密着しつつ回転するようフラット
で、固定円盤部19と回転円盤部22の条溝17,20
の交点は中心から外周に向かって移動するため生ごみ2
と生石灰3は中心付近から外周に向かって徐々に細かく
ペースト状にまで粉砕混合され、水和反応を起こして脱
水・殺菌・消臭・少量化されつつ移動し外周の条溝1
7,20から処理物23を排出させる回転円盤部であ
り、裏面には取付け用部分を有している。
【0032】図中28は、表面に回転円盤部22の裏面
を一体的に固定するための取付けバー24を内周面から
中心に向かい均等間隔に本実施例では3本形成してお
り、その内周は回転円盤部22よりも大径で、その内周
と回転円盤部22外周の間に形成されるスリット25は
固定円盤部19と回転円盤部22の外周の両者の条溝1
7,20から排出される処理物23が通過するためのも
のであり、その外周がモーター26からの回転を伝導さ
れる駆動ベルト27を掛ける面である環状プーリーであ
り、取付けバー24には回転円盤部22の取付け用部分
を有している。
【0033】図中30は本体である。本体30の上面に
設けられた回転カッター部8よりも大径で固定円盤部1
9よりも小径な大孔31に回転カッター部8を納めた状
態で外周に設けられた取付け部9でもって固定円盤部1
9を上面裏側に固定する。回転カッター部8で生ごみ2
と生石灰3が効率よく攪拌されるよう内周面に4本の縦
突起32を均等に形成した円筒状のホッパー33を大孔
31と内周を一致させて底を気密的一体的に本体30の
上面表側に取付けてある。本体30の内部には、モータ
ー26とモーター26の回転を減速させる減速プーリー
34が内設され、モーター26から減速プーリー34に
掛ける伝導ベルト35と減速プーリー34から環状プー
リーに掛ける駆動ベルト27が装着されている。
【0034】図中36は、本体30内部の攪拌切断粉砕
混合反応装置29の下方に設置された取り外し可能な容
器である。
【0035】回転カッター部8と回転円盤部22と環状
プーリー28の回転は回転軸1で一体的に連結され連動
して同方向に回転し、設計変更により回転方向は左右ど
ちらでも構わないが、本実施例においては左方向の回転
となっている。
【0036】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る生ごみ処理装
置及び生ごみ処理法によれば、生ごみが粉砕され生石灰
とペースト状になるまで混合されることにより水和反応
を起こし、水分は生石灰に脱水され、サラサラに乾燥
し、消臭されて無臭化し、雑菌は殺菌され、体積が減少
して少量化させることができる。
【0037】処理物は乾燥しているので燃焼カロリーは
少なくて済み燃料を節減でき経済的であり、河川に流さ
ずに処理できるので富栄養化を防止することができる。
【0038】短時間で、しかも大量に連続して生ごみ処
理を行なうことができる。
【0039】生ごみに混じっている貝殻や蟹殻などの固
い生ごみもペースト状にまで粉砕処理することができ
る。
【0040】生ごみ処理装置の大きさは家庭用に小型化
できるので、一般の家庭や外食産業においても容易に設
置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる生ごみ処理装置の一実施例をあ
らわし、(A)は断面図、(B)は攪拌切断粉砕混合反
応装置の斜視図である。
【図2】攪拌切断粉砕混合反応装置の側面図である。
【図3】ホッパーをあらわし、(A)は斜視図、(B)
は平面図である。
【図4】回転カッター部をあらわし、(A)は斜視図、
(B)は底面図である。
【図5】固定円盤部をあらわし、(A)は平面図、
(B)は底面図である。
【図6】回転円盤部をあらわし、(A)は平面図、
(B)は底面図である。
【図7】環状プーリーをあらわし、(A)は斜視図、
(B)は底面図である。
【図8】本体の上面をあらわす斜視図。
【図9】回転カッター部と固定円盤部を除いた攪拌切断
粉砕混合反応装置をあらわす斜視図。
【図10】回転カッター部を除いた攪拌切断粉砕混合反
応装置をあらわす斜視図。
【図11】攪拌切断粉砕混合反応装置を本体の上面に取
付けた状態をあらわす斜視図。
【図12】(A)〜(E)は攪拌切断粉砕混合反応装置
の説明図である。
【図13】挽き臼下部と挽き臼上部の説明図である。
【図14】生ごみと生石灰と回転カッター部と固定円盤
部と回転円盤部をあらわす説明図。
【符号の説明】
1 回転軸 2 生ごみ 3 生石灰 4 生ごみ通過孔 5 羽根 6 リング 7 空間部 8 回転カッター部 9 取付け部 10 貫通孔 11 孔外縁 12 孔内縁 13 孔前側縁 14 孔後側縁 15 大きな角度の隙間傾斜 16 小さな角度の隙間傾斜 17 条溝 18 挽き臼上部 19 固定円盤部 20 条溝 21 挽き臼下部 22 回転円盤部 23 処理物 24 取付けバー 25 スリット 26 モーター 27 駆動ベルト 28 環状プーリー 29 攪拌切断粉砕混合反応装置 30 本体 31 大孔 32 縦突起 33 ホッパー 34 減速プーリー 35 伝導ベルト 36 容器

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心下部に回転軸(1)を有し中心から
    1本以上5本以下の奇数本を回転軸(1)から均等間
    直線に対し回転方向に30度傾斜した角度に生ごみ
    (2)と生石灰(3)を攪拌し生ごみ通過孔(4)に順
    々に送り込んで切断するための角柱状の羽根(5)を一
    体的に形成しこの羽根(5)を囲むように角環状のリン
    グ(6)を一体的に形成しリング(6)と羽根(5)で
    区画された空間部(7)を有し羽根(5)とリング
    (6)の裏面がフラットである回転カッター部(8)
    と、回転カッター部(8)よりも大径で外周部に取付け
    部(9)を有し中心には回転軸(1)が回転自在に貫通
    した貫通孔(10)を有し表面は回転カッター部(8)
    の裏面が密着しつつ回転するようフラットであり孔外縁
    (11)はリング(6)の内周の一定区間と同形でそこ
    から貫通孔(10)付近の孔内縁(12)まで延長され
    た孔前後両側縁(13)(14)は中央が円弧状に拡開
    されこの生ごみ通過孔(4)が中心から180度の左右
    対称位置に2つ形成され回転する奇数本の羽根(5)と
    左右の生ごみ通過孔(4)が左右交互に挟交し羽根
    (5)が外側から中心の内側に向かって挟交し柔らかい
    生ごみ(2)は孔前側縁(13)のあらゆる位置で切断
    され固い生ごみ(2)は孔前側縁(13)を外側から内
    側に向かって移動して最もトルクの強くなる最内側位置
    まできて切断されるところの生ごみ通過孔(4)の孔前
    側縁(13)の裏面には生ごみ(2)や生石灰(3)を
    巻き込み固くて大きな切断物をさらに小さく粉砕するた
    めの大きな角度の隙間傾斜(15)を形成しそれと連続
    した中心側には小さく粉砕された固い粉砕物を巻き込ん
    でさらに細かく粉砕するために2つの生ごみ通過孔
    (4)の途中位置まで小さな角度の隙間傾斜(16)を
    形成しており生ごみ通過孔(4)を除いた裏面全体は回
    転軸(1)の回転方向に傾斜した角度を有する中心付近
    で深く外周部分で浅くなっている多数の条溝(17)を
    渦状に形成した挽き臼上部(18)となっており条溝
    (17)間の山はフラットである固定円盤部(19)
    と、固定円盤部(19)の円盤部分と同径で中心は回転
    軸(1)と一体的に連結連動し表面全体は回転方向と逆
    方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外周部分で
    浅くなっている多数の条溝(20)を渦状に形成した挽
    き臼下部(21)となっており条溝(20)間の山は固
    定円盤部(19)の生ごみ通過孔(4)と隙間傾斜を除
    いた条溝(17)間の山と密着しつつ回転するようフラ
    ットで固定円盤部(19)と回転円盤部(22)の条溝
    (17)(20)の交点は中心から外周に向かって移動
    するため生ごみ(2)と生石灰(3)は中心付近から外
    周に向かって徐々に細かくペースト状にまで粉砕混合さ
    れ水和反応を起こして脱水・殺菌・消臭・小量化されつ
    つ移動し外周の条溝(17)(20)から処理物(2
    3)を排出させる回転円盤部(22)と、表面に回転円
    盤部(22)の裏面を一体的に固定するための取付けバ
    ー(24)を内周面から中心に向かい均等間隔に所要数
    形成しておりその内周は回転円盤部(22)よりも大径
    でその内周と回転円盤部(22)外周の間に形成される
    スリット(25)は固定円盤部(19)と回転円盤部
    (22)の外周の両者の条溝(17)(20)から排出
    される処理物(23)が通過するためのものでありその
    外周はモーター(26)からの回転を伝導される駆動ベ
    ルト(27)を掛ける面である環状プーリー(28)と
    から成る攪拌切断粉砕混合反応装置(29)を有するこ
    とを特徴とする生ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 中心下部に回転軸(1)を有し中心から
    1本以上5本以下の奇数本を回転軸(1)から均等間
    直線に対し回転方向に30度傾斜した角度に生ごみ
    (2)と生石灰(3)を攪拌し生ごみ通過孔(4)に順
    々に送り込んで切断するための角柱状の羽根(5)を一
    体的に形成しこの羽根(5)を囲むように角環状のリン
    グ(6)を一体的に形成しリング(6)と羽根(5)で
    区画された空間部(7)を有し羽根(5)とリング
    (6)の裏面がフラットである回転カッター部(8)
    と、回転カッター部(8)よりも大径で外周部に取付け
    部(9)を有し中心には回転軸(1)が回転自在に貫通
    した貫通孔(10)を有し表面は回転カッター部(8)
    の裏面が密着しつつ回転するようフラットであり孔外縁
    (11)はリング(6)の内周の一定区間と同形でそこ
    から貫通孔(10)付近の孔内縁(12)まで延長され
    た孔前後両側縁(13)(14)は中央が円弧状に拡開
    されこの生ごみ通過孔(4)が中心から180度の左右
    対称位置に2つ形成され回転する奇数本回転カッター部
    (8)よりも大径で外周部に取付け部(9)を有し中心
    には回転軸(1)が回転自在に貫通した貫通孔(10)
    を有し表面は回転カッター部(8)の裏面が密着しつつ
    回転するようフラットであり孔外縁(11)はリング
    (6)の内周の一定区間と同形でそこから貫通孔(1
    0)付近の孔内縁(12)まで延長された孔前後両側縁
    (13)(14)は中央が円弧状に拡開されこの生ごみ
    通過孔(4)が中心から180度の左右対称位置に2つ
    形成され回転する奇数本の羽根(5)と左右の生ごみ通
    過孔(4)が左右交互に挟交し羽根(5)が外側から中
    心の内側に向かって挟交し柔らかい生ごみ(2)は孔前
    側縁(13)のあらゆる位置で切断され固い生ごみ
    (2)は孔前側縁(13)を外側から内側に向かって移
    動して最もトルクの強くなる最内側位置まできて切断さ
    れるところの生ごみ通過孔(4)の孔前側縁(13)の
    裏面には生ごみ(2)や生石灰(3)を巻き込み固くて
    大きな切断物をさらに小さく粉砕するための大きな角度
    の隙間傾斜(15)を形成しそれと連続した中心側には
    小さく粉砕された固い粉砕物を巻き込んでさらに細かく
    粉砕するために2つの生ごみ通過孔(4)の途中位置ま
    で小さな角度の隙間傾斜(16)を形成しており生ごみ
    通過孔(4)を除いた裏面全体は回転軸(1)の回転方
    向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外周部分で浅
    くなっている多数の条溝(17)を渦状に形成した挽き
    臼上部(18)となっており条溝(17)間の山はフラ
    ットである固定円盤部(19)と、固定円盤部(19)
    の円盤部分と同径で中心は回転軸(1)と一体的に連結
    連動し表面全体は回転方向と逆方向に傾斜した角度を有
    する中心付近で深く外周部分で浅くなっている多数の条
    溝(20)を渦状に形成した挽き臼下部(21)となっ
    ており条溝(20)間の山は固定円盤部(19)の生ご
    み通過孔(4)と隙間傾斜を除いた条溝(17)間の山
    と密着しつつ回転するようフラットで固定円盤部(1
    9)と回転円盤部(22)の条溝(17)(20)の交
    点は中心から外周に向かって移動するため生ごみ(2)
    と生石灰(3)は中心付近から外周に向かって徐々に細
    かくペースト状にまで粉砕混合され水和反応を起こして
    脱水・殺菌・消臭・小量化されつつ移動し外周の条溝
    (17)(20)から処理物(23)を排出させる回転
    円盤部(22)と、表面に回転円盤部(22)の裏面を
    一体的に固定するための取付けバー(24)を内周面か
    ら中心に向かい均等間隔に所要数形成しておりその内周
    は回転円盤部(22)よりも大径でその内周と回転円盤
    部(22)外周の間に形成されるスリット(25)は固
    定円盤部(19)と回転円盤部(22)の外周の両者の
    条溝(17)(20)から排出される処理物(23)が
    通過するためのものでありその外周はモーター(26)
    からの回転を伝導される駆動ベルト(27)を掛ける面
    である環状プーリー(28)とから成る攪拌切断粉砕混
    合反応装置(29)を有し、本体(30)上面に設けら
    れた回転カッター部(8)よりも大径で固定円盤部(1
    9)よりも小径な大孔(31)に回転カッター部(8)
    を納めた状態で外周に設けた取付け部(9)でもって固
    定円盤部(19)を本体(30)上面裏側に固定し、回
    転カッター部(8)で生ごみ(2)と生石灰(3)が効
    率よく攪拌されるよう内周面に4本の縦突起(32)を
    均等に形成したホッパー(33)を本体(30)の大孔
    (31)と内周を一致させて底を気密的一体的に本体
    (30)上面表側に取り付け、本体(30)にモーター
    (26)とモーター(26)の回転を減速させ環状プー
    リー(28)に伝導する減速プーリー(34)を内設
    し、モーター(26)から減速プーリー(34)に掛け
    る伝導ベルト(35)と減速プーリー(34)から環状
    プーリー(28)に掛ける駆動ベルト(27)を装着
    し、本体(30)内部に攪拌切断粉砕混合反応装置(2
    9)の下方に固定円盤部(19)と回転円盤部(22)
    の外周の両者の条溝(17)(20)から排出され回転
    円盤部(22)の外周と環状プーリー(28)内周の間
    のスリット(25)を通って落下する処理物(23)を
    受けるための取り外し可能な容器(36)を設けたこと
    を特徴とする生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の生ごみ処理装置を
    用いて生ごみを処理する方法であって、生ごみ(2)に
    対して生ごみ(2)の10%〜30%好ましくは20%
    の生石灰(3)を加えてホッパー(33)に投入し、回
    転軸(1)の中心から1本以上5本以下の奇数本を回転
    軸(1)から均等間隔直線に対し回転方向に30度
    傾斜した角度に形成された羽根(5)を有する回転カッ
    ター部(8)を回転させ、回転カッター部(8)の羽根
    (5)で生ごみ(2)と生石灰(3)を攪拌し、回転す
    る羽根(5)から生ごみ(2)と生石灰(3)が外側に
    逃げないようリング(6)の内側でキープしつつ奇数本
    の羽根(5)で生ごみ(2)と生石灰(3)を左右の生
    ごみ通過孔(4)に交互に送り込み、左右の生ごみ通過
    孔(4)に送り込まれ落下した生ごみ(2)と生石灰
    (3)を回転カッター部(8)と連動して回転する回転
    円盤部(22)によって−部削り取って回転円盤部(2
    2)と固定円盤部(19)の間に巻き込み、左右2つの
    生ごみ通過孔(4)の孔前側縁(13)が回転する奇数
    本の羽根(5)でもって左右交互に外側から中心の内側
    に向かって挟交し柔らかい生ごみ(2)を孔前側縁(1
    3)のあらゆる位置で切断し固い生ごみ(2)は孔前側
    縁(13)を外側から内側に向かって移動させて最もト
    ルクの強くなる最内側位置で切断し、生ごみ通過孔
    (4)の孔前側縁(13)の裏面に形成された大きな角
    度の隙間傾斜(15)に生ごみ(2)や生石灰(3)を
    巻き込み回転円盤部(22)の回転によって固くて大き
    な切断物をさらに小さく粉砕し、大きな角度の隙間傾斜
    (15)と連続して中心側のみに2つの生ごみ通過孔
    (4)の途中位置まで形成された小さな角度の隙間傾斜
    (16)に生石灰(3)と小さく粉砕された固い粉砕物
    を巻き込み回転円盤部(22)の回転によってさらに細
    かく粉砕し、生ごみ通過孔(4)を除いた固定円盤部
    (19)の裏面全体が回転軸(1)の回転方向に傾斜し
    た角度を有する中心付近で深く外周部分で浅くなってい
    る多数の条溝(17)を渦状に形成した挽き臼上部(1
    8)と密着して回転円盤部(22)の表面全体が回転方
    向と逆方向に傾斜した角度を有する中心付近で深く外周
    部分で浅くなっている多数の条溝(20)を渦状に形成
    した挽き臼下部(21)を回転させ固定円盤部(19)
    と回転円盤部(22)の条溝の交点が中心から外周に向
    かって移動するため生ごみ(2)と生石灰(3)は中心
    付近から外周に向かって徐々に細かくペースト状にまで
    粉砕混合され水和反応を起こして脱水・殺菌・消臭・小
    量化されつつ移動させ、このとき生石灰(3)と野菜等
    の柔らかい生ごみ(2)は生ごみ通過孔(4)の外側位
    置から切断粉砕混合反応が開始されても容易に粉砕でき
    るので短時間で処理を完了させることができ、生石灰
    (3)と貝殻等の固い生ごみ(2)は生ごみ通過孔
    (4)の最内側位置から切断粉砕混合反応が開始される
    ので柔らかい生ごみ(2)以上に十分に時間をかけて粉
    砕し処理することができ、生ごみ(2)と生石灰(3)
    をペースト状にまで粉砕し完全に混合させ水和反応を起
    こさせてサラサラになった処理物(23)を固定円盤部
    (19)と回転円盤部(22)の外周の条溝(17)
    (20)から排出して生ごみ(2)の脱水・殺菌・消臭
    ・少量化・燃焼カロリー節減・河川の富栄養化防止を達
    成することを特徴とする生ごみ処理法。
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