JP2912771B2 - メモリカード装置 - Google Patents
メモリカード装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器に装着して用い
る外部記憶装置、さらに詳しくいえば、半導体メモリで
構成されるメモリカード装置に関する。
る外部記憶装置、さらに詳しくいえば、半導体メモリで
構成されるメモリカード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体としてメモリカードを用いる電
子機器の小形化,薄型化および軽量化が目覚ましい速度
で進んでいる。とりわけ、パソコン,電子手帳の小形化
軽量化は著しい。このような状況下で、ハードディス
ク,フロッピーディスク等の代わりにメモリカードの利
用が増大している。メモリカードでは複数の機器間でデ
ータの交換を行うために、互換性のあるデータ記憶形式
としてDOSファイルフォーマットが用いられるのが一
般的である。メモリカードはこのDOSファイルフォー
マットを用いることによってパーソナルコンピュータ等
の機器間のデータ交換を容易にしている。パーソナルコ
ンピュータにおいては、このファイルフォーマットは一
般的にオペレーティングシステムに用いているファイル
フォーマットであるので、容易にメモリカードを読み書
きする機能を構築することができる。
子機器の小形化,薄型化および軽量化が目覚ましい速度
で進んでいる。とりわけ、パソコン,電子手帳の小形化
軽量化は著しい。このような状況下で、ハードディス
ク,フロッピーディスク等の代わりにメモリカードの利
用が増大している。メモリカードでは複数の機器間でデ
ータの交換を行うために、互換性のあるデータ記憶形式
としてDOSファイルフォーマットが用いられるのが一
般的である。メモリカードはこのDOSファイルフォー
マットを用いることによってパーソナルコンピュータ等
の機器間のデータ交換を容易にしている。パーソナルコ
ンピュータにおいては、このファイルフォーマットは一
般的にオペレーティングシステムに用いているファイル
フォーマットであるので、容易にメモリカードを読み書
きする機能を構築することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一層の
小形軽量を望む電子機器では、メモリカードにこのDO
Sファイルフォーマット形式でデータを記憶する機能を
構築するのはその機器のCPUの負荷を重くするもので
ある。DOSファイルフォーマット形式のメモリカード
は記憶領域が所定の記憶容量に分割され、その1つをク
ラスタと呼ばれる複数の記憶領域に分割されている。ま
た、ブロックデバイスの場合、読み出しおよび書き込み
動作はクラスタ単位で行わなければならない。例えば、
データをメモリカードに書き込む際、まずデータを書き
込む機器のCPUはFAT(ファイルアロケーションテ
ーブル)を調べ、未使用のクラスタを検索しそのクラス
タの物理アドレスを計算し、そのクラスタに順次データ
を書き込むように制御する。次にその書き込もうとして
いるデータがそのクラスタにすべて記憶できなかった場
合、CPUは次の未使用クラスタを検索し同様の書き込
み作業を行う。この作業は書き込もうとしているデータ
がすべて書き込まれるまで継続される。読み出し動作も
同様に、読み出そうとしているクラスタのアドレスをF
ATから計算し、そのクラスタから順次データを読み出
しデータをすべて読み出すまでFATのチェーンを検索
しそのFATに対応するアドレスを計算しデータを読み
出していく。
小形軽量を望む電子機器では、メモリカードにこのDO
Sファイルフォーマット形式でデータを記憶する機能を
構築するのはその機器のCPUの負荷を重くするもので
ある。DOSファイルフォーマット形式のメモリカード
は記憶領域が所定の記憶容量に分割され、その1つをク
ラスタと呼ばれる複数の記憶領域に分割されている。ま
た、ブロックデバイスの場合、読み出しおよび書き込み
動作はクラスタ単位で行わなければならない。例えば、
データをメモリカードに書き込む際、まずデータを書き
込む機器のCPUはFAT(ファイルアロケーションテ
ーブル)を調べ、未使用のクラスタを検索しそのクラス
タの物理アドレスを計算し、そのクラスタに順次データ
を書き込むように制御する。次にその書き込もうとして
いるデータがそのクラスタにすべて記憶できなかった場
合、CPUは次の未使用クラスタを検索し同様の書き込
み作業を行う。この作業は書き込もうとしているデータ
がすべて書き込まれるまで継続される。読み出し動作も
同様に、読み出そうとしているクラスタのアドレスをF
ATから計算し、そのクラスタから順次データを読み出
しデータをすべて読み出すまでFATのチェーンを検索
しそのFATに対応するアドレスを計算しデータを読み
出していく。
【0004】上記の方法はパーソナルコンピュータ等の
機器では実用上問題は生じないが、携帯性を重視した機
器ではCPUの負荷が重くなり、かつCPUがクラスタ
のアドレスを計算し、データの読み書きを行うと時間が
かかるという問題があった。本発明の目的は上記問題を
解決するもので、処理能力の低いCPUを用いた電子機
器においてもメモリカードのデータの読み書きを、CP
Uに負荷をかけることなく高速に行えるメモリカード装
置を提供することにある。
機器では実用上問題は生じないが、携帯性を重視した機
器ではCPUの負荷が重くなり、かつCPUがクラスタ
のアドレスを計算し、データの読み書きを行うと時間が
かかるという問題があった。本発明の目的は上記問題を
解決するもので、処理能力の低いCPUを用いた電子機
器においてもメモリカードのデータの読み書きを、CP
Uに負荷をかけることなく高速に行えるメモリカード装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明によるメモリカード装置は半導体記憶素子と前
記半導体記憶素子に対し読み書き制御を行うメモリ制御
部とを有するメモリカードと、前記メモリカードが装着
され、前記メモリカードとの間でデータの書き込み読み
出しを行うCPUとから構成され、前記半導体記憶素子
はクラスタ単位で分割され、前記CPUは前記メモリカ
ードに記憶されているFATを読み出し、それを参考に
アクセスすべきクラスタのアドレスを決定してアクセス
を行うDOSファイルフォーマット形式のメモリカード
装置において、前記CPUと前記メモリカードの間のデ
ータの読み書きの制御を介在するFATコントローラを
設け、前記CPUは前記メモリカードをアクセスする場
合、前記メモリカードより必要なデータを読取り、前記
FATコントローラに与え、前記FATコントローラは
前記CPUからのデータに基づき前記メモリカードより
FATを読み込み、未使用のファイルが連続しているF
ATおよび前記未使用のファイルが連続しているFAT
と前記読み込んだFATとの対応をとる変換テーブルを
作成し、前記CPUに対し、前記未使用のファイルが連
続しているFATの情報を出力し、前記CPUは前記未
使用のファイルが連続しているFATに基づきアドレス
を決定し、前記決定されたアドレスは前記変換テーブル
によって変換され前記メモリカードのアドレスレジスタ
に設定されるように構成されている。
に本発明によるメモリカード装置は半導体記憶素子と前
記半導体記憶素子に対し読み書き制御を行うメモリ制御
部とを有するメモリカードと、前記メモリカードが装着
され、前記メモリカードとの間でデータの書き込み読み
出しを行うCPUとから構成され、前記半導体記憶素子
はクラスタ単位で分割され、前記CPUは前記メモリカ
ードに記憶されているFATを読み出し、それを参考に
アクセスすべきクラスタのアドレスを決定してアクセス
を行うDOSファイルフォーマット形式のメモリカード
装置において、前記CPUと前記メモリカードの間のデ
ータの読み書きの制御を介在するFATコントローラを
設け、前記CPUは前記メモリカードをアクセスする場
合、前記メモリカードより必要なデータを読取り、前記
FATコントローラに与え、前記FATコントローラは
前記CPUからのデータに基づき前記メモリカードより
FATを読み込み、未使用のファイルが連続しているF
ATおよび前記未使用のファイルが連続しているFAT
と前記読み込んだFATとの対応をとる変換テーブルを
作成し、前記CPUに対し、前記未使用のファイルが連
続しているFATの情報を出力し、前記CPUは前記未
使用のファイルが連続しているFATに基づきアドレス
を決定し、前記決定されたアドレスは前記変換テーブル
によって変換され前記メモリカードのアドレスレジスタ
に設定されるように構成されている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、CPUにとってアクセスす
るアドレスが連続して見え、CPUはクラスタが変わる
都度データを読み書きするアドレスを計算することなく
データの読み書きができる。したがって、CPUにとっ
て負荷が軽減化するとともに読み書きの速度の高速化が
図れる。
るアドレスが連続して見え、CPUはクラスタが変わる
都度データを読み書きするアドレスを計算することなく
データの読み書きができる。したがって、CPUにとっ
て負荷が軽減化するとともに読み書きの速度の高速化が
図れる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明によるメモリカード装置の実施
例を示すブロック図である。本図は自動インクリメント
機能を有するI/O方式のメモリカードの例である。I
/O方式のメモリカードは、データの読み書きを行う場
合、まずメモリカード内のアドレスレジスタにその読み
書きを行うアドレスを書き込み、次にそのアドレスへの
読み書きを行い、ついでまた読み書きするアドレスをメ
モリカード内のアドレスレジスタに書き込み、つぎにそ
のアドレスへの読み書きを行うような制御を行うメモリ
カードである。自動インクリメント機能は最初にメモリ
カード内のアドレスレジスタにアドレスが設定され、そ
の後データの書き込みまたは読み出しが再度、アドレス
レジスタにアドレスが設定されることなく連続して行わ
れると、自動的にメモリカード内部で読み出しまたは書
き込みのためのアドレスを発生させることにより連続し
たアドレスに対しデータの読み書きを行うようにするも
のである。
説明する。図1は本発明によるメモリカード装置の実施
例を示すブロック図である。本図は自動インクリメント
機能を有するI/O方式のメモリカードの例である。I
/O方式のメモリカードは、データの読み書きを行う場
合、まずメモリカード内のアドレスレジスタにその読み
書きを行うアドレスを書き込み、次にそのアドレスへの
読み書きを行い、ついでまた読み書きするアドレスをメ
モリカード内のアドレスレジスタに書き込み、つぎにそ
のアドレスへの読み書きを行うような制御を行うメモリ
カードである。自動インクリメント機能は最初にメモリ
カード内のアドレスレジスタにアドレスが設定され、そ
の後データの書き込みまたは読み出しが再度、アドレス
レジスタにアドレスが設定されることなく連続して行わ
れると、自動的にメモリカード内部で読み出しまたは書
き込みのためのアドレスを発生させることにより連続し
たアドレスに対しデータの読み書きを行うようにするも
のである。
【0008】CPU1と、メモリ制御部4およびメモリ
部5よりなるメモリカード3との間にFATコントロー
ラ2が接続されている。CPU1がメモリカード3に対
しアクセスする場合、FATコントローラ2を介在して
行う。まず、メモリカード3にデータの書き込みを行う
場合について説明する。CPU1はFATコントローラ
2を介してメモリカード3のブートパラメータブロック
(BPB)を読み、メモリカード3にアクセスするため
に必要なデータ(分割されているセクタ,クラスタが物
理的にどのように配置されているか等のデータ。なお、
クラスタは複数の連続したセクタで構成されている。)
を読み取る。そして、FATコントローラ2に対し、上
記必要なデータを与える。FATコントローラ2はCP
U1からのデータに基づきメモリカード3よりFATを
読み込み、未使用のファイルが連続しているFATを作
成する。さらにこの未使用のファイルが連続しているF
ATと実際のFAT(メモリカード3より読み込んだF
AT)との変換テーブルを作成する。
部5よりなるメモリカード3との間にFATコントロー
ラ2が接続されている。CPU1がメモリカード3に対
しアクセスする場合、FATコントローラ2を介在して
行う。まず、メモリカード3にデータの書き込みを行う
場合について説明する。CPU1はFATコントローラ
2を介してメモリカード3のブートパラメータブロック
(BPB)を読み、メモリカード3にアクセスするため
に必要なデータ(分割されているセクタ,クラスタが物
理的にどのように配置されているか等のデータ。なお、
クラスタは複数の連続したセクタで構成されている。)
を読み取る。そして、FATコントローラ2に対し、上
記必要なデータを与える。FATコントローラ2はCP
U1からのデータに基づきメモリカード3よりFATを
読み込み、未使用のファイルが連続しているFATを作
成する。さらにこの未使用のファイルが連続しているF
ATと実際のFAT(メモリカード3より読み込んだF
AT)との変換テーブルを作成する。
【0009】図3に未使用のファイルが連続しているF
ATと実際のFATとの間の変換を行うテーブルの一例
を示す。図中、(A)はメモリカード中の実際のFAT
であり、(B)はFATコントローラ2が作成した未使
用のファイルが連続しているFATである。FAT
(A)のアドレスとデータとの対応はつぎのようになっ
ている。アドレスN−1に対しデータNが書き込まれ、
つぎのアドレスがNであることが示されている。さらに
アドレスNに対しデータN+1が書き込まれ、つぎのア
ドレスがN+1であることが示され、アドレスN+1に
対しデータFFFが書き込まれている。FFFはデータ
終了を意味する。したがって、連続したアドレスN−
1,Nにデータが書き込まれていることが分かる。つぎ
にアドレスN+2に対しデータ000が書き込まれてい
る。000はデータが無いことを意味する。アドレスN
+3に対してはデータN+4が書き込まれ、アドレスN
+4にデータFFFが書き込まれ、アドレスN+3にデ
ータが書き込まれていることが分かる。アドレスN+5
およびN+6にはデータ000が書き込まれ、データが
ないことが分かる。
ATと実際のFATとの間の変換を行うテーブルの一例
を示す。図中、(A)はメモリカード中の実際のFAT
であり、(B)はFATコントローラ2が作成した未使
用のファイルが連続しているFATである。FAT
(A)のアドレスとデータとの対応はつぎのようになっ
ている。アドレスN−1に対しデータNが書き込まれ、
つぎのアドレスがNであることが示されている。さらに
アドレスNに対しデータN+1が書き込まれ、つぎのア
ドレスがN+1であることが示され、アドレスN+1に
対しデータFFFが書き込まれている。FFFはデータ
終了を意味する。したがって、連続したアドレスN−
1,Nにデータが書き込まれていることが分かる。つぎ
にアドレスN+2に対しデータ000が書き込まれてい
る。000はデータが無いことを意味する。アドレスN
+3に対してはデータN+4が書き込まれ、アドレスN
+4にデータFFFが書き込まれ、アドレスN+3にデ
ータが書き込まれていることが分かる。アドレスN+5
およびN+6にはデータ000が書き込まれ、データが
ないことが分かる。
【0010】FAT(B)はFAT(A)の未使用のフ
ァイルが連続するように組み替えしたテーブルである。
アドレスM−1〜M+1にデータM〜FFFが書き込ま
れている。さらにアドレスM+1,M+3にデータM+
3,FFFが書き込まれており、アドレスM+4〜M+
6にデータ000が書き込まれ、FAT(A)と異なり
未使用のファイルを連続とするようなテーブルになって
いる。FAT(A)と(B)との間の矢印はFAT
(B)のどのアドレスをFAT(A)のどのアドレスに
変換するかを示すもので、この変換のデータが変換テー
ブルを構成する。
ァイルが連続するように組み替えしたテーブルである。
アドレスM−1〜M+1にデータM〜FFFが書き込ま
れている。さらにアドレスM+1,M+3にデータM+
3,FFFが書き込まれており、アドレスM+4〜M+
6にデータ000が書き込まれ、FAT(A)と異なり
未使用のファイルを連続とするようなテーブルになって
いる。FAT(A)と(B)との間の矢印はFAT
(B)のどのアドレスをFAT(A)のどのアドレスに
変換するかを示すもので、この変換のデータが変換テー
ブルを構成する。
【0011】FATコントローラ2はCPU1がアクセ
スのためにFATを読みにきたとき、図3の(B)に示
すFATの情報を出力する。CPU1はこれにより未使
用のファイルが連続しているように認識することができ
る。CPU1は上記FATの情報により未使用の領域の
記憶容量の合計が書き込もうとしているデータの容量よ
り大きいかどうかを比較し、未使用の領域の方が大きけ
れば書き込み動作を行う。CPU1はデータを書き込む
領域が書き込むデータに対し十分であり、かつその領域
が連続していれば、まず、アドレスをFATコントロー
ラ2に送出し、変換テーブルによりそのアドレスを変換
してメモリカード3のアドレスレジスタにI/Oアドレ
スを設定する。そして、クラスタが変わってもFATを
新たに検索し新たなデータの書き込み領域のアドレスを
計算してI/Oアドレスをメモリカードに設定すること
なく連続した書き込み動作を行う書き込みプログラムを
組み込む。
スのためにFATを読みにきたとき、図3の(B)に示
すFATの情報を出力する。CPU1はこれにより未使
用のファイルが連続しているように認識することができ
る。CPU1は上記FATの情報により未使用の領域の
記憶容量の合計が書き込もうとしているデータの容量よ
り大きいかどうかを比較し、未使用の領域の方が大きけ
れば書き込み動作を行う。CPU1はデータを書き込む
領域が書き込むデータに対し十分であり、かつその領域
が連続していれば、まず、アドレスをFATコントロー
ラ2に送出し、変換テーブルによりそのアドレスを変換
してメモリカード3のアドレスレジスタにI/Oアドレ
スを設定する。そして、クラスタが変わってもFATを
新たに検索し新たなデータの書き込み領域のアドレスを
計算してI/Oアドレスをメモリカードに設定すること
なく連続した書き込み動作を行う書き込みプログラムを
組み込む。
【0012】これによりCPU1の書き込みは連続した
一連のI/Oアドレス空間への書き込み動作となる。し
たがって、最初に書き込みを行うI/Oアドレスをメモ
リカードのアドレスレジスタに設定した後は、連続した
書き込み制御信号によりデータをメモリカードのメモリ
部5に書き込んでいく。この書き込み動作において、F
ATコントローラ2はCPU1が設定するI/Oアドレ
スを、内部に持っている変換テーブル(図3のテーブ
ル)により、実際のメモリカードにおける物理アドレス
に変換し、メモリカードのI/Oアドレスレジスタへ書
き込みを行う。書き込みデータが複数のクラスタにまた
がる場合、つぎのクラスタへデータの書き込みが行われ
る際、書き込まれるデータの数を数えることにより1つ
のクラスタへのデータの書き込みが終了したか否かを判
断し、引き続きデータの書き込みが行われた場合、内部
に持っている変換テーブルから新たな書き込みを行うク
ラスタのアドレスをメモリカードのI/Oアドレスレジ
スタに書き込み、データの書き込みを継続する。
一連のI/Oアドレス空間への書き込み動作となる。し
たがって、最初に書き込みを行うI/Oアドレスをメモ
リカードのアドレスレジスタに設定した後は、連続した
書き込み制御信号によりデータをメモリカードのメモリ
部5に書き込んでいく。この書き込み動作において、F
ATコントローラ2はCPU1が設定するI/Oアドレ
スを、内部に持っている変換テーブル(図3のテーブ
ル)により、実際のメモリカードにおける物理アドレス
に変換し、メモリカードのI/Oアドレスレジスタへ書
き込みを行う。書き込みデータが複数のクラスタにまた
がる場合、つぎのクラスタへデータの書き込みが行われ
る際、書き込まれるデータの数を数えることにより1つ
のクラスタへのデータの書き込みが終了したか否かを判
断し、引き続きデータの書き込みが行われた場合、内部
に持っている変換テーブルから新たな書き込みを行うク
ラスタのアドレスをメモリカードのI/Oアドレスレジ
スタに書き込み、データの書き込みを継続する。
【0013】メモリカードへI/Oアドレスの書き込み
を行っている場合にCPU1からデータの書き込み信号
を受け取ったときは、CPU1に対しウエイト信号を返
し、アドレスの書き込みが終了するまでCPU1を待機
させる。CPU1はウエイト信号を受けると、書き込み
動作をウエイト状態にし、FATコントローラ2から解
除信号を受けるまでその状態を保持する。ウエイト信号
が解除されると、CPU1は引き続きデータの書き込み
を行い、データをすべて書き込むまでFATコントロー
ラ2とCPU1はこの動作を繰り返す。FATコントロ
ーラ2はクラスタサイズと等しいサイズのメモリを持っ
ており、このメモリに予めブートセクタ,FAT,ルー
トディレクトリ等を含む最初のクラスタを読み込む。こ
のメモリに読み込んだデータの中のFATはデータの書
き込みが行われる際、更新されるデータである。FAT
コントローラ2はこのメモリ上のFATに対し、CPU
1が書き込みを行ったFATを、自らが持っている変換
テーブルから計算したデータに基づき書換えを行う。C
PU1はデータの書き込みが終了すると、FATコント
ローラ2にその旨を通知する。FATコントローラ2は
データの書き込みにより新たに作成されたFATをメモ
リカード上のFATに書き込む。
を行っている場合にCPU1からデータの書き込み信号
を受け取ったときは、CPU1に対しウエイト信号を返
し、アドレスの書き込みが終了するまでCPU1を待機
させる。CPU1はウエイト信号を受けると、書き込み
動作をウエイト状態にし、FATコントローラ2から解
除信号を受けるまでその状態を保持する。ウエイト信号
が解除されると、CPU1は引き続きデータの書き込み
を行い、データをすべて書き込むまでFATコントロー
ラ2とCPU1はこの動作を繰り返す。FATコントロ
ーラ2はクラスタサイズと等しいサイズのメモリを持っ
ており、このメモリに予めブートセクタ,FAT,ルー
トディレクトリ等を含む最初のクラスタを読み込む。こ
のメモリに読み込んだデータの中のFATはデータの書
き込みが行われる際、更新されるデータである。FAT
コントローラ2はこのメモリ上のFATに対し、CPU
1が書き込みを行ったFATを、自らが持っている変換
テーブルから計算したデータに基づき書換えを行う。C
PU1はデータの書き込みが終了すると、FATコント
ローラ2にその旨を通知する。FATコントローラ2は
データの書き込みにより新たに作成されたFATをメモ
リカード上のFATに書き込む。
【0014】次にメモリカードからのデータの読み出し
動作について説明する。かかる場合もFATコントロー
ラ2はCPU1に対してファイルが連続しているような
FATを内部で作成するとともに、このFATと実際の
FATとの間の変換テーブルを作成する。CPU1は連
続したI/Oアドレス空間のデータを読み出し、FAT
コントローラ2が実際のメモリカード3のI/Oアドレ
スを制御することによりデータを読み出すことができ
る。
動作について説明する。かかる場合もFATコントロー
ラ2はCPU1に対してファイルが連続しているような
FATを内部で作成するとともに、このFATと実際の
FATとの間の変換テーブルを作成する。CPU1は連
続したI/Oアドレス空間のデータを読み出し、FAT
コントローラ2が実際のメモリカード3のI/Oアドレ
スを制御することによりデータを読み出すことができ
る。
【0015】図2は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図である。第1図の実施例との相違はCPU1とFA
Tコントローラ2に一時記憶部6が接続されている点で
あり、他の構成部は基本的には変わらない。CPU1は
メモリカードへ書き込むデータを一時記憶部6に記憶さ
せ、メモリカード3から書き込みに必要なデータを読み
出し、FATコントローラ2が必要なデータを与え、設
定する。FATコントローラ2は図1と同様に未使用の
ファイルが連続するFATと、このFATと実際のFA
Tとの変換を行うテーブルを作成する。FATコントロ
ーラ2はCPU1から書き込み信号を受けると、CPU
1が示すアドレスを変換テーブルによって変換しメモリ
カードのアドレスレジスタに設定する。そして、一時記
憶部6よりデータを読み出し、メモリカードへの書き込
みを行う。CPU1はメモリカード3へのデータ書き込
みに際し、FATコントローラ2に必要なデータ設定を
行うだけで良く、実際の書き込みはFATコントローラ
2が行うため他の処理を行うことができる。メモリカー
ドからデータを読み出す場合も同様にすることができ
る。
ク図である。第1図の実施例との相違はCPU1とFA
Tコントローラ2に一時記憶部6が接続されている点で
あり、他の構成部は基本的には変わらない。CPU1は
メモリカードへ書き込むデータを一時記憶部6に記憶さ
せ、メモリカード3から書き込みに必要なデータを読み
出し、FATコントローラ2が必要なデータを与え、設
定する。FATコントローラ2は図1と同様に未使用の
ファイルが連続するFATと、このFATと実際のFA
Tとの変換を行うテーブルを作成する。FATコントロ
ーラ2はCPU1から書き込み信号を受けると、CPU
1が示すアドレスを変換テーブルによって変換しメモリ
カードのアドレスレジスタに設定する。そして、一時記
憶部6よりデータを読み出し、メモリカードへの書き込
みを行う。CPU1はメモリカード3へのデータ書き込
みに際し、FATコントローラ2に必要なデータ設定を
行うだけで良く、実際の書き込みはFATコントローラ
2が行うため他の処理を行うことができる。メモリカー
ドからデータを読み出す場合も同様にすることができ
る。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように本発明はCPUと
メモリカードとの間にFATコントローラを接続し、F
ATコントローラでメモリカードの実際のFATと未使
用のファイルが連続するFATとの変換テーブルを作成
し、CPUからのアドレスを変換テーブルで変換してメ
モリカードのアドレスレジスタに設定するように構成さ
れているので、CPUは連続したI/Oアドレス空間に
対して読み書きを行え、クラスタが変っても新たにアド
レスの計算をする必要がない。したがって、メモリカー
ドへのアクセスを高速にできるとともにCPUの負荷を
軽減できるという効果がある。特にパーソナルコンピュ
ータとのデータ互換を必要とし、かつDOSファイルシ
ステムのデータ記憶方式だけを取り込むような小形機器
においては、CPUの制御プログラムを複雑にすること
なく高速にデータを読み書きでき、その効果は大きい。
メモリカードとの間にFATコントローラを接続し、F
ATコントローラでメモリカードの実際のFATと未使
用のファイルが連続するFATとの変換テーブルを作成
し、CPUからのアドレスを変換テーブルで変換してメ
モリカードのアドレスレジスタに設定するように構成さ
れているので、CPUは連続したI/Oアドレス空間に
対して読み書きを行え、クラスタが変っても新たにアド
レスの計算をする必要がない。したがって、メモリカー
ドへのアクセスを高速にできるとともにCPUの負荷を
軽減できるという効果がある。特にパーソナルコンピュ
ータとのデータ互換を必要とし、かつDOSファイルシ
ステムのデータ記憶方式だけを取り込むような小形機器
においては、CPUの制御プログラムを複雑にすること
なく高速にデータを読み書きでき、その効果は大きい。
【図1】本発明によるメモリカード装置の実施例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】本発明によるメモリカード装置の他の実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】FATの変換テーブルの例を示す図である。
1 CPU 2 FATコントローラ 3 メモリカード 4 メモリ制御部 5 メモリ部 6 一時記憶部
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体記憶素子と前記半導体記憶素子に
対し読み書き制御を行うメモリ制御部を有するメモリカ
ードと、前記メモリカードが装着され、前記メモリカー
ドとの間でデータの書き込み読み出しを行うCPUとか
ら構成され、前記半導体記憶素子はクラスタ単位で分割
され、前記CPUは前記メモリカードに記憶されている
FATを読み出し、それを参考にアクセスすべきクラス
タのアドレスを決定してアクセスを行うDOSファイル
フォーマット形式のメモリカード装置において、 前記CPUと前記メモリカードの間のデータの読み書き
の制御を介在するFATコントローラを設け、 前記CPUは前記メモリカードをアクセスする場合、前
記メモリカードより必要なデータを読取り、前記FAT
コントローラに与え、 前記FATコントローラは前記CPUからのデータに基
づき前記メモリカードよりFATを読み込み、未使用の
ファイルが連続しているFATおよび前記未使用のファ
イルが連続しているFATと前記読み込んだFATとの
対応をとる変換テーブルを作成し、前記CPUに対し、
前記未使用のファイルが連続しているFATの情報を出
力し、 前記CPUは前記未使用のファイルが連続しているFA
Tに基づきアドレスを決定し、前記決定されたアドレス
は前記変換テーブルによって変換され前記メモリカード
のアドレスレジスタに設定されるように構成したことを
特徴とするメモリカード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21542192A JP2912771B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | メモリカード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21542192A JP2912771B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | メモリカード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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