JP2913044B2 - 油圧制御回路 - Google Patents

油圧制御回路

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JP2913044B2
JP2913044B2 JP2064533A JP6453390A JP2913044B2 JP 2913044 B2 JP2913044 B2 JP 2913044B2 JP 2064533 A JP2064533 A JP 2064533A JP 6453390 A JP6453390 A JP 6453390A JP 2913044 B2 JP2913044 B2 JP 2913044B2
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周 蓬田
博之 石見
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧制御回路に関する。
〔従来の技術〕
従来から油圧を用いてアクチュエータを作動させるこ
とにより重量物等を上下方向や水平方向に移動させたり
することは、一般の汎用機械において広く行われてい
る。例えば、パワーショベル等の建設機械における回路
構成は第2図に示すように、作動油タンク31からの油を
メインポンプ32から吐出させ、メイン方向切換弁33を通
してシリンダ34に供給して図示しない作業機を作動さ
せ、あるいはモータ35に供給して旋回作動させて、戻り
側となった方のシリンダ34やモータ35からの油を前記作
動油タンク31に戻すようにしたメイン回路と、作動油タ
ンク31からの油をパイロットポンプ36によりストレーナ
37を経てパイロット圧コントロール弁38に供給して、こ
のパイロット圧コントロール弁38の操作によりパイロッ
ト圧で前記メイン方向切換弁33の方向を切換えると共
に、パイロットポンプ36の戻り油はリリーフ弁39を経て
作動油タンク31に戻すようにしたパイロット回路とより
なる。
したがってメイン方向切換弁33からのリターン回路40
は、リターンフィルタ41を通したのち作動油タンク31に
連通するようになっている。図中、42はサクションスト
レーナ、43はオイルクーラ、44は高圧インラインストレ
ーナ、45は逆止弁、46はドレーン回路である。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような構造であると、リターン回路
40はシリンダ34やモータ35を作動しない場合には、メイ
ンポンプ32の吐出量がそのまま戻ることになるが、シリ
ンダ34やモータ35を作動すると、前記リターン回路40は
シリンダ34やモータ35からの戻り油に切換わるため、リ
ターン回路40に脈動流が生じ、該リターン回路40に設け
られたフィルタ41のエレメント通過流速が一時的に急上
昇する。これを遅くするにはリターンスフィルタ41用と
して大きなエレメントを必要とし、また、これを入れる
ケースも大きなものが必要となる。さらに、シリンダ34
やモータ35の作動中にはリターン回路40の流量変動が大
きいため作動油が脈動流となり、流動変動によるサージ
圧が頻発しており、このサージ圧により、エレメント上
流部に付着する微粒ダストの一部がエレメントを通過す
る、いわゆる吹き付け現象を引き起こす問題があった。
即ち吹き抜けによりエレメントにその濾過孔が拡大する
箇所が生じ、濾過するダスト粒径もこれに応じて大きく
なり、フィルタ性能を損なう不都合が生じていた。
本発明は、上記に鑑み、サージ圧に影響されることな
く安定した濾過性能を発揮できるようにした油圧制御回
路を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目
的としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明に係る油圧制御回路
は、メインポンプにより作動油タンクから作動油を吸入
して方向切換弁を介して作動油タンクに戻すか、又は方
向切換弁を介してアクチュエータに供給すると共にアク
チュエータの戻り油を当該方向切換弁を介して作動油タ
ンクに戻すメイン回路と、サブポンプにより作動油タン
クから作動油を吸入してリリーフ弁を介して作動油タン
クに常時戻すと共にリリーフ弁の上流圧をメイン回路へ
のパイロット圧として用いるパイロット回路とを有する
油圧制御回路において、メイン回路の方向切換弁と作動
油タンクとを接続する油路にフィルタを設けることな
く、サブポンプとリリーフ弁との接続管路(21)にフィ
ルタを設けたことを特徴とする。
〔作用及び効果〕 上記構成によれば、サブ回路の流量はメイン回路に比
較して少量であるのが普通である。このためフィルタを
小形化して装置をコンパクト化できる。またこのため、
フィルタの設置空間の確保、コスト低減及び保守性等が
向上する。さらにまたサブ回路のフィルタには常時一定
量の作動油が循環していると共にメイン回路に比べて小
流量であるために圧力変動が少なく、これに伴いサージ
圧の発生もない。つまりサージ圧によって微粒ダストが
エレメントを吹き抜ける現象がなく、このため濾過する
ダストの粒径が大きくなることがない。即ち濾過品質を
維持でき、フィルタの清浄度が著しく向上するため油圧
機器の寿命が向上する等の優れた効果を奏する。即ち、
上記構成によれば、サージ圧に影響されることなく安定
した濾過性能を発揮できる。
〔実施例〕
以下、実施例を第1図を参照し説明する。実施例はパ
ワーショベル等に使用した場合のもので、説明を分かり
易くするために、前記「従来技術」の欄で説明した従来
の第2図と略同じ回路とした。従って第1図において、
第2図と同一要素には同一符号を附して重複説明は省略
する。即ち第1図における作動油タンク31、サクション
ストレーナ42、メインポンプ32、高圧インラインストレ
ーナ44、メイン方向切換弁33、シリンダ34、モータ35、
ドレーン回路46、逆止弁45及びオイルクーラ43を有する
メイン回路と、前記作動油タンク31、前記サクションス
トレーナ42、パイロットポンプ36、パイロット圧コント
ロール弁38及びリリーフ弁39を有するパイロット回路と
は、夫々の要素とともに、第2図における機能と同じ機
能を有する配置としてある。
かかる構成において、実施例(第1図)には従来技術
(第2図)に対し、次の通り相違する。
即ち、第1図のメイン回路には第2図のメイン回路に
設けたリターンフィルタ41が無く、かつ第1図のパイロ
ット回路には第2図のパイロット回路に設けたストレー
ナ37に代えてフィルタ8を有する点である。
パイロットポンプ36はメインポンプ32の少なくとも15
%以上の流量があり、フィルタ8のエレメント8aの濾過
粒度は10〜15μm程度である。又リリーフ弁39のセット
圧は30kg/cm2にしてある。したがってパイロットポンプ
36の吐出油は30kg/cm2に制御された状態で、エレメント
8aにより濾過されて戻り回路26を通って作動油タンク31
に戻される。このように実施例は新たな循環回路を設け
ることなく既存のパイロット回路を利用することにより
サージ圧から守られたフィルタを設置することができ
る。
実施例の作用効果は次の通り。同じく第1図を参照し
説明する。サブ回路のフィルタ8にはパイロットポンプ
36によりメイン回路のほぼ15%の一定量の作動油が、リ
リーフ弁39により30kg/cm2に制御されて常時循環してい
る。そしてパイロットコントロール弁38を操作して方向
切換弁33を操作しても、方向切換弁33のストローク分の
流量は極めて少量であるためサブ回路の圧力変動は少な
く、これに伴うサージ圧の発生もない。つまりサージ圧
によって微粒ダストがエレメントを吹き抜ける現象がな
く、このため濾過するダストの粒径が大きくなることが
ない。即ち濾過品質を維持でき、フィルタの清浄度が著
しく向上するため油圧機器の寿命が向上する等の優れた
効果を奏する。
なお、上記実施例においては、パイロット回路の場合
について説明したが、このパイロット回路中の作動油が
メイン回路の使用の有無に拘らず常時循環する形式であ
れば、パイロット回路は本実施例に限定されないことは
言うまでもなく、又、適用についてもパワーショベル等
の建設機械に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の油圧制御回路図、第2図は従来の油圧
制御回路である。 8:フィルタ、22:第2サブ回路、26:戻り回路、31:作動
油タンク、32:メインポンプ、33:方向切換弁、34:シリ
ンダ、35:モータ、36:パイロットポンプ(サブポン
プ)、39:リリーフ弁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F15B 21/04 E02F 9/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メインポンプ(32)により作動油タンク
    (31)から作動油を吸入して方向切換弁(33)を介して
    作動油タンク(31)に戻すか、又は方向切換弁(33)を
    介してアクチュエータ(34,35)に供給すると共にアク
    チュエータ(34,35)の戻り油を当該方向切換弁(33)
    を介して作動油タンク(31)に戻すメイン回路と、サブ
    ポンプ(36)により作動油タンク(31)から作動油を吸
    入してリリーフ弁(39)を介して作動油タンク(31)に
    常時戻すと共にリリーフ弁(39)の上流圧をメイン回路
    へのパイロット圧として用いるパイロット回路とを有す
    る油圧制御回路において、メイン回路の方向切換弁(3
    3)と作動油タンク(31)とを接続する油路にフィルタ
    を設けることなく、サブポンプ(36)とリリーフ弁(3
    9)との接続管路(21)にフィルタ(8)を設けたこと
    を特徴とする油圧制御回路」である。
JP2064533A 1990-03-15 1990-03-15 油圧制御回路 Expired - Lifetime JP2913044B2 (ja)

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JPH03265705A JPH03265705A (ja) 1991-11-26
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US10697335B2 (en) * 2015-09-17 2020-06-30 C.C. Jensen A/S Diesel engine bypass (off-line) filtration system with automatic flow control

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